JP4218960B2 - インク容器および記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピットイン方式のインクジェット記録ヘッドに用いられる、気液分離部材を備えるインク容器および記録装置に関する。
従来のインクジェット記録装置には、図4に示すように、記録ヘッドがガイド軸によってガイドされながら被記録材上を左右に走査しながら記録が行われる。このときのインク供給手段としてよく使われている方式には、図4に示すように、インクを吐出するためのノズルを備える記録ヘッド101と、インクを保持しているメインタンク104とが1つにまとめられてなるヘッドカートリッジ101bがキャリッジ101a上に設けられ、このキャリッジ101aがガイド軸108に沿って移動することでヘッドカートリッジ101bを走査させて印字を行う、いわゆるヘッドカートリッジ方式がある。
また、図5に示すように、キャリッジ201a上には、記録ヘッド201のみが設けられ、インクが収容されたタンクカートリッジ201cが記録装置本体側に設けられ、記録ヘッド201とタンクカートリッジ201cとの間を、フレキシブルなインク供給チューブ201dを介してつなぐことで、記録ヘッド201にインクを供給するいわゆるタンクカートリッジ方式のものもある。
しかしながら、ヘッドカートリッジ方式では、キャリッジ201a上にインクをその中に保持するヘッドカートリッジ201bを有することで、インクの重量の分だけ全体重量が重くなるので、キャリッジ201aの高速走査の妨げになり、また重量を軽くするためにヘッドカートリッジ201bを小型化した場合に、印字可能な枚数が少なくなるなどの欠点があった。
また、タンクカートリッジ方式では、記録装置本体側に設けられたインクカートリッジ201cと記録ヘッド201とをインク供給チューブ201dを介してつなぎために機構が複雑になり、インクジェット記録装置の小型化が難しいという欠点があった。
そこで、キャリッジ上には、記録ヘッドのみが設けられ、キャリッジがホームポジションあるいは所定の位置にあるときに、キャリッジ上の記録ヘッドに所定量のインクを供給するように構成された、いわゆるピットイン方式のインクジェット記録装置が考えられた。
図6に、ピットイン方式のインクジェット記録装置の斜視図を示す。図6に示すように、キャリッジ301a上には、紙送りローラ321によって搬送される記録紙320に記録を行う記録ヘッド301が搭載されている。このキャリッジ301aは、ガイド軸308で移動方向が案内されるように構成されている。インクを記録ヘッド301のサブタンク303に補充するためのメインタンク304が、ホームポジション323に配置されており、このメインタンク304には、サブタンク303のインク導入口311に接続されるジョイント部材310が設けられている。インクジェット記録素子を密閉、保護するためのダミーキャップ306、インクジェット記録素子のノズルからインクを吸引するための吸引キャップ305、サブタンク303の通気口315から吸気するための吸気キャップ322が、負圧発生装置307とそれぞれ連通して設けられている。
このインクジェット記録装置についてピットイン動作を説明する。非記録時、記録ヘッド301は、吸引キャップ305、吸気キャップ322、ダミーキャップ306、メインタンク304と接続可能な位置であるホームポジション323に待機している。印字信号が記録装置本体に送られた際、ダミーキャップ306がインクジェット記録素子の吐出口を密閉し、メインタンク304のジョイント部材310とサブタンク303のインク導入口311とが接続される。そして、吸気キャップ322とサブタンク303の通気口315とが接続され、負圧発生装置307が作動し、サブタンク303内を減圧することで、メインタンク304からサブタンク303にインクが供給される。
次に、サブタンク303内の減圧時にノズル内のインクがサブタンク303側に逆流したり、増粘インクのノズルへの目詰まりを回復させ吐出特性を良好にするために回復動作が行われる。この回復動作では、サブタンク303の通気口315とインク導入口311が開放され、インクジェット記録素子に吸引キャップ305が接続され、負圧発生装置307が作動し、ノズル内のインクを吸引する。さらに、インクの吸引後に記録ヘッド301の吐出口面に付着したインクの拭き取り(ワイピング)、ワイピングによってノズル内に押し込まれた混色インクを除去するための予備吐出を行い、記録紙320への記録動作が開始される。
このように、ピットイン方式は、キャリッジ301a上にインクジェット記録素子とサブタンク303のみが支持されているため、キャリッジ301aを軽くできるので、インクジェット記録ヘッド301を比較的高速で走査させることができる。また、このピットイン方式は、ホームポジション323でメインタンク304からインクが補充されるので、印字枚数も増やすことができる。さらに、タンクカートリッジ方式のように、キャリッジ301aとメインタンク304とをインク供給チューブを介してつなぐ必要がないので、インクジェット記録装置の構成が非常に簡素化されるという利点もある。
このピットイン方式のインクジェット記録装置では、メインタンクからサブタンクへのインクの補充機構として、ピットイン時に、サブタンクに供給可能なインク量をセンサで検知してインクを供給する供給系を制御する構成が開示されている(特許文献1参照。)。しかしながら、この構成は、機構が非常に複雑かつ繊細で、製造コストがかさんでしまう不都合がある。
これを解決するために、サブタンクに気液分離部材が配置されたピットイン方式インクジェット記録ヘッドが提案されている。図7(a)に、この気液分離部材が配置されたピットイン方式のインクジェット記録ヘッドの断面図を示し、図7(b)に、B−B断面図を示す。
このインクジェット記録ヘッドは、図6に示したようなインクジェット記録装置に搭載される。図7(a)および図7(b)に示すように、サブタンク403のインク貯留部は、インク導入管412のインク導入口411と連通されており、内部に、このインク導入口411から導入されたインクを吸収保持するインク吸収部材437が配置されている。気液分離部材433は、インク貯留部構成部材435に固定され、排気路436とインク貯留部との境界に位置して設けられている。この気液分離部材433は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などによって厚さ数十μm程度に形成されてなる多孔質部材が用いられ、気体を通過させるがインクなどの液体を遮断するように形成されている。
また、図7(b)に示すように、インク貯留部は、3つのインク収容部に分割されており、1枚の気液分離部材433がインク貯留部構成部材435の外周にあるリブの内側に熱溶着されて、各インク貯留部を分断するように固定されている。排気路構成部材434は、インク貯留部構成部材435と同じ材料であるポリスルホン樹脂が用いられており、リブの外周に熱溶着されて固定され、3つのインク貯留部共通の排気路436を構成している。
以上のように構成されたインクジェット記録ヘッドについて、インク補充動作を説明する。印字信号が記録装置本体に送られた際、ダミーキャップ406がインクジェット記録素子438の吐出口を密閉し、メインタンク(不図示)のジョイント部材410とサブタンク403のインク導入口411とが接続される。そして、吸気キャップ405とサブタンク403の通気口415とが接続され、負圧発生装置が作動することで、インク容器436内の空気が、気液分離部材433を通して通気口415から排出される。
これに伴ってサブタンク403内が減圧され、メインタンク404からジョイント部材410、インク導入口411を通って、インク容器436内が一杯になるまでインクが供給される。このインク供給直後に、インクの吐出不良を防止するための回復動作、ワイピング動作、初期予備吐出がそれぞれ行われ、その後、被記録材に対して記録動作が開始される。
上述した負圧発生装置の吸気量がサブタンクの内容積以上であれば、インク容器436内に残ったインク量がどのような状態であっても、インク容器436内の空気は、気液分離部材433を通して排出され、インク容器436が代わりに新しいインクで一杯に満たされ、いわゆる満タンに補給されることになる。このようにインクを満タンに注入するためには、一定量以上の空気を吸い出すことで完了するため、空気の吸出し制御を行う必要がなく、負圧発生装置に、吸気量が余裕をもって充分に確保されることで、原理的には容易に実現可能である。
特開平08−112913号公報
ところで、上述した気液分離部材が配置された従来のピットイン方式のインクジェット記録ヘッドでは、図7(a)および図7(b)に示したように、一般に、インク貯留部構成部材435に、射出成型装置で形成するために樹脂材が用いられ、排気路構成部材434に、一般的に組み立て性が良い熱溶着または超音波溶着で溶着するために、インク貯留部構成部材435と同じ樹脂材が使用され、なおかつ厚みが薄い構成にされていた。
このため、インク貯留部構成部材435と比べて、排気路構成部材434の熱容量は小さいものであった。また、インクジェット記録ヘッドでは、より一層の小型化を図るために、排気路436の一部である気液分離部材433と排気路構成部材434との間隔が非常に狭くされている。この構成に比して、インク貯留部は、容積がある程度大きくされており、印字終了後に、少なからず空気よりも熱容量が大きいインクが残った状態となる。
このように、気液分離部材433の排気路436側は、インク貯留部側と比べて非常に熱容量が小さい。このため、インクジェット記録ヘッドは、環境温度の変化に対する温度変化速度の差が、気液分離部材433の排気路436側とインク貯留部側とで非常に大きい構成となっていた。
このため、例えば25℃の常温環境下から−20℃の低温環境下にインクジェット記録装置を移した場合には、気液分離部材433の表面および気孔内で水分の結露、凍結が発生する。これが原因で、インクジェット記録装置を再度常温環境下に戻してピットインインク供給動作を行った場合には、インク貯留部内のインクが気液分離部材433を通過して排気路436側に漏れ出すという問題が生じる場合があった。
ここで、図7に示したインクジェット記録ヘッドは、ポリスルホン樹脂からなる排気路構成部材434の厚みが2mm、面積が9cm2、排気路436である排気路構成部材434と気液分離部材433との間隔が1mmである。3つの各インク貯留部には、総量約0.5ccに対して各約0.3cc程度のインクが含まれている。
比熱をポリスルホン樹脂が1.3[J/g・K]、インクが4.1[J/g・K]、空気が1[J/g・K]として熱容量を概算すれば、気液分離部材433は、排気路436側の熱容量が約2.8[J・K]、インク貯留部側の熱容量が約15.1[J・K]となる。したがって、排気路436側の熱容量は、インク貯留部側の熱容量の1/5程度である。
このインクジェット記録ヘッドを常温環境下から−20℃の低温環境下に移したときの、気液分離部材433の排気路436側近傍およびインク貯留部側近傍の各温度変化を図8に示す。図8において、気液分離部材433の排気路436側近傍の温度変化を実線L3で示し、気液分離部材433のインク貯留部側近傍の温度変化を破線L4で示す。
図8に示すように、気液分離部材433の排気路436側は、インク貯留部側よりも熱容量が小さいため、インク貯留部側と比べて温度降下速度が速く、常温から0℃付近まではインク貯留部側よりも温度が5℃程度低い状態で下降していく。
このとき、気液分離部材433の表面および気孔内の状態を、図9に模式的な断面図で示す。以下、気液分離部材433からインクが漏れるメカニズムを説明する。なお、図9では、説明の便宜上、気液分離部材433、気孔を模式的に示すが、従来例で述べたように、一般に数十μm程度の薄膜状であり、熱容量が小さいため、排気路436側に近い温度で降下すると考えられる。
一方、インク貯留部内は、気液分離部材433よりも高温の気体が充満し、さらにインクが残存しているので水蒸気を多く含んでいる。このため、図9(a)に示すように、インク貯留部内の空気が気液分離部材433の表面および気孔内で冷やされ、飽和水蒸気量を超えた水分414が、気液分離部材433のインク貯留部側表面および気孔内に結露する。さらに、0℃以下になったときには、結露した水分およびインク413が凍結する。
この状態から、さらに常温に戻した場合には、結露した水分414およびインク413が再度融解することになる。このとき、図9(b)に示すように、気液分離部材433のインク貯留部側表面および気孔内に水分が存在しているために、気液分離部材433のインク貯留部側表面にインク413が付着して、融解したインク413のメニスカス力が働かなくなり、気孔内にインク413が浸入し、インク413の流通路が作られる。
このような状態でピットイン方式によるインク供給動作を繰り返した場合には、図9(c)に示すように、インク413がその流通路を通って、気液分離部材433の排気路436側に徐々に漏れ出してくる。このようにして、気液分離部材433の排気路436側に多量のインク413が漏れ出て、気液分離部材433の排気路436側表面がインク413で覆われた場合には、気液分離部材433の通気性が著しく低下し、インクジェット記録素子にインク413を正常に供給することができなくなる。
さらに、吸気口(不図示)からインク413が漏れ出た場合には、インクジェット記録装置内を汚損したり、記録動作時に記録紙を汚損したりするといった問題が生じていた。また、このような現象は、常温から0℃以下の低温環境下に移す場合だけに限らず、例えば、60℃で湿度90%の環境下から常温に移した場合などの、結露が発生する環境下で生じていた。
そこで、本発明は、気液分離部材からのインク漏れを抑制し、より一層の小型化、製造コストの低減を図り、動作信頼性を向上することができるインク容器および記録装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るインク容器は、インク貯留部構成部材によって構成されるインクを貯留可能なインク貯留部と、インクジェット記録素子にインクを供給するためのインク供給口と、外部のメインタンクからインクを導入するためのインク導入口と、インク貯留部に連通して設けられ空気を排出するための通気口と、インク貯留部と通気口との間に配置される気液分離部材と、気液分離部材と通気口との間に配置され排気路構成部材によって構成される排気路と、を有する。そして、このインク容器は、外部温度が変化したときに、インク貯留部構成部材の内壁面の温度変化速度よりも、排気路構成部材の内壁面の温度変化速度が小さくされる。また、排気路構成部材の少なくとも一部は、気液分離部材に対向して配置される。
以上のように構成した本発明に係るインク容器によれば、インク貯留部内の空気を排出することで、インク導入口からインク貯留部内にインクが導入される。そして、本発明のインク容器は、外部温度が変化したときに、インク貯留部構成部材の内壁表面の温度変化速度よりも、排気路構成部材の内壁表面の温度変化速度の方が小さくなるように構成することで、インク容器の外部環境の温度変化に対する気液分離部材の排気路側とインク貯留部側との温度変化速度の差を容易に小さくすることが可能になり、気液分離部材の気孔内に結露が生じることが抑制され、気液分離部材からのインク漏れが低減される。
また、本発明に係る記録装置は、上述した本発明に係るインク容器と、被記録材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、インク容器へ供給するインクを貯留するインクタンクと、を備える
上述したように本発明によれば、インク容器の外部温度が変化したときに、インク貯留部構成部材の内壁表面の温度変化速度よりも、排気路構成部材の内壁表面の温度変化速度が小さくされることで、外部環境の温度変化に対する気液分離部材の排気路側とインク貯留部側の温度変化速度の差を容易に小さくすることができる。したがって、本発明によれば、気液分離部材の気孔内への結露を抑制し、気液分離部材からのインク漏れを低減することができる。
以下、本発明に係る具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態のインクジェット記録ヘッドは、ピットイン方式のインクジェット記録装置に搭載される記録ヘッドである。
図1(a)に、本発明に係る第1の実施形態のインクジェット記録ヘッドの断面図を示し、また図1(b)にA−A断面図を示す。
図1(a)および図1(b)に示すように、第1の実施形態のインクジェット記録ヘッドは、インクジェット記録装置本体内に配設されたメインタンク(不図示)から導入されたインクを貯留するインク容器3と、このインク容器3からインクが供給されてインクを吐出するためのインクジェット記録素子38とを備えている。
インク容器3は、インクを貯留するインク貯留部21を構成するインク貯留部構成部材35と、インク貯留部21内の空気を外部に排気するための排気路36を構成する排気路構成部材34と、インク貯留部21と排気路36との境界に配置される気液分離部材33とを有している。
インク貯留部構成部材35は、ポリスルホン樹脂からなり、内部にインク貯留部21を有している。インク貯留部21は、インクジェット記録素子38にインクを供給するためのインク供給口10と、外部のメインタンクからインク貯留部21内にインクを導入するためのインク導入口11をなすインク導入管12とを有している。また、インク導入管12は、ステンレス材(SUS)によって円筒状に形成されており、一端がインク貯留部21内に連通されている。
また、このインク貯留部21内には、導入されたインクを吸収保持するインク吸収部材37が設けられている。このインク吸収部材37は、例えばポリプロピレン(PP)繊維からなる。
排気路構成部材34は、ポリスルホン樹脂からなり、気液分離部材33に対向する位置に、排気路36を有している。排気路36には、インク貯留部21内の空気を吸引するための通気口15が連通して設けられており、この通気口15に、図示しない吸気キャップが接続されて負圧発生装置によって吸引される。
気液分離部材33は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の多孔質膜が使用されており、材料としては従来例と同じ部材が用いられている。
インクジェット記録素子38は、インクを吐出するためのノズル(不図示)を有しており、このノズルがインク容器3のインク供給口10に連通されて、記録用紙に対向する位置に設けられている。
そして、このインク容器3は、インク貯留部21内の空気を排気路36から排出することで、インク導入口11からインク貯留部21内にインクが導入される。
そして、本実施形態のインクジェット記録ヘッドでは、排気路構成部材34の厚さが、従来例の排気路構成部材434の厚さの7.5倍に相当する15mm程度にされている点が従来例と異なっている。
図7に示したように、従来のインクジェット記録ヘッドでは、排気路構成部材434の図中上下方向に平行な厚みが2mm、熱容量が約2.9[J/g・K]に対して、インク貯留部構成部材435の熱容量が約11.4[J/g・K]であり、インク貯留部構成部材435の熱容量と比べて排気路構成部材434の熱容量が非常に小さい構成となっていた。
一方、本実施形態では、排気路構成部材34の厚さが15mmにされ、熱容量が約21.7[J/g・K]にされており、インク貯留部構成部材35の熱容量よりも排気路構成部材34の熱容量が大きく、且つ同一材料からなることで熱伝導率が同じであるため、インク容器3の外部環境の温度変化に対して、インク貯留部構成部材35の内壁表面よりも排気路構成部材34の内壁表面の温度変化速度が小さくなる。
部材の外壁表面から内壁表面に熱量が伝達する速度は、部材の熱容量と熱伝導率に依存しており、熱容量が大きいほど、また熱伝達率が小さいほど外部の温度変化に対して、部材の内壁表面の温度変化速度が小さくなる。すなわち、本実施形態では、従来例の構成よりも排気路構成部材の厚みを大きくし、インク貯留部構成部材の熱容量よりも排気路構成部材の熱容量を大きくすることで、インク容器の外部温度が変化したときに、インク貯留部構成部材の内壁表面の温度変化速度よりも、排気路構成部材の内壁表面の温度変化速度が小さくなるように構成されている。
図2に、本実施形態のインクジェット記録ヘッドを、常温環境下から−20℃の低温環境下に移した場合において、気液分離部材33の排気路36側近傍の温度変化、およびインク貯留部21側近傍の温度変化をそれぞれ示す。図2において、気液分離部材33の排気路36側近傍の温度変化を実線L1で示し、気液分離部材33のインク貯留部21側近傍の温度変化を破線L2で示す。インク貯留部21内のインク残量などの測定条件は、従来例で行った測定試験と同一条件で行った。
従来のインクジェット記録ヘッドでは、図8に示したように、気液分離部材433の排気路436側がインク貯留部側と比較して、温度が5℃程度低い状態で下降している。
一方、本実施形態では、図2に示すように、気液分離部材33の排気路36側がインク貯留部21側と比較して、従来のほぼ半分である2.5℃程度低い状態で温度が降下する。そして、常温環境下と−20℃の低温環境との移行を繰り返すサイクル試験を10回行った後、さらにピットイン方式でのインク供給を1000回繰り返し行ったが、インクが気液分離部材33を通過して排気路36側表面へ漏れ出ることが無かった。
気液分離部材33の排気路36側近傍の温度変化速度よりもインク貯留部21側近傍の温度変化速度が若干大きいのは、インク貯留部構成部材35と気液分離部材33との間に存在するインクの影響であると考えられるが、温度差が小さいために結露は発生していないと考えられる。
このようにインク容器3の外部環境の温度変化に対して、インク貯留部構成部材35の内壁表面の温度変化速度よりも、排気路構成部材34の内壁表面の温度変化速度が小さい構成にすれば、インク貯留部21内に多少のインクが残存している場合においても、気液分離部材33の表面、気孔内に結露が発生せず、気液分離部材33からのインク漏れが起こらず、動作信頼性が高いインクジェット記録ヘッドを実現できる。
(第2の実施形態)
次に、他の材料からなる排気路構成部材を備える第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドについて説明する。なお、第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドにおいて、上述した第1の実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図3に、第2の実施形態の気液分離部材方式のインクジェット記録ヘッドの断面図を示す。
本実施形態では、排気路36’を構成する排気路構成部材34’が、従来のポリスルホン樹脂よりも熱伝導率が小さい発泡ポリエチレンからなり、インク貯留部構成部材35の外周に沿って形成されているリブ上に接着されて設けられている。
排気路構成部材34’は、厚みが2mmに形成されており、従来例の排気路構成部材34’と同じ2mmに形成されている。しかしながら、排気路構成部材34’をなす発泡ポリエチレンの熱伝導率は、0.035[W/m・K]であり、従来例でのポリスルホン樹脂の熱伝導率0.26[W/m・K]と比べて非常に小さい。
このため、排気路構成部材34’の厚みは、上述の排気路構成部材34の厚みに比較して薄く形成された場合であっても、比較的高い断熱効果を得ることができ、第1の実施形態と同様に、気液分離部材33の排気路36’側とインク貯留部側との温度変化速度の差を小さくすることができる。したがって、この排気路構成部材34’によれば、低温環境下においても気液分離部材33の気孔内への結露量が減少または防止され、その後のインク供給動作時にも気液分離部材33からのインク漏れが発生しない。
本実施形態では、排気路構成部材34’の材料として、インク貯留構成部材35よりも熱伝導率が小さい材料が採用されたことで、排気路構成部材とインク貯留部構成部材とが同じ材料で形成される場合に比較して、排気路構成部材の厚さを更に薄く形成することが可能になる。このため、排気路構成部材34’を備えることで、インク容器またはインクジェット記録ヘッドの更なる小型化を図ることが可能になる。
また、上述した第2の実施形態では、インク貯留部構成部材35がポリスルホン樹脂からなり、排気路構成部材34’が発泡ポリエチレンからなる構成にされたが、これらの材料に限定されるものではなく、排気路構成部材をなす材料を、インク貯留部構成部材をなす材料よりも熱伝導率が小さい材料にすることで、排気路構成部材とインク貯留部構成部材とを同じ材料で形成する場合よりも、排気路構成部材の厚みを薄くすることができ、インクジェット記録ヘッドを更に小型化することができる。
また、本実施形態では、排気路構成部材の熱伝導率を小さくし、気液分離部材の排気路側の温度変化速度を緩やかにすることで結露が抑制されたが、排気路構成部材の熱容量を大きくすることによっても排気路の冷却速度が同様に遅くなるので、結果的には気液分離部材の排気路側の温度変化速度が緩やかになる。
したがって、上述した作用と同様の作用があるので、排気路構成部材を、ポリスルホン樹脂の比熱1.3[J/g・K]よりも大きい材料で形成することによっても、同じ材料を用いる場合よりも、排気路構成部材が比較的薄い構成で気液分離部材33からのインク漏れを防止できる。
なお、上述した各実施形態では、インク貯留部と排気路との境界のほとんどの部分に気液分離部材が配置される構成にされたが、気液分離部材が設けられない部分にも排気路が配置されるような構成にされてもよい。この構成の場合には、排気路構成部材の少なくとも一部が気液分離部材に対向して設けられ、気液分離部材に対向する部分である排気路構成部材の少なくとも一部が、インク貯留部構成部材よりも比熱が大きい材料または熱伝導率が小さい材料で形成されていれば、上述した効果が同様に得られる。
また、排気路構成部材の少なくとも一部が、インク貯留部構成部材よりも熱伝導率が小さい材料からなればよい。また、排気路構成部材の少なくとも一部が、インク貯留部構成部材よりも比熱の大きい材料からなればよい。
また、本実施形態に係るインクジェット記録装置は、上述した実施形態のインクジェット記録ヘッドを備え、ピットイン方式が採用された図6に示した従来構成と同様に構成されるため、説明を省略する。
そして、本実施形態のインクジェット記録装置によれば、小型化が図られたインクジェット記録ヘッドを備えることで、インクジェット記録装置全体の更なる小型化、製造コストの低減を図ることができる。
第1の実施形態に係る気液分離部材方式のインクジェット記録ヘッドを模式的に示す断面図である。 第1の実施形態において、−20℃の環境下に投入したときの気液分離部材の排気路側近傍およびインク貯留部側近傍の温度変化を示す図である。 第2の実施形態に係る気液分離部材方式のインクジェット記録ヘッドを模式的に示す断面図である。 従来のヘッドカートリッジ方式の記録装置を示す斜視図である。 従来のタンクカートリッジ方式の記録装置を示す斜視図である。 従来および本発明のピットイン方式の記録装置を示す斜視図である。 従来のピットイン方式のインクジェット記録ヘッドを模式的に示す断面図である。 従来の気液分離部材方式インクジェット記録ヘッドにおける−20℃の環境下に投入したときの気液分離部材の排気路側近傍およびインク貯留部側近傍の温度変化を示す図である。 従来の気液分離部材方式のインクジェット記録ヘッドにおいて、気液分離部材の表面および気孔内の状態を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録ヘッド
3 インク容器
10 インク供給口
11 インク導入口
12 インク導入管
15 通気口
21 インク貯留部
33 気液分離部材
34 排気路構成部材
35 インク貯留部構成部材
36 排気路
37 インク吸収部材
38 インクジェット記録素子

Claims (4)

  1. インク貯留部構成部材によって構成されるインクを貯留可能なインク貯留部と、インクジェット記録素子にインクを供給するためのインク供給口と、外部からインクを導入するためのインク導入口と、前記インク貯留部に連通して設けられ前記インク貯留部内の空気を外部に排出するための通気口と、前記インク貯留部と前記通気口との間に配置される気液分離部材と、前記気液分離部材と前記通気口との間に配置され排気路構成部材によって構成される排気路と、を有するインク容器であって、
    前記インク容器の外部温度が変化したときに、前記インク貯留部構成部材の内壁面の温度変化速度よりも、前記排気路構成部材の内壁面の温度変化速度が小さくされ
    前記排気路構成部材の少なくとも一部は、前記気液分離部材に対向して配置されていることを特徴とするインク容器。
  2. インク貯留部構成部材によって構成されるインクを貯留可能なインク貯留部と、インクジェット記録素子にインクを供給するためのインク供給口と、外部からインクを導入するためのインク導入口と、前記インク貯留部に連通して設けられ前記インク貯留部内の空気を外部に排出するための通気口と、前記インク貯留部と前記通気口との間に配置される気液分離部材と、前記気液分離部材と前記通気口との間に配置され排気路構成部材によって構成される排気路と、を有するインク容器であって、
    前記排気路構成部材の少なくとも一部は、前記インク貯留部構成部材よりも熱伝導率が小さくされ、
    前記排気路構成部材の少なくとも一部は、前記気液分離部材に対向して配置されていることを特徴とするインク容器。
  3. インク貯留部構成部材によって構成されるインクを貯留可能なインク貯留部と、インクジェット記録素子にインクを供給するためのインク供給口と、外部からインクを導入するためのインク導入口と、前記インク貯留部に連通して設けられ前記インク貯留部内の空気を外部に排出するための通気口と、前記インク貯留部と前記通気口との間に配置される気液分離部材と、前記気液分離部材と前記通気口との間に配置され排気路構成部材によって構成される排気路と、を有するインク容器であって、
    前記排気路構成部材の少なくとも一部は、前記インク貯留部構成部材よりも比熱が大きくされ、
    前記排気路構成部材の少なくとも一部は、前記気液分離部材に対向して配置されていることを特徴とするインク容器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインク容器と、被記録材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、前記インク容器へ供給するインクを貯留するインクタンクと、を備える記録装置。
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