JP2000307581A - スレーブ装置 - Google Patents

スレーブ装置

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JP2000307581A
JP2000307581A JP11110356A JP11035699A JP2000307581A JP 2000307581 A JP2000307581 A JP 2000307581A JP 11110356 A JP11110356 A JP 11110356A JP 11035699 A JP11035699 A JP 11035699A JP 2000307581 A JP2000307581 A JP 2000307581A
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communication
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JP11110356A
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Motoi Arakawa
基 荒川
Toshiyuki Kojima
俊之 小島
Keisuke Konishi
圭介 小西
Shuji Yamamoto
修治 山本
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低いコストでしかもコンパクトに省配線シス
テムを構成できるスレーブ装置を提供する。 【解決手段】 入力機器25からの入力信号を、I/O
用カスタムIC31および専用通信マイコン11によっ
てデバイスネットに準拠したシリアル信号にしてプログ
ラマブルコントローラに送信する一方、プログラマブル
コントローラからのデバイスネットに準拠したシリアル
信号を受信して専用通信マイコン11およびI/O用カ
スタムIC32によってパラレルの出力信号にして出力
機器26に出力するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデバイスネ
ット(Device Net:登録商標)などの所定の通信規格に
準拠したネットワークで構成される省配線システムおよ
びそれに好適なスレーブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、デバイスネットに準拠した省配
線システムとして、図7に示されるように、マスタ装置
としてのプログラマブルコントローラ(PLC)1と、
スレーブ装置としての入力用ターミナル50あるいは出
力用ターミナル51とを、分岐用コネクタ2を介して接
続するとともに、入力用ターミナル50に、リミットス
イッチや各種センサ等の入力機器(図示せず)を接続
し、あるいは、出力用ターミナル51に、エアーバルブ
やアクチュエータ等の出力機器(図示せず)を接続して
いる。
【0003】プログラマブルコントローラ1と、入力用
ターミナル50あるいは出力用ターミナル51との間
は、電源線2本、信号線2本、シールド線1本のデバイ
スネット標準ケーブル7で接続されており、入力用ター
ミナル50は、入力機器からの信号を取り込んでデバイ
スネットに準拠したシリアル信号に変換してプログラマ
ブルコントローラ1に送信する一方、出力用ターミナル
51は、プログラマブルコントローラ1からのデバイス
ネットに準拠したシリアル信号を、パラレル信号に変換
して出力機器に出力するものである。なお、2aは、通
信安定用の終端抵抗である。
【0004】図8は、入力用ターミナル50のブロック
図であり、この入力用ターミナル50は、入力点数が1
6点であって、スイッチやセンサなどの各入力機器25
からのオンオフの入力信号は、各入力回路27および各
フォトカプラ29を介してI/O用カスタムIC31a
に与えられて4ビットの入力データに変換されて専用通
信マイコン11aに与えられ、専用通信マイコン11a
では、この4ビットの入力データを、デバイスネットに
準拠したシリアル信号に変換して送信用フォトカプラ3
3およびドライバ・レシーバ34を介してプログラマブ
ルコントローラ1に送信するものである。なお、37
は、電源を立ち上げたときに、初期状態にリセットする
リセット回路、38aは電源が正常に供給されているか
否かなどを表示するLEDを備える表示部、9aは通信
速度などを設定するための設定部、39は専用通信マイ
コン11aを動作させるための16MHzのクロックを
発振する発振回路、40はメーカ出荷時に当該入力用タ
ーミナル固有のコード番号が書き込まれるEEPRO
M、19は内部回路に電源を供給する絶縁型DC電源、
36は通信電源回路である。
【0005】一方、出力用ターミナル51は、図9のブ
ロック図に示されるように、プログラマブルコントロー
ラ1からドライバ・レシーバ34および受信用のフォト
カプラ35を介してデバイスネットに準拠したシリアル
信号を専用通信マイコン11bに取り込んで4ビットに
出力データに変換してI/O用カスタムIC32bに出
力し、I/O用カスタムIC32bでは、4ビットの出
力データを、パラレルの出力信号に変換してフォトカプ
ラ30および出力回路28を介して表示灯やバルブなど
の各出力機器26に出力するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなデバイスネ
ットに準拠した省配線システム用いられるスレーブ装置
としてのターミナルは、入力専用の入力用ターミナルと
出力専用の出力用ターミナルとに限られており、このた
め、入力機器および出力機器を用いる省配線システムを
構成する場合には、入力用ターミナルおよび出力用ター
ミナルが個別に必要となり、コストが高くつくととも
に、設置箇所も個別に必要となってその分スペースが必
要になるといった難点がある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、低いコストでしかもコンパクトに省配線シス
テムを構成できるスレーブ装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0009】すなわち、請求項1の本発明のスレーブ装
置は、入力機器からの入力信号を取り込んで所定の通信
規格に準拠してマスタ装置に送信する一方、該マスタ装
置から前記所定の通信規格に準拠して送信される出力信
号を受信して出力機器に出力する入出力用の通信手段を
備えている。
【0010】請求項2の本発明のスレーブ装置は、請求
項1記載の発明において、当該スレーブ装置を、入力機
器および出力機器が接続可能なI/Oボードと、マスタ
装置に接続されるとともに、前記通信手段を有する通信
ボードとを備えたボードタイプに構成し、前記両ボード
を、ボード用コネクタで接続分離可能としている。
【0011】請求項3の本発明のスレーブ装置は、請求
項2記載の発明において、前記I/Oボードは、入力機
器および出力機器をケーブルを介して接続するための機
器用コネクタを備え、前記I/Oボードと前記通信ボー
ドとは、少なくともそのボードの一部が互いに対向した
状態で接続されるものである。
【0012】請求項4の本発明のスレーブ装置は、請求
項2または3記載の発明において、前記通信ボードに
は、入力機器のみが接続可能な入力専用I/Oボードあ
るいは出力機器のみが接続可能な出力専用I/Oボード
が、前記ボード用コネクタで接続分離可能であり、前記
通信手段は、通信ボードへの前記入力専用I/Oボード
あるいは出力専用I/Oボードの接続に応じて、入力機
器からの入力信号を取り込んで前記所定の通信規格に準
拠してマスタ装置に送信する入力専用動作あるいはマス
タ装置から前記所定の通信規格に準拠して送信される出
力信号を受信して前記出力機器へ出力する出力専用動作
への切り替えが可能である。
【0013】請求項5の本発明のスレーブ装置は、請求
項2ないし4のいずれかに記載の発明において、前記I
/Oボードには、光結合素子が設けられ、前記光結合素
子を介して前記通信ボードとの間の信号の送受を行うも
のである。
【0014】(作用)請求項1のスレーブ装置によれ
ば、入力機器からの入力信号を取り込んで所定の通信規
格に準拠してマスタ装置に送信する一方、該マスタ装置
から前記所定の通信規格に準拠して送信される出力信号
を受信して出力機器に出力するので、従来の入力専用あ
るいは出力専用のスレーブ装置とは異なり、本発明のス
レーブ装置一台で、入力用および出力用に兼用できるこ
とになる。
【0015】請求項2のスレーブ装置によれば、I/O
(インターフェイス)ボードと通信ボードとを備えたボ
ード(基板)タイプで構成しているので、ケースが無い
分、小型化を図ることができる。
【0016】請求項3のスレーブ装置によれば、I/O
ボードは、入力機器および出力機器をケーブルを介して
接続するための機器用コネクタを備えているので、複数
の入力機器および出力機器を接続する作業が、容易であ
り、また、両ボードは、少なくともそのボードの一部が
互いに対向した状態で接続されるので、一枚のボードで
構成する場合に比べて、ボードの投影面積を小さくで
き、したがって、当該スレーブ装置を設置する際の設置
面積を小さくできる。
【0017】請求項4のスレーブ装置によれば、通信ボ
ードのボード用コネクタには、入力専用I/Oボードあ
るいは出力専用I/Oボードが接続分離可能であり、通
信手段は、入力専用I/Oボードあるいは出力専用I/
Oボードの接続に応じて、入力専用動作あるいは出力専
用動作への切り替えが可能であるので、入出力兼用のみ
ならず、入力専用あるいは出力専用としても使用でき
る。
【0018】請求項5のスレーブ装置によれば、I/O
ボードは、光結合素子を備えて、該光結合素子を介して
前記通信ボードとの間の信号の送受を行うので、通信手
段と、入力機器側あるいは出力機器側とを電気的に絶縁
してノイズなどの影響を遮断できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面によって、本発明の実
施の形態について、詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明に係るスレーブ装置を備え
た省配線システムの全体構成図であり、従来例に対応す
る部分には、同一の参照符号を付す。
【0021】この省配線システムは、デバイスネットに
準拠したネットワークで構成されており、マスタ装置
(マスタユニット)としてのプログラマブルコントロー
ラ(PLC)1と、このプログラマブルコントローラ1
に分岐用コネクタ2を介して接続された本発明に係るス
レーブ装置としての入出力用ターミナル3とを備えてお
り、この入出力用ターミナル3には、図示しないコネク
タおよびフラットケーブルを介して、例えば近接センサ
やリミットスイッチなどの入力機器あるいは表示灯やバ
ルブなどの出力機器が接続される。分岐用コネクタ2に
は、通信安定用の終端抵抗2aが接続されている。
【0022】プログラマブルコントローラ1と、本発明
に係る入出力用ターミナル3とは、デバイスネットに準
拠した通信を行うものであって、後述のように、入力お
よび出力のいずれにも対応できるように構成されてい
る。
【0023】図2は、この実施の形態の入出力用ターミ
ナル3の外観を示す分解斜視図であり、図3は、その組
み立て状態を示す図である。
【0024】この入出力用ターミナル3は、基板に電子
部品が実装されてなるボード(基板)タイプに構成され
ており、通信ボード4とI/Oボード5とを備えてい
る。
【0025】通信ボード4は、矩形の基板6の表面の一
端側に、マスタ装置としてのプログラマブルコントロー
ラ1に接続するための図1に示されるデバイスネット標
準ケーブル7が接続されるマスタ接続用コネクタ部8
と、通信速度や当該入出力用ターミナル3のノードアド
レスなどを設定するための複数のディップスイッチから
なる設定部9とが設けられるとともに、この設定部9に
近接して電源が正常に供給されているか否かなどを表示
するための二つのLED10からなる表示部が設けられ
ている。また、この通信ボード4の基板6の表面には、
プログラマブルコントローラ1との間で通信するための
入出力用の通信手段を構成する専用通信マイコン11が
実装され、さらに、コンデンサ12やその他の電子部品
が実装されている。また、この基板4の裏面には、通信
ボード4を、I/Oボード5に着脱自在に接続するため
のボード接続用コネクタ部13が設けられるとともに、
前記専用通信マイコン11と共に通信手段を構成するI
/O用カスタムICやその他の電子部品が実装されてい
る。この通信ボード4の基板6の隅部の4箇所には、I
/Oボード5との間に介装されるスペーサ14が、六角
ナット15によって取り付けられる。
【0026】一方、I/Oボード5は、通信ボード4の
基板6よりも大きな面積の矩形の基板16を備えてお
り、この基板16の表面の一端側には、入力機器および
出力機器をフラットケーブルおよびコネクタを介して接
続するための機器接続用コネクタ部17が設けられてお
り、また、この機器接続用コネクタ部17よりも基板1
6の内側には、内部回路に供給するための本体電源を接
続するための電源用端子台18と、絶縁型DC電源(D
C−DCコンバータ)19と、コンデンサ20その他の
電子部品が搭載されており、さらに、通信ボード4に対
向する領域には、前記通信ボード4のボード接続用コネ
クタ部13に対応して嵌合離脱可能なボード接続用コネ
クタ部21が設けられるとともに、抵抗、フォトカプラ
その他の電子部品が実装されている。
【0027】また、この基板16の通信ボード4に対向
する領域には、図2に示されるように通信ボード4に取
り付けられた4つのスペーサ14の端部がそれぞれ臨む
取付孔22が形成されており、両ボード4,5を対向さ
せてボード用コネクタ部13,21を嵌合させ、さら
に、前記取付孔22を介してスペーサ14にネジ23を
締め付けることにより、通信ボード4が、その全面が対
向した状態でI/Oボード5に固定的に取り付けられ
る。また、このネジ23を外すことによって、両ボード
4,5を分離することができる。
【0028】このI/Oボード5の基板16の隅部の4
箇所には、当該入出力用ターミナル3を、例えば、取り
付けパネルなどにネジで設置するための設置用孔24が
形成されている。
【0029】図4は、この実施の形態の入出力用ターミ
ナル3のブロック図であり、上述の図8および図9の従
来例に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0030】先ず、入出力用ターミナル3は、入力点数
および出力点数がそれぞれ16点であって、スイッチな
どの入力機器25には、入力端子IN00〜IN15
が、バルブなどの出力機器26には、出力端子OUT0
0〜OUT15が、それぞれ割り当てられている。
【0031】I/Oボード5は、各入力端子IN00〜
IN15に個別的に対応する入力回路27と、各出力端
子OUT00〜OUT15に個別的に対応する出力回路
28とを備えるとともに、各入力回路27に個別的に対
応する光結合素子としてのフォトカプラ29と、各出力
回路28に個別的に対応するフォトカプラ30と、上述
の絶縁型DC電源19とを備えており、前記フォトカプ
ラ29,30と前記絶縁型DC電源19とによって、I
/Oボード5の入出力側と通信ボード4とは電気的に絶
縁されており、通信ボード6の専用通信マイコン11や
I/O用カスタムIC31,32などがノイズ等の影響
を受けないように構成されている。また、このI/Oボ
ード5には、機器接続用コネクタ部17を介してI/O
用の電源が供給される。
【0032】一方、通信ボード4は、各フォトカプラ2
9を介して与えられる各入力回路27からの入力信号
を、4ビットの入力データに変換して専用通信マイコン
11に与えるI/O用カスタムIC31と、専用通信マ
イコン11からの4ビットの出力データを、各フォトカ
プラ30を介して各出力回路に28与えるようにパラレ
ルの出力信号に変換するI/O用カスタムIC32と、
I/O用カスタムIC31からの4ビットの入力データ
を、デバイスネットに準拠したシリアル信号に変換して
送信用のフォトカプラ33を介して変復調などを行うド
ライバ・レシーバ34に出力する一方、受信用のフォト
カプラ35を介してドライバ・レシーバ34から与えら
れるデバイスネットに準拠したシリアル信号を、4ビッ
トの出力データに変換してI/O用カスタムIC32に
出力する専用通信マイコン11と、前記ドライバ・レシ
ーバ34に電源を供給する通信電源回路36と、電源線
2本、信号線2本およびシールド線1本のデバイスネッ
ト標準ケーブルを介してプログラマブルコントローラ1
に接続できるように対応する端子を有する上述のマスタ
接続用コネクタ部8とを備えている。
【0033】また、この通信ボード4は、電源を立ち上
げたときに、初期状態にリセットするリセット回路37
と、上述の複数のLED10を備える表示部38と、上
述の複数のディップスイッチからなる設定部9と、マイ
コン11を動作させるための16MHzのクロックを発
振する発振回路39と、メーカ出荷時に当該入出力用タ
ーミナル固有のコード番号が書き込まれるEEPROM
40とを備えている。
【0034】この通信ボード4のI/O用カスタムIC
31,32、専用通信マイコン11によって、入力機器
25からのオンオフの入力信号を取り込んでデバイスネ
ットに準拠したシリアル信号に変換してプログラマブル
コントローラ1に送信する一方、プログラマブルコント
ローラ1からのデバイスネットに準拠したシリアル信号
を受信してパラレルの出力信号に変換して出力機器26
に与えるので、従来の入力用ターミナルと出力用ターミ
ナルとを一台で兼用できることになり、コストの低減を
図ることができるとともに、設置スペースも少なくて済
むことになる。
【0035】なお、I/O用カスタムIC31および専
用通信マイコン11による入力用の動作は、上述の図8
の従来例と基本的に同様であり、I/O用カスタムIC
32および専用通信マイコン11による出力用の動作
は、上述の図9の従来例と基本的に同様である。
【0036】また、この実施の形態の入出力用ターミナ
ル3は、ボードタイプであるので、設置スペースがさら
に少なくて済むことになる。
【0037】なお、上述の例では、入出力用ターミナル
3には、入力機器25および出力機器26の両者を接続
したけれども、入力機器25あるいは出力機器26の一
方のみを接続して入力動作のみあるいは出力動作のみを
行わせてもよい。この場合は、入力点数16点の入力用
ターミナル、あるいは、出力点数16点の出力用ターミ
ナルとして使用することになる。
【0038】さらに、この実施の形態の通信ボード4
は、上述のように、I/Oボード5を接続分離できるも
のであって、前記I/Oボード5に代えて、図5に示さ
れる入力専用I/Oボード5aを接続して入力専用ター
ミナル3aとすることもできる。
【0039】図5において、入力専用I/Oボード5a
は、上述の図4のI/Oボード5の各出力回路28およ
びそれ対応する各フォトカプラ30が入力用に置き換え
られた構成を有しており、IN00〜IN31の32点
の入力点数を有しており、その他の構成は、上述のI/
Oボード5と基本的に同様である。
【0040】一方、通信ボード4は、上述の通信ボード
4と同じであるが、入力専用I/Oボード5aを接続す
る場合には、この通信ボード4の専用通信マイコン11
の所定の端子を開放するとともに、両I/O用カスタム
IC31,32の所定の端子をそれぞれ0Vに接続す
る。
【0041】これによって、専用通信マイコン11およ
び両I/O用カスタムIC31,32は、入力専用とし
て動作を行うものである。
【0042】すなわち、スイッチやセンサなどの各入力
機器25からのオンオフの入力信号は、入力専用I/O
ボード5aの各入力回路27および各フォトカプラ29
を介して通信ボード4の両I/O用カスタムIC31,
32にそれぞれ与えられて4ビットの入力データにそれ
ぞれ変換されて専用通信マイコン11に与えられ、専用
通信マイコン11では、この4ビットの入力データを、
デバイスネットに準拠したシリアル信号に変換して送信
用フォトカプラ33およびドライバ・レシーバ34を介
してプログラマブルコントローラ1に送信するものであ
り、これによって、入力点数32点の入力専用ターミナ
ル3aとなる。
【0043】さらに、通信ボード4に、上述のI/Oボ
ード5に代えて、図6に示される出力専用I/Oボード
5bを接続して出力専用ターミナル3bとして動作させ
ることもできる。
【0044】図6において、出力専用I/Oボード5b
は、上述の図4のI/Oボード5の各入力回路27およ
びそれに対応する各フォトカプラ29が出力用に置き換
えられた構成を有しており、OUT00〜OUT31の
32点の出力点数を有しており、その他の構成は、上述
のI/Oボード5と基本的に同様である。
【0045】一方、通信ボード4は、上述の図4の通信
ボード4と同じであるが、出力専用I/Oボード5bを
接続する場合には、この通信ボード4の専用通信マイコ
ン11の前記所定の端子と、両I/O用カスタムIC3
1,32の前記所定の端子とを、例えばジャンパ線など
でそれぞれ接続する。
【0046】これによって、専用通信マイコン11およ
び両I/O用カスタムIC31,32は、出力専用とし
て動作を行うものである。
【0047】すなわち、通信ボード4は、プログラマブ
ルコントローラ1からドライバ・レシーバ34および受
信用のフォトカプラ35を介してデバイスネットに準拠
したシリアル信号を専用通信マイコン11に取り込んで
4ビットに出力データに変換して両I/O用カスタムI
C31,32にそれぞれ出力し、両I/O用カスタムI
C31,32では、4ビットの出力データを、パラレル
の出力信号にそれぞれ変換してI/Oボード5bの各フ
ォトカプラ30および各出力回路28を介して表示灯や
バルブなどの各出力機器26に出力するものであり、こ
れによって、出力点数32点の出力専用ターミナル3b
となる。
【0048】なお、図4の通信ボード4に上述のI/O
ボード5を接続した入出力兼用の場合には、通信ボード
4の専用通信マイコン11の前記所定の端子が、I/O
用カスタムIC32の前記所定の端子に接続され、I/
O用カスタムIC31の前記所定の端子が、0Vに接続
され、これによって、専用通信マイコン11は、上述の
ように、入出力兼用の動作を行い、I/O用カスタムI
C32は出力用として、I/O用カスタムIC31は、
入力用としてそれぞれ動作するものである。
【0049】このように、通信ボード4に、入出力用の
I/Oボード5、入力専用I/Oボード5aあるいは出
力専用I/Oボード5bを接続して通信ボード4を切り
替えることにより、入出力用ターミナル、入力専用ター
ミナルあるいは出力専用ターミナルとして機能させるこ
とができ、省配線システムの構成に応じて容易に機能を
選択できることになる。
【0050】なお、I/Oボードの種類は、上述の3種
類に限らず、入力点数あるいは出力点数を異ならせた
り、機器との接続部の構成を異ならせた、例えば端子台
を用いたような様々な種類を準備し、用途に応じて通信
ボードに最適なI/Oボードを接続できるようにしても
よい。
【0051】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、スレーブ装置を2枚のボードで分離可能に構成し
たけれども、本発明の他の実施の形態として、一枚のボ
ードで構成してもよい。
【0052】また、通信ボードに設定スイッチなどを設
け、接続されるI/Oボードの種類に応じた設定を行う
ことにより、I/Oボードの種類に応じた動作を行わせ
るようにしてもよい。
【0053】所要の形状のケースに、通信ボードおよび
I/Oボードを収納した構成としてもよい。
【0054】入力機器からの入力信号あるいは出力機器
に対する出力信号は、オンオフ信号に限らず、アナログ
信号であってもよく、この場合には、アナログ信号をバ
イナリデータに変換する回路等を追加すればよい。
【0055】上述の実施の形態では、所定の通信規格と
して、デバイスネットに適用して説明したけれども、本
発明は、デバイスネットに限らず、その他の通信規格、
例えば、インターバスエス(Interbus-S)、プロフィバ
ス(Proftbus)などに適用してもよい。
【0056】なお、入出力点数は、上述の実施の形態に
限らず、さらに入出力点数を増やしてもよいのは勿論で
ある。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果が奏される。
【0058】請求項1の本発明によれば、スレーブ装置
一台で、入力用および出力用に兼用できるので、従来の
ように、入力専用および出力専用のスレーブ装置を個別
に設ける必要がなく、コストを低減できるとともに、設
置スペースも少なくて済むことになる。
【0059】請求項2の本発明によれば、I/Oボード
と通信ボードとを備えたボード(基板)タイプで構成し
ているので、ケースが無い分、小型化を図ることがで
き、また、ユーザは、用途や設置環境などに応じて準備
したケースなどを用いて当該スレーブ装置を設置できる
ことになる。
【0060】請求項3の本発明によれば、I/Oボード
は、入力機器および出力機器をケーブルを介して接続す
るための機器用コネクタを備えているので、複数の入力
機器および出力機器を接続する際の接続作業が容易とな
る。また、両ボードは、少なくともそのボードの一部が
互いに対向した状態で接続されるので、一枚のボードで
構成する場合に比べて、ボードの投影面積を小さくで
き、したがって、当該スレーブ装置を設置する際の設置
面積を小さくできる。
【0061】請求項4の本発明によれば、通信ボードの
ボード用コネクタには、入力専用I/Oボードあるいは
出力専用I/Oボードが接続分離可能であり、通信手段
は、入力専用I/Oボードあるいは出力専用I/Oボー
ドの接続に応じて、入力専用動作あるいは出力専用動作
への切り替えが可能であるので、入出力兼用のみなら
ず、入力専用あるいは出力専用としても使用できる。
【0062】請求項5の本発明によれば、I/Oボード
は、光結合素子を備えて、該光結合素子を介して前記通
信ボードとの間の信号の送受を行うので、通信手段と、
入力機器側あるいは出力機器側とを電気的に絶縁してノ
イズなどの影響を遮断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るスレーブ装置
を備えたシステムの構成図である。
【図2】図1のスレーブ装置の分解斜視図である。
【図3】図1の組み立て状態を示す図である。
【図4】図1のスレーブ装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図5】図1のスレーブ装置の変形例のブロック図であ
る。
【図6】図1のスレーブ装置の変形例のブロック図であ
る。
【図7】従来例のシステムの構成図である。
【図8】従来例のスレーブ装置のブロック図である。
【図9】従来例のスレーブ装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 プログラマブルコントロ
ーラ(マスタ装置) 3 入出力用ターミナル(ス
レーブ装置) 4 通信ボード 5 I/Oボード 13,21 ボード接続用コネクタ部 17 機器接続用コネクタ部 11 専用通信マイコン 29,30 フォトカプラ 31,32 I/O用カスタムIC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 圭介 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 山本 修治 島根県出雲市西林木町626番地の1 オム ロン出雲株式会社内 Fターム(参考) 5K033 BA08 BA11 DA01 DA11 DB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力機器からの入力信号を取り込んで所
    定の通信規格に準拠してマスタ装置に送信する一方、該
    マスタ装置から前記所定の通信規格に準拠して送信され
    る出力信号を受信して出力機器に出力する入出力用の通
    信手段を備えることを特徴とするスレーブ装置。
  2. 【請求項2】 当該スレーブ装置を、入力機器および出
    力機器が接続可能なI/Oボードと、マスタ装置に接続
    されるとともに、前記通信手段を有する通信ボードとを
    備えたボードタイプに構成し、前記両ボードを、ボード
    用コネクタで接続分離可能とした請求項1記載のスレー
    ブ装置。
  3. 【請求項3】 前記I/Oボードは、入力機器および出
    力機器をケーブルを介して接続するための機器用コネク
    タを備え、 前記I/Oボードと前記通信ボードとは、少なくともそ
    のボードの一部が互いに対向した状態で接続される請求
    項2記載のスレーブ装置。
  4. 【請求項4】 前記通信ボードには、入力機器のみが接
    続可能な入力専用I/Oボードあるいは出力機器のみが
    接続可能な出力専用I/Oボードが、前記ボード用コネ
    クタで接続分離可能であり、 前記通信手段は、通信ボードへの前記入力専用I/Oボ
    ードあるいは出力専用I/Oボードの接続に応じて、入
    力機器からの入力信号を取り込んで前記所定の通信規格
    に準拠してマスタ装置に送信する入力専用動作あるいは
    マスタ装置から前記所定の通信規格に準拠して送信され
    る出力信号を受信して前記出力機器へ出力する出力専用
    動作への切り替えが可能である請求項2または3記載の
    スレーブ装置。
  5. 【請求項5】 前記I/Oボードには、光結合素子が設
    けられ、前記光結合素子を介して前記通信ボードとの間
    の信号の送受を行う請求項2ないし4のいずれかに記載
    のスレーブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037550A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Delta Electronics Inc マスタースレーブカードシステムとその処理方法

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