JP2000304763A - 加速度センサユニット - Google Patents

加速度センサユニット

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JP2000304763A
JP2000304763A JP11112023A JP11202399A JP2000304763A JP 2000304763 A JP2000304763 A JP 2000304763A JP 11112023 A JP11112023 A JP 11112023A JP 11202399 A JP11202399 A JP 11202399A JP 2000304763 A JP2000304763 A JP 2000304763A
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Junji Tokumoto
潤二 徳本
Yoshiyuki Nakamizo
佳幸 中溝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板をカバー部材の内部に収納した場合
において、測定精度を高めることができる加速度センサ
ユニットを提供する。 【解決手段】加速度センサ31をケース本体3のセンサ
収納用凹部5に嵌合させて収納する。回路基板53に
は、加速度センサ31から出力された加速度信号を処理
する信号処理回路を実装する。回路基板53を、ケース
本体3のセンサ収納用凹部5と対向する位置に配置す
る。カバー部材59を、回路基板53とケース本体3の
センサ収納用凹部5が形成された部分とを包み込むよう
にケース本体3に対して嵌合させる。ケース本体3と回
路基板53との間に、開口部の全部または大部分を塞ぐ
部分を備え且つケース本体3と電気的に接続された金属
製の中間シールドプレート39を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサが金
属製のケースに収納されている構造の加速度センサユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加速度センサユニットでは、加速
度に応じた加速度信号を出力する加速度センサを金属製
のケース本体のセンサ収納用凹部に収納し、センサ収納
用凹部を覆うようにケース本体にカバー部材を嵌めた構
造を有している。ケース本体とカバー部材とは電気的に
接続されており、ケース本体とカバー部材とにより加速
度センサの周囲を囲むシールド構造体が構成されてい
る。またケース本体の収納用凹部と対向する位置に、加
速度センサから出力された加速度信号を処理する信号処
理回路を備えた回路基板を配置し、この回路基板をカバ
ー部材の内部に収納した構造も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら回路基板
をカバー部材の内部に収納すると、回路基板をカバー部
材の内部に収納しない場合と比べて、センサユニットの
出力精度が悪くなる場合があることが分かった。発明者
が検討した結果、回路基板上に実装された電子部品から
発生するノイズが加速度センサの出力に影響を与えてい
る場合があることが分かった。
【0004】本発明の目的は、回路基板をカバー部材の
内部に収納した場合において、測定精度を高めることが
できる加速度センサユニットを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、機械的な強度が高い
加速度センサユニットを提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、少ない部品点
数で確実に回路基板を所定の位置に位置決めすることが
できる加速度センサユニットを提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、組み立てが容易な加
速度センサユニットを提供することにある。
【0008】本発明のさらに別の目的は、ケーブルの芯
線と回路基板の電極部との接続部に無理な力が加わらな
い構造を少ない部品点数で簡単に実現できる加速度セン
サユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る加速度センサは、加速度に応じた加速度信号を出力す
る加速度センサと、加速度センサが嵌合された状態で収
納されるセンサ収納用凹部を備えた金属製のケース本体
と、加速度センサから出力された加速度信号を処理する
信号処理回路を備え回路基板と、ケース本体に取付けら
れる金属製のカバー部材とから構成される。回路基板
は、ケース本体のセンサ収納用凹部と対向する位置に配
置されてケース本体に対して固定されている。そしてカ
バー部材は、回路基板とケース本体のセンサ収納用凹部
が形成された部分とを包み込むようにケース本体に対し
て嵌合される。そしてカバー部材とケース本体とは、電
気的に接続されている。
【0010】本発明では、ケース本体回路基板との間
に、センサ収納用凹部の開口部の全部または大部分を塞
ぐ部分を備え且つケース本体と電気的に接続された金属
製の中間シールドプレートを配置する。このような中間
シールドプレートを配置すると、回路基板に実装された
電子部品から発生したノイズの大部分は、中間シールド
プレートに吸収されてしまうため、内部で発生するノイ
ズにより測定精度が悪くなるのを確実に防止できる。
【0011】自動車に取付けられる加速度センサユニッ
トのように、激しい振動が長期間にわたって加わるもの
では、振動に対する機械的強度を高める必要がある。ケ
ース本体のセンサ収納用凹部に収納された加速度センサ
は、嵌合構造や接着剤によりセンサ収納用凹部内に位置
決め固定されている。しかしながら長期間にわたって振
動が加わり続けると嵌合部では摩耗が発生し、また接着
剤層で剥離が発生する。このような事態が発生すると、
加速度センサの測定精度が悪くなるばかりでなく、加速
度センサが寿命に至ってしまうおそれがある。そこで中
間シールドプレートをケース本体に対して固定された状
態で加速度センサの一部と接触して加速度センサの中間
シールドプレートに向かう方向への移動を阻止するよう
に構成すると、嵌合部で摩耗が発生するのを阻止するこ
とができ、また接着剤層で剥離が発生するのを阻止する
ことができ、測定精度が低下するのを防止できるだけで
なく、加速度センサユニットの寿命を大幅に延ばすこと
ができる。
【0012】回路基板の中間シールドプレートと対向す
る側の面(裏面)には、電子部品が実装される場合があ
ったり、また半田付け部や回路パターンが形成される場
合ある。そのため回路基板の裏面と中間シールドプレー
トとの間には所定の間隙を形成する必要がある。このよ
うな間隙を形成するためには、スペーサ部材を回路基板
の裏面と中間シールドプレートとの間に配置すればよ
い。しかしながらこのようなスペーサ部材を用いると、
部品点数が増加するだけでなく、組み立てが面倒にな
る。そこで中間シールドプレートに回路基板に向かって
突出して回路基板の一部と接触する複数のスペーサ用突
出部を一体に設けると、別個にスペーサ部材を用意する
ことなく、回路基板と中間シールドプレートの主たる表
面との間に所望の間隙を形成するこができるだけでな
く、組み立てが面倒になることがない。回路基板と中間
シールドプレートとをケース本体に対して固定する態様
は任意であるが、次のようにすると、共通の取付部材を
用いて簡単に回路基板と中間シールドプレートとをケー
ス本体に対して固定することができる。具体的には、ま
ずケース本体には、センサ収納用凹部の開口部を囲む端
面に開口する複数のネジ孔を形成する。また中間シール
ドプレートには複数のネジ孔と整合する複数のプレート
貫通孔を形成する。さらに中間シールドプレートの複数
のプレート貫通孔の周囲に位置する部分をプレス加工に
より押し出して前述の複数のスペーサ用突出部を形成す
る。そして回路基板には複数のネジ孔と複数のプレート
貫通孔と整合する複数の基板貫通孔とを形成する。その
上で、整合した複数のネジ孔と複数のプレート貫通孔と
複数の基板貫通孔とに複数のネジをそれぞれ挿入して中
間シールドプレート及び回路基板をケース本体に対して
固定する。
【0013】加速度センサユニットからの出力は、リー
ド線等のケーブルを介して外部に出力される。加速度セ
ンサユニットには、常に振動が加わっているため、この
振動でケーブルが揺れて、ケーブルの芯線と回路基板の
接続用電極との間の接続部にストレスが加わると、接続
部で接続不良が発生する。そのためケーブルの接続部側
の端部は、回路基板に対して位置的に固定された状態に
あるのが好ましい。このような状態を作るためには、ま
ずケース本体に回路基板に接続されるケーブルの端部が
挿入されるケーブル挿入口とこのケーブル挿入口と連通
し且つセンサ収納用凹部と同じ方向に向かって開口して
ケーブルの端部を収納するケーブル端部収納用凹部を形
成する。そして中間シールドプレートにはケーブル端部
収納用凹部内に収納されてケーブルの端部を挟持する一
対の挟持片を備えたケーブル端部挟持部材を一体に設け
るのが好ましい。このようにすると簡単な構造で、しか
も部品点数を増やすことなく、ケーブルの端部を回路基
板に対して固定状態にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の加速
度センサユニットの実施の形態の一例の縦断面図であ
り、図2は図1の例の半部を断面にした右側面図であ
り、図3は図1のIII −III 線断面図である。この加速
度センサユニット1は、アルミニューム製のケース本体
3を備えている。図4(A)及び(B)は、ケース本体
3の平面図及び一部切り欠き右側面図である。このケー
ス本体3は、後述する加速度センサ31が嵌合された状
態で収納されるセンサ収納用凹部5と一対のフランジ部
7,7とを備えており、一対のフランジ部7,7には取
付用の貫通孔8,8が形成されている。センサ収納用凹
部5は、ケース本体3の底壁部9と底壁部9から起立す
る4つの側壁部11,13,15及び17とによって囲
まれている。ケース本体3のセンサ収納用凹部5の開口
部を囲む端面19(側壁部11〜17の各端面)は平坦
になっている。そしてケース本体3には、対向する一対
の側壁部11及び13の両端部の位置に端面19に向か
って開口する4つのネジ孔21が形成されている。また
対向する一対の側壁部15及び17には、対向する位置
に後に説明する中間シールドプレート39の一対の接触
片が嵌合される一対の段部23,23が形成されてい
る。さらにケース本体3の側壁部11には、上方と右側
方に向かって開口する切り欠き部24が形成されてお
り、この切り欠き部24の底部には、後に説明するケー
ブルCの端部が挿入されるケーブル挿入口25とこのケ
ーブル挿入口25と連通し且つセンサ収納用凹部5と同
じ方向に向かって開口してケーブルCの端部を収納する
ケーブル端部収納用凹部27が形成されている。そして
ケーブル端部収納用凹部27の内部には、対向する一対
の段部29,29が形成されている。
【0015】図1に示すように、センサ収納用凹部5に
収納された加速度センサ31は、特願平8−28808
0号(特開平10−132845号公報)等に示され圧
電タイプの加速度センサである。この加速度センサ31
は、圧電セラミック基板33と、金属製のダイアフラム
ユニット35と、合成樹脂製の枠体37とから構成され
ている。圧電セラミック基板33の表面(図1で見た下
面)上には、三軸方向の加速度を検出するための電極パ
ターンが形成されており、またその裏面(図1で見た上
面)には電極パターンと対向する対向電極パターンが形
成されている。そして圧電セラミック基板33の表面と
裏面に形成した電極パターン間の各部分は適宜に分極処
理されている。ダイアフラムユニット35は、真鍮を切
削加工して形成した一体成形品である。ダイアフラムユ
ニット35は、圧電セラミック基板33の裏面が接合さ
れるダイアフラム部35aと、ダイアフラム部35aの
中央部に設けられた重錘35bと、ダイアフラム部35
aの外周部を支持する環状のベース部35cとから構成
される。さらに枠体37は、ダイアフラムユニット35
をインサートとしてインサート成形により一体成形され
ている。図1及び図3に示すように枠体37には圧電セ
ラミック基板33上の電極と電気的に接続された6本の
端子38…が支持されている。これらの端子38…は、
インサート成形により枠体37に支持させてもよいが、
3本の端子38を別の支持部材に支持させて、この支持
部材を枠体37に嵌合させるようにしてもよい。なお加
速度センサ31は、センサ収納用凹部5内に嵌合しただ
けでもよいが、センサ収納用凹部5の内壁面と枠体37
とを接着剤で接合してもよい。
【0016】ケース本体3の端面19の上には、金属製
の中間シールドプレート39が配置されている。中間シ
ールドプレート39は、ケース本体3のセンサ収納用凹
部5の開口部5aを囲む端面19と回路基板53との間
に配置されている。図3及び図5(A)〜(C)に示す
ように、中間シールドプレート39は、ほぼ矩形状のプ
レート本体41と、一対の接触片43,43と、ケーブ
ル端部挟持部材45と、4つのスペーサ用突出部47…
が一体に形成された構造を有している。プレート本体4
1には、長手方向に並ぶように2つの貫通孔49及び5
1が形成されている。図3に示すように、貫通孔49及
び51は加速度センサ39の枠体37から突出する6本
の端子38を回路基板53に向かって突出させる目的で
形成されている。また貫通孔51は、ケーブルCの芯線
を回路基板53に導く機能も有している。プレート本体
41の貫通孔49と貫通孔51との間に位置する部分4
1aは、センサ収納用凹部5の開口部5aの大部分を塞
ぎ且つ特にダイアフラムユニット35とほぼ完全に対向
している。
【0017】一対の接触片43,43は、ケース本体3
に形成した一対の段部23に嵌合されている。またケー
ブル端部挟持部材45は、ケース本体3の側壁部11に
形成したケーブル端部収納用凹部27内に収納されてケ
ーブルCの端部を挟持する一対の挟持片45a,45a
と、これら一対の挟持片45a,45aを支持する支持
体45bとから構成されている。一対の挟持片45a,
45aの下側端面は、ケーブル端部収納用凹部27内の
一対の段部29[図4(A)]と所定の間隔をあけて対
向している。なお一対の挟持片45a,45aには、ケ
ーブルCの端部をある程度きつく挟持するため、ケーブ
ルCの端部が嵌合された後に両者を近付けるかしめ加工
が施される。
【0018】また中間シールドプレート39のプレート
本体41には、4隅に形成された4つのスペーサ用突出
部47…の中心部に4つのプレート貫通孔46…が形成
されている。実際上は、中間シールドプレート39の4
つのプレート貫通孔46…の周囲に位置する部分がプレ
ス加工により押し出されて4つのスペーサ用突出部47
…が形成されている。4つのスペーサ用突出部47…
は、回路基板53に向かって突出して、先端部が回路基
板53の一部と接触することにより、中間シールドプレ
ート39のプレート本体41と回路基板53の裏面との
間に所定の間隙を形成している。図1に示されるよう
に、回路基板53の裏面(中間シールドプレート39と
対向する面)には、チップ部品が実装されている。その
ため4つのスペーサ用突出部47…の突出寸法は、これ
らのチップ部品が中間シールドプレート39と接触しな
い程度に定められている。また、図5(A)に示すよう
に、中間シールドプレート39のプレート本体41に
は、3つの貫通孔48…が形成されている。これらの貫
通孔48…には、加速度センサ31の枠体37の上側端
部から突出する突起が嵌合されている。
【0019】図1及び図2に示すように、回路基板53
には、加速度センサ31から延びる端子38…に接続さ
れて加速度センサ31の出力信号を処理する信号処理回
路が実装されている。また回路基板53の四隅には、4
つのプレート貫通孔46…と整合する4つの基板貫通孔
55(図1)が形成されている。そしてケース本体3に
形成した4つのネジ孔21…と、プレート本体41に形
成した4つのプレート貫通孔46…と回路基板53に形
成した4つの基板貫通孔55…が整合または整列するよ
うに、ケース本体3の上に、中間シールドプレート39
と回路基板53が配置され、これらのネジ孔と貫通孔に
4本のネジ57が挿入されて、中間シールドプレート3
9と回路基板53とがケース本体3に対して固定されて
いる。
【0020】図1及び図2に示すように、ケーブルCの
各芯線は回路基板53を貫通して、回路基板53の表面
上に形成された半田付け電極に半田付け接続されてい
る。組み立ての際には、予めケーブルCの一方の端部
を、ケース本体3に形成されたケーブル挿入口25から
ケーブル端部収納用凹部27に挿入し、ある程度の長さ
ケーブルCの端部をケーブル端部収納用凹部27から引
き出しておく。そしてケーブルCの芯線を回路基板53
の電極に半田付けした後、ケーブルCの端部を中間シー
ルドプレート39のケーブル端部挟持部材45の一対の
挟持片45aに挟持させる。その後、中間シールドプレ
ート39と回路基板53とをケース本体3に固定する。
回路基板53を装着する際に、加速度センサ31の端子
38…の端部が、回路基板53の図示しない貫通孔に挿
入され、回路基板53がケース本体3に対して固定され
た後に、端子38…の端部が回路基板53の表面の電極
に半田付け接続される。ケース本体3の端面19上に中
間シールドプレート39が配置されて、中間シールドプ
レート39はケース本体3と電気的に接続された状態に
なり、ケース本体3とともにシールド機能を発揮する。
中間シールドプレート39は、主して回路基板53に実
装された信号処理回路の信号が加速度センサ31の出力
に影響を与えるのを阻止している。また中間シールドプ
レート39は、加速度センサ31の枠体37の端面と接
触して、加速度センサ31がセンサ収納用凹部5から抜
け出るのを阻止している(すなわち中間シールドプレー
ト39のプレート本体41の表面と直交する方向に加速
度センサ31が移動するのが阻止されている)。
【0021】ケース本体3には、金属製のカバー部材5
9が嵌合されている。カバー部材59は、回路基板53
とケース本体3のセンサ収納用凹部5が形成された部分
とを包み込むようにカップ状または一面開口状に形成さ
れている。カバー部材59は接着剤を用いてケース本体
3の外面に接合されている。そしてカバー部材59とケ
ース本体3とは、中間シールドプレート39の接触片4
3とカバー部材59とが接触することと、カバー部材5
9に設けた突出片61(図2)がケース本体3の外面と
接触することにより相互に電気的に接続されている。
【0022】なお上記の例では、圧電型の加速度センサ
が用いられているが、加速度センサの構造は任意であ
り、上記の例に限定されるものではない。また上記の例
では、端子38を用いて加速度センサ31と回路基板5
3との電気的な接続を行っているため、中間シールドプ
レート39に貫通孔49及び51を形成してあるが、リ
ード線等を用いて電気的な接続を行う場合には、中間シ
ールドプレート39の形状をケース本体3のセンサ収納
用凹部5の開口部5aを全体的に覆うことができる形状
にすることが可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ケース本体と回路基板
との間に、センサ収納用凹部の開口部の全部または大部
分を塞ぐ部分を備え且つケース本体と電気的に接続され
た金属製の中間シールドプレートを配置したので、回路
基板に実装された電子部品から発生したノイズの大部分
は、中間シールドプレートに吸収され、内部で発生する
ノイズにより測定精度が悪くなるのを確実に防止できる
利点がある。
【0024】また中間シールドプレートをケース本体に
対して固定された状態で加速度センサの一部と接触して
加速度センサの中間シールドプレートに向かう方向への
移動を阻止するように構成すれば、加速度センサの移動
を阻止することができ、測定精度の低下を防止できるだ
けでなく、加速度センサユニットの寿命を大幅に延ばす
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加速度センサユニットの実施の形態の
一例の縦断面図であル。
【図2】図1の例の半部を断面にした右側面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】(A)及び(B)は、ケース本体の平面図及び
一部切り欠き側面図である。
【図5】(A)〜(C)は中間シールドプレートの平面
図、正面図及び右側面図である。
【符号の説明】
1 加速度センサユニット 3 ケース本体 5 センサ収納用凹部 25 ケーブル挿入口 27 ケーブル端部収納用凹部 31 加速度センサ 39 中間シールドプレート 53 回路基板 59 カバー部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度に応じた加速度信号を出力する加
    速度センサと、 前記加速度センサが嵌合された状態で収納されるセンサ
    収納用凹部を備えた金属製のケース本体と、 前記ケース本体の前記センサ収納用凹部と対向する位置
    に配置されて前記ケース本体に対して固定され、前記加
    速度センサから出力された加速度信号を処理する信号処
    理回路を備えた回路基板と、 前記回路基板と前記ケース本体の前記センサ収納用凹部
    が形成された部分とを包み込むように前記ケース本体に
    対して嵌合される金属製のカバー部材とを具備し、 前記カバー部材と前記ケース本体とが電気的に接続され
    ている加速度センサユニットにおいて、 前記ケース本体と前記回路基板との間に、前記センサ収
    納用凹部の開口部の全部または大部分を塞ぐ部分を備え
    且つ前記ケース本体と電気的に接続された金属製の中間
    シールドプレートが配置されていることを特徴とする加
    速度センサユニット。
  2. 【請求項2】 前記中間シールドプレートは、前記ケー
    ス本体に対して固定された状態で前記加速度センサの一
    部と接触して前記加速度センサの前記中間シールドプレ
    ートに向かう方向への移動を阻止している請求項1に記
    載の加速度センサユニット。
  3. 【請求項3】 前記中間シールドプレートには前記回路
    基板に向かって突出して前記回路基板の一部と接触する
    複数のスペーサ用突出部が一体に設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の加速度センサユニット。
  4. 【請求項4】 前記ケース本体には前記端面に開口する
    複数のネジ孔が形成されており、 前記中間シールドプレートには前記複数のネジ孔と整合
    する複数のプレート貫通孔が形成されており、 前記中間シールドプレートの前記複数のプレート貫通孔
    の周囲に位置する部分がプレス加工により押し出されて
    前記複数のスペーサ用突出部が形成されており、 前記回路基板には前記複数のネジ孔と前記複数のプレー
    ト貫通孔と整合する複数の基板貫通孔が形成されてお
    り、 整合した前記複数のネジ孔と前記複数のプレート貫通孔
    と前記複数の基板貫通孔とに複数のネジがそれぞれ挿入
    されて前記中間シールドプレートと前記回路基板が前記
    ケース本体に対して固定されていることを特徴とする請
    求項1,2または3に記載の加速度センサユニット。
  5. 【請求項5】 前記ケース本体には、前記回路基板に接
    続されるケーブルの端部が挿入されるケーブル挿入口と
    該ケーブル挿入口と連通し且つ前記センサ収納用凹部と
    同じ方向に向かって開口して前記ケーブルの端部を収納
    するケーブル端部収納用凹部が形成されており、 前記中間シールドプレートには前記ケーブル端部収納用
    凹部内に収納されて前記ケーブルの端部を挟持する一対
    の挟持片を備えたケーブル端部挟持部材が一体に設けら
    れている請求項1に記載の加速度センサユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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