JP2000299515A - 圧電トランス、圧電インバータ及び液晶ディスプレイ - Google Patents

圧電トランス、圧電インバータ及び液晶ディスプレイ

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JP2000299515A
JP2000299515A JP11107125A JP10712599A JP2000299515A JP 2000299515 A JP2000299515 A JP 2000299515A JP 11107125 A JP11107125 A JP 11107125A JP 10712599 A JP10712599 A JP 10712599A JP 2000299515 A JP2000299515 A JP 2000299515A
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piezoelectric
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Koji Murata
好司 村田
Etsuo Nishikawa
悦生 西川
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金糸線の接触による音鳴りを防止し、金糸線の
断線及び圧電トランスの特性の低下を防止することがで
きる、信頼性にすぐれた圧電トランス、圧電インバータ
及び液晶ディスプレイを提供する。 【解決手段】圧電トランスに用いられる配線用の金糸線
7は、多数の細線を束ねた芯線7aに帯状の金属箔7b
を巻き付けた構造を有し、この金糸線7はワックス8を
含浸させて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
のバックライト点灯用インバータ、蛍光燈点灯用インバ
ータ、複写機等の高圧電源回路に用いられる圧電トラン
ス及びこれを用いた圧電インバータ、液晶ディスプレイ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、矩形平板状の圧電板に一対の
入力電極が形成され厚み方向に分極された駆動部と長さ
方向の端面に出力電極が形成され長さ方向に分極された
発電部からなるローゼン型の圧電トランスが知られてい
る。この種の圧電トランスは、入力側配線を介して入力
電極に入力電圧を印加して圧電板を機械的に振動させ、
出力電極に生じた交流高電圧の出力電圧を出力側配線を
介して取出すように構成される。上記各配線用のリード
線としては、できるだけ振動を妨げない、かつ振動によ
り断線しないものが好ましい。このために、配線用のリ
ード線として、柔軟性がありかつ振動に対して追従性の
よい金糸線を用いた圧電トランスが提案されている(特
開平8−32139、特開平8−64884)。
【0003】圧電トランスの配線用のリード線として用
いられる従来の金糸線としては、図6(a)、(b)に
示すように多数の細い繊維を束ねた芯線7aに帯状の銅
箔(金属箔)7bを螺旋状に一重巻した構造、機械的強
度(屈曲強度)を増すために、図7(a)に示すように
芯線7aに2つの銅箔7bを同一方向に二重巻きした構
造、図7(b)に示すように芯線7aに2つの銅箔7b
を互いに交差する方向に二重巻きした構造のものがあ
る。このような金糸線は入力電極または出力電極にはん
だ付けされて接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の金糸線を用いた圧電トランスでは、金糸線がその周
辺部の圧電板や実装基板等に接触あるいは近接した場
合、動作時の振動により金糸線も同時に振動し、音鳴り
が生じたり、金糸線の銅箔が摩耗して金糸線が細り導通
不良となる、場合によっては断線に至るという問題があ
った。
【0005】また、銅箔二重巻き構造の金糸線を用いた
場合は、銅箔同士の摩擦により銅箔が摩耗して線細りま
たは断線が生じるという問題があった。
【0006】また、従来の金糸線は銅箔が直接空気に触
れているので、経時的に銅箔が酸化して、はんだ付け性
(はんだ濡れ性)が劣化し、十分なはんだフィレットが
形成されずはんだ付け不良が生じる場合があった。
【0007】また、従来の金糸線をはんだ付けした場
合、金糸線の外周や内部へはんだが吸い上がり易く、こ
の吸い上がったはんだによって金糸線の柔軟性が損なわ
れ、圧電トランスの振動が阻害(抑圧)され、圧電トラ
ンスの特性が低下するという問題があった。
【0008】最近、圧電トランスを用いた装置では小型
化の要求が強く、これに伴って圧電トランスにおいても
小型化が強く要請されており、配線用の金糸線をより短
くする必要があり、上記問題点が顕在化してきている。
【0009】そこで、本発明の目的は、金糸線の接触に
よる音鳴りを防止し、金糸線の断線及び圧電トランスの
特性の低下を防止することができる、信頼性にすぐれた
圧電トランス、圧電インバータ及び液晶ディスプレイを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る圧電トランスは、圧電トランス素子を
実装基板に載置し、圧電トランス素子の電極と実装基板
の電極との接続に金糸線を用いてなる圧電トランスにお
いて、前記金糸線の金属箔に被覆材を被着させたことを
特徴とする。
【0011】また、本発明に係る圧電トランスは、圧電
トランス素子を実装基板に載置し、圧電トランス素子の
電極と実装基板の電極との接続に金糸線を用いてなる圧
電トランスにおいて、前記金糸線に被覆材を被着・浸透
させたことを特徴とする。
【0012】前記被覆材として、ワックス、柔軟性のあ
るシリコン系接着剤等の樹脂接着剤、シリコンオイルや
グリス等の潤滑剤を用いることができる。
【0013】また、本発明に係る圧電インバータは、上
記圧電トランスを備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係る液晶ディスプレイは、
上記圧電トランスまたは圧電インバータを備えたことを
特徴とする。
【0015】上記の構成からなる圧電トランスによれ
ば、金糸線が周囲の部材と接触した状態で振動しても被
覆材により滑るまたは被覆材によりその接触が緩和され
るので、音鳴りを防止することができ、金属箔の摩耗を
防止することができる。また、金属箔二重巻き構造また
は金属箔三重巻き構造の金糸線の場合、各金属箔の間に
被覆材を介在させることにより、各金属箔同士の摩擦に
よる摩耗を防止することができる。したがって、金糸線
の線細りまたは断線を防止することができる。
【0016】また、金糸線の金属箔は被覆材により空気
と遮断されるので、金属箔の酸化を防止することができ
る。したがって、金糸線の酸化に伴ういもはんだ等のは
んだ付け不良をなくすことができる。
【0017】また、金糸線の内部(芯線部)にまで被覆
材を浸透させることにより、はんだ付け時の金糸線の内
部へのはんだの吸い上がりを抑制できる。したがって、
金糸線の柔軟性を維持することができ、圧電トランスの
特性の低下を防止することができる。
【0018】また、本発明に係る圧電インバータは、上
記の特徴を有する圧電トランスを備えて構成されるの
で、特性が良好で信頼性に優れたものとなる。
【0019】また、本発明に係る液晶ディスプレイは、
上記の特徴を有する圧電トランスまたは圧電インバータ
を備えて構成されるので、特性が良好で信頼性に優れた
ものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る圧電
トランスの構成を図1(a)、図1(b)及び図2を参
照して説明する。この圧電トランスは、圧電トランス素
子2のλ/2モードと呼ばれる基本(1次)振動モード
を利用したものである。圧電トランス素子2は、矩形平
板状の圧電セラミックスからなる圧電板3に、その長さ
方向の一方の片側半部の表裏面に入力電極4,5を対向
してそれぞれ形成し、他方の片側半部の端面に出力電極
6を形成してなるものである。圧電板3は、入力電極
4,5が形成された一方の略片側半部が厚み方向に分極
され、他方の片側半部は長さ方向に分極されている。圧
電トランス素子2は、圧電板3の長さ方向の1/2(λ
/4)の位置に振動変位が零となる振動の節が存在し、
圧電板3の両端に振動変位が最大となる振動の腹が存在
する。前記振動の節に対応する領域であって、圧電板3
の幅方向の一方の側面には入力電極4の接続部4aが、
対向する他方の側面には入力電極5の接続部5aが形成
されている。
【0021】圧電トランス素子2は、実装基板21上に
弾性を有する両面粘着テープ31により、振動の節に対
応する部分で支持固定され、入力電極4、5の接続部4
a,5aにそれぞれ入力配線用の金糸線7,7の一端が
はんだ付けされ、出力電極6に出力配線用の金糸線7の
一端がはんだ付けされている。各金糸線7の他端は実装
基板21上の配線パターンの端子電極22にそれぞれは
んだ付けされている。
【0022】本実施形態の金糸線7は、図2に示すよう
に、多数の細線を束ねた芯線7aに帯状の金属箔7bを
巻き付けた構造であり、金糸線7の外周面及び内部に被
覆材としてワックス8が被着・浸透されている。より具
体的には、はんだ付け前の段階で、溶融したワックスに
金糸線7を浸漬して、金糸線7にワックス8を含浸して
いる。ワックス8としては、パラフィンワックス、マイ
クロワックス、ペトロラタムワックス等の石油系のワッ
クスが用いられる。
【0023】芯線7aは耐熱性を有する化学繊維の細線
を多数束ねて構成、または束ねた多数の細線を縄状に編
んで構成される。金属箔7bは、銅または錫入銅合金か
らなり、例えば母線径0.1mmの線材を帯状(テープ
状)に圧延したものである。
【0024】本実施形態の圧電トランスでは、金糸線7
の外周面及び内部にワックス8を被着・浸透(含浸)し
ているので、金糸線7が圧電板3や実装基板21に接触
した状態で振動してもワックス8により滑るため、接触
による音鳴りが防止され、金属箔7bの摩耗が防止さ
れ、金糸線7の線細りまたは断線が起こらない。
【0025】また、金糸線7の金属箔7bはワックス8
により空気と遮断されるので、金属箔7bの酸化が防止
され、よって、金糸線7の酸化に伴ういもはんだ等のは
んだ付け不良が防止される。
【0026】また、金糸線7の内部にまでワックス8が
浸透しているので、はんだ付け時に金糸線7の内部への
はんだの吸い上がりが大幅に抑制され、よって、金糸線
7の柔軟性を維持することができ、圧電トランスの特性
が低下することがない。
【0027】上記実施形態では入力電極及び出力電極の
いずれの接続にも金糸線を用いたもので説明したが、振
動の腹となる出力電極との接続のみにワックスを含浸し
た金糸線を用いるようにしてもよい。つまり、上記の圧
電トランス素子の構造においては入力電極の各接続部は
振動の節に設けられているので、入力電極との接続には
金糸線以外の他のリード線を用いてもよく、また導電性
接着剤等で入力電極と実装基板上の端子電極とを直接接
続するようにしてもよい。
【0028】また、上記実施形態では芯線に金属箔を一
重巻きした金糸線を示したが、これに限るものではな
く、芯線に金属箔を同方向または交差する方向に二重以
上巻き付けた構造のものであってもよい。金属箔二重巻
き構造の金糸線の場合には、ワックスは一重目と二重目
の金属箔の間にも浸透するので、ワックスにより一重目
と二重目の金属箔同士の摩擦による摩耗も防止すること
ができる。
【0029】また、上記実施形態では金糸線をはんだ付
けする前にワックスを含浸させたもので説明したが、金
糸線をはんだ付けした後に、溶融したワックスを金糸線
に付着させて含浸させるようにしてもよい。または、予
め金属箔にワックスを被着させ、ワックスで被覆された
金属箔を芯線に巻き付けて製造した金糸線を用いるよう
にしてもよい。
【0030】次に、本発明の第2実施形態に係る圧電ト
ランスの構成を図3(a)、(b)及び図4を参照して
説明する。本実施形態の圧電トランスにおいては、圧電
トランス素子2は、実装基板21上に弾性を有する両面
粘着テープ31により、振動の節の近傍の2箇所で支持
固定され、入力電極24、25の接続部24a,25a
と実装基板21の端子電極22は導電性接着剤11で接
続され、出力電極26と実装基板21の端子電極22と
は金糸線7をはんだ付けして接続されている。
【0031】本実施形態の金糸線7は、図4に示すよう
に、芯線7aに2つの帯状の金属箔7bを螺旋状に互い
に交差するように巻き付けた金属箔二重巻き構造であ
り、金糸線7に被覆材としてシリコン系接着剤9を被着
・浸透させている。より具体的には、被覆無しの金糸線
7をはんだ付けした後に、ディスペンサー等によりシリ
コン系接着剤9を塗布することにより金糸線7にシリコ
ン系接着剤9を被着・浸透している。
【0032】シリコン系接着剤9としては、圧電トラン
ス素子2の振動をできるだけ阻害しない、すなわち圧電
トランスの特性を低下させない柔軟性を有する材料が用
いられる。また、金糸線の外周部のみならずより内部に
まで浸透するように流動性の高い材料を用いることが望
ましい。他の構成は第1実施形態で説明したものと同様
の構成であり、その説明を省略する。
【0033】本実施形態の圧電トランスでは、金糸線7
にシリコン系接着剤9を被着・浸透しているので、金糸
線7が圧電板3や実装基板21に接触した状態で振動し
てもシリコン系接着剤9によりその接触が緩和されるた
め、接触による音鳴りが防止され、金属箔7bの摩耗が
防止され、また、一重目と二重目の金属箔7b同士の摩
擦による摩耗も防止され、金糸線7の線細りまたは断線
が起こらない。
【0034】上記実施形態では金糸線をはんだ付けした
後にシリコン系接着剤を塗布したもので説明したが、金
糸線をはんだ付けする前に、シリコン系接着剤を塗布
し、金糸線にシリコン系接着剤を被着・浸透するように
してもよい。さらに、シリコン系接着剤を金糸線の内部
にまで浸透させるようにすれば、はんだ付け時に金糸線
の内部へのはんだの吸い上がりを防止して、金糸線の柔
軟性を維持することができ、圧電トランスの特性の低下
を防止することができる。
【0035】また、予め金属箔にシリコン系接着剤を被
着させ、シリコン系接着剤で被覆された金属箔を芯線に
巻き付けて製造した金糸線を用いるようにしてもよい。
【0036】本実施形態において、金糸線に被着・浸透
させる被覆材はシリコン系接着剤に限定されるものでは
なく、被覆材として、例えば、ウレタン系接着剤、ブチ
ルゴム系接着剤等の他の柔軟性を有する樹脂接着剤を用
いてもよく、またシリコンオイル、グリス等の潤滑剤を
用いるようにしてもよい。
【0037】また、本実施形態では芯線に金属箔を二重
巻きした金糸線で説明したが、これに限るものではな
く、芯線に金属箔を一重巻きした構造の金糸線であって
もよく、金属箔三重巻き構造の金糸線であってもよい。
【0038】なお、上記各実施形態では、圧電トランス
素子を両面粘着テープにより実装基板に支持固定したも
ので説明したが、圧電トランス素子の実装基板上への支
持にゴム状またはゲル状のシリコン系接着剤等を用いる
ようにしてもよく、また金属端子や導電性接着剤を用い
て、支持固定と電気的接続を兼ね備えた構造としてもよ
い。
【0039】また、金糸線と電極との接続ははんだ付け
に限るものではなく、金糸線と電極との接続に導電性接
着剤を用いるようにしてもよい。
【0040】また、本発明における実装基板としては、
平板状の基板に限るものではなく、樹脂ケース等に端子
電極を形成した構造のものであってもよい。また、実装
基板には上記端子電極以外に他の回路部を構成する電極
パターンを形成し、他の回路素子を実装するようにして
もよい。
【0041】また、上記各実施形態では、基本振動モー
ドの単板の圧電トランス素子を例にとって説明したが、
積層構成の圧電トランス、2次以上の振動モードの圧電
トランスであってもよく、出力電極の形成位置も長さ方
向の端面に限定されるものではない。
【0042】次に、本発明の第3実施形態に係る圧電イ
ンバータの構成を図5に示す。図5は、例えば液晶ディ
スプレイのバックライト用の冷陰極管を点灯する圧電イ
ンバータのブロック図である。この圧電インバータは発
振回路部121、駆動回路部122、制御回路部12
3、電流検出部124及び圧電トランス125とで構成
されている。発振回路部121から出力される信号によ
り駆動回路部122を動作させ、圧電トランス125を
駆動し、圧電トランス125の二次側(出力電極)に生
じた昇圧された電圧を冷陰極管126に印加して冷陰極
管126を点灯させる。さらに、冷陰極管125を流れ
る電流を電流検出部124で検出し、冷陰極管電流が一
定となるように制御回路部123から発振回路部121
に制御信号をフィードバックするように構成されてい
る。これら各回路部は第1及び第2実施形態の実装基板
に形成されて圧電インバータユニットが構成される。
【0043】図5に示す圧電トランス125として、第
1または第2実施形態で説明した圧電トランスを用いる
ことができる。本発明に係る圧電トランスを用いること
により、特性が良好で信頼性に優れた圧電インバータを
実現することができる。
【0044】また、本発明に係る圧電トランスまたは圧
電インバータを用いることにより、特性が良好で信頼性
に優れた液晶ディスプレイを実現することができる。
【0045】また、本発明に係る圧電トランスは、ブラ
ウン管の偏向高圧電源回路や、複写機、FAX等の高圧
電源回路に用いられる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電トラ
ンスによれば、配線用の金糸線にワックスや柔軟性を有
する樹脂接着剤等の被覆材を被着または被着・浸透させ
ているので、金糸線が振動しても被覆材により滑るまた
は被覆材によりその接触が緩和されるので、音鳴りを防
止することができ、金属箔同士や周囲の部材との摩擦に
よる金属箔の摩耗を防止して金糸線の線細りまたは断線
を防止することができる。
【0047】また、金糸線の金属箔の酸化が抑制され、
金糸線の酸化に伴ういもはんだ等のはんだ付け不良をな
くすことができる。
【0048】また、金糸線の内部にまで被覆材を浸透さ
せることにより、はんだ付け時の金糸線の内部へのはん
だの吸い上がりを抑制できるので、金糸線の柔軟性を維
持することができ、圧電トランスの特性の低下を防止す
ることができる。
【0049】また、本発明の圧電トランスを用いること
により、特性が良好で信頼性に優れた圧電インバータを
得ることができる。
【0050】また、本発明の圧電トランスまたは圧電イ
ンバータを用いることにより、特性が良好で信頼性に優
れた液晶ディスプレイを得ることができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る圧電トランスを示し、
(a)は平面図であり、(b)は側面図ある。
【図2】第1実施形態の圧電トランスに用いられる金糸
線の断面図である。
【図3】第2実施形態に係る圧電トランスを示し、
(a)は平面図であり、(b)は側面図ある。
【図4】第2実施形態の圧電トランスに用いられる金糸
線の断面図である。
【図5】第3実施形態に係る圧電インバータのブロック
図である。
【図6】従来の金属箔一重巻きの金糸線を示し、(a)
は側面図、(b)は断面図である。
【図7】従来の金属箔二重巻きの金糸線の側面図であ
り、(a)は金属箔を同方向に巻き付けた構造、(b)
は金属箔を交差する方向に巻き付けた構造のものであ
る。
【符号の説明】
2 圧電トランス素子 3 圧電板 4、5 入力電極 4a、5a 接続部 6 出力電極 7 金糸線 7a 芯線 7b 金属箔 8 ワックス 9 シリコン系接着剤 21 実装基板 22 端子電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電トランス素子を実装基板に載置し、
    圧電トランス素子の電極と実装基板の電極との接続に金
    糸線を用いてなる圧電トランスにおいて、 前記金糸線の金属箔に被覆材を被着させたことを特徴と
    する圧電トランス。
  2. 【請求項2】 圧電トランス素子を実装基板に載置し、
    圧電トランス素子の電極と実装基板の電極との接続に金
    糸線を用いてなる圧電トランスにおいて、 前記金糸線に被覆材を被着・浸透させたことを特徴とす
    る圧電トランス。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の圧電ト
    ランスにおいて、前記被覆材がワックスであることを特
    徴とする圧電トランス。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の圧電ト
    ランスにおいて、前記被覆材が柔軟性のある樹脂接着剤
    であることを特徴とする圧電トランス。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の圧電ト
    ランスにおいて、前記被覆材が潤滑剤であることを特徴
    とする圧電トランス。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5に記載の圧電トランスの少なくとも一
    つを備えたことを特徴とする圧電インバータ。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5に記載の圧電トランス、または請求項
    6に記載の圧電インバータの少なくとも一つを備えたこ
    とを特徴とする液晶ディスプレイ。
JP11107125A 1999-04-14 1999-04-14 圧電トランス、圧電インバータ及び液晶ディスプレイ Pending JP2000299515A (ja)

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