JP2000298690A

JP2000298690A - 見込み顧客リスト作成システム及び情報提供システム

Info

Publication number: JP2000298690A
Application number: JP10733699A
Authority: JP
Inventors: Takaaki Okamoto; 岡本高明
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1999-04-15
Filing date: 1999-04-15
Publication date: 2000-10-24

Abstract

(57)【要約】【課題】ダイレクトメール等で広告情報を消費者に発信
する際、その費用対効果を上げるため、見込み顧客リス
トの絞り込みを行う必要がある。地域による絞り込みは
それらの方法の一つであるが、その場合には、従来は、
見込み顧客リストの住所や郵便番号を手がかりに行う他
無かった。本発明によるシステムでは、確度の高いエリ
アによる絞り込みを可能とする。【解決手段】地図データベースと、地図データベースか
ら対話的に地図を検索させて利用者に目的の情報を提示
する手段と、利用者に関係のある場所の位置情報または
利用者が明示的に検索した場所の位置情報を利用者毎に
収集する手段と、登録された利用者の個人データと前記
収集された利用者の検索位置情報から利用者毎の行動圏
属性データベースを作成更新する手段と、広告を打ちた
い事業者顧客のエリア指定を受け付けて、前記データベ
ースの利用者毎の行動圏属性を評価することにより、エ
リア指定で絞り込んだ見込み顧客リストを作成する手段
と、を備えた構成とする情報提供システムとすることに
より、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】ダイレクトメールや電子メー
ル等で、見込み顧客に対して広告情報を発信する際に、
広告費用の費用対効果を向上させるため、確度の高い見
込み顧客リストを作成するための機能を備えた情報提供
システム。特に地域（エリア）で見込み顧客の絞り込み
を行う方法に関する。

【０００２】

【従来技術】ダイレクトメール等で広告情報を消費者に
発信する際、その費用対効果を上げるため、見込み顧客
リストの絞り込みを行う必要がある。エリアによる絞り
込みはそれらの方法の一つであるが、その場合には、従
来は、見込み顧客候補リストの住所や郵便番号を手がか
りに、広告を打つ対象店舗の近隣に住む人を見込み顧客
として、新聞折り込み等を行う方法が採られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のエリア絞り込み
の方法では、見込み顧客候補の住所以外の要因による絞
り込みは、ほとんどなされていない。本発明はこのよう
な問題を鑑みてなされたもので、見込み顧客候補の実際
の生活行動範囲（行動圏）を類推できるデータに基づい
た、より確度の高い見込み顧客リストを作成することが
できるシステムを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、登録された見込み顧客候補の、行動圏を類推できる
データ（行動圏情報）を顧客毎に整理した、行動圏属性
データベースを用意しておくとともに、広告を打ちたい
事業者顧客のエリア指定を受け付けて、前記データベー
スの登録顧客毎に、見込み顧客度を評価して、確度の高
い見込み顧客リストを作成する手段を備えて、上記課題
を解決する。請求項２に記載の発明は、地図データベー
スと、地図データベースから対話的に地図を検索させて
利用者に目的の情報を提示する手段と、利用者に関係の
ある場所の位置情報または利用者が明示的に検索した場
所の位置情報を利用者毎に収集する手段と、前記収集さ
れた利用者の検索位置情報から、利用者毎の行動圏を類
推できるデータ（行動圏情報）を利用者毎に整理した、
行動圏属性データベースを作成更新する手段と、広告を
打ちたい事業者顧客のエリア指定を受け付けて、前記行
動圏属性データベースから利用者毎の行動圏を類推・評
価することにより、エリア指定で絞り込んだ見込み顧客
リストを作成する手段と、を備えた構成とする情報提供
システムとすることにより、上記課題を解決する。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図１は、本発明の実施形態に係わ
る、ネットワーク上で目的の情報を提示する手段を有す
る情報提供システムの、基本構成を示すブロック図であ
る。このシステムの主たる構成要素は地図データベース
１１を維持管理し、要求に応じて地図情報を提供する地
図データベースサーバー１、会員の行動圏データベース
２１を維持管理し、要求に応じて会員の行動圏情報を提
供する会員属性情報サーバー２、会員に提供する情報を
格納したコンテンツデータベース３１を維持管理し、要
求に応じてコンテンツを提供するコンテンツデータベー
スサーバー３、会員利用者からの要求を受け、各種情報
を提供するメインサーバー４である。これらのサーバー
群は一つのネットワークを構成する。さらに、ルータ６
を介して、通信事業者の提供する専用線などを通じてイ
ンターネットサービスプロバイダを経由し、インターネ
ット網に接続される。また会員利用者からのインターネ
ットを通じたアクセスに適切に対応するための名前変換
を担うドメインネームシステム（Domain Name System以
下ＤＮＳ）サーバー５も前記ネットワークに接続され
る。

【０００６】地図データベースサーバー１は、地図上の
オブジェクト（道路、鉄道、河川、建物等）を点、線
分、多角形の属性情報を持った図形情報として地図デー
タベース１１として管理しており、縮尺と位置座標によ
る地図要求を受け取ると、その座標を中心とした縮尺に
応じた矩形領域を設定し、その領域に含まれるか、重な
りがあり、その縮尺で表示すべき属性を持つ図形を地図
データベース１１から選択し、これらを構成してＧＩＦ
等の画像データ形式に変換して要求元へ（ネットワーク
上の他のコンピュータなど）へ出力する。

【０００７】会員属性情報サーバー２は、登録された利
用者の行動範囲に係わる属性情報を行動圏データベース
２１として管理しており、登録利用者の情報要求を受け
ると、当該会員の行動圏情報を要求元へ（ネットワーク
上の他のコンピュータなど）へ出力する。

【０００８】コンテンツデータベースサーバー３には利
用者に提供する店舗、娯楽施設等の生活情報コンテンツ
がデータベース化されて格納されている。図８はコンテ
ンツデータベースの内容を示している。店舗、娯楽施設
等の名称、カテゴリ、中分類、最寄り駅、住所、緯度経
度値、その他のテキストデータおよび関連する画像ファ
イル名のリストから成る地点情報マスターと、写真、イ
ラストなどの画像データから構成される。カテゴリの値
による検索やテキスト情報の全文検索による検索ができ
る。尚緯度経度値は（N 36゜55'45"、E 139゜30'26"）
という形式の数値の組（北緯値、東経値）で表わされ
る。

【０００９】メインサーバー４は、ハイパーテキストト
ランスファープロトコル（Hyper Text Transfer Protoc
ol、以下ＨＴＴＰプロトコル）により、ハイパーテキス
トマークアップ言語（Hyper Text Markup Language、以
下ＨＴＭＬ）で記述されたコンテンツデータをインター
ネットを介して配信するワールドワイドウエブサーバー
（World Wide Webサーバー、以下ＷＷＷサーバー）機能
を持つとともに、会員登録手段４１、目的情報提示手段
４２、利用者情報収集手段４３、顧客リスト作成手段４
４を備えている。これらの手段は必要に応じて、他のサ
ーバー（２、３）に情報要求を行い、他のサーバーから
返された情報をもとにＨＴＭＬ頁を構成して、会員利用
者に提供する。またメインサーバー４には地図データベ
ースサーバー１に地図データを要求する地図データ検索
手段４５も備えている。

【００１０】図２は図１に示された情報提供システムの
利用手順フローを概略説明するものである。先ず、ステ
ップＳ１にて、利用者はシステムのメインサーバー４に
アクセスして会員登録を行う。この際、新たな会員のレ
コードが会員属性管理サーバー２によって、行動圏デー
タベース２１に作成登録される。次にステップＳ２に
て、正式会員となった利用者は、メインサーバー４にア
クセスして、当該サーバーの目的情報提示手段４２の働
きにより各種の情報を検索する。このとき、利用者が特
定の場所の詳細情報を要求した場合、目的情報提示手段
４２から呼び出された利用者情報収集手段４３が、利用
者の検索記録を作成する。この検索記録は、利用者が本
システムの1回の利用を終了したときに、会員属性管理
サーバー２を通じて行動圏データベース２１の当該会員
のレコードの更新を行うために参照される。最後にステ
ップＳ３にて、事業者顧客から地域を特定した見込み顧
客リストの作成依頼を受けて、行動圏データベース２１
を参照し、各会員の行動圏を推定し、前記特定された地
域との関連を評価して、確度の高い見込み顧客リスト１
０を作成する。

【００１１】以下、ステップＳ１、Ｓ２、Ｓ３の順に従
って図１に示された情報提供システムの動作を説明して
ゆく。

【００１２】会員登録Ｓ１のステップは会員登録手段４
１により実行される。図３は会員登録手段の動作フロー
を説明する図である。図４は会員登録手段の対話入力画
面を示している。ところで、本実施の形態のシステムに
おける、会員利用者との対話処理は、メインサーバー４
の上で、会員登録手段４１がＷＷＷサーバープログラム
と連携して動作し、会員利用者のコンピュータで動作す
るＷＷＷブラウザとの間でＨＴＭＬで記述されたデータ
をＨＴＴＰプロトコルで転送することで実現される。従
って、記述を簡潔にするため、会員登録手段が用意した
１画面分のＨＴＭＬデータをＷＷＷサーバープログラム
を通じてＨＴＭＬプロトコルで会員利用者側のＷＷＷブ
ラウザに転送することを、単に「（会員登録手段が会員
利用者に対し）何かを画面表示する」と表現する。これ
は目的情報提示手段４２などの他の対話処理を行う手段
の説明においても同様である。

【００１３】図３および図４を用いて、会員登録手段の
詳細を説明する。まず会員でない利用者が本システムの
ホームページにアクセスするとＳ３１にて図４（Ａ）の
ような新規登録フォームを表示し、利用者の記入を促
す。利用者が必要事項を記入して送信ボタンを押すと、
ここで入力された情報は、会員登録手段４１の扱う第1
の一時的な記憶領域にいったんセーヴされる。会員登録
手段４１は郵便番号等の情報から利用者の住宅付近の地
図の検索を地図データベースサーバー２に依頼し（Ｓ３
２）、その結果を得て、利用者のブラウザに図４（Ｂ）
のようにして、自宅の位置、勤務先、通学先等利用者に
関係の深い地点（登録地点）の入力を促す（Ｓ３３）。
Ｓ３３にて地図更新要求があればＳ３５にて提示する地
図を変更する。地図更新要求は、利用者が地図の周囲の
矢印ボタンまたは拡大、縮小ボタンをクリックすること
により、地図更新要求が地図データ検索手段４５の起動
要求としてメインサーバー４に送られ、起動された地図
データ検索手段４５が地図データベースサーバー１へ特
定の地図をリクエストすることにより実現される。尚、
地図データ検索手段４５はコモンゲートウエイインター
フェース（Common Gateway Interface、以下ＣＧＩ）に
よりＷＷＷサーバー機能と連携して動作するＣＧＩプロ
グラムとして実現される。

【００１４】Ｓ３３で、登録地点の登録要求があればＳ
３４にて、該当地点の地図上の座標を緯度・経度に変換
して、登録地点の属性（住居、勤務先、通学先、その
他）とともに記憶装置上の一時的な記憶領域にセーヴす
る。該当地点を目立つ色と図形（適当な大きさの丸）で
地図上に表示させる。特定地点の入力が終わればＳ３６
にて確認画面を表示し利用者への確認を促す。問題なけ
れば第1の一時的な記憶領域にセーヴされている情報と
第2の一時的な記憶領域にセーヴされている登録地点情
報を、新規会員の属性情報として行動圏データベース２
１に登録する（Ｓ３６）。

【００１５】図５は行動圏データベース２１のデータ構
造を説明する図である。このデータベースは3種類の表
で構成される。第1は会員のもっとも基本的な属性情報
を記述した会員マスターテーブルであり、図５の（Ａ）
に示しているように、１レコードは会員番号、会員氏
名、郵便番号、住所、勤務先（通学先）から構成され
る。第2は図５（Ｂ）に示す登録地点リストである。こ
れは個々の会員にとって、関係の深い地点の情報、具体
的には住居、通勤先、通学先などを記録する表である。
登録地点リストに記録された位置情報のことを登録地点
と呼ぶことにする。登録地点リストには登録地点の位置
情報（緯度経度値）とともに属性（住居、通勤先、通学
先、その他）が記録される。以上2種類の表は会員登録
時に一度作成すれば、比較的長期間そのままのデータが
維持される性質の情報である。図３のＳ３６で行動圏デ
ータベース２１に新規登録するのはこの二つの表のレコ
ードである。行動圏データベース２１を構成する3番目
の表は図５（Ｃ）に示す検索地点リストである。検索地
点リストは会員が本システムを利用して、検索を行うに
したがって、データが記録される。検索地点リストに記
録された位置情報のことを検索地点と呼ぶことにする。
検索地点リストには検索地点の位置情報（緯度経度値）
とともに検索地点に対応するコンテンツ番号と検索した
日付が記録される。

【００１６】次に会員への情報提供ステップＳ２に移
る。このステップは目的情報提供手段４２により実現さ
れる。その詳細を図６の詳細フローにより説明する。ま
ず会員利用者がＷＷＷブラウザ上でユニフォームリソー
スロケータ（Uniform ResourceLocator、以下ＵＲＬ）
を指定して本システムのホームページにアクセスしてく
ると、Ｓ５１にて会員番号とパスワードの入力要求画面
を転送する。会員が適切な会員番号とパスワードを入力
してデータを送信すると、Ｓ５２にて、目的情報提供手
段４２は会員情報管理サーバー２に問い合わせて認証を
行う。

【００１７】会員のチェックがすめば、Ｓ５３にて図７
（Ａ）の検索条件入力画面を表示させる。会員利用者は
検索条件を入力し、検索ボタンをクリックする。する
と、Ｓ５４にて目的情報検索手段は検索条件を受け取
り、コンテンツデータベースサーバー３に問い合わせる
（Ｓ５４）。Ｓ５４の検索は検索条件で指示されるカテ
ゴリ属性やキーワードによる全文検索で行われる。コン
テンツデータベースサーバー３により幾つかの地点が抽
出され、それらが目的情報提示手段に返されると、目的
情報提示手段は図７（Ｂ）のような検索結果表示画面を
ＨＴＭＬデータで構成する。この時、各抽出地点のタイ
トル文字（図７（Ｂ）の１．○○○○、２．△△△△、
など）がクリックされると、どれがクリックされたのか
を目的情報提示手段に正しく伝えるように、ＨＴＭＬの
記述に細工を施す。具体的には次のように、各地点に応
じて異なるパラメータを付加して、一つのＣＧＩプログ
ラムshushu.cgi（後述する利用者情報収集手段の一部）
を呼び出すようにする。例えば「n．○××○」がクリ
ックされるとプログラムshushu.cgiにパラメータTITLE=
ｎを渡すように、次のように記述する。

【００１８】<A HREF=" HYPERLINK http://sys.jouhou
teiji/co/jp/cgi-bin/shushu.cgi?TITLE=1 http://sys.
jouhouteiji.co.jp/cgi-bin/shushu.cgi?TITLE=ｎ"> n．○××○ </A>

【００１９】次にＳ５６にて、上記構成した検索結果画
面を会員利用者画面に表示させ、入力待ちとなる。利用
者が検索結果リストからどこかの地点タイトルをクリッ
クすると、ＷＷＷブラウザの機能により、TITLE=ｘのパ
ラメータ値を付加してメインサーバー上の利用者情報収
集手段４３を構成するＣＧＩプログラムが起動される
（Ｓ５７）。このプログラムは、会員利用者がTITLE=x
に対応した地点の詳細情報を検索したことを記憶するた
め、利用者情報収集手段４３の扱う一時的な記憶領域に
利用者の会員番号と、その地点（その地点のコンテン
ツ）の識別番号を記録する。そして、目的情報提示手段
は、Ｓ５８にて選択先の地点のコンテンツを準備する。
この地点を説明するテキストや写真画像データはコンテ
ンツデータベースにあるので、コンテンツデータベース
３を通じて取り出す。また当該地点の案内図は当該地点
の緯度経度値（コンテンツデータの一部）より地図デー
タベースサーバー１を通じて付近の地図を取り出す。こ
れらを合成して図７（Ｃ）のようなＨＴＭＬデータを構
成し、会員利用者のＷＷＷブラウザに転送する。この画
面では幾つかの選択ボタンが用意されており、一つの検
索結果図７（Ｂ）で抽出された他の地点を見るために、
Ｓ５６からＳ５８の動作は何回でも繰り返すことができ
る。あるいは、Ｓ５３に戻り、検索自体をやり直すこと
も、検索を終了することもできる。

【００２０】検索を終了する場合はＳ５９にて、利用者
情報収集手段を呼び出し、Ｓ５７で記録しておいた記録
をもとに行動圏データベース２１の内容を更新する。こ
のとき検索した日付と、検索した地点の緯度経度値を併
せて、行動圏データベース２１の検索地点リストを更新
する。もし検索した地点が既に検索地点リストに存在す
る場合は、日付のみ更新する。検索地点リストには存在
しない地点を検索した場合には、検索数を１つ増加さ
せ、検索地点リストに新たなエントリーとして加える。
以上が目的情報処理手段４２の動作である。目的情報処
理手段４２から呼び出される利用者情報処理手段４３の
動作も併せて説明した。

【００２１】最後に見込み顧客リスト作成のステップＳ
３に移る。このステップは顧客リスト作成手段４４によ
り実現される。図９は顧客リスト作成手段４４の動作フ
ローを示すフローチャートである。図９に沿って顧客リ
スト作成手段４４の動作を説明する。まずＳ７１とＳ７
２にて事業者顧客の会員認証を行う。次にＳ７３にて、
事業者会員に広告を打つ対象となる地点のＩＤ番号（コ
ンテンツデータのＩＤ番号に一致）を入力させる。Ｓ７
４にて、コンテンツデータに登録されている当該地点の
緯度経度値をもとに付近の地図を表示させ、エリア指定
の入力待ちとなる。図１０のその時の画面を表わしてい
る。（もし地図が適当でなければＳ７５により地図の更
新を行う）エリア指定は図１０（ロ）のように地図上に
矩形で指定する。（円、その他の多角形で指定させるこ
とも可能である。）また事業者顧客はその店舗と同一商
圏の範囲（図１０（ハ））を指定する。これは潜在顧客
が一回の外出（ショッピング）で同時に訪れることが可
能な範囲を意味する。この範囲は前期エリア指定の範囲
に完全に含まれなければならない。

【００２２】Ｓ７４にてエリアの指定がすめば、顧客リ
スト作成手段はＳ７６にて、行動圏ＤＢを順に検索し、
その結果により次の評価式で各会員の見込み客度を示す
指数を計算する。

【００２３】

【数１】Ｄ＝Ａ０＊Ｘ０＋Ａ１＊Ｘ１＋Ａ２＊Ｘ２＋Ａ３＊Ｘ３

【００２４】ここで、Ｄは見込み客度を表す指数。Ａ
０、Ａ１、Ａ２、Ａ３は適当に選んだ係数（例えば、Ａ
０＝１００、Ａ１＝１０、Ａ２＝１０、Ａ３＝１）であ
る。Ｘ０、Ｘ１、Ｘ２、Ｘ３は会員の行動圏ＤＢの記録
によりきまる変数である。Ｘ０は、もし、対象地点が会
員の検索地点リスト（図５（Ｃ））に存在すればＸ０＝
１、そうでなければＸ０＝０とする。Ｘ１は、会員の検
索地点リストに記録された地点で、指定された同一な商
圏範囲の中に位置するものがあれば、その個数に等しい
整数値、なければ０とする。Ｘ２は、もし、エリア指定
の中に会員の登録ポイントがあれば、その個数に等しい
整数値、なければ０とする。Ｘ３は、会員の検索地点リ
ストに記録された地点で、エリア指定の中に位置するも
のがあれば、その個数に等しい整数値、なければ０とす
る（ただしＸ１でカウントされた地点は除く）。このよ
うにして各会員毎に数１により見込み客度を評価する。

【００２５】上記説明は一つの実施例であり、見込み客
度の評価式は数１と限らない。たとえば、ある会員に対
して、Kｉをｉ番目の検索ポイントと対象店舗間の距離
をエリア指定の外接円の半径ｄに対する百分率で表わし
た整数値として、Ｋｉが９９以下の検索ポイントについ
て、総和をとることにより、数2を評価式とすることも
できる。

【００２６】

【数２】Ｄ＝ Σ （１００／（Kｉ＋１））＋Ａ２＊Ｘ２（Ki<=99）ただしＫｉ＝１００＊（当該店舗とｉ番目の検索ポイン
トの距離）／ｄｄはエリア指定の外接円の半径、Ａ２、
Ｘ２は数１と同じ。

【００２７】最後にＳ７７にて、見込み客度指数の高い
会員を選択してリストを作成する。これで目的の確度の
高い見込み顧客リストが得られた。このリストで抽出さ
れた顧客に電子メールにより、自動的に広告情報を発信
する手段を付加した構成の情報提供システムとすること
も可能である。また、顧客毎に画像や音声、動画像も含
めた広告情報を発信するために、各見込み顧客専用のＨ
ＴＭＬ頁を作成し、この頁のＵＲＬを電子メールで知ら
せるようにした広告情報発信手段を付加することもでき
る。

【００２８】以上本発明の実施の形態を述べたが、メイ
ンサーバ４の中のＷＷＷサーバー機能をネットワーク上
の別のコンピュータに備えた構成でも構わない。また、
行動圏データベースの検索地点リスト図５（Ｃ）は検索
したときの日付も記録しているので、行動圏データベー
スを更新する際に、一定時間を経過した検索ポイントを
自動的に削除するようにすることもできる。

【００２9】顧客リスト作成手段４４で、対象地点のエ
リア指定、同一商圏指定は、地図を用いずに単純な距離
指定で行うこともできる。

【００３０】

【発明の効果】本発明では会員利用者個々の行動圏を推
定し得るデータをもとに潜在顧客の絞り込みを行えるの
で、単に住所や郵便番号を手がかりに行うよりも確度の
高い絞り込みが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る情報提供システムの
全体図である。

【図２】本発明の実施の形態に係る情報提供システムの
利用手順を概説する図である。

【図３】会員登録手段４１の動作フローを説明するフロ
ーチャートである。

【図４】会員登録時の利用者画面を示す図である。

【図５】行動圏データベース２１の構造を示す図であ
る。

【図６】目的情報提示手段４２の動作フローを説明する
図である。

【図７】利用者への目的情報提示の画面を示す図であ
る。

【図８】コンテンツデータベース３１の内容を説明する
図である。

【図９】顧客リスト作成手段４４の動作フローを説明す
る図である。

【図１０】顧客リスト作成時のエリア指定を説明する図
である。

【符号の説明】１地図データベースサーバー２会員属性管理サーバー３コンテンツデータベースサーバー４メインサーバー５ドメインネームシステムサーバー６ルーター７インターネット１１地図データベース２１行動圏データベース３１コンテンツデータベース４１会員登録手段４２目的情報提示手段４３利用者情報収集手段４４顧客リスト作成手段４５地図データ検索手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 5B049 AA02 BB11 CC02 CC08 DD01 DD05 EE05 FF03 FF09 GG04 GG09 5B075 KK07 ND20 ND40 NK06 NR03 NR20 PP02 PP03 PQ46 PR03 PR08 QM10 QP05 UU08 UU13 UU40

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】利用者の個人データと前記利用者毎の行
動圏情報が登録された行動圏属性データベースと、広告
を打ちたい事業利用者のエリア指定を受け付けて、前記
データベースの利用者毎の行動圏情報を評価することに
より、エリア指定で絞り込んだ見込み顧客リストを作成
する手段と、を備えたことを特徴とする見込み顧客リス
ト作成システム。
【請求項２】ネットワーク上で、登録された利用者に
情報を提供するシステムであって、地図データベース
と、地図データベースから対話的に地図を検索させて利
用者に目的の情報を提示する手段と、利用者に関係のあ
る場所の位置情報または利用者が検索した場所の位置情
報を利用者毎に収集する手段と、前記収集された登録利
用者の検索位置情報から利用者毎の行動圏情報が登録さ
れた行動圏属性データベースを作成更新する手段と、広
告を打ちたい事業利用者のエリア指定を受け付けて、前
記行動圏属性データベースの利用者毎の行動圏属性を評
価することにより、エリア指定で絞り込んだ見込み顧客
リストを作成する手段と、を備えたことを特徴とする情
報提供システム。