JP2000298029A - 案内地図要約方法,案内地図要約装置,および案内地図要約用プログラム記録媒体 - Google Patents

案内地図要約方法,案内地図要約装置,および案内地図要約用プログラム記録媒体

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JP2000298029A JP10604399A JP10604399A JP2000298029A JP 2000298029 A JP2000298029 A JP 2000298029A JP 10604399 A JP10604399 A JP 10604399A JP 10604399 A JP10604399 A JP 10604399A JP 2000298029 A JP2000298029 A JP 2000298029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者を目的地に導くためのナビゲーション
を支援する案内地図情報を自動的に要約する装置を提供
する。 【解決手段】 入力受付処理部11は, 検索データ22(現
在位置, 目的位置, 出力サイズ, 地図種別)を受け付
け, 処理対象領域の地図データ21を入力する。地図種別
が経路案内地図なら,経路上の各ノード近傍のランドマ
ーク,地図種別が領域案内地図なら,処理対象領域を縮
尺に応じて分割した各ブロックに含まれるランドマーク
を地図データ21から抽出し,それらの各ランドマークの
面積と周囲長に基づき,所定数のランドマークを選択す
る。案内地図出力処理部14は, 選択されたランドマー
ク, その他の地図データを入力して, 案内地図を整形
し, 出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,利用者を目的地に
導くためのナビゲーションを取り扱う分野において,ナ
ビゲーションを支援するための案内地図情報を自動的に
要約する方法,装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,カーナビゲーションをはじめ
として,利用者を目的地まで誘導する各種ナビゲーショ
ンが知られている。このナビゲーションにおいて,目的
地をピンポイントに案内するには,建物形状などが1軒
1軒記述された詳細な地図情報を利用することが必要で
ある。ところが,このような詳細な地図情報は,情報量
が多い反面,利用者がその情報を獲得する際には,不必
要な情報も多くなるので,実際に必要な情報の獲得を妨
げることになってしまう。
【0003】そのため,その詳細な地図情報から,案内
に必要なランドマークを選択して案内地図を要約する方
法が,これまで,いくつか開発されている。例えば,特
開平5−250420号(特許第2555503号)
「案内用地図自動作成処理方式」に記載の方法では,縮
尺と建物図形の面積の関係から,ランドマークの選択を
行う。また,特開平10−20774号「道案内地図作
成方法および装置」に記載の方法では,経路上のノード
近傍の建物図形の面積を基準に,ランドマークの選択を
行う。これらの手法は,利用者がその場所を訪れた際
に,ランドマークとされる建物を視覚的に認知しやすい
ように,その建物の面積を利用している。
【0004】ところが,人がその場所を訪れた際に,そ
の建物の面積がどれくらいかを把握することは難しい。
一方,現地において,建物の高さ,外観,色などを把握
することは簡単であるため,建物の高さ,外観,色など
を利用すると,その建物の認知は容易になる。しかし,
そのような3次元情報やテクスチャ情報を含んだデータ
ベースを用意するのは,現実として不可能である。
【0005】そこで,地図情報から得られる情報から
は,その2次元的な形状を算出することができるので,
この形状を観点としたランドマークの選択手法で,これ
を改善することを考える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,従
来,2次元的な建物形状を考慮した,利用者を目的地に
導くための案内地図情報の自動要約は行われていなかっ
た。この案内地図情報の要約作業は人手を介する必要が
あり,また,かなりの時間と経験を要するものである。
そのため,その省力化,さらには,自動化が強く望まれ
ている。本発明は,上述したような従来技術が有する問
題点に鑑みてなされたものであって,利用者を目的地に
導くための案内地図情報を自動的に要約する方法,装置
等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため,本発明は,利用者を目的地に導くための
ナビゲーションを支援する案内地図データを自動的に要
約する方法であって,蓄積された,あるいは,実時間で
獲得された詳細な地図データから,ナビゲーション支援
に重要となるランドマークを抽出し,自動的に要約され
た案内地図を作成するにあたって,特に,地図データか
ら得られるランドマークの占有面積,周囲長をもとに,
ランドマークを選択することにより,ナビゲーションの
支援に有効となるランドマークが案内地図内に簡明に記
入されるようにしたことを主要な特徴とする。
【0008】経路案内地図を作成する場合,ランドマー
クの選択処理では,入力受付処理により取得した処理対
象領域を指定する情報と地図データとをもとに,現在位
置から目的位置までの経路を探索し,探索した経路上の
ノード近傍のランドマークの候補を地図データから抽出
し,各ランドマークの占有面積および周囲長に基づいて
所定数以下のランドマークを選択する。
【0009】また,領域案内地図を作成する場合,ラン
ドマーク選択処理では,入力受付処理により取得した地
図データの処理対象領域について複数のブロックに分割
し,各ブロックごとにランドマークの候補を地図データ
から抽出し,各ランドマークの占有面積および周囲長に
基づいて所定数以下のランドマークを選択する。
【0010】上記経路案内地図を作成するか領域案内地
図を作成するかの地図種別を利用者に指定させ,指定さ
れた地図種別の案内地図を作成する際に,上記経路また
は領域に応じたランドマーク選択処理を行うこともでき
る。
【0011】以上の処理を計算機によって実現するため
のプログラムは,計算機が読み取り可能な可搬媒体メモ
リ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒
体に格納することができる。
【0012】本発明は,蓄積された,あるいは実時間で
獲得された詳細な地図情報から,ナビゲーションに重要
となるランドマークを抽出し,自動的に要約された案内
地図を得ることより,利用者のナビゲーション支援の効
率を高めるという作用を持つ。また,要約することによ
り,案内地図のデータ量を削減するという作用を持つ。
特に,地図情報から得られるランドマークの占有面積,
周囲長という二次元的構造に着目してランドマークを選
択することにより,ナビゲーションの支援に有効なラン
ドマークを案内地図に含めることができ,その経路の把
握の効率を高め,誤った経路選択の可能性を削減すると
いう作用を持つ。
【0013】さらに,計算機による画一処理が行えるこ
とにより,人間の作業の個人差が解消されるので,得ら
れる案内地図情報の品質を一定に保つことが可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に,本発明の実施の形態につい
て,図面を参照して説明する。図1は,本発明の実施の
形態に係る案内地図要約装置の要部構成を示すブロック
構成図である。本例における案内地図要約装置10は,
入力受付処理部11,経路ランドマーク選択処理部1
2,領域ランドマーク選択処理部13,案内地図出力処
理部14から構成され,これらはCPUおよびメモリ等
からなる計算機と,それを動作させるソフトウェアプロ
グラムとによって実現される。
【0015】入力受付処理部11は,利用者からの要求
を受け付けて,地図データベース20から処理対象の領
域の地図データ21を入力する。また,入力受付処理部
11は,利用者が指定した地図種別を判定し,地図種別
が経路案内地図であれば経路ランドマーク選択処理部1
2を呼び出し,領域案内地図であれば領域ランドマーク
選択処理部13を呼び出す。
【0016】なお,地図データベース20は,地図中に
存在する図形の座標点列のデータ,その図形に付与され
ている属性,道路のネットワーク構造(道路をリンク,
交差点をノードとする)等のデータを含むデータベース
である。地図中の図形に付与されている属性は,名称,
住所,電話番号,属性種別といった住人情報から構成さ
れている。
【0017】経路ランドマーク選択処理部12は,経路
を表す地図が要求された際に,経路上のノードの近傍に
あるランドマークを選択する手段である。具体的には,
入力受付処理手段11により取得した現在位置から目的
位置までの経路を探索し,その経路上のノードに対し
て,ランドマークの占有面積および周囲長に着目して所
定数以下のランドマークを選択する。
【0018】領域ランドマーク選択処理部13は,領域
を表す地図が要求された際に,分割した領域のブロック
ごとにランドマークを選択する手段である。具体的に
は,入力受付処理手段11により取得した処理対象領域
の地図データに対して,縮尺により領域をブロックに分
割し,そのブロックに対してランドマークの占有面積お
よび周囲長に着目して所定数以下のランドマークを選択
する。
【0019】案内地図出力処理部14は,経路ランドマ
ーク選択処理部12,もしくは,領域ランドマーク選択
処理部13の処理結果に基づいて,選択されたランドマ
ークを含む要約された案内地図データ23を作成し出力
する。
【0020】図2は,図1に示す案内地図要約装置10
の各部で行われている処理の流れの概要を示す図であ
る。
【0021】入力受付処理部11により,利用者から現
在位置,目的位置などの検索データ22を入力し(ステ
ップS1),この情報をもとに地図データベース20か
ら地図データ21を入力する(ステップS2)。
【0022】次に,経路上の各ノード近傍のランドマー
クまたは処理対象領域を分割した各ブロックのランドマ
ークの候補データを地図データ21から抽出し(ステッ
プS3),抽出したランドマークの面積および周囲長を
算出する(ステップS4)。その算出結果に基づいて,
処理対象領域の大きさや出力サイズに応じて決定される
所定数以下のランドマークを選択する(ステップS
5)。以上のステップS3〜S5を,すべてのノードま
たはブロックに対して繰り返し,すべて処理したならば
選択終了とする(ステップS6)。
【0023】その後,案内地図出力処理部14により,
選択されたランドマークおよびその他の地図データを入
力し,出力サイズをもとに整形し,要約した案内地図デ
ータ23を出力する(ステップS7)。
【0024】以下,図1に示す各処理部の処理を詳細に
説明する。図3は,入力受付処理部11の処理フローチ
ャートである。入力受付処理部11は,利用者から検索
データ22が入力されると,これから現在位置,目的位
置,地図種別,出力サイズを抽出する(ステップS1
1,S12)。ここで,地図種別は,現在位置から目的
位置までの経路を含む経路案内地図,または現在位置と
目的位置を含む領域全体を要約する領域案内地図であ
る。抽出した情報をもとに,地図データベース20から
処理対象領域の地図データ21を入力し(ステップS1
3),指定された地図種別が経路案内地図か領域案内地
図かを判定する(ステップS14)。地図種別が経路案
内地図であれば,図4に示す経路ランドマーク選択処理
部12の処理へ進み,領域案内地図であれば,図5に示
す領域ランドマーク選択処理部13の処理へ進む。
【0025】経路ランドマーク選択処理部12では,図
4に示されるようなフローで処理が行われる。入力受付
処理部11で入力された地図データ21に対して,現在
位置から目的位置までの経路を探索し,経路上のノー
ド,リンクを算出する(ステップS21)。ここで,現
在位置をOs,目的位置をOg,現在位置近傍のノード
をN1,目的位置近傍のノードをNnとし,経路探索に
より選択される現在位置近傍から目的位置近傍までの各
ノードを順に,N1,N2,…,Ni,…,Nnとす
る。
【0026】次に,i=1からnまで,順に各ノードN
iに対してランドマークの選択を行う。そのため,まず
未処理ノードNiを選択し(ステップS22),選択し
たノードNi近傍のランドマーク候補データLj(N
i)を,地図データ21から抽出する(ステップS2
3)。ノードNi近傍のランドマークの数がm個あると
すると,j=1,2,…,mである。このデータLj
(Ni)から,各ランドマークの面積および周囲長を求
め,面積を周囲長で除算することにより面積/周囲長を
算出し,値の小さい順にソートする(ステップS2
4)。選択するランドマーク数αを満たすまで,ソート
したランドマークの順に,ランドマーク候補データLj
(Ni)を選択する(ステップS25,S26)。ここ
で,このαは,処理対象領域の大きさおよび出力サイズ
を基準に決定される値である。また,必要に応じて利用
者に指定させるようにしてもよい。
【0027】以上の処理により,面積に比較して周囲長
が長いほど出力すべきランドマークとして選択されるこ
とになる。以上のランドマークの選択を,ノードN1か
らNnまでのすべてのノードについて行ったならば(ス
テップS27),図6に示す案内地図出力処理部14の
処理へ進む。
【0028】領域ランドマーク選択処理部13では,図
5に示されるようなフローで処理が行われる。入力受付
処理部11で入力された地図データ21の処理対象領域
を,処理対象領域の大きさおよび出力サイズを基準に,
いくつかのブロックBiに分割する(ステップS3
1)。この各ブロックBiに対して,以下の処理によ
り,1番目のブロックB1から順にランドマークの選択
を行う。
【0029】まず,未処理ブロックBiを選択し(ステ
ップS32),ブロックBiに含まれるランドマーク候
補データLj(Bi)を,地図データ21から抽出する
(ステップS33)。このデータLj(Bi)に対し
て,面積/周囲長を算出し,値の小さい順にソートする
(ステップS34)。選択するランドマーク数βを満た
すまで,ソートしたランドマークの順に,ランドマーク
候補データLj(Bi)を選択する(ステップS35,
S36)。ここで,このβは,処理対象領域の大きさお
よび出力サイズを基準に決定される値である。また,必
要に応じて利用者に指定させるようにしてもよい。
【0030】以上のランドマークの選択を,1番目のブ
ロックBiから最後のブロックまで繰り返したならば
(ステップS37),図6に示す案内地図出力処理部1
4の処理へ進む。
【0031】案内地図出力処理部14では,図6に示さ
れるようなフローで処理が行われる。経路ランドマーク
選択処理部12または領域ランドマーク選択処理部13
で選択されたランドマークのデータを入力し(ステップ
S41),続いて,地図種別に応じて,その他の案内地
図の作成に必要な地図データを入力する(ステップS4
2)。経路案内地図では,経路を表すリンク,ノードの
データ,河川や線路のデータなどである。また,領域案
内地図では,道路図形,河川や線路のデータなどであ
る。こうして入力されたデータに対して,出力サイズに
合わせて整形処理を行い,案内地図データを出力する
(ステップS43)。
【0032】以上により,本発明を用いると,地図デー
タを用意することにより,利用者を目的地に導くための
ナビゲーションを支援する案内地図情報を自動的に要約
し,利用者に提供することが可能になる。
【0033】次に,図7〜図11を参照し,上述した処
理手順を実際のデータに即して説明する。
【0034】図7〜図9は,経路案内地図を作成する例
を説明する図である。入力受付処理部11により,利用
者の要求として,現在位置,目的位置,経路案内地図,
出力サイズが入力されたとする。この現在位置,目的位
置に対して,地図データベース20から,処理対象領域
の地図データ21が入力される。この地図データ21に
対して,現在位置Osから目的位置Ogまでの経路を探
索することが行われる。探索の結果,図7に示すような
ノードNiおよびこれらを結ぶリンクの各データが算出
される。
【0035】経路ランドマーク選択処理部12では,こ
れらの各ノードNiに対して,ランドマークの選択が行
われる。ここでは,例として,N2に対するランドマー
ク選択の処理手順を説明する。ノードN2近傍のランド
マーク候補データLj(N2)を地図データ21から抽
出すると,図8に示すような各データが抽出される。こ
の候補データLj(N2)に対して,面積/周囲長を算
出する。その結果, L1(N2):面積=πr2 ,周囲長=2πr,面積/周囲長=r/2 L2(N2):面積=4r2 ,周囲長=8r, 面積/周囲長=r/2 L3(N2):面積=4r2 ,周囲長=10r, 面積/周囲長=2r/5 L4(N2):面積=4r2 ,周囲長=13r, 面積/周囲長=4r/13 となる。面積は,L1(N2)<L2(N2)=L3
(N2)=L4(N2)となるが,この面積/周囲長を
比較することにより,L1(N2)=L2(N2)>L
3(N2)>L4(N2)となり,形状の認知の効果を
考慮することができる。このLj(N2)に対して,選
択されるランドマーク数まで,L4(N2),L3(N
2),L1(N2)=L2(N2)の順に,ランドマー
クの選択が行われる。同様に,他のノードNiに対して
も処理を行う。
【0036】案内地図出力処理部14では,こうして選
択されたランドマークのデータを用いて,経路案内地図
に必要な整形が行われ,図9に示すような経路案内地図
が出力される。
【0037】図10,図11は,領域案内地図を作成す
る例を説明する図である。入力受付処理部11により,
利用者の要求として,現在位置,目的位置,領域案内地
図,出力サイズが入力されたとする。この現在位置,目
的位置に対して,地図データベース20から,処理対象
領域の地図データ21が入力される。
【0038】出力すべき地図種別として領域案内地図が
指定されると,領域ランドマーク選択処理部13によ
り,図10に示すように,この処理対象領域に対して,
処理対象領域の大きさおよび出力サイズを基準として,
いくつかのブロックBiに分けることが行われる。この
各ブロックBiに対して,ランドマークの選択が行われ
る。この各ブロックBiに含まれるランドマーク候補デ
ータLj(Bi)を,地図データ21から抽出し,経路
ランドマーク選択処理部12の場合と同様に,面積/周
囲長の算出結果に基づいてランドマークを選択すること
が行われる。こうしてすべてのブロックBiに対して選
択されたランドマークを用いて,案内地図出力処理部1
4では,領域案内地図に必要な地図データの整形が行わ
れ,図11に示すような領域案内地図が出力される。な
お,ここでは説明のための図を簡明に表すために,選択
されたランドマークの名称等は図示を省略しているが,
必要に応じて地図データ21から抽出されて表示され
る。
【0039】以上の例では,ランドマークの面積および
周囲長に着目してランドマークを選択する際に,面積/
周囲長の値の小さい順にランドマーク選択するようにし
ているが,例えばある基準値以上の面積を持つランドマ
ークを選択した後,周囲長の大きいもの順,あるいは面
積/周囲長の値の小さい順に選択するというように,多
段階の選別を行うようにしてもよい。
【0040】以上,本発明を実施の形態に基づき具体的
に説明したが,本発明は上記の例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である
ことはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】本発明は,以上説明したように構成され
ているので,以下に記載するような効果を奏する。
【0042】1)利用者を目的地に導くためのナビゲー
ションを支援する案内地図情報を自動的に要約でき,大
幅な人手とコストの削減が期待できる効果がある。ま
た,要約することにより,案内地図のデータ量を削減で
きるという効果がある。
【0043】2)また,計算機が画一的な処理を施すの
で,複数の人による個人差もなく,均質な案内地図の品
質を維持することができる効果がある。
【0044】3)地図情報から得られるランドマークの
占有面積,周囲長から,ランドマークを選択することに
より,ナビゲーションの支援に有効なランドマークを要
約地図に含ませることができ,その経路の把握の効率を
高め,誤った経路選択の可能性を削減できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る案内地図要約装置の
要部構成を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る処理の流れの概要を
示す図である。
【図3】入力受付処理部の処理フローチャート図であ
る。
【図4】経路ランドマーク選択処理部の処理フローチャ
ート図である。
【図5】領域ランドマーク選択処理部の処理フローチャ
ート図である。
【図6】案内地図出力処理部の処理フローチャート図で
ある。
【図7】経路探索の結果の例を示す図である。
【図8】ランドマーク候補の抽出例を示す図である。
【図9】経路案内地図の例を示す図である。
【図10】処理対象領域をブロックに分割した例を示す
図である。
【図11】領域案内地図の例を示す図である。
【符号の説明】
10 案内地図要約装置 11 入力受付処理部 12 経路ランドマーク選択処理部 13 領域ランドマーク選択処理部 14 案内地図出力処理部 20 地図データベース 21 地図データ 22 検索データ 23 案内地図データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HA03 HB08 HC30 2F029 AB13 AC08 AC14 5B050 AA03 BA11 BA17 CA08 DA08 EA07 EA12 FA02 FA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機を用いて,利用者を目的地まで案
    内するための地図または目的地周辺の案内のための地図
    を要約し出力する方法であって,処理対象領域を指定す
    る情報を入力し,その処理対象領域の地図データを入力
    する入力受付処理の過程と,前記地図データから,案内
    地図内に出力するランドマークの候補を抽出し,各ラン
    ドマークの占有面積および周囲長に基づいて所定数以下
    のランドマークを選択するランドマーク選択処理の過程
    と,前記選択されたランドマークを含めた案内地図を作
    成し出力する案内地図出力処理の過程とを有することを
    特徴とする案内地図要約方法。
  2. 【請求項2】 前記ランドマーク選択処理の過程では,
    前記入力受付処理の過程により取得した処理対象領域を
    指定する情報と地図データとをもとに,現在位置から目
    的位置までの経路を探索し,探索した経路上のノード近
    傍のランドマークの候補を地図データから抽出し,各ラ
    ンドマークの占有面積および周囲長に基づいて所定数以
    下のランドマークを選択することを特徴とする請求項1
    記載の案内地図要約方法。
  3. 【請求項3】 前記ランドマーク選択処理の過程では,
    前記入力受付処理の過程により取得した地図データの処
    理対象領域について複数のブロックに分割し,各ブロッ
    クごとにランドマークの候補を地図データから抽出し,
    各ランドマークの占有面積および周囲長に基づいて所定
    数以下のランドマークを選択することを特徴とする請求
    項1記載の案内地図要約方法。
  4. 【請求項4】 計算機を用いて,利用者を目的地まで案
    内するための地図または目的地周辺の案内のための地図
    を要約し出力する方法であって,少なくとも経路案内地
    図または領域案内地図の地図種別と処理対象領域を指定
    する情報とを入力して,その処理対象領域の地図データ
    を入力し,地図種別を判定する入力受付処理の過程と,
    前記地図種別が領域案内地図であるとき,前記入力受付
    処理の過程により取得した処理対象領域を指定する情報
    と地図データとをもとに,現在位置から目的位置までの
    経路を探索し,探索した経路上のノード近傍のランドマ
    ークの候補を地図データから抽出し,各ランドマークの
    占有面積および周囲長に基づいて所定数以下のランドマ
    ークを選択する経路ランドマーク選択処理の過程と,前
    記地図種別が領域案内地図であるとき,前記入力受付処
    理の過程により取得した地図データの処理対象領域につ
    いて複数のブロックに分割し,各ブロックごとにランド
    マークの候補を地図データから抽出し,各ランドマーク
    の占有面積および周囲長に基づいて所定数以下のランド
    マークを選択する領域ランドマーク選択処理の過程と,
    前記選択されたランドマークを含めた案内地図を作成し
    出力する案内地図出力処理の過程とを有することを特徴
    とする案内地図要約方法。
  5. 【請求項5】 利用者を目的地まで案内するための地図
    または目的地周辺の案内のための地図を要約し出力する
    装置であって,処理対象領域を指定する情報を入力し,
    その処理対象領域の地図データを入力する入力受付処理
    手段と,前記地図データから,案内地図内に出力するラ
    ンドマークの候補を抽出し,各ランドマークの占有面積
    および周囲長に基づいて所定数以下のランドマークを選
    択するランドマーク選択処理手段と,前記選択されたラ
    ンドマークを含めた案内地図を作成し出力する案内地図
    出力処理手段とを備えることを特徴とする案内地図要約
    装置。
  6. 【請求項6】 利用者を目的地まで案内するための地図
    または目的地周辺の案内のための地図を要約し出力する
    装置を実現するためのプログラムを記録した記録媒体で
    あって,処理対象領域を指定する情報を入力し,その処
    理対象領域の地図データを入力する入力受付処理と,前
    記地図データから,案内地図内に出力するランドマーク
    の候補を抽出し,各ランドマークの占有面積および周囲
    長に基づいて所定数以下のランドマークを選択するラン
    ドマーク選択処理と,前記選択されたランドマークを含
    めた案内地図を作成し出力する案内地図出力処理とを,
    計算機に実行させるプログラムを記録したことを特徴と
    する案内地図要約用プログラム記録媒体。
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