JP3430207B2 - 接触路線検索用地理情報システム - Google Patents

接触路線検索用地理情報システム

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JP3430207B2
JP3430207B2 JP2000205351A JP2000205351A JP3430207B2 JP 3430207 B2 JP3430207 B2 JP 3430207B2 JP 2000205351 A JP2000205351 A JP 2000205351A JP 2000205351 A JP2000205351 A JP 2000205351A JP 3430207 B2 JP3430207 B2 JP 3430207B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触路線検索用地
理情報システムに係わり、特に、評価対象土地の路線価
を求める際に、評価対象土地に接する全路線と評価対象
土地がそれらの路線に接する長さを取得することを可能
にした接触路線検索用地理情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各々の土地の固定資産評価額を
設定する際には、評価対象土地の形状及び広さ、評価対
象土地に接する路線の有無、評価対象土地に接する路線
がある場合に評価対象土地とその路線との接する長さ、
評価対象土地の近傍におけるその路線の路線価等を参考
にして決めていた。
【0003】ところで、既存の固定資産評価額の設定手
段は、評価対象土地の形状や広さを求める場合に、評価
対象土地の間口や奥行きを個別に測定しているものであ
るため、測定時に測定誤差が加わったり、形状如何によ
っては間口や奥行きを正確に測定することができなかっ
たりし、しかも、それらの測定に多くの作業員と多くの
測定時間を必要とするものであった。
【0004】このような既存の固定資産評価額の設定手
段が有する各種の難点を除くため、地理システムを用い
ることにより、評価対象土地の評価対象土地の間口や奥
行き、その他の必要な事項を求めるようにした手段が、
特開2000−40102号によって開示されている。
【0005】この特開2000−40102号に開示の
手段は、評価対象土地のそれぞれの形状を複数の座標点
によって表わし、これらの座標点を用いて評価対象土地
の形状を指定するようにするとともに、評価対象土地が
不整形地であっても、評価対象土地とそれに接する路線
との接触部分間の間口線をマウス等の入力装置によって
入力設定することによって長方形状の想定整形地を求
め、この想定整形地の画地面積と実際の評価対象土地と
の画地面積の差から蔭地面積を算出し、算出した蔭地面
積を評価対象土地との画地面積で除算して蔭地割合を算
出し、接する路線の路線価に、蔭地割合から求めた不整
形地補正率を考慮して評価対象土地の評価額を設定する
ようにしているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開2000−4
0102号に開示の手段は、地理システムを用いている
ため、一旦、それぞれの評価対象土地の形状を表わす複
数の座標点を入力しておけば、評価対象土地の固定資産
評価額を設定する場合に、評価対象土地を指定し、か
つ、マウス等の入力装置によって指定した評価対象土地
とそれに接する路線とが接触する評価対象土地の間口線
を入力設定するだけで、不整形地補正率を考慮した評価
対象土地の評価額を設定することが可能になるものであ
る。
【0007】しかるに、前記特開2000−40102
号に開示の手段は、評価対象土地を指定する他に、指定
した評価対象土地とそれに接する路線との間口線を指定
するために、マウス等の入力装置を手動操作する必要が
あり、少なくとも2回の操作による指定を行う必要があ
る。
【0008】また、前記特開2000−40102号に
開示の手段は、指定した評価対象土地とそれに接する路
線との間口線を指定するものであるため、評価対象土地
の形状によっては間口線を指定することが難しい場合が
あり、一義的に評価対象土地の評価額を設定することが
できないことも考えられる。
【0009】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、評価対象土地と路線の形
状をそれぞれ複数の座標点で表わし、評価対象土地の指
定操作を行うだけで、評価対象土地に接する全ての路線
及び評価対象土地とそれらの路線との接する長さを得る
ことが可能な接触路線検索用地理情報システムを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係わる接触路線検索用地理情報システム
は、記憶部と、検索処理部と、表示部と、入力部とから
なり、記憶部は、各評価対象土地の構成を座標点で格納
しているベクトルデータファイルと、各路線の構成を座
標点を格納している属性情報ファイルと、路線の最大路
線幅を市町村別に格納している最大路線幅ファイルとを
有し、検索処理部は、ベクトルデータファイルを検索す
るベクトルデータ検索部と、属性情報ファイルを検索す
る属性情報検索部と、最大路線幅ファイルを検索する最
大路線幅検索部と、各評価対象土地と接する路線及びそ
の接した長さを検索する路線検索部とを有し、入力部の
操作により評価対象土地の指定及び指定した評価対象土
地の管轄地域内の全路線の最大路線幅の指定をすること
により、路線検索部が評価対象土地に接する全路線及び
その各路線と評価対象土地とが接する長さを検索し、そ
の検索結果を表示部に表示する手段を具備する。
【0011】前記手段によれば、各評価対象土地及び各
路線の形状をそれぞれ複数の座標点によって表わし、そ
のときの全ての路線の路線幅を管轄地域の最大路線幅に
等しくした長方形状の路線で表わしているもので、評価
対象土地に接する路線を検索するときに、評価対象土地
と長方形状の路線との重なり合った部分の有無によって
その路線が評価対象土地と接していることの判定が行わ
れ、また、評価対象土地と長方形状の路線との重なり合
った部分からその部分を構成する複数の評価対象土地の
境界辺が得られ、得られた境界辺の中の当該路線に平行
な境界辺についてその長さが自動的に求められる。この
ため、単に1回の操作を行うだけで、評価対象土地に接
する路線と、評価対象土地とそれに接する路線との接す
る長さとを求めることができ、評価対象土地の管轄地域
におけるその路線の路線価や、その路線に接する長さ等
に基づいて、評価対象土地に対する正確な固定資産評価
額を設定することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明による接触路線検索用地理
情報システムの一つの実施の形態であって、接触路線検
索用地理情報システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【0014】図1において、1は検索処理部、11 は制
御部、12 は路線検索部、13 はベクトルデータ検索
部、14 は属性情報検索部、15 は最大路線幅検索部、
2は記憶部、21 はベクトルデータファイル、22 は属
性情報ファイル、23 は最大路線幅テーブル、3は入力
部、4は表示部である。この場合、検索処理部1は、制
御部11 と、路線検索部12 と、ベクトルデータ検索部
3 と、属性情報検索部14 と、最大路線幅検索部15
とからなり、記憶部2は、ベクトルデータファイル21
と、属性情報ファイル22 と、最大路線幅テーブル23
とからなる。
【0015】そして、制御部11 は、路線検索部12
ベクトルデータ検索部13 と属性情報検索部14 と最大
路線幅検索部15 にそれぞれ接続され、入力部3と表示
部4にも接続される。ベクトルデータ検索部13 はベク
トルデータファイル21 に接続され、属性情報検索部1
4 は属性情報ファイル22 に接続され、最大路線幅検索
部15 は最大路線幅テーブル23 に接続される。
【0016】次に、図2(a)乃至(c)は、図1に図
示のベクトルデータファイル21 、属性情報ファイル2
2 、最大路線幅テーブル23 の格納内容の一例を示す説
明図であって、(a)はベクトルデータファイル21
格納内容の極く一部、(b)は属性情報ファイル22
格納内容の極く一部、(c)は最大路線幅テーブル2 3
の格納内容の極く一部を示すものである。
【0017】図2(a)に示されるように、ベクトルデ
ータファイル21 は、多数gの評価対象土地A1、A
2、… …、Agに対するベクトルデータが順番に格納
されているもので、始めに、評価対象土地A1について
は、そのベクトル種別ID(この評価対象土地A1を表
わす識別記号または番号)、座標点の構成数k、第1点
の座標(X1、Y1)、第2点の座標(X2、Y2)、
… …、第k点の座標(Xk、Yk)が順次記録され、
それに続いて、評価対象土地A2においては、そのベク
トル種別ID(この評価対象土地A2を表わす識別記号
または番号)、座標点の構成数h、第1点の座標(X
1、Y1)、第2点の座標(X2、Y2)、… …、第
h点の座標(Xh、Yh)(なお、座標点の構成数h、
第1点乃至第h点の座標は、図1にいずれも図示されて
いない)が順次記録され、その後、同じように、他の評
価対象土地A3乃至Agに対するベクトルデータが順次
記録されている。
【0018】また、図2(b)に示されるように、属性
情報ファイル22 は、多数pの路線L1、L2、…
…、Lpに対する属性情報が順番に格納されているもの
で、始めに、路線L1については、その属性種別ID
(この路線L1を表わす識別記号または番号)、座標点
の構成数m、第1点の座標(X1、Y1)、第2点の座
標(X2、Y2)、… …、第m点の座標(Xm、Y
m)、路線価、地区区分、路線番号、その他1、その他
2、… …が順次記録され、それに続いて、路線L2に
ついては、その属性種別ID(この路線L2を表わす識
別記号または番号)、座標点の構成数n、第1点の座標
(X1、Y1)、第2点の座標(X2、Y2)、…
…、第n点の座標(Xn、Yn)、路線価、地区区分、
路線番号、その他1、その他2、… …(座標点の構成
数mからその他2までは、図1にいずれも図示されてい
ない)が順次記録され、その後、同じように、他の路線
L3乃至Lpに対する属性情報が順次記録されている。
【0019】さらに、図2(c)に示されるように、最
大路線幅テーブル23 は、多数pの路線L1、L2、…
…、Lpにおける地域別の最大路線幅が格納されてい
るもので、始めに、路線L1については、A県、B市に
おける最大路線幅30m、C県、D町における最大路線
幅50mが順次記録され、それに続いて、同県または他
の県の他の市または他の町または村における最大路線幅
が順次記録され、その後、同じように、他の路線L2乃
至Lpについての各市町村別の最大路線幅が順次記録さ
れている。
【0020】次いで、図3は、図1に図示された接触路
線検索用地理情報システムにおける検索処理部1の制御
部11 の動作経緯を示すフローチャートである。
【0021】図3に図示されたフローチャートを用い、
この接触路線検索用地理情報システムで実行される動作
について説明する。
【0022】始めに、ステップS1において、表示部4
に表示した評価対象土地の内部をマウス等の入力部3を
用いてクリックすることにより、クリックした点を包含
する土地境界線を抽出する。このときの抽出の仕方は、
広域の地図から順次詳細な地図に設定した後で評価対象
土地を選択することは可能である。クリックした点を包
含するベクトルデータの抽出手段は、既に知られている
技術手段であって、クリックした点の座標からX軸及び
Y軸方向に延長してベクトルとの交点を複数求め、求め
た複数の交点の中で、最も交点までの距離が短いベクト
ルを1つ検索し、検索したベクトルから、クリックした
点の座標を囲む囲む他のベクトルをたどって行き、最終
的に最初に検索したベクトルの始点と一致する閉領域を
評価対象土地として抽出する。なお、このような抽出手
段は、例えば、第9回機能図形情報システムシンポジウ
ム講演論文集「多次元地理情報システム”DIMSIS
−EX”の神戸市長田区災害復旧状況管理への適用」に
示されている。
【0023】次に、ステップS2において、制御部11
は、評価対象土地のベクトルデータを抽出する際の操作
である評価対象土地の内部をマウスクリック等の入力部
3の操作に応じてクリックされた地図上の座標値から評
価対象土地の住所を取得し、取得した住所をキーとして
図2(c)に図示の最大路線幅テーブル23 を検索し、
評価対象土地の管轄地域における検索対象となる路線の
最大路線幅を抽出する。
【0024】次いで、ステップS3において、制御部1
1 は、属性情報検索部14 を介して属性情報ファイル2
2 にアクセスし、属性情報ファイル22 から1つの路線
の属性情報を抽出する。
【0025】続いて、ステップS4において、制御部1
1 は、ステップS1で抽出した評価対象土地のベクトル
データ、ステップS3で抽出した1つの路線の属性情
報、及び、ステップS2で設定した1つの路線の路線幅
を路線検索部12 に供給する。
【0026】続く、ステップS5において、制御部11
は、評価対象土地を構成する各座標値及び最初の路線を
構成する各座標値とを用い、評価対象土地と1つの路線
との間に重なり合う部分があるか否かを判断する。そし
て、重なり合う部分があると判断した(Y)ときは次の
ステップS6に移行し、一方、重なり合う部分がないと
判断した(N)ときは前のステップS3に戻り、再び、
ステップS3以降の動作が繰り返し実行される。ただ
し、ステップS3以降の動作を再実行する場合には、ス
テップS3乃至ステップS5にある1つの路線を他の路
線と読み替える。
【0027】次に、ステップS6において、制御部11
は、評価対象土地と1つの路線とが重なり合う部分の各
座標値を用い、その重なり合う部分における1つの路線
に平行する長さを算出する。算出した長さは、評価対象
土地が1つの路線と接している長さとして内蔵メモリ
(図1に図示なし)に登録する。なお、この長さの算出
手段の詳細については後述する。
【0028】次いで、ステップS7において、制御部1
1 は、評価対象土地との重なり合う部分の有無を判断す
る路線が残っているか否かを判断する。そして、このよ
うな路線が未だ残っていると判断した(Y)ときは前の
ステップS3に戻り、再び、ステップS3以降の動作を
繰り返し実行し、一方、このような路線がもはや残って
いないと既に判断した(N)ときは、この一連の処理動
作を終了する。
【0029】この後、制御部11 の内蔵メモリに登録さ
れた評価対象土地に接する路線及び評価対象土地とその
路線との接する長さは、適宜、読み出されて表示部4に
表示することが可能であり、また、評価対象土地の固定
資産評価額を設定する場合には、属性情報ファイル22
に格納されている評価対象土地に接する路線の当該管轄
地域の路線価や評価対象土地とその路線との接する長さ
等を用い、所定の演算式によって固定資産評価額を設定
することができるものである。なお、表示部4への表示
は、ステップS1乃至ステップS7のいずれかを実行す
る段階、またはステップS1乃至ステップS7の全てを
実行する段階において、その実行内容を表示するように
してもよい。
【0030】次いで、図4は、図3に図示されたフロー
チャートの実行によって評価対象土地と2つの路線とが
接していると判断された場合の例を示す説明図である。
【0031】また、図5は、評価対象土地と2つの路線
とが接していると判断されたときに制御部11 の内蔵メ
モリの登録内容の一例を示す説明図であって、図4に図
示の構成に対応しているものである。
【0032】図4に示されるように、評価対象土地Aに
路線価500の路線L1及び路線価25の路線L2とが
接する場合には、評価対象土地Aの一部と最大路線幅に
設定された路線L1(最大路線幅を短辺とする細長い長
方形状)との一部が重なり合い、その重なり合う部分B
1が形成され、同じように、評価対象土地Aの一部と最
大路線幅に設定された路線L2(最大路線幅を短辺とす
る細長い長方形状)との一部が重なり合い、重なり合う
部分B2が形成される。このとき、重なり合う部分B1
から評価対象土地Aと路線L1とが接している長さを求
めるには、重なり合う部分B1における路線L1に平行
な長さl1 を算出することによって得られ、同じよう
に、重なり合う部分B2における路線L2に平行な長さ
2 を算出することによって得られるもので、いずれ
も、評価対象土地Aを構成する各座標値及び路線L1、
L2を構成する各座標値を用いて算出している。
【0033】図5に示されるように、制御部11 の内蔵
メモリに登録される登録内容は、候補ナンバー(N
o)、路線価、地区区分、接する部分状態、接する長さ
であって、候補ナンバー1に挙げてある路線価500の
路線L1は接する長さl1 が15mであり、候補ナンバ
ー2に挙げてある路線価250の路線L2は接する長さ
2 が12mであることが登録されている。
【0034】続く、図6は、評価対象土地Aと路線Lと
の間に重なり合う部分Bがあり、その重なり合う部分B
の形状が長方形でない場合の評価対象土地Aと路線Lと
が接している長さlの求め方の一例を示す説明図であ
る。
【0035】図6に示されるように、評価対象土地Aと
路線Lとの間に長方形でない多角形状の重なり合う部分
Bがある場合には、その重なり合う部分Bにおける評価
対象土地Aの境界部を3つの辺1、辺2、辺3として抽
出し、抽出した3つの辺1、辺2、辺3の中で路線Lと
最も平行な1つの辺、図示の例では辺2を選択し、選択
した辺2の長さを算出して評価対象土地Aと路線Lとが
接している長さlを定める。この場合も、評価対象土地
Aを構成する各座標値及び路線Lを構成する各座標値を
用いて辺2の長さ、すなわち評価対象土地Aと路線Lと
が接している長さlを算出している。
【0036】なお、路線Lの方向(長さ方向)が一定せ
ず、路線Lを構成する形状が長方形状でなく複数の辺に
よって構成されている場合であって、評価対象土地Aと
路線Lとが重なり合う部分Bが複数求められるような場
合には、それぞれ重なり合う部分Bにおける路線Lと最
も平行な1つの辺をそれぞれ選択し、選択したこれらの
辺の長さを加算して評価対象土地Aと路線Lとが接して
いる1つの長さlを算出する。
【0037】このように、この実施の形態による接触路
線検索用地理情報システムによれば、入力部3を1回操
作を行うだけで、評価対象土地に接する路線と、評価対
象土地とそれに接する路線との接する長さとを求めるこ
とができるもので、評価対象土地の管轄地域におけるそ
の路線の路線価や、その路線に接する長さ等に基づい
て、評価対象土地に対する正確な固定資産評価額を設定
することが可能になる。
【0038】この接触路線検索用地理情報システムにお
いて、制御部11 を制御動作させる動作プログラムは、
制御部11 に付随したROM(図1に図示なし)に格納
するようにしてもよいが、この動作プログラムを1枚の
記憶媒体に収めた記憶媒体を用意し、接触路線検索用地
理情報システムの使用時に、この記憶媒体をシステムに
装着させるようにすれば、この記憶媒体に納めた動作プ
ログラムにより接触路線検索用地理情報システムを動作
させることが可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各評価
対象土地及び各路線の形状をそれぞれ複数の座標点によ
って表わし、そのときの全ての路線の路線幅を管轄地域
の最大路線幅に等しくした長方形状の路線で表わしてい
るもので、評価対象土地に接する路線を検索するとき
に、評価対象土地と長方形状の路線との重なり合った部
分の有無によってその路線が評価対象土地と接している
ことの判定が行われ、また、評価対象土地と長方形状の
路線との重なり合った部分からその部分を構成する複数
の評価対象土地の境界辺が得られ、得られた境界辺の中
の当該路線に平行な境界辺についてその長さが自動的に
求められる。このため、単に1回の操作を行うだけで、
評価対象土地に接する路線と、評価対象土地とそれに接
する路線との接する長さとを求めることができ、評価対
象土地の管轄地域におけるその路線の路線価や、その路
線に接する長さ等に基づいて、評価対象土地に対する正
確な固定資産評価額を設定することが可能になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接触路線検索用地理情報システム
の一つの実施の形態であって、接触路線検索用地理情報
システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示のベクトルデータファイル、属性情
報ファイル、最大路線幅テーブルの格納内容の一例を示
す説明図である。
【図3】図1に図示された接触路線検索用地理情報シス
テムにおける検索処理部の制御部の動作経緯を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3に図示されたフローチャートの実行によっ
て評価対象土地と2つの路線とが接していると判断され
た場合の例を示す説明図である。
【図5】評価対象土地と2つの路線とが接していると判
断されたときに制御部の内蔵メモリの登録内容の一例を
示す説明図である。
【図6】評価対象土地と路線間に長方形でない重なり合
う部分がある場合に、評価対象土地と路線とが接してい
る長さの求め方の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 検索処理部 11 制御部 12 路線検索部 13 ベクトルデータ検索部 14 属性情報検索部 15 最大路線幅検索部 2 記憶部 21 ベクトルデータファイル 22 属性情報ファイル 23 最大路線幅テーブル 3 入力部 4 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 122 G06F 17/30 170

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶部と、検索処理部と、表示部と、入
    力部とからなり、前記記憶部は、各評価対象土地の構成
    を座標点で格納しているベクトルデータファイルと、各
    路線の構成を座標点を格納している属性情報ファイル
    と、前記路線の最大道路幅を市町村別に格納している最
    大路線幅ファイルとを有し、前記検索処理部は、前記ベ
    クトルデータファイルを検索するベクトルデータ検索部
    と、前記属性情報ファイルを検索する属性情報検索部
    と、前記最大路線幅ファイルを検索する最大路線幅検索
    部と、前記各評価対象土地と接する路線及びその接した
    長さを検索する路線検索部とを有し、前記入力部の操作
    により前記評価対象土地の指定及び指定した評価対象土
    地の管轄地域内の全路線の最大路線幅の指定をすること
    により、前記路線検索部が前記評価対象土地に接する全
    路線及びその各路線と前記評価対象土地とが接する長さ
    を検索し、その検索結果を前記表示部に表示することを
    特徴とする接触路線検索用地理情報システム。
  2. 【請求項2】 前記各評価対象土地の構成は、複数本の
    折線によって表わされ、前記各折線の両端の座標点が前
    記ベクトルデータファイルに格納されていることを特徴
    とする請求項1に記載の接触路線検索用地理情報システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記各評価対象土地と各路線とが接する
    か否かの判定は、その評価対象土地と路線との重なり部
    分によって判定することを特徴とする請求項1に記載の
    接触路線検索用地理情報システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の接触路線検索用地理情
    報システムを実行するためのプログラムであって、入力
    部の操作により指定された評価対象土地を検索する第1
    の動作、前記入力部の操作により前記評価対象土地の管
    轄地域内の全路線の最大路線幅を検索する第2の動作、
    前記第1及び第2の動作に基づいて前記評価対象土地に
    接する全路線及びその各路線と前記評価対象土地とが接
    する長さを検索する第3の動作を行うプログラムが記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
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