JPH1153445A - 電子式土地評価情報表示システム及び記録媒体 - Google Patents

電子式土地評価情報表示システム及び記録媒体

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JPH1153445A
JPH1153445A JP22747697A JP22747697A JPH1153445A JP H1153445 A JPH1153445 A JP H1153445A JP 22747697 A JP22747697 A JP 22747697A JP 22747697 A JP22747697 A JP 22747697A JP H1153445 A JPH1153445 A JP H1153445A
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JP22747697A
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Hisaya Matsuhisa
久也 松久
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M I T KK
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M I T KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路線価の入力を簡単かつ短時間に行え、ひい
ては土地評価を効率的に行うことができる電子式土地評
価情報表示システムを提供する。 【解決手段】 電子式土地評価情報表示システム1は、
下記の要件を備えて構成される。地図データ記憶手段
10:地図データ22を記憶する。地図表示手段1
3:地図の画像を表示する。路線画像データ記憶手段
10:路線画像データを記憶する。路線表示制御手段
11:地図上に路線の画像を表示する。土地評価デー
タ記憶手段10:各路線に沿う地区領域の地区区分デー
タと、路線価データ及び借地権割合データとを少なくと
も含む土地評価データ24を、各路線と対応付けた形で
記憶する。基準位置指定手段7:地図上において任意
の基準位置を指定する。土地評価データ検索手段3:
基準位置と所定の位置関係を満足する路線について、当
該路線に対応する土地評価データを検索する。土地評
価データ表示手段13:土地評価データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子式土地評価情
報表示システム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、宅地価格評価作業を支援するため
に、所定の数値や条件を入力・設定することで評価額を
算出できるようにした電子式の土地評価システムが普及
している。このようなシステムにおいて、例えば路線価
方式により宅地価格評価を行う場合には、評価対象とな
る宅地の地区区分、路線価あるいは借地権割合等の宅地
価格評価に不可欠な情報あるいはデータを路線価地図帳
を開いて調べ、抽出した情報を入力するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式で使用される路線価地図帳は非常に分厚いもの
であり、必要な情報を手めくりで抽出する作業は非常に
煩雑で面倒である。また、一般に使用されている路線価
地図帳では路線価等は独特の略記号で表示されているか
ら、これを的確かつ迅速に読み取ることができるように
なるまでには相当の熟練を要し、不慣れな人の場合には
情報抽出に非常な長時間を要するばかりでなく、読取ミ
スも生じやすい問題がある。さらに、税理士、弁護士、
金融・保険業者など宅地評価を生業とする者にとって
は、評価を行うべき宅地の所在地が広域に及び、そのた
めに大部な路線価地図帳を地域毎に幾冊も用意しなけれ
ばならず、収納スペースを確保するのも難しい問題があ
った。
【0004】本発明の課題は、路線価の入力を簡単かつ
短時間に行え、ひいては土地評価を効率的に行うことが
できる電子式土地評価情報表示システム及び記録媒体を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の第一に係る電子式土地評
価情報表示システムは、下記の要件を備えて構成された
ことを特徴とする。 地図データ記憶手段:地図を表示するための地図デー
タを記憶する。 地図表示手段:地図データに基づいて地図の画像を表
示する。 路線画像データ記憶手段:地図上において複数の路線
の画像を表示するための路線画像データを記憶する。 路線表示制御手段:その路線画像データに基づいて地
図上に路線の画像を表示する。 土地評価データ記憶手段:各路線について、該路線に
沿う地区領域の地区区分を表す地区区分データと、該路
線に沿う地区領域の路線価データ及び借地権割合データ
とを少なくとも含む土地評価データを、各路線と対応付
けた形で記憶する。この場合、土地評価データは、例え
ば各路線を特定する路線特定データと対応付けた形で記
憶しておくことができる。 基準位置指定手段:地図表示手段に表示された地図上
において、任意の基準位置を指定する。 土地評価データ検索手段:その指定された基準位置と
予め定められた位置関係を満足する地図上の路線につい
て、当該路線に対応する土地評価データを、土地評価デ
ータ記憶手段において検索する。 土地評価データ表示手段:土地評価データを表示す
る。 土地評価データ表示制御手段:検索された土地評価デ
ータを土地評価データ記憶手段から読み出して、これを
土地評価データ表示手段に表示させる(以上、請求項
1)。
【0006】上述の構成においては、地図データ及び路
線画像データに基づいて地図及び路線の画像を表示手段
に表示する。そして、その表示された地図上において、
評価対象となる土地の位置を基準位置の指定により特定
し、その指定された基準位置と予め定められた位置関係
を満足する地図上の路線について、宅地等の土地の価格
評価に不可欠なデータ、すなわち該路線に対応する地区
区分データ、路線価データ及び借地権割合データとを含
む土地評価データが土地評価データ記憶手段において検
索され、その検索された土地評価データが土地評価デー
タ表示手段に表示される。これにより、従来のように路
線価地図帳で該当する路線価等を手めくりで調べるとい
った煩雑さが解消されるとともに、不慣れな人でもその
検索が極めて簡単かつ短時間に行え、ひいては土地評価
を効率的に行うことができる。また、地図データや土地
評価データの量がかなり膨大であっても、それらの記憶
手段を例えば少数のCD−ROMとそれを読み取るCD
−ROMドライブ、あるいはハードディスクドライブ等
で構成することで、コンパクトにデータ管理を行うこと
ができ、従来のように多数の路線価地図帳を収納するた
めの収納ペースを確保する必要もなくなる。
【0007】上記電子式土地評価情報表示システムは、
地図上において各路線に沿う帯状の路線指定エリアを、
各路線とこれに接する地区領域との境界線に関してその
一方又は両側に所定の幅で設定する路線指定エリア設定
手段と、指定された基準位置が、路線指定エリアのいず
れのものの内側に存在するかを判別する路線指定エリア
指示状態判別手段とを備えることができる。この場合、
土地評価データ記憶手段には、土地評価データが上記路
線指定エリアと対応付けた形で記憶され、土地評価デー
タ検索手段は、判別された路線特定エリアに対応する土
地評価データを、土地評価データ記憶手段において検索
するものとされる(請求項2)。なお、路線特定データ
は、個々の路線指定エリアを特定する路線指定エリア特
定データを含むものとすることができる。該構成では、
各路線に沿う路線価指定エリアの内側を基準位置で指定
することにより、その路線特定エリアに対応する土地評
価データが土地評価データ記憶手段において検索される
ので、基準位置による路線の指定を簡単な操作で明確か
つ直感的に行うことができる。
【0008】次に、土地評価データのうち少なくとも地
区区分データを、各路線についてその幅方向両側に接す
る各地区領域のそれぞれに対応するものを土地評価デー
タ記憶手段に記憶しておくことができ、路線指定エリア
設定手段は、各路線の両側の境界線に対応して路線指定
エリアをそれぞれ設定するものとすることができる(請
求項3)。すなわち、ある路線が指定された場合、評価
対象となるべき地区領域は一般にはその路線の両側に生
ずることとなる。そして、上記構成では、各路線の両側
に接する地区領域のいずれについての地区区分データを
検索すべきかを、それぞれ対応する路線指定エリアを設
定することで的確に判別でき、対応するデータを土地評
価データ記憶手段において確実に検索することができ
る。なお、路線価データ及び借地権割合データは、路線
両側の路線指定エリアに対し内容は同一となるので、個
別のものを重複させて記憶させてもよいし、共通のもの
を1組のみ記憶させるようにしてもよい。
【0009】上記電子式土地評価情報表示システムは、
さらに下記の要件を備えたものとして構成できる。 路線配置形態選択手段:評価対象とされるべき土地と
接する路線の配置形態(以下、路線配置形態という)
を、予め用意された複数の候補の中から選択する。 路線指定エリア選定手段:選択された路線配置形態に
応じた特有の組み合わせにより、複数の路線指定エリア
を選択する。 そして、土地評価データ検索手段は、選択された複数の
前記路線指定エリアに対応する土地評価データを、土地
評価データ記憶手段において検索するものとする(請求
項4)。
【0010】一般に、宅地等の土地の評価額は、その土
地と接する路線が複数存在する場合、それら各路線毎の
路線価あるいはその他の土地評価データを全て考慮に入
れて算出する必要がある。上記構成では、評価対象とな
る土地に該当する路線配置形態を選定し、選択された路
線配置形態に応じた特有の組み合わせにより、複数の路
線指定エリアを選択して、対応する土地評価データを検
索するようにしたから、複数の路線価等を考慮に入れて
評価額を算出する場合に、必要なデータを効率良く探し
出すことができる。
【0011】この場合、路線指定エリア選定手段は、選
択された路線配置形態を満足するように基準位置指定手
段により基準位置を複数指定し、路線指定エリア指示状
態判別手段により指定された各基準位置が存在する路線
指定エリアを判別し、その判別された路線指定エリアを
上記複数の路線指定エリアとして選択するように構成で
きる(請求項5)。この構成では、選択された路線配置
形態に該当する路線指定エリアを個別に指定する形であ
るから、プログラム処理が比較的単純なもので済む利点
がある。
【0012】一方、路線指定エリア選定手段は、基準位
置が存在すると判別された前記路線指定エリア(以下、
基準路線指定エリアという)以外に、該基準路線指定エ
リアとの間で所定の位置関係を満足する路線指定エリア
(以下、追加路線指定エリアという)を、選択された路
線配置形態に応じた組み合わせで選定する追加路線指定
エリア選定手段を備えたものとすることができる。この
場合、土地評価データ検索手段は、基準路線指定エリア
と、選定された追加路線指定エリアとに対応する土地評
価データを、土地評価データ記憶手段において検索する
ものとされる(請求項6)。この構成では、評価対象と
なる土地に該当する路線配置形態を選定し、地図上でそ
の土地の位置を基準位置指定により特定すれば、その基
準位置に対応する路線の土地評価データのみでなく、選
定された路線配置形態により特定される路線の土地評価
データも自動的に検索されるので、土地評価データの取
込み及び表示をさらに効率的に行うことができる。
【0013】次に、路線指定エリア選定手段により選定
された複数の路線指定エリアに対応して、土地評価デー
タ検索手段が検索した複数組の土地評価データに対し、
それら各土地評価データに含まれる路線価データのうち
最も価格の高いものを判別する最高値路線価データ判別
手段を設けることができる。この場合、土地評価データ
表示手段は、その判別された最も価格の高い路線価デー
タを表示する最高値路線価データ表示手段を含むものと
することができる(請求項7)。前述のように、土地に
隣接する路線が複数ある場合、各路線に対応する全ての
路線価を考慮に入れて評価額計算が行われるが、この計
算においては路線価の順位も重要なポイントとなる。上
記構成では、最も価格の高い路線価データ(一般には、
これがいわゆる「正面路線価」となる)を自動判別でき
るので便利である。また、さらに進んでは、路線指定エ
リア選定手段により選定された複数の路線指定エリアに
対応して、土地評価データ検索手段が検索した複数組の
土地評価データに対し、それら各土地評価データに含ま
れる路線価データを価格の高低順にソートする路線価デ
ータソート手段を設け、土地評価データ表示手段は、そ
のソートされた路線価データを、価格の高低順に配列し
て表示する路線価データ表示手段を含むものとすること
ができる。この場合、価格の高いものから順に、「正面
路線価」、「側方路線価」(三方あるいは四方隣接にお
いて、価格の高いものと低いものの2種類の側方路線価
が用いられる場合がある)、「裏面路線価」等として表
示することができる(請求項8)。
【0014】また、上記電子式土地評価情報表示システ
ムには、さらに下記の要件を付加することもできる(請
求項9)。 土地特定数値情報入力手段:評価対象となる土地の寸
法情報及び面積情報の少なくともいずれかを含む土地特
定数値情報を入力する。 評価額算出手段:その入力された土地特定数値情報
と、検索された土地評価データとに基づいて、該土地の
評価額を所定の算出式により自動算出する。 評価額算出結果出力手段:その算出結果を出力する。 これにより、所望の土地に関連する土地評価データの検
索のみならず、その土地評価データを用いた土地の評価
額計算も自動的に行うことができ、従来のように路線価
値図帳を手めくり検索して算出を行った場合には、数時
間から長いものでは1日近くを要していた土地評価額計
算を、極めて短時間でしかも正確に行うことができるよ
うになる。
【0015】また、本発明の電子式土地評価情報表示シ
ステムにおいては、下記の内容を付加することができる
(請求項10)。 地図データ記憶手段:地区区分の異なる複数の地区領
域に区分された状態で地図を表示するための地図データ
を記憶する。 表示状態指定データ記憶手段:各地区領域を、地区区
分に応じて色、濃度、模様パターン等の表示状態を互い
に異ならせて表示するために、各地区区分の表示状態を
指定する表示状態指定データを、各地区領域と対応づけ
て記憶する。 地図表示制御手段:表示状態指定データを参照して各
地区領域を対応する表示状態で地図上に表示させる。
【0016】また、本発明の第二の電子式土地評価情報
表示システムは、下記の要件を備えて構成されたことを
特徴とする(請求項11)。 地図データ記憶手段:地区区分の異なる複数の地区領
域に区分された状態で地図を表示するための地図データ
を記憶する。 地図表示手段:地図データに基づいて地図の画像を表
示する。 表示状態指定データ記憶手段:地図上の各地区領域
を、地区区分に応じて色、濃度、模様パターン等の表示
状態を互いに異ならせて表示するために、各地区区分の
表示状態を指定する表示状態指定データを、各地区領域
と対応づけて記憶する。 地図表示制御手段:表示状態指定データを参照して各
地区領域を対応する表示状態で地図上に表示させる。
【0017】このようにすることにより、地図表示手段
に表示される地図上において、地区領域の地区区分が対
応する表示状態で表示されるので、地図上の任意の位置
が示す領域の地区区分が一目で判別でき、ひいては土地
の評価をより効率的に行うことができる。
【0018】上記請求項10及び11の構成において、
地図表示制御手段は、表示状態指定データを参照して各
地区領域を、自動的に対応する表示状態で地図表示手段
に表示する構成とすることができる(請求項12)。ま
た、地図上において地区領域を、地区区分毎に異なる表
示状態で表示する第一表示モードと、それ以外の表示状
態で表示する第二表示モードとの間で切り換える表示モ
ード切替手段と、第一表示モードと第二表示モードとの
いずれかを選択する表示モード選択手段とを設け、地図
表示制御手段は、各地区領域を選択された表示モードで
表示させる構成とすることもできる(請求項13)。
【0019】次に、本発明の第三に係る電子式土地評価
情報表示システムは、下記の要件を備えて構成されたこ
とを特徴とする(請求項14)。 地図データ記憶手段:地図を表示するための地図デー
タを記憶する。 地図表示手段:地図データに基づいて地図の画像を表
示する。 土地領域設定手段:地図上に複数の土地領域を設定す
る。 土地評価データ記憶手段:借地権割合データと固定資
産税評価倍率データとを少なくとも含む土地評価データ
を、上記土地領域と対応付けた形で記憶する。 基準位置指定手段:地図表示手段に表示された地図上
において、任意の基準位置を指定する。 土地領域指定状態判別手段:その指定された基準位置
が土地領域のいずれに属しているかを判別する。 土地評価データ検索手段:基準位置が属すると判別さ
れた土地領域に対応する土地評価データを、土地評価デ
ータ記憶手段において検索する。 土地評価データ表示手段:土地評価データを表示す
る。 土地評価データ表示制御手段:検索された土地評価デ
ータを土地評価データ記憶手段から読み出して、これを
土地評価データ表示手段に表示させる。
【0020】前述の第一及び第二の構成は、路線価や地
区区分が必要となる都市部地域での土地評価に好適に使
用されるものであったが、上記第三の構成は、郊外地域
での土地評価に好適に使用されるものである。すなわ
ち、郊外地域での土地評価では、路線価でなはく主に固
定資産税評価倍率が使用される。従って、該第三の構成
では、地図上に複数の土地領域が設定され、土地評価デ
ータ記憶手段には、借地権割合データと固定資産税評価
倍率データとを少なくとも含む土地評価データが記憶さ
れる。そして、基準位置指定手段により指定された土地
領域について、上記内容の土地評価データを検索・表示
するようにしたから、郊外地域の土地評価に必要なデー
タを容易にかつ迅速に探し出すことができる。
【0021】なお、本発明の記録媒体の第一は、以上説
明した電子式土地評価情報表示システムにおける各手段
としてコンピュータを機能させるためのプログラムを、
コンピュータで読み取り可能な状態でCD−ROM、フ
ロッピーディスク、光磁気ディスク、ROMカードなど
の記録媒体に記録したことを特徴とする(請求項15〜
請求項17)。これにより、該記録媒体に記憶されたプ
ログラムをコンピュータにインストールすることで、上
記本発明の電子式土地評価情報表示システムを簡単に実
現することができる。
【0022】また、本発明の記録媒体の第二は、上記電
子式土地評価情報表示システムで使用される下記のデー
タをコンピュータ読取り可能な状態で記録したことを特
徴とする(請求項18)。 地図データ:地図の画像を表示するためのものであ
る。 路線画像データ:地図上において複数の路線の画像を
表示するためのものである。 路線指定エリア設定データ:地図上において各路線に
沿う帯状の路線指定エリアを、各路線とこれに接する地
区領域との境界線に関してその一方又は両側に所定の幅
で設定するためのものである。 土地評価データ:路線指定エリア設定データと対応付
けられており、それぞれ各路線に沿う地区領域の地区区
分を表す地区区分データと、該路線に沿う地区領域の路
線価データ及び借地権割合データとを少なくとも含む。
【0023】また、本発明の記録媒体の第三は、上記電
子式土地評価情報表示システムで使用される下記のデー
タをコンピュータ読取り可能な状態で記憶したことを特
徴とする(請求項19)。 地図データ:地図を表示するためのものである。 土地領域設定データ:地図上に複数の土地領域を設定
するためのものである。 土地評価データ:土地領域と対応付けられており、借
地権割合データと固定資産税評価倍率データとを少なく
とも含む。
【0024】すなわち、上記データは、電子式土地評価
情報表示システムの各手段をコンピュータ上で実現する
ためのプログラム中でも特にサイズの大きい部分である
から、これを別途記録媒体に記録しておくことでデータ
管理が容易となり、またデータを該記録媒体の形で随時
追加することで、土地評価データの検索可能な地域を容
易に拡張することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明の電
子式土地評価情報表示システム1(以下、土地評価情報
表示システムともいう)の一実施例の全体構成を示すブ
ロック図である。土地評価情報表示システム1は、I/
Oポート2を備え、CPU3、ROM4及びRAM5、
キーボード6あるいはマウス7等の入力手段、CD−R
OMドライブ8あるいはフロッピディスクドライブ等の
記録媒体読取手段(以下CD−ROMドライブ8で代表
させる)、ハードディスクドライブ(以下、HDDと記
す)10、モニタ制御部11、評価額算出結果出力手段
としてのプリンタ12等が接続されて、全体がコンピュ
ータシステムとして構築されている。また、モニタ制御
部11には、地図表示手段としてのCRTあるいは液晶
ディスプレイ等のモニタ13が接続されている。
【0026】なお、CPU3は、後述の制御プログラム
26に基づいて、土地評価データ検索手段、路線指定エ
リア設定手段、路線指定エリア指定状態判別手段、路線
指定エリア選定手段、追加路線指定エリア選定手段、評
価額算出手段、評価額算出結果出力手段、土地領域指定
状態判別手段、土地評価データ検出手段、最高値路線価
データ判別手段、路線価データソート手段の主体をなす
ものである。また、キーボー6は路線配置形態選択手
段、土地特定数値情報入力手段の主体をなすものであ
る。さらに、マウス7は基準位置指定手段、路線配置形
態選択手段、表示モード切替手段、表示モード選択手段
の主体をなすものである。HDD10は、地図データ記
憶手段、路線画像データ記憶手段、土地評価データ記憶
手段、表示状態指定データ記憶手段の要部をなすもので
ある。また、モニタ制御部11は地図表示制御手段、路
線表示制御手段、土地評価データ表示制御手段の要部な
すものである。さらに、モニタ13は地図表示手段、路
線表示手段、土地評価データ表示手段、路線価データ表
示手段、最高値路線価データ表示手段として機能する。
【0027】HDD10には、オペレーティングシステ
ムプログラム(以下、OSという)20及びアプリケー
ションプログラム21が格納されている。アプリケーシ
ョンプログラム21は、OS20上で作動する、本発明
の土地評価情報表示システムの基本的機能を実現するた
めの基本プログラムであり、制御プログラム26と、地
図データ22、路線指定エリア設定データ23、土地評
価データ24、算出式データ25等を含んで構成されて
いる。また、ROM4には、コンピュータシステムのハ
ードウエア制御のための基本的な各種プログラムが格納
されている。さらに、RAM5は、制御プログラム26
のワークエリアとして機能するとともに、図5に示すよ
うに、後述する土地評価データ格納部5a〜5d、及び
土地評価額を算出するための算出式データ25を格納す
るための算出式メモリ5e等が形成されている。
【0028】図1に戻って、地図データ22は、図2
(a)に示すように、路線画像データ30及び地区領域
設定データ31を含んで構成されている。地区領域設定
データ31は、同図(b)に示すように、地区区分の異
なる複数の地区領域を地図上に設定するためのものであ
り、各地区領域設定データ32には表示状態指定データ
33が一対一に対応している。表示状態指定データ33
は、各地区領域の表示色あるいは濃度、模様パターン等
の表示状態を指定するものであり、各地区領域は地区区
分に応じてを互いに異なる表示状態で表示されることと
なる。本実施例では、図6に示すように、地区区分は、
ビル街地区、高度商業地区、繁華街地区・・・等
の7種類に区分されており、それぞれ図中に記載した色
で色分け表示されるようになっている。
【0029】図1に戻って、路線指定エリア設定データ
23は、図3に示すように、地図上の各路線に対応して
路線指定エリアを設定するための複数のエリア設定デー
タ35を含み、これに一対一に対応して、各路線指定エ
リアを特定するための路線指定エリア特定データとして
のエリアコード34が付与されている。図7に示すよう
に、地図上の各路線R(Ra〜Rc)には、その幅方向
の両側の各境界線に沿って帯状の路線指定エリアD(D
1〜D8)が設定されるようになっており、各エリア設
定データ35(図3)はこれら路線指定エリアDをそれ
ぞれ個別に指定するためのデータである。具体的には、
図8に示すように、路線指定エリアD(D4で代表させ
る)は、路線Rbの境界線42aと、その境界線42a
から所定距離だけ離れた位置に該境界線42aに沿うよ
うに形成された内側限界線42bと、路線Rbの両端に
おいてこれと交差する路線Ra,Rcとの交差角点から
斜め内側に延びる隣接エリア境界線42c及び42d
(本実施例では、路線交差角の二等分線(交差角が90
°の場合は45°の線)としている)とによって囲まれ
る台形状領域として形成されている。
【0030】エリア設定データ35は、これら各線42
a〜42dを画面上に設定される座標平面上で規定する
ためのベクトルデータあるいは関数式データを含むもの
とされる。例えば、図8(a)はベクトルデータとして
記述されたエリア設定データを概念的に示しており、基
準点A0を起点として所定の向き(例えば右回り)に周
回しながら、A1、A2、A3、A0の順でベクトルを連ね
ることによりエリアDの境界線を描いた場合の、各ベク
トルの終点位置の座標値の組として表わされている。一
方、図8(c)に示すように、エリアDの各境界線を表
わす関数式の組として表わしてもよい。
【0031】次に、図1に示すように、土地評価データ
24は、図4(a)に示すように、個々の路線指定エリ
アD(図7)に対応する個別評価データ37をエリアコ
ード34と対応づけた形で記憶されている。各個別評価
データ37は、図4(b)に示すように、各路線指定エ
リアDが属する地区領域の地区区分を表す地区区分デー
タ39と、同じく対応する路線に沿う該エリアD側の路
線価データ38及び借地権割合データ40とを含んで構
成されている。
【0032】また、図1の算出式データ25は、宅地
(土地)の評価額を計算するための所定の計算式を与え
るデータとされている。具体例については後述する。
【0033】以下、土地評価情報表示システム1の作動
について、フローチャート及び作動説明図を用いて説明
する。まず、図1に示すOS20、アプリケーションプ
ログラム21を立ち上げると、図9のS1において、図
12に示すように、初期画面がモニタ13の画面13a
上に表示される。初期画面には、条件入力ボタン63、
宅地の評価額の計算結果を表示させるための計算結果表
示ボタン64、土地評価データや評価額の計算結果等を
プリンタ(図1)12から印刷出力させるための印刷ボ
タン65、及び当該システム1のアプリケーションプロ
グラム21を終了させる終了ボタン66等が形成・表示
される。
【0034】初期画面は、2つのページ画面が重ね表示
された状態になっており、一方のページは、評価すべき
宅地の形状、すなわち宅地に対する路線の配置形態の選
択候補を図示する宅地形状選択メニュー60であり、他
方のページが図15に示すように、宅地の寸法等の条件
(宅地特定数値情報)を設定するための宅地条件設定メ
ニュー70である。そして、各メニューの上端部に形成
されたタック部分60a及び70aをポインタ7aで選
択して確定入力することにより、宅地形状選択メニュー
60と宅地条件設定メニュー70とをそれぞれ画面上で
切り換えることができるようになっている。なお、ポイ
ンタ7aの画面上での移動はマウス7の操作により行
い、確定入力はそのマウス7に設けられたクリックボタ
ン(図示せず)のクリックにより行う。
【0035】図12に戻り、宅地形状選択メニュー60
には、宅地形状表示ウィンドウ61及び宅地形状候補選
択部62が形成されている。宅地形状候補選択部62に
は、複数種類(本実施例では10種類)の宅地形状すな
わち路線配置形態の候補を示した宅地形状選択ボタン6
2aが表示・形成されている。本実施例では、図14に
示すように、路線配置形態(宅地形状)の候補として、
1路線に接する宅地(宅地番号:1)、交差する2路線
にそれぞれ正面と側方が接する宅地(2,3)、正面と
裏面が対応する2路線に接する宅地(4)、正面と側面
と裏面が対応する3路線に接する宅地(5)、正面と両
側方とが対応する3路線に接する宅地(6)、正面と両
側方と裏面とが対応する4路線に全て接する宅地(7)
等が含まれている。
【0036】そして図13に示すように、マウス(図
1)7によりポインタ7aを所望とする宅地形状選択ボ
タン62aに移動させてマウスクリックすることにより
(以下、単に「ボタンをマウスクリックする」等とい
う)、宅地形状の候補を選択する(図9:S2)。これ
により、選択された宅地形状の候補に対応する宅地が宅
地形状表示ウィンドウ61に表示されるとともに、宅地
番号表示ボックス62bに選択された番号が表示され
る。ここでは、宅地番号5の宅地形状の候補が選択され
た場合を示している。なお、宅地形状の候補の選択はキ
ーボード6(図1)から数字入力することで選択するよ
うしてもよい。
【0037】このように宅地形状の候補が選択された
後、宅地条件設定メニュー70のタック部70aをマウ
スクリックすると、図15に示す宅地条件設定メニュー
70に切り替わる。この宅地条件設定メニュー70に
は、宅地形状表示ウィンドウ61、宅地条件設定部7
1、借地権割合設定部72、前述の地図データ22の画
像をモニタ13に表示させるための地図表示ボタン7
3、崖地割合・方向設定部74、宅地の利用形態設定部
75、及び小規模宅地に関する特例の設定部76、地区
区分表示部77等が形成されている。
【0038】宅地条件設定部71には、宅地形状の間口
距離、奥行き距離及び地積を入力するための入力設定部
71aと、検索された土地評価データに基づく宅地の正
面路線価、側方路線価及び裏面路線価等の路線価データ
を表示する路線価データ表示部71bが形成されてい
る。また、借地権割合設定部72には、同じく上記土地
評価データに基づく借地権割合データ、及びその借地権
割合に対する借家権割合データをそれぞれ表示するため
の借地権/借家権表示部72aが形成されている。
【0039】そして、マウス7の操作により、宅地条件
設定部71の入力設定部71aの各入力ボックスにカー
ソルを移動させ、キーボード(図1)6から土地評価す
べき宅地に関する間口の距離、奥行の距離、地積等の土
地特定数値情報を入力する(図9:S3)。また、必要
に応じて上記各設定部74〜76から崖地割合・方向、
宅地の利用形態、及び小規模宅地に関する特例条件を設
定・入力する。そしてマウス7により、地図表示ボタン
73をクリックすると、図1のHDD10から地図デー
タ22が読み出され、図17及び図18に示すように、
モニタ13の画面13a上に地図の画像が表示される
(図9:S5)。
【0040】すなわち、図1のHDD10から、地図デ
ータ22のうちの路線画像データ30(図2)を読み出
し、それに基づいて画面13a上に路線画像からなる地
図画像202を表示する。なお、各地区領域の色分け表
示を自動で行う構成の場合は、同時に図2に示す地区領
域設定データ32と表示状態指定データ33も読出し、
地区領域設定データ32により各地区領域の境界を設定
し、表示状態指定データ33により指定される表示色で
それぞれその内側を塗りつぶし処理する。これにより、
図18に示すように、各地区領域200が、図6に示す
表示色のうち対応するもので塗りつぶされて表示され
る。
【0041】一方、色分け表示とそうでない表示とを手
動切替えする場合は、例えば図17に示すように、画面
13a上に表示切替えボタン201を表示・形成し、こ
れをマウスクリックする毎に、図5に示すRAM5内の
色分け表示フラグ5kをオン及びオフの間で切り替える
ようにする。そして、図9のS6で、色分け表示フラグ
5kがオフの場合は、S7へスキップして図17に示す
ように路線画像からなる地図画像202を表示するのみ
とし(第二モード)、オンの場合はS7へ進んで、上述
のように地区領域設定データ32と表示状態指定データ
33(図2)を読み出して、図18に示すように色分け
された地区領域200を表示する(第一モード)。
【0042】次いでプログラム処理は図9のS8に進
み、土地評価データ取込処理となる。その詳細を図10
に示す。まず、S20において、基準位置の指定を行
う。すなわち、マウス7(図1)の操作により、ポイン
タ7aを地図上で移動させ、土地評価データを取得した
い路線沿いの所望の位置に位置合わせしてマウスクリッ
クを行う。これにより基準位置の座標設定が確定し、図
5に示すRAM5のポインタ座標メモリ5mに記憶され
る。次いで、S21の路線指定エリア特定処理となる。
その詳細を図11に示す。すなわち、S30において、
図3の路線指定エリア設定データ23からエリア設定デ
ータ35の最初のものを読出し(S31)、図8(c)
に示すように、ポインタ座標メモリ5m(図5)に記憶
された座標値P(Xm,Ym)が、上記エリア設定デー
タ35により特定される路線指定エリアD内に入ってい
るが否かが、該エリアDを定義する4つの不等式に基づ
いて判断される。そして、図11のS32で座標値P
(Xm,Ym)がエリアD外であればS31に戻り、次
のエリア設定データ35を読み込んで同様の処理を繰り
返す。一方、エリアD内と判定されれば、そのエリアD
に対応するエリアコード34(図3)を読み出して(図
11:S33)、RAM5のエリアコード格納部(1)
5f(図5)にこれを格納し、リターンする。このエリ
アDが基準路線指定エリアとなる。
【0043】なお、座標値P(Xm,Ym)がエリアD
内に入っているが否かの判別であるが、例えばエリア設
定データ35がベクトルデータで与えられている場合
は、例えば次のようにする。まず、多数のエリアDのう
ち、点Pの最寄りのものの1辺を決める。この場合、図
8(a)に示すように、辺の両端点をAi、Ai+1(ただ
し、ベクトルによるエリア周回方向(右回り)の起点側
をAi、終点側をAi+1とする)として、線分AiAi+1の
長さと、線分PAiとの線分PAi+1との合計長さとの差
の絶対値|AiAi+1−(PAi+PAi+1)|を計算する
処理を各辺について順次行い、その絶対値が最も小さく
なる辺を該当する辺として選定する。そして、図8
(b)に示すように、その辺を含むエリアDについて、
ベクトルPAi、ベクトルAiAi+1、ベクトルAi+1Pが
右回りになっていればPはエリアD内であり、左回りで
あればPはエリアD外と判断する。なお、右回り、左回
りの判定は、例えばベクトルPAiとベクトルAiAi+1
とを相対的に平行移動して始点同士を一致させたとき
の、ベクトルAiAi+1とベクトルPAiとのなす角度に
基づいて行うことができる。なお、PがエリアD外であ
れば、エリア内のものが見つかるまで同様の処理を繰り
返す。
【0044】次に、ここまでの処理では、図9のS2に
おいて、宅地形状すなわち路線配置形態が選択されてい
るが、HDD10には、各路線配置形態に対応して、上
記基準路線指定エリアに随伴して選定される追加路線指
定エリアの選定条件データ27が記憶されている。該デ
ータ27の内容は例えば図19に示すように、選択され
た路線配置形態を特定するための路線配置形態コード2
7aと、これと一対一に対応付けられたエリア選定条件
データ27bとを含む。図14に示す前述の路線配置形
態(宅地形状)の候補についていえば、下記の通りであ
る。 宅地番号(コード)1の場合:追加路線指定エリアの
選定は行わない。 宅地番号2,3の場合:基準路線指定エリアのいずれ
か一方の端に隣接するエリアを追加路線指定エリアとす
る(いわゆる側方路線価指定用)。具体的には、基準路
線指定エリアについて、路線との境界(図8の線42
a)の両端座標K1及びK2のうち、ポインタ座標Pに近
くなるものの側に隣接するものを追加路線指定エリアと
して選択できる。 宅地番号4の場合:基準路線指定エリアと対向する
(すなわち裏面側の)エリアを追加路線指定エリアとす
る(いわゆる裏面路線価指定用)。 宅地番号5の場合:基準路線指定エリアの両側に隣接
するエリアを追加路線指定エリアとする(両側方路線価
指定用)。 宅地番号6の場合:基準路線指定エリアのいずれか一
方の端に隣接する第一のエリアと、その第一のエリアに
対し基準路線指定エリアとは反対側から接している第二
のエリアとを追加路線指定エリアとする(いわゆる側方
路線価+裏面路線価指定用)。具体的には、基準路線指
定エリアについて、路線との境界(図8の線42a)の
両端座標K1及びK2のうち、ポインタ座標Pに近くなる
ものの側に隣接するものを第一のエリアとして選択でき
る。 宅地番号7の場合:基準路線指定エリアの両隣及び対
向するエリアを追加路線指定エリアとする(両側方路線
価+裏面路線価指定用)。
【0045】そして、図10のS22に進み、既に選択
されている路線配置形態のコードに対応するエリア選定
条件データ27b(図19)を読み出し、基準路線指定
エリアに対しその条件に合致する路線指定エリアのエリ
アコード34(図3)を読み出して、RAM5のエリア
コード格納部(2〜4)5g〜5iに格納する(図1
0:S23)。次に、エリアコード格納部(2〜4)5
g〜5iに格納されている全てのエリアコード34を読
み出して、対応する個別評価データ37を土地評価デー
タ記憶部24において検索する(S24)。例えば図2
0に示すように、図14の宅地番号5が選定された場
合、ポインタ7aにより基準路線指定エリアD1(すな
わち路線Ra)を選定することで、自動的に追加路線指
定エリアD2及びD3 (すなわち、路線Rb、Rc)が
選定され、それらに対応する個別評価データ37が検索
されることとなる。
【0046】次いで図10のS25に進み、検索された
個別評価データ37のソートを行う。具体的には、RA
M5の路線価大小判定用メモリ5l(図5)をワークエ
リアとして検索・抽出された個別評価データ37の路線
価データの大小比較を行い、これら個別評価データ37
を路線価の最も高いものから順に並べ替えて、この順で
土地評価データ格納部5a,5b,5cに取り込む。そ
して、これら個別評価データ37の内容を、図20に示
すようにダイアログボックス100内の土地評価データ
表示部101に対し、例えば最も路線価の高いものを正
面路線価として、地区区分と借地権割合とともに表示
し、他のものについては路線価データのみ、路線価の高
いものから側方路線価、裏面路線価の各データとして表
示する(図10:S26)。また、各個別評価データ3
7のうち、評価額算出に必要な数値情報をRAM5内に
形成された計算用メモリ5n(図5)に格納する。
【0047】なお、路線価大小の判定は上述のように自
動で行わず、オペレータ等が手動で大小判定及び正面、
側方、裏面の各路線価の決定を行うようにしてもよい。
また、自動で行う場合でも、基準位置から追加路線指定
エリアを自動で抽出するのではなく、これらも個別でポ
インタ7aにより指定するようにしてもよい。この場
合、次のように処理を行うことが可能である。すなわ
ち、図22(a)に示すように、正面、側方、裏面の各
路線Ra〜Rc(図7)に対応する路線指定エリアD1
〜D3を順次ポインタ7aで選ぶと、その都度対応する
個別評価データ37が読み出され土地評価データ格納部
5a,5b,5cに取り込まれて行く。このとき、図2
1に示すように、ダイアログボックス100内に形成さ
れた土地評価データ表示領域101に、読み出した個別
評価データ37の地区区分、路線価、借地権の各データ
が順次表示される。
【0048】この状態でポインタ7aにより、土地評価
データ取込設定・表示部102に形成された正面路線
価、側方路線価、裏面路線価のチェックボックス102
aのうち必要なものにチェックマークを付与する(すな
わち、表示させるべき路線価データの種別を選択す
る)。これを受けて、土地評価データ格納部5a,5
b,5cに取り込まれている個別評価データ37のう
ち、チェックマークの付与数だけ路線価の大きいものか
ら順に読み出し、土地評価データ取込設定・表示部10
2の各表示欄のうち、チェックマークのついたものに所
定の配列順で順次表示するようにする。例えば、図22
(a)のように、正面路線価の欄にのみチェックマーク
がついている場合は、最も路線価の高い個別評価データ
37を読み出して、該欄にその路線価の値を表示する。
また、図22(b)のように、正面路線価と側方路線価
の欄にチェックマークがついている場合は、路線価の最
も高いものと2番目に高いものとについて個別評価デー
タ37を読み出し、最高値の路線価データを正面路線価
の表示欄に、他方を側方路線価の欄に表示する。また、
同図(c)のように、全ての路線価の欄にチェックマー
クがついている場合は、高いものから順に正面路線価、
側方路線価及び裏面路線価として表示する。なお、本実
施例では、地区区分のチェックボックス102aにチェ
ックを入れると、路線価データが正面路線価として採用
された個別評価データ37の地区区分データが表示され
るようになっている。
【0049】図10に戻り、このようにして、必要な個
別評価データ37がRAM5の格納部5a〜5cに取り
込まれると(S26)リターンとなり、図9のS9に進
んで、表示画面13aを地図表示から図16に示す宅地
条件設定メニュー70に切り換える。なお、この切替は
表示画面13a上において例えばポップアップメニュー
を表示させ、マウス7等により画面切替を選択する指定
を行うことにより実行される。図16に示すように、宅
地条件設定メニュー70の土地評価表示部71bにはR
AM5に取り込んだ土地評価データ格納部5a〜5cの
土地評価データ37に基づいて、正面路線価、側方路線
価、裏面路線価の数値が表示されるとともに、借地権割
合及び借家権割合のそれぞれの表示部72aには借地権
割合の数値及び借家権割合の数値が表示されている。さ
らに、地区区分表示部77には正面路線価に対応する地
区領域の地区区分が表示されている。
【0050】図16に示すように、このような状態から
計算結果表示ボタン64がマウス7により選択される
と、図1に示すHDD10から計算式データ25が読み
出され、そのデータ25がRAM5(図5)の算出式メ
モリ5eに格納される。そして、上記宅地条件設定メニ
ュー70の宅地条件設定部71の入力設定部71aへ入
力された宅地形状に対する間口の距離、奥行きの距離及
び地積の数値(土地特定数値情報)と、RAM5の計算
用メモリ5nに格納された個別評価データ(土地評価デ
ータ)とが、上記格納された計算式の変数に代入され、
宅地の評価額が自動計算されて、その計算結果をモニタ
13の画面上に表示する(図9:S10、S11)。そ
して、図9のS12において終了信号が検出されると
(図16等の終了ボタン66が選択されると)、上記処
理が終了となり、終了信号が検出されなければS12か
らS1に戻って以下同様の処理が繰り返される。
【0051】図23は、評価明細出力画面上に土地評価
額計算式の一部を表示した例を示している。該計算式で
は、例えば路線価データが使用されているが、例えば奥
行き補正率や側方路線加算率などの各種係数パラメータ
のうち、一部のものは土地評価データに含まれる地区区
分の内容等に応じて随時設定されるようになっている。
【0052】なお、上記土地評価情報表示システム1に
おいては、宅地の評価額自動計算機能を省略することも
可能である。この場合、例えば図24に示すように、ポ
インタ7aにより基準位置を設定し、その基準位置で指
定される路線指定エリア(すなわち上記説明における基
準路線指定エリア)に対応した個別評価データのみを検
索して、これを画面13a上に表示させる構成とするこ
とができる。
【0053】以上の実施例における土地評価情報表示シ
ステム1は、路線価データや地区区分が必要となる都市
部地域での土地評価に好適に使用されるものであった
が、郊外領域での評価に好適なものとして以下のような
構成を例示できる。この場合、基本的なハードウェア構
成は図1と同様である。アプリケーションプログラム2
1には、土地領域設定データ120が設けられる。土地
領域設定データ120は、例えば市、区、町、村等の行
政区画領域などの土地領域を地図上に設定するためのも
のであり、図26に示すように、各領域設定データ12
2には土地領域特定データとしての領域コード121が
一対一に対応付けられている。
【0054】個別評価データ24は、図27(a)に示
すように、地図上の各土地領域(市、区、町、村等)に
一対一に対応する個別評価データ124が領域コード1
21と対応付けた形で複数記憶されている。そして、各
個別評価データ124は、図27(b)に示すように、
各土地領域の市区町村名を表す市区町村名データ125
と、適用地域名データ126、借地権割合データ12
7、及び各土地領域毎の固定資産税評価倍率データ12
8とを含んで構成されている。
【0055】そして、図25(a)に示すように、モニ
タ13の画面13a上には地図データ22に基づいて郊
外の地図の画像が表示されるとともに、マウス7によ
り、ポインタ7aを所望の場所に位置させてクリックす
ることにより、同様に基準位置を設定する。そして、そ
の基準位置がどの土地領域内に存在するかが判別され、
基準位置が存在すると判別された土地領域の領域コード
121に対応する土地評価データ24(図27)がHD
D10から読み出され、さらに画面13a上においてそ
の土地評価データ、すなわち市区町村名データ、適用地
域名データ、借地権割合データ、及び固定資産税評価倍
率データが図25(b)のようなダイアログボックス1
00により表示される。ここで、各土地領域(市、区、
町、村等)の固定資産税評価倍率は、宅地と宅地以外と
でそれぞれ異なったものが表示される。宅地以外のもの
については、該倍率が各地目(田、畑、山林、原野等)
毎に区分されるとともに、さらにそれぞれの地目におい
て評価区分(純農地、中間農地等)毎にそれぞれ異なっ
たものが一覧表示されるようになっている。
【0056】なお、図26に示すように、各土地領域設
定データ122に対し表示状態指定データ123を対応
づけ、各土地領域を該表示状態指定データ123により
指定される表示色あるいは濃度、模様パターン等の表示
状態により、互いに対比させた状態で表示すれば、地図
表示をより見やすくできる。
【0057】以上説明した土地評価情報表示システムの
各機能は、本質的にHDD10に格納された各プログラ
ムにより実現されるものである。従って、これらのプロ
グラムをCD−ROM8aなどの記録媒体に記録してお
けば、図1に示すものとほぼ同様のハードウエア構成の
コンピュータシステムにおいて、そのCD−ROMドラ
イブ8から上記各プログラムをHDD10にインストー
ルすることで、当該土地評価システム1の機能をそのコ
ンピュータシステムに移植することができる。なお、H
DD10にすでにOS20がインストール済みの場合
は、アプリケーションプログラム21のみをインストー
ルすればよく、この場合はCD−ROM8aにはアプリ
ケーションプログラム21のみが記憶されることとな
る。記録媒体としては、CD−ROM以外に、例えばフ
ロッピーディスク、光磁気ディスク、ROMカードな
ど、その他のものも採用可能である。
【0058】また、図1において、アプリケーションプ
ログラム21のうち、都市部地域用の地図データ22、
路線指定エリア設定データ23及び土地評価データ24
はデータ量が大きいことから、HDD10にインストー
ルせずに、それらデータ22〜24が記憶されたCD−
ROM9aを用意し、アプリケーションプログラム21
の実行時に、その都度それらデータ22〜24を、CD
−ROMドライブ9によりCD−ROM9aから読み取
る構成も可能である。また、郊外地域用の地図データ2
2、土地領域設定データ120及び図27の土地評価デ
ータ24をCD−ROM9bに記録するようにしてもよ
い。さらに、都市部地域用の上記データと、郊外地域用
の上記データとを1枚のCD−ROMにまとめて記録し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子式土地評価情報表示システムの一
実施例のハードウエア構成を示すブロック図。
【図2】地図データのデータ構成を示す図及びメモリマ
ップ。
【図3】路線指定エリア設定データのメモリマップ。
【図4】土地評価データのメモリマップ及び個別評価デ
ータのデータ構成を示す図。
【図5】RAMの格納エリアを示すブロック図。
【図6】地区区分と表示状態とを対応づけた図。
【図7】路線に対する路線指定エリアとの配置形態を示
す概念図。
【図8】路線指定エリアの説明図。
【図9】電子式土地評価情報表示システムの作動の流れ
を示すフローチャート。
【図10】その土地評価データ取込処理の詳細を示すフ
ローチャート。
【図11】その路線指定エリア特定処置の詳細を示すフ
ローチャート。
【図12】図1の電子式土地評価情報表示システムの宅
地形状選択メニューを示す図。
【図13】同じく宅地形状選択メニューを示す図。
【図14】土地の路線配置形態の候補を示す説明図。
【図15】図1の電子式土地評価情報表示システムの宅
地条件設定メニューを示す図。
【図16】同じく宅地条件設定メニューを示す図。
【図17】モニタに表示された地図の画像を示す図。
【図18】地区区分毎に異なる表示状態で表示された一
例を示す図。
【図19】追加路線指定エリア選定条件データの説明
図。
【図20】土地評価データ取込処理の作用説明図。
【図21】土地評価データ取込処理の別の作用説明図。
【図22】土地評価情報のダイアログボックスの拡大
図。
【図23】評価額算出式の例を示す説明図。
【図24】図1の電子式土地評価情報表示システムの別
の作用説明図。
【図25】郊外の地図の画像がモニタに表示された例を
示す図、及びダイアログボックスの拡大図。
【図26】同じく地目領域設定データのメモリマップ。
【図27】同じく土地評価データのメモリマップ。
【符号の説明】
1 電子式土地評価情報表示システム 3 CPU(土地評価データ検索手段、路線指定エリア
設定手段、路線指定エリア指定状態判別手段、路線指定
エリア選定手段、追加路線指定エリア選定手段、評価額
算出手段、評価額算出結果出力手段、土地領域指定状態
判別手段、土地評価データ検出手段、最高値路線価デー
タ判別手段、路線価データソート手段) 6 キーボード(路線配置形態選択手段、土地特定数値
情報入力手段) 7 マウス(基準位置指定手段、路線配置形態選択手
段、表示モード切替手段、表示モード選択手段) 8a CD−ROM(記録媒体) 10 ハードディスクドライブ(地図データ記憶手段、
路線画像データ記憶手段、土地評価データ記憶手段、表
示状態指定データ記憶手段) 11 モニタ制御部(地図表示制御手段、路線表示制御
手段、土地評価データ表示制御手段) 12 プリンタ(評価額算出結果出力手段) 13 モニタ(地図表示手段、路線表示手段、土地評価
データ表示手段、路線価データ表示手段、最高値路線価
データ表示手段)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図を表示するための地図データを記憶
    する地図データ記憶手段と、 前記地図データに基づいて前記地図の画像を表示する地
    図表示手段と、 前記地図上において複数の路線の画像を表示するための
    路線画像データを記憶する路線画像データ記憶手段と、 その路線画像データに基づいて前記地図上に前記路線の
    画像を表示する路線表示制御手段と、 前記各路線について、該路線に沿う地区領域の地区区分
    を表す地区区分データと、該路線に沿う地区領域の路線
    価データ及び借地権割合データとを少なくとも含む土地
    評価データを、前記各路線と対応付けた形で記憶する土
    地評価データ記憶手段と、 前記地図表示手段に表示された地図上において、任意の
    基準位置を指定する基準位置指定手段と、 その指定された基準位置と予め定められた位置関係を満
    足する前記地図上の路線について、当該路線に対応する
    土地評価データを、前記土地評価データ記憶手段におい
    て検索する土地評価データ検索手段と、 前記土地評価データを表示するための土地評価データ表
    示手段と、 検索された土地評価データを前記土地評価データ記憶手
    段から読み出して、これを前記土地評価データ表示手段
    に表示させる土地評価データ表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子式土地評価情報表示シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記地図上において前記各路線に沿う帯
    状の路線指定エリアを、前記各路線とこれに接する地区
    領域との境界線に関してその一方又は両側に所定の幅で
    設定する路線指定エリア設定手段と、 指定された前記基準位置が、前記路線指定エリアのいず
    れのものの内側に存在するかを判別する路線指定エリア
    指示状態判別手段とを備え、 前記土地評価データ記憶手段には、前記土地評価データ
    が前記各路線指定エリアと対応付けた形で記憶されてお
    り、 前記土地評価データ検索手段は、判別された前記路線指
    定エリアに対応する土地評価データを、前記土地評価デ
    ータ記憶手段において検索するものである請求項1記載
    の電子式土地評価情報表示システム。
  3. 【請求項3】 前記土地評価データのうち少なくとも前
    記地区区分データが、前記各路線についてその幅方向両
    側に接する各地区領域のそれぞれに対応するものが前記
    土地評価データ記憶手段に記憶され、 前記路線指定エリア設定手段は、前記各路線の両側の境
    界線に対応して前記路線指定エリアをそれぞれ設定する
    ものとされている請求項2記載の電子式土地評価情報表
    示システム。
  4. 【請求項4】 評価対象とされるべき土地と接する路線
    の配置形態(以下、路線配置形態という)を、予め用意
    された複数の候補の中から選択する路線配置形態選択手
    段と、 選択された前記路線配置形態に応じた特有の組み合わせ
    により、複数の路線指定エリアを選択する路線指定エリ
    ア選定手段とを備え、 前記土地評価データ検索手段は、選択された複数の前記
    路線指定エリアに対応する前記土地評価データを、前記
    土地評価データ記憶手段において検索するものである請
    求項2又は3に記載の電子式土地評価情報表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記路線指定エリア選定手段は、 選択された前記路線配置形態を満足するように前記基準
    位置指定手段により前記基準位置を複数指定し、 前記路線指定エリア指示状態判別手段により指定された
    各基準位置が存在する路線指定エリアを判別し、 その判別された路線指定エリアを前記複数の路線指定エ
    リアとして選択するものである請求項4記載の電子式土
    地評価情報表示システム。
  6. 【請求項6】 前記路線指定エリア選定手段は、前記基
    準位置が存在すると判別された前記路線指定エリア(以
    下、基準路線指定エリアという)以外に、該基準路線指
    定エリアとの間で所定の位置関係を満足する路線指定エ
    リア(以下、追加路線指定エリアという)を、選択され
    た前記路線配置形態に応じた組み合わせで選定する追加
    路線指定エリア選定手段を備え、 前記土地評価データ検索手段は、前記基準路線指定エリ
    アと、選定された前記追加路線指定エリアとに対応する
    前記土地評価データを、前記土地評価データ記憶手段に
    おいて検索するものである請求項4記載の電子式土地評
    価情報表示システム。
  7. 【請求項7】 前記路線指定エリア選定手段により選定
    された複数の前記路線指定エリアに対応して、前記土地
    評価データ検索手段が検索した複数組の前記土地評価デ
    ータに対し、それら各土地評価データに含まれる前記路
    線価データのうち最も価格の高いものを判別する最高値
    路線価データ判別手段が設けられ、 前記土地評価データ表示手段は、その判別された最も価
    格の高い路線価データを表示する最高値路線価データ表
    示手段を含むものである請求項4ないし6のいずれかに
    記載の電子式土地評価情報表示システム。
  8. 【請求項8】 前記路線指定エリア選定手段により選定
    された複数の前記路線指定エリアに対応して、前記土地
    評価データ検索手段が検索した複数組の前記土地評価デ
    ータに対し、それら各土地評価データに含まれる前記路
    線価データを価格順にソートする路線価データソート手
    段が設けられ、 前記土地評価データ表示手段は、そのソートされた路線
    価データを、価格順に配列して表示する路線価データ表
    示手段を含むものである請求項4ないし6のいずれかに
    記載の電子式土地評価情報表示システム。
  9. 【請求項9】 評価対象となる土地の寸法情報及び面積
    情報の少なくともいずれかを含む土地特定数値情報を入
    力する土地特定数値情報入力手段と、 その入力された土地特定数値情報と、前記検索された前
    記土地評価データとに基づいて、該土地の評価額を所定
    の算出式により自動算出する評価額算出手段と、 その
    算出結果を出力する評価額算出結果出力手段と、 を備える請求項1ないし8のいずれかに記載の電子式土
    地評価情報表示システム。
  10. 【請求項10】 地区区分の異なる複数の地区領域に区
    分された状態で地図を表示するための地図データを記憶
    する前記地図データ記憶手段と、 前記各地区領域を、地区区分に応じて色、濃度、模様パ
    ターン等の表示状態を互いに異ならせて表示するため
    に、各地区区分毎の表示状態を指定する表示状態指定デ
    ータを、前記各地区領域と対応づけて記憶する表示状態
    指定データ記憶手段と、 前記表示状態指定データを参照して前記各地区領域を対
    応する表示状態で前記地図上に表示させる地図表示制御
    手段と、 を備える請求項1ないし9のいずれかに記載の電子式土
    地評価情報表示システム。
  11. 【請求項11】 地区区分の異なる複数の地区領域に区
    分された状態で地図を表示するための地図データを記憶
    する地図データ記憶手段と、 前記地図データに基づいて前記地図の画像を表示する地
    図表示手段と、 前記地図上において前記各地区領域を、地区区分に応じ
    て色、濃度、模様パターン等の表示状態を互いに異なら
    せて表示するために、各地区区分毎の表示状態を指定す
    る表示状態指定データを、前記各地区領域と対応づけて
    記憶する表示状態指定データ記憶手段と、 前記表示状態指定データを参照して前記各地区領域を対
    応する表示状態で前記地図上に表示させる地図表示制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする電子式土地評価情報表示シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記地図表示制御手段は、前記表示状
    態指定データを参照して前記各地区領域を、自動的に対
    応する表示状態で前記地図表示手段に表示させるもので
    ある請求項10又は11に記載の電子式土地評価情報表
    示システム。
  13. 【請求項13】 前記地図上において前記地区領域を、
    前記地区区分毎に異なる表示状態で表示する第一表示モ
    ードと、それ以外の表示状態で表示する第二表示モード
    との間で切り換える表示モード切替手段と、 前記第一表示モードと前記第二表示モードとのいずれか
    を選択する表示モード選択手段とが設けられており、 前記地図表示制御手段は、前記各地区領域を前記選択さ
    れた表示モードで表示させるものである請求項10又は
    11に記載の電子式土地評価情報表示システム。
  14. 【請求項14】 地図を表示するための地図データを記
    憶する地図データ記憶手段と、 前記地図データに基づいて前記地図の画像を表示する地
    図表示手段と、 前記地図上に複数の土地領域を設定する土地領域設定手
    段と、 借地権割合データと固定資産税評価倍率データとを少な
    くとも含む土地評価データを前記各土地領域と対応付け
    た形で記憶する土地評価データ記憶手段と、 前記地図表示手段に表示された地図上において、任意の
    基準位置を指定する基準位置指定手段と、 その指定された基準位置が前記土地領域のいずれに属し
    ているかを判別する土地領域指定状態判別手段と、 前記基準位置が属すると判別された土地領域に対応する
    土地評価データを、前記土地評価データ記憶手段におい
    て検索する土地評価データ検索手段と、 前記土地評価データを表示するための土地評価データ表
    示手段と、 検索された土地評価データを前記土地評価データ記憶手
    段から読み出して、これを前記土地評価データ表示手段
    に表示させる土地評価データ表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子式土地評価情報表示シス
    テム。
  15. 【請求項15】 コンピュータを、電子式土地評価情報
    表示システムを構成する下記の要件、すなわち、 地図を表示するための地図データを記憶する地図データ
    記憶手段と、 前記地図データに基づいて前記地図の画像を表示する地
    図表示手段と、 前記地図上において複数の路線の画像を表示するための
    路線画像データを記憶する路線画像データ記憶手段と、 その路線画像データに基づいて前記地図上に前記路線の
    画像を表示する路線表示制御手段と、 前記各路線について、該路線に沿う地区領域の地区区分
    を表す地区区分データと、該路線に沿う地区領域の路線
    価データ及び借地権割合データとを少なくとも含む土地
    評価データを、前記各路線と対応付けた形で記憶する土
    地評価データ記憶手段と、 前記地図表示手段に表示された地図上において、任意の
    基準位置を指定する基準位置指定手段と、 その指定された基準位置と予め定められた位置関係を満
    足する前記地図上の路線について、当該路線に対応する
    土地評価データを、前記土地評価データ記憶手段におい
    て検索する土地評価データ検索手段と、 前記土地評価データを表示するための土地評価データ表
    示手段と、 検索された土地評価データを前記土地評価データ記憶手
    段から読み出して、これを前記土地評価データ表示手段
    に表示させる土地評価データ表示制御手段と、 して機能させるためのプログラムが、コンピュータ読み
    取り可能な状態で記録されたことを特徴とする記録媒
    体。
  16. 【請求項16】 コンピュータを、電子式土地評価情報
    表示システムを構成する下記の要件、すなわち、 地図を表示するための地図データを記憶する地図データ
    記憶手段と、 前記地図データに基づいて前記地図の画像を表示する地
    図表示手段と、 前記地図上に複数の土地領域を設定する土地領域設定手
    段と、 借地権割合データと固定資産税評価倍率データとを少な
    くとも含む土地評価データを前記各土地領域と対応付け
    た形で記憶する土地評価データ記憶手段と、 前記地図表示手段に表示された地図上において、任意の
    基準位置を指定する基準位置指定手段と、 その指定された基準位置が前記土地領域のいずれに属し
    ているかを判別する土地領域指定状態判別手段と、 前記基準位置が属すると判別された土地領域に対応する
    土地評価データを、前記土地評価データ記憶手段におい
    て検索する土地評価データ検索手段と、 前記土地評価データを表示するための土地評価データ表
    示手段と、 検索された土地評価データを前記土地評価データ記憶手
    段から読み出して、これを前記土地評価データ表示手段
    に表示させる土地評価データ表示制御手段と、 して機能させるためのプログラムが、コンピュータ読み
    取り可能な状態で記録されたことを特徴とする記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、電子式土地評価情
    報表示システムを構成する下記の要件、すなわち、 地区区分の異なる複数の地区領域に区分された状態で地
    図を表示するための地図データを記憶する地図データ記
    憶手段と、 前記各地区領域を、地区区分に応じて色、濃度、模様パ
    ターン等の表示状態を互いに異ならせて表示するため
    に、各地区区分毎の表示状態を指定する表示状態指定デ
    ータを、前記各地区領域と対応づけて記憶する表示状態
    指定データ記憶手段と、 前記表示状態指定データを参照して前記各地区領域を対
    応する表示状態で前記地図上に表示させる地図表示制御
    手段と、 して機能させるためのプログラムが、コンピュータ読み
    取り可能な状態で記録されたことを特徴とする記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 地図の画像を表示するための地図デー
    タと、 前記地図上において複数の路線の画像を表示するための
    路線画像データと、 前記地図上において前記各路線に沿う帯状の路線指定エ
    リアを、前記各路線とこれに接する地区領域との境界線
    に関してその一方又は両側に所定の幅で設定するための
    路線指定エリア設定データと、 前記各路線に沿う地区領域の地区区分を表す地区区分デ
    ータと、該路線に沿う地区領域の路線価データ及び借地
    権割合データとを少なくとも含み、前記路線指定エリア
    設定データと対応付けられた土地評価データと、 がコンピュータ読み取り可能な状態で記録されたことを
    特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】 地図を表示するための地図データと、 前記地図上に複数の土地領域を設定するための土地領域
    設定データと、 借地権割合データと固定資産税評価倍率データとを少な
    くとも含み、前記各土地領域と対応付けられた土地評価
    データと、 がコンピュータ読み取り可能な状態で記録されたことを
    特徴とする記録媒体。
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