JP2000297893A - ホースクリップ - Google Patents

ホースクリップ

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JP2000297893A
JP2000297893A JP11108304A JP10830499A JP2000297893A JP 2000297893 A JP2000297893 A JP 2000297893A JP 11108304 A JP11108304 A JP 11108304A JP 10830499 A JP10830499 A JP 10830499A JP 2000297893 A JP2000297893 A JP 2000297893A
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hose clip
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聡 山田
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    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮止め状態を解除するときに縮径位置をコン
トロールしやすいホースクリップを提供する。 【解決手段】 環状に湾曲形成した板ばね本体11の一
端部にスロット孔12と第1のつまみ片13とを形成す
る。板ばね本体11の他端部には、前記スロット孔12
に差し込まれる差し込み片14と第2のつまみ片15と
を形成する。更に、差し込み片14には、切り起こし状
に形成した係止爪16と、この係止爪16に対して第2
のつまみ片15側にあって、かつ第2のつまみ片15に
近接するに従って半径方向外方に突出する斜面17とを
設ける。第1のつまみ片13の下部には、前記係止爪1
6が係合して仮止めされる係合部18を設け、この係合
部18の反対側の面の下縁部には前記斜面17を摺動す
る摺動部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の内
部配管等をホースを用いて接続する際に好適に用いられ
るホースクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば金属パイプどうしを可
撓性を有するホースで接続する際に、ホースの端部を金
属パイプの端部外周に被せた後、金属パイプの外周に被
せられたホースの端部外周をホースクリップで締め付け
ることにより、両者を固定する方法が採用されている。
【0003】このようなホースクリップとして、例えば
実開平5−34386号には、図13に示すように、環
状に湾曲されて弾性曲げ変形可能に形成された板ばね本
体1を有し、この板ばね本体1の一端部に、スロット孔
2と、このスロット孔2より先端側において外方へ突出
した第1のつまみ片3とが形成され、前記板ばね本体1
の他端部に、前記スロット孔2に差し込まれる差し込み
片4と、この差し込み片4の先端において外方へ突出し
た第2のつまみ片5とが形成されたホースクリップCが
開示されている。
【0004】このホースクリップCは、更に前記差し込
み片4に係止爪6が切り起こし状に形成され、前記第1
のつまみ片3の下部に前記係止爪4が係合する受け片7
が形成されている。更にまた、前記第1のつまみ片3
に、工具を差し込むための工具通し窓8が形成されてい
る。
【0005】このホースクリップCは、第1のつまみ片
3と第2のつまみ片5とをプライヤ等で挟んで拡開させ
ると、係止片6が受け片7に係合して仮止め状態とな
る。この状態で、図示しないホース外周に配置し、工具
を工具通し窓8から挿入して、てこ作用を与えることに
よって、第1のつまみ片3を半径方向外側、第2のつま
み片5を半径方向内側に相対移動させることにより、係
止片6と受け片7との係合が外れて、板ばね本体1の弾
性力により縮径するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示したホースクリップCでは、工具通し窓8から工具
を挿入して、てこ作用により係止片6と受け片7との係
合を解除するとき、板ばね本体1が瞬時に縮径してホー
スを締め付けるため、そのときにホースクリップCが暴
れて、取付け位置がずれてしまったり、取付け状態が不
適切となるケースがあった。
【0007】したがって、本発明の目的は、仮止め状態
を解除するときに、縮径工程中においても工具がクリッ
プに触れていて、縮径工程を任意にコントロールできる
ホースクリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、環状に湾曲されて弾性曲げ変形可
能に形成された板ばね本体を有し、この板ばね本体の一
端部に、スロット孔と、このスロット孔より先端側にお
いて外方へ突出した第1のつまみ片とが形成され、前記
板ばね本体の他端部に、前記スロット孔に差し込まれる
差し込み片と、この差し込み片の先端において外方へ突
出した第2のつまみ片とが形成されたホースクリップに
おいて、前記差し込み片には、外方に突設された係止爪
と、この係止爪に対して前記第2のつまみ片側にあって
かつ前記第2のつまみ片に近接するに従って外方に突出
する斜面とが設けられており、前記第1のつまみ片側に
は、前記斜面を摺動する摺動部と、前記係止爪が係合し
て仮止めされる係合部とが設けられていて、前記第1及
び第2のつまみ片を挟んで前記板ばね本体を拡開したと
き、前記摺動部が前記斜面の下側寄りに位置する状態で
前記第1及び第2のつまみ片を開放すると、前記係合部
が前記係止爪に係合して仮止めされ、前記仮止め状態か
ら更に前記第1及び第2のつまみ片を引き寄せると、前
記摺動部が前記斜面によってガイドされて前記第1のつ
まみ片が径方向外側に押出されるように、前記斜面と前
記摺動部とが構成されていることを特徴とするホースク
リップを提供するものである。
【0009】このホースクリップによれば、プライヤ等
で第1及び第2のつまみ片を挟んで板ばね本体を拡開
し、摺動部が斜面の下側寄りに位置する状態で第1及び
第2のつまみ片を開放すると、係合部が係止爪に係合し
て仮止めされる。
【0010】この状態でホースクリップを接続すべきホ
ースの外周に配置する。そして、プライヤ等で第1及び
第2のつまみ片を再び挟んで引き寄せると、摺動部が斜
面によってガイドされて第1のつまみ片が径方向外側に
押出されるので、この状態で第1及び第2のつまみ片を
開放していくと、係合部を係止爪に係合させずに通り越
させることが容易となり、縮径工程中においてもホース
クリップを保持しながら縮径させることが可能となるた
め、ホースクリップの取付け位置や取付け状態をコント
ロールしやすくなる。
【0011】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記斜面が、前記係止爪よりも高い位置まで伸びて
いるホースクリップを提供するものである。これによれ
ば、第1及び第2のつまみ片を挟んで摺動部が斜面を昇
りつめた状態で第1及び第2のつまみ片を開放したと
き、係合部が係止爪に係合せずに通り越しやすくなり、
仮止めの解除操作をより確実に行うことができる。
【0012】本発明の第3は、前記第1又は第2の発明
において、前記係合部の前記係止爪が係合する面と反対
側の面の下縁部に、前記斜面を滑りやすくするためのR
又は面取りが形成されて摺動部をなしているホースクリ
ップを提供するものである。これによれば、ホースクリ
ップの仮止め状態の解除操作の際に、第1及び第2のつ
まみ片を挟んで摺動部を斜面に沿って昇らせるとき、摺
動部が斜面に沿って滑りやすくなるため、解除操作を容
易に行うことができる。
【0013】なお、本発明において、前記斜面は、前記
差し込み片の前記第2のつまみ片の基部をビード状に成
形したものであることが好ましい。これによれば、第2
のつまみ片の補強効果と共に、前記摺動部が前記斜面を
滑るときに接触面積が小さくなって、斜面を昇りやすく
することができる。
【0014】また、前記斜面の頂上付近は、傾斜が緩や
かな平坦部をなしていることが好ましい。これによれ
ば、第1及び第2のつまみ片を挟んで摺動部を斜面に沿
って昇らせるとき、摺動部が斜面の頂上付近に達して上
記平坦部に乗り上げると、挟み力を低下させることがで
きるので、目的とする位置にホースクリップを配置して
縮径させるまで、プライヤ等で第1及び第2のつまみ片
を挟んだ状態に維持しやすくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜6には、本発明によるホー
スクリップの一実施形態が示されている。図1は仮止め
状態の斜視図、図2は縮径状態の斜視図、図3は仮止め
構造を示す部分拡大斜視図、図4は仮止め構造を示す部
分拡大断面図、図5は仮止め工程を示す説明図、図6は
仮止め解除工程を示す説明図である。
【0016】図1、2に示すように、このホースクリッ
プ10は、帯状の弾性材質の金属板を環状に湾曲して形
成した板ばね本体11を有する。板ばね本体11の一端
部には、スロット孔12と、このスロット孔12より先
端側において外方へ突出させた第1のつまみ片13とが
形成されている。
【0017】また、板ばね本体11の他端部には、前記
スロット孔12に差し込まれる差し込み片14と、この
差し込み片14の先端において外方へ突出させた第2の
つまみ片15とが形成されている。
【0018】更に、差し込み片14には、縮径方向に
(図中右方向)向けて切り起こし状に形成した係止爪1
6と、この係止爪16に対して第2のつまみ片15側に
あって、かつ第2のつまみ片15に近接するに従って半
径方向外方に突出する斜面17とが設けられている。こ
の実施形態の場合、斜面17は、第2のつまみ片15の
折曲部をビード状に加工した形状をなしている。
【0019】なお、この実施形態の場合、斜面17は、
その頂部の高さが係止爪16の高さよりも高くされ、か
つ、斜面17の下縁部が係止爪16にほぼ隣接するよう
に配置されている。斜面17の高さや位置は、後述する
仮止め解除が可能となるように適宜設定される。
【0020】一方、前記第1のつまみ片13の下部に
は、前記係止爪16が係合して仮止めされる係合部18
が設けられている。この実施形態の場合、係合部18
は、第1のつまみ片13の下縁部を縮径方向(図中左方
向)に向けて切り起こし状に形成した爪片からなってい
る。
【0021】また、係合部18の背面側、すなわち係合
部18の前記係止爪16が係合する面と反対側の面の下
縁部(図4参照)には、前記斜面17を滑りやすくする
ためのRが形成されて摺動部19をなしている。
【0022】更に、板ばね本体11の中間部には、軽量
化を図ると共に、ホースHへの面圧を高めて食い込みや
すくするため、複数の抜き孔20が形成されている。
【0023】次に、図5及び図6を参照して、このホー
スクリップ10の使用方法について説明する。
【0024】図5(a)に示すように、ホースクリップ
10は、縮径状態では、差し込み片14がスロット孔1
2に挿通され、つまみ片13、15は、互いに最大限に
開いた状態になっている。
【0025】この状態で、図5(b),(c),(d)
に示すように、第1のつまみ片13、第2のつまみ片1
5をプライヤ等で挟んで閉じていくと、まず、第1のつ
まみ片13の下部に形成された係合部18が、差し込み
片14に形成された係止爪16を乗り越えて斜面17方
向に移動する。
【0026】そして、係合部18が係止爪16を乗り越
え、摺動部19が斜面17の下側寄りに位置する状態
で、プライヤ等の把持力を弱めて、第1のつまみ片13
及び第2のつまみ片15を開いていくと、図5(d)に
示すように、係合部18が係止爪16に係合して、ホー
スクリップ10が拡開した状態で仮止めされる。
【0027】こうして仮止めされたホースクリップ10
を、ホースHの外周に遊嵌させておき、図示しない金属
パイプ等にホースHの端部を被せ、このホースHの接続
すべき端部外周にホースクリップ10を位置させる。
【0028】次に、図6(a)、(b)に示すように、
第1のつまみ片13、第2のつまみ片15を再びプライ
ヤ等で挟んで強く閉じていくと、係合部18の背面側に
形成されたR状の摺動部19が斜面17を昇って、差し
込み片14に対して、第1のつまみ片13が半径方向外
方に偏位する。
【0029】すなわち、図7(a)に示すように、プラ
イヤーなどの工具Pで両つまみ片13、15を閉じて行
くと、工具Pとの最初の当たり位置は大略L1 =L2
なっているが、閉じきった時には工具Pと両つまみ片1
3、15の関係は、つまみ片13が斜面17を昇って径
方向に偏位するため工具Pとの間で変化を生じ、図7
(b)に示すようにL1 >L2 となり、工具Pとホース
クリップ10との角度が閉じ工程初期より傾くことにな
る。
【0030】なお、このとき、斜面17がビード状をな
し、係合部18の背面側の摺動部19がR状に形成され
ているので、摺動部19が斜面17を滑りやすく、上記
操作をスムーズに行うことができる。なお、係合部18
の背面側の摺動部19をR状に形成する代わりに、面取
りを施してもよい。
【0031】摺動部19が斜面17の頂部に達した後、
図6(c),(d)に示すように、プライヤ等の把持力
を弱めて、第1のつまみ片13及び第2のつまみ片15
を徐々に開いていくと、今度は係合部18が係止爪16
に係合せず、その上方を通り越して、ホースクリップ1
0が縮径していく。すなわち、図7(b)に示したよう
に、工具Pとホースクリップ10との角度が閉じ工程初
期より傾いた状態から工具Pが開かれるため、係合部1
8は係止爪16に再係合することなく縮径可能となる。
【0032】この状態でプライヤ等による第1のつまみ
片13及び第2のつまみ片15の把持力を解除すると、
図6(e),(f),(g)に示すように、板ばね本体
11の弾性力によってホースクリップ10がホースHに
圧接されるまで縮径する。このとき、板ばね本体10の
内周面はホースHに密接してほぼ円環状になる。
【0033】このように、プライヤ等で第1のつまみ片
13及び第2のつまみ片15を挟みながら、その把持力
を弱めて第1のつまみ片13及び第2のつまみ片15を
徐々に開きながらホースクリップ10を縮径させること
ができるので、ホースクリップ10によってホースHを
締め付ける寸前までホースクリップをプライヤ等で保持
することができる。このため、ホースクリップ10が縮
径する途中で強いばね力によって暴れたりすることを防
止でき、ホースクリップ10の取付け位置や取付け状態
をコントロールしやすくなる。
【0034】図8には、係合部の構造を変えた別の実施
形態が示されている。すなわち、この実施形態では、係
止爪16が係合する係合部18aが、第1のつまみ片1
3の下部に形成された凹部からなっている。なお、この
実施形態の場合も、係合部18aの背面側の摺動部19
は、斜面17を滑りやすいようにR状に形成されてい
る。
【0035】図9には、係合部の構造を変えた更に別の
実施形態が示されている。すなわち、この実施形態で
は、係止爪16が係合する係合部18bが、第1のつま
み片13の下端部を曲げ形成して、差し込み片14の係
止爪16に突き当たるようにしてある。このように係合
部としては、係止爪16が係合し得る構造であれば、各
種の構造が採用できる。なお、この実施形態の場合も、
係合部18bの背面側の摺動部19は、斜面17を滑り
やすいようにR状に形成されている。
【0036】図10には、斜面の構造を変えた別の実施
形態が示されている。すなわち、この実施形態では、斜
面17aが、差し込み片14の先端部を斜めに折曲した
普通の斜面で構成されている。この斜面17aの頂部付
近を更に折曲させて第2のつまみ片15が形成されてい
る。
【0037】図11には、斜面の構造を変えた更に別の
実施形態が示されている。この実施形態では、差し込み
片14の第2のつまみ片15の屈曲部に、2本の平行な
スリットを形成し、このスリットで分離した中央部分を
斜めに傾斜したはすかい状に形成することにより、斜面
17cを形成している。
【0038】図12には、斜面の構造を変えた更に別の
実施形態が示されている。すなわち、この実施形態で
は、斜面17bが、差し込み片14の第2のつまみ片1
5の両側部分を外側に折曲させて形成されている。斜面
17bの頂部17b’は、傾斜が緩やかになって平坦な
状態(差し込み片14と平行な状態)となっている。
【0039】この実施形態によれば、仮止め解除の際
に、摺動部が斜面17bを昇って頂部17b’に達する
と、板ばね本体10の反発力が弱められるので、プライ
ヤ等による挟み力を低下させることができ、目的とする
位置にホースクリップを配置して縮径させるまで、プラ
イヤ等で第1及び第2のつまみ片を挟んだ状態に維持し
やすくすることができる。なお、図4、10、11の各
実施形態における斜面17、17a、17cに、この平
坦部を設けることも自由である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮止め解除の操作において、プライヤ等で第1及び第2
のつまみ片を挟みながら、摺動部が斜面を昇りつめた状
態から第1及び第2のつまみ片を徐々に開かせていくこ
とにより、縮径工程の寸前までホースクリップを保持し
ながら縮径させることが可能となるため、ホースクリッ
プの取付け位置や取付け状態をコントロールしやすくな
り、従来の仮止め機構付ホースクリップにおける衝撃的
開放による作業者の危険性や、取付け位置の不正確性
や、ホースの傷つき等の不具合を防止できる。また、特
殊な工具を必要とせず、プライヤのような一般の工具で
仮止め解除ができるので、現場における作業を手軽に行
うことができる。更に、ホースクリップ自体に仮止め機
構を設けたことにより、仮止めのための別部品等も必要
ないので、部品管理等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホースクリップの一実施形態を示
す仮止め状態の斜視図
【図2】同ホースクリップの縮径状態の斜視図
【図3】同ホースクリップの仮止め構造を示す部分拡大
斜視図
【図4】同ホースクリップの仮止め構造を示す部分拡大
断面図
【図5】同ホースクリップの仮止め工程を示す説明図
【図6】同ホースクリップの仮止め解除工程を示す説明
【図7】同仮止め状態解除工程において、仮止めが解除
される原理を示す説明図
【図8】本発明によるホースクリップの係合部の構造を
変えた別の実施形態を示す部分拡大断面図
【図9】本発明によるホースクリップの係合部の構造を
変えた更に別の実施形態を示す部分拡大断面図
【図10】本発明によるホースクリップの斜面の構造を
変えた別の実施形態を示す部分拡大斜視図
【図11】本発明によるホースクリップの斜面の構造を
変えた更に別の実施形態を示す部分拡大斜視図
【図12】本発明によるホースクリップの斜面の構造を
変えた更に別の実施形態を示す部分拡大斜視図
【図13】従来のホースクリップの一例を示す斜視図
【符号の説明】
10 ホースクリップ 11 板ばね本体 12 スロット孔 13 第1のつまみ片 14 差し込み片 15 第2のつまみ片 16 係止爪 17、17a、17b 斜面 18、18a 係合部 19 摺動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に湾曲されて弾性曲げ変形可能に形
    成された板ばね本体を有し、 この板ばね本体の一端部に、スロット孔と、このスロッ
    ト孔より先端側において外方へ突出した第1のつまみ片
    とが形成され、 前記板ばね本体の他端部に、前記スロット孔に差し込ま
    れる差し込み片と、この差し込み片の先端において外方
    へ突出した第2のつまみ片とが形成されたホースクリッ
    プにおいて、 前記差し込み片には、外方に突設された係止爪と、この
    係止爪に対して前記第2のつまみ片側にあってかつ前記
    第2のつまみ片に近接するに従って外方に突出する斜面
    とが設けられており、 前記第1のつまみ片側には、前記斜面を摺動する摺動部
    と、前記係止爪が係合して仮止めされる係合部とが設け
    られていて、 前記第1及び第2のつまみ片を挟んで前記板ばね本体を
    拡開したとき、前記摺動部が前記斜面の下側寄りに位置
    する状態で前記第1及び第2のつまみ片を開放すると、
    前記係合部が前記係止爪に係合して仮止めされ、 前記仮止め状態から更に前記第1及び第2のつまみ片を
    引き寄せると、前記摺動部が前記斜面によってガイドさ
    れて前記第1のつまみ片が径方向外側に押出されるよう
    に、前記斜面と前記摺動部とが構成されていることを特
    徴とするホースクリップ。
  2. 【請求項2】 前記斜面は、前記係止爪よりも高い位置
    まで伸びている請求項1記載のホースクリップ。
  3. 【請求項3】 前記係合部の前記係止爪が係合する面と
    反対側の面の下縁部には、前記斜面を滑りやすくするた
    めのR又は面取りが形成されて前記摺動部をなしている
    請求項1又は2記載のホースクリップ。
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