JP2634105B2 - 電子式電力量計 - Google Patents
電子式電力量計Info
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- JP2634105B2 JP2634105B2 JP3194069A JP19406991A JP2634105B2 JP 2634105 B2 JP2634105 B2 JP 2634105B2 JP 3194069 A JP3194069 A JP 3194069A JP 19406991 A JP19406991 A JP 19406991A JP 2634105 B2 JP2634105 B2 JP 2634105B2
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- power failure
- circuit
- hour meter
- power supply
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、停電時のバックアッ
プ用電源を有する電子式電力量計において、特に、その
停電補償に関するものである。
プ用電源を有する電子式電力量計において、特に、その
停電補償に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来例の構成を図３を参照しながら説明
する。図３は、従来の電子式電力量計を示すブロック図
である。図において、従来の電子式電力量計は、電圧入
力端子１と、電流入力端子２と、電圧入力端子１に接続
された電源トランス３と、この電源トランス３に接続さ
れた整流平滑回路４と、この整流平滑回路４に接続され
たダイオード５と、リチウム電池６と、このリチウム電
池６に接続されたダイオード７と、ダイオード５および
７に接続された定電圧回路８と、電圧入力端子１に接続
されたＰＴ（変圧器）９と、電流入力端子２に接続され
たＣＴ（変流器）10と、ＰＴ９およびＣＴ10に接続され
た電力量周波数変換回路11と、定電圧回路8 、リチウム
電池6 および電力量周波数変換回路11に接続されたマイ
クロコンピュータ12と、このマイクロコンピュータ12に
接続された表示器13とから構成されている。
する。図３は、従来の電子式電力量計を示すブロック図
である。図において、従来の電子式電力量計は、電圧入
力端子１と、電流入力端子２と、電圧入力端子１に接続
された電源トランス３と、この電源トランス３に接続さ
れた整流平滑回路４と、この整流平滑回路４に接続され
たダイオード５と、リチウム電池６と、このリチウム電
池６に接続されたダイオード７と、ダイオード５および
７に接続された定電圧回路８と、電圧入力端子１に接続
されたＰＴ（変圧器）９と、電流入力端子２に接続され
たＣＴ（変流器）10と、ＰＴ９およびＣＴ10に接続され
た電力量周波数変換回路11と、定電圧回路8 、リチウム
電池6 および電力量周波数変換回路11に接続されたマイ
クロコンピュータ12と、このマイクロコンピュータ12に
接続された表示器13とから構成されている。
【０００３】つぎに、上記従来例の動作を図４および図
５を参照しながら説明する。図４は従来以前の電子式電
力量計の動作を示す波形図、図５は従来の電子式電力量
計の動作を示す波形図である。この電子式電力量計にお
いて、リチウム電池６は、消費電流が極小状態（零）で
長期間使用されると内部抵抗が増加する。内部抵抗が増
加すると図４に示すように、停電時にリチウム電池６に
切替えたとき、定電圧回路８の入力電圧ｅは、電圧低下
△ｅ1 を生じる。このためマイクロコンピュータ12の暴
走などが発生するという問題があった。
５を参照しながら説明する。図４は従来以前の電子式電
力量計の動作を示す波形図、図５は従来の電子式電力量
計の動作を示す波形図である。この電子式電力量計にお
いて、リチウム電池６は、消費電流が極小状態（零）で
長期間使用されると内部抵抗が増加する。内部抵抗が増
加すると図４に示すように、停電時にリチウム電池６に
切替えたとき、定電圧回路８の入力電圧ｅは、電圧低下
△ｅ1 を生じる。このためマイクロコンピュータ12の暴
走などが発生するという問題があった。
【０００４】そこで、図５に示すように、従来の電子式
電力量計は、定期的にリチウム電池６からごく短時間所
定電流ｉ(i1)を消費（放電）することによって内部抵抗
の増加を防止している。従って、電圧低下△ｅ2 （＜△
ｅ1)をある程度抑えることができる。また、連続的に微
少電流を消費させる方法も公知であるが、長期間にみれ
ばリチウム電池６の容量に比べ無視できない。しかしな
がら、電子式電力量計の消費電流は一定でなく、また停
電も予知できないので、最悪の場合、消費電流が大きい
状態のときで、かつ、リチウム電池６の定期的放電を行
っているときに停電が起きることがある。このときには
電圧低下が最大となり電子式電力量計が支障をきたすお
それがある。
電力量計は、定期的にリチウム電池６からごく短時間所
定電流ｉ(i1)を消費（放電）することによって内部抵抗
の増加を防止している。従って、電圧低下△ｅ2 （＜△
ｅ1)をある程度抑えることができる。また、連続的に微
少電流を消費させる方法も公知であるが、長期間にみれ
ばリチウム電池６の容量に比べ無視できない。しかしな
がら、電子式電力量計の消費電流は一定でなく、また停
電も予知できないので、最悪の場合、消費電流が大きい
状態のときで、かつ、リチウム電池６の定期的放電を行
っているときに停電が起きることがある。このときには
電圧低下が最大となり電子式電力量計が支障をきたすお
それがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように従来
の電子式電力量計では、リチウム電池６の定期的放電を
行っているときに停電が起きれば、電圧低下が最大とな
り電子式電力量計が支障をきたすという問題点があっ
た。この発明は、上記の問題点を解決するためになされ
たもので、停電時のバックアップ用電源の電圧低下を最
小にすることができる電子式電力量計を得ることを目的
とする。
の電子式電力量計では、リチウム電池６の定期的放電を
行っているときに停電が起きれば、電圧低下が最大とな
り電子式電力量計が支障をきたすという問題点があっ
た。この発明は、上記の問題点を解決するためになされ
たもので、停電時のバックアップ用電源の電圧低下を最
小にすることができる電子式電力量計を得ることを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子式電
力量計は、以下に述べるような手段を備えたものであ
る。 (1) 停電時に使用されるバックアップ用電源。 (2) 停電を検出する停電検出回路。 (3) 上記停電検出回路の出力に基づいて通常時には上記
バックアップ用電源を定期的に放電し、停電時には上記
バックアップ用電源の定期的な放電を停止する停電補償
回路。
力量計は、以下に述べるような手段を備えたものであ
る。 (1) 停電時に使用されるバックアップ用電源。 (2) 停電を検出する停電検出回路。 (3) 上記停電検出回路の出力に基づいて通常時には上記
バックアップ用電源を定期的に放電し、停電時には上記
バックアップ用電源の定期的な放電を停止する停電補償
回路。
【０００７】
【作用】この発明においては、停電時に停電検出回路に
よって停電が検出され、バックアップ用電源によって電
源が提供される。停電補償回路は、通常にはバックアッ
プ用電源を定期的に放電し、停電時には上記バックアッ
プ用電源の定期的な放電を停止するように作用する。
よって停電が検出され、バックアップ用電源によって電
源が提供される。停電補償回路は、通常にはバックアッ
プ用電源を定期的に放電し、停電時には上記バックアッ
プ用電源の定期的な放電を停止するように作用する。
【０００８】
実施例１．この発明の実施例の構成を図１を参照しなが
ら説明する。図１は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、電圧入力端子１ないし表示器13は上記従来
計器のものと全く同一である。図１において、この発明
の一実施例は、上記従来計器のものと全く同一のもの
と、整流平滑回路４に接続されたコンパレータ14と、一
方の入力端子がコンパレータ14に接続され、他方の入力
端子がマイクロコンピュータ12に接続され、かつ、出力
端子がリチウム電池６に接続されたアンド回路15とから
構成されている。なお、アンド回路15の入出力端子は、
負（ローレベル）の信号を扱う場合であり、通常のオア
（ＯＲ）回路に置き換えてもよい。ところで、この発明
の一実施例では、バックアップ用電源はリチウム電池６
であり、停電検出回路はコンパレータ14であり、停電補
償回路はマイクロコンピュータ12およびアンド回路15か
ら構成されている。
ら説明する。図１は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、電圧入力端子１ないし表示器13は上記従来
計器のものと全く同一である。図１において、この発明
の一実施例は、上記従来計器のものと全く同一のもの
と、整流平滑回路４に接続されたコンパレータ14と、一
方の入力端子がコンパレータ14に接続され、他方の入力
端子がマイクロコンピュータ12に接続され、かつ、出力
端子がリチウム電池６に接続されたアンド回路15とから
構成されている。なお、アンド回路15の入出力端子は、
負（ローレベル）の信号を扱う場合であり、通常のオア
（ＯＲ）回路に置き換えてもよい。ところで、この発明
の一実施例では、バックアップ用電源はリチウム電池６
であり、停電検出回路はコンパレータ14であり、停電補
償回路はマイクロコンピュータ12およびアンド回路15か
ら構成されている。
【０００９】つぎに、上記実施例の動作を、動作を示す
波形図（図２）を参照しながら説明する。図において、
実戦Ｅ1 は整流平滑回路４の出力電圧、一点鎖線ｅは定
電圧回路８の入力電圧、破線Ｅ2 は定電圧回路８の出力
電圧、二点鎖線Ｅ3 はコンパレータ14の出力電圧であ
る。コンパレータ14の比較電圧は、リチウム電池６の電
圧より高い値に設定し、また、整流平滑回路４の通常出
力電圧より低い値に選ばれている。コンパレータ14は、
整流平滑回路４の出力電圧Ｅ1 が比較電圧より高いとき
（通常時）には、図２に示すように、ローレベルの出力
電圧Ｅ3 をアンド回路15に供給する。一方、マイクロコ
ンピュータ12は、定期的に電流消費用のローレベルの制
御信号をアンド回路15に供給する。従って、リチウム電
池６から消費電流ｉ1 が定期的に短時間毎に流れて内部
抵抗の増加を防いでいる。
波形図（図２）を参照しながら説明する。図において、
実戦Ｅ1 は整流平滑回路４の出力電圧、一点鎖線ｅは定
電圧回路８の入力電圧、破線Ｅ2 は定電圧回路８の出力
電圧、二点鎖線Ｅ3 はコンパレータ14の出力電圧であ
る。コンパレータ14の比較電圧は、リチウム電池６の電
圧より高い値に設定し、また、整流平滑回路４の通常出
力電圧より低い値に選ばれている。コンパレータ14は、
整流平滑回路４の出力電圧Ｅ1 が比較電圧より高いとき
（通常時）には、図２に示すように、ローレベルの出力
電圧Ｅ3 をアンド回路15に供給する。一方、マイクロコ
ンピュータ12は、定期的に電流消費用のローレベルの制
御信号をアンド回路15に供給する。従って、リチウム電
池６から消費電流ｉ1 が定期的に短時間毎に流れて内部
抵抗の増加を防いでいる。
【００１０】上記の状態のときに停電が起これば、コン
パレータ14は、図２に示すようにハイレベルの出力電圧
Ｅ3 をアンド回路15に供給する。従って、アンド回路15
に電流消費用のローレベルの制御信号が入力されても、
リチウム電池６から消費電流ｉ1 が流れないことにな
る。最終的には図２に示すように、停電が起きて整流平
滑回路４の出力電圧Ｅ1 が低下しても、定電圧回路８の
出力電圧Ｅ2 はほぼ一定であり、それがマイクロコンピ
ュータ12に供給される。
パレータ14は、図２に示すようにハイレベルの出力電圧
Ｅ3 をアンド回路15に供給する。従って、アンド回路15
に電流消費用のローレベルの制御信号が入力されても、
リチウム電池６から消費電流ｉ1 が流れないことにな
る。最終的には図２に示すように、停電が起きて整流平
滑回路４の出力電圧Ｅ1 が低下しても、定電圧回路８の
出力電圧Ｅ2 はほぼ一定であり、それがマイクロコンピ
ュータ12に供給される。
【００１１】この発明の一実施例は、上記説明のよう
に、通常時にはリチウム電池６定期的に放電させて内部
抵抗の増加を防ぐとともに、停電になったときには定期
放電を生じないようにしたので、停電と定期放電が重な
ることがなく、従って、電圧低下を最小限に抑制するこ
とができるという効果を奏する。つまり、上記の問題点
の対策としての電池電圧や電池容量の増加が不要とな
る。
に、通常時にはリチウム電池６定期的に放電させて内部
抵抗の増加を防ぐとともに、停電になったときには定期
放電を生じないようにしたので、停電と定期放電が重な
ることがなく、従って、電圧低下を最小限に抑制するこ
とができるという効果を奏する。つまり、上記の問題点
の対策としての電池電圧や電池容量の増加が不要とな
る。
【００１２】
【発明の効果】この発明は、上記説明のように、停電時
に使用されるバックアップ用電源と、停電を検出する停
電検出回路と、上記停電検出回路の出力に基づいて、通
常時には上記バックアップ用電源を定期的に放電し、停
電時にはバックアップ用電源の定期的な放電を中止する
停電補償回路を備えたので、停電時のバックアップ用電
源の電圧低下を最小限に抑制することができるという効
果を奏する。
に使用されるバックアップ用電源と、停電を検出する停
電検出回路と、上記停電検出回路の出力に基づいて、通
常時には上記バックアップ用電源を定期的に放電し、停
電時にはバックアップ用電源の定期的な放電を中止する
停電補償回路を備えたので、停電時のバックアップ用電
源の電圧低下を最小限に抑制することができるという効
果を奏する。
【図１】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】この発明の一実施例の動作を示す波形図であ
る。
る。
【図３】従来の電子式電力量計を示すブロック図であ
る。
る。
【図４】従来以前の電子式電力量計を示すブロック図で
ある。
ある。
【図５】従来の電子式電力量計の動作を示す波形図であ
る。
る。
６ リチウム電池（バックアップ用電源） 11 電力量周波数変換回路 12 マイクロコンピュータ（停電補償回路） 14 コンパレータ（停電検出回路） 15 アンド回路（停電補償回路）
フロントページの続き (72)発明者 池田 修 福山市緑町１番８号 三菱電機株式会社 福山製作所内 (56)参考文献 特開 平３−203523（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−72840（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 負荷電圧および負荷電流に基づいて電子
回路あるいはマイクロコンピュータなどを用いて電力量
を計測する電子式電力量計において、停電時に上記電子
回路あるいはマイクロコンピュータなどの電源に使用さ
れるバックアップ用電源、上記停電を検出する停電検出
回路、および上記停電検出回路の出力に基づいて通常時
には上記バックアップ用電源を定期的に放電し、停電時
には上記バックアップ用電源の定期的な放電を停止する
停電補償回路を備えたことを特徴とする電子式電力量
計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3194069A JP2634105B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電子式電力量計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3194069A JP2634105B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電子式電力量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0534386A JPH0534386A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2634105B2 true JP2634105B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=16318447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3194069A Expired - Fee Related JP2634105B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電子式電力量計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2634105B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3280341B2 (ja) | 1999-04-15 | 2002-05-13 | 株式会社パイオラックス | ホースクリップ |
| DE102012000717A1 (de) | 2012-01-14 | 2013-07-18 | Norma Germany Gmbh | Federbandschelle |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP3194069A patent/JP2634105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0534386A (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425 Year of fee payment: 11 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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