JP2000296931A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000296931A
JP2000296931A JP11104549A JP10454999A JP2000296931A JP 2000296931 A JP2000296931 A JP 2000296931A JP 11104549 A JP11104549 A JP 11104549A JP 10454999 A JP10454999 A JP 10454999A JP 2000296931 A JP2000296931 A JP 2000296931A
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sheet feeding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス作業性を向上させると共に、部
品交換時におけるコストを低減させること。 【解決手段】 分離パッド5を搭載した分離アーム6
を、給紙ローラ2に対して離間した位置において固定・
固定解除自在な分離体固定手段21を設けて給紙装置を
構成する。これにより、給紙ローラ2の取り外しが便利
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられる給紙装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8および図9に、複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に備えられた給紙装置の
従来例を示す。図8は従来の画像形成装置の給紙装置を
表す断面図であり、図9は従来の画像形成装置の給紙装
置を表す平面図である。
【0003】画像形成装置9には、複数枚のシートSを
積載支持する給紙トレイlと、給紙トレイl上に積載さ
れたシートSを給紙するための給紙ローラ2と、給紙さ
れたシートSの重送を防止するための分離パッド5が設
けられている。
【0004】給紙ローラ2は、画像形成装置本体の側板
9a、9bに軸受8a、8bを介して回転可能に取り付
けられた給紙駆動軸20に固定され、電磁クラッチ19
のON/OFFによりモータ18からの回転駆動の伝達
/停止が行える構成になっている。
【0005】分離パッド5は、画像形成装置本体の側板
9a、9bに設けられた支点6a、6bを中心に揺動自
在な分離パッドアーム6上に支持されており、加圧バネ
7によって図8の反時計回り(給紙ローラ2に加圧する
方向)の所定のモーメント力で給紙ローラ2に対して付
勢されている。
【0006】更に、給紙トレイlには、給紙トレイl上
に設けられた支点3a、3bを中心に揺動自在な中板3
が設けられている。中板3は、カム軸10aに取り付け
られた偏心カム10の停止位置により、給紙ローラ2に
対する接離動作が行える構成にあり、接触時は、加圧バ
ネ4a、4bによって図8の時計回り(給紙ローラ2に
加圧する方向)の所定のモーメント力で給紙ローラ2に
対して付勢されている。
【0007】カム軸10aは、電磁ソレノイド16がO
Nし、電磁ソレノイド16のソレノイド爪16aとバネ
クラッチ15のクラッチ爪15a、15bとの係止が外
れることにより入力ギヤ17、バネクラッチ15を介し
てモータ18からの回転駆動入力が行われ、電磁ソレノ
イド16がOFFし、ソレノイド爪16aがクラッチ爪
15a、15bのどちらか一方と係止することにより回
転が停止し、所定の角度位置に保たれる構成になってい
る。
【0008】クラッチ爪15a、15bの位相は、偏心
カム10の位相と関連づけて設けられており、一方のク
ラッチ爪15aがソレノイド爪16aと係止していると
きは、偏心カム10の最小径が中板3に対向した位置と
なり、中板3が給紙ローラ2と接触し、他方のクラッチ
爪15bがソレノイド爪16aと係止しているときは、
偏心カム10の最大径が中板3に対向した位置となり、
中板3が給紙ローラ2から離間する。
【0009】よって、電磁ソレノイド16を短時間の間
でON/OFFすることにより、ソレノイド爪16aを
一方のクラッチ爪15aから外して他方のクラッチ爪1
5bに係止させ、偏心カム10の位相切り換え、およ
び、中板3の給紙ローラ2に対する接離切り換えが行え
る。
【0010】給紙装置によってシートSを給紙する場合
は、まず、シートSを給紙トレイl上に置き、シートS
の先端を分離パッドアーム6のシート突当て面6cに突
き当てる。
【0011】不図示スタートボタンが押されると、モー
タ18が回転開始し、電磁ソレノイド16がON/OF
Fされて偏心カム10の位相が切り換わり、中板3が給
紙ローラ2に対して加圧される。その後、電磁クラッチ
19がONすることにより、給紙ローラ2が回転開始
し、給紙動作が開始され、給送されたシートSの先端
が、給紙ローラ2と分離パッド5のニップ部に送り込ま
れる。このとき、給紙ローラ2によって給送されたシー
トSが複数枚の場合(いわゆる重送した場合)でも、シ
ートSとシートSとの間の摩擦力よりもシートSと分離
パッド5との間の摩擦力の方が大きくなるように設定さ
れているため、最上紙以外は給紙ローラ2と分離パッド
5のニップ部でせき止められ、重送紙の分離を行うこと
ができ、最上紙1枚のみがニップ部を通過して給紙され
る。
【0012】給紙ローラ2と分離パッド5のニップ部を
通過したシートSは、上下のガイド部材ll、12に案
内されて、回転停止しているレジストローラ対13、1
4のニップに先端が突き当たり、適正量のループを形成
する、ループの形成によりシートSの斜行送りを行った
後は、画像形成装置9の画像信号と同期してレジストロ
ーラ対13、14の回転駆動を開始し、画像形成部ヘシ
ートSを給紙する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、従来例に示す画
像形成装置においては、装置の高速化、高生産性に伴っ
て、消耗部品の清掃や交換といったメンテナンス作業を
極力簡易化し、メンテナンス中の装置のダウンタイムを
極力減らすことが希求されてきている。
【0014】しかしながら、上記従来例の給紙装置にお
いては、耐久により摩耗し、定期清掃や交換を必要とす
る給紙ローラ2および分離パッド5のメンテナンス作業
性は著しく悪い。
【0015】例えば、給紙ローラ2を外す際は、まず画
像形成装置の側板9a、9bに取り付けられている軸受
8a、8bを外す必要があり、そのためには軸受8a、
8bの周囲を覆うカバーや種々の部品を外すという余分
な作業が伴い、ドライバー等の特定の工具を使用する必
要もある。更に、分離パッド5の付勢力の解除も必要と
するため、分離パッドアーム6を加圧バネ7の加圧力に
抗して押さえ付けながら上記作業を行わなくてはなら
ず、作業性も著しく悪い。一方、分離パッド5を外す際
は、まず、上記手傾により給紙ローラ2を外した後に、
今度はパッドアーム6の支点6a、6bを側板9a、9
bから外さなくてはならず、余分な脱着部品が更に増
え、作業性は更に悪化する。
【0016】また、上記従来例の構成では消耗部品であ
る給紙ローラ2、分離パッド5と一緒にそれらの部品が
固定されている、給紙駆動軸2aや分離パッドアーム6
等、本来なら交換を必要としない大きな部品まで交換し
なくてはならず、交換部品のコストが高くなり、装置の
維持費が高くなるという不具合もあった。
【0017】そこで本発明は上記事情に鑑み、メンテナ
ンス作業性を向上させると共に、部品交換時におけるコ
ストを低減させることができる給紙装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の事情に
生みてなされたもので、請求項1記載の発明は、複数の
シート材を積載自在な積載トレイと、前記積載トレイに
積載されたシート材を1枚ずつ分離する形で取り出し給
送自在な分離給送手段とを備え、前記分離給送手段は、
給紙ローラと、該給紙ローラに対して当接・離間自在な
シート分離体と、該シート分離体を前記給紙ローラに向
けて付勢する付勢手段とを有し、前記シート分離体は分
離パッドを有し、前記シート分離体と前記給紙ローラと
の当接は該分離パッドを介してなすようになっている給
紙装置において、前記シート分離体を、前記給紙ローラ
に対して離間した位置において固定・固定解除自在な分
離体固定手段を設けた、ことを特徴とする。
【0019】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の給紙装置において、前記分離体固定手段は、操作部と
作用部が形成された操作レバーを有し、前記操作レバー
を、前記操作部を操作することにより前記作用部が、前
記シート分離体を前記給紙ローラから離間する方向に押
圧する押圧位置と、前記シート分離体に対する押圧を解
除する待機位置との間で移動するように配置し、前記操
作部を前記給紙ローラよりも紙送り上流側に配置した、
ことを特徴とする。
【0020】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の給紙装置において、前記積載トレイは、前記給紙ロー
ラに接近する給紙位置と、前記給紙ローラから後退する
作業位置との間で移動位置決め自在になっており、前記
分離体固定手段は、前記積載トレイに形成したレバー係
合部を有し、前記積載トレイを前記作業位置に位置決め
することにより、前記押圧位置にある前記操作レバー
が、前記レバー係合部と係合するようになっている、こ
とを特徴とする。
【0021】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の給紙装置において、前記積載トレイは、前記操作レバ
ーの前記操作部を兼ねている、ことを特徴とする。
【0022】また請求項5記載の発明は、請求項3又は
4記載の給紙装置において、前記積載トレイに給紙ロー
ラ保護カバーを設け、前記積載トレイが前記給紙位置と
前記作業位置との間で移動することにより、前記給紙ロ
ーラ保護カバーが前記給紙ローラを開閉するようになっ
ている、ことを特徴とする。
【0023】また請求項6記載の発明は、請求項3又は
4記載の給紙装置において、前記分離給送手段は、軸嵌
入穴が形成された軸支持部材と、該軸支持部材により前
記軸嵌入穴を介して軸支されたローラ軸を有し、前記給
紙ローラは前記ローラ軸に設けられており、前記軸支持
部材には、前記軸嵌入穴を軸放射方向に開口させる軸着
脱溝を、前記ローラ軸が該軸着脱溝を介して前記軸嵌入
穴に対して着脱自在になる形で形成し、前記積載トレイ
に軸着脱溝閉鎖部材を設け、前記積載トレイが前記給紙
位置と前記作業位置との間で移動することにより、前記
軸着脱溝閉鎖部材が前記軸支持部材の前記軸着脱溝を開
閉するようになっている、ことを特徴とする。
【0024】また請求項7記載の発明は、請求項1記載
の給紙装置において、前記分離給送手段は、軸支持部材
と、該軸支持部材により軸支されたローラ軸を有し、前
記給紙ローラは、前記ローラ軸に対して、該ローラ軸の
軸方向に沿った方向に該ローラ軸の先端を介して着脱自
在に設けられている、ことを特徴とする。
【0025】また請求項8記載の発明は、請求項1記載
の給紙装置において、前記シート分離体は分離体本体を
有し、前記分離パッドは前記分離体本体に対して着脱自
在に設けられている、ことを特徴とする。
【0026】[作用]上記構成により、給紙ローラを外
す際には、分離体固定手段により、シート分離体を前記
給紙ローラから離間した位置において固定する。
【0027】また、請求項3の場合には、積載トレイを
作業位置に移動させれば該積載トレイにより分離体固定
手段の操作レバーが係合され、更に、請求項5の場合に
は、積載トレイを作業位置に移動させれば給紙ローラ保
護カバーが給紙ローラを開放する。
【0028】また、請求項6の場合には、積載トレイを
作業位置に移動させれば軸着脱溝閉鎖部材が軸着脱溝を
開放する。
【0029】
【発明の実施の形態】<実施例1>以下、本発明の実施
例を図1、図2、図3、図4を用いて説明する。なお、
本給紙装置において、上記従来例の給紙装置と同一の部
材には同一符号を付すと共に、機能的に変わらないもの
についてはその説明を省略する。
【0030】本画像形成装置9において、給紙トレイ1
は、図1から図3に示すように、画像形成装置9の側板
9a、9bに設けられた支点1a、1bを中心に回転可
能に支持され、その自重により図1、図2中時計回りに
回転付勢されている。
【0031】給紙ローラ2は、給紙ローラ支軸26に固
定され、給紙ローラ支軸26は軸受25a、25bを介
して画像形成装置9内に固定された給紙ローラ支持板2
4に対して回転可能に取り付けられている。給紙ローラ
2は、給紙ローラ支軸26端部に設けられたカップリン
グ構成による駆動入力手段28aが給紙駆動軸20の端
部に設けられた駆動出力手段28bに噛み合うことによ
り回転駆動される。給紙駆動軸20は、画像形成装置9
の側板9b、9cに対して軸受8b、8cを介して回転
可能に支持されており、その駆動制御方法は従来例に示
した通りである。図2のメンテナンス作業状態におい
て、給紙ローラ2は、前述した給紙ローラ支軸26、軸
受25a、25b、カップリング28aと一体となって
給紙ローラ支持板24の切り欠き部24aより脱着する
ことが可能な構成になっている。
【0032】分離パッド5は、図4の詳細図に示すよう
に、分離パッドホルダー27と一体に構成されており、
分離バッドホルダー27は、フック27a、27bを撓
ませることにより、分離パッドアーム6に対して着脱可
能な構成になっている。分離パッドアーム6は、従来例
と同様に、画像形成装置本体の側板9a、9bに設けら
れた支点6a、6bを中心に揺動自在に設けられてお
り、加圧バネ7によって図1、図2中反時計回り(給紙
ローラ2に加圧する方向)の所定のモーメント力で給紙
ローラ2に対して付勢されている。また、分離パッドア
ーム6には、図2のメンテナンス作業状態において、後
述するリンク部材21に設けられたピン21gと係合
し、加圧バネ7の付勢力に抗して、分離パッドアーム6
を図1、図2中時計回り(給紙ローラ2から離間する方
向)に回転させるためのレバー部6dを有する。
【0033】また、本画像形成装置9には、給紙トレイ
1のトレイ角度を切り換えるためのリンク部材21が設
けられている。リンク部材21は、側板9aに設けられ
た固定ピン22a、22bに対して所定の遊び量を有す
るガイド穴21a、21bが係合し、水平方向にスライ
ド可能な構成となっている。また、リンク部材21に
は、給紙トレイ1に当接することにより、上述した回転
付勢力に抗して給紙トレイ1を各々所定の角度に保持す
るための当接部21c、21dを有する。リンク部材2
1がスライドすることにより、一方の当接部21cの当
接が解除され他方の当接部21dが当接し、給紙トレイ
1のトレイ角度が切り換わるが、その機構の詳細につい
ては後に述べる。また、リンク部材21は、一側面21
eをバネ23により付勢されており、通常はその付勢力
によってガイド穴21a、21bの一端が固定ピン22
a、22bに突き当たった位置に保持されている。バネ
付勢面21eの対向側の側面21fは、メンテナンス作
業を行うユーザーまたはサービスマンが操作するための
操作面21fとなって画像形成装置9の外表面に露出し
ている。また、前述したように、リンク部材21には、
分離パッドアーム6のレバー部6dに対して、離間、当
接加圧するためのピン21gが設けられている。
【0034】更に、本画像形成装置9には、給紙ローラ
2に対する外部からの接触や、異物の付着、異物の巻き
込みによる動作不良の発生防止のための給紙ローラカバ
ー29が設けられている。給紙ローラカバー29は、給
紙ローラ支軸26を支える軸受25a,25bに当接し
て給紙ローラ2の給紙ローラ支板24からの抜けを防止
し、給紙ローラ2を所定の位置に保持するための給紙ロ
ーラ固定部29a、29bを有する。給紙ローラカバー
29は給紙トレイ1に対して一体に設けられており、給
紙トレイ1のトレイ角度の切り換え動作に連動して移動
する構成となっている。
【0035】以上の構成における、給紙トレイ1のトレ
イ角度の切り換え操作について説明する。給紙トレイ1
は、図1に示すように、リンク部材21の突起部21c
が給紙トレイ1の下面突起部1cに当接することによ
り、自重による給紙トレイ1の回転付勢力に抗って、給
紙動作を行うための第一の角度に保持されている。この
ときリンク部材21はバネ23の付勢力によってガイド
穴21a、21bの一端が固定ピン22a、22bに突
き当たった状態の第一の位置に保持されている。この状
態で、ユーザーまたはサービスマンがリンク操作面21
fを押すと、図2に示すように、リンク部材21が画像
形成装置9の内側に押し込まれ、リンク突起部21cの
給紙トレイ突起部1cに対する当接が外れる。当接が解
除されることにより、給紙トレイ1は、その自重によっ
て支点1a、1bを中心に図2中時計回りに回転する
が、リンク上面21dが給紙トレイ下面1dに当接する
ことで回転が止まり、メンテナンス作業を行うための第
二の角度に保持される。給紙トレイ1が第二の角度に切
り換わることにより、給紙トレイ1上に一体に支持され
た給紙ローラカバー29も同様に回転し、給紙ローラ固
定部29a、29bの給紙ローラ軸受25a、25bに
対する当接が外れるとともに、給紙ローラ2を着脱する
に十分な開口部9dを形成することができる。このと
き、リンク部材21はバネ23の付勢力により、第一の
位置に戻ろうとするが、リンク操作面21fが給紙トレ
イ1に設けられた溝壁1eに当接するため、図2に示さ
れる第二の位置に保持される。リンク部材21が第二の
位置に切り換わることにより、リンク部材21のピン2
1gと分離パッドアーム6のレバー部6dとが当接し、
加圧バネ7の付勢力に抗して、分離パッドアーム6を図
2中時計回りに回転させ、分離パッド5を給紙ローラ2
から離間する。
【0036】以上説明したように、リンク部材21が第
一の位置から第二の位置に押し込むという一動作によ
り、給紙トレイ1が、給紙動作を行うための第一の角度
からメンテナンス作業を行うための第二の角度に切り換
わり、同時に、給紙ローラカバー29の解除、給紙ロー
ラ2の固定解除、分離パッド5の圧解除が連動して行
え、容易に給紙ローラ2や分離パッド5の脱着ができ、
清掃や部品交換等のメンテナンス作業を容易に行うこと
が可能となった。また、給紙トレイ1を持ち上げるとい
う一動作により、給紙トレイ1を第二の角度から第一の
角度に戻し、それによりリンク操作面21fと給紙トレ
イ溝壁1eの当接が外れ、加圧バネ23の加圧力によ
り、リンク部材21が第二の位置から第一の位置戻って
給紙トレイ1を第一の角度に保持し、給紙ローラカバー
29のセット、給紙ローラ2の固定、分離パッド5の加
圧も行えるため、戻し操作も非常に簡略化することがで
きた。また、本実施例では、偏心カム10がどの位相に
あっても、給紙トレイ1が第二の角度まで倒されること
により、確実に給紙ローラ2に対して離間するため、消
耗部品の脱着操作を阻害することはない。
【0037】なお、本実施例では、給紙駆動軸20から
給紙ローラ支軸26への回転駆動伝達をカップリングに
より構成したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、給紙駆動軸20と給紙ローラ支軸26の軸心をずら
すことにより、ギアやベルト等の伝達手段を用いても同
様な効果が得られることはいうまでもない。
【0038】<実施例2>実施例1では給紙トレイ1の
トレイ角度切換え手段をリンク部材21により構成した
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0039】たとえば、図5、図6に示すように、画像
形成装置9内にマグネット31を設け、給紙トレイ1上
のマグネット31に対向する位置に吸着板32を設けて
吸着させることにより給紙トレイ1を第一の角度に保持
し、第二の角度に切換える動作としては、マグネット3
1の吸着力に抗して給紙トレイ1を倒し、自重により画
像形成装置9の壁面9eに突き当てる構成とし、かつ、
分離パッド5の給紙ローラ2に対する圧解除は、給紙ト
レイ1の先端に分離パッドアーム6に対する当接部1f
を設ける構成によっても同様な効果を得ることができ、
リンク部材21が不要となるため、構成が更に簡略化す
る。
【0040】また、給紙トレイ1を第一の角度に保持す
る手段としては、マグネット31に限定されるものでは
なく、ラッチ等の機構を用いても同様な効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0041】<実施例3>実施例1では、給紙ローラ2
を給紙ローラ支軸26、軸受25a、25b、カップリ
ング28aと一体に脱着交換できるユニット構成とした
が、図7に示すように、給紙駆動軸20の軸端にDカッ
ト形状20aと溝形状20bを設け、給紙ローラ2の芯
金に軸と同様なDカット形状2aと軸溝20bに係合す
るフック形状2bを設けることにより給紙駆動軸20に
対する回転方向とスラスト方向の係止行い、フック2b
を撓ませて給紙ローラ2をスラスト方向に移動させるこ
とにより給紙駆動軸20に対する脱着が容易に行える構
成にすることで、給紙ローラ支軸26、軸受25a、2
5b、カップリング28aが不要となり、装置構成が更
に簡略化し、交換部品を更に減らすことができる。ま
た、給紙ローラ固定部材29aも不要となり、給紙トレ
イ1の角度を更に立てる方向に回転させて、画像形成装
置9の外壁面に沿った位置まで収納することも可能にな
るため、給紙トレイ1不使用時の画像形成装置9の使用
面積を小さくすることもできる。
【0042】また、給紙ローラ2と給紙駆動軸20との
回転方向の係止方法は、Dカット形状に限定されるもの
ではなく、スプリングピンとピン溝の係合である等、給
紙ローラ2の給紙駆動軸20に対する回転の係止が可能
な構成であれば、同様な効果が得られることはいうまで
もない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1によれば、給紙ローラの取り外し時には、該給紙ロー
ラから離間した位置に移動させたシート分離体を分離体
固定手段により固定できるので、従来のようにシート分
離体を手で押さえている必要がなく、また余分な作業や
特定の工具を必要とせず、メンテナンス作業性が向上す
る。更に、メンテナンス作業性が向上したことにより、
装置のダウンタイムが減り、装置の高速、高生産性を追
求した画像形成装置を提供することができる。またこの
ように良好なメンテナンス作業ができるため、交換を必
要としない部品の取り外しは極力しなくて済み、部品交
換時におけるコストを低減させることができる。さら
に、本発明のメンテナンス作業状態は、たとえば給紙部
でジャムしたシートを取り除く際にも活用でき、ジャム
処理を行うに当たっての十分な開口スペースが確保でき
ると共に、分離パッドが圧解除されているためシートも
取り除き易くなることはいうまでもない。
【0044】また、請求項2では、給紙ローラよりも紙
送り上流側にある操作レバーの操作によってシート分離
体を給紙ローラから離間させることができるので作業性
が極めて良い。
【0045】また、請求項3では、積載トレイを利用し
て操作レバーを押圧位置で係合できるので、操作レバー
の係合部を別途に形成する必要がなく、装置全体をコン
パクトにすることができる。同様に、請求項4では、積
載トレイが操作レバーの操作部を兼ねるので、装置全体
をコンパクトにすることができる。
【0046】また、請求項5では、積載トレイの移動と
いう1操作により、給紙ローラ保護カバーの開放と、操
作レバーの係合或いは操作レバーの操作によるシート分
離体の給紙ローラからの離間といった2種類以上の動作
を行うことができるので作業が簡単かつ迅速に行える。
同様に、請求項6では、積載トレイの移動という1操作
により、軸着脱溝閉鎖部材による軸着脱溝の開放と、操
作レバーの係合或いは操作レバーの操作によるシート分
離体の給紙ローラからの離間といった2種類以上の動作
を行うことができるので作業が簡単かつ迅速に行える。
【0047】また、請求項7では、給紙ローラが片持ち
軸で支持されているので、該給紙ローラの着脱は容易に
なり作業性が向上する。
【0048】また、請求項8では、シート分離体から分
離パッドだけを取り外して交換するので、交換部品コス
トを極力低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の給紙装置を表す断面図(給
紙動作を行う状態)。
【図2】本発明の実施例1の給紙装置を表す断面図(メ
ンテナンス作業を行う状態)。
【図3】本発明の実施例1の給紙装置を表す平面図(給
紙動作を行う状態)。
【図4】本発明の実施例1の分離パッド構成を表す詳細
図。
【図5】本発明の実施例2の給紙装置を表す断面図(給
紙動作を行う状態)。
【図6】本発明の実施例2の給紙装置を表す断面図(メ
ンテナンス作業を行う状態)。
【図7】本発明の実施例3の給紙ローラ構成を表す詳細
図。
【図8】従来例の給紙装置を表す断面図。
【図9】従来例の給紙装置を表す平面図。
【符号の説明】
l 給紙トレイ 2 給紙口一ラ 5 分離パッド 6 分離パッドアーム 7 加圧バネ 9 画像形成装置 20 給紙駆動軸 21 リンク部材 22 固定ピン 23 リンク加圧バネ 24 給紙ローラ支板 25 軸受 26 給紙ローラ支軸 27 パットホルダー 28 カップリング 29 給紙ローラカバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシート材を積載自在な積載トレイ
    と、前記積載トレイに積載されたシート材を1枚ずつ分
    離する形で取り出し給送自在な分離給送手段とを備え、 前記分離給送手段は、給紙ローラと、該給紙ローラに対
    して当接・離間自在なシート分離体と、該シート分離体
    を前記給紙ローラに向けて付勢する付勢手段とを有し、 前記シート分離体は分離パッドを有し、前記シート分離
    体と前記給紙ローラとの当接は該分離パッドを介してな
    すようになっている給紙装置において、 前記シート分離体を、前記給紙ローラに対して離間した
    位置において固定・固定解除自在な分離体固定手段を設
    けた、 ことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記分離体固定手段は、操作部と作用部
    が形成された操作レバーを有し、 前記操作レバーを、前記操作部を操作することにより前
    記作用部が、前記シート分離体を前記給紙ローラから離
    間する方向に押圧する押圧位置と、前記シート分離体に
    対する押圧を解除する待機位置との間で移動するように
    配置し、 前記操作部を前記給紙ローラよりも紙送り上流側に配置
    した、 ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記積載トレイは、前記給紙ローラに接
    近する給紙位置と、前記給紙ローラから後退する作業位
    置との間で移動位置決め自在になっており、 前記分離体固定手段は、前記積載トレイに形成したレバ
    ー係合部を有し、 前記積載トレイを前記作業位置に位置決めすることによ
    り、前記押圧位置にある前記操作レバーが、前記レバー
    係合部と係合するようになっている、 ことを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記積載トレイは、前記操作レバーの前
    記操作部を兼ねている、 ことを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記積載トレイに給紙ローラ保護カバー
    を設け、 前記積載トレイが前記給紙位置と前記作業位置との間で
    移動することにより、前記給紙ローラ保護カバーが前記
    給紙ローラを開閉するようになっている、 ことを特徴とする請求項3又は4記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記分離給送手段は、軸嵌入穴が形成さ
    れた軸支持部材と、該軸支持部材により前記軸嵌入穴を
    介して軸支されたローラ軸を有し、 前記給紙ローラは前記ローラ軸に設けられており、 前記軸支持部材には、前記軸嵌入穴を軸放射方向に開口
    させる軸着脱溝を、前記ローラ軸が該軸着脱溝を介して
    前記軸嵌入穴に対して着脱自在になる形で形成し、 前記積載トレイに軸着脱溝閉鎖部材を設け、 前記積載トレイが前記給紙位置と前記作業位置との間で
    移動することにより、前記軸着脱溝閉鎖部材が前記軸支
    持部材の前記軸着脱溝を開閉するようになっている、 ことを特徴とする請求項3又は4記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記分離給送手段は、軸支持部材と、該
    軸支持部材により軸支されたローラ軸を有し、 前記給紙ローラは、前記ローラ軸に対して、該ローラ軸
    の軸方向に沿った方向に該ローラ軸の先端を介して着脱
    自在に設けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記シート分離体は分離体本体を有し、 前記分離パッドは前記分離体本体に対して着脱自在に設
    けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
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