JP2000295904A - 圃場耕耘作業機 - Google Patents

圃場耕耘作業機

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JP2000295904A
JP2000295904A JP11143835A JP14383599A JP2000295904A JP 2000295904 A JP2000295904 A JP 2000295904A JP 11143835 A JP11143835 A JP 11143835A JP 14383599 A JP14383599 A JP 14383599A JP 2000295904 A JP2000295904 A JP 2000295904A
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JP
Japan
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rotary
subsoiler
machine
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JP11143835A
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Tetsunoshin Kudo
鉄之進 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数多く利用されているロータリ耕耘作業機に
おいても作土層のみならず、硬盤層を破砕して透水性、
通気性を向上し、心土層をも活性化できるようにする作
業機を提供すること。 【解決手段】 トラクタに対して、そのヒッチ機構によ
り装着される圃場作業機において、砕土、整地などの機
能を備えるロータリ耕耘作業機と、このロータリ耕耘作
業機の耕耘刃群より作業進行方向前方位置にあって、か
つ耕耘幅内のロータリ耕耘作業機構成フレームに取り付
けられたサブソイラとを備え、前記サブソイラによる心
土破砕と、心土反転の直後をロータリ耕耘機による耕耘
砕土、整地を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圃場耕耘作業機に関
し、さらに詳しくは、ロータリ耕耘作業機の表土の砕土
整地作業に心土反転作用をも可能とした圃場耕耘作業機
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の耕耘作業において、最も広く普及
している農作業機のひとつはロータリ耕耘作業機であっ
て、農作業の機械化の先鞭として取り入れられ、以後耕
耘作業と云えばロータリ作業機を抜きにしては考えられ
ない程に広く用いられている作業機である。この作業機
は耕耘軸にこれを中心として周方向に複数の耕耘刃を、
さらに、これを多数列取り付けて構成したもので、トラ
クタの出力をPTO軸を介して、耕耘作業機に取り入れ
て、前記耕耘軸を強制的に回転駆動することで耕耘刃群
を回転させるようにしたものである。したがって、耕深
は耕耘刃の回転半径に左右されることから、せいぜい1
0センチから15センチ程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このロータリ作業機
は、日本農業を機械化の方向に導いた点では大きく貢献
したのであるが、この作業機は圃場表面の耕土を攪拌す
ることで内部に空気、いわゆる、酸素を取り込むことが
できるに止まり、土壌の性質の改善、土壌の有効利用の
点ではかなりの問題を呈しているのである。また、永年
のロータリ耕耘機使用による弊害である爪により形成さ
れた硬盤層が一層の透水性を妨げている。すなわち、最
近話題を呼んでいる有機農法を実践するには、圃場表面
に収穫後存在する残存穀稈などを土壌深く埋没させるに
は不向きであって、これらの残存穀稈をただ切断するに
止まっているのである。
【0004】そこで、本発明は、数多く利用されている
ロータリ耕耘作業機においても作土層のみならず、硬盤
層を破砕して透水性、通気性を向上し、心土層をも活性
化できるようにする作業機を提供することを目的とする
もである。
【0005】
【課題を解決するための技術的手段】上述のような目的
を達成するために本発明は、トラクタに対して、その3
点リンクヒッチ機構により装着される圃場作業機におい
て、砕土、整地などの機能を備えるロータリ耕耘作業機
と、このロータリ耕耘作業機の耕耘刃群より作業進行方
向前方位置にあって、かつ耕耘幅内のロータリ耕耘作業
機構成フレームに取り付けられたサブソイラとを備え、
前記サブソイラによる心土破砕と、心土反転の直後をロ
ータリ耕耘機による耕耘砕土、整地を行うように構成し
たことを特徴とするもので、これによりサブソイラによ
り表土以下の部分にも膨軟化とともに、空気を供給し、
心土層の一部を表面に持ち上げて、後の作業により砕土
することで作業跡を整地することができ圃場管理に極め
て有効である。
【0006】また、前記ロータリ耕耘作業機構成フレー
ムはオートヒッチフレームであることを特徴とするもの
であるので、作業機のトラクタへの装着作業が極めて容
易になる。ここで、トラクタの備えるヒッチ機構は3点
リンクによるものの他、4点リンクヒッチ、さらには、
PTO軸をも作業機に対し直接的に装着することができ
るヒッチ機構(PTOジョイント機構)を含むものであ
る。
【0007】さらに、サブソイラはロアリンクヒッチピ
ン近くのオートヒッチフレームの下端位置左右に取り付
けられていることを特徴とするものであり、これにより
着脱作業が容易になる。加えて、前記サブソイラはロー
タリ耕耘作業機構成フレームに対して、垂直平面内であ
って、作業幅方向を含む平面に沿って下端部を振り子の
ように移動させて傾けた姿勢を選択できるように構成し
たことを特徴とするものであり、これにより、作業によ
ってはトラクタの牽引能力が下回ったときの牽引抵抗の
削減を図ることができる。さらに、前記ロータリ耕耘作
業機構成フレームがオートヒッチフレームであることを
特徴とするもので、トラクタとの装着作業を簡単化する
ことができる。さらに加えて、前記サブロイラはロアリ
ンクヒッチピン近くのオートヒッチフレームの下端位置
左右に取り付けられていることを特徴とするもので、こ
れにより、サブソイラにより心土層を破砕することはも
ちろん、心土層からその土を表面の作土層上に持ち上
げ、作土層を再生することができる。その後をロータリ
耕耘作業機が砕土、整地することができるので、圃場整
備に大変有益である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図1から図8を参照して説明する。これらの図にお
いて、符号10は本発明にロータリ耕耘作業機の概略側
面図であり、耕耘幅方向にロアフレーム11、11をも
ち、このロアフレーム11の幅方向中央位置で、高さ方
向上方位置にアッパフレーム12が取り付けられてい
る。正面視上、これらのロアフレーム11、11、アッ
パフレーム12は、略3角形状を形成している。前記ロ
アフレーム11、11、アッパフレーム12にはピン孔
11A、12Aあって、これにそれぞれピン11B、1
2Bを取り付けて後述するヒッチフレーム30に対して
図3に示すように取り付けるように構成する。
【0009】さらに、ミッションケース13を中央にそ
の両側には正面視上門型のフレームがあって、このフレ
ームの下端部において耕耘軸14が支持されており、こ
の耕耘軸14に耕耘刃15が複数枚、複数列取り付けら
れている。
【0010】そして、耕耘刃列の上側周囲はカバー16
で覆われ、その後方には整地エプロン17が取り付けら
れて、その下端縁が圃場表面に接地して整地できるよう
になっている。この整地エプロン17は姿勢制御クラン
クにより接地姿勢を可変することができるもので、ハン
ドル18Aを回転させることで伝導軸をねじ送りさせ、
支持アーム18Xを支点18Yを中心に回転させて、接
地ロッド18Bにより整地エプロン17の接地姿勢を制
御させることができるのである。なお、図1、図3、図
4において符号19は前記ミッションケース13にトラ
クタ20からの回転出力(PTO軸の出力)を入力する
スプライン軸を示してある。以上の構成は従来知られて
いる代表的なロータリ耕耘作業機であって、構成上格別
特徴を有するものではない。
【0011】さらに、符号20はトラクタを示してお
り、ターンバックル付きのアッパリンク21と、その下
部左右に配置されたロアリンク22をもって3点リンク
ヒッチ機構を構成している。これらのロアリンク22は
リフトロッド23、リフトアーム24を介して上下方向
に上昇、下降させることができるようになっている。こ
れらの構成も従来知られているトラクタのヒッチ機構と
同様である。
【0012】前記アッパリンク21、ロアリンク22の
端部ではオートヒッチカプラ31をもつオートヒッチフ
レーム30を支持しており、オートヒッチフレーム30
の頂部にはアッパリンク21の端部をヒッチするヒッチ
座32、また、オートヒッチフレーム30の両下端部に
はロアリンク22のヒッチピン座33Aがあって、これ
のヒッチピン33に対してそれぞれ取り付けられてい
る。このヒッチピン33はクロスシャフト形式のオート
ヒッチ機構を採用して、着脱自在にすることも可能であ
る。
【0013】このヒッチピン座33Aの下端部にはサブ
ソイラ保持ポケット40が取り付けられており、このサ
ブソイラ保持ポケット40にはサブソイら50の上端部
が挿入され固定ピン、ボルト51などにより抜け止めさ
れて固定されている。このサブソイラ50はビーム52
の下端位置にチゼル53が取り付けられており、このチ
ゼル53は心土破砕機能だけではなく心土上昇機能が与
えられている方が好ましく、そのために、心土破砕作業
と共に、心土を表面まで上昇させて作土層の更新を期待
できるようにし、そのために、ビーム52の前縁に沿っ
て撥土板52Aをビーム52の曲線に沿って取り付ける
ことで対応する。この撥土板52Aは土のとの摩擦が少
なく、しかも耐摩耗性に富む高分子ポリエチレン樹脂板
を固定した補強板によって形成されている。
【0014】サブソイラ保持ポケット40は、図5に示
すように、ヒッチピン座33Aを延長させて形成した部
分に設けたもので、サブソイラ50の上端部を挿入し、
固定ピン、ボルト51などにより抜け止めて取り付けら
れる。本発明の他の実施形態としては、オートヒッチ形
式を採用しないロータリ耕耘作業機にあってもサブソイ
ラを装備することができるものであって、この場合には
フロントマストの下端部間を連結する横架材111にサ
ブソイラ保持ポケット40を固定し、これにサブソイラ
50を装着することで取り付けを行う。
【0015】例えば、図6、図7、図8に示すように、
横架材111に対して、その前後方向からサブソイラ保
持ポケット40の持つフランジ41とともに前記横架材
111を挟着して取り付け固定されるフランジ板42を
用意し、両者の締着によりサブソイラ保持ポケット40
を取り付けた構成にする。このとき、フランジ41のボ
ルト孔41Aを弧を描いた形状にすることで、サブソイ
ラ保持ポケット40を横架材111に対して回転状態と
することで、図6に示すように、サブソイラ50の作業
姿勢を作業幅方向の平面内で回転させた状態(X、Y)
にすることができ、これにより、サブソイラ作業機を牽
引する際の牽引抵抗を選択することができる。すなわ
ち、サブソイラ50の圃場に対する傾きを変えて、例え
ば、垂直状態から傾けることで耕起深さを浅くすると、
牽引抵抗を減じることができる。小型のトラクタを用い
た作業の際に有効である。これは、装備したすべてのサ
ブソイラに適用したり、また、特定のサブソイラに対し
てのみ適用するなどは自由に選択することができるもの
である。
【0016】さらに、横架材111に沿ってサブソイラ
保持ポケット40を移動させることができるようにする
と、サブソイラ作業間隔、いわゆる掘削間隔の調節を行
うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圃場耕耘作業機によれば、心土破砕作業と砕土整地作
業を連続的に、同一作業行程で行うことができ、能率的
に圃場作業行うことができる。しかも、サブソイラによ
る耕起作業のすぐ後をロータリ耕耘機により砕土、整地
することができるので、播種、移植に適した圃場を簡単
に形成することができる。また、心土と作土とを混和さ
せることができるので、連作障害を防止、少なくとも、
緩和させることができる。
【0018】さらに、硬盤破砕により湿害を防止し、旱
魃にも対応でき、気象条件の変動による農作物の出来、
不出来の影響を少なくし、ロータリ耕耘作業に頼りきり
により発生しがちな湿害、旱魃時の立ち枯れなどの問題
を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる圃場耕耘作業機のうち、ロー
タリ作業機の概略側面図である。
【図2】 本発明にかかる圃場耕耘作業機を装着するト
ラクタ側の説明側面図である。
【図3】 本発明を適用したオートヒッチフレームとサ
ブソイラの側面図である。
【図4】 片方のサブソイラを省略して示す図3の正面
である。
【図5】 サブソイラの保持ポケットを示す図4の部分
正面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態を示す部分正面図であ
る。
【図7】 図6の7−7線に沿う断面図である。
【図8】 さらに、本発明の他の実施形態を示す部分斜
視図である。
【符号の説明】
10 ロータリ耕耘機 11 アッパフレーム 12 ロアフレーム 13 ミッションケース 14 耕耘軸 15 耕耘刃 20 トラクタ 21 アッパリンク 22 ロアリンク 23 リフトロッド 24 リフトアーム 30 オートヒッチフレーム 31 オートヒッチカプラ 40 サブソイラ保持ポケット 50 サブソイラ 51 ボルト 52 ビーム 53 チゼル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに対して、そのヒッチ機構によ
    り装着される圃場作業機において、砕土、整地などの機
    能を備えるロータリ耕耘作業機と、このロータリ耕耘作
    業機の耕耘刃群より作業進行方向前方位置にあって、か
    つ耕耘幅内のロータリ耕耘作業機構成フレームに取り付
    けられたサブソイラとを備え、前記サブソイラによる心
    土破砕と、心土反転の直後をロータリ耕耘機による耕耘
    砕土、整地を行うように構成したことを特徴とする圃場
    耕耘作業機。
  2. 【請求項2】前記ロータリ耕耘作業機構成フレームはオ
    ートヒッチフレームであることを特徴とする請求項1記
    載の圃場耕耘作業機。
  3. 【請求項3】前記サブソイラはロアリンクヒッチピン近
    くのオートヒッチフレームの下端位置左右に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の圃場耕耘作業
    機。
  4. 【請求項4】前記サブソイラはロータリ耕耘作業機構成
    フレームに対して、垂直平面内であって、作業幅方向を
    含む平面に沿って下端部を移動させて傾けた姿勢を選択
    できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の圃場
    耕耘作業機。
JP11143835A 1999-04-13 1999-04-13 圃場耕耘作業機 Pending JP2000295904A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239875A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd コルター装置
JP2014018156A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 連結装置
CN108934213A (zh) * 2018-09-08 2018-12-07 北京大智伟业科技有限公司 一种带双支撑立轴的水平旋切式粉耕设备

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