JP2000294938A - 回転制御装置及び電子機器 - Google Patents

回転制御装置及び電子機器

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JP2000294938A
JP2000294938A JP11101646A JP10164699A JP2000294938A JP 2000294938 A JP2000294938 A JP 2000294938A JP 11101646 A JP11101646 A JP 11101646A JP 10164699 A JP10164699 A JP 10164699A JP 2000294938 A JP2000294938 A JP 2000294938A
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仁 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的な構成を用いることなく電気的にパネ
ル部材の位置(当該パネル部材の停止すべき停止位置を
含む。)を検出すると共に、当該パネル部材をそれが停
止すべき位置にて確実に停止させ、収納部に確実に収納
させることが可能な回転制御装置並びに当該回転制御装
置を含んだ電子機器を提供する。 【解決手段】 軸Jを中心として回転する表示パネルD
の当該回転を制御する場合に、表示パネルDの回転に対
応して、軸Jの周りの表示パネルDの位置を示す位置検
出信号Seをエンコーダ1により生成し、表示パネルD
の回転を停止すべき位置である停止位置を示す位置検出
信号Seの値である収納基準値に対して、位置検出信号
Seの生成時に含まれ得る生成誤差を補償すべく設定さ
れた角度補償値を加算した値に対応する位置検出信号S
eが生成されたタイミングを基準として表示パネルDの
回転を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパネル部材の回転を
制御する回転制御装置並びに当該回転制御装置及びパネ
ル部材を含む電子機器の技術分野に属し、より詳細に
は、車両の車室内の前面パネル(ダッシュボード)内に
収納され、使用時に展開して用いられるパネル部材にお
ける当該収納時及び展開時の回転を制御する回転制御装
置並びに当該回転制御装置及びパネル部材を含む電子機
器の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車両内にカーオーディ
オ等の音響映像装置やナビゲーション装置等を搭載する
ことが一般化している。
【0003】そして、これらの音響映像装置やナビゲー
ション装置の動作を制御する制御パネルや当該動作状態
を表示する表示パネルを当該車室内に設置する方法とし
て、車室内のダッシュボード(当該車室内にあって、運
転席前方の計器パネル、助手席前方のグローブボックス
部及び当該計器パネルとグローブボックス部との間のパ
ネル部を含む部分を言う。以下、同じ。)に当該制御パ
ネル等を直接固定する方法の他に、未使用時は当該ダッ
シュボード内に設けられた収納部内に収納しておき、使
用時に当該収納部から引き出すと共にこれを使用可能位
置に展開する方法の二通りがある。そして、後者の方法
は、当該制御パネル等を使用・収納するに当たって必要
な領域が前者の方法に比して小さいため、車室自体が狭
い小型の車両等に音響映像装置等を設置する場合に一般
に用いられている。
【0004】ここで、後者の方法の一例を図7及び図8
を用いて具体的に説明する。なお、図7は、例えばナビ
ゲーション装置において後者の方法により表示パネルを
収納・展開する方法を示す斜視図であり、図8は当該表
示パネル及びそれを収納する収納部の一部を示す側面拡
大図である。
【0005】図7に示すように、後者の方法で表示パネ
ルの収納・展開を行うナビゲーション装置においては、
まず、表示パネルの未使用時には、図7(a)に示すよ
うに表示パネルDは収納部K内に収納されている。この
とき、当該収納部Kは、表示パネルDの一部を含む面の
みが車室内に露出する状態で上記ダッシュボードDB内
に埋め込まれている。
【0006】次に、当該表示パネルDを展開して使用す
る場合には、図7(b)に示すように、まず、引出レー
ルR上をスライドするようにして収納部Kから表示パネ
ルD及び当該表示パネルDを回転させるための軸Jが車
室内に引き出される(図7b)実線矢印参照)。
【0007】そして、軸J及び表示パネルDが車室内に
完全に引き出されると、次に、図7(c)に示すよう
に、軸Jを中心として回転されることにより表示パネル
Dが立ち上げられ(図7(c)実線矢印参照)、この動
作により表示パネルD内の一面に形成されている表示画
面Gが乗員側に対向する位置となって当該表示パネルD
が使用可能な状態となる。
【0008】一方、使用後に表示パネルDを収納する場
合には、上述した一連の動作とは逆に、先ず表示パネル
Dを回転させることにより収納部Kに引き込み可能な位
置まで倒し(図7(c)点線矢印参照)、次に当該表示
パネルDが倒れている状態で軸Jと共に引出レールR上
をスライドさせて収納部K内に収納する(図7(b)点
線矢印及び図7(a)参照)。
【0009】なお、上述した一連の動作は、表示パネル
D及び軸Jを引出レールRをスライドさせるためのスラ
イドモータ及び表示パネルDを軸Jを中心として回転さ
せるための回転モータの駆動により行われる。
【0010】ここで、表示パネルDの収納時の動作につ
いて検討すると、当該収納時は上述したように表示パネ
ルDを使用可能状態の位置(図7(c)参照)から収納
部Kへ収納可能な位置(図7(b))参照)まで倒し、
更に当該収納可能な位置において回転動作を停止させる
必要がある。
【0011】このとき、従来の表示パネルDの駆動機構
においては、図8に示すように、収納時の表示パネルD
の位置(図8点線参照)に対応する部分にスイッチ支持
部SJを介してスイッチSWを設け、倒れてきた表示パ
ネルDの一部が当該スイッチSWを押下することにより
当該表示パネルDの位置が収納位置となったと図示しな
いマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する。)
等において認識し、回転モータを停止させると共にスラ
イドモータを動作させ、次の収納動作(スライド動作)
に移行する構成となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械的
に表示パネルDの位置が収納位置となったことを検出す
る上述した構成によると、スイッチSW及びスイッチ支
持部SJが必要となり、機械的に複雑になると共に低コ
スト化が図れないという問題点があった。
【0013】また、表示パネルDの収納・展開が繰り返
し数多く実行されると、経年変化等によりスイッチSW
が機能しなくなったりスイッチ支持部SJが撓む場合が
あり、これらの場合には、表示パネルDの位置が上記収
納位置となったことを検出できなくなったり又は誤った
位置を当該収納位置として認識してしまうという問題点
があった。そして、これらの場合には、表示パネルD自
体は回転可能範囲の限界点で物理的に停止しても回転モ
ータが回転を継続させようすることで当該回転モータが
破壊されたり、収納時に表示パネルDが収納部Kの収納
用開口部に衝突して引込めないにも拘らずスライドモー
タが移動を継続させようとすることで当該スライドモー
タが破壊される場合があるという問題点に繋がる。
【0014】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て為されたもので、その課題は、スイッチSW等の機械
的な構成を用いることなく電気的に表示パネルD等のパ
ネル部材の軸Jの周りの位置(当該パネル部材の停止す
べき停止位置を含む。以下、単に表示パネルDの位置と
称する。)を検出すると共に、当該パネル部材をそれが
停止すべき位置にて確実に停止させ、収納部Kに確実に
収納させることが可能な回転制御装置並びに当該回転制
御装置を含んだ電子機器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、予め設定された軸を中
心として回転する表示パネル等のパネル部材の当該回転
を制御する回転制御装置において、前記パネル部材の回
転に対応して、前記軸の周りの当該パネル部材の位置を
示す位置検出信号を生成するエンコーダ等の生成手段
と、前記位置検出信号に基づいて前記パネル部材の回転
を制御するマイコン等の制御手段であって、前記パネル
部材の回転を停止すべき当該パネル部材の前記軸の周り
の位置である停止位置を示す前記位置検出信号の値であ
る停止位置信号値に対して、前記位置検出信号の生成時
に含まれ得る生成誤差を補償すべく予め設定された前記
位置検出信号の値である生成誤差信号値を加算した加算
信号値に対応する前記位置検出信号が生成されたタイミ
ングを基準として前記パネル部材の回転を停止させる制
御手段と、を備える。
【0016】よって、電気的にパネル部材の軸の周りの
位置を検出することができるので、機械的な構成を用い
ることなくパネル部材の当該位置を検出することができ
る。
【0017】また、加算信号値に対応する位置検出信号
が生成されたタイミングを基準としてパネル部材を停止
させるので、位置検出信号に含まれ得る生成誤差を補償
して正確に停止位置においてパネル部材の回転を停止さ
せることができる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の回転制御装置におい
て、前記制御手段は、前記加算信号値に対応する前記位
置検出信号が生成されたタイミングである生成タイミン
グから前記停止位置に対応して予め設定されている前記
位置の許容誤差範囲内に前記パネル部材が到達するまで
の時間として予め設定されている回転時間だけ前記生成
タイミングから経過したとき、前記パネル部材の回転を
停止させるように制御する。
【0019】よって、位置検出信号の生成時において考
えられるいずれの生成誤差が発生しても、停止位置を基
準とした許容誤差範囲内にパネル部材を停止させること
ができる。
【0020】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の回転制御装置に
おいて、前記生成手段は、予め設定されている所定の一
定電圧値に対応する電圧が両端に印加され、前記パネル
部材の回転に伴って回転する環状の抵抗素子と、回転す
る前記抵抗素子に接触する摺動接点と、により構成され
ていると共に、前記パネル部材の回転に伴って前記抵抗
素子のいずれか一方の端子と前記摺動接点との間に発生
する電圧の電圧値を前記位置検出信号の値として出力す
るように構成される。
【0021】よって、簡易な構成で上記位置検出信号を
生成することができる。
【0022】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
回転制御装置において、前記停止位置は、前記パネル部
材の回転停止後に前記軸の直線移動により当該パネル部
材を収納部に収納することが可能である前記パネル部材
の前記軸の周りの位置であるように構成される。
【0023】よって、パネル部材が回転後に確実に当該
停止位置に停止するので、その後、確実に当該パネル部
材を収納部内に収納することができる。
【0024】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載の回転制御装置におい
て、前記制御手段は、前記パネル部材の前記収納部への
収納が完了したとき、前記停止位置信号値を当該収納が
完了したタイミングにおいて出力されている前記位置検
出信号の値に更新するように構成される。
【0025】よって、実際にパネル部材の収納を完了さ
せることができたパネル部材の位置を停止位置として停
止位置信号値を更新することとなるので、位置検出信号
の生成に誤差が含まれ得る場合でも、次回のパネル部材
収納動作を円滑に完了させることができる。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項4又は5に記載の回転制御装置に
おいて、前記制御手段は、前記パネル部材の前記収納部
への収納が不可能であったとき、当該収納部へ前記パネ
ル部材を収納することができる前記停止位置を示す前記
位置検出信号の値として予め設定されている初期値に前
記停止位置信号値を更新するように構成される。
【0027】よって、パネル部材の収納が完了できなか
ったときには停止位置信号値が上記初期値に更新される
ので、次回のパネル部材収納動作を円滑に完了させるこ
とができる。
【0028】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の
回転制御装置において、前記パネル部材は、車両を誘導
するための車両ナビゲーション処理に関する情報を表示
する表示パネル又は車両搭載用映像音響機器を制御する
ための操作を行う操作パネルのうちいずれか一方である
と共に、前記停止位置は、前記表示パネルにおいて前記
情報を表示する際の当該表示パネルの前記軸の周りの位
置又は前記操作パネルにおいて前記操作を行う際の当該
操作パネルの前記軸の周りの位置のいずれか一方である
ように構成される。
【0029】よって、上記表示パネルについては、当該
表示パネルの収納部への収納を確実に完了させることが
できると共に、表示実行時において当該表示パネルを表
示位置に正確に展開させることができる。
【0030】また、上記操作パネルについては、当該操
作パネルの収納部への収納を確実に完了させることがで
きると共に、操作実行時において当該操作パネルを操作
実行位置に正確に展開させることができる。
【0031】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項4から7のいずれか一項に記載の
回転制御装置と、前記パネル部材と、前記収納部と、前
記パネル部材及び前記回転制御装置を一体的に前記収納
部内に収納するスライダモータドライバ等の収納手段
と、を備え、当該収納部が車両における車室内のダッシ
ュボード内に設けられているように構成される。
【0032】よって、車室内のダッシュボードにおいて
パネル部材を確実に当該ダッシュボード内の収納部内に
収納させることができる。
【0033】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項8に記載の電子機器において、前
記収納手段は、前記パネル部材の回転が停止した後に前
記軸を直線移動させることにより当該パネル部材及び前
記回転制御装置を一体的に前記収納部内に収納するよう
に構成される。
【0034】よって、パネル部材を回転させる軸を直線
移動させて収納部内に収納する際に、途中収納部の開口
部分等にパネル部材が衝突することなくこれを収納する
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0036】なお、以下に説明する各実施の形態は、車
両の運行を補助する車載型のナビゲーション装置であっ
て、当該ナビゲーション処理のために必要な種々の情報
を表示するパネル部材としての表示パネル(具体的に
は、液晶パネル等が用いられている。)を、未使用時に
は車室内のダッシュボードに収納すると共に使用時には
これを引き出して起こすように回転させることにより使
用状態に展開するための表示パネル駆動装置を有するナ
ビゲーション装置に適用した場合の実施形態である。 (I)第1実施形態 先ず、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至図
5を用いて説明する。
【0037】始めに、当該ナビゲーション装置に含まれ
る第1実施形態に係る表示パネル駆動装置の構成につい
て、図1及び図2を用いて説明する。
【0038】なお、図1は第1実施形態に係る表示パネ
ル駆動装置の構成を示す側面図(図1(a))及び当該
表示パネル駆動装置内の後述するマイコンの概要構成を
示すブロック図(図1(b))であり、図2は後述する
エンコーダの構成を示す平面図(図2(a))及びその
特性(図2(b))を示す図である。
【0039】図1(a)に示すように、第1実施形態に
係る表示パネル駆動装置Sは、大別して、液晶パネル等
からなり、実際にナビゲーション処理に必要な情報を表
示する表示画面Gを一の面に有する表示パネルDと、未
使用時において当該表示パネルDを図1(a)中水平に
収納する収納空間KKを備えた収納部Kと、により構成
されている。このとき、当該収納部Kは図7(a)に示
したようにダッシュボード内に埋設されている。
【0040】また、表示パネルDは、軸Jを中心として
回転可能に設けられており、未使用時には当該軸Jと共
に収納空間KK内に引込まれている。そして、使用時に
は図1(a)中左方向に当該軸Jと共に収納空間KKか
ら引き出された後に時計方向に回転され図1(a)中点
線で示す位置に停止することにより使用可能状態とな
る。
【0041】一方、使用後は、図1(a)中点線で示す
位置から収納空間KK内に収納するための位置(図1
(a)中実線で示される位置であり、表示パネルDを収
納空間KK内に完全に(収納途中で収納空間KK内の内
壁に衝突することなく)収納することが可能な表示パネ
ルDの位置である。以下、この位置を収納位置と称す
る。)になるまで反時計方向に回転され、回転停止後図
1(a)中右方向に軸Jと共に引込まれて収納される。
【0042】このとき、表示パネルD及び軸Jの収納空
間KKに対する引き出し及び収納は、当該表示パネルD
及び軸Jと共に図1(a)中左右方向に移動する引出レ
ールR上を当該表示パネルD及び軸Jが移動することに
より行われる。
【0043】一方、軸Jには、後述する構成を有する生
成手段としてのエンコーダ1が同軸に設けられており、
当該エンコーダ1は、表示パネルDの回転角に略比例し
た電圧値に対応する位置検出信号Seを生成して後述す
るマイコン3へ出力する。
【0044】更に、表示パネルDの端部には、当該表示
パネルDが収納空間KK内に完全に収納されたときに収
納空間KKの内壁に接触することによりオンとなる引込
スイッチ2が設けられており、当該引込スイッチ2は当
該オンとなったときに引込信号Sscを生成してマイコン
3へ出力する。
【0045】更にまた、表示パネルDの底面には、当該
表示パネルDが収納空間KKから完全に引き出されたと
きに収納部Kの筐体の内側(表示パネルDを収納するた
めの開口部の下部内側)に接触することによりオンとな
る引出スイッチ6が設けられており、当該引出スイッチ
6は当該オンとなったときに引出信号Ssoを生成してマ
イコン3へ出力する。
【0046】次に、収納部K内の収納空間KK以外の部
分には、表示パネルDを回転させるための図示しない回
転モータを駆動する回転モータドライバ4と、表示パネ
ルDを軸Jと共に図1(a)中左右移動させるための図
示しないスライダモータを駆動する収納手段としてのス
ライダモータドライバ5と、が設けられている。これら
の各ドライバは、マイコン3からの制御信号Sdr及びS
dhにより夫々制御され、各々当該回転モータ及びスライ
ダモータを駆動する。
【0047】そして、後述する構成を有する制御手段と
してのマイコン3は、エンコーダ1からの上記位置検出
信号Se並びに各スイッチからの引込信号Ssc及び引出
信号Ssoに基づいて後述する処理を行い、表示パネルD
の展開及び収納を制御する。
【0048】ここで、表示パネルDの展開とは、収納部
K内に収納されている表示パネルDを軸Jと共に引き出
し、更に図1(a)中時計方向に回転させて使用可能状
態とするまでの動作をいい、一方表示パネルDの収納と
は、使用可能状態にある表示パネルDを図1(a)中反
時計方向に収納位置まで回転し、その後更に収納部K内
に収納完了するまでの動作をいう。
【0049】次に、マイコン3の構成について、図1
(b)を用いて説明する。
【0050】図1(b)に示すように、マイコン3は、
CPU10と、収納基準値メモリ11と、収納閾値メモ
リ12と、角度設定閾値メモリ13と、展開可能最大値
メモリ14と、A/Dコンバータ15と、D/Aコンバ
ータ16及び17と、により構成されている。
【0051】上記の構成のうち、A/Dコンバータ15
は、エンコーダ1においてアナログ的に生成される位置
検出信号Seをディジタル信号に変換し、ディジタル位
置検出信号Sdeを生成してCPU10へ出力する。
【0052】そして、CPU10は、上記ディジタル位
置検出信号Sde並びに各スイッチからの引込信号Ssc及
び引出信号Ssoに基づいて、上記各メモリ11乃至14
との間でメモリ信号Smh、Sms、Sman及びSmaxの授受
を行いつつ、後述する収納動作及び展開動作の制御を行
うべくディジタル的に制御信号Sr(回転モータドライ
バ4用)及び制御信号Sh(スライダモータドライバ5
用)を生成して夫々D/Aコンバータ16及び17へ出
力する。
【0053】そして、D/Aコンバータ16及び17は
夫々制御信号Sh及びSrをアナログ信号に変換し、上記
制御信号Sdr及びSdhを生成して回転モータドライバ4
及びスライダモータドライバ5へ夫々出力する。
【0054】このとき、上記収納基準値メモリ11は、
表示パネルDを収納空間KK内に引込むときに位置すべ
き当該表示パネルDの位置に対応する位置検出信号Se
の電圧値である収納基準値を記憶しておくメモリであ
り、CPU10との間で当該収納基準値を示すメモリ信
号Smhの授受を行う。
【0055】また、上記収納閾値メモリ12は、表示パ
ネルDを使用可能位置から図1(a)中反時計方向に回
転させて上記収納位置に停止させる際に、後述するタイ
マによる計時動作を開始するタイミングにおける表示パ
ネルDの位置に対応する位置検出信号Seの電圧値であ
る収納閾値を記憶しておくメモリであり、CPU10と
の間で当該収納閾値を示すメモリ信号Smsの授受を行
う。
【0056】なお、この収納閾値は、位置検出信号Se
の電圧値と実際の表示パネルDの位置との間の関係に誤
差(図2(b)参照)が含まれている場合でも確実に収
納位置に表示パネルDを停止させるために設けられてい
るものであり、第1実施形態の表示パネル駆動装置Sに
おいては、表示パネルDの回転中に収納閾値として収納
閾値メモリ12に記憶されている値と同じ電圧値に対応
する位置検出信号Seが生成されると、そのタイミング
以降は位置検出信号Seの出力値に拘らず予め定められ
ている後述する停止時間経過後に表示パネルDの回転を
停止させその停止位置を収納位置としている。
【0057】このとき、上記収納閾値及び停止時間は、
表示パネルDの収納位置の許容範囲内に当該表示パネル
Dがあるときに出力される位置検出信号Seの範囲(上
記収納基準値の許容範囲に位置検出信号Seに含まれ得
る誤差の範囲を加算したものとなる。)に対応して、当
該収納閾値に対応する位置検出信号Seが検出されたと
きから当該停止時間だけ表示パネルDの収納のための回
転を継続したときに、その継続後の表示パネルDの位置
が、当該収納位置の許容範囲内に確実に入っていること
を条件として予め設定されるものである。
【0058】なお、当該収納位置の許容範囲とは、収納
部Kの開口部の大きさと表示パネルDの厚さとの差に対
応して予め設定された表示パネルDを収納可能な収納位
置が取り得る許容範囲であり、この許容範囲に対応して
収納基準値も許容範囲を有している。
【0059】一方、上記角度設定閾値メモリ13は、表
示パネルDを収納位置から図1(a)中時計方向に回転
させて使用可能位置とする際に、表示パネル駆動装置S
が自動的に回転を停止させる位置に対応する位置検出信
号Seの電圧値に対して回転停止をマイコン3が命令し
てから実際に表示パネルDの回転が停止するまでに当該
表示パネルDが慣性により回転する回転角(以下、慣性
回転角という。)に対応する電位差を見込んだ位置検出
信号Seの電圧値である角度設定閾値を記憶しておくメ
モリであり、CPU10との間で当該角度設定閾値を示
すメモリ信号Smanの授受を行う。
【0060】このとき、表示パネル駆動装置Sが自動的
に回転を停止させた以後は、使用者が手動操作で表示パ
ネルDの位置を設定することで最終的に当該使用者が見
易い位置に表示パネルDの位置(すなわち、表示パネル
Dの立ち上り具合)を設定することとなる。
【0061】更に、上記展開可能最大値メモリ14は、
表示パネルDを収納位置から図1(a)中時計方向に回
転させて使用可能位置とする際に、上述した角度設定閾
値に無関係に回転可能な最大位置まで表示パネルDを回
転させる場合(すなわち、最終的な使用可能位置の設定
までを表示パネル駆動装置Sが行う場合)に、その最終
的に回転可能な最大位置(使用可能位置)に対応する位
置検出信号Seの電圧値に対して当該最大位置での回転
停止をマイコン3が命令してから実際に表示パネルDの
回転が停止するまでの慣性回転角に対応する電位差を見
込んだ位置検出信号Seの電圧値である展開可能最大値
を記憶しておくメモリであり、CPU10との間で当該
展開可能最大値を示すメモリ信号Smaxの授受を行う。
【0062】次に、上記位置検出信号Seを出力するエ
ンコーダ1の構成について、図2を用いて説明する。
【0063】図2(a)に示すように、第1実施形態の
エンコーダ1は、表示パネルDと共に回転する環状の抵
抗素子20と、当該抵抗素子20の回転により当該抵抗
素子20に接触しつつその上を移動する摺動接点21
と、により構成されている。この構成において、収納時
に摺動接点21が移動していく方向の抵抗素子20の端
子には一定低電圧(例えば、0V)が印加されており、
一方、展開時に摺動接点21が移動していく方向の抵抗
素子20の端子には一定高電圧(例えば、5V)が印加
されている。そして、上記一定低電圧が印加されている
抵抗素子20の端子と摺動接点21との間の電位差が位
置検出信号Seの電圧値としてマイコン3へ出力され
る。
【0064】ここで、当該エンコーダ1の出力特性につ
いて説明すると、エンコーダ1は上述したようにいわゆ
るボリューム抵抗類似の簡易な構成とされているため、
その出力である位置検出信号Seの電圧値の変化は、図
2(b)に示すように、長時間で見ると表示パネルDの
移動角度(展開時及び収納時の双方において、表示パネ
ルDは一定角速度で回転する。)に比例して変化する
が、短時間で見るとその電圧値に変動が含まれることと
なる。
【0065】従って、後述する収納処理及び展開処理に
おいては、この誤差を見込んだ回転制御を行う必要があ
り、更にこのときには、この誤差を見込んで上記した各
閾値等(収納基準値、収納閾値、角度設定閾値、展開可
能最大値及び停止時間)が設定されている。
【0066】次に、本発明に係る第1実施形態の表示パ
ネル駆動装置の動作について、図3乃至図5を用いて説
明する。
【0067】なお、図3は表示パネルD収納時の全体動
作を示すフローチャートであり、図4は当該収納時の細
部動作を示すフローチャートであり、図5は表示パネル
D展開時の動作を示すフローチャートである。また、各
フローチャートにより示される動作は主としてCPU1
0により制御されるものである。
【0068】始めに、収納時の動作について説明する。
【0069】表示パネルDを使用可能位置から収納部K
内に収納する場合には、先ず、表示パネルDが展開状態
(使用可能状態)にあるときに(ステップS1)、図示
しない操作部において当該表示パネルDを収納する旨の
操作が為されたか否かが確認され(ステップS2)、操
作が為されていないときは(ステップS2;NO)その
まま展開状態を維持し、収納操作が為されたときは(ス
テップS2;YES)、次に表示パネルDの収納位置へ
の回転を開始する(ステップS3)。
【0070】そして、回転中の表示パネルDが収納可能
範囲(すなわち、上記収納位置の許容範囲)内の収納位
置まで回転したか否かが判定され(ステップS4)、収
納可能範囲内でないときは(ステップS4;NO)、次
に、位置検出信号Seの電圧値が減少しているか否か
(すなわち、図2に示すエンコーダ1を有する表示パネ
ルDが確実に収納位置方向(具体的には、図1(a)に
おいて反時計方向)に回転しているか否か)が判定され
(ステップS5)、当該電圧値が減少しているときは
(ステップS5;YES)正常に収納位置方向に回転し
ているとしてそのまま回転を継続し(ステップS3)、
一方、当該電圧値が減少していないときは(ステップS
5;NO)、当該電圧値が減少する方向(すなわち、収
納位置に向かう方向)には表示パネルDが回転していな
いとして予め設定されている当該電圧値の変化を確認す
るための待機時間(例えば1秒間)が経過したか否かを
確認し(ステップS6)、経過していないとき(ステッ
プS6;NO)経過するまで待機し、経過したときは
(ステップS6;YES)、回転駆動系に以上が発生し
たとしてエラー処理(具体的には、再度位置検出信号S
eの電圧値が減少しているか否かを確認し、減少してい
ないときは駆動エラーである旨の表示をし、減少してい
るときは正常状態に復帰したとしてステップS3に戻る
処理)を実行し(ステップS7)、処理を終了する。
【0071】なお、ステップS4の細部処理については
後述する。
【0072】次に、ステップS4の判定において、表示
パネルDの位置が収納可能範囲内になったときは(ステ
ップS4;YES)、次に、CPU10内の図示しない
タイマにおいて、上記停止時間(具体的には、例えば7
50ミリ秒程度)の計時を開始する(ステップS8)。
なお、この間でも表示パネルDの収納位置方向への回転
は継続されている。
【0073】そして、当該タイマにおいて停止時間が経
過したか否かが判定され(ステップS9)、経過してい
ないときは(ステップS9;NO)表示パネルDの回転
を継続しつつタイマにおける計時を継続し、経過したと
きは(ステップS9;YES)、表示パネルDが上記停
止時間及び収納閾値に対応する収納位置まで回転したと
してその回転を停止させ(ステップS10)、次に、軸
Jと共に収納部Kへの引込み動作を開始する(ステップ
S11)。
【0074】そして、表示パネルDに設けられている上
記引込スイッチ2がオンとなったか否かを引込信号Ssc
により確認し(ステップS12)、オンとなったときは
(ステップS12;YES)、表示パネルDの引込みが
正常且つ完全に完了したとして上記各閾値等(収納基準
値、収納閾値、角度設定閾値、展開可能最大値)を正常
に更新し(ステップS16)、スライダモータを停止さ
せて(ステップS17)収納動作を終了する。
【0075】一方、ステップS12の動作において、引
込スイッチ2がオンとなっていないときは(ステップS
12;NO)、次に、表示パネルDの引込み開始(ステ
ップS11)から予め設定された引込確認時間(すなわ
ち、収納位置から正常に引込みが完了するまでに必要な
時間として設定された引込確認時間であり、具体的には
6秒程度)が経過したか否かが判定され(ステップS1
3)、経過していないときは(ステップS13;NO)
未だ引込み継続中であるとしてステップS11へ戻り、
引込確認時間が経過したときは(ステップS13;YE
S)、表示パネルDの引込みが何らかの理由で正常に終
了しなかったとして、上記各閾値等(収納基準値、収納
閾値、角度設定閾値、展開可能最大値)を異常状態を前
提として更新し(ステップS14)、更に引込みが異常
であった旨のエラー表示処理を行い(ステップS1
5)、ステップS17へ移行する。
【0076】なお、上記ステップS14及びS16の処
理の細部については、後程詳述する。
【0077】次に、上記各処理のうち、表示パネルDの
位置が収納可能範囲内にあるか否かの判定処理(ステッ
プS4)の細部について、図4(a)を用いて説明す
る。このとき、図4(a)に示すフローチャートに対応
する処理は、表示パネルDの収納時及び展開時の双方に
おいて予め設定されている時間間隔(具体的には、8ミ
リ秒程度)毎に繰り返される処理である。
【0078】当該判定処理(ステップS4)において
は、先ず、位置検出信号Seの電圧値が上記収納閾値未
満となったか否か(すなわち、表示パネルDが、当該収
納閾値に対応する電圧値に対応する位置検出信号Seが
生成される当該表示パネルDの位置まで回転してきたか
否か)が判定される(ステップS45)。
【0079】そして、位置検出信号Seの電圧値が収納
閾値未満となったときは(ステップS45;YES)、
次に、A/Dコンバータ15のサンプリングタイミング
における一タイミング前において位置検出信号Seの値
が収納可能範囲外だったか否か(すなわち、当該一タイ
ミング前において位置検出信号Seの電圧値が収納閾値
以上であったか否か)が判定され(ステップS46)、
収納可能範囲外であったときは(ステップS46;YE
S)、次に、図2(b)に示す位置検出信号Seの電圧
値の変動を見込んだ変動補償時間が経過したか否かが判
定される(ステップS47)。ここで、当該変動補償時
間とは、当該変動に鑑み、その時間経過の前後において
位置検出信号Seの電圧値と収納閾値の大小関係が同じ
関係に保たれれば、表示パネルDの現在位置と収納閾値
に対応する表示パネルDの位置との関係を、当該同じに
保たれた大小関係に対応する位置関係にあると判断でき
る時間(具体的には、32ミリ秒程度)である。
【0080】そして、変動補償時間が経過していれば
(ステップS47;YES)、表示パネルDの現在位置
は上記収納可能範囲内にあると判断し(ステップS4
8)、上記ステップS8へ移行する。
【0081】また、一タイミング前において収納可能範
囲外でなかった場合(ステップS46;NO)又は収納
可能範囲外であっても変動補償時間が経過していないと
きは(ステップS47;NO)、未だ表示パネルDの現
在位置が収納可能範囲内にあるとは判断できないとして
再びステップS45へ戻って上記動作を繰り返す(な
お、収納時においては、ステップS46において「N
O」と判定されることはほどんどない。)。
【0082】一方、ステップS45の判定において、位
置検出信号Seの電圧値が収納閾値未満でないときは
(ステップS45;NO)、次に、A/Dコンバータ1
5のサンプリングタイミングにおける一タイミング前に
おいて位置検出信号Seの値が収納可能範囲内だったか
否か(すなわち、当該一タイミング前において位置検出
信号Seの電圧値が収納閾値未満であったか否か)が判
定され(ステップS49)、収納可能範囲内であったと
きは(ステップS49;YES)、次に、上記変動補償
時間が経過したか否かが判定される(ステップS4
7)。
【0083】そして、変動補償時間が経過していれば
(ステップS47;YES)、表示パネルDの現在位置
は上記収納可能範囲外にあると判断し(ステップS5
0)、上記ステップS8へ移行する。
【0084】また、一タイミング前において収納可能範
囲内でなかった場合(ステップS49;NO)又は収納
可能範囲外であっても変動補償時間が経過していないと
きは(ステップS47;NO)、未だ表示パネルDの現
在位置が収納可能範囲外にあるとは判断できないとして
再びステップS45へ戻って上記動作を繰り返す(な
お、収納時においては、ステップS49において「YE
S」と判定されることはほどんどない。)。
【0085】次に、図3に示す各処理のうち、各閾値等
の正常更新処理(ステップS16)及び異常更新処理
(ステップS14)の細部処理について、図4(b)及
び(c)を用いて説明する。
【0086】先ず、正常更新処理について図4(b)を
用いて説明する。
【0087】表示パネルDが正常に収納部K内に正常に
収納されたときの各閾値等の更新(ステップS16)に
おいては、先ず、収納基準値メモリ11に記憶されてい
る収納基準値については、正常に収納可能な表示パネル
Dの位置を示しているものとして回転停止時(ステップ
S10)においてエンコーダ1から出力されている位置
検出信号Seの値に当該記憶されている収納基準値Aを
更新する(ステップS20)。
【0088】次に、収納閾値メモリ12内に記憶されて
いる収納閾値については、更新された(ステップS2
0)収納基準値Aに予め設定されている角度補償値αを
加算した値に更新する(ステップS21)。このとき、
当該角度補償値αは、更新する収納閾値に対応する表示
パネルDの位置から上記停止時間だけ表示パネルDが収
納位置方向に回転を継続したときに、その継続後の回転
停止位置が、上述した表示パネルDの収納位置の許容範
囲内に確実に入っているように上述した位置検出信号S
eに含まれる誤差を考慮して設定されている補償値であ
る。
【0089】更に、角度設定閾値メモリ13に記憶され
ている角度設定閾値については、更新された(ステップ
S20)収納基準値Aに予め設定されている加算値βを
加算した値に更新する(ステップS22)。このとき、
当該加算値βは、更新された収納基準値と表示パネル駆
動装置Sが自動的に回転を停止させる位置に対応する位
置検出信号Seの電圧値との差から慣性回転角に対応す
る電位差を差し引いた加算値である。
【0090】最後に、展開可能最大値メモリ14に記憶
されている展開可能最大値については、更新された(ス
テップS20)収納基準値Aに予め設定されている加算
値γを加算した値に更新する(ステップS23)。この
とき、当該加算値γは、更新された収納基準値と表示パ
ネルDが展開可能な最大の位置に対応する位置検出信号
Seの電圧値との差から慣性回転角に対応する電位差を
差し引いた加算値である。
【0091】そして、各閾値等の更新が完了すると(ス
テップS23)、元のステップS17へ移行する。
【0092】次に、異常更新処理について図4(b)を
用いて説明する。
【0093】表示パネルDが正常に収納部K内に正常に
収納されなかったときの各閾値等の更新(ステップS1
4)においては、先ず、収納基準値については、現在の
位置検出信号Seでは正常に表示パネルDの収納ができ
ないとして、当該収納基準値として予め設定されている
初期値に当該収納基準値Aを更新する(ステップS2
4)。このとき、当該初期値は、製造される全ての表示
パネル駆動装置Sについて、いずれの表示パネル駆動装
置Sにおいても正常な収納が可能である収納基準値とし
て設計上予め設定されている初期値である。
【0094】そして、収納基準値の更新が終了すると
(ステップS24)、次に、当該更新された収納基準値
Aを用いて図4(b)に示すものと同様な更新処理を各
閾値等について行い(ステップS21乃至S23)、元
のステップS15へ移行する。
【0095】次に、表示パネルDの展開時の動作につい
て図5を用いて説明する。なお、図5に示す展開動作
は、上述した角度設定閾値を用いて表示パネルDの回転
(引き起こし)を停止させることなく、使用可能位置ま
で全て自動的に表示パネルDを展開させる場合の動作で
ある。
【0096】表示パネルDを収納位置から使用可能位置
まで展開する場合には、先ず、表示パネルDが収納状態
にあるときに(ステップS30)、図示しない操作部に
おいて当該表示パネルDを展開する旨の操作が為された
か否かが確認され(ステップS31)、操作が為されて
いないときは(ステップS31;NO)そのまま収納状
態を維持し、展開操作が為されたときは(ステップS3
1;YES)、次に、スライダモータを駆動して表示パ
ネルDの収納空間KK内から収納位置への引き出しを開
始する(ステップS32)。
【0097】そして、表示パネルDに設けられている上
記引出スイッチ6がオンとなったか否かを引出信号Sso
により確認し(ステップS33)、オンとなったときは
(ステップS33;YES)、次に、引出スイッチ6の
作動誤差を補償するための補償時間(具体的には、引出
スイッチ6の作動誤差に鑑み、その時間経過の前後にお
いてオン状態を示す引出信号Ssoが出力されていれば、
表示パネルDの引き出しが完了したと判断できる時間
(具体的には、32ミリ秒程度))が経過したか否かが
確認され(ステップS34)、当該補償時間が経過して
いるときは(ステップS34;YES)、確実に表示パ
ネルD及び軸Jの引き出しが完了しているとして、次
に、表示パネルDの回転(引き起こし)を開始する(ス
テップS35)。
【0098】なお、引出スイッチ6がオンでないとき
(ステップS33;NO)及び引出スイッチ6がオンと
なっても(ステップS33;YES)上記補償時間が経
過していないとき(ステップS34;NO)は、未だ表
示パネルDの引き出しは完了していないとして引き続き
引き出しを継続する(ステップS32)。
【0099】そして、表示パネルDの回転が継続されて
いるときには、次に、回転中の表示パネルDが収納可能
範囲外まで回転したか否かが判定され(ステップS3
6)、収納可能範囲外でないときは(ステップS36;
NO)、次に、位置検出信号Seの電圧値が増加してい
るか否か(すなわち、図2に示すエンコーダ1を有する
表示パネルDが確実に使用可能位置方向(具体的には、
図1(a)において時計方向)に回転しているか否か)
が判定され(ステップS37)、当該電圧値が増加して
いるときは(ステップS37;YES)正常に使用可能
位置方向に回転しているとしてそのまま回転を継続し
(ステップS35)、一方、当該電圧値が増加していな
いときは(ステップS37;NO)、当該電圧値が増加
する方向(すなわち、使用可能位置に向かう方向)には
表示パネルDが回転していないとして予め設定されてい
る当該電圧値の変化を確認するための待機時間(例えば
1秒間)が経過したか否かを確認し(ステップS3
8)、経過していないとき(ステップS38;NO)経
過するまで待機し、経過したときは(ステップS38;
YES)、回転駆動系に以上が発生したとしてエラー処
理(具体的には、再度位置検出信号Seの電圧値が増加
しているか否かを確認し、増加していないときは駆動エ
ラーである旨の表示をし、増加しているときは正常状態
に復帰したとしてステップS35に戻る処理)を実行し
(ステップS39)、処理を終了する。
【0100】なお、ステップS36においては、図4
(a)に示すステップS4の細部処理と同様の収納可能
範囲の判断処理が実行され、当該図4(a)におけるス
テップS50が判断されたときは図5におけるステップ
S40へ移行し、当該図4(a)におけるステップS4
8が判断されたときは図5におけるステップS37へ移
行することとなる。
【0101】次に、ステップS36の判定において、表
示パネルDの位置が収納可能範囲外になったときは(ス
テップS36;YES)、次に、位置検出信号Seの電
圧値が上記展開可能最大値よりも大きくなったか否かが
判定される(ステップS40)。
【0102】そして、展開可能最大値よりも大きくなっ
たときは(ステップS40;YES)、表示パネルDの
回転を停止させて(ステップS41)展開処理を終了す
る。このとき、上述したように展開可能最大値が表示パ
ネルDの慣性回転角を見込んで設定されているため、表
示パネルDは正確に使用可能位置(展開最大位置)に停
止することとなる。
【0103】一方、ステップS40の判定において、位
置検出信号Seの電圧値が展開可能最大値よりも大きく
なっていないときは(ステップS40;NO)、引き続
き表示パネルDの引き起こしを継続すべくステップS3
5へ移行する。
【0104】以上説明したように、第1実施形態の表示
パネル駆動装置の動作によれば、電気的に表示パネルD
の位置を検出することができるので、機械的な構成を用
いることなく表示パネルDの当該位置を検出することが
できる。
【0105】また、収納閾値に対応する位置検出信号S
eが生成されたタイミングを基準として表示パネルDを
停止させるので、位置検出信号Seに含まれ得る生成誤
差を補償して正確に収納位置において表示パネルDの回
転を停止させ、車室内のダッシュボードにおいて確実に
収納部K内に収納することができる。
【0106】また、収納閾値に対応する位置検出信号S
eが生成されたタイミングから停止時間だけ経過したと
き表示パネルDの回転を停止させるように制御するの
で、位置検出信号Seの生成時において考えられるいず
れの生成誤差が発生しても、収納位置を基準とした許容
誤差範囲内に表示パネルDを停止させることができる。
【0107】更に、エンコーダ1が、表示パネルDの回
転に伴って抵抗素子20の一定低電圧端子と摺動接点2
1との間に発生する電圧の電圧値を位置検出信号Seの
電圧値として出力するので、簡易な構成で位置検出信号
Seを生成することができる。
【0108】更にまた、表示パネルDの収納部Kへの収
納が完了したとき、そのときの位置検出信号Seの電圧
値に収納基準値を更新するので、実際に表示パネルDの
収納を完了させることができた表示パネルDの位置を収
納位置として収納基準値を更新することとなり、位置検
出信号Seの生成に誤差が含まれ得る場合でも次回の表
示パネルDの収納動作を円滑に完了させることができ
る。
【0109】また、表示パネルDの収納部Kへの収納が
不可能であったとき、予め設定されている初期値に収納
基準値を更新するので、次回の表示パネルDの収納動作
を円滑に完了させることができる。
【0110】更に、表示パネルDの収納部Kへの収納を
確実に完了させることができると共に、表示実行時にお
いて当該表示パネルDを使用可能位置に正確に展開させ
ることができる。
【0111】更にまた、表示パネルDを回転させる軸J
を直線移動させて収納部K内に表示パネルDを収納する
場合でも、途中収納部Kの開口部分等に表示パネルDが
衝突することなくこれを収納することができる。
【0112】なお、上述の第1実施形態における展開動
作において、使用可能位置までの展開途中で上記角度設
定閾値により示される電圧値に対応する位置検出信号S
eが検出されたときに表示パネルDの展開を停止し、そ
の後は使用者による手動操作で使用可能位置までの間の
任意の位置で表示パネルDを停止させるように構成する
こともできる。 (II)第2実施形態 次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態に
ついて、図6を用いて説明する。なお、図6は第2実施
形態に係る収納動作の全体動作を示すフローチャートで
ある。
【0113】上述した第1実施形態においては、その収
納動作において、引込スイッチ2のオン又はオフ(図3
ステップS12参照)に基づいて各閾値等の更新を行っ
たが(図3ステップS14及びS16参照)、第2実施
形態の収納動作においては、位置検出信号Seの電圧値
のみに基づいて各更新処理を行う。
【0114】なお、第2実施形態の表示パネル駆動装置
においては、その構成及び展開動作については、第1実
施形態に係る表示パネル駆動装置Sと同様であるので、
細部の説明は省略する。
【0115】図6に示す第2実施形態の表示パネル駆動
装置における収納動作においては、始めに、図3に示す
第1実施形態の表示パネル駆動装置Sにおける収納動作
のうち、ステップS1乃至S11が実行される。
【0116】そして、表示パネルDの引込みが開始され
ると、次に、位置検出信号Seの電圧値が収納部Kの開
口部と表示パネルDの厚さとの関係に基づいて予め設定
されている引込み可能範囲に対応する当該電圧値の最大
値以下であるか否かが判定される(ステップS51)。
【0117】そして、位置検出信号Seの電圧値が当該
最大値以下であるときは(ステップS51;Yes)、
正常に引込みが実行されるであろうと予測し、上述した
正常更新処理を実行し(ステップS16)、その後、図
3に示す第1実施形態の表示パネル駆動装置Sにおける
収納動作のうちのステップS12、S13、S15及び
S17が実行される。
【0118】一方、位置検出信号Seの電圧値が当該最
大値以上であるときは(ステップS51;No)、引込
みは不可能であろうと予測し、上述した異常更新処理を
実行し(ステップS14)、その後、同様に図3に示す
第1実施形態の表示パネル駆動装置Sにおける収納動作
のうちのステップS12へ移行する。
【0119】以上説明した第2実施形態の収納動作にお
いても、第1実施形態の収納動作と同様の効果を奏する
ことができる。
【0120】ここで、上述した各実施形態においては、
表示パネルDの下部に軸Jを設け、これを中心として表
示パネルDを倒すように回転させた後に収納部Kに引込
んで収納する構成に本発明を適用した場合について説明
したが、これ以外に、例えば、表示パネルDの上部に軸
Jを設け、この軸Jを中心として表示パネルを手前に持
ち上げるように回転させた後に収納部の上部に引込んで
収納する構成に本発明を適用することも可能である。
【0121】この場合には更に、表示パネルDの上部に
ある軸Jを、表示パネルDの回転と共に下降させ、収納
部の下部に引込んで収納する構成としてもよい。
【0122】また、上述した各実施形態においては、ナ
ビゲーション装置における表示パネルDを駆動する表示
パネル駆動装置に本発明を適用した場合に付いて説明し
たが、これ以外に、例えば、車載用の映像音響機器を制
御するための操作パネルの収納又は展開を行う操作パネ
ル駆動装置に対しても本発明を適用することが可能であ
る。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、電気的にパネル部材の軸の周りの位置を
検出することができるので、機械的な構成を用いること
なくパネル部材の当該位置を検出することができる。
【0124】また、加算信号値に対応する位置検出信号
が生成されたタイミングを基準としてパネル部材を停止
させるので、位置検出信号に含まれ得る生成誤差を補償
して正確に停止位置においてパネル部材の回転を停止さ
せることができる。
【0125】従って、機械的な経年変化及び構成の複雑
化を防止すると共に低コスト化を実現しつつパネル部材
の軸周りの位置を検出できると共に、位置検出信号にお
ける出力値と実際のパネル部材の軸周りの位置との関係
に誤差が生じてもこれを補償し、当該パネル部材の回転
を停止位置において正確に停止させることができる。
【0126】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、位置検出信号が生成され
た生成タイミングから予め設定されている回転時間だけ
経過したとき、パネル部材の回転を停止させるように制
御するので、位置検出信号の生成時において考えられる
いずれの生成誤差が発生しても、停止位置を基準とした
許容誤差範囲内にパネル部材を停止させることができ
る。
【0127】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、パネル部材の回転
に伴って抵抗素子のいずれか一方の端子と摺動接点との
間に発生する電圧の電圧値を位置検出信号の値として出
力するので、簡易な構成で上記位置検出信号を生成する
ことができる。
【0128】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、パ
ネル部材が回転後に確実に当該停止位置に停止するの
で、その後、確実に当該パネル部材を収納部内に収納す
ることができる。
【0129】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、パネル部材の収納部への
収納が完了したとき、停止位置信号値を当該収納が完了
したタイミングにおいて出力されている位置検出信号の
値に更新するので、実際にパネル部材の収納を完了させ
ることができたパネル部材の位置を停止位置として停止
位置信号値を更新することとなり、位置検出信号の生成
に誤差が含まれ得る場合でも次回のパネル部材収納動作
を円滑に完了させることができる。
【0130】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
又は5に記載の発明の効果に加えて、パネル部材の収納
部への収納が不可能であったとき、予め設定されている
初期値に停止位置信号値を更新するので、次回のパネル
部材収納動作を円滑に完了させることができる。
【0131】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ナ
ビゲーション処理情報表示用の表示パネルについては、
当該表示パネルの収納部への収納を確実に完了させるこ
とができると共に、表示実行時において当該表示パネル
を表示位置に正確に展開させることができる。
【0132】また、車両搭載用映像音響機器を制御する
ための操作パネルについては、当該操作パネルの収納部
への収納を確実に完了させることができると共に、操作
実行時において当該操作パネルを操作実行位置に正確に
展開させることができる。
【0133】請求項8に記載の発明によれば、請求項4
から7のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、車
室内のダッシュボードにおいてパネル部材を確実に当該
ダッシュボード内の収納部内に収納させることができ
る。
【0134】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の効果に加えて、パネル部材を回転させる
軸を直線移動させて収納部内に収納する際に、途中収納
部の開口部分等にパネル部材が衝突することなくこれを
収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る表示パネル駆動装置の構成
を示す図であり、(a)はその側面図であり、(b)は
それに含まれるマイコンの概要構成を示すブロック図で
ある。
【図2】第1実施形態のエンコーダを示す図であり、
(a)はその構成を示す平面図であり、(b)はその特
性を示す図である。
【図3】第1実施形態の収納動作の全体動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】第1実施形態の収納動作の細部動作を示すフロ
ーチャートであり、(a)は収納可能範囲判定動作を示
すフローチャートであり、(b)は正常更新処理を示す
フローチャートであり、(c)は異常更新処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】第1実施形態の展開動作の全体動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】第2実施形態の収納動作の全体動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】従来の表示パネルの収納・展開動作を示す斜視
図であり、(a)は収納時を示す斜視図であり、(b)
は引き出し完了時又は引込み前を示す斜視図であり、
(c)は展開完了時又は収納開始時を示す斜視図であ
り、
【図8】従来の表示パネル駆動装置の概要構成を示す側
面図である。
【符号の説明】
1…エンコーダ 2…引込スイッチ 3…マイコン 4…回転モータドライバ 5…スライダモータドライバ 6…引出スイッチ 10…CPU 11…収納基準値メモリ 12…収納閾値メモリ 13…角度設定閾値メモリ 14…展開可能最大値メモリ 15…A/Dコンバータ 16、17…D/Aコンバータ 20…抵抗素子 21…摺動接点 D…表示パネル K…収納部 KK…収納空間 R…引出レール G…表示画面 J…軸 DB…ダッシュボード SW…スイッチ SJ…スイッチ支持部 Se…位置検出信号 Sde…ディジタル位置検出信号 Ssc…引込信号 Sso…引出信号 Sr、Sh、Sdr、Sdh…制御信号 Smh、Sman、Smax、Sms…メモリ信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月16日(1999.4.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 利幸 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 4E360 AB23 EA03 EC13 EC14 GA46 GB25 GB35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された軸を中心として回転する
    パネル部材の当該回転を制御する回転制御装置におい
    て、 前記パネル部材の回転に対応して、前記軸の周りの当該
    パネル部材の位置を示す位置検出信号を生成する生成手
    段と、 前記位置検出信号に基づいて前記パネル部材の回転を制
    御する制御手段であって、前記パネル部材の回転を停止
    すべき当該パネル部材の前記軸の周りの位置である停止
    位置を示す前記位置検出信号の値である停止位置信号値
    に対して、前記位置検出信号の生成時に含まれ得る生成
    誤差を補償すべく予め設定された前記位置検出信号の値
    である生成誤差信号値を加算した加算信号値に対応する
    前記位置検出信号が生成されたタイミングを基準として
    前記パネル部材の回転を停止させる制御手段と、 を備えることを特徴とする回転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記加算信号値に対応する前記位置検
    出信号が生成されたタイミングである生成タイミングか
    ら前記停止位置に対応して予め設定されている前記位置
    の許容誤差範囲内に前記パネル部材が到達するまでの時
    間として予め設定されている回転時間だけ前記生成タイ
    ミングから経過したとき、前記パネル部材の回転を停止
    させるように制御することを特徴とする回転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の回転制御装置に
    おいて、 前記生成手段は、 予め設定されている所定の一定電圧値に対応する電圧が
    両端に印加され、前記パネル部材の回転に伴って回転す
    る環状の抵抗素子と、 回転する前記抵抗素子に接触する摺動接点と、 により構成されていると共に、 前記パネル部材の回転に伴って前記抵抗素子のいずれか
    一方の端子と前記摺動接点との間に発生する電圧の電圧
    値を前記位置検出信号の値として出力することを特徴と
    する回転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    回転制御装置において、 前記停止位置は、前記パネル部材の回転停止後に前記軸
    の直線移動により当該パネル部材を収納部に収納するこ
    とが可能である前記パネル部材の前記軸の周りの位置で
    あることを特徴とする回転制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の回転制御装置におい
    て、 前記制御手段は、前記パネル部材の前記収納部への収納
    が完了したとき、前記停止位置信号値を当該収納が完了
    したタイミングにおいて出力されている前記位置検出信
    号の値に更新することを特徴とする回転制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の回転制御装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記パネル部材の前記収納部への収納
    が不可能であったとき、当該収納部へ前記パネル部材を
    収納することができる前記停止位置を示す前記位置検出
    信号の値として予め設定されている初期値に前記停止位
    置信号値を更新することを特徴とする回転制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から6のいずれか一項に記載の
    回転制御装置において、 前記パネル部材は、車両を誘導するための車両ナビゲー
    ション処理に関する情報を表示する表示パネル又は車両
    搭載用映像音響機器を制御するための操作を行う操作パ
    ネルのうちいずれか一方であると共に、 前記停止位置は、前記表示パネルにおいて前記情報を表
    示する際の当該表示パネルの前記軸の周りの位置又は前
    記操作パネルにおいて前記操作を行う際の当該操作パネ
    ルの前記軸の周りの位置のいずれか一方であることを特
    徴とする回転制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から7のいずれか一項に記載の
    回転制御装置と、 前記パネル部材と、 前記収納部と、 前記パネル部材及び前記回転制御装置を一体的に前記収
    納部内に収納する収納手段と、 を備え、 当該収納部が車両における車室内のダッシュボード内に
    設けられていることを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子機器において、 前記収納手段は、前記パネル部材の回転が停止した後に
    前記軸を直線移動させることにより当該パネル部材及び
    前記回転制御装置を一体的に前記収納部内に収納するこ
    とを特徴とする電子機器。
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