JP2001125554A - 可動型ディスプレイ動作制御方法及び装置 - Google Patents

可動型ディスプレイ動作制御方法及び装置

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JP2001125554A
JP2001125554A JP30202999A JP30202999A JP2001125554A JP 2001125554 A JP2001125554 A JP 2001125554A JP 30202999 A JP30202999 A JP 30202999A JP 30202999 A JP30202999 A JP 30202999A JP 2001125554 A JP2001125554 A JP 2001125554A
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昌利 脇谷
Shinichi Matsui
信一 松井
Satoru Sakakawa
悟 坂川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動型ディスプレイのディスプレイ部の移動
位置を正確に制御し、かつ異常な移動を行ったときには
反転移動または停止させて安全性確保する。 【解決手段】 ディスプレイ部2と連動してクローズ位
置とオープン位置に移動する移動部材7をモータ13の
駆動力で移動させるとともに、移動部材7の移動量に対
応した信号が出力されるポジションセンサ14からの信
号を複数回サンプリングし、各回毎のサンプリング値の
変化からクローズ位置またはオープン位置を決定するよ
うにした。また、サンプリング値がn回以上変化しない
ときにそのサンプリング値のオープン/クローズ位置を
判別し、等しいときにはオープン/クローズ位置に到達
したとしてモータを停止し、等しくない場合には異常と
判定しモータを反転または停止操作するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用テレビジョ
ン受信機や車載用ナビゲーション装置等に使用する可動
型ディスプレイ動作制御方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車載用テレビジョン受信機や車載用ナビ
ゲーション装置では、ディスプレイ部の保護や、使用し
ないときにディスプレイが車室内に突き出していて邪魔
になるのを軽減する等の目的で、ディスプレイを移動可
能に設け、使用しないときにはハウジング側に移動させ
て突き出しを少なくし、使用するときには運転者等が見
易い位置まで突き出し移動させることができる構造にし
たものがある。また、ディスプレイ部の移動方法も、モ
ータを使用して電動式にしたものがあり、さらに複数の
位置に段階的に停止させて調整できるようにしたものも
ある。
【0003】また、モータで駆動する可動型ディスプレ
イ装置の代表例としては、ディスプレイ部と連動してク
ローズ位置とオープン位置に移動する移動部材を備え、
この移動部材をモータで移動させる構造が知られてい
る。その構造では、移動部材がクローズ位置への移動が
完了したときに検出するスイッチと、オープン位置への
移動が完了したときに検出するスイッチの、2つのスイ
ッチを使用して移動部材の移動を検出している。さら
に、位置を複数段階に調整できるようにしたものでは、
上記スイッチの他に、その中間の位置を検出するための
可変抵抗器等でなるポジションセンサが設置されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
装置の構造では、次のような問題点があった。・移動部
材がクローズ位置とオープン位置にそれぞれ移動された
時に検出するための2つのスイッチを設けているので、
組立工数がかかり、コストアップの一因になっている。
しかも、各スイッチからはリード線が引き出されている
ものもあり、その処理に対する作業も必要となる。・ス
イッチを設ける位置にバラツキが発生し易いが、バラツ
キがあるとそれが移動部材の移動位置に影響する。この
ため、バラツキがあった場合には、そのスイッチの位置
を調整する必要があり、その調整作業が面倒で、また調
整精度も低い。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は簡単な構造でディスプレイ
部の移動位置を正確に制御し、かつ異常な移動を行った
ときにはモータの反転移動または停止を行わせて安全性
を向上させることができる可動型ディスプレイ動作制御
方法及び装置を提供するものである。また、ディスプレ
イ部のオープン位置とクローズ位置を検出するセンサ
を、例えばオープン位置とクローズ位置の間における特
定の位置を検出するために従来より設けているポジショ
ンセンサと兼用することにより部品点数を減らし、コス
トを下げることができる可動型ディスプレイ動作制御方
法及び装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
可動型ディスプレイ動作制御方法の発明は、ディスプレ
イ部の移動を伴ってクローズ位置とオープン位置に移動
する移動部材をモータの駆動力で移動させるとともに、
前記移動部材の移動量に対応した信号が出力されるポジ
ションセンサからの前記信号を複数回サンプリングし、
各回毎のサンプリング値の変化から前記クローズ位置ま
たは前記オープン位置を決定するようにした。この方法
によれば、クローズ位置とオープン位置に対応している
終端スイッチを各々設けなくても1つのポジションセン
サでからの出力で、その装置におけるクローズ位置とオ
ープン位置を簡単かつ正確に決定し、停止させることが
できる。また、既に設けられているポジションセンサを
兼用することができるので、部品点数及び組立工数を減
らすことができることとなる。
【0007】本発明の請求項2記載の可動型ディスプレ
イ動作制御方法の発明は、請求項1記載の発明におい
て、前記サンプリング値がn回以上変化しない時に、そ
のサンプリング値がオープン位置またはクローズ位置の
予め決められた信号と等しいか否かを判別し、等しいと
きには前記オープン位置または前記クローズ位置に到達
したとして前記モータを停止し、等しくない場合には異
常と判定し前記モータの駆動に対して反転または停止操
作を行うようにしたものである。この方法によれば、例
えば指等を挟んで移動部材が異常停止若しくは速度が異
常に減速されたような場合には自動的に検出され、モー
タの反転もしくは停止が行われて安全性を確認すること
ができることとなる。
【0008】本発明の請求項3記載の可動型ディスプレ
イ動作制御装置の発明は、ディスプレイ部と、前記ディ
スプレイ部の移動を伴ってクローズ位置とオープン位置
との間を移動する移動部材と、前記移動部材に前記移動
力を供給するモータと、前記移動部材の移動に連動した
信号を検出するポジションセンサを有した位置検出手段
と、前記ポジションセンサからの信号を監視し、前記ク
ローズ位置と前記オープン位置を検出し、前記移動部材
が前記クローズ位置と前記オープン位置に到達したら前
記モータを停止させ、前記クローズ位置と前記オープン
位置に到達する前に異常を検出したら前記モータの駆動
に対して反転または停止操作を行う制御手段を備えた構
成を有している。この構成により、例えば指等を挟んで
移動部材が異常停止したような場合には、モータを反転
または停止させて安全性を確認することができる。ま
た、クローズ位置とオープン位置に対応している終端ス
イッチを各々設けなくても1つのポジションセンサでか
らの出力で、その装置におけるクローズ位置とオープン
位置を簡単かつ正確に決定し、その位置で停止させるこ
とができる。さらに、既に設けられているポジションセ
ンサを兼用することができるので、部品点数及び組立工
数を減らすことができることとなる。
【0009】本発明の請求項4記載の可動型ディスプレ
イ動作制御装置の発明は、請求項3記載の発明におい
て、前記ポジションセンサにスライドする位置検出子を
設けるとともに、前記移動部材に前記位置検出子と係合
されたカムを設け、前記カムで前記位置検出子のスライ
ドを制御する構成を有している。この構成により、移動
部材が移動されるとカムを介して位置検出子がスライド
され、移動部材の移動に対応した信号がポジションセン
サから確実に得られることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る車載用可動型ディスプレイ装置の外観斜視図であ
る。図1において、このディスプレイ装置1は、ディス
プレイ部2と、このディスプレイ部2を前後方向に移動
させて見易い位置に設定できるようにするためのスライ
ド機構3(図2及び図3参照)や図示せぬ各種の制御回
路基板を収納したハウジング部4等で構成されている。
【0011】さらに詳述すると、ディスプレイ部2は、
スライド機構3に保持されていて、そのスライド機構3
の操作により図1中に実線で示すクローズ位置から一点
鎖線で示すオープン位置まで、数段階(通常は4段階程
度)に間欠移動できるようになっている。また、運転者
側を向く前面に、現在の道路状況や自己の自動車の位置
の画像データを表示す画面2aを有する。
【0012】ハウジング部4は、上部ハウジング部4a
と下部ハウジング部4bとに分かれ、上部ハウジング4
aにはディスプレイ部2側の部材が収納され、下部ハウ
ジング4bにはCD−ROM再生部側の部材が収納され
ている。そのうち、上部ハウジング部4aは、図2及び
図3に示すように、上面と前後面が開口されている金属
製のフレーム5を有し、全体としては前面が開口された
箱形に形成されている。
【0013】スライド機構3は、図2及び図3で示され
ているように、移動部材7と駆動手段8及びディスプレ
イホルダー17等で構成されている。
【0014】移動部材7は、ハウジング部4の前面開口
側を通して出し入れ可能な状態にして、上部ハウジング
部4a内でフレーム5上に配置されている。この移動部
材7には、図3で示しているように、前後方向に延びる
一対のガイド孔9が設けられている。このガイド孔9に
は、フレーム5の底面5aに固定されているガイドピン
10が係合されており、ガイドピン10とガイド孔9に
案内されて移動部材7が前後方向にスライド可能になっ
ている。また、移動部材7の一部には前後方向に向かっ
て斜めに延びるカムとしてなる位置検出用長孔11が形
成されているとともに、一側には前後方向に延びる状態
にしてラック12が形成されている。
【0015】駆動手段8は、正逆両方向に回転可能なモ
ータ13と、このモータ13の出力軸に一体回転可能に
取り付けられているウオームギア14を含む減速歯車機
構15とでなり、減速歯車機構15の最終歯が移動部材
7のラック12と噛合されていている。そして、駆動手
段8のモータ13が回転されると、このモータ13の回
転が減速歯車機構15を介してラック12に伝達され、
モータ13の回転方向に応じて移動部材7を前または後
に移動させることができる。なお、図2及び図3中に実
線で示す移動部材7の位置は後側、すなわちディスプレ
イク部2をハウジング4に最も近づいた位置である「ク
ローズ位置」に移動させているときの状態を示し、一点
鎖線で示す移動部材7の位置は前側、すなわちディスプ
レイ部2を車室内側に最も突出させた位置である「オー
プン位置」に移動させているときの状態を示している。
【0016】上記ディスプレイホルダー17は、移動部
材7と一体的に前後方向に移動可能にして、フレーム5
の底面5a上に一部を移動部材7と重ねて配置されてい
る。また、上部ハウジング部4aの前面開口部側の左右
両側には、ディスプレイ部2の左右両側をそれぞれ支持
しているアームリンク部18が取り付けられている。
【0017】図4は、本実施の形態における車載用可動
型ディスプレイ装置の制御系部分の要部構成ブロック図
である。この制御系では、マイコン(マイクロコンピュ
ータの略)で構成された制御部21を有している。制御
部21には、上記ポジションセンサ16が接続されてい
るとともに、ディスプレイスライド用モータ駆動制御部
22を介して上記モータ13が、またディスプレイ駆動
制御部23を介して上記ディスプレイ部2がそれぞれ接
続されている。
【0018】次に、本実施の形態における車載用可動型
ディスプレイ装置の動作を説明する。まず、図1乃至図
3の一点鎖線で示している状態はディスプレイ部2が最
もハウジング部4側に移動された「クローズ位置」に配
置されている状態を示している。このクローズ位置から
オープン位置に向かって移動させる場合は、図示せぬオ
ープン用の操作釦を操作する。すると、モータ13がオ
ープン位置方向に回転され、移動部材7がクローズ位置
側からオープン位置に向かってディスプレイホルダー1
7及びディスプレイ部2と共に移動される。移動部材7
がクローズ位置からオープン位置に移動するとき、この
移動に連動してポジションセンサ16の位置検出子16
aがカムとなる位置検出用長孔11に制御されて図3中
の矢印O方向に移動し、ポジションセンサ16から位置
検出子16aの位置に応じた電圧が制御部21に対して
出力される。制御部21では、ポジションセンサ16か
らの電圧をA/D変換し、この電圧から移動部材7の位
置、すなわちディスプレイ部2の前後方向の位置を知
る。そして、ポジションセンサ16の出力から移動部材
7が終端(オープン位置)または途中の段階的な位置に
到達したと判定されると、モータ2を停止させる。これ
により、ディスプレイ部2がオープン位置または途中の
段階的な位置に配置され、後はディスプレイ部2を前後
及び左右に回転させて任意の位置で固定すると画面2a
の位置を運転者が最も見易くなるように調整して使用す
ることができる。また、終端ではなく途中の段階的な位
置である場合には、再び操作釦を操作し、この一連の動
作を繰り返すことによって終端まで移動させることがで
きる。なお、図1乃至図3の一点鎖線で示す位置は、そ
のオープン位置側の終端に移動されたときの状態を示し
ている。
【0019】これに対して、ディスプレイ部2をオープ
ン位置からクローズ位置に向かって移動させる場合は、
図示せぬクローズ用の操作釦を操作する。すると、モー
タ11がクローズ位置方向に回転され、移動部材4がオ
ープン位置側からクローズ位置に向かってディスプレイ
ホルダー17及びディスプレイ部2と共に移動される。
ディスプレイ部2が移動部材4と共にクローズ位置に移
動されるとき、この移動に連動してポジションセンサ1
6の位置検出子16aがカムとしての位置検出用長孔1
1に制御されて図3中の矢印C方向に移動し、ポジショ
ンセンサ16から位置検出子16aの位置に応じた電圧
が制御部21に対して出力される。制御部21では、ポ
ジションセンサ16からの電圧をA/D変換し、この電
圧から移動部材7の位置、すなわちディスプレイ部2の
前後方向の位置を知る。そして、ポジションセンサ16
の出力から移動部材7が終端(クローズ位置)または途
中の段階的な位置に到達したと判定されると、モータ1
3を停止させる。これにより、ディスプレイ部2がクロ
ーズ位置または途中の段階的な位置に配置される。図1
乃至図3の実線で示す位置は、そのクローズ位置の状態
を示している。
【0020】なお、上記説明では、クローズ位置からオ
ープン位置、及びオープン位置からクローズ位置に移動
する場合について説明したが、途中の段階の位置からオ
ープン位置またはオープン位置にそれぞれ戻る場合も、
同様にして操作釦を選択して操作することにより同じよ
うに動作させることができるものである。
【0021】図5及び図6は本実施の形態におけるディ
スプレイ装置において、従来装置で使用していたような
オープン位置を検出する終端検出スイッチとクローズ位
置を検出する終端スイッチを使わずにオープン位置及び
終端位置を検出する手順の一例と、オープン位置への移
動中あるいはクローズ位置への移動中に指をはさむ等の
異常が発生したときに、それを処理する手順の一例を示
すフローチャートである。そのうち、図5はクローズ位
置側からオープン位置に移動する場合のフローチャー
ト、図6はオープン位置側からクローズ位置に移動する
場合のフローチャートである。
【0022】まず、図5を用いてクローズ位置側からオ
ープン位置に向かって移動させる場合について説明する
と、図示せぬ操作釦を押すとモータ13が駆動され、モ
ータ13がオープン位置方向に回転される(ステップS
T1)。モータ13の回転と同時に移動部材7がオープ
ン位置方向に移動され、これに伴って位置検出子16a
が図3中の矢印Oの方向に移動し、ポジションセンサ1
6から出力される電圧の値(センサ値)が変化する。こ
のポジションセンサ16のセンサ値は本実施の形態では
0.1秒毎に1回サンプリングされ、これがA/D変換
されてサンプリング値として制御部21内の図示せぬメ
モリに順次格納される(ステップST2)。この格納で
は順次更新しながら過去10回分のサンプリング値を保
存する(ステップST3)。また、この格納をするとき
に、前回サンプリングされたセンサ値と今回サンプリン
グされたセンサ値とを比較し、その値が前回よりも今回
の方が増加しているか否かを判定し、増加が続いている
場合には、そのままモータ13の回転を継続させる。こ
れに対して、増加が停止し、その停止がn回(本実施の
形態では2回)以上続くような場合はステップST4で
検出され、さらにステップST5でセンサ値が一定の値
Vo若しくはそれ以上であるか否かが判定される。その
センサ値Voは、ディスプレイ部2がオープン位置に到
達した時にポジションセンサ16から得られる電圧の値
にほぼ等しい。よって、ステップST5において、セン
サ値がVo若しくはそれ以上である場合には、ディスプ
レイ部2がオープン位置に到達して停止したものとして
モータ13を停止させる(ステップST6)。これによ
り、ディスプレイ部2はオープン位置に停止する。これ
に対して、センサ値がVoよりも小さい場合は、オープ
ン位置に到達する前に、どこかに指等がはまれた異常事
態が発生したと判断し、モータ13を反転させてディス
プレイ部2及び移動部材7をクローズ位置側に戻す(ス
テップST7)。これにより、指はさみ事態を解消する
ことができる。また、その戻す方法としては、クローズ
位置まで戻してしまう方法と、あるいは途中の位置まで
戻す方法とがあり、さらに戻さずにモータ13を停止さ
せてしまう方法をとってもよいもので、何れにするかは
仕様を決定するときに選択される。
【0023】したがって、この実施の形態による処理手
順では、従来装置で用いていたような終端検出スイッチ
を使わずにオープン位置を検出し、そのオープン位置に
ディスプレイ部2及び移動部材7等を正確に移動させる
ことができる。また、そのオープン位置への移動中に指
をはさむ等の異常が発生したときには、モータ13を反
転させてディスプレイ部2及び移動部材7をクローズ位
置側に戻して回避するようにしているので安全性も確保
できる。
【0024】次に、図6を用いてクローズ位置に移動さ
せる場合について説明する。オープン位置側からクロー
ズ位置側に向かって移動させる場合は、図示せぬ操作釦
を押すとモータ13が駆動され、モータ13がクローズ
位置方向に回転される(ステップST11)。モータ1
3の回転と同時に移動部材7がクローズ位置方向に移動
され、これに伴って位置検出子16aが図3中の矢印C
の方向に移動し、ポジションセンサ16から出力される
電圧の値(センサ値)が変化する。このポジションセン
サ16のセンサ値は0.1秒毎に1回サンプリングさ
れ、これがA/D変換されてサンプリング値として制御
部21内の図示せぬメモリに順次格納される(ステップ
ST12)。この格納でも順次更新しながら過去10回
分のサンプリング値を保存する(ステップST13)。
また、この格納をするときに、前回サンプリングされた
センサ値と今回サンプリングされたセンサ値とを比較
し、その値が前回よりも今回の方が減少しているか否か
を判定し、減少が続いている場合には、そのままモータ
13の回転を継続させる。これに対して、減少が停止
し、その停止がn回(本実施の形態では3回)以上続く
ような場合はステップST14で検出され、さらにステ
ップST15でセンサ値が一定の値Vc若しくはそれ以
下であるか否かが判定される。そのセンサ値Vcは、デ
ィスプレイ部2がクローズ位置に到達した時にポジショ
ンセンサ16から得られる電圧の値にほぼ等しい。よっ
て、ステップST15において、センサ値がVcもしく
はそれ以下である場合には、ディスプレイ部2がクロー
ズ位置に到達して停止したものとしてモータ13を停止
させる(ステップST16)。これにより、ディスプレ
イ部2はクローズ位置に停止する。これに対して、セン
サ値がVcよりも小さい場合は、クローズ位置に到達す
る前に、どこかに指等がはまれた異常事態が発生したと
判断し、モータ13を反転させてディスプレイ部2及び
移動部材7をオープン位置側に戻す(ステップST1
7)。これにより、指はさみ事態を解消することができ
る。また、その戻す方法としては、オープン位置まで戻
してしまう方法と、あるいは途中の位置まで戻す方法と
があり、さらに戻さずにモータ13を停止させてしまう
方法をとってもよいもので、何れにするかは仕様を決定
するときに選択される。
【0025】したがって、この実施の形態による処理手
順では、従来装置で用いていたような終端検出スイッチ
を使わずにクローズ位置を検出し、そのクローズ位置に
ディスプレイ部2及び移動部材7等を正確に移動させる
ことができる。また、そのクローズ位置への移動中に指
をはさむ等の異常が発生したときには、モータ13を反
転させてディスプレイ部2及び移動部材7をオープン位
置側に戻して回避するようにしているので安全性も確保
できる。
【0026】なお、本実施の形態の構造では、クローズ
位置でのディスプレイ部2は、ハウジング部4の外側に
配置される構造の場合について説明したが、クローズ位
置では折り畳まれてハウジング部4内に格納されるよう
なディスプレイ装置にも同様にして適用できるものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可動型デ
ィスプレイ動作制御方法及び装置は、上記実施の形態よ
り明らかなように、クローズ位置とオープン位置に対応
している終端スイッチを各々設けなくても1つのポジシ
ョンセンサからの出力で、その装置におけるクローズ位
置とオープン位置を簡単かつ正確に決定し、ディスプレ
イ部を停止させることができるので、部品点数及び組立
工数を減らすことができる。また、既に設けられている
ポジションセンサを兼用することもできるので、さらに
部品点数及び組立工数が減り、コストを下げて安価に提
供することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載用可動型ディス
プレイ装置の要部構成を示す外観斜視図
【図2】本実施の形態における車載用可動型ディスプレ
イ装置の可動機構部の側面図
【図3】本実施の形態における車載用可動型ディスプレ
イ装置の可動機構部の平面図
【図4】本実施の形態における車載用可動型ディスプレ
イ装置の制御系部分の要部構成ブロック図
【図5】ディスプレイ部がオープン位置に移動する場合
の動作制御の一手順を示すフローチャート
【図6】ディスプレイ部がクローズ位置に移動する場合
の動作制御の一手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ディスプレイ装置 2 ディスプレイ部 2a 画面 3 スライド機構 4 ハウジング部 4a 上部ハウジング部 4b 下部ハウジング部 5 フレーム 5a底面 7 移動部材 8 駆動手段 9 ガイド孔 10 ガイドピン 11 位置検出用長孔(カム) 12 ラック 13 モータ 14 ウオームギア 15 減速機構 16 ポジションセンサ 16a 位置検出子 17 ディスプレイホルダー 18 アームリンク部 21 制御部 22 ディスプレイスライド用モータ駆動制御部 23 ディスプレイ駆動制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 521 H04N 5/64 521F // G05D 3/00 G05D 3/00 X 3/12 3/12 D (72)発明者 坂川 悟 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA04 BC03 BD08 BE03 5C082 AA21 AA37 CB01 CB05 CB10 DA86 MM07 MM09 5G435 AA00 AA16 EE14 EE18 EE30 GG21 LL04 LL17 5H303 AA12 BB01 BB06 BB11 CC10 DD01 DD27 DD30 EE01 FF04 GG04 HH05 KK12 KK35 MM02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ部の移動を伴ってクローズ
    位置とオープン位置に移動する移動部材をモータの駆動
    力で移動させるとともに、前記移動部材の移動量に対応
    した信号が出力されるポジションセンサからの前記信号
    を複数回サンプリングし、各回毎のサンプリング値の変
    化から前記クローズ位置または前記オープン位置を決定
    することを特徴とする可動型ディスプレイ動作制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記サンプリング値がn回以上変化しな
    い時に、そのサンプリング値がオープン位置またはクロ
    ーズ位置の予め決められた信号と等しいか否かを判別
    し、等しいときには前記オープン位置または前記クロー
    ズ位置に到達したとして前記モータを停止し、等しくな
    い場合には異常と判定し前記モータの駆動に対して反転
    または停止操作を行うことを特徴とする請求項1記載の
    可動型ディスプレイ動作制御方法。
  3. 【請求項3】 ディスプレイ部と、 前記ディスプレイ部の移動を伴ってクローズ位置とオー
    プン位置との間を移動する移動部材と、 前記移動部材に前記移動力を供給するモータと、 前記移動部材の移動に連動した信号を検出するポジショ
    ンセンサを有した位置検出手段と、 前記ポジションセンサからの信号を監視し、前記クロー
    ズ位置と前記オープン位置を検出し、前記移動部材が前
    記クローズ位置と前記オープン位置に到達したら前記モ
    ータを停止させ、前記クローズ位置と前記オープン位置
    に到達する前に異常を検出したら前記モータの駆動に対
    して反転または停止操作を行う制御手段とを備えたこと
    を特徴とする可動型ディスプレイ動作制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ポジションセンサにスライドする位
    置検出子を設けるとともに、前記移動部材に前記位置検
    出子と係合されたカムを設け、前記カムで前記位置検出
    子のスライドを制御することを特徴とする請求項3記載
    の可動型ディスプレイ動作制御装置。
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