JP2000294886A - フレキシブル回路基板 - Google Patents

フレキシブル回路基板

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JP2000294886A
JP2000294886A JP11097489A JP9748999A JP2000294886A JP 2000294886 A JP2000294886 A JP 2000294886A JP 11097489 A JP11097489 A JP 11097489A JP 9748999 A JP9748999 A JP 9748999A JP 2000294886 A JP2000294886 A JP 2000294886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル回路基板にもともと備わってい
る補強板を活用し、部品点数を増やさずに、補強板の接
合領域に隣接する領域が変形するときの曲率をある程度
小さく抑えるようにして断線を防ぐ。 【解決手段】 回路基板本体4における補強板5の接合
領域に隣接する領域に、その回路基板本体が湾曲状に変
形するときの曲率が大きくなることを制限する機能片1
0を接合する。機能片10を補強板5と共に一体成形す
る。機能片10の形状を、たとえば蛇行状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル回路
基板(FPC)、特に、プリンタなどに備わっている可
動部に対する信号の授受を行うために用いられるフレキ
シブル回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7にこの種のフレキシブル回
路基板Aを示してある。このフレキシブル回路基板A
は、線状の複数の回路パターン1によって通電路を形成
したベースフィルム2に、上記回路パターン1を覆うカ
バーレイ3を積層一体化した可撓性に富むシート状の回
路基板本体4と、この回路基板本体4の裏面に重なり状
に接合された補強板5とを有している。上記カバーレイ
3は回路基板本体4の端部で欠除されており、その欠除
箇所では、回路基板本体4の表面に上記回路パターン1
の末端部が露出して電極パターン6を形成している。そ
して、上記補強板5が、電極パターン6の露出箇所とそ
の隣接箇所とに図示のように跨がって回路基板本体4の
裏面に接合されている。このようなフレキシブル回路基
板Aは、回路基板本体4が曲り変形や捻じれ変形などの
様々な形態の変形に耐え得る可撓性を備えており、その
可撓性を活用してプリンタなどに備わっている可動部の
動きを吸収させることが可能である。また、補強板5
は、電極パターン6の露出箇所が曲がらないようにバッ
クアップする作用を発揮する。
【0003】上記フレキシブル回路基板Aは、補強板5
によってバックアップされた電極パターン6の露出箇
所、すなわち回路基板本体4の端部が差込み片7として
形成されており、その差込み片7をコネクタ(図6及び
図7において不図示)に挿入することによってその差込
み片7がコネクタに固定されるようになっている。この
ような使用形態を図8に例示してある。
【0004】図8において、8は曲げ強度の大きな平板
状の配線基板(PCB)であり、この配線基板8にコネ
クタ9が搭載されている。このコネクタ9に上記差込み
片7を挿入すると、その差込み片7の電極パターン6に
コンタクト(不図示)が弾接して配線基板8側の回路と
フレキシブル回路基板A側の通電路とが電気的に接続さ
れると共に、その差込み片7がコンタクトによる弾圧作
用によってコネクタ9に固定される。この使用形態にお
いて、フレキシブル回路基板Aがプリンタの可動部(た
とえばインクカセットのキャリッジ)などに連結されて
いる場合には、回路基板本体4がその可撓性により可動
部の移動に伴って頻繁に繰り返し曲り変形したり捻じれ
変形したりする一方で、その回路基板本体4の補強板5
の接合箇所では、その補強板5の補強作用によって曲り
変形や捩れ変形が阻止されて電極パターン6とコネクタ
9側のコンタクトとの接触安定性やコネクタ9との結合
安定性が維持される。
【0005】一方、実開昭59−111063号公報に
は、フレキシブル回路基板の接続端の裏面に弾性体を介
して補強板を配設し、その補強板の配設されている接続
端をコネクタに挿入して固定することが記載されてい
る。
【0006】また、特開昭61−199690号公報に
は、フレキシブル回路基板の可撓性ベース部材の背面部
位に、補強板からなる挿脱用治具の一端を接合すると共
に、上記背面部位に接合されていない挿脱用治具の他端
側を手指で掴むことができるようにし、その挿脱用治具
の他端側を手指で掴んでフレキシブル回路基板の端部を
コネクタに対し挿脱することができるようにしたフレキ
シブル回路基板について記載がある。
【0007】さらに、特許第2534754号公報に
は、蛇行状に折り曲げたフレキシブル配線シートの一端
に固着した硬質補強板とプリント基板との間にコネクタ
ベースを介在させ、コネクタベースと上記硬質補強板と
を貫通する導電ピンによってプリント基板の回路端子と
フレキシブル配線シートの一端とを接続し、フレキシブ
ル配線シートの他端を、コネクタプラグを介して他のプ
リント基板に接続することについて記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6〜図8で説明した
従来のフレキシブル回路基板Aでは、回路基板本体4が
引張られて曲り変形や捻れ変形などの変形を起こしたと
きの変形箇所aが、図8に仮想線で示したように補強板
5の端縁の直近に位置し、しかも、その変形箇所aの曲
率が比較的大きくなる(言い換えると、湾曲状の変形箇
所aの半径が小さくなる)という傾向がある。これは、
回路基板本体4の端部の平坦な補強板5の接合領域の曲
げ強度が大きく、その接合領域に隣接する領域の曲げ強
度が上記接合領域の曲げ強度に比べて極端に小さいこと
が原因の1つになっていると推測される。
【0009】そして、上記のように回路基板本体4が、
補強板5の端縁の直近で大きな曲率をもって曲り変形や
捩れ変形を起こすという事態が頻繁に繰り返されると、
図7で説明した通電路を形成している線状の回路パター
ン1が断線するおそれがある。このような問題点は、上
掲の各公報に記載されている技術によっては到底解決さ
れ得ない。
【0010】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、回路基板本体における補強板の接合領域に隣接す
る領域(隣接領域)の曲げ強度の大きさを、その接合領
域と回路基板本体との中間の大きさに定めることによっ
て、隣接領域が変形するときの曲率をある程度小さくな
るようにして(すなわち、湾曲状の変形箇所の半径を大
きくして)、変形に起因する回路パターン1の断線など
が生じにくくなるフレキシブル回路基板本体を提供する
ことを目的とする。
【0011】また、本発明は、補強板を活用することに
より、部品点数や組立工数を増やさずに上記隣接領域の
曲げ強度の大きさを上記のように定めることのできるフ
レキシブル回路基板を提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、上記隣接領域の曲げ強
度の大きさを段階的に変化させることのできるフレキシ
ブル回路基板を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ル回路基板は、回路パターンを有する回路基板本体に重
なり状に補強板が接合されたフレキシブル回路基板にお
いて、上記回路基板本体における上記補強板の接合領域
に隣接する領域(隣接領域)に、その回路基板本体が湾
曲状に曲り変形するときの曲率が大きくなることを制限
する機能片が接合されている、というものである。ここ
で、機能片は、上記隣接領域の曲げ強度の大きさを補強
板の接合領域及び回路基板本体のそれぞれの曲げ強度の
大きさの中間に定める機能を備えている。そのため、上
記隣接領域で回路基板本体が湾曲状に変形するときの曲
率が機能片の作用によって小さく抑えられるようにな
り、上記隣接領域での回路基板本体の回路パターンの断
線が起こりにくくなる。
【0014】本発明に係るフレキシブル回路基板におい
て、上記機能片は、上記補強板に一体に延設されている
ことが望ましく、そのようなものでは、補強板を合成樹
脂で平板状に成形するときに同時に機能片をその補強板
と一体に成形したり、補強板を回路基板本体に接合する
ときに同時に機能片を回路基板本体に接合したりするこ
とが可能になる。したがって、部品点数や組立工数が増
えない。
【0015】本発明においては、上記回路基板本体がそ
の表面に露出した電極パターンを有し、その電極パター
ンの露出箇所の裏面に上記補強板が接合されているもの
であってもよい。また、上記回路基板本体は電気絶縁性
の薄膜によって覆われた複数の回路パターンを有してい
ると共に、それらの回路パターンの末端部がその回路基
板本体の端部の表面に露出されて電極パターンを形成し
ており、上記補強板が上記電極パターンの露出箇所とそ
の隣接箇所とに跨がって上記回路基板本体の裏面に接合
され、上記機能片が、その補強板の端縁を起点として上
記回路基板本体の上記端部から遠ざかる方向に延び出て
いる、という構成を採用することが望ましい。
【0016】このようになっていると、電極パターンの
曲り変形が曲げ強度の大きな補強板によって防止される
と共に、その補強板の接合領域に隣接する領域での回路
パターンの断線がいっそう起こりにくくなる。
【0017】機能片による上記の作用、すなわち、上記
隣接領域の曲げ強度の大きさを補強板の接合領域及び回
路基板本体のそれぞれの曲げ強度の大きさの中間に定め
得るという作用は、その機能片の形状や機能片自体の曲
げ強度を適切に選定することによって発揮される。機能
片の形状に関しては、その機能片が、上記回路基板本体
を横切る方向に沿って延びる横行部とその横行部に連設
されて上記回路基板本体の長手方向に沿って延びる連絡
部とを有するような形状を選定することが可能であり、
その具体例としては、上記機能片が、上記横行部と上記
連絡部とによって蛇行状に形成されているものを掲げる
ことができる。
【0018】上記機能片が複数条の横行部を有するもの
である場合、相隣接するそれぞれの横行部の相互間隔
は、一様であっても、上記補強板から遠ざかる方向に向
かって漸減又は漸増しているものであってもよい。横行
部の相互間隔が補強板から遠ざかる方向に向かって漸減
又は漸増しているものは、上記隣接領域の曲げ強度の大
きさが段階的に変化したものになる。
【0019】本発明に係るフレキシブル回路基板におい
ては、上記電極パターンが露出している上記回路基板本
体の端部が、コネクタに挿入されて固定される差込み片
として形成されているものであってもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係るフレキ
シブル回路基板Aの幾つかの異なる実施形態を裏面側か
ら見た部分平面図である。これらの図に示したフレキシ
ブル回路基板Aの回路基板本体4は、図6及び図7で説
明したものと同様の構成を備えている。補強板5も図6
及び図7で説明したものと同様に、電極パターンの露出
箇所とその隣接箇所とに跨がって回路基板本体4の裏面
に接着剤で接合されている。そして、電極パターンが露
出している回路基板本体4の端部が、後述する配線基板
8に搭載されたコネクタ9に挿入される差込み片7とし
て形成されている(図5参照)。なお、図1〜図4で
は、回路基板本体4の端部の電極パターンの露出箇所を
符号Pで示してある。
【0021】これらのフレキシブル回路基板Aにおい
て、回路基板本体4の裏面に対するこの補強板5の接合
領域に隣接する領域(隣接領域)に、その回路基板本体
が湾曲状に変形するときの曲率が大きくなることを制限
する機能片10が接着剤で接合されている。この機能片
10は、図1〜図4の各フレキシブル回路基板Aについ
て異なっている。
【0022】すなわち、図1〜図3の各機能片10は、
合成樹脂で薄板状に補強板5と一体成形されていて、そ
の補強板5の端縁51を起点として回路基板本体4の端
部から遠ざかる方向Xに所定の長さに亘って延び出る形
に延設されている。また、それらの各機能片10は、回
路基板本体4を横切る方向に沿って延びる複数条の横行
部11とそれらの横行部11に連設されて回路基板本体
4の長手方向に沿って延びる複数条の連絡部12とを有
している点で共通しているけれども、図1及び図3に示
した各機能片10は、横行部11と連絡部12とによっ
て蛇行状に形成されているのに対し、図2に示した機能
片10は、横行部11の中央部に連絡部12が連設され
た形になっている点で異なっている。さらに、図1に示
した機能片10は、相隣接するそれぞれの横行部11の
相互間隔が一様になっているのに対し、図3に示した機
能片10は、相隣接するそれぞれの横行部11の相互間
隔が、補強板5から遠ざかる方向(上記した回路基板本
体4の端部から遠ざかる方向Xに一致する)に向かって
漸減している。
【0023】一方、図4に示した機能片10は、所定間
隔を隔てて配備された個々に独立した短冊形の細片の集
合によって形成されている。
【0024】図1〜図3の各フレキシブル回路基板Aに
おいて、機能片10は補強板5に一体に延設されてい
る。このような機能片10は、補強板5を合成樹脂で平
板状に成形するときに同時に一体成形されており、しか
も、補強板5を回路基板本体4に接合するときに同時に
回路基板本体4に接合されている。
【0025】図1〜図4に示した各機能片10は、回路
基板本体4の裏面に対する補強板5の接合領域に隣接す
る領域(隣接領域:機能片10の接合領域)の曲げ強度
の大きさを、補強板5の接合領域及び回路基板本体4の
それぞれの曲げ強度の大きさの中間に定めることに役立
っている。すなわち、図1〜図3に示した機能片10で
は、それが補強板5と同一の厚さを有しているとして
も、その形状が蛇行状になっていることにより、あるい
は、図2のような形状になっていることにより、機能片
10自体の曲げ強度が補強板5の曲げ強度よりも小さく
なっていて、そのような機能片10が回路基板本体4に
接合されているために、上記隣接領域の曲げ強度の大き
さが、補強板5の接合領域及び回路基板本体4のそれぞ
れの曲げ強度の大きさの中間に定まる。
【0026】図5には、図1又は図3に示したフレキシ
ブル回路基板Aの差込み片7が、配線基板8に搭載され
たコネクタ9に差し込まれて固定されている状態を示し
ている。同図の状態で、たとえばフレキシブル回路基板
Aがプリンタの可動部などに連結されていて、その可動
部の移動に伴って上記隣接領域、すなわち機能片10の
接合領域に曲り変形や捻れ変形などの変形が生じた場
合、湾曲状の変形箇所aの曲率は、図8で説明した従来
の場合に比べて、ある程度小さく抑えられる。言い換え
ると、湾曲状の変形箇所aの半径が大きく保たれる。そ
のため、回路基板本体4の変形に起因する回路パターン
の断線などが生じにくい。特に、図3に示した機能片1
0のように、相隣接するそれぞれの横行部11の相互間
隔を、補強板5から遠ざかる方向に向かって漸減させて
おくと、変形箇所の各部の曲率が横行部11の相互間隔
に見合って変化するので、曲げ力が最も集中しやすい箇
所を曲がりにくくするというように、場所に応じて曲率
を適度に調節することが可能になる利点がある。このよ
うな利点は、横行部11の相互間隔を補強板5から遠ざ
かる方向に向かって漸減させた場合に限らず、その相互
間隔を補強板5から遠ざかる方向に向かって漸増させる
ことによっても発揮される。
【0027】上記隣接領域での湾曲状の変形箇所の曲率
を、図8で説明した従来の場合に比べて、ある程度小さ
く抑えるという作用は、図4で説明した機能片10によ
っても奏される。
【0028】機能片10の形状は図1〜図4で説明した
ものに限定されない。たとえば、機能片10を補強板5
と一体成形する場合に、機能片10をそれと同一材質の
補強板5の肉厚よりも薄い平板状のものとして成形した
ものであってもよい。また、機能片10を孔空き板とし
ても、さらには、図1〜図3で示した以外の形状にして
もよい。
【0029】また、図5では、回路基板本体4の端部の
差込み片7をコネクタ9に挿入して固定するような使用
形態について説明したけれども、上記フレキシブル回路
基板Aの使用形態は図5のものに限定されない。たとえ
ば、フレキシブル回路基板の長手方向の中間部に補強板
が接合されていて、その補強板の接合領域の隣接領域に
曲り変形や捩れ変形が生じる場合には、その隣接領域に
上記したような機能片を接合しておいてもよい。
【0030】なお、図2や図3で説明した機能片10に
おいても、それぞれの横行部11の相互間隔を、補強板
5から遠ざかる方向に向かって漸減させたり、漸増させ
たりしておくことが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、変形に
起因する回路パターンの断線などが生じにくくなるフレ
キシブル回路基板本体を提供することが可能になる。特
に、機能片を補強板に一体に延設したものでは、部品点
数や組立工数を増やさずに、変形に起因する回路パター
ンの断線などが生じにくくなるフレキシブル回路基板本
体を提供することが可能になる。したがって、回路基板
本体の曲り変形や捩れ変形などの変形による影響で回路
パターンが断線するといった事態の生じることが顕著に
抑制され、接続信頼性が従来に比べて大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレキシブル回路基板の実施形態
を裏面側から見た部分平面図である。
【図2】同フレキシブル回路基板の他の実施形態を裏面
側から見た部分平面図である。
【図3】同フレキシブル回路基板のさらに他の実施形態
を裏面側から見た部分平面図である。
【図4】同フレキシブル回路基板のさらに他の実施形態
を裏面側から見た部分平面図である。
【図5】本発明に係るフレキシブル回路基板の差込み片
をコネクタに差し込んで固定した状態の説明図である。
【図6】従来のフレキシブル回路基板の部分平面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】従来のフレキシブル回路基板の差込み片をコネ
クタに差し込んで固定した状態の説明図である。
【符号の説明】
A フレキシブル回路基板 1 回路パターン 4 回路基板本体 5 補強板 6 電極パターン 7 差込み片 9 コネクタ 10 機能片 11 横行部 12 連絡部 51 補強板の端縁 X 回路基板本体の端部から遠ざかる方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月7日(2000.7.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 フレキシブル回路基板
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル回路
基板(FPC)、特に、プリンタなどに備わっている可
動部に対する信号の授受を行うために用いられるフレキ
シブル回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7にこの種のフレキシブル回
路基板Aを示してある。このフレキシブル回路基板A
は、線状の複数の回路パターン1によって通電路を形成
したベースフィルム2に、上記回路パターン1を覆うカ
バーレイ3を積層一体化した可撓性に富むシート状の回
路基板本体4と、この回路基板本体4の裏面に重なり状
に接合された補強板5とを有している。上記カバーレイ
3は回路基板本体4の端部で欠除されており、その欠除
箇所では、回路基板本体4の表面に上記回路パターン1
の末端部が露出して電極パターン6を形成している。そ
して、上記補強板5が、電極パターン6の露出箇所とそ
の隣接箇所とに図示のように跨がって回路基板本体4の
裏面に接合されている。このようなフレキシブル回路基
板Aは、回路基板本体4が曲り変形や捻じれ変形などの
様々な形態の変形に耐え得る可撓性を備えており、その
可撓性を活用してプリンタなどに備わっている可動部の
動きを吸収させることが可能である。また、補強板5
は、電極パターン6の露出箇所が曲がらないようにバッ
クアップする作用を発揮する。
【0003】上記フレキシブル回路基板Aは、補強板5
によってバックアップされた電極パターン6の露出箇
所、すなわち回路基板本体4の端部が差込み片7として
形成されており、その差込み片7をコネクタ(図6及び
図7において不図示)に挿入することによってその差込
み片7がコネクタに固定されるようになっている。この
ような使用形態を図8に例示してある。
【0004】図8において、8は曲げ強度の大きな平板
状の配線基板(PCB)であり、この配線基板8にコネ
クタ9が搭載されている。このコネクタ9に上記差込み
片7を挿入すると、その差込み片7の電極パターン6に
コンタクト(不図示)が弾接して配線基板8側の回路と
フレキシブル回路基板A側の通電路とが電気的に接続さ
れると共に、その差込み片7がコンタクトによる弾圧作
用によってコネクタ9に固定される。この使用形態にお
いて、フレキシブル回路基板Aがプリンタの可動部(た
とえばインクカセットのキャリッジ)などに連結されて
いる場合には、回路基板本体4がその可撓性により可動
部の移動に伴って頻繁に繰り返し曲り変形したり捻じれ
変形したりする一方で、その回路基板本体4の補強板5
の接合箇所では、その補強板5の補強作用によって曲り
変形や捩れ変形が阻止されて電極パターン6とコネクタ
9側のコンタクトとの接触安定性やコネクタ9との結合
安定性が維持される。
【0005】一方、実開昭59−111063号公報に
は、フレキシブル回路基板の接続端の裏面に弾性体を介
して補強板を配設し、その補強板の配設されている接続
端をコネクタに挿入して固定することが記載されてい
る。
【0006】また、特開昭61−199690号公報に
は、フレキシブル回路基板の可撓性ベース部材の背面部
位に、補強板からなる挿脱用治具の一端を接合すると共
に、上記背面部位に接合されていない挿脱用治具の他端
側を手指で掴むことができるようにし、その挿脱用治具
の他端側を手指で掴んでフレキシブル回路基板の端部を
コネクタに対し挿脱することができるようにしたフレキ
シブル回路基板について記載がある。
【0007】さらに、特許第2534754号公報に
は、蛇行状に折り曲げたフレキシブル配線シートの一端
に固着した硬質補強板とプリント基板との間にコネクタ
ベースを介在させ、コネクタベースと上記硬質補強板と
を貫通する導電ピンによってプリント基板の回路端子と
フレキシブル配線シートの一端とを接続し、フレキシブ
ル配線シートの他端を、コネクタプラグを介して他のプ
リント基板に接続することについて記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6〜図8で説明した
従来のフレキシブル回路基板Aでは、回路基板本体4が
引張られて曲り変形や捻れ変形などの変形を起こしたと
きの変形箇所aが、図8に仮想線で示したように補強板
5の端縁の直近に位置し、しかも、その変形箇所aの曲
率が比較的大きくなる(言い換えると、湾曲状の変形箇
所aの半径が小さくなる)という傾向がある。これは、
回路基板本体4の端部の平坦な補強板5の接合領域の曲
げ強度が大きく、その接合領域に隣接する領域の曲げ強
度が上記接合領域の曲げ強度に比べて極端に小さいこと
が原因の1つになっていると推測される。
【0009】そして、上記のように回路基板本体4が、
補強板5の端縁の直近で大きな曲率をもって曲り変形や
捩れ変形を起こすという事態が頻繁に繰り返されると、
図7で説明した通電路を形成している線状の回路パター
ン1が断線するおそれがある。このような問題点は、上
掲の各公報に記載されている技術によっては到底解決さ
れ得ない。
【0010】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、回路基板本体における補強板の接合領域に隣接す
る領域(隣接領域)の曲げ強度の大きさを、その接合領
域と回路基板本体との中間の大きさに定めることによっ
て、隣接領域が変形するときの曲率をある程度小さくな
るようにして(すなわち、湾曲状の変形箇所の半径を大
きくして)、変形に起因する回路パターン1の断線など
が生じにくくなるフレキシブル回路基板本体を提供する
ことを目的とする。
【0011】また、本発明は、補強板を活用することに
より、部品点数や組立工数を増やさずに上記隣接領域の
曲げ強度の大きさを上記のように定めることのできるフ
レキシブル回路基板を提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、上記隣接領域の曲げ強
度の大きさを段階的に変化させることのできるフレキシ
ブル回路基板を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ル回路基板は、電気絶縁性の薄膜によって覆われた複数
の回路パターンを有する回路基板本体と、前記複数の回
路パターンの末端部を前記回路基板本体の端部の表面に
露出さして形成した電極パターンと、前記回路基板本体
の端部の裏面に重なり状に接合された補強板とを有する
フレキシブル回路基板において、前記補強板が前記電極
パターンの露出箇所とその隣接箇所とに跨がって前記回
路基板本体の裏面に接合され、前記補強板の接合領域に
隣接する隣接領域に前記補強板の端縁を起点として前記
回路基板本体の端部から遠ざかる方向に延び出すように
機能片を前記補強板に一体的に設け、前記機能片が前記
回路基板本体を横切る方向に沿って延びる複数の横行部
と該横行部に連設されて前記回路基板本体の長手方向に
沿って延びる複数の連絡部とを有し、前記横行部と前記
連絡部によって蛇行状に形成し、相隣接するそれぞれの
横行部の相互間隔が、前記補強板から遠ざかる方向に向
かって漸減している、というものである。ここで、機能
片は、上記隣接領域の曲げ強度の大きさを補強板の接合
領域及び回路基板本体のそれぞれの曲げ強度の大きさの
中間に定める機能を備えている。そのため、上記隣接領
域で回路基板本体が湾曲状に変形するときの曲率が機能
片の作用によって小さく抑えられるようになり、上記隣
接領域での回路基板本体の回路パターンの断線が起こり
にくくなる。
【0014】本発明に係るフレキシブル回路基板におい
て、上記機能片は、上記補強板に一体に延設されている
ので、補強板を合成樹脂で平板状に成形するときに同時
に機能片をその補強板と一体に成形したり、補強板を回
路基板本体に接合するときに同時に機能片を回路基板本
体に接合したりすることが可能になる。したがって、部
品点数や組立工数が増えない。
【0015】また、前記補強板が前記電極パターンの露
出箇所とその隣接箇所とに跨がって前記回路基板本体の
裏面に接合され、前記補強板の接合領域に隣接する隣接
領域に前記補強板の端縁を起点として前記回路基板本体
の端部から遠ざかる方向に延び出すように機能片を設け
ている。
【0016】このようになっていると、電極パターンの
曲り変形が曲げ強度の大きな補強板によって防止される
と共に、その補強板の接合領域に隣接する領域での回路
パターンの断線がいっそう起こりにくくなる。
【0017】機能片による上記の作用、すなわち、上記
隣接領域の曲げ強度の大きさを補強板の接合領域及び回
路基板本体のそれぞれの曲げ強度の大きさの中間に定め
得るという作用は、その機能片の形状や機能片自体の曲
げ強度を適切に選定することによって発揮される。機能
片の形状に関しては、その機能片が、上記回路基板本体
を横切る方向に沿って延びる横行部とその横行部に連設
されて上記回路基板本体の長手方向に沿って延びる連絡
部とを有するような形状を選定することが可能であり、
その具体例としては、上記機能片が、上記横行部と上記
連絡部とによって蛇行状に形成されているものを掲げる
ことができる。
【0018】前記機能片が前記回路基板本体を横切る方
向に沿って延びる複数の横行部と該横行部に連設されて
前記回路基板本体の長手方向に沿って延びる複数の連絡
部とを有し、前記横行部と前記連絡部によって蛇行状に
形成し、相隣接するそれぞれの横行部の相互間隔が、前
記補強板から遠ざかる方向に向かって漸減していること
によって、前記隣接領域の曲げ強度の大きさが段階的に
変化したものになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明に係るフレキ
シブル回路基板Aの幾つかの異なる実施形態を裏面側か
ら見た部分平面図である。これらの図に示したフレキシ
ブル回路基板Aの回路基板本体4は、図6及び図7で説
明したものと同様の構成を備えている。補強板5も図6
及び図7で説明したものと同様に、電極パターンの露出
箇所とその隣接箇所とに跨がって回路基板本体4の裏面
に接着剤で接合されている。そして、電極パターンが露
出している回路基板本体4の端部が、後述する配線基板
8に搭載されたコネクタ9に挿入される差込み片7とし
て形成されている(図5参照)。なお、図1〜図4で
は、回路基板本体4の端部の電極パターンの露出箇所を
符号Pで示してある。
【0020】これらのフレキシブル回路基板Aにおい
て、回路基板本体4の裏面に対するこの補強板5の接合
領域に隣接する領域(隣接領域)に、その回路基板本体
が湾曲状に変形するときの曲率が大きくなることを制限
する機能片10が接着剤で接合されている。この機能片
10は、図1〜図4の各フレキシブル回路基板Aについ
て異なっている。
【0021】すなわち、図1〜図3の各機能片10は、
合成樹脂で薄板状に補強板5と一体成形されていて、そ
の補強板5の端縁51を起点として回路基板本体4の端
部から遠ざかる方向Xに所定の長さに亘って延び出る形
に延設されている。また、それらの各機能片10は、回
路基板本体4を横切る方向に沿って延びる複数条の横行
部11とそれらの横行部11に連設されて回路基板本体
4の長手方向に沿って延びる複数条の連絡部12とを有
している点で共通しているけれども、図1及び図3に示
した各機能片10は、横行部11と連絡部12とによっ
て蛇行状に形成されているのに対し、図2に示した機能
片10は、横行部11の中央部に連絡部12が連設され
た形になっている点で異なっている。さらに、図1に示
した機能片10は、相隣接するそれぞれの横行部11の
相互間隔が一様になっているのに対し、図3に示した機
能片10は、相隣接するそれぞれの横行部11の相互間
隔が、補強板5から遠ざかる方向(上記した回路基板本
体4の端部から遠ざかる方向Xに一致する)に向かって
漸減している。
【0022】一方、図4に示した機能片10は、所定間
隔を隔てて配備された個々に独立した短冊形の細片の集
合によって形成されている。
【0023】図1〜図3の各フレキシブル回路基板Aに
おいて、機能片10は補強板5に一体に延設されてい
る。このような機能片10は、補強板5を合成樹脂で平
板状に成形するときに同時に一体成形されており、しか
も、補強板5を回路基板本体4に接合するときに同時に
回路基板本体4に接合されている。
【0024】図1〜図4に示した各機能片10は、回路
基板本体4の裏面に対する補強板5の接合領域に隣接す
る領域(隣接領域:機能片10の接合領域)の曲げ強度
の大きさを、補強板5の接合領域及び回路基板本体4の
それぞれの曲げ強度の大きさの中間に定めることに役立
っている。すなわち、図1〜図3に示した機能片10で
は、それが補強板5と同一の厚さを有しているとして
も、その形状が蛇行状になっていることにより、あるい
は、図2のような形状になっていることにより、機能片
10自体の曲げ強度が補強板5の曲げ強度よりも小さく
なっていて、そのような機能片10が回路基板本体4に
接合されているために、上記隣接領域の曲げ強度の大き
さが、補強板5の接合領域及び回路基板本体4のそれぞ
れの曲げ強度の大きさの中間に定まる。
【0025】図5には、図1又は図3に示したフレキシ
ブル回路基板Aの差込み片7が、配線基板8に搭載され
たコネクタ9に差し込まれて固定されている状態を示し
ている。同図の状態で、たとえばフレキシブル回路基板
Aがプリンタの可動部などに連結されていて、その可動
部の移動に伴って上記隣接領域、すなわち機能片10の
接合領域に曲り変形や捻れ変形などの変形が生じた場
合、湾曲状の変形箇所aの曲率は、図8で説明した従来
の場合に比べて、ある程度小さく抑えられる。言い換え
ると、湾曲状の変形箇所aの半径が大きく保たれる。そ
のため、回路基板本体4の変形に起因する回路パターン
の断線などが生じにくい。特に、図3に示した機能片1
0のように、相隣接するそれぞれの横行部11の相互間
隔を、補強板5から遠ざかる方向に向かって漸減させて
おくと、変形箇所の各部の曲率が横行部11の相互間隔
に見合って変化するので、曲げ力が最も集中しやすい箇
所を曲がりにくくするというように、場所に応じて曲率
を適度に調節することが可能になる利点がある。このよ
うな利点は、横行部11の相互間隔を補強板5から遠ざ
かる方向に向かって漸減させた場合に限らず、その相互
間隔を補強板5から遠ざかる方向に向かって漸増させる
ことによっても発揮される。
【0026】上記隣接領域での湾曲状の変形箇所の曲率
を、図8で説明した従来の場合に比べて、ある程度小さ
く抑えるという作用は、図4で説明した機能片10によ
っても奏される。
【0027】機能片10の形状は図1〜図4で説明した
ものに限定されない。たとえば、機能片10を補強板5
と一体成形する場合に、機能片10をそれと同一材質の
補強板5の肉厚よりも薄い平板状のものとして成形した
ものであってもよい。また、機能片10を孔空き板とし
ても、さらには、図1〜図3で示した以外の形状にして
もよい。
【0028】また、図5では、回路基板本体4の端部の
差込み片7をコネクタ9に挿入して固定するような使用
形態について説明したけれども、上記フレキシブル回路
基板Aの使用形態は図5のものに限定されない。たとえ
ば、フレキシブル回路基板の長手方向の中間部に補強板
が接合されていて、その補強板の接合領域の隣接領域に
曲り変形や捩れ変形が生じる場合には、その隣接領域に
上記したような機能片を接合しておいてもよい。
【0029】なお、図2や図3で説明した機能片10に
おいても、それぞれの横行部11の相互間隔を、補強板
5から遠ざかる方向に向かって漸減させたり、漸増させ
たりしておくことが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、変形に
起因する回路パターンの断線などが生じにくくなるフレ
キシブル回路基板本体を提供することが可能になる。特
に、機能片を補強板に一体に延設したものでは、部品点
数や組立工数を増やさずに、変形に起因する回路パター
ンの断線などが生じにくくなるフレキシブル回路基板本
体を提供することが可能になる。したがって、回路基板
本体の曲り変形や捩れ変形などの変形による影響で回路
パターンが断線するといった事態の生じることが顕著に
抑制され、接続信頼性が従来に比べて大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレキシブル回路基板の実施形態
を裏面側から見た部分平面図である。
【図2】同フレキシブル回路基板の他の実施形態を裏面
側から見た部分平面図である。
【図3】同フレキシブル回路基板のさらに他の実施形態
を裏面側から見た部分平面図である。
【図4】同フレキシブル回路基板のさらに他の実施形態
を裏面側から見た部分平面図である。
【図5】本発明に係るフレキシブル回路基板の差込み片
をコネクタに差し込んで固定した状態の説明図である。
【図6】従来のフレキシブル回路基板の部分平面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】従来のフレキシブル回路基板の差込み片をコネ
クタに差し込んで固定した状態の説明図である。
【符号の説明】 A フレキシブル回路基板 1 回路パターン 4 回路基板本体 5 補強板 6 電極パターン 7 差込み片 9 コネクタ 10 機能片 11 横行部 12 連絡部 51 補強板の端縁 X 回路基板本体の端部から遠ざかる方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路パターンを有する回路基板本体に重
    なり状に補強板が接合されたフレキシブル回路基板にお
    いて、 上記回路基板本体における上記補強板の接合領域に隣接
    する領域に、その回路基板本体が湾曲状に変形するとき
    の曲率が大きくなることを制限する機能片が接合されて
    いることを特徴とするフレキシブル回路基板。
  2. 【請求項2】 上記機能片が、上記補強板に一体に延設
    されている請求項1に記載したフレキシブル回路基板。
  3. 【請求項3】 上記回路基板本体がその表面に露出した
    電極パターンを有し、その電極パターンの露出箇所の裏
    面に上記補強板が接合されている請求項1又は請求項2
    に記載したフレキシブル回路基板。
  4. 【請求項4】 上記回路基板本体は電気絶縁性の薄膜に
    よって覆われた複数の回路パターンを有していると共
    に、それらの回路パターンの末端部がその回路基板本体
    の端部の表面に露出されて電極パターンを形成してお
    り、上記補強板が上記電極パターンの露出箇所とその隣
    接箇所とに跨がって上記回路基板本体の裏面に接合さ
    れ、上記機能片が、その補強板の端縁を起点として上記
    回路基板本体の上記端部から遠ざかる方向に延び出てい
    る請求項2に記載したフレキシブル回路基板。
  5. 【請求項5】 上記機能片が、上記回路基板本体を横切
    る方向に沿って延びる横行部とその横行部に連設されて
    上記回路基板本体の長手方向に沿って延びる連絡部とを
    有する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載したフ
    レキシブル回路基板。
  6. 【請求項6】 上記機能片が、上記横行部と上記連絡部
    とによって蛇行状に形成されている請求項5に記載した
    フレキシブル回路基板。
  7. 【請求項7】 上記機能片が複数条の横行部を有し、相
    隣接するそれぞれの横行部の相互間隔が一様である請求
    項5又は請求項6に記載したフレキシブル回路基板。
  8. 【請求項8】 上記機能片が複数条の横行部を有し、相
    隣接するそれぞれの横行部の相互間隔が、上記補強板か
    ら遠ざかる方向に向かって漸減又は漸増している請求項
    5又は請求項6に記載したフレキシブル回路基板。
  9. 【請求項9】 上記電極パターンが露出している上記回
    路基板本体の端部が、コネクタに挿入されて固定される
    差込み片として形成されている請求項4ないし請求項8
    のいずれかに記載したフレキシブル回路基板。
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