JP2000291347A - 折れ戸 - Google Patents

折れ戸

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JP2000291347A
JP2000291347A JP11104684A JP10468499A JP2000291347A JP 2000291347 A JP2000291347 A JP 2000291347A JP 11104684 A JP11104684 A JP 11104684A JP 10468499 A JP10468499 A JP 10468499A JP 2000291347 A JP2000291347 A JP 2000291347A
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JP
Japan
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door
opening
urging
rotating
rotating shaft
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JP11104684A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kino
野 昌 彦 城
Kaoru Matsuba
葉 薫 松
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Kurogane Kosakusho Ltd
Original Assignee
Kurogane Kosakusho Ltd
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Publication date
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、特に車椅子の使用者に便利な折れ
戸に関するものであり、コンパクトな構成で、安価に制
作され、ある程度扉を開放させると、後は自動的に全開
し、また、所定位置まで閉鎖すると、後は自動的に全閉
する使用勝手に優れた折れ戸を提供する事を目的とす
る。 【構成】 開放側端部が回動自在に支持された第1扉2
と、第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、上
部が固定部材6に対し開閉方向にスライド自在に支持さ
れた第2扉3よりなる折れ戸100において、第2扉3
の上部に、第2扉3と共に回動かつ開閉方向にスライド
自在となした第2回動軸が設けられる一方、折れ戸10
0の開閉方向所定位置から、折れ戸100が自動的に開
閉方向に移動するよう第2回動軸4を回動させる付勢手
段を、第2扉と共に移動する位置に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、特に車椅子の使
用者に便利な折れ戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、車椅子の使用者が折れ戸を開放
して通過するためには、少なくとも車椅子の通過巾は、
開放状態が維持されていなければならなかった。このた
め、開放途中で車椅子の向きを変えなければ、折れ戸を
必要な巾まで開放する事ができず、さらに、車椅子の通
過後は、車椅子の向きを変えて閉鎖操作を行い全閉位置
まで操作しなけれならず、その都度車椅子の向きを変え
る必要があり、非常に使用勝手が悪かった。
【0003】この問題を解決するため、扉を全閉姿勢か
ら所定位置まで開放すると自動的に開放動作が行われ、
扉を全開姿勢から所定範囲まで閉鎖すると自動的に閉鎖
動作が行われる開閉補助手段を有する折れ戸が提供され
ているが、これらの開閉補助手段は、いずれも一端が扉
の一部に連結され、他端が固定部材に連結された構造と
なっているので、扉の開閉距離に相当する大きさが必要
となり、開閉補助手段に使用される付勢部材(引っ張り
バネ等)の伸縮寸法も大きくなり、手動時の開閉操作が
重くなるばかりか、所定位置からの自動開閉時の動きが
急激で安全性に問題があった。一方、付勢部材(引っ張
りバネ等)の伸縮寸法を極力小さくすると、付勢力を伝
達するリンク等の伝達手段が必要となり、構造が複雑化
し、しかも装置が大型化となり、組み立て等に手数が掛
かり高価となる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、コンパク
トな構成で、安価に制作され、ある程度扉を開放させる
と、後は自動的に全開し、また、所定位置まで閉鎖する
と、後は自動的に全閉する使用勝手に優れた折れ戸を提
供する事を課題とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】 そこで、上記課題を解決
する為、本発明が第1の手段として構成したところは、
開放側端部が回動自在に支持された第1扉と、第1扉に
開放側端部が折り畳み自在に連結され、上部が固定部材
に対し開閉方向にスライド自在に支持された第2扉より
なる折れ戸において、第2扉の上部に、第2扉と共に回
動し、開閉方向にスライド自在となした第2回動軸が設
けられる一方、折れ戸が全閉位置から所定位置まで開放
された時点から、第2扉が開放方向に回動するよう第2
回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置から所定位置まで
閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向に回動するよう
第2回動軸を回動させる付勢手段を、第2扉と共に移動
する位置に設けたものである。
【0006】又、本発明が第二の手段として構成したと
ころは、開放側端部が回動自在に支持された第1扉と、
第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、上部が
固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持された第
2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、第2扉
と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした第2回
動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所定位置
まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回動する
よう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置から所定
位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向に回動
するよう第2回動軸を回動させる付勢手段と、付勢手段
の付勢力を調節する付勢力調節手段よりなる開閉補助手
段を、第2扉と共に移動する位置に設けたものである
【0007】又、本発明が第三の手段として構成したと
ころは、開放側端部が回動自在に支持された第1扉と、
第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、上部が
固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持された第
2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、第2扉
と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした第2回
動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所定位置
まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回動する
よう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置から所定
位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向に回動
するよう第2回動軸を回動させる付勢手段を、第2扉と
共に移動する位置に設け、付勢手段は、一端が第2回動
軸に固定された回動部材と、回動部材の他端側に回動自
在に連結された回動連結部材と、回動連結部材に常に付
勢力を負荷する付勢部材と、付勢部材の回動連結部材と
反対側の端部を所定位置で回動可能に保持する付勢部材
保持座より構成され、第2回動軸の回動中心と、回動部
材と回動連結部材の回動中と、付勢部材保持座の回動中
心が、同一直線上に位置した状態から、付勢部材の付勢
力の働く方向が、第2扉の開閉方向のいずれかに切り替
わるものである。
【0008】又、本発明が第四の手段として構成したと
ころは、開放側端部が回動自在に支持された第1扉と、
第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、上部が
固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持された第
2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、第2扉
と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした第2回
動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所定位置
まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回動する
よう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置から所定
位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向に回動
するよう第2回動軸を回動させる付勢手段と、付勢手段
の付勢力を調節する付勢力調節手段よりなる開閉補助手
段を、第2扉と共に移動する位置に設け、前記付勢手段
は、一端が第2回動軸に固定された回動部材と、回動部
材の他端側に回動自在に連結された回動連結部材と、回
動連結部材に常に付勢力を負荷する付勢部材と、付勢部
材の回動連結部材と反対側の端部を所定位置で回動可能
に保持する付勢部材保持座より構成され、前記付勢力調
整手段は、回動連結部材と付勢部材間の距離を調節す
る、回動連結部材から付勢部材保持座の方向に延出され
た調整軸と、回動連結部材側で付勢部材の端部に当接し
て調整軸に螺合する調節ナットより構成され、第2回動
軸の回動中心と、回動部材と回動連結部材の回動中心
と、付勢部材保持座の回動中心が、同一直線上に位置し
た状態から、付勢部材の付勢力の働く方向が、第2扉の
開閉方向のいずれかに切り替わる事を特徴とする折れ
戸。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて詳述す
る。図2は、本発明をトイレ用の折れ戸として使用した
状態の正面図を示している。そして、図2、図3におい
て、右側を閉鎖側、左側を開放側、正面側を表面側、背
面側を裏面側、表裏側方向を出入り方向として以下本発
明を説明する。符号100は、本発明の折れ戸を示し、
折れ戸100は、開閉側の端部に立設された開閉側縦枠
11、11と、開閉側の縦枠11、11の上端部に配設
された上枠12より構成された三方枠1と、開放側の縦
枠11の閉鎖側内面上下端部に形成されたピボットヒン
ジ21にて、開放側上下端部が回動自在に支持され、開
放側端面に戸当たり22を有する第1扉2と、第1扉2
の閉鎖側端部と蝶番31(図3に示す。)を介して折り
畳み自在に連結され閉鎖側端面に戸当たり32を有する
第2扉3と、三方枠1の内側の表裏両面側で、第1扉
2、第2扉3の上方に位置し、内部構造を隠蔽している
表裏ランマパネル10、10(図2に示す。)等より構
成されている。
【0010】第2扉3は、表面側に把手33、表示部3
4が設けられ、裏面側に、閉鎖側縦枠11の内面に形成
された係合孔350(図4に示す。)に係脱自在で、表
示部34と連動する表示錠35(図3に示す。)が回動
自在に設けられ、さらに表裏両面側にわたって形成され
た確認窓36を有し、開閉側方向の略中央部上面に回動
自在に設けられた第2回動軸4(図3、図5に示す。)
と、第2回動軸4が連結される支持金具40、支持金具
40が連結されるスライド支持部材5を介して、開閉側
縦枠11、11の上端部間内面に配設された固定部材6
のスライド部材700に対し、回動自在でかつ開閉方向
にスライド自在に支持されている。(図7に示す。)
【0011】符号37(図4に示す。)は、閉鎖側縦枠
11の段部111の表面側に取付られた、第2扉3の閉
鎖時の衝撃を和らげる緩衝部材を示し、符号9(図5に
示す。)は、折れ戸100の開閉操作が容易となるよう
第2扉3の上方に位置し、固定部材6と第2扉3側間に
形成された開閉補助装置を示している。
【0012】前記第2回動軸4は、ナット41、41が
螺合しスラストべアリング42が内挿する上部に形成さ
れた螺軸部43と、螺軸部43の下端に連続する4角柱
に形成された回動軸部45より形成されている。そし
て、第2回動軸4は、第2扉3の上端部内面にネジ止め
された回動軸取付座58に回動軸部45の下端部が溶接
されて上方に突出している。
【0013】尚、実施例では、第2扉3は重心位置が開
閉方向の中心部に位置しているので、第2回動軸4は、
第2扉3の開閉方向の中心部の上方(開閉方向に略中央
部上面)に形成され、第2扉3の開閉時での傾動を極力
少なくし、第2回動軸4に対する無理な負荷を防止して
いる。しかしながら、第2扉3の形態によっては、その
重心位置が必ずしも中心部に位置しないので、第2回動
軸4の取り付け位置は、扉の重心の上方に位置するよう
適宜選択されるのが望ましい。
【0014】前記回動軸取付座58は、上壁581と、
上壁581の開閉側端部に下方に突出して連設された開
閉側の側壁582、582と、開閉側の側壁582、5
82の下端部に開閉側に突出して連設された連結壁58
3、583より形成され、上壁581の中央部に、前記
第2回動軸4の下端部が溶接され、第2回動軸4は第2
扉3の上面より上方に突出して設けられている。
【0015】前記スライド支持部材5は、固定部材6に
連結された第1、第2スライドレール7、8に一体的あ
るいはネジ止め等にて連結されており、前記支持金具4
0がネジ止めされる垂直支持部52と、垂直支持部52
の上端から表面側に向かって連設される水平部53と、
水平部53の表面側端部から、上方に向かって逆L字形
に形成された、第1取付部54と第2取付部55より形
成されている。
【0016】前記支持金具40は、前記第2回動軸4の
螺軸部43が嵌挿する挿通孔401が形成された支持突
片402と、支持突片402に連設されて上方に突出
し、前記スライド支持部材5の垂直支持部52にネジ止
めされる連結突片404より断面L字形に形成されてい
る。すなわち、第2回動軸4は、挿通孔401の下方よ
り螺軸部43が挿通し、回動軸部45の上面が支持突片
402の下面に当接した状態で、スラストベアリング4
2が螺軸部43に外嵌し、ナット41、41を螺合する
事により、第2回動軸4は、第2扉3と共に、支持金具
40を介してスライド支持部材5に吊り下げられた状態
で、回動しながら開閉方向に移動自在に支持される。
【0017】前記固定部材6は、開閉側縦枠11、11
の上端部間に配設され、表面側に開閉方向全幅に渡って
形成されたスライド部材連結凹部61内に形成された水
平取付壁62と、水平取付壁62の裏面側端部から下方
に連設された垂直取付壁63と、水平取付壁62と垂直
取付壁63の裏面側に所定間隔を有して一体に形成され
た、上水平壁64と、裏面側垂直壁65より形成されて
いる。
【0018】スライド部材連結凹部61内に取付られる
前記スライド部材700は、前記垂直取付壁63の表面
側の開閉方向全幅に渡って配設される第1スライドレー
ル7と、前記水平取付壁62の下面側の開閉方向全幅に
渡って配設される第2スライドレール8より構成され、
第1スライドレール7は、垂直取付壁63にネジ止めさ
れる断面略C字形の固定レール71と、固定レール71
にボールリテーナー72、ボール73・・・を介してス
ライド自在に配設される断面略C字形の移動レール74
より構成されてなり、移動レール74の開閉方向の巾寸
法は、支持金具4が連結されるスライド支持部材5の開
閉方向の巾寸法のほぼ倍の長さで、ボールリテーナー7
2は、移動レール74の移動距離の2分の1の移動する
事に対応して、固定レール71の開閉方向の巾寸法のほ
ぼ2分の1の長さに形成されている。
【0019】前記第2スライドレール8は、水平取付壁
62にネジ止めされる断面横向き略C字形の固定レール
81と、固定レール81にボールリテーナー82、ボー
ル83・・・を介してスライド自在に配設される断面横
向き略C字形の移動レール84より構成されてなり、移
動レール84の開閉方向の巾寸法は、支持金具4が連結
されるスライド支持部材5の開閉方向の巾寸法のほぼ倍
の長さで、ボールリテーナー82は、移動レール84の
移動距離の2分の1の移動する事に対応して、固定レー
ル71の開閉方向の巾寸法のほぼ2分の1の長さに形成
されている。
【0020】すなわち、第1スライドレール7と第2ス
ライドレール8は同形で、それぞれのボール73・・
・、83・・・が位置する方向にはガタ付が生じず強度
的に強い構成となっているから、それぞれの移動レール
74、84と、スライド支持部材5の第1取付部54と
第2取付部55を一体とする事により、第2扉3の荷重
は第1スライドレール7で支持され、又、スライド支持
部材5に表裏側方向の負荷が発生しても、水平方向に配
設された第2スライドレール8が負荷を受け止めるの
で、スライド支持部材5に支持金具4を介して吊下げら
れた第2扉3に生じる開閉時の表裏方向への揺れは最小
限におさえられる。尚、実施例では、第2スライドレー
ル8は水平に配設されているが、第2扉3の出入り方向
の揺れを防止する方向、すなわち、スライド支持部材5
が第1スライドレール7を中心部分として回動する方向
に沿って、水平からやや傾けた水平方向に設けると、よ
り効果的である。
【0021】前記開閉補助手段9は、折れ戸100が全
閉位置から所定位置まで開放された時点から、第2扉3
が開放方向に回動しながら移動するよう第2回動軸4を
回動させ、折れ戸100が全開位置から所定位置まで閉
鎖された時点から、第2扉3を閉鎖方向に回動させる付
勢手段90と、付勢手段90の付勢力を調節する付勢力
調節手段900より構成され、第2扉3と共に移動する
位置に設けられている。
【0022】すなわち、前記付勢手段90は、一端が第
2回動軸4に固定された回動部材91と、回動部材91
の他端側に回動自在に連結された回動連結部材92と、
回動連結部材92に常に付勢力を負荷する付勢部材93
と、付勢部材93の回動連結部材92と反対側の端部を
所定位置で回動可能に保持する付勢部材保持座94より
構成されている。
【0023】前記付勢力調整手段900は、回動連結部
材92から付勢部材保持座94の方向に延出された調整
軸901と、付勢部材93の回動連結部材92側の端部
に当接して調節軸901に螺合し、回動連結部材92と
付勢部材93間の距離を調節する調節ナット902より
構成され、第2回動軸4の回動中心と、回動部材91と
回動連結部材92の回動中心と、付勢部材保持座94の
回動中心が、同一直線上に位置した状態から、付勢部材
93の付勢力が働く方向が、第2扉3の開閉方向のいず
れかに切り替わる。
【0024】前記回動部材91は長方形板状で、その開
放側端部に回動軸部45に一致する4角形の嵌合孔91
1が形成され、開放側端面に回動連結部材92が回動自
在に連結される回動連結孔912が形成されている。そ
して、回動部材91は、嵌合孔911が回動軸部45に
嵌合した状態で、L時形の金具450にて、その下面と
回動軸部45が連結され、所定高さに固定されている。
回動連結部材92は縦断面コ字形に形成され、前記回動
部材91の回動連結孔912に対応して連結孔が形成さ
れ、閉鎖側端面に前記調整軸901の取付用螺孔が形成
されている。
【0025】調整軸901は、固定ナット921と調節
ナット902が螺合する調節螺軸部903と、調節螺軸
部903の閉鎖側に一体に形成されたと円柱形の支持部
904より形成されている。付勢部材93は、調整軸9
01に外挿する圧縮コイルバネより形成され、閉鎖側端
部が付勢部材保持座94の端部に当接し、開放側端部が
ワッシャ905を介して、前記調節ナット902に当接
している。
【0026】すなわち、付勢部材93の付勢力は、調節
ナット902の調整軸部901に対する螺合位置を変え
る事(付勢部材93を圧縮してその長さを変える事)に
よって変化させられる。付勢部材保持座94は、垂直突
片941と水平突片942より縦断面L字形に形成され
ており、垂直突片941には、前記調整軸901の閉鎖
側端部が挿通する挿通孔943が形成され、水平突片9
42には、固定座97に対し回動自在に取り付けるため
の取付孔が形成され、取付孔に取付軸944が上方に突
出しても設けられている。
【0027】固定座97は、スライド支持部材5の垂直
支持部52の閉鎖側端部表面側にネジ止めされて、閉鎖
側に所定寸法突出する固定突部971と、付勢部材保持
座94が下面に回動自在に取り付けられる取付突部97
2より断面L字形に形成されている。
【0028】開閉補助手段9は、上記の如く構成され、
第1扉2、第2 扉3が全閉された状態(図1、図7及び
図8に示す状態)から第1扉2、第2 扉3を開放してい
くと、第1扉2の開放側端部が回動自在に支持され、第
2扉3の開放側端部が第1扉2の閉鎖側端部に折り畳み
自在に連結され、第2扉3の中央上部が固定部材に対し
開閉方向にスライド自在に支持されているので、第2扉
3の第2回動軸4は、第2扉3及び第2回動軸4に固定
された回動部材91と共に時計回りの方向に回動しなが
ら開放方向に移動する。この時、回動部材91によっ
て、調整軸901は、付勢部材93の付勢力に抗して、
図1において閉鎖側端部が付勢部材保持座94の挿通孔
943を挿通して閉鎖側(上方)に移動し、開放途中で
図9の仮想線に示す状態となる。
【0029】すなわち、第2回動軸4の回動中心と、回
動部材91と回動連結部材92の回動中心と、付勢部材
保持座94の回動中心が同一直線上に位置し、付勢部材
93の付勢力は、第2回動軸4の回動力とならず、第1
扉2と第2扉3は手動の開閉力が加わらない限り開閉途
中で停止した状態となる。この状態から、手動で扉を少
しでも開放すると、第2回動軸4の時計廻りへの回動に
よって、回動部材91が回動する事により、付勢部材9
3の付勢力は、回動部材91を介して、第2回動軸4を
図9で時計周りの方向に回動せしめ、第2扉3は自動的
に全開し、図9の実線に示す状態となる。
【0030】一方、全開状態から第2扉3を閉鎖させよ
うとすると、前述した動きとは逆に、第2扉3の第2回
動軸4は、回動部材91と共に図9で反時計廻りの方向
に回動しながら閉鎖方向に移動し、回動部材91等は、
図9の仮想線に示す閉鎖途中をへて、付勢部材93の付
勢力によって、自動的に全閉する。そして、扉の開閉ス
ピードの調節は、調節ナット902、902を回動して
ワッシャー905の位置をかえる事(付勢部材903の
長さを変える事)で、回動部材91に負荷される付勢力
を変化させる事により行う。尚、実施例では付勢部材9
3として圧縮コイルバネを使用しているが、これに限定
されるものではなく、例えばガススプリングでもよい事
は云うまでもない
【0031】ランマパネル10は、上端に形成された上
向き係止突片(図示せず)を、三方枠1の上枠12の内
側に係止させ、開閉側両端部を開閉側縦枠11、11の
内面側で、それぞれ開閉方向に突出せしめたランマ取付
座(図示せず)にネジ止めして着脱自在に取付られる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、折れ戸
が閉鎖姿勢から所定位置まで開放された時点から、第2
扉を開放方向に付勢すると共に、折れ戸が開放姿勢から
所定位置まで閉鎖された時点から、第2扉を閉鎖方向に
付勢する付勢手段を、第2扉と共に移動する位置に設け
たので、車椅子の使用者が、本発明の折れ戸を開閉する
場合、車椅子の静止状態で所定位置まで、折れ戸を開
放、あるいは閉鎖すれば、後は、折れ戸が自動的に開
放、あるいは閉鎖するので、車椅子の方向を転換しなく
て折れ戸の全開、全閉を行え、使い勝手が非常に良く、
付勢手段もコンパクトに制作出来る。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、前記効果
に加え、開閉補助手段が、付勢手段と付勢手段の付勢力
を調節する付勢力調節手段より構成され、第2扉と共に
移動する位置に設けられているので、扉の全閉、全開ス
ピードの調整が行える。
【0034】請求項3に記載の発明によれば、前記効果
に加え、付勢手段は、一端が第2回動軸に固定された回
動部材と、回動部材の他端側に回動自在に連結された回
動連結部材と、回動連結部材に常に付勢力を負荷する付
勢部材と、付勢部材の回動連結部材と反対側の端部を所
定位置で回動可能に保持する付勢部材保持座より構成さ
れているので、構造が簡単で、部品点数が少なく、組み
立ても容易で、安価に制作出来る。
【0035】請求項4に記載の発明によれば、前記付勢
力調整手段は、回動連結部材と付勢部材間の距離を調節
する、回動連結部材から付勢部材保持座の方向に延出さ
れた調整軸と、回動連結部材側で付勢部材の端部に当接
して調整軸に螺合する調節ナットより構成されているの
で、部品点数が少なく、構造が簡単で安価に制作され、
組み立ても容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の全閉状態の要部横断面図
【図2】 本発明の正面図
【図3】 図2のAーA線拡大断面図
【図4】 図3のB部拡大図
【図5】 スライド支持部材と第2回動軸部分の分解
斜視図
【図6】 スライド部材の拡大断面図
【図7】 本発明の要部縦断面図
【図8】 図7の側面図
【図9】 本発明の全開状態の要部横断面図
【符号の説明】
1 三方枠 11 縦枠 100 折れ戸 2 第1扉 3 第2扉 4 第2回動軸 5 スライド支持部材 6 固定部材 7 第1スライドレール 700 スライド部材 8 第2スライドレール 9 開閉補助手段 90 付勢手段 91 回動部材 92 回動連結部材 93 付勢部材 94 付勢部材保持座 900 付勢力調節手段 901 調整軸 902 調節ナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放側端部が回動自在に支持された第1
    扉と、第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、
    上部が固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持さ
    れた第2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、
    第2扉と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした
    第2回動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所
    定位置まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回
    動するよう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置か
    ら所定位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向
    に回動するよう第2回動軸を回動させる付勢手段を、第
    2扉と共に移動する位置に設けた事を特徴とする折れ戸
  2. 【請求項2】 開放側端部が回動自在に支持された第1
    扉と、第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、
    上部が固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持さ
    れた第2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、
    第2扉と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした
    第2回動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所
    定位置まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回
    動するよう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置か
    ら所定位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向
    に回動するよう第2回動軸を回動させる、付勢手段と付
    勢手段の付勢力を調節する付勢力調節手段よりなる開閉
    補助手段を、第2扉と共に移動する位置に設けた事を特
    徴とする折れ戸。
  3. 【請求項3】 開放側端部が回動自在に支持された第1
    扉と、第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、
    上部が固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持さ
    れた第2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、
    第2扉と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした
    第2回動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所
    定位置まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回
    動するよう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置か
    ら所定位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向
    に回動するよう第2回動軸を回動させる付勢手段を、第
    2扉と共に移動する位置に設け、付勢手段は、一端が第
    2回動軸に固定された回動部材と、回動部材の他端側に
    回動自在に連結された回動連結部材と、回動連結部材に
    常に付勢力を負荷する付勢部材と、付勢部材の回動連結
    部材と反対側の端部を所定位置で回動可能に保持する付
    勢部材保持座より構成され、第2回動軸の回動中心と、
    回動部材と回動連結部材の回動中心と、付勢部材保持座
    の回動中心が、同一直線上にに位置した状態から、付勢
    部材の付勢力の働く方向が、第2扉の開閉方向のいずれ
    かに切り替わる事を特徴とする折れ戸。
  4. 【請求項4】 開放側端部が回動自在に支持された第1
    扉と、第1扉に開放側端部が折り畳み自在に連結され、
    上部が固定部材に対し開閉方向にスライド自在に支持さ
    れた第2扉よりなる折れ戸において、第2扉の上部に、
    第2扉と共に回動し、開閉方向にスライド自在となした
    第2回動軸が設けられる一方、折れ戸が全閉位置から所
    定位置まで開放された時点から、第2扉が開放方向に回
    動するよう第2回動軸を回動させ、折れ戸が全開位置か
    ら所定位置まで閉鎖された時点から、第2扉が閉鎖方向
    に回動するよう第2回動軸を回動させる付勢手段と、付
    勢手段の付勢力を調節する付勢力調節手段よりなる開閉
    補助手段を、第2扉と共に移動する位置に設け、前記付
    勢手段は、一端が第2回動軸に固定された回動部材と、
    回動部材の他端側に回動自在に連結された回動連結部材
    と、回動連結部材に常に付勢力を負荷する付勢部材と、
    付勢部材の回動連結部材と反対側の端部を所定位置で回
    動可能に保持する付勢部材保持座より構成され、前記付
    勢力調整手段は、回動連結部材から付勢部材保持座の方
    向に延出された調整軸と、回動連結部材側で付勢部材の
    端部に当接して調整軸に螺合し、回動連結部材と付勢部
    材間の距離を調節する調節ナットより構成され、第2回
    動軸の回動中心と、回動部材と回動連結部材の回動中心
    と、付勢部材保持座の回動中心が、同一直線上に位置し
    た状態から、付勢部材の付勢力の働く方向が、第2扉の
    開閉方向のいずれかに切り替わるものである。
JP11104684A 1999-04-13 1999-04-13 折れ戸 Pending JP2000291347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7474535B1 (ja) 2023-07-18 2024-04-25 アクシス株式会社 戸開動用付勢装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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