JP2000290604A - 感圧転写修正テープ - Google Patents
感圧転写修正テープInfo
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Abstract
れ性のよい感圧転写修正テープを提供することを目的と
する。 【解決手段】シート状の基材の片面に修正隠蔽感圧転写
層があり、この修正隠蔽感圧転写層が修正隠蔽層と感圧
接着剤層からなり、感圧接着剤層の厚さが0.3〜0.
6μmであり、かつ感圧接着剤層と修正隠蔽層の厚さの
比が1:40〜1:80であり、且つ、前記感圧接着剤
のガラス転移点が、−30℃以下の軟質タイプであるこ
とを特徴とする感圧転写修正テープである。
Description
プに関し、特にブロッキング現象を生じない、かつテー
プ切れ性のよい感圧転写修正テープに関する。
消去できない文字などを修正するため感圧転写修正テー
プが重宝がられている。感圧転写修正テープは基本的に
はシート状基材上に白色顔料と樹脂とからなる白色修正
隠蔽層と、その表面に修正被着体に転写するために設け
た感圧接着剤層とからなる構造のものであって、従来か
らコレクションテープと呼ばれ広く知られている。この
感圧転写修正テープはリールに巻き取られ転写ホルダー
に装着して保管されている。そして、使用に際しては、
転写ホルダーの感圧転写修正テープ部分を修正部分へ押
しつけ、強く押したままホルダーを引き、修正終了部分
でホルダーを持ち上げると感圧接着剤層と白色修正隠蔽
層が切断されて、修正部分に均一に感圧接着剤層を介し
て白色修正隠蔽層が転写され修正が完了する。この白色
修正隠蔽層はボールペンなどの筆記具ですぐに筆記でき
ることが望ましい。
正テープの場合、転写修正時、感圧転写修正テープの基
材からの剥離性が悪く、均一な転写ができない、いわゆ
るブロッキング現象が生じ、修正部分が完全に隠蔽でき
なかったり、転写ホルダーのテープの巻きだしが困難と
なり走行不良が生じる問題があった。また、転写修正終
了時、ホルダーでテープを切断する場合、切れが悪く、
切断部分が浮く等の問題もあった。
因の1つとして、感圧接着剤層の厚さが2〜3μmと大
きいことに起因するものと考えられている。このブロッ
キング現象を防ぐ目的で、例えば、特開平8−2766
95号に記載された感圧修正接着テープが提案されてい
る。この感圧修正接着テープは、感圧接着剤層を0.8
〜1.6μmと薄く、かつ、感圧接着剤層と修正隠蔽層
の厚さの比が1:14〜1:35である。しかし、この
感圧修正接着テープは、感圧接着剤層が薄膜のため転写
時の接着が弱い場合があり、いまだに完全に転写不良や
ブロッキング現象を解消できないという欠点があった。
先に感圧転写修正テープにおいて、シート状の基材の片
面に修正隠蔽層を有し、その表面に平均粒径1〜10μ
mのシリコーン高機能パウダーを含有する感圧接着剤層
からなり、かつ感圧接着剤層と修正隠蔽層の厚さの比が
1:1〜1:4であることを特徴とする感圧転写修正テ
ープを提案した(特願平9−90561号)。感圧接着
剤層と修正隠蔽層の厚さの比が1:1〜1:4とするこ
とによって、感圧転写修正テープの基材からの剥離性と
転写時の切れ性を向上し、所期の目的の製品を得ること
ができた。しかし、更にこの製品の隠蔽性を更に向上さ
せ、より良好な製品とすることを検討した。そこで上記
の問題点を解決すべく種々検討した結果、感圧接着剤層
の厚さが0.3〜0.6μmであり、感圧接着剤層と修
正隠蔽層の厚さの比が1:40〜1:80とし、感圧接
着剤のガラス転移点が−30℃以下の軟質タイプとする
ことによって、感圧接着剤が超薄膜でも強い粘着力と軟
らかい膜を形成し、転写時のブロッキング現象の解消と
切れ性をよくし、且つ、何等隠蔽性を損わない感圧転写
修正テープを見出し、本発明を完成したものである。
状の基材の片面に修正隠蔽感圧転写層があり、この修正
隠蔽感圧転写層が修正隠蔽層と感圧接着剤層からなり、
感圧接着剤層の厚さが0.3〜0.6μmであり、かつ
感圧接着剤層と修正隠蔽層の厚さの比が1:40〜1:
80であり、且つ、前記感圧接着剤のガラス転移点が、
−30℃以下の軟質タイプであることを特徴とする感圧
転写修正テープである。即ち、本発明は感圧接着剤層の
厚さが0.3〜0.6μmと極めて薄い層とすると共
に、この感圧接着剤のガラス転移点を、−30℃以下の
軟質タイプのものを選択するのであって、感圧接着剤の
ガラス転移点が−30℃以下であっても感圧接着剤層の
厚さが0.7μm以上であると、ブロッキング現象を生
じる。また、感圧接着剤のガラス転移点が−30℃以下
であっても、感圧接着剤層の厚さが0.2μm以下で
は、転写するに必要な接着力が得られず転写性が悪くな
る。また、感圧接着剤のガラス転移点が−30℃以上で
あると、感圧接着剤層の厚さが0.3〜0.6μmの超
薄膜では硬い膜を形成するため、ブロッキングと切れ性
に問題を生じる。
本発明で使用する基材としては、従来の修正テープの支
持体として使用されているものと異ならず、プラスチッ
ク基材や紙基材の何れでも良く、プラスチック基材とし
ては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィンフィルム等が好ましい。この基材の厚さとし
ては、従来の修正テープの支持体のものと異ならず、通
常約10〜60μm程度である。これらの基材には剥離
性を向上させるために離型剤を塗布又は配合したものが
この好ましい。この基材に塗布して感圧接着層を形成す
る粘着剤としてはゴム系、アクリル樹脂系、ロジン系、
シリコーン系などの何れの粘着剤も使用できるが、ガラ
ス転移点が−30℃以下であることが必要である。具体
的にはガラス転移点が−30℃以下のアクリル樹脂系粘
着剤が好ましい。ガラス転移点が−30℃以上であると
接着剤層の膜が硬く、ブロッキングや切れ性に問題が生
じる。本発明では粘着剤のガラス転移点が−30℃以下
とすることによって、感圧接着剤層の厚さが0.3〜
0.6μmというきわめて薄い感圧接着剤層とすること
ができたのであって、0.6μm以上ではブロッキング
現象が生じ、また、0.3μm以下では転写性が劣るの
である。
顔料とバインダーとしての高分子樹脂と溶剤とよりなる
に分散体を塗布して形成するもので、従来の感圧修正テ
ープの場合と異ならない。隠蔽力のある顔料としては酸
化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸
マグネシウム、ポリスチレン、二酸化ケイ素、アルミナ
シリケート、ポリメタクリル酸エステル等が有るが、特
に酸化チタンが好ましく、その平均粒径が5μm以下の
ものがよい。5μm以上では分散ができず、また、その
層厚も厚くなってしまう。これらの顔料及び高分子樹脂
を溶剤に分散させる。溶剤としては有機溶剤系でも、水
性でもいずれでも良い。修正隠蔽層の乾燥後の厚さとし
ては、20〜25μmであるが、後述するように感圧接
着剤層の厚さの40〜80倍とする。
ラス転移点が−30℃以下であれば、特に限定されず、
例えばアクリル樹脂系、ロジン系、ゴム系、ビニルエー
テル樹脂系、ポリイソブチレン系などの粘着剤が使用で
きる。特にアクリル樹脂系粘着剤が好ましく、具体的に
はアクリル樹脂系粘着剤として、SKダインE−330
8、1100(綜研化学(株))、ニッセツKP−10
04、TS−1537(日本カーバイド工業(株))、
などがあげられる。
正隠蔽層を形成し、その上に感圧接着剤層を積層する。
感圧接着剤層と修正隠蔽層の厚さの比が1:40〜1:
80にすることにより、転写時の被着体への接着性もよ
く、転写性、隠蔽性、筆記性を良好にすることができ
る。感圧接着剤層と修正隠蔽層の厚さの比が上記範囲未
満では隠蔽性が劣り、上記範囲以上では厚さが増し、ブ
ロッキング現象が生じたり、感圧転写修正テープの巻き
も長くすることができない。
発明を具体的に説明する。 実施例1〜3及び比較例1〜3 厚さ40μmのポリエステルフィルム基材に酸化チタン
と樹脂と溶剤よりなる分散体を塗布して修正隠蔽層を形
成し、この上にアクリル系粘着剤を塗布した感圧接着剤
層を設けた。修正隠蔽層及び感圧接着剤層の厚さは表1
に示す通りであった。得られた感圧修正テープについ
て、ブロッキング性及び転写性及び転写切れ性を測定、
その結果を表2に示した。表2におけるブロッキング
性、転写性及び切れ性の測定方法は次ぎの方法によって
行なった。 ブロッキング性……感圧転写修正テープをホルダーに装
着し、上質紙に一定荷重で10m転写テストを行ない、
ブロッキングによる転写不良が生じるかどうかを調べ
た。 〇…全く転写不良がない。 △…1ケ所〜10ケ所転写不良が生じた。 ×…10ケ所以上転写不良が生じた。 転写性…塗布角度45°300g荷重で、種々の転写ス
ピードのもとで転写を行い、転写が良好かどうかを調べ
た。 〇…5m/minのスピードで転写ができる場合を示
す。 △…2m/minのスピードできれいに転写ができる場
合を示す。 ×…1m/minのスピードで転写出来た場合を示す。 転写切れ性… 〇…切れ性良好。 △…伸びながら切れる。 ×…切れにくい。
点が−30℃以下の軟質タイプの粘着剤を使用したこと
によって感圧接着剤層の厚さを0.3〜0.6μmと言
う極めて薄くしてもブロッキングを生ぜず、転写性の良
好な感圧転写修正テープを提供することができるという
効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状の基材の片面に修正隠蔽感圧転
写層があり、この修正隠蔽感圧転写層が修正隠蔽層と感
圧接着剤層からなり、感圧接着剤層の厚さが0.3〜
0.6μmであり、かつ感圧接着剤層と修正隠蔽層の厚
さの比が1:40〜1:80であり、且つ、前記感圧接
着剤のガラス転移点が、−30℃以下の軟質タイプであ
ることを特徴とする感圧転写修正テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09598099A JP4371463B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 感圧転写修正テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09598099A JP4371463B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 感圧転写修正テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290604A true JP2000290604A (ja) | 2000-10-17 |
JP4371463B2 JP4371463B2 (ja) | 2009-11-25 |
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ID=14152319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09598099A Expired - Fee Related JP4371463B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 感圧転写修正テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4371463B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014046536A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Fujicopian Co Ltd | 感圧転写修正テープ |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP09598099A patent/JP4371463B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014046536A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Fujicopian Co Ltd | 感圧転写修正テープ |
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