JP2000290489A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JP2000290489A
JP2000290489A JP11100632A JP10063299A JP2000290489A JP 2000290489 A JP2000290489 A JP 2000290489A JP 11100632 A JP11100632 A JP 11100632A JP 10063299 A JP10063299 A JP 10063299A JP 2000290489 A JP2000290489 A JP 2000290489A
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JP
Japan
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carbon atoms
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alkylene
organic polymer
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JP11100632A
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English (en)
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Genichirou Shioya
源市郎 塩冶
Takashi Watabe
崇 渡部
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天曝時の表面耐汚染性に優れる硬化物を与える
硬化性組成物の提供。 【解決手段】加水分解により架橋可能な加水分解性ケイ
素基を分子内に1つ以上有する有機重合体(A)、およ
び、ポリフルオロアルキル基含有のアルキレンオキシド
誘導体(B)、を含有する硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐汚染性に優れた硬
化体を与える室温硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】加水分解によりシロキサン結合を形成
し、高分子量化または架橋しうる加水分解性ケイ素基を
有する有機重合体としては、いくつかの例が知られてい
る(特開平3−47820、特開平3−72027、特
開平3−79627、特公昭61−49332、特公昭
46−30711、特公昭45−36319、特公昭4
6−17553等)。
【0003】しかしこれらの有機重合体は、ポリマー硬
化物または組成物硬化物のモジュラスを低くすると、硬
化が終了した後も表面のべとつき、すなわちタックが残
る。これらの有機重合体をシーリング材などのベースポ
リマーに用いた場合、ほこりの付着などの目地汚染を引
き起こし、建築物の外観を損なう原因となっていた。
【0004】このタックを防止する目的で、たとえば特
公平3−3710には、加水分解性ケイ素基を有する有
機重合体にフッ素系界面活性剤を添加する技術が開示さ
れている。しかしこの組成物は、硬化後もフッ素系界面
活性剤が系全体に分散されて存在し、表面への移行が不
充分であるため、表面のタックを低減するためには高価
なフッ素系界面活性剤を多量に使用する必要があり、シ
ーリング部周辺の汚染を引き起こしたり、耐水性や貯蔵
安定性への悪影響が大きく、実用面での使用は大きく制
限されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、充分な柔軟
性、伸縮性を有しながら表面の耐汚染性に優れた硬化物
を与える硬化性組成物の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、加水分解によ
り架橋可能な加水分解性ケイ素基を分子内に1つ以上有
する有機重合体(A)とポリフルオロアルキル基含有の
アルキレンオキシド誘導体(B)とを含有する硬化性組
成物を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本明細書においては、たとえばア
クリル酸とメタクリル酸を総称して(メタ)アクリル酸
と記載することもある。(メタ)アクリル酸エステル類
等の用語も同様である。
【0008】[有機重合体(A)]本発明における加水
分解により架橋可能な加水分解性ケイ素基(以下単に加
水分解性ケイ素基ともいう)を分子内に一つ以上有する
有機重合体(A)としては、ポリエーテル、ポリエステ
ルおよびポリカーボネートから選ばれる有機重合体から
誘導される有機重合体が挙げられる。またエチレン、プ
ロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類、(メタ)
アクリル酸エステル類、ビニルアルキルエーテル類、ブ
タジエンやクロロプレンなどのジエン類、クロロトリフ
ルオロエチレンやテトラフルオロエチレンなどのハロゲ
ン化オレフィン類、などの重合性モノマーと加水分解性
ケイ素基含有重合性モノマーを共重合して得られる加水
分解性ケイ素基含有ビニル系重合体などが挙げられる。
【0009】有機重合体(A)としては、ポリエーテ
ル、ポリエステルおよびポリカーボネートから選ばれる
重合体から誘導される有機重合体が好ましい。特にポリ
エーテルから誘導される加水分解性ケイ素基含有ポリエ
ーテルが好ましい。
【0010】ポリエーテルは、触媒の存在下、活性水素
を含有する開始剤に環状エーテルを開環重合反応させて
得られる。環状エーテルとしてはプロピレンオキシド、
エチレンオキシド、ブチレンオキシド、エピクロルヒド
リン、スチレンオキシド、アリルグリシジルエーテル、
メチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル
などがある。またオキセタン、テトラヒドロフランなど
も使用できる。これら環状エーテルは単独でも重合で
き、また2種以上を併用してランダム状またはブロック
状に重合できる。
【0011】開始剤としては、多価アルコール、多価カ
ルボン酸、多価アミンなどの多価活性水素化合物、末端
不飽和基含有モノオール、不飽和フェノール、不飽和カ
ルボン酸などの不飽和基含有活性水素化合物が挙げられ
る。
【0012】触媒としてはナトリウム、カリウム、セシ
ウムなどのアルカリ金属やそれらアルカリ金属の水酸化
物などのアルカリ金属化合物、複合金属シアン化物錯
体、金属ポルフィリン錯体を使用できる。
【0013】加水分解性ケイ素基含有ポリエーテルは、
水酸基含有ポリエーテルから誘導されることが特に好ま
しい。好ましい水酸基含有ポリエーテルとしてはポリオ
キシアルキレンジオール、ポリオキシアルキレントリオ
ールおよびポリオキシアルキレンテトラオールがある。
また、アリル基などの不飽和基を有する開始剤を用いて
製造したアリル末端ポリオキシアルキレンモノオールも
使用できる。
【0014】本発明において加水分解性ケイ素基とは、
シラノール基やアルコキシシリル基のように、湿分や硬
化触媒などにより縮合反応を起こし有機重合体の架橋に
よって高分子化を促進しうるものであり、好ましくは式
2で表される基である。 −SiXa1 3-a・・・式2 ただし、式2中の記号は以下の意味を示す。 R1:炭素数1〜20の1価の炭化水素基。 X:水酸基または1価の加水分解性基。 aは1〜3の整数。
【0015】加水分解性ケイ素基含有ポリエーテルは、
水酸基含有ポリエーテルから誘導される場合、通常、有
機基を介して式2で表される加水分解性ケイ素基が導入
される。よって、本発明における有機重合体(A)は式
3で表される基を有することが好ましい。 −R0−SiXa1 3-a・・・式3 式3中、R0は2価の有機基、R1、X、aは上記と同
じ。R0としては、炭素数8以下の2価の炭化水素基が
好ましい。
【0016】式2、式3中のR1としては、炭素数8以
下のアルキル基、フェニル基またはフルオロアルキル基
が好ましく、特にメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基またはフェニル
基が好ましい。
【0017】式2、式3中のXは水酸基または1価の加
水分解性基である。加水分解性基とは、たとえばハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミド基、ア
ミノ基、アミノオキシ基またはケトキシメート基が挙げ
られる。これらのうち炭素原子を有する加水分解性基の
炭素数は6以下が好ましく、特に4以下が好ましい。
【0018】Xとしては、炭素数4以下のアルコキシ基
が好ましく、特にメトキシ基、エトキシ基またはプロポ
キシ基が好ましい。式2、式3中のaは2または3が好
ましい。
【0019】有機重合体(A)の製造方法としては、た
とえば、下記の(イ)〜(ヘ)が例示できるがこれらに
限定されない。なお、(イ)〜(ニ)は加水分解性ケイ
素基含有ポリエーテルの製造例であり、(ホ)〜(ヘ)
は加水分解性ケイ素基含有ビニル系重合体の製造例であ
る。
【0020】(イ)イソシアネート基と加水分解性ケイ
素基を有する有機ケイ素化合物を水酸基含有ポリエーテ
ルと反応させる方法。具体的な有機ケイ素化合物として
は、以下の化合物を示しうる。(C25O)3Si(C
23NCO、(CH3O)3Si(CH23NCO、
(CH3O)2(CH3)Si(CH23NCO、(CH3
O)3SiNCO、(CH3O)2Si(NCO)2
【0021】(ロ)HSiXa1 3-a(式中R1、X、a
は前記に同じ)で表される水素化ケイ素化合物と、末端
に不飽和基を導入したポリエーテルとを反応させる方
法。ここで不飽和基を導入する方法としては、水酸基含
有ポリエーテルのOHをOM(Mはアルカリ金属)とし
た後、塩化アリルなどの不飽和基含有ハロゲン化炭化水
素と反応させる方法、または不飽和基および水酸基と反
応しうる官能基を有する化合物を水酸基含有ポリエーテ
ルと反応させて、エステル結合、ウレタン結合、カーボ
ネート結合などを介して不飽和基を導入する方法があ
る。
【0022】また末端水酸基含有ポリエーテルの製造に
おいて環状エーテルを重合する際に、アリルグリシジル
エーテルなどの不飽和基含有環状エーテルを共重合させ
ることにより側鎖に不飽和基を導入する方法や、開始剤
として末端不飽和基含有モノオールを用いて製造した水
酸基含有ポリエーテルを使用することにより末端に不飽
和基を導入する方法もある。
【0023】(ハ)水酸基含有ポリエーテルの末端にト
リレンジイソシアネートなどのポリイソシアネートを反
応させてイソシアネート基末端とした後、該イソシアネ
ート基に式4で表されるケイ素化合物のW基を反応させ
る方法。 W−R2−SiXa1 3-a・・・式4 式4中、R1、X、aは前記と同じ、R2は炭素数1〜2
0の2価の炭化水素基、Wは水酸基、カルボキシル基、
メルカプト基およびアミノ基(1級または2級)から選
ばれる活性水素含有基である。
【0024】(ニ)末端に不飽和基を導入したポリエー
テルの不飽和基と、Wがメルカプト基である式4で示さ
れるケイ素化合物のメルカプト基を反応させる方法。
【0025】(ホ)加水分解性ケイ素基を有する重合性
モノマーまたはそのオリゴマーと他の重合性モノマーま
たはそのオリゴマーとを共重合させる方法。重合性モノ
マーとは、たとえば式5で表される化合物の単独または
2種類以上の混合物である。 CR3 2=CR45・・・式5 式5中、R3は水素原子、ハロゲン原子または1価の炭
化水素基であり、水素原子または1価の炭化水素基が好
ましい。R4、R5は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、フェニル基、アルコキシ基、カルボキシル基、アル
コキシカルボニル基、グリシドキシカルボニル基、ニト
リル基、アルケニル基、アシルオキシ基、アミド基およ
びピリジル基から選ばれる基である。
【0026】重合性モノマーの具体例としては、スチレ
ンやα−メチルスチレンなどのスチレン系モノマー、
(メタ)アクリル酸、それらのエステルまたは(メタ)
アクリルアミドなどの(メタ)アクリル系モノマー、ア
クリロニトリル、2,4−ジシアノブテン−1などのシ
アノ基含有モノマー、酢酸ビニルなどのビニルエステル
系モノマー、イソプレン、ブタジエン、クロロプレンな
どのジエン系モノマー、エチレン、プロピレン、イソブ
チレンなどのオレフィン、および、その他不飽和エステ
ル類、クロロトリフルオロエチレンやテトラフルオロエ
チレンなどのハロゲン化オレフィン、ビニルアルキルエ
ーテルなどがある。
【0027】また加水分解性ケイ素基を有する重合性モ
ノマーとしては式6で表される化合物が用いられる。 R7−SiXa1 3-a・・・式6 式6中、R7はビニル重合性不飽和基を有する1価の有
機基、X、R1、aは前記と同じである。
【0028】Xとしては、水酸基またはハロゲン原子、
アルコキシ基、アシルオキシ基、アミド基、アミノ基、
アミノオキシ基、ケトキシメート基などの加水分解性基
が好ましい。
【0029】式6で表される化合物としては具体的には
以下の化合物などが例示される。CH2=C(CH3)C
OO(CH23Si(CH3)(OCH32、CH2=C
(CH3)Si(CH3)(OCH32
【0030】(ヘ)加水分解性ケイ素基を含有する連鎖
移動剤の存在下で重合性モノマーを重合させる方法。加
水分解性ケイ酸基を含有する連鎖移動剤としては具体的
には以下の化合物などが例示される。HS(CH23
i(OCH33、HS(CH23Si(CH3)(OC
32
【0031】有機重合体(A)の分子量は1千〜5万が
好ましい。有機重合体(A)として加水分解性ケイ素基
含有ポリエーテルを使用する場合には、分子量が8千〜
5万のものを使用することが好ましい。分子量が8千未
満のときは硬化体が硬くなり、かつ伸びが低くなるので
好ましくない。分子量が5万を超えると硬化体の柔軟性
および伸びは問題ないが、粘度が著しく大きくなり、実
用性が低くなる。分子量は1万〜3万が特に好ましい。
【0032】[ポリフルオロアルキル基含有のアルキレ
ンオキシド誘導体(B)]本発明におけるポリフルオロ
アルキル基含有のアルキレンオキシド誘導体(B)は、
下記式1で表される含フッ素化合物が好ましい。 Rf−Q−O−(A−O)n−R・・・式1 ただし、式1中の記号は下記の意味を示す。 Rf:炭素数1〜22のポリフルオロアルキル基。 Q:炭素数1〜5の直鎖または分岐アルキレン基。 n:1〜100の整数。 A:炭素数2〜4のアルキレン基、または、炭素数2〜
4のアルキレン基の水素原子の1個以上が1価の芳香族
炭化水素基、アルコキシ基もしくはフェノキシ基に置換
された基。nが2〜100である場合のAは、それぞれ
同一であっても異なっていてもよい。 R:水素原子、炭素数1〜18のアルキル基または炭素
数1〜18のアシル基。
【0033】式1におけるRfは、ポリフルオロアルキ
ル基(以下、Rf基と記す)であって炭素数1〜22の
ものを示す。Rf基はアルキル基中の水素原子の2個以
上がフッ素原子に置換された基である。
【0034】Rf基の炭素数は1〜22であるが、1〜
16が好ましく、6〜14が特に好ましい。Rf基中の
フッ素原子の数は、(Rf基のフッ素原子数)/(Rf
に対応する同一炭素数のアルキル基中の水素原子)×1
00(%)で表現する場合に、60%以上が好ましく8
0%以上が特に好ましい。また、Rf基は、直鎖構造ま
たは分岐構造が好ましく、特に直鎖構造が好ましい。分
岐の構造である場合には、分岐部分が炭素数1〜3程度
の短鎖であり、かつ、Rf基の末端部分に存在している
のが好ましい。
【0035】Rf基はペルフルオロアルキル基(以下、
F基と記す)であって直鎖構造のものが好ましい。RF
基はRf基中の水素原子の実質的に全てがフッ素原子に
置換された基である。すなわち、Rf基は、F(CF2
m−(mは1〜18の整数)で表される基が好ましい。
mは4〜16が好ましく、6〜14が特に好ましい。
【0036】直鎖構造のRF基はC25Iのテトラフル
オロエチレンによるテロメリゼーションで、また分岐構
造のアルキル基はテトラフルオロエチレンやヘキサフル
オロプロピレンなどのフッ素含有モノマーをKF、Cs
F等の触媒でオリゴメリゼーションすることで得られ
る。
【0037】アルキレンオキシド誘導体(B)は、Rf
基の炭素数が異なる2種以上の化合物の混合物であって
もよい。特に、Rf基の炭素数が6〜14の含フッ素化
合物を主成分とし、Rf基の平均炭素数が8〜10であ
る混合物が好ましい。
【0038】アルキレンオキシド誘導体(B)における
Qは、炭素数1〜5の直鎖または分岐アルキレン基であ
る。Qの炭素数は、2、3または4が好ましく、特に3
または4が好ましい。Qが炭素数3または4のアルキレ
ン基である含フッ素化合物は、種々の環境においても化
学的な安定性および耐熱性に優れる。
【0039】Qとしてはエチレン基、トリメチレン基、
テトラメチレン基、プロピレン基(−CH(CH3)C
2−)、ブチレン基(−CH(CH3)CH2CH2−、
−CH2CH(CH3)CH2−、−CH(CH3)CH
(CH3)−)等が挙げられる。なお、Qが非対称の構
造を有する場合(たとえばプロピレン基)、Rfはどち
らの結合手に結合してもよい。
【0040】アルキレンオキシド誘導体(B)における
nは1〜100の整数を示し、2〜50が好ましい。n
の数が異なる2種以上の化合物の混合物である場合にお
いても、nの平均値は1〜50の範囲にあるのが好まし
く、特に2〜30の範囲にあるのが好ましい。
【0041】アルキレンオキシド誘導体(B)における
Aは、炭素数2〜4のアルキレン基、炭素数2〜4のア
ルキレン基の水素原子の1個以上が1価の芳香族炭化水
素、アルコキシ基またはフェノキシ基に置換された基で
ある。好ましくは、エチレン基、テトラメチレン基、プ
ロピレン基、−CH(C65)CH2−、−CH(CH2
ORb)CH2−などが挙げられる。Aが非対称の構造を
有する場合(たとえばプロピレン基)、その方向性は限
定されない。ただしRbは炭素数1〜10のアルキル基
を示し、Rbとしてはメチル基、ブチル基、2−エチル
ヘキシル基が好ましい。
【0042】アルキレンオキシド誘導体(B)における
Aは、nが2〜100である場合、それら2以上のA同
士は、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。異
なっている場合には、Aが2種または3種であるのが好
ましく、特に2種であるのが好ましい。含フッ素化合物
中のAは1種または2種存在するのが好ましく、特にエ
チレン基とプロピレン基の2種存在することが好まし
い。
【0043】(A−O)nは、環状エーテルを開環付加
反応させることによって得られるオキシアルキレン基、
ポリオキシアルキレン基である。環状エーテルとして
は、環内に1個の酸素原子を有する3〜5員の環状エー
テル基を含む化合物が適当であり、3員環状エーテル基
を1個有する化合物(モノエポキシド)が好ましい。特
に好ましくは、炭素数2、3または4のアルキレンオキ
シドである。
【0044】環状エーテルとしては、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、
2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシド、オ
キセタン、メチルオキセタン、フェニルグリシジルエー
テル、テトラヒドロフラン、スチレンオキシド、アルキ
ルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等が
挙げられる。アルキルグリシジルエーテルとしては、メ
チルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、
2−エチルヘキシルグリシジルエーテル等が挙げられ
る。
【0045】好ましい環状エーテルは、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシドおよびテトラヒドロフランであ
る。なお、テトラヒドロフランが開環して形成されるA
はテトラメチレン基である。
【0046】環状エーテルは1種以上を使用できる。2
種以上の環状エーテルを用いる場合は、2種以上の環状
エーテルの混合物を反応に用いてもよく、2種以上の環
状エーテルを順次反応に用いてもよい。
【0047】アルキレンオキシド誘導体(B)における
Rは、水素原子、炭素数1〜18のアルキル基または炭
素数1〜18のアシル基を示す。Rが炭素数1〜18の
アルキル基である場合、メチル基、直鎖構造のエチル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基等
が好ましい。Rが炭素数1〜18のアシル基である場
合、炭素数1〜10のアシル基が好ましく、特に炭素数
1〜6のアシル基好ましい。なお該アシル基は、カルボ
キシル基などの官能基を有していてもよい。これらのう
ちRとしては、水素原子またはメチル基が好ましく、特
に水素原子が好ましい。
【0048】ポリオキシアルキレン誘導体(B)の具体
例としては、以下の化合物が挙げられるがこれらに限定
されない。ただし、下記化合物において、RF基に該当
する部分は直鎖構造であっても分岐構造であってもよ
く、直鎖構造が好ましい。また、2種以上のオキシアル
キレン基を含むポリオキシアルキレン鎖が存在する場合
には、それらの連なり方はブロックであってもランダム
であってもよい。(C36O)部分は、オキシプロピレ
ン基を示し、[CH(CH3)CH2O]または[CH2
CH(CH3)O]であることを示す。また(C4
8O)部分は、テトラヒドロフランの開環物である(C
2CH2CH2CH2O)であることを示す。本発明にお
けるポリオキシアルキレン誘導体(B)は、それぞれ単
独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0049】C8F17C2H4O(C3H6O)10H、 C8F17C2H4O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C8F17C2H4O(C2H4O)13H、 C8F17C2H4O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C8F17C3H6O(C3H6O)10H、 C8F17C3H6O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C8F17C3H6O(C2H4O)13H、 C8F17C3H6O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C8F17C4H8O(C3H6O)10H、 C8F17C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C8F17C4H8O(C2H4O)13H、 C8F17C4H8O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C8F17C4H8O(CH(C6H5)CH2)2(CH(CH2OCH3)CH2)4H、 C8F17C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8CH3、 C8F17C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8COC18H37、 C6F13C2H4O(C3H6O)10H、 C6F13C2H4O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C6F13C3H6O(C2H4O)13H、 C6F13C3H6O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C6F13C4H8O(C3H6O)10H、 C6F13C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C6F13C4H8O(C2H4O)13H、 C6F13C4H8O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C6F13C4H8O(CH(C6H5)CH2)2(CH(CH2OCH3)CH2)4H、 C6F13C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8CH3、 C6F13C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8COC18H37、 C10F21C2H4O(C3H6O)10H、 C10F21C2H4O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C10F21C3H6O(C2H4O)13H、 C10F21C3H6O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C10F21C4H8O(C3H6O)10H、 C10F21C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8H、 C10F21C4H8O(C2H4O)13H、 C10F21C4H8O(C4H8O)3(C2H4O)10H、 C10F21C4H8O(CH(C6H5)CH2)2(CH(CH2OCH3)CH2)4H、 C10F21C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8CH3、 C10F21C4H8O(C3H6O)4(C2H4O)8COC18H37
【0050】アルキレンオキシド誘導体(B)は、Rf
QOHに環状エーテルを開環付加反応させることで得ら
れる。RfQOHの合成方法としては、Qの炭素数が1
のRfCH2OHの場合、前記テロメリゼーションで得た
パーフルオロアルキル沃素RFIに、エチレンを付加し
アルカリ処理してパーフルオロアルキルエチレンRF
H=CH2を得、これを酸化してパーフルオロアルカン
カルボン酸:RfCOOHを得、これをNaBH4などで
還元して得る方法などがある。
【0051】Qの炭素数が2のRf(CH22OHの合
成方法は、上記RFIにエチレンを挿入したのち、末端
沃素を水酸基と置換して得る方法などがある。Qの炭素
数が3のRf(CH23OHの合成方法は、上記RFIに
アリルアルコールを付加したのち、沃素を還元剤で水素
に置換して得る方法などがある。Qの炭素数が4のRf
(CH24OHの合成方法は、上記RFIに3−ブテン
−1−オールを付加したのち、沃素を還元剤で水素に置
換して得る方法などがある。また、炭素数4で上記化合
物の異性体である、RfCH2CH2CH2(OH)CH3
の合成方法は、上記RFCH=CH2を、多量のエタノー
ル溶媒中で所定のラジカル開始剤を加えて加熱しながら
撹拌し、ラジカル付加反応にてエタノールを付加して得
る方法などがある。Qの炭素数が5のRf(CH25
Hの合成方法は、上記RFIに4−ペンテン−1−オー
ルを付加したのち、沃素を還元剤で水素に置換して得る
方法などがある。
【0052】環状エーテルを2種以上開環付加反応させ
る場合には、それらを混合して反応させてもよく、順次
反応させてもよい。環状エーテルは1種のみを用いる場
合、2種以上を用いる場合とも、一括で仕込んでもよ
く、徐々に反応系に加えてもよい。
【0053】ポリオキシアルキレン誘導体(B)は、通
常、環状エーテルとRfQOHとの混合物を触媒の存在
下に反応させて生成される。また、反応系に環状エーテ
ルを徐々に加えながら反応を行うこともできる。用いる
触媒は、一般にKOHやNaOH、CsOHなどのアル
カリ触媒が使用できるが、RfQOHの場合はBF3など
の酸触媒、複合金属シアノ化合物錯体などの金属錯体触
媒が好ましい。
【0054】RfQOHの場合、強アルカリ条件では脱
HFの副反応が生じる場合があるので、NaBH4/N
aI/I2の三元触媒等の温和なアルカリ触媒、または
上記の酸触媒や金属錯体触媒を用いるのが望ましい。さ
らに酸触媒の場合、触媒の酸性が強すぎると、Rf基の
フッ素が結合している炭素の隣の炭素と結合している水
素が脱離する可能性があるため、この脱HF反応を抑え
るために、必要に応じて希釈溶媒を用いてもよい。希釈
溶媒としては、グライム、ジグライム、トリグライム、
メチル−t−ブチルエーテルなどのエーテル系溶媒を例
示できる。
【0055】環状エーテルを付加する反応温度は−20
〜180℃、好ましくは0〜130℃の温度である。低
沸点の希釈溶媒を用いる場合には、内部の圧力の上昇を
考慮して、(溶媒の沸点+20)℃よりも低い温度で反
応させるのが好ましい。
【0056】こうして得られたポリオキシアルキレン鎖
の末端水酸基をさらにエステル化、アルキル化等の末端
変成することにより、含フッ素化合物としての種々の特
性を調節できる。
【0057】エステル化に用いる有機カルボン酸として
は、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、2−エチルヘキサ
ン酸(オクチル酸)、3,5,5−トリメチルヘキサン
酸(イソノナン酸)、オレイン酸、ステアリン酸などの
1価のカルボン酸およびこれらのカルボン酸と低沸点ア
ルコールとのエステルや酸無水物が用いられる。また、
シュウ酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸
などの2価のカルボン酸、カルボン酸エステル、および
その酸無水物も用いうる。
【0058】エステル化は、これらのカルボン酸、カル
ボン酸エステルまたは酸無水物をポリオキシアルキレン
誘導体に加え、無触媒またはパラトルエンスルホン酸や
硫酸等の微量酸触媒または水酸化カリウムや水酸化ナト
リウム等のアルカリ触媒の存在下で加熱しながら撹拌し
たのち、脱水、脱アルコールまたは未反応の酸を留去す
ることで行われる。
【0059】アルキル化は、強アルカリ条件でモノハロ
アルキルと反応させる方法、アルキル硫酸を用いる方法
等があるが、フッ素の脱離反応を抑制するためには、ア
ルキル硫酸等のアルキル化剤を用いた反応の方が望まし
い。
【0060】こうして得られたポリオキシアルキレン誘
導体(B)は、必要に応じて、硫酸、リン酸等を用いた
酸処理や、合成マグネシウム、活性白土、活性炭等を用
いた吸着処理等により精製するのが好ましい。
【0061】有機重合体(A)およびポリフルオロアル
キル基含有ポリオキシアルキレン誘導体(B)の割合
は、重量比で(A)/(B)=100/0.01〜10
0/20が好ましく、特に(A)/(B)=100/
0.1〜100/10が好ましい。
【0062】[その他]本発明の硬化性組成物には、有
機重合体(A)、アルキレンオキシド誘導体(B)以外
に、光重合開始剤、充填剤、可塑剤、硬化促進触媒、空
気硬化性化合物、光硬化性化合物、接着性付与剤、その
他の添加剤などを必要に応じて添加できる。添加する化
合物は単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよ
い。
【0063】光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、
アセトフェノン、2−クロロチオキサントン、ベンジ
ル、2−エチルアントラキノン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル
−1−フェニルプロパン−1−オンなどを例示できる。
【0064】充填剤としては、公知の充填剤が使用でき
る。充填剤の使用量は有機重合体(A)とアルキレンオ
キシド誘導体(B)の合計100重量部に対して0〜1
000重量部、特に50〜250重量部が好ましい。充
填剤の具体例としては、以下のものが挙げられる。これ
らの充填剤は単独で用いてもよく、2種以上併用しても
よい。
【0065】炭酸カルシウム、フュームシリカ、沈降性
シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸およびカーボンブラッ
ク、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレ
ー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、酸化第二鉄、
酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバルーン、木粉、パル
プ、木綿チップ、マイカ、クルミ殻粉、もみ殻粉、グラ
ファイト、アルミニウム微粉末、フリント粉末などの粉
体状充填剤、石綿、ガラス繊維、ガラスフィラメント、
炭素繊維、ケブラー繊維、ポリエチレンファイバーなど
の繊維状充填剤。
【0066】可塑剤としては、公知の可塑剤が使用でき
る。可塑剤の使用量は有機重合体(A)とアルキレンオ
キシド誘導体(B)の合計100重量部に対して0〜1
00重量部が好ましい。可塑剤の具体例としては以下の
ものが挙げられる。また、これらは、単独または2種以
上の混合物で使用できる。
【0067】フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、
フタル酸ブチルベンジルなどのフタル酸エステル類。ア
ジピン酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、セバシン
酸ジブチル、オレイン酸ブチルなどの脂肪族カルボン酸
エステル。ペンタエリスリトールエステルなどのアルコ
ールエステル類。リン酸トリオクチル、リン酸トリクレ
ジルなどのリン酸エステル類。エポキシ化大豆油、4,
5−エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキ
システアリン酸ベンジルなどのエポキシ可塑剤。塩素化
パラフィン。2塩基酸と2価アルコールとのポリエステ
ル類などのポリエステル系可塑剤、ポリオキシプロピレ
ングリコールやその誘導体などのポリエーテル類、ポリ
−α−メチルスチレン、ポリスチレンなどのポリスチレ
ン系のオリゴマー類、ポリブタジエン、ブタジエン−ア
クリロニトリル共重合体、ポリクロロプレン、ポリイソ
プレン、ポリブテン、水添ポリブテン、エポキシ化ポリ
ブタジエンなどのオリゴマー類などの高分子可塑剤。
【0068】硬化促進触媒としては下記の化合物が挙げ
られ、それらの1種または2種以上が使用できる。硬化
促進触媒は有機重合体(A)とポリオキシアルキレン誘
導体(B)の合計100重量部に対して0〜10重量部
使用することが好ましい。
【0069】アルキルチタン酸塩、有機ケイ素チタン酸
塩、ビスマストリス−2−エチルヘキサノエートなどの
金属塩、リン酸、p−トルエンスルホン酸、フタル酸な
どの酸性化合物、エチレンジアミン、ヘキサンジアミン
などの脂肪族ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなどの脂
肪族ポリアミン類、ピペリジン、ピペラジンなどの複素
環式ポリアミン類、メタフェニレンジアミンなどの芳香
族アミン類、エタノールアミン類、トリエチルアミン、
エポキシ樹脂の硬化剤として用いられる各種変性アミン
などのアミン化合物。
【0070】スズビス(2−エチルヘキサノエート)、
ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレー
トおよび下記のカルボン酸型有機スズ化合物およびこれ
らのカルボン酸型有機スズ化合物と上記アミン類との混
合物。
【0071】(n-C4H9)2Sn(OCOCH=CHCOOCH3)2;(n-C4H9)
2Sn(OCOCH=CHCOOC4H9)2、(n-C8H17)2Sn(OCOCH=CHCOOC
H3)2、(n-C8H17)2Sn(OCOCH=CHCOOC4H9)2、(n-C8H17)2Sn
(OCOCH=CHCOOC8H17)2
【0072】下記の含硫黄型有機スズ化合物。 (n-C4H9)2Sn(SCH2COO)、(n-C8H17)2Sn(SCH2COO)、(n-C8
H17)2Sn(SCH2CH2COO)、(n-C8H17)2Sn(SCH2COOCH2CH2OCO
CH2S)、(n-C4H9)2Sn(SCH2COOC8H17)2、(n-C8H17)2Sn(SC
H2COOC8H17)2、(n-C4H9)2SnS (n−C492SnO、(n−C8172SnOなど
の有機スズオキシド、およびこれらの有機スズオキシド
とエチルシリケート、マレイン酸ジメチル、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸ジオクチル、フタル酸ジメチル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチルなどのエステル
化合物との反応生成物 下記のキレートスズ化合物およびこれらのスズ化合物と
アルコキシシランとの反応生成物(ただしacacはア
セチルアセナート配位子、e−acacはアセト酢酸エ
チルキレート配位子)。 (n-C4H9)2Sn(acac)2、(n-C8H17)2Sn(acac)2、(n-C4H9)2
(C8H17O)Sn(acac)、(n-C4H9)2(C8H17O)Sn(e-acac)。
【0073】下記のスズ化合物。 (n-C4H9)2(CH3COO)SnOSn(OCOCH3)(n-C4H9)2、(n-C4H9)2
(CH3O)SnOSn(OCH3)(n-C4H9)2
【0074】さらに、硬化物の可使時間を一定に保持し
つつ、表面および深部の硬化性を大幅に改善させ、施工
直後のタックの改良と耐候性の向上を目的に、空気硬化
性化合物を用いることもできる。
【0075】空気硬化性化合物としては、空気中の酸素
により重合を起こす不飽和基を分子内に有する空気酸化
硬化性化合物が一般的である。具体的には桐油、アマニ
油、エノ油、大豆油、ひまわり油、麻実油などの乾性
油;各種アルキッド樹脂、乾性油と官能性ポリオキシア
ルキレンとの反応生成物、イソシアネート化合物との反
応生成物(ウレタン化油)、乾性油により変性されたア
クリル系重合体、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などが挙
げられる。
【0076】また、1,2−ポリブタジエン、1,4−
ポリブタジエン、C5〜C8ジエン系重合体や共重合
体、さらには該重合体や共重合体の各種変性物(マレイ
ン化変性物、ボイル油変性物等)等が挙げられる。これ
らのうちでは乾性油、ジエン系重合体のうち液状物(液
状ジエン系重合体)およびそれらの変性物が特に好まし
い。
【0077】前記液状ジエン系重合体の具体例として
は、ブタジエン、クロロプレン、イソプレン、1,3−
ペンタジエンなどのジエン系化合物を重合または共重合
させて得られる液状重合体や、これらジエン系化合物と
共重合性を有するアクリロニトリル、スチレン等の単量
体とをジエン系化合物が主体となるように共重合させて
得られるNBR、SBR等の重合体や、さらにはそれら
の各種変性物(マレイン化変性物、ボイル油変性物な
ど)が挙げられる。空気硬化性物質は単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0078】また、空気硬化性物質とともに酸化硬化反
応を促進する触媒や金属ドライヤーを併用すると効果が
高められる場合がある。これらの触媒や金属ドライヤー
としては、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、ナフテ
ン酸ジルコニウム、オクタン酸コバルト、オクタン酸ジ
ルコニウム等の金属塩や、アミン化合物などが挙げられ
る。
【0079】空気硬化性化合物を使用する場合の使用量
は有機重合体(A)の100重量部に対して0.01〜
20重量部が好ましく、特に1〜10重量部が好まし
い。使用量が0.01重量部未満では初期タックの改善
効果が不充分であり、20重量部超では硬化物の伸びな
どが損なわれる。
【0080】光硬化性化合物としては、光の作用によっ
てかなり短時間に分子構造が化学変化し、硬化などの物
性的変化を生ずるものが好ましい。たとえば有機単量体
オリゴマー、樹脂またはそれらを含む組成物等が知られ
ており、市販されている任意のものを使用しうる。不飽
和(メタ)アクリル系化合物、ポリケイ皮酸ビニル類ま
たはアジド化樹脂等が代表的であるが、不飽和(メタ)
アクリル系化合物が特に好ましい。
【0081】不飽和(メタ)アクリル系化合物として
は、(メタ)アクリル系不飽和基を1ないし数個有する
モノマー、オリゴマー、あるいはそれらの混合物であっ
て、プロピレン(またはブチレン、エチレン)グリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)ジメタクリレート等の単量体または分子量10
000以下のオリゴエステルが挙げられる。
【0082】光硬化性化合物を使用する場合の使用量
は、有機重合体(A)の100重量部に対して0.01
〜20重量部が好ましく、特に1〜10重量部が好まし
い。使用量が0.01重量部未満では耐候性の改善が不
充分であり、20重量部超では硬化物の伸びなどが損な
われる。
【0083】接着性付与剤としては、(メタ)アクリロ
イルオキシ基含有シラン類、アミノ基含有シラン類、メ
ルカプト基含有シラン類、エポキシ基含有シラン類、カ
ルボキシル基含有シラン類などが好ましい。
【0084】(メタ)アクリロイルオキシ基含有シラン
類としては、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチ
ルジメトキシシランなどがある。
【0085】アミノ基含有シラン類としては、3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−
(N−ビニルベンジル−2−アミノエチル)−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アニリノプロピル
トリメトキシシランなどがある。
【0086】メルカプト基含有シラン類としては、3−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプ
トプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメ
チルジエトキシシランなどがある。エポキシ基含有シラ
ン類としては、3−グリシドキプロピルトリメトキシシ
ラン、3−グリシドキプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−グリシドキプロピルトリエトキシシランなどが
ある。
【0087】カルボキシル基含有シラン類としては、2
−カルボキシエチルトリエトキシシラン、2−カルボキ
シエチルフェニルビス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、N−(N−カルボキシルメチル−2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどがあ
る。
【0088】また2種以上のシランカップリング剤を反
応させて得られる反応物を用いてもよい。反応物の例と
してはアミノ基含有シラン類とエポキシ基含有シラン類
との反応物、アミノ基含有シラン類と(メタ)アクリロ
イルオキシ基含有シラン類との反応物、エポキシ基含有
シラン類とメルカプト基含有シラン類の反応物、メルカ
プト基含有シラン類同士の反応物などが挙げられる。こ
れらの反応物はシランカップリング剤を混合し室温〜1
50℃の温度範囲で1〜8時間撹拌することによって容
易に得られる。
【0089】接着性付与剤の使用量は有機重合体(A)
とポリオキシアルキレン誘導体(B)の合計100重量
部に対して0〜30重量部が好ましい。
【0090】本発明の硬化性組成物には、粘度の調整、
組成物の保存安定性向上を目的として溶剤を添加でき
る。溶剤の使用量は有機重合体(A)とポリオキシアル
キレン誘導体(B)の合計100重量部に対して0〜5
00重量部が好ましい。
【0091】上記の溶剤としては脂肪族炭化水素類、芳
香族炭化水素類、ハロゲン系炭化水素類、アルコール
類、ケトン類、エステル類、エーテル類、エステルアル
コール類、ケトンアルコール類、ケトンエステル類、エ
ステルエーテル類を使用できる。特にアルコール類を用
いた場合、特に本発明の組成物を長期に保存する場合、
保存安定性が向上するので好ましい。アルコール類とし
ては、炭素数1〜10のアルキルアルコールが好まし
く、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、イソアミルアルコール、ヘキシルアルコール、オク
タノールなどが用いられる。
【0092】また本発明の硬化性組成物の貯蔵安定性を
さらに改良するために、硬化性や柔軟性に悪影響を及ぼ
さない範囲で少量の脱水剤を添加できる。脱水剤の使用
量は有機重合体(A)とポリオキシアルキレン誘導体
(B)の合計100重量部に対して0〜30重量部が好
ましい。
【0093】脱水剤としては、オルトギ酸メチル、オル
トギ酸エチルなどのオルトギ酸アルキル、オルト酢酸メ
チル、オルト酢酸エチルなどのオルト酢酸アルキル、、
メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなど
の加水分解性有機シリコン化合物、加水分解性有機チタ
ン化合物などが好ましい。特に、ビニルトリメトキシシ
ランまたはテトラエトキシシランが、コストおよび効果
の点から特に好ましい。
【0094】また垂れ性の改善のためチキソ性付与剤を
使用してもよい。このようなチキソ性付与剤としては水
添ひまし油、脂肪族アミドなどが用いられる。
【0095】また、老化防止剤としては、一般に用いら
れている酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などが適
宜用いられる。
【0096】本発明の硬化性組成物は、建築用またはそ
れ以外の分野のシーリング材、接着材、コーティング
材、防水材などの用途に使用できる。特に硬化物の表面
耐汚染性が要求される用途に好適である。
【0097】
【実施例】以下に合成例(例1〜4)、実施例(例5〜
8)、比較例(例9〜12)を挙げて説明する。
【0098】ポリエーテルA1およびA2は実施例また
は比較例で用いた加水分解性ケイ素基を有する有機重合
体であり、下記のプロピレンオキシド重合体である。
【0099】A1:前記(ロ)の方法で製造した全末端
の75%にジメトキシシリルプロピル基を導入した平均
分子量17000のエチレングリコール開始のポリプロ
ピレンオキシド系重合体。
【0100】A2:前記(ロ)の方法で製造した全末端
の78%にジメトキシシリルプロピル基を導入した平均
分子量20000のグリセリン開始のポリプロピレンオ
キシド系重合体。
【0101】[例1]ステンレス製の耐圧オートクレー
ブ中に、500gのF(CF28CH2CH2CH(CH
3)OHを粉末のまま加え、亜鉛ヘキサシアノコバルテ
ート錯体を0.25g加えた。65℃に昇温して撹拌し
ながら溶解させ、80℃まで昇温し、系内の雰囲気を窒
素雰囲気下にした後、80℃を維持しながらプロピレン
オキシド(以下POと記す)546gを3時間かけて連
続導入した。
【0102】反応終了後、未反応のPOを減圧下留去し
て粗生成物を得た。キレート試薬を添加し、触媒の重金
属を除いて、吸着剤であるKW−1000およびKW−
600(いずれも協和化学社製、商品名)を、それぞれ
粗生成物の100重量部に対して順に1重量部添加して
無機化合物を吸着させた。脱水、濾過、ついで乾燥して
ポリオキシアルキレン誘導体B1を得た。
【0103】ポリオキシアルキレン誘導体B1の水酸基
価は57.4mgKOH/gであった。生成物のNMR
スペクトル(1H−NMR、19F−NMR、および13
−NMR)により、F(CF28CH2CH2CH(CH
3)O[CH2CH(CH3)O]nH(ただし、nの平均
値は8.4である。)の生成を確認した。
【0104】[例2]POの代わりにPO/エチレンオ
キシド(以下EOと記す)=70/30(重量比)の混
合物を用いた以外は例1と同様に反応を行い、ポリオキ
シアルキレン誘導体B2を得た。
【0105】ポリオキシアルキレン誘導体B2の水酸基
価は56.8mgKOH/gであった。生成物のNMR
スペクトルにより、F(CF23CH2CH2CH(CH
3)O[CH2CH(CH3)O]p(CH2CH2O)q
(ただし、POとEOの連なり方はランダムである。p
+qの平均値は9.3であり、p:q=64:36であ
る。)の生成を確認した。
【0106】[例3]POの代わりにPO/EO=30
/70(重量比)の混合物を用いた以外は例1と同様に
反応を行い、ポリオキシアルキレン誘導体B3を得た。
【0107】ポリオキシアルキレン誘導体B3の水酸基
価は56.0mgKOH/gであった。生成物のNMR
スペクトルにより、F(CF23CH2CH2CH(CH
3)O[CH2CH(CH3)O]p(CH2CH2O)q
(ただし、プロピレンオキシドとエチレンオキシドの連
なり方はランダムである。p+qの平均値は10.6で
あり、p:q=25:75である。)の生成を確認し
た。
【0108】[例4]ステンレス製の耐圧オートクレー
ブ中に、500gのF(CF28CH2CH2CH(CH
3)OHを粉末のまま加え、さらに、沃素1.8g、沃
化ナトリウム3.2g、NaBH41.6gを加えた。
65℃に昇温して撹拌しながら溶解させ、80℃まで昇
温し、系内の雰囲気を窒素雰囲気下にした後、80℃を
維持しながらEO546gを3時間かけて連続導入し
た。
【0109】反応終了後、未反応のEOを減圧下留去し
て粗生成物を得た。リン酸を添加して、アルカリを中和
した後、吸着剤であるKW−1000およびKW−60
0(いずれも協和化学社製、商品名)を、それぞれ粗生
成物の100重量部に対して順に1重量部添加して無機
化合物を吸着させた。脱水、濾過、ついで乾燥してポリ
オキシアルキレン誘導体B4を得た。
【0110】ポリオキシアルキレン誘導体B1の水酸基
価は55.8mgKOH/gであった。生成物のNMR
スペクトル(1H−NMR、19F−NMR、および13
−NMR)により、F(CF28CH2CH2CH(CH
3)O(CH2CH2O)nH(ただし、nの平均値は1
1.7である。)の生成を確認した。
【0111】[例5]ポリエーテルA1の70重量部
(以下、部とする)およびポリエーテルA2の30部の
混合物に対し、(B)成分であるポリオキシアルキレン
誘導体B1を5部、白艶化CCR(白石工業社製膠質炭
酸カルシウム)60部、ホワイトンSB(白石工業社製
重質炭酸カルシウム)70部、フタル酸ジオクチル60
部、エピコート828(油化シェルエポキシ社製、エポ
キシ化合物)5部、酸化チタン(石原産業社製タイペー
クR−820)3.5部、チヌビン327(チバ・ガイ
ギー社製、光安定剤)1部、サノール765(三共社
製、光安定剤)0.5部、イルガノックス245(チバ
・ガイギー社製、酸化防止剤)1部および水添ヒマシ油
(楠本化成社製ディスパロン#305)4部を加え、2
Lプラネタリーミキサーにて60℃で3時間混合したの
ち、10torrで真空脱気処理し、組成物を得た。
【0112】スズビス(2−エチルヘキサノエート)と
ラウリルアミンを3/1の重量比で混合した硬化促進触
媒を上記組成物に対し3部加え、充分に混練した。
【0113】この混練物を縦50mm、横150mm、
厚さ5mmの型に入れ、シート状とし20℃、65%湿
度の恒温恒湿槽に7日間入れ、硬化物シートを得た。
【0114】この硬化物シートを神奈川県横浜市にある
旭硝子(株)研究所の屋上南面に45度の角度に放置
し、半年後の天曝耐汚染性を目視にて観察した。その結
果を表1に示す。
【0115】ただし、天曝耐汚染性評価は次の判定基準
による。 ○:ほこりの付着がほとんど認められない。 △:ほこりの付着がある。 ×:ほこりがひどく付着している。
【0116】[例6〜8](B)成分としてB1の代わ
りに下記に示すポリオキシアルキレン誘導体B2〜B4
を用いたこと以外は、例5と同様にして硬化物シートを
得た。天曝耐汚染性を評価した結果を表1に示す。
【0117】[例9](B)成分を含まないこと以外は
例5と同様にして硬化物シートを得た。天曝耐汚染性を
評価した結果を表1に示す。
【0118】[例10〜12]例5で用いた(B)成分
の代わりに下記に示すフッ素系界面活性剤C1〜C3を
用いたこと以外は、例5と同様にして硬化物シートを得
た。天曝耐汚染性を評価した結果を表1に示す。
【0119】比較例に使用した化合物の構造式は次のと
おり。
【0120】 D1:Ct2t+1COO-NH4+(tの平均値9)、 D2:Ct2t+1CONH(CH23+(CH33-
(tの平均値9)、 D3:Ct2t+1CONH(CH2CH2O)21CH3(t
の平均値9)。
【0121】
【表1】
【0122】表1からわかるとおり、有機重合体(A)
に(B)成分としてB1〜B4を加えた組成物の硬化物
は、(B)成分を加えなかった場合と比較して天曝時の
耐汚染性が良好である。
【0123】一方、イオン性および非イオン性の親水基
を含むフッ素系界面活性剤C1〜C3を加えた組成物の
硬化物は、対応する(B)成分を含む場合と比較して天
曝時の耐汚染性に乏しい。
【0124】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物による硬化物は、
天曝時の耐汚染性に優れ、弾性シーリング材、防水材と
して最適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC021 AC091 BB101 BB141 BB171 BC041 BC091 BD121 BD151 BE041 BF021 BG011 BG041 BG051 BG091 BG101 BG131 CF111 CG021 CH051 CH052 ED046 FD010 FD020 FD140 FD150 FD200 GH00 GJ01 GJ02 GL00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加水分解により架橋可能な加水分解性ケイ
    素基を分子内に1つ以上有する有機重合体(A)とポリ
    フルオロアルキル基含有のアルキレンオキシド誘導体
    (B)とを含有する硬化性組成物。
  2. 【請求項2】アルキレンオキシド誘導体(B)が下記式
    1で表される含フッ素化合物である請求項1に記載の硬
    化性組成物。 Rf−Q−O−(A−O)n−R・・・式1 ただし、式1中の記号は下記の意味を示す。 Rf:炭素数1〜22のポリフルオロアルキル基。 Q:炭素数1〜5のアルキレン基。 n:1〜100の整数。 A:炭素数2〜4のアルキレン基、または、炭素数2〜
    4のアルキレン基の水素原子の1個以上が1価の芳香族
    炭化水素基、アルコキシ基もしくはフェノキシ基に置換
    された基。nが2〜100である場合のAは、それぞれ
    同一であっても異なっていてもよい。 R:水素原子、炭素数1〜18のアルキル基または炭素
    数1〜18のアシル基。
  3. 【請求項3】有機重合体(A)とアルキレンオキシド誘
    導体(B)の割合が重量比で(A)/(B)=100/
    0.01〜100/20である、請求項1または2に記
    載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】加水分解性ケイ素基が式2で表される基で
    ある請求項1、2または3に記載の硬化性組成物。 −SiXa1 3-a・・・式2 ただし、式2中の記号は下記の意味を示す。 R1:炭素数1〜20の1価の炭化水素基。 X:水酸基または1価の加水分解性基。 a:1〜3の整数。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082222A (ja) * 2001-06-28 2003-03-19 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
JP2016509110A (ja) * 2013-02-26 2016-03-24 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ フッ素化オキシアルキレン含有ポリマー又はフッ素化オキシアルキレン含有オリゴマーを伴う汚損防止組成物

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JP2016509110A (ja) * 2013-02-26 2016-03-24 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ フッ素化オキシアルキレン含有ポリマー又はフッ素化オキシアルキレン含有オリゴマーを伴う汚損防止組成物

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