JP2000289667A - 自転車の盗難予防装置 - Google Patents
自転車の盗難予防装置Info
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- stem
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Abstract
ストとの結合を解除し、ハンドルをフリー回転させるよ
うにすることによって、自転車の操向を不能にして盗難
を予防する。 【構成】 ハンドルステム1に備えた施錠機構4に支配
される錠杆5を該ステムの内周面から出入りさせ、その
先端部5’をハンドルポスト7側の外周面に形成した嵌
合部8と嵌合させることにより、ハンドルステムとハン
ドルポストを一体に結合させて自転車の走行を可能に
し、上記嵌合部の外側に沿って環状に設けたガイド溝9
に上記錠杆の先端部を係合させることにより、ハンドル
ステムとハンドルポストとの結合を解除して、ハンドル
2をフリー回転させるようにした。
Description
に備えた施錠機構を用いて施錠することによって、駐輪
時などに、ハンドルをフリーに回転させるようにして自
転車の操向を不能にするようにしたことを特長とする自
転車の盗難予防装置に関する。
本出願人の先願、特開平9−301240号公報のハン
ドルロック錠のように、ハンドルステムに備えた施錠機
構のロックによりハンドルを車体とほぼ平行に沿わせた
偏向位置に固定して自転車を操向不能にするものであっ
た。
する課題は、従来一般に用いられている上記のようなハ
ンドルロック方式と異なり、施錠によってハンドルをフ
リー回転させることにより自転車の操向を不能にする新
しい盗難予防装置を提供することにある。
題を解決するために、ハンドルステムに設けた装着部に
施錠機構を設け、この施錠機構の内端部に、該施錠機構
に支配されてハンドルステムの内周面に向けて出入する
錠杆を連設し、上記ハンドルステムの内周面に対向する
ハンドルポストの外周部に、上記錠杆の先端部をそれぞ
れ嵌合する嵌合部と円周方向に沿ったガイド溝とを設
け、上記嵌合部と錠杆の先端部との嵌合によってハンド
ルポストとハンドルステムとを一体に結合させてハンド
ルを正常位置に保持させ、上記ガイド溝と錠杆の先端部
との嵌合によって、ハンドルおよびハンドルステムをハ
ンドルポストに対して回転自在に開放して、自転車の操
向を不能にするようにしたことを特徴とする自転車の盗
難予防装置を提供するものである。
車を使用する場合には、ハンドルステムの内周面に突出
する錠杆の先端部をハンドルポスト側の嵌合部に嵌め込
んでステムをハンドルポストに一体に結合させる。施錠
時には、上記嵌合部から脱出させた錠杆の先端部をハン
ドルポストの外周面に形成したガイド溝に係合させるこ
とにより、ステムとハンドルポストとの結合を解除し
て、ハンドルをフリーに回転させるようにする。
端に、引き上げボルトを嵌装してボルト頭部を抜け止め
するホルダーを嵌着し、該ホルダーの外周面に、錠杆の
先端部とそれぞれ係合する嵌合部とガイド溝を設ける一
方、ハンドルステムには、内周面の下端に設けたねじ部
にボトムナットを螺合して、上記ホルダーを下端から支
承させるようにする。また、上記錠杆を支配する施錠機
構には、錠杆を前記嵌合部に嵌合させる第1施錠位置
と、該錠杆を前記ガイド溝に係合させる第2施錠位置
と、錠杆を、前記ハンドルポストおよび上記ボトムねじ
の外周面からも後退させる第3の施錠位置を設定するこ
とにより、ハンドルの高さを調節する場合などに、上記
ボトムナットを弛めて外し、ハンドルポストからハンド
ルステムを抜き出せるようにすることもできる。
下に適宜の段差を付けて上部にガイド溝を設け、下部に
嵌合部を設ける一方、ホルダーの上端部とハンドルステ
ムの内端部との間に、常時ハンドルステムを押し上げる
方向に付勢するコイルばねを介設し、該ホルダーの上端
面とハンドルステムの内端部下面とに、互いに噛み合わ
されるようにした菊座板をそれぞれ固定し、上記嵌合部
に錠杆の先端部が嵌入するハンドル固定時には、上記錠
杆と嵌合部との嵌合と、上記コイルばねと菊座板との圧
接とによって、ハンドルのがたつきを阻止させるように
し、該錠杆の先端部を上記ガイド溝内に移行させるハン
ドルフリー時には、上記コイルばねの付勢によってハン
ドルステム全体を押し上げて、上記菊座板を離間させる
ように構成することにより、本発明を付設した自転車の
走行をより一層安定させることができる。
する。図において、1は、ハンドル2を固定するハンド
ルステム、3はハンドルステム1の下部側面に一体形成
した装着部、4は装着部3内に装着した施錠機構、5
は、施錠機構4の内端に連設されて図1の図示左右方向
に摺動する錠杆、6はその付勢ばね、7は、ハンドルス
テム1の下端から嵌装されたハンドルポスト、8は、ハ
ンドルポスト7の上端部に備えられて錠杆5の先端部
5’を嵌合する嵌合部、9は、嵌合部8の外側に同じ高
さに設けられハンドルポスト7の上部外周面に沿って円
周方向に環状をなすガイド溝である。
ガイド溝9は、ハンドルポスト7に直接設けることもで
きるが、図示した実施例においては、ハンドルポスト7
の上端部に、引き上げボルト10を挿通して、ボルト頭
部11を抜け止めするホルダー12を該ポストと一体に
備え、このホルダー12の外周面に前記嵌合部8とガイ
ド溝9を設けている。また、ハンドルポスト7を挿通す
るハンドルステム1は、下端部に備えたねじ部13にボ
トムナット14を螺合し、該ナット14の上面で、引き
上げボルト10と共にホルダー12を下側から支承して
いる。
5は、ハンドルステム1の内周面から突出する先端部
5’をホルダー12のガイド溝9と係合させていて、ハ
ンドル2とともにハンドルステム1は、ハンドルポスト
7に対して水平方向の回転を自在にしている。したがっ
て、錠杆5がこの位置に施錠されているときは、自転車
の操向は不随意となり、盗難を予防するハンドルフリー
の状態にある。
6に示すように、筒形のシリンダーホルダー15aと、
タンブラーを装着したシリンダー15bと、シリンダー
15bの内端部に装着したガイドレバー16と、回転レ
バー17と、復帰ばね18と、キー19とからなる公知
のシリンダー錠機構を用いており、全体が前記装着部3
内で前後方向の若干の摺動と、左右方向に約225°の
回転を可能にしている。
3,4に示すように装着部3の内面に形成した摺動回転
ガイド溝20に嵌合する上記ガイドレバー16により誘
導される。図3に示すようにガイドレバー16が回転摺
動ガイド溝20の一端(図示右端)、第1施錠位置aに
あるときは、回転レバー17の内端に突出するピン軸1
7’を介して、錠杆5は、図示左方に最大限前進してい
て、先端部5’をハンドルポスト側の嵌合部8内に嵌合
し、この状態においてハンドルポスト7とハンドルステ
ム1とを一体に結合して、自転車の使用を自在にする。
に、回転摺動ガイド溝20の中央部手前側の第2施錠位
置bにあるときは、施錠機構4は、復帰ばね18に付勢
されて最大限後退するとともに、回転レバー17のピン
軸17’を介して錠杆5を前進させ、先端部5’をハン
ドルポスト側のガイド溝9内に嵌合させて、前述のよう
にハンドルステム1を回転自在に開放し、ハンドルフリ
ーの状態にする。さらに、ガイドレバー16が図4に示
すように、回転摺動ガイド溝20の手前側左端の第3施
錠位置cにあるときは、施錠機構4は、回転レバー17
を介し、錠杆5を付勢ばね6に抗して最大限後退させ、
先端部5’をハンドルステム1の内周面内に引き込める
ので、ボトムナット14とねじ部13との螺合を開放す
ることによりハンドルステム1は、上方に抜き出せるよ
うになる。
る。同図中、21は、装着部3の裏板、22は、施錠機
構4の鍵穴、23は、ハンドルステム1内でホルダー1
2を押し下げ方向に付勢するばね、24はそのスペーサ
ーである。
について説明する。実施例2は、ホルダー12の外周面
に、上下に適宜の段差を付けて上部にガイド溝9を設
け、下部に嵌合部8を設ける一方、ホルダー12の上端
部と、ハンドルステム1の内端部との間に、常時該ステ
ム1を押し上げる方向に付勢するコイルばね27を介設
し、ホルダー12の上端面とハンドルステム1の内端部
下面とに、周縁に放射状に凹凸を具えて、互いに噛み合
わされるようにした菊座板25、26をそれぞれ固定
し、嵌合部8内に錠杆5の先端部5’が嵌入するハンド
ル固定時には、錠杆5と嵌合部8との嵌合と、上記コイ
ルばね27と菊座板25、26との圧接とによって、ハ
ンドル2のがたつきを阻止させるようにし、該錠杆5の
先端部5’を上記ガイド溝9内に移行させるハンドルフ
リー時には、上記コイルばね27の付勢によって、ハン
ドルステム全体を押し上げて、上記菊座板25、26を
離間させるように構成することにより、本発明装置を付
設した自転車の走行をより一層安定させるようにしたも
のである。
構造は、実施例1と同じであるので、共通の符号を付し
てその説明を省略する。
2に挿入する前記キー19には、自転車のほかの部分を
ロックする錠前のキーを併用できるようにすると、一つ
の鍵で自転車の盗難を二重に予防できる利点がある。ま
た本発明の実施に際し、施錠機構4、錠杆5、ハンドル
ポスト7の上端部に設ける嵌合部8およびガイド溝9な
どの具体的な構造は実施例の態様に限定されるものでは
なく、本発明の要旨に沿って適宜に設計変更できること
はいうまでもない。
りその作動を支配される錠杆によって、ハンドルステム
をハンドルポストに一体に結合させて自転車を正常に走
行できるようにする一方で、該錠杆の先端部をハンドル
ポストの上端部に設けたガイド溝と係合させることによ
り、ハンドルの回転をフリーにして自転車の操向を不能
にするようにした本発明によれば、新しい施錠方法とし
て盗難予防効果を高めことができる。また、駐輪に際し
て、フリーにしたハンドルを偏向位置に置くことにより
駐輪面積を少なくできるメリットもある。
断面図
に結合した状態における横断面図
態の横断面図
ンドル固定状態を示し、同図(b)はハンドルフリーの
状態を示すそれぞれ一部切欠正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハンドルステムに設けた装着部に施錠機
構を設け、この施錠機構の内端部に、該施錠機構に支配
されてハンドルステムの内周面に向けて出入する錠杆を
連設し、上記ハンドルステムの内周面に対向するハンド
ルポストの外周部に、上記錠杆の先端部をそれぞれ嵌合
する嵌合部と円周方向に沿ったガイド溝とを設け、上記
嵌合部と錠杆の先端部との嵌合によってハンドルポスト
とハンドルステムとを一体に結合させてハンドルを正常
位置に保持させ、上記ガイド溝と錠杆の先端部との嵌合
によって、ハンドルおよびハンドルステムをハンドルポ
ストに対して回転自在に開放して、自転車の操向を不能
にするようにしたことを特徴とする自転車の盗難予防装
置。 - 【請求項2】 前記ハンドルポストは、上端に、引き上
げボルトを嵌装してボルト頭部を抜け止めするホルダー
を一体に嵌着し、該ホルダーの外周面に前記嵌合部とガ
イド溝を設け、前記ハンドルステムは、前記内周面の下
端に設けたねじ部にボトムナットを螺合して、上記ホル
ダーを下端から支承させるようにするとともに、前記施
錠機構には、前記錠杆を前記嵌合部に嵌合させる第1施
錠位置と、該錠杆を前記ガイド溝に係合させる第2施錠
位置と、上記錠杆を、前記ハンドルポストおよび上記ボ
トムナットの外周面からも後退させる第3の施錠位置を
設定して、上記ボトムねじを外すことによってハンドル
ポストからハンドルステムを抜き出せるように構成した
請求項1記載の自転車の盗難予防装置。 - 【請求項3】 前記ホルダーの外周面に、上下に適宜の
段差を付けて上部に前記ガイド溝を設け、下部に前記嵌
合部を設ける一方、ホルダーの上端部と前記ハンドルス
テムの内端部との間に、常時ハンドルステムを押し上げ
る方向に付勢するコイルばねを介設し、該ホルダーの上
端面とハンドルステムの内端部下面とに、互いに噛み合
わされるようにした菊座板をそれぞれ固定し、上記嵌合
部内に前記錠杆の先端部が嵌入するハンドル固定時に
は、該錠杆と嵌合部との嵌合と、上記コイルばねと菊座
板との圧接とによって、ハンドルのがたつきを阻止さ
せ、該錠杆の先端部を上記ガイド溝内に移行させる前記
ハンドルフリー時には、上記コイルばねの付勢によって
ハンドルステム全体を押し上げて、上記菊座板を離間さ
せるように構成したことを特徴とする請求項2記載の自
転車の盗難予防装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103799A JP4174625B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 自転車の盗難予防装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103799A JP4174625B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 自転車の盗難予防装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4174625B2 JP4174625B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=14289975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10103799A Expired - Fee Related JP4174625B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 自転車の盗難予防装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4174625B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004074076A2 (fr) * | 2003-02-18 | 2004-09-02 | Franklin Ferdinand Niedrig | Dispositif antivol pour vehicules diriges au moyen d'un guidon |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10103799A patent/JP4174625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2004074076A2 (fr) * | 2003-02-18 | 2004-09-02 | Franklin Ferdinand Niedrig | Dispositif antivol pour vehicules diriges au moyen d'un guidon |
WO2004074076A3 (fr) * | 2003-02-18 | 2004-12-23 | Franklin Ferdinand Niedrig | Dispositif antivol pour vehicules diriges au moyen d'un guidon |
CN100448723C (zh) * | 2003-02-18 | 2009-01-07 | 富兰克林·费迪南德·尼德里希 | 用于通过车把操纵车辆的防盗装置 |
US7509826B2 (en) | 2003-02-18 | 2009-03-31 | Franklin Ferdinand Niedrig | Anti-theft device for vehicles steered by a handlebar |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4174625B2 (ja) | 2008-11-05 |
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