JP2000288676A - 棒材端部の熱間据込み加工機及び加工装置 - Google Patents

棒材端部の熱間据込み加工機及び加工装置

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JP2000288676A
JP2000288676A JP11096207A JP9620799A JP2000288676A JP 2000288676 A JP2000288676 A JP 2000288676A JP 11096207 A JP11096207 A JP 11096207A JP 9620799 A JP9620799 A JP 9620799A JP 2000288676 A JP2000288676 A JP 2000288676A
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Yuji Kurokawa
雄司 黒川
Tsukasa Maenozono
司 前之園
Isamu Tomota
勇 友田
Akira Sakamoto
章 坂本
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋端部に熱間据込み加工を施して円板状の
拡径部を形成するための装置を提供する。 【解決手段】 第一フレーム6Aと第二フレーム6Bの
間に水平な複数のガイドロッド7を設け、そのガイドロ
ッド7に、型10を保持する型支持ブロック8を移動可
能に保持させ、第一フレーム6Aに鉄筋1を把持するク
ランプ装置12を取り付けると共に第二フレーム6Bに
型支持ブロック8を移動させるシリンダ装置38を取り
付け、更に、型10の前には鉄筋端部を加熱する加熱ヘ
ッド31を配置する。この構成により、クランプ装置1
2で鉄筋1を把持し、先端を加熱ヘッド31で加熱した
後、型10を鉄筋端面に押し付け、鉄筋軸線方向に圧縮
して拡径させ、円板状の拡径部を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋等の金属製の
棒材の端部に熱間据込み加工を施すための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート構造に用いる鉄
筋は、その端部をU字状或いはL字状等に曲げて定着部
としており、この定着部によって他の鉄筋やコンクリー
トに対して定着していた。また、この代わりに、鉄筋と
してねじ鉄筋を用い、それにねじ付定着板をねじ込んで
おき、ねじ鉄筋に対してねじ付定着板を所望位置に位置
決めした後、そのねじ鉄筋とねじ付定着板の間にモルタ
ル等の充填材を注入して固定する構成のものも知られて
いた(例えば、特許第2662150号公報参照)。
【0003】しかしながら、これらの従来の構造にはい
ずれにも問題があった。すなわち、端部をU字状或いは
L字状等に曲げた構造の鉄筋は、コンクリートに対する
定着強度を大きくするためにU字状或いはL字状等の部
分を大きくせざるを得ず、このためかさばって、狭い場
所での施工が困難であり、また、鉄筋端部の曲げ加工が
困難でコスト高となるという問題があった。一方、ねじ
付定着板を用いたものでは、ねじ付定着板をねじ付鉄筋
に固定する際、両者の間に確実にモルタル等の充填材を
注入する作業にコストがかかるとか、ねじ鉄筋にしか適
用できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
これらの問題点を解決すべく検討の結果、鉄筋の端部に
熱間据込み加工を施して拡径させ、円板状の部分を形成
すると、この部分が鉄筋をコンクリートや他の鉄筋に対
して定着させるための定着部としてきわめて有効である
ことを見出した。また、定着板を用いる場合において、
その定着板に鉄筋端部を挿入し、その挿入部分に熱間据
込み加工を施して拡径させることにより、定着板を強固
に固定しうることも見出した。従って、このように鉄筋
端部に熱間据込み加工で形成した定着部を備えた鉄筋、
或いは定着板を熱間据込み加工で固定した鉄筋を大量生
産することが望まれるが、従来は鉄筋端部に熱間据込み
加工を施すための適当な装置が開発されていなかった。
【0005】本発明はかかる状況に鑑みてなされたもの
で、鉄筋のような棒材に対して、その端部を拡径させる
ような熱間据込み加工を施すことの可能な熱間据込み加
工機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱間据込み加工
機は、鉄筋等の棒材に対する熱間据込み時に棒材の端面
を押圧して成形するための端面用成形面を備えた型を、
型支持ブロックに支持させると共に、その型支持ブロッ
クを、複数の互いに平行なガイドロッドに移動可能に保
持させておき、その端面用成形面の前方には、熱間据込
み加工すべき棒材を、その端面が前記端面用成形面に対
向するように保持するクランプ装置と、その棒材の端部
を加熱する加熱手段とを設け、更に、前記クランプ装置
に保持された棒材が前記型で押圧されて成形されるよ
う、前記型支持ブロックをクランプ装置に向かって移動
させる押圧手段を設けるという構成としたものである。
この構成により、棒材を、その端面が前記型の端面用成
形面に対向するようにクランプ装置に保持させると、加
熱手段がその棒材の端部を熱間据込み加工に好適な温度
に加熱し、次いで、押圧手段が型支持ブロックをクラン
プ装置に向かって押し込んでゆき、これによって型の端
面用成形面で棒材端部を強く押圧して軸線方向に圧縮
し、拡径させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の熱間据込み加工機で加工
の対象とする棒材は、代表的には各種の鉄筋であるが、
その他にも、熱間据込みが可能で且つ熱間据込みが必要
な金属材であれば任意である。熱間据込みによって棒材
端部に形成する形状は、通常は、棒材端面のみを型の端
面用成形面で規制することで、棒材径よりも拡径させて
形成する円板状であるが、必要に応じ、拡径する部分の
外周を型規制することで長円形、楕円形、長円形、矩形
等としてもよい。熱間据込み加工によって形成したこれ
らの形状の拡径部は、鉄筋の定着部として好適に使用で
きる。また、熱間据込みを行う前に、棒材を貫通させる
穴を備えた定着板の前記穴内に棒材端部を挿入させてお
き、その状態で熱間据込みを行うことで定着板内に挿入
されている部分及びその前後を拡径させ、棒材を前記定
着板に強固に固定することも可能である。
【0008】本発明の熱間据込み加工機の具体的な構成
としては、第一及び第二フレームを間隔をあけて配置
し、これらの二つのフレームに、複数のガイドロッドを
互いに平行に保持させ、そのガイドロッドに型支持ブロ
ックを移動可能に保持させると共に、その型支持ブロッ
クに、前記第一フレームに面するように端面用成形面を
備えた型を取り付け、また、前記第一フレームには棒材
を保持するためのクランプ装置を取り付け、更に、前記
型支持ブロックに押圧手段を連結し、その押圧手段によ
って前記型支持ブロック及びそれに保持された型を前記
クランプ装置に向かって移動させる構成とする。この構
成とすると、棒材の熱間据込みのための可動部分が型及
びそれを保持した型支持ブロックとなり、長い棒材やそ
れを保持した重いクランプ装置を移動させる必要がなく
なるので、構造を小型化し、簡略にできるという利点が
得られる。
【0009】上記した構成を採用する場合において、熱
間据込み加工中の棒材の中心軸線が位置する軸線(加工
軸線という)の方向は水平、垂直、斜めのいずれでもよ
いが、水平とすることが好ましい。すなわち、第一及び
第二フレームを水平方向に離して配置し、両者間に取り
付けるガイドロッドを水平に配置することで、加工軸線
を水平とすることができ、この構成とすると、長い棒材
を水平に保持した状態で熱間据込み加工機に対する着脱
を行うことができ、ハンドリングの操作が容易となる。
また、棒材は常に水平状態で取り扱われるため、高さ方
向に大きい空間を必要とせず、この熱間据込み加工機を
設置した場所の天井の高さを高くする必要がなくなる。
更に、棒材を水平に保管した場所の両側に熱間据込み加
工機を設置することで、棒材の両端に熱間据込み加工を
容易に施すことが可能となる。
【0010】本発明の熱間据込み加工機に用いる加熱手
段は、棒材を加熱する加熱ヘッドと、該加熱ヘッドを、
棒材端部を加熱する加熱位置から棒材から離れた退避位
置に移動させる加熱ヘッド移動手段を備えた構成とする
ことが好ましい。この構成とすると、加熱ヘッドで棒材
端部を加熱した後、その加熱ヘッドを鉄筋から離れた位
置に退避させることができるので、クランプ装置で棒材
の熱間据込み加工を施す端部の近傍を把持することが可
能となり、細長い棒材を軸線方向に圧縮した際に座屈等
の不整変形を防止できる。
【0011】また、前記した加熱ヘッドを棒材から離れ
た位置に退避させる構成とする代わりに、その加熱ヘッ
ドが前記型と一緒に移動するよう、該型を支持した部材
に保持させる構成とすることも可能である。この構成と
すると、クランプ装置の位置を、加熱ヘッドが移動する
領域を避けるように棒材端部から離すことは必要となる
が、加熱ヘッドを単独で移動させる機構を用いなくても
加熱ヘッドを熱間据込み加工に干渉しない位置に移動さ
せることができ、従って、加熱ヘッドの保持機構を簡略
化できる。
【0012】本発明の熱間据込み加工機に用いる型は、
少なくとも棒材端面を成形する端面用成形面を備えたも
のであれば任意であるが、その型に、棒材を挿入させる
貫通穴を備えた定着板を前記端面用成形面の前方に保持
する定着板支持部を備えた構成とすることが好ましい。
この構成とすると、その定着板支持部に定着板を保持さ
せた状態で棒材端部の熱間据込み加工を施すことで、定
着板に挿入した棒材端部を拡径させて定着板に確実に固
定させることができ、定着板付の棒材を製造できる。
【0013】上記した熱間据込み加工機を構成する第一
フレーム、クランプ装置、加熱手段、型等は、熱間据込
み加工すべき棒材を、前記第一フレームの第二フレーム
とは反対側から前記クランプ装置を通して棒材軸線方向
に送り込むことで熱間据込み加工を行う位置に装着で
き、加工後には、その棒材を加工時の軸線位置から退避
させ、次いで棒材軸線方向に引き戻すなどして機外に排
出することができる構成とすることが好ましい。この構
成とすると、熱間据込み加工機に対する棒材の着脱のた
めの動きが簡単となり、自動化が容易となる。
【0014】更に、前記型の端面用成形面の前方に、前
記クランプ装置を通して棒材軸線方向に送り込まれてく
る棒材の先端を位置決めする位置決めストッパを設ける
と共に、その位置決めストッパを、棒材の前進を阻止す
る作動位置と、前記型及びクランプ装置による据込み動
作に干渉しない退避位置に移動させるストッパ移動手段
を設けることが好ましい。この位置決めストッパを設け
ると、熱間据込み加工すべき棒材を所定位置に位置決め
でき、据込み加工量を一定にできる。
【0015】本発明の熱間据込み加工機は、通常は工場
等に据え付けた形態で使用されるが、必要に応じ、各部
品の軽量化を図り、可搬式として使用してもよい。可搬
式とした場合、その熱間据込み加工機を建築現場等に持
ち込み、適当な場所に置くとか、クレーン等で吊り下げ
た状態で使用することができる。また、建築現場におい
て、構造物を形成するために適当に組んだ鉄筋の端部の
ところに、熱間据込み加工機をクレーン等で運び、その
位置で鉄筋端部に熱間据込み加工を施すように使用する
こともできる。
【0016】本発明の熱間据込み加工機を工場等に据え
付けて使用する場合、熱間据込み加工機を単独で使用し
てもよいが、棒材の両端をそれぞれ熱間据込み加工する
ように2台を組み合わせて使用することが好ましい。す
なわち、熱間据込み加工を施すべき複数の棒材を水平に
且つ互いに平行に保持する棒材保持手段を設け、その両
側にそれぞれ熱間据込み加工機を、その加工軸線が、前
記棒材保持手段に保持した棒材と平行になるように、且
つクランプ装置を保持した第一フレーム側が前記棒材保
持手段に隣接した位置となるように配置して熱間据込み
加工装置を構成することが好ましい。この構成とする
と、棒材保持手段に保持した棒材の一つを、片側の熱間
据込み加工機の加工軸線に合わせて軸線方向に送り込む
ことで、所定位置にセットし、棒材の一端に熱間据込み
加工を施すことができ、加工後それを元の棒材保持手段
上に戻し、その後、今度は反対側に位置する熱間据込み
加工機に送り込んで、反対側の端部に熱間据込み加工を
施すことができ、結局、棒材の両端に熱間据込み加工を
容易に施すことができる。また、この構成の熱間据込み
加工装置において、前記棒材保持手段の両側に配置され
た熱間据込み加工機は、それぞれの加工軸線が、直角方
向に離れた位置となるように配置することが好ましい。
この構成とすると、棒材保持手段の両側の熱間据込み加
工機に対する棒材の着脱操作が互いに干渉することがな
く、このため、棒材の着脱操作を同時に実施でき、生産
性が向上する。
【0017】前記棒材保持手段の両側に設けられた熱間
据込み加工機のそれぞれに対して、棒材保持手段に保持
した棒材を、熱間据込み加工機の加工軸線に一致する位
置に持ち上げ、前記クランプ装置を通して棒材軸線方向
に送り込んで熱間据込み加工を行う位置に装着し、加工
後には、その棒材を加工軸線から持ち上げて退避させて
から移動させて、前記棒材保持手段上又は別設の棒材保
持手段上に下降させる棒材移載手段を設けておくことが
好ましい。この棒材移載手段を設けることで、各熱間据
込み加工機に対する棒材の着脱の自動化が可能となる。
【0018】更に、前記棒材保持手段に、保持している
棒材を、水平面において前記両側の熱間据込み加工機の
加工軸線に一致する位置に順次搬送する搬送手段を備え
ておくことが好ましい。この構成とすると、熱間据込み
加工を施すべき棒材を棒材保持手段の適当な位置に供給
しておけば、その棒材の搬送、各熱間据込み加工機への
着脱を自動化できる。
【0019】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の1実施例による棒材端部の熱間据込
み加工機及びそれを用いた熱間据込み加工装置を示す概
略平面図、図2はその要部を拡大して示す概略平面図、
図3は図2に示す部分の概略側面図である。図1〜図3
に示す実施例は、鉄筋の両端に熱間据込み加工を施して
円板状の定着部を形成するものであり、1は熱間据込み
加工を施すべき棒材である鉄筋、1Aは一端に定着部と
して使用する拡径部1aを形成した鉄筋、1Bは両端に
拡径部1a、1bを形成した鉄筋である。2は、多数の
鉄筋1、1A、1B等を互いに平行に且つ水平に保持す
る棒材保持手段である。この実施例の棒材保持手段2
は、鉄筋1、1A、1B等を単に保持するのみならず、
その鉄筋を鉄筋軸線に直角方向(矢印Aで示す方向)に
間欠的に搬送する搬送手段を備えている。すなわち、棒
材保持手段2は鉄筋1、1A、1B等を乗せて搬送する
チェーン等の保持部材3を備えている。この保持部材3
は、保持している鉄筋を、水平面において後述する熱間
据込み加工機5、5の加工軸線(熱間据込み加工を施さ
れている鉄筋1の中心軸線が位置する軸線)P−P、Q
−Qに一致する位置に順次搬送する構成となっている。
また、保持部材3は鉄筋1、1A、1B等を上から乗せ
たり、上に取り出したりすることが可能な形態で保持す
る構成である。
【0020】この棒材保持手段2の両側には、それぞれ
熱間据込み加工機5、5が設けられている。これらの熱
間据込み加工機5、5はそれぞれ、鉄筋1の近接した側
の端部を熱間据込み加工するためのもので、それぞれの
加工軸線P−P、Q−Qが直角方向に離れた位置となる
ように配置されている。2台の熱間据込み加工機5、5
は対称に配置されている以外は実質的に同一構成である
ので、以下、図1で棒材保持手段2の右側に配置されて
いる熱間据込み加工機5についてその構成を説明する。
【0021】熱間据込み加工機5は、図2、図3に拡大
して示すように、両側に垂直に且つ互いに平行に設けら
れた第一フレーム6A、第二フレーム6Bと、これらの
フレーム6A、6Bの間に水平に取り付けられた複数の
ガイドロッド7と、そのガイドロッド7に水平に移動可
能に保持された型支持ブロック8等を備えている。この
型支持ブロック8の棒材保持手段2側の面には、図8に
も拡大して示すように、板状の型10を上方から挿入可
能な溝を備えた型取付部材9が固定されており、型10
を容易に交換可能な形態で保持可能となっている。型1
0は、鉄筋1の熱間据込み加工時に鉄筋1の端面を押圧
して成形するための端面用成形面10aを備えたもので
あり、その成形面10aの中央(加工軸線P−Pを中心
とする位置)に小さい隆起部10bを備えている。この
隆起部10bは鉄筋端部を据込み加工する際に材料の拡
径方向への流れを助長するために設けたものであり、必
要なければ省略してもよい。隆起部10bの形状として
は、円錐状、球面状等の、材料を拡径方向に流れやすく
するものであれば任意であるが、その先端には鉄筋軸線
に直角な平面を形成ておくことが好ましい。このような
平面を形成しておくと、その鉄筋端面に隆起部10bを
押し当てた際に、鉄筋の中心軸線と隆起部10bとの中
心軸線とがずれていても、鉄筋が不安定に変形すること
がなく、良好な熱間据込みが可能となる。
【0022】図1〜図3において、棒材保持手段2側に
位置する第一フレーム6Aの、型10に面する側には、
熱間据込み加工すべき鉄筋1を、その端面が型10の成
形面10aに対向するように保持するクランプ装置12
が設けられている。このクランプ装置12は、図4〜図
6に示すように、第一フレーム6Aに固定された下部フ
レーム13と、その下部フレーム13に軸14を介して
旋回可能に保持された3個の上部フレーム15を備えて
おり、その下部フレーム13と上部フレーム15の対向
する面にそれぞれ、鉄筋をクランプするための半割りス
リーブ16A、16Bが取り付けられている。かくし
て、この半割りスリーブ16A、16Bで鉄筋1をはさ
み付けることにより鉄筋1を固定することができる。な
お、各半割りスリーブ16A、16Bの内面(鉄筋に接
触する面)は平滑としてもよいが、円周方向の溝或いは
らせん状の溝を形成しておくと、鉄筋が滑りにくくな
り、鉄筋の把持力が大きくなるので好ましい。また、上
部フレーム15を3個設けたのは、鉄筋が軸線方向に滑
らないように確実に把持するためであり、この個数は適
宜増減可能である。
【0023】上部フレーム15を旋回可能に保持する軸
14は、下部フレーム13に取り付けられている半割り
スリーブ16Aの横に設けられており、上部フレーム1
5を上方に、図4に二点鎖線15aで示す位置に開くこ
とにより、半割りスリーブ16Aの上方を開放できる。
かくして、この状態で、鉄筋1を上方に、すなわち鉄筋
の軸線に交叉する方向に取り出すことが可能となる。な
お、第一フレーム6Aには、鉄筋1を上方に取り出すこ
とを可能とするため、上端を開口した溝6aが形成され
ている。3個の上部フレーム15には、その開閉のため
の共通のエアシリンダ等の開閉用シリンダ装置18が連
結されている。
【0024】図4〜図6において、下部フレーム13に
は軸14を配置した側とは反対側に軸20が取り付けら
れており、この軸20には、3個の上部フレーム15に
それぞれ対向して締付用レバー21が旋回可能に取り付
けられている。この締付用レバー21は、上端近傍に上
部フレーム15の上面を押圧するための押圧部21aを
備えており、下端近傍に受けボルト21bを備えてい
る。そして、この受けボルト21bに対向する位置に油
圧シリンダ等の締付用のシリンダ機構23が設けられて
おり、そのシリンダ機構23で受けボルト21bを押す
ことで、締付用レバー21を図4で時計方向に旋回さ
せ、押圧部21aで上部フレーム15を下部フレーム1
3に強く押し付けて鉄筋をクランプするようになってい
る。ここで、軸20から押圧部21aまでの距離を、受
けボルト21bまでの距離よりもかなり小さくしてお
り、これによってシリンダ機構23の力を拡大して上部
フレーム15を押圧でき、鉄筋を確実に把持することが
できる。なお、締付用レバー21の下端にはコイルばね
(図示せず)が連結され、シリンダ機構23が作動して
いない時には、締付用レバー21を図4で反時計方向に
旋回させ、上部フレーム15の開閉に干渉しない位置に
保持するようになっている。
【0025】図2、図3において、型10の成形面10
aの前方には、後述する棒材移載手段40で加工軸線P
−P上を鉄筋軸線方向に送り込まれてきた鉄筋1の先端
が突き当たることでその鉄筋の端面位置を位置決めする
位置決めストッパ26と、その位置決めストッパ26
を、鉄筋の前進を阻止する作動位置(図3に示す位置)
と、その下方の退避位置に移動させるエアシリンダ等の
ストッパ移動手段27が設けられている。
【0026】更に、型10の成形面10aの前方には、
その位置決めストッパ26で所定位置に位置決めされた
鉄筋1の端部の熱間据込みを施すべき領域を、熱間据込
みに適した温度(例えば、800〜1300°C)に加
熱する加熱手段30も設けられている。この加熱手段3
0は、誘導加熱方式のもの、ガスバーナ方式のもの等任
意であるが、この実施例では鉄筋端部を加熱する誘導コ
イルからなる加熱ヘッド31と、その加熱ヘッド31を
保持すると共にそれに高周波電流を供給するトランス3
2と、そのトランス32を保持した昇降台33と、昇降
台33を昇降させる油圧シリンダ等のシリンダ装置34
等を備えている。鉄筋の加熱に誘導加熱を利用すると、
敏速な加熱が可能であり且つ温度制御が容易である等の
利点が得られる。ここで使用する加熱ヘッド31は、図
7に示すように、上端が開放した略U字状をなしてお
り、図3に示す作動位置(鉄筋1を加熱する位置)から
鉄筋1に干渉することなく、鉄筋1の下方に移動可能で
ある。かくして、シリンダ装置34が昇降台33を押し
上げることで、加熱ヘッド31を図3に示す作動位置に
移動させ、また、昇降台33を下降させることで、その
加熱ヘッド31を、鉄筋1から下方に離れた退避位置に
移動させることができる。なお、位置決めストッパ26
及び加熱ヘッド31の退避位置は、後述するように型支
持ブロック8がクランプ装置12に向かって前進し、鉄
筋1の先端を据込み加工する際に、その動作に干渉しな
い位置としている。
【0027】第二フレーム6Bには油圧シリンダ等のプ
レス用のシリンダ装置38が設けられ、そのピストンロ
ッド38aの先端は型支持ブロック8に連結され、その
型支持ブロック8をクランプ装置12に向かって押し出
すことが可能な構成となっている。また、ガイドロッド
7には型支持ブロック8の前進位置を規制するためのス
トッパ39が取り付けられ、鉄筋先端に加える圧下量を
調整するようになっている。なお、型支持ブロック8の
前進位置を規制する手段としては、ストッパ39を用い
る構成に限らず、シリンダ装置38としてサーボシリン
ダを用い、シリンダ装置38自体の伸び出し量を規制す
る構成としてもよい。
【0028】クランプ装置12の背後の、棒材保持手段
2内には、棒材保持手段2に保持した棒材を、熱間据込
み加工機5の加工軸線P−Pに一致する位置に持ち上
げ、クランプ装置12を通して棒材軸線方向に送り込ん
で熱間据込み加工を行う位置に装着し、加工後には、そ
の棒材を加工軸線P−Pから持ち上げ次いで棒材軸線方
向に引き戻し、その後、棒材保持手段2上に下降させる
棒材移載手段40が設けられている。この棒材移載手段
40は、鉄筋1を保持し且つ水平に送るための複数のV
形ローラ41と、各V形ローラ41を保持しかつ昇降可
能なローラ保持台42と、そのローラ保持台42を昇降
させる昇降機構43と、複数のローラ保持台42が同期
して昇降するように複数の昇降機構43を駆動する昇降
用モータ44と、各V形ローラ41を正逆両方向に回転
駆動する送り用モータ45等を備えている。
【0029】以上のように構成された熱間据込み加工装
置について、以下その動作を説明する。図1において、
棒材保持手段2が鉄筋1を矢印A方向に間欠的に搬送し
ている。そして、一つの鉄筋1が第一の熱間据込み加工
機5の加工軸線P−Pの下方に送り込まれると、その下
方に待機していたV形ローラ41が上昇し、図3に示す
ように、鉄筋1を熱間据込み加工機5の加工軸線P−P
に一致する高さに持ち上げ、次いで、V形ローラ41が
回転して鉄筋1を矢印Bで示すように、型10に向かっ
て軸線方向に送る。この時、クランプ装置12は開放さ
れた状態にあり、且つ位置決めストッパ26及び加熱ヘ
ッド31は共に図3に示す作動位置に上昇して待機して
いる。また、型支持ブロック8も図示した後退位置に待
機している。V形ローラ41で矢印B方向に送られた鉄
筋1は、その先端が位置決めストッパ26に突き当たっ
て所定位置に位置決めされた後、クランプ装置12の開
閉用シリンダ装置18が上部フレーム15を図4に示す
ように下部フレーム13の上に閉じ、締付用シリンダ機
構23が締付用レバー21を旋回させて上部フレーム1
5を下部フレーム13にしっかりと押し付ける。これに
より、鉄筋1はクランプ装置12で固定される。
【0030】次に、図2、図3において、位置決めスト
ッパ26がストッパ移動手段27によって、加熱ヘッド
31による加熱の邪魔にならない位置に下降し、次いで
加熱ヘッド31が鉄筋1の先端を熱間据込みを行うのに
適した温度(例えば、800〜1300°C)に加熱す
る。なお、位置決めストッパ26を誘導加熱されない材
料で形成するなどして、その位置決めストッパ26が加
熱ヘッド31による鉄筋先端の加熱にあまり邪魔になら
ない場合には、加熱に先立って位置決めストッパ26を
下降させなくてもよい。加熱ヘッド31によって鉄筋先
端を所定温度に昇温させた後、加熱ヘッド31も、下方
の待機位置に下降する。次いで、押圧用のシリンダ機構
38が作動して型支持ブロック8をクランプ装置12に
向かって前進させる。これにより、その型支持ブロック
8に保持されている型10が、図8(a)に示すよう
に、鉄筋1の端面に向かって前進し、その端面を鉄筋軸
線方向に押し込んで行くことにより、図8(b)に示す
ように、鉄筋1の加熱領域が圧縮され、拡径してゆく。
以上の操作により、図8(c)に示すように、鉄筋1の
先端に円板状の拡径部1aが形成される。この時、型支
持ブロック8の前進位置がストッパ39(図1、図2参
照)で規制されることにより、型10が鉄筋1の先端に
加える圧下量を一定に保つことができ、所望外径の拡径
部1aを形成できる。
【0031】図1〜図3において、拡径動作が終了した
後は、シリンダ装置38が型支持ブロック8を後退さ
せ、且つクランプ装置12が開く。これにより、一端に
拡径部1aを形成した鉄筋1を上方に取り出すことが可
能となる。次に、図3において、V型ローラ41が更に
上昇して鉄筋1を上方に持ち上げ、次いで、前回とは反
対方向に回転して鉄筋1を矢印Bとは反対方向に運び出
し、鉄筋1の全体を第一フレーム6Aの外側(図面では
左側)に運び出した後、回転を停止し、次いで下降し
て、その鉄筋1を棒材保持手段2の保持部材3上に降ろ
す。その後、図1において、保持部材3がその鉄筋を下
流に送り出す。図1における鉄筋1Aは以上の動作によ
って、第一の熱間据込み加工機5によって一端に拡径部
1aを形成された後の鉄筋を示している。
【0032】その後、鉄筋1Aは更に下流に送られて第
二の熱間据込み加工機5の加工軸線Q−Qの下方に送り
込まれ、前記したのと同様な手順で、その熱間据込み加
工機5に送り込まれ、他端側に熱間据込み加工によって
拡径部1bを形成された後、元の棒材保持手段2に戻さ
れ、下流に搬送される。このようにして、未加工の鉄筋
1に対して、その両端に熱間据込み加工による拡径部1
a、1bが次々と形成され、両端に拡径部1a、1bを
持った鉄筋1Bが製造され、棒材保持手段2の保持部材
3によって下流に送り出される。
【0033】なお、以上の実施例では、棒材保持手段2
における鉄筋1の搬送、各熱間据込み加工機5に対する
出し入れ、熱間据込み加工等の各動作を自動的に行う場
合を示したが、必要に応じ、これらの動作の一部を手動
操作で行うようにしてもよい。例えば、棒材保持手段2
として、単に鉄筋1を図1に示すような形態で水平に保
持する保持テーブルを用い、その保持テーブル上での鉄
筋の移動を人手で行う構成としてもよいし、更には、各
熱間据込み加工機5に対する鉄筋の出し入れも人手で行
う構成としてもよい。
【0034】また、上記実施例では、鉄筋1の端面を単
に型10の成形面に押し付けることで拡径させ、円板状
の拡径部1aを形成するという熱間据込みを行う場合を
示しているが、この際に拡径部の形状を規制するための
補助型を用いることも可能である。図9、図10はその
場合の実施例を示すものであり、ここで使用している型
10Aは、鉄筋端面を押し付けるための成形面10aを
備えると共に、補助型50を取り付けるための取付部1
0cを備えている。この取付部10cは、補助型50を
上から出し入れすることが可能な溝を備えた構成のもの
であり、その溝に補助型50を装着している。補助型5
0は上下に二つ割り構造のものであって、中央に鉄筋1
を挿入させる穴50aを有すると共に裏面に、円弧状の
成形面50bを備えている。この型10Aを用いて熱間
据込み加工を行うと、図10に示すように、鉄筋1の加
熱した端部を型10Aの成形面で軸線方向に圧縮して拡
径させた時、形成される拡径部1aの背面(鉄筋本体側
の面)の根元を補助型50の成形面50bが規制してお
り、これにより、拡径部1aの背面の根元を円弧状にき
れいに湾曲させた拡径部1aを得ることができる。な
お、熱間据込みを行った後、その鉄筋1を取り外すに
は、鉄筋1を上方に押し上げ、二つ割り構造の補助型5
0の上半分を一緒に持ち上げることで、拡径部1aを補
助型50の上半分と一緒に取付部10cから上方に抜き
出すことができ、その後、補助型50の上半分を手で外
して元の位置(取付部10c内)にセットし、鉄筋1は
軸線方向に引き出せばよい。ここで使用する補助型50
は図示のものに限らず、適宜変更可能であり、例えば、
形成する拡径部1aの外周面を規制する構成のものとし
てもよい。
【0035】更に、上記実施例の熱間据込み加工装置
は、鉄筋端部に定着板を熱間据込み加工によって固定す
る場合にも使用可能である。以下、その場合を説明す
る。定着板を鉄筋に固定する場合には、型支持ブロック
8に取り付ける型として、図11に示すように、鉄筋端
面を押し付けるための成形面10aを備えると共に、定
着板52及びスペーサ53を支持するための定着板支持
部10dを備えた型10Bを用いる。この定着板支持部
10dも、定着板52及びスペーサ53を上から出し入
れすることが可能な溝を備えた構成のものである。スペ
ーサ53は定着板52の異なる厚みに対応させるために
設けたものであり、定着板支持部10dにボルト等(図
示せず)で固定されている。定着板52は、鉄筋1を挿
入させる穴52aを備えたものであれば任意であるが、
この実施例では、穴52aに、鉄筋1を挿入した時に鉄
筋端部側が大径となるテーパーを付けている。
【0036】次に、この型10Bを用いた熱間据込み加
工動作を説明する。定着板支持部10dに予め定着板5
2を手で装着しておく。この状態で、鉄筋1を熱間据込
み加工機5(図1〜3参照)に送り込み、先端を加熱し
た後、図11(a)において、型支持ブロック8を鉄筋
1に向かって押し付けてゆく。これにより、鉄筋1の加
熱された先端が定着板52の穴52aに挿入され、型1
0Bの成形面10aで軸線方向に圧縮され、加熱された
領域が拡径してゆく。これにより、図12に示すよう
に、定着板52内及びその両側の鉄筋部分が拡径して定
着板52にしっかりと固定される。その後、鉄筋1を上
方に持ち上げることで、定着部52を定着板支持部10
dから上方に抜き出し、次いで、鉄筋1を軸線方向に引
き戻す。以上のようにして、鉄筋1の端部に定着板52
を取り付けることができる。かくして得られた定着板付
鉄筋1は、図13に示すように、定着板52の両側に鉄
筋の拡径した部分1d、1eが存在するので、定着板5
2が鉄筋の軸線方向にずれるということがほとんどな
く、定着部52の固定強度が極めて大きいという利点が
得られる。
【0037】以上の実施例では、鉄筋端部を加熱するた
めの加熱ヘッドとして、鉄筋を誘導加熱する誘導子を用
いているが、加熱ヘッド31は誘導加熱を利用するもの
に限らず、他のもの、例えば、ガスバーナを用いても良
い。図14はガスバーナ方式の加熱ヘッド31Aを示す
ものであり、この加熱ヘッド31Aは、一対の半割りリ
ングバーナ55、55を軸線方向に多段に配置した構成
であり、各半割りリングバーナ55の外側には冷却用の
コイル56を取り付けている。また、一対の半割りリン
グバーナ55、55の上端は、鉄筋1を上方に出し入れ
可能なように間隔を開けている。この構成の加熱ヘッド
31Aも、図1〜図3に示す熱間据込み加工機5におけ
る加熱ヘッド31に代えて使用可能である。すなわち、
ガスバーナ式の加熱ヘッド31Aを用いても、鉄筋端部
を熱間据込みに必要とされる温度(例えば800〜13
00°C)に加熱することが可能であり、且つ鉄筋1の
据込み加工時には下方に退避させることができる。ガス
バーナ式の加熱ヘッド31Aは、誘導加熱方式の加熱ヘ
ッド31に比べて、装置が軽量、大電気容量が不要等の
利点を有している。また、多段配置した半割りリングバ
ーナ55、55の炎の強さを部分的に調整することで鉄
筋1に所望の温度分布を設けることも可能となる。この
加熱ヘッド31Aに使用するガスとしては、アセチレン
+酸素、LPG+酸素等の公知のものを適宜使用可能で
あるが、アセチレン+酸素の弱還元炎を用いると、加熱
部に脱炭層が生じないという利点が得られるので好まし
い。また、中性炎を用いることも、鉄筋を酸化させない
ので好ましい。
【0038】なお、ガスバーナ方式の加熱ヘッド31A
としては、図示したような、半割りリングバーナに限ら
ず、円周の1個所のみを鉄筋の出し入れのために切り欠
いたようなリング状のものを用いても良い。また、半割
りリングバーナを多段に配置する代わりに、一対の長い
半割り円筒状のリングバーナを用いても良い。その場合
には内部を複数に分割しておくことが、位置に応じて炎
の強さを調整できるので好ましい。
【0039】図1に示す実施例の熱間据込み加工装置で
は、棒材保持手段2の両側に熱間据込み加工機5を1台
ずつ設置しているが、必要に応じ、熱間据込み加工機5
の設置台数を増加させ、生産能率を増大させる構成とし
てもよい。更に、上記実施例では各熱間据込み加工機5
内において、加熱ヘッド31で鉄筋1の先端を常温から
熱間据込みに必要な温度にまで加熱しているが、熱間据
込み加工機5の外側の適当な位置に(例えば、棒材保持
手段2で保持されている鉄筋を加熱しうる位置に)加熱
手段を配置し、鉄筋の先端を予熱するようにしてもよ
い。このように予熱を行う構成とすると、熱間据込み加
工機5の加熱ヘッド31による加熱に要する時間を短縮
でき、生産性を向上させることができる。また、図1の
実施例では、棒材保持手段2に保持した鉄筋1の端部よ
りも外側に熱間据込み加工機5を配置し、鉄筋1を軸線
方向に移動させて熱間据込み加工機5に装着させる構成
としているが、この構成に限らず、棒材保持手段2に保
持される鉄筋の端部の下方に部分的に重なるように熱間
据込み加工機5を配置し且つ棒材保持手段2を、保持し
ている棒材を下方に出し入れ可能な構成としてもよい。
このように構成すると、棒材保持手段2で熱間据込み加
工機の上方に送られてきた鉄筋を下方に降ろして、熱間
据込み加工機5のクランプ装置12に供給し、そのまま
クランプして熱間据込み動作に入るか、或いは鉄筋を軸
線方向に少し動かして位置決めした後クランプして熱間
据込み動作に入り、加工終了後はそのまま上方に持ち上
げて元の棒材保持手段2に戻すという動作を行うことが
でき、棒材保持手段2と熱間据込み加工機5と間の鉄筋
の移載を敏速に行って生産性を挙げることができる。
【0040】更に、上記実施例の熱間据込み加工機5で
は、鉄筋1を1本ずつ取り込み、熱間据込み加工する構
成としているが、この代わりに、複数本の鉄筋に対して
同時に熱間据込み加工を施す構成としてもよい。すなわ
ち、クランプ装置12を、複数本の鉄筋を適当な間隔を
あけて平行にクランプ可能な構成とし、加熱ヘッド31
をその複数の鉄筋の先端を同時に加熱可能な構成とし、
型支持ブロック8には、その複数の鉄筋の先端に対向し
た位置に端面用成形面を備えた型を保持させる構成と
し、型支持ブロック8の1回の押圧ストロークで同時に
複数の鉄筋先端に熱間据込みを行っても良い。この構成
とすると、生産能率を大幅に向上させることができる。
【0041】図1〜図3に示す実施例の熱間据込み加工
機5は定位置に据え付けられて使用されるが、本発明は
これに限らず、建設現場等の所望位置に運んで、鉄筋端
部に熱間据込み加工を施すことの可能な可搬型のものと
することもできる。以下、この可搬型の熱間据込み加工
機を説明する。図15は可搬型の熱間据込み加工機の概
略平面図、図16はその概略側面図、図17はその概略
端面図である。全体を参照符号60で示す熱間据込み加
工機は、平行に配置された第一フレーム61、第二フレ
ーム62と、これらのフレーム61、62を相互に連結
すると共に水平に且つ平行に取り付けられた2本のガイ
ドロッド63と、そのガイドロッド63に水平に移動可
能に保持された型支持ブロック64と、第二フレーム6
2に取り付けられ、型支持ブロック64を移動させるよ
うに連結された油圧シリンダ等の押圧用のシリンダ装置
65と、型支持ブロック64に取り付けられ、前面に鉄
筋1の端面を支持するための成形面67aを備えた型6
7と、第一フレーム61に取り付けられたクランプ装置
68等を備えている。ここで、第一フレーム61は図1
7から良く分かるように、略L字形をしており、その底
辺の上面にクランプ装置68の下部分68aが取り付け
られている。また、その下部分68aの上方にクランプ
装置68の上部分68bが配置されると共に、第一フレ
ーム61に保持されたクランプシリンダ69によって上
下動させられる構成となっている。
【0042】型支持ブロック64に取り付けた型67の
前方には、クランプ装置68で保持された鉄筋1の先端
を誘導加熱するための略U字形の誘導子71が配置され
ている。この誘導子71はトランス72に保持されてお
り、且つトランス72は型支持ブロック64の下端に保
持されている。かくして、誘導子71は型支持ブロック
64と共に水平に移動可能である。ここで、誘導子71
及び第一フレーム61は、誘導子71でクランプ装置6
8に保持されている鉄筋1の先端を誘導加熱した後、型
支持ブロック64を所定量だけ前進させて鉄筋先端に所
定の熱間据込み加工した時に、誘導子71が第一フレー
ム61にぶつかることがないように定められている。
【0043】上記構成の熱間据込み加工機60は、第一
フレーム61、第二フレーム62を適当なクレーンで吊
り上げた状態で使用される。このため、第一フレーム6
1、第二フレーム62には吊り上げるためのフック(図
示せず)が取り付けられている。
【0044】次に上記構成の熱間据込み加工機60によ
る動作を説明する。図16、図17に示すように、クラ
ンプ装置68を開いた状態で作業者が、先端を加工すべ
き鉄筋1をクランプ装置68を通して差し込み、先端を
誘導子71による加熱領域に位置させ、次いでクランプ
装置68を閉じる。これにより、鉄筋1はクランプ装置
68によってしっかりと固定される。次に、誘導子71
が鉄筋1の先端を誘導加熱して、熱間据込みに好ましい
温度にまで昇温させる。その後、押圧用のシリンダ装置
65が作動して、型支持ブロック64を前進させ、それ
に保持している型67の成形面67aで鉄筋1の端面を
押し込んでゆく。これにより、鉄筋1の先端が熱間据込
み加工されて拡径し、円板状の拡径部が形成される。そ
の後、シリンダ装置65が型成形ブロック64を元の位
置に引き戻し、クランプ装置68が開いた後、作業者が
加工済の鉄筋1を取り出す。以上のようにして、鉄筋1
の先端に拡径部を形成できる。
【0045】なお、以上の説明は、鉄筋1の先端に熱間
据込み加工を施として鉄筋と一体構造の拡径部1aを形
成する場合のものであるが、この実施例の装置も、鉄筋
先端に定着板を固定するために使用できる。定着板を固
定する場合には、図18に示すように、型支持ブロック
64に取り付ける型として、外周にねじを備えた型67
Aを用い、その型67Aに、筒状の定着板支持部75を
取り付けておく。そして、定着板取付に当たっては、そ
の定着板支持部75に、前から定着板76を挿入、保持
させておき、その状態で前記した熱間据込みと同様な手
順で熱間据込み加工を行う。これにより、鉄筋1の先端
が定着板76内に貫通した状態で拡径され、定着板76
が鉄筋1に強固に固定される。固定作業終了後は、鉄筋
1を後方に引き抜くことで、定着板76を定着板支持部
75から引き抜くことができる。
【0046】なお、上記説明では、熱間据込み加工機6
0をクレーンで吊り上げた状態で使用するものとしてい
るが、この熱間据込み加工機60に適当な脚を付け、地
面に置いて使用してもよい。また、熱間据込み加工機6
0を適当な位置に配置し、作業者が鉄筋を手で持ってク
ランプ装置68に通し、熱間据込み加工を行っている
が、この代わりに、建築物を形成するために既に組まれ
た鉄筋に対してこの熱間据込み加工機60で熱間据込み
を行うこともできる。例えば、水平状態で鉄筋が組み込
まれている場合に、その端部がクランプ装置68内に通
されるように熱間据込み加工機60をクレーン等で移動
させ、その位置でクランプ装置68で鉄筋をクランプ
し、熱間据込み加工を行っても良い。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の棒材端
部に対する熱間据込み加工機によれば、鉄筋等の棒材端
部を加熱し、型の端面用成形面で押圧することにより、
棒材端部に対する熱間据込み加工を施すことができ、棒
材端部を拡径させて一体構造の拡径部を形成することが
できる。従って、本発明の熱間据込み加工機は、端部に
定着部として使用される拡径部を一体構造として備えた
鉄筋を製造することができるという効果を有している。
また、この熱間据込み加工機の型の端面用成形面の前
に、鉄筋端部に固定する定着板を支持する手段を設けて
おくと、鉄筋端部をその定着板に形成している穴に貫通
させた状態で熱間据込み加工を施すことができ、鉄筋端
部を拡径させて定着板に強固に固定することができ、定
着板を強固に固定した鉄筋を製造できるという効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による棒材端部の熱間据込み
加工機及びそれを用いた熱間据込み加工装置を示す概略
平面図
【図2】図1に示す装置の要部を拡大して示す概略平面
【図3】図2に示す部分の概略側面図
【図4】図2、図3に示す装置に使用しているクランプ
装置及び第一フレームを鉄筋軸線方向に見た概略側面図
【図5】図4に示す部分の概略平面図
【図6】図4に示す部分を、鉄筋1の軸線を含む水平面
で切断して示す概略断面図
【図7】図1〜図3に示す装置に使用している加熱ヘッ
ドを鉄筋の軸線方向に見た概略側面図
【図8】(a)は図1〜図3に示す装置における鉄筋1
及び型10等を示す概略水平断面図 (b)は熱間据込みを行った状態を示す鉄筋1及び型1
0を示す概略水平断面図 (c)は熱間据込み加工を施した後の鉄筋端部を示す概
略断面図
【図9】熱間据込み加工時に補助型を用いた実施例を示
すもので、(a)は鉄筋1、補助型50及び型10A等
を示す概略水平断面図、(b)はその概略垂直断面図、
(c)は型10A、補助型50等の概略前面図
【図10】図9(a)に示す装置を用いて熱間据込み加
工を施した状態を示す概略水平断面図
【図11】鉄筋端部に定着板を熱間据込みによって取り
付ける実施例を示すもので、(a)は鉄筋1、定着板5
2及び型10B等を示す概略水平断面図、(b)はその
概略垂直断面図、(c)は型10A、定着板52等の概
略前面図
【図12】図11(a)に示す装置を用いて熱間据込み
加工を施し定着板に固定する状態を示す概略水平断面図
【図13】図12に示す操作によって得られた定着板付
鉄筋の端部を示す概略断面図
【図14】(a)は加熱ヘッドの変形例を示す概略正面
図 (b)はその概略水平断面図
【図15】本発明の他の実施例による熱間据込み加工機
の概略平面図
【図16】図15に示す装置の概略側面図
【図17】図15に示す装置の概略端面図
【図18】図15〜図17に示す装置に用いる型とし
て、定着板76を保持可能な定着板支持部75を取り付
けた型67Aを用いて、熱間据込み加工を施す状態を示
す概略断面図
【符号の説明】
1、1A、1B 鉄筋(棒材) 1a、1b 拡径部 2 棒材保持手段 3 保持部材 5 熱間据込み加工機 6A 第一フレーム 6B 第二フレーム 7 ガイドロッド 8 型支持ブロック 10、10A、10B 型 10a 端部用成形面 12 クランプ装置 26 位置決めストッパ 30 加熱手段 31 加熱ヘッド 32 トランス 33 昇降台 34 シリンダ装置 38 シリンダ装置 39 ストッパ 40 棒材移載手段 41 V形ローラ 42 ローラ保持台 43 昇降機構 44 昇降用モータ 45 送り用モータ 50 補助型 52 定着板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前之園 司 神奈川県川崎市川崎区殿町2丁目17番8号 第一高周波工業株式会社内 (72)発明者 友田 勇 神奈川県川崎市川崎区殿町2丁目17番8号 第一高周波工業株式会社内 (72)発明者 坂本 章 神奈川県川崎市川崎区殿町2丁目17番8号 第一高周波工業株式会社内 Fターム(参考) 4E087 BA17 CA35 CB01 CC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をあけて設けられた第一フレーム及
    び第二フレームと、これらの二つのフレームに保持され
    た複数の互いに平行なガイドロッドと、該ガイドロッド
    に移動可能に保持された型支持ブロックと、その型支持
    ブロックに、前記第一フレームに面するように保持さ
    れ、熱間据込み加工すべき棒材端部の端面を押圧して成
    形するための端面用成形面を備えた型と、前記第一フレ
    ームに保持され、熱間据込み加工すべき棒材を、その端
    面が前記型の端面用成形面に対向するように保持するク
    ランプ装置と、前記型の端面用成形面に対向して位置す
    る棒材端部を加熱する加熱手段と、前記クランプ装置に
    保持された棒材を前記型で押圧して据込み加工するよ
    う、前記型支持ブロックを前記クランプ装置に向かって
    移動させる押圧手段とを有する棒材端部の熱間据込み加
    工機。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が、棒材を加熱する加熱ヘ
    ッドと、該加熱ヘッドを、棒材端部を加熱する加熱位置
    から棒材から離れた退避位置に移動させる加熱ヘッド移
    動手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の棒
    材端部の熱間据込み加工機。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が、棒材を加熱する加熱ヘ
    ッドを備えており、その加熱ヘッドが前記型と一緒に移
    動するよう、該型を支持した部材に保持されていること
    を特徴とする請求項1記載の棒材端部の熱間据込み加工
    機。
  4. 【請求項4】 前記型が、棒材を挿入させる貫通穴を備
    えた定着板を前記型の端面用成形面の前方に保持する定
    着板支持部を備えていることを特徴とする請求項1から
    3のいずれか1項記載の棒材端部の熱間据込み加工機。
  5. 【請求項5】 前記第一フレーム、クランプ装置、加熱
    手段、型等が、熱間据込み加工すべき棒材を、前記第一
    フレームの第二フレームとは反対側から前記クランプ装
    置を通して棒材軸線方向に送り込むことで熱間据込み加
    工を行う位置に装着でき、加工後には、その棒材を加工
    時の軸線位置から退避させ次いで機外に排出することが
    できる構成であることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれか1項記載の棒材端部の熱間据込み加工機。
  6. 【請求項6】 熱間据込み加工を施すべき複数の棒材を
    水平に且つ互いに平行に保持する棒材保持手段と、その
    両側にそれぞれ配置された請求項1から5のいずれか1
    項記載の熱間据込み加工機を備え、該熱間据込み加工機
    は、熱間据込み加工中の棒材の中心軸線が位置する加工
    軸線が、前記棒材保持手段に保持した棒材と平行になる
    ように、且つクランプ装置を保持した第一フレーム側が
    前記棒材保持手段に隣接した位置となるように配置され
    ていることを特徴とする棒材端部の熱間据込み加工装
    置。
  7. 【請求項7】 前記棒材保持手段が、棒材を上方に出し
    入れ可能であると共にその両側に設けられた熱間据込み
    加工機の加工軸線よりも低い位置で棒材を保持する構成
    であり、各熱間据込み加工機に対して、棒材保持手段に
    保持した棒材を、熱間据込み加工機の加工軸線に一致す
    る位置に持ち上げ、前記クランプ装置を通して棒材軸線
    方向に送り込んで熱間据込み加工を行う位置に装着し、
    加工後には、その棒材を加工軸線から持ち上げて退避さ
    せてから移動させて、前記棒材保持手段上又は別設の棒
    材保持手段上に下降させる棒材移載手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項6記載の棒材端部の熱間据込
    み加工装置。
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