JP4006252B2 - モーターステータの解体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モーターステータの解体装置に関する。詳しくは、巻線の一部が筒形コアの外側で該コアとほぼ同軸の環状線束部を形成しているインサート巻線形のモーターステータを解体するための解体装置、特に、コアから巻線を抜き取るためのモーターステータの解体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、法令による規制もあって、家電製品を構成する部材の多くがそのままで再利用(リユース)されたり、材料に還元して再生(リサイクル)使用されるようになって来ており、これに伴って、家電製品を手際良く分解できる装置の開発が強く望まれている。中でも、エアコンや冷蔵庫に組み込まれているコンプレッサーのモーター等におけるステータは重量が重い上に、その巻線が所謂インサート巻線形で設けられている形のものにあっては、巻線の抜き取りにかなり強い力が必要になるため、これを簡単に解体できる低コストの装置の開発が要求されている。
【0003】
図8に、そのような形のモーターステータの一例aを示す。このモーターステータaは、円筒形をしたコアbに巻線cが取り付けられた構造になっていて、コアbにはその内周面近くを軸方向へ貫通した巻線通し孔dが周方向へ多数配列形成されている。巻線cは、上記巻線通し孔dを各別に通された多数のインサート線束部eと、このインサート線束部eの両端部がそれぞれコアbの外側で該コアbとほぼ同軸の環状を為すように束ねられた環状線束部fとから成る。インサート線束部eは厚手の絶縁シートgに包まれた状態で巻線通し孔dに圧入されている。
【0004】
このような形態のモーターステータaの解体に当っては、コアbから巻線cを取り外すことになる。この取外しは、通常、2つの環状線束部fの一方を同図に二点鎖線で示すようにコアbの端面近くで切り落としてから、他方の環状線束部fとコアbとに相対的に反対方向への力を加えて巻線cをコアbから抜き取ることで行われる。
このようにして巻線cをコアbから抜き取る方法としては、モーターステータaを火で焼いて絶縁シートgを溶かした後巻線cを手で引き抜くか、又は、専用の解体装置を使用して引抜くことが行われている。
【0005】
従来のこの種の解体装置は、環状線束部fを掴んで引っ張る方式のものが多い。
例えば、同図に示すように、環状線束部fがぎりぎり通る大きさの孔iを設けたコア引掛け壁jを備えていて、この孔iに環状線束部fを通すことでコアbを孔iの周縁部に当てがい、その状態から図示しない掴みハンドが環状線束部fを掴んで引っ張るという構造のものがある。
この掴みハンドにも幾つかの構造があるが、基本的には、コア引掛け壁jに向かって前進や後退したり所定のタイミングで回転運動したりする関節アームと、この関節アームに放射状に開閉するように設けられた複数の鈎形の爪と、該爪や関節アームを動かすための多数のエアシリンダー等で構成された所謂ロボットアーム形をしており、その複数の爪が環状線束部fを掴むようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
モーターステータaを火で焼く方法は、機械的コストは殆ど掛からないが、焼却に伴って有害ガスが発生するという問題があるし、焼却にはある程度の時間が掛かるため、能率が悪いという問題もある。
また、掴みハンドを供えた従来のモーターステータの解体装置には、解体処理がロボット制御によって全自動的に行われるため、人手が掛からないという利点はあるが、製作コストが極めて高くつくし、掴みハンドだけでもかなり大型になってしまい、その動きも大きいので、設置場所にも広い面積が必要になるという実用上の様々な問題があった。
また、ロボット制御によるとは言っても、処理目的のモーターステータを所定のセット位置にセットしたり、コアと巻線に分離されたものを所定の場所に片付けたりする事前事後の処理は結局人手に拠ることになるため、省力面でも優れているとは必ずしも言えない。
【0007】
しかも、環状線束部fを引っ張る作業は4つ程度の爪で外側からのみ掴んで行われるので、環状線束部fを保持する形は掴むというより突き刺すという形態になってしまう。このため、環状線束部fを引っ張る際に、環状線束部fを引き裂くだけに終わってしまったり、巻線を一部抜き残してしまうといった動作ミスを起こすことも少なく無い。
【0008】
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、環状線束部のほぼ全体をしっかり押さえた状態でコアを突き押すことにより、コアからの巻線の引き抜きを確実に行うことができ、しかも、構造が簡素で済むために製作コストが安上がりで、動作も非常に小さくて済むために広い設置場所を必要としない新規なモーターステータの解体装置を提供することを目的とする。
また本発明は、上記目的に加え、サイズ違いのモーターステータの解体に汎用的に使用することができる新規なモーターステータの解体装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載したモーターステータの解体装置は、巻線の一部が筒形コアの外側で該コアとほぼ同軸の環状線束部を形成している形のモーターステータを解体するための解体装置であって、モーターステータが所定のセット位置にセットされるとき相対的に当該モーターステータの孔に挿入される内チャックと、この内チャックに向かって前進後退し少なくとも内チャック側を向いた側端部が板状をしていてその側端縁が反内チャック側へ湾曲したほぼ円弧形のチャック縁に形成された複数の外チャックと、セットされたモーターステータのコアをその軸方向へ突き押す突押しロッドとを備えており、セットされたモーターステータの環状線束部の首を内チャックと外チャックとでチャックした状態から突押しロッドを突き出すことで当該モーターステータのコアと巻線とが分離され、前記内チャックは当該モーターステータのセット方向と直交する方向へ互いに開くように複数個設け、ガイドレール上をセット位置に向かって前進後退するスライドベースを複数設け、この複数のスライドベースの前進側端部に前記内チャックを設けると共にそのスライドベースに流体式アクチュエータを固定し、該アクチュエータのピストンロッドに前記外チャックを取り付け、前記内チャックがモーターステータに相対的に挿入された状態から前記アクチュエータをロッド突出方向へ駆動することによって前記外チャックが環状線束部の首に圧接しこの圧接の反力で前記スライドベースが後退して前記複数の内チャックが互いに開いて環状線束部に圧接することを特徴とするものである。
【0010】
この解体装置によれば、モーターステータの環状線束部は、その首に沿うように圧接する外チャックのチャック縁と内チャックとで内外両側から圧着状にチャックされ、しかも、そのチャック縁が環状線束部に対して抜止めフランジ様に係合した形になり、この状態からコアが突押しロッドによって突き押されて行くので、突き押されて行くコアに環状線束部が追従して行く余地は無いし、内外両チャックが環状線束部を引き裂くということも生じない。
そして、外チャックの移動ストロークは、複数の外チャックの間にモーターステータをセットできるだけの空間を開けた後退位置とセットされたモーターステータにそのチャック縁を当てた前進位置との間の距離だけで足りるし、突押しロッドの動作ストロークもコアの軸長余りの距離で済むため、動作は非常に小さくて済む。
【0011】
その上、外チャックや突押しロッドの動きは基本的には直線的で済むので、これらを移動させるための作動手段としてはエアシリンダや油圧シリンダなどの一般的なアクチュエータだけで足りる。
しかして、本発明によれば、巻線の取り残しなどの動作ミスが生じることも無く、構造が簡素で済むために製作コストが安上がりであり、動作も非常に小さくて済むために広い設置場所を必要としない。
【0012】
本発明における内チャックは、コアに挿入される太さであれば形状は特に限定されないが、外チャックと協働してより確実に環状線束部をチャックするためには、コアにほぼぴったり挿入される太さの円柱形や円錐台形などが望ましい。
また、この内チャックを太さが異なる数種類用意しておいて、処理すべきモーターステータのサイズに応じて随時交換できるようにすることも考えられる。この場合の交換方式としては、例えば、セット位置に固定したボルトを内チャックに形成した螺孔にねじこむ方式とか、径違いの円筒形に形成した内チャックを複数嵌め合わせて太さを調節する方式などが考えられる。
【0013】
尚、本発明を実施するに当たっては、外チャックを移動させるための外チャック作動手段と突押しロッドを移動させるための突押しロッド作動手段が必要的に設けられることになるが、その作動手段に対する動作命令の方式としては、シーケンス回路などによる自動制御で行う自動制御方式と、作業者の手作業による手動方式のいずれであっても良い。手動方式にするとしても、操作内容は、外チャック作動手段についての操作スイッチと突押しロッド作動手段についての操作スイッチに対する操作程度で済むから、それほど手間のかかる作業になることは無い。
【0014】
また、このモーターステータの解体装置によれば、内チャックはモーターステータのセット方向と直交する方向へ互いに開く複数個設けられている。
このようにすると、内チャックは、当該モーターステータの孔径の違いに拘わり無くその孔の内周面に当たるまで開いてそこに圧接するので、環状線束部を内外両チャックで一層確実にチャックすることができると共に、様々な孔径のモーターステータに汎用的に使用することができる。
【0015】
また、このモーターステータの解体装置によれば、ガイドレール上をセット位置に向かって前進後退するスライドベースを複数設け、この複数のスライドベースの前進側端部に前記内チャックを設けると共にそのスライドベースに流体式アクチュエータを固定し、該アクチュエータのピストンロッドに前記外チャックを取り付け、前記内チャックがモーターステータに相対的に挿入された状態から前記アクチュエータをロッド突出方向へ駆動することによって前記外チャックが環状線束部の首に圧接しこの圧接の反力で前記スライドベースが後退して前記複数の内チャックが互いに開いて環状線束部に圧接する。
このようにすると、1組の内チャックと外チャックによる内外両側からのチャック動作を1つのアクチュエータで実行することができるので、内チャックと外チャックをそれぞれ別の作動手段で動かす場合に較べて製作コストが大幅に安く済むと共に、形状をより小型化することができ、制御回路も簡単で済む。
【0016】
請求項に記載したモーターステータの解体装置は、請求項1又は2に記載したモーターステータの解体装置において、外チャックは水平方向へ移動するように設け、突押しロッドは上に向かって突き出すように設けたことを特徴とするものである。
【0017】
本発明において突押しロッドがコアを突き押す部位は、コアの端面のうち環状線束部の首の外側にある幅狭な環状領域に限られるため、セット位置にセットされるモーターステータと突押しロッドとの位置関係はかなり厳密に規定する必要がある。この点、請求項の発明にあっては、突押しロッドが突き出されていない状態では、該突押しロッドの突押し先端がチャック縁近傍のロッド通し孔に位置するようにしたので、外チャックが環状線束部の首に圧接すれば必然的に突押しロッドの突押し先端部が、コアの端面のうち環状線束部の首の外側に近接して対向することになる。従って、突押しロッドによるコアの突押しにミスが生じる余地は無く、確実な動作を保証することができる。
【0018】
この発明における突押しロッドは、外チャックの移動に伴って移動するように設けることが必要になるが、このようにするための具体的な構造としては次のようなものが考えられる。
例えば、突押しロッドの反突押し先端部とこれを突き出す作動部材(エアシリンダやそのピストンロッドに取り付けた部材など)とを回動自在に連係しておいて外チャックの移動に伴って突押しロッドが振り子状に動く構造にしても良い。
また、突押しロッドの突き出しが上に向かって行われるように構える場合は、突押しロッドとこれを突き出す作動部材とは直接連係しないでおいて、作動部材が突き出し方向へ作動していない状態では突押しロッドが作動部材に乗って待機する構造にしても良い。更に、これに似た構造として、突押しロッドの突押し先端にその余の部分より多少大きな引掛かり頭部を設けると共にこの引掛かり頭部が納まる段部をロッド通し孔に形成し、作動部材が突き出し方向へ作動していない状態では突押しロッドがロッド通し孔に吊り下げられる構造にすることも考えられる。
【0021】
請求項に記載したモーターステータの解体装置は、請求項1又は2に記載したモーターステータの解体装置において、外チャックは水平方向へ移動するように設け、突押しロッドは上に向かって突き出すように設けたことを特徴とするものである。
【0022】
このようにすると、モーターステータのセットは内チャックがあるセット位置に向かって上から行うことになるので、このセットを手作業で行うようにしてもその作業が軽作業で済む。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係るモーターステータの解体装置1を図面に従って説明する。
【0024】
〔A.機台、水平ガイドレール等〕(図1、図2、図6、図7)
3は解体装置1の機台を示す。この機台3は、左右方向(図1における左上方へ向かう方向を左側とし、左下方へ向かう方向を前側とする。)に長く且つこの方向と前後方向のいずれから見ても門形を為すように鋼材を組んで形成されており、その上面の左右両端から支持壁4が立ち上がっていて、この支持壁4に、左右方向へ互いに平行に延びる前後2本の丸棒状をした水平ガイドレール5が掛け渡されている。
【0025】
機台3には長方形の平板状をした上下2枚の機構ベース6、7が取り付けられている。これら機構ベース6、7は、左右方向に対して45゜斜めの向きで取り付けられており、上側の機構ベース6は機台3の上面に固定され、この機構ベース6の各隅角部から下方へ延びた丸棒状の4本の垂直ガイド8の下端に下側の機構ベース7の各隅角部が固定されている。上側の機構ベース6の下面の隅角部にはカラー9が取り付けられ、下側の機構ベース7の上面の隅角部にもカラー10が取り付けられており、垂直ガイド8は互いに同軸に位置した上下2つのカラー9と10を通されている。
【0026】
上側の機構ベース6の上面の中央部からはストッパ壁11が立ち上がっていて、水平ガイドレール5の中間部はこのストッパ壁11に形成されている孔を通されている。
水平ガイドレール5にはチャック機構15が搭載され、機構ベース6、7には突押し機構31が搭載されている。
【0027】
〔B.チャック機構、セット位置〕(図1〜図7)
チャック機構15は左右2つのチャック部16Lと16Rで構成される。これら2つのチャック部16L、16Rは上方から見て互いに対称の構造になっているので、構造説明は左側のチャック部16Lだけについて行い、右側のチャック部16Rについては、図面の各部に、左側のチャック部16Lに付した符号にダッシュ記号を付けた符号を付することで重複説明を避ける。
【0028】
チャック部16Lは、水平なスライドベース18と、これに取り付けられた内チャック20及びチャックシリンダ21と、このチャックシリンダ21によって前進後退される外チャック25等で構成される。
【0029】
スライドベース18は、左右方向に長い長方形の平板状をしており、その下面の右端寄り位置における前後両端部に、それぞれ、スライドブロック19が前後2個づつ取り付けられていて、このスライドブロック19のベアリング孔に前記水平ガイドレール5が挿通されている。従って、スライドベース18は、機台3の上方で左右方向へ移動自在なるように設けられており、左側のチャック部16Lのスライドベース18の右方への移動は右端のスライドブロック19が前記ストッパ壁11に当接した初期位置で阻止され、右側のチャック部16Rのスライドベース18′の左方への移動は左端のスライドブロック19′がストッパ壁11に当接した初期位置で阻止される。これら左右のスライドベース18、18′がそれぞれの初期位置に来ると、図1、図2を見て分かるように、該スライドベース18、18′どうしが丁度突き当たる。
【0030】
スライドベース18の右端における中間位置からは内チャック20が立ち上がっている。この内チャック20は、円柱を径方向で2等分した形をしており、その平坦な側面が右側を向く向きでスライドベース18の上面に溶接されている。従って、左右のスライドベース18、18′がそれぞれ初期位置に来ると、左右の内チャック20と20′とが背中合わせにほぼ当接して円柱形を為す。
【0031】
この背中合わせ状態の内チャック20、20′を中心部とした円筒形の空間がモーターステータaをセットするセット位置であり、モーターステータaはその孔に内チャック20、20′が相対的に挿入されるように上からセットされる。従って、左右の内チャック20と20′は、スライドベース18と18′が互いに反対側へ移動することによってモーターステータaのセット方向と直交する方向へ互いに開くことになる。
【0032】
また、スライドベース18には、内チャック20の左脇に左右方向に長い長孔18aが形成されている。この長孔18aには後述する突押しロッドが通される。
チャックシリンダ21にはエアシリンダを使用している。このチャックシリンダ21は、そのピストンロッド21aがケーシング21bから右方へ突出する向きで、該ケーシング21bがスライドベース18の上面における左端寄り位置に固定されている。
【0033】
スライドベース18の上面にはストッパプレート23と外チャックガイド24が取り付けられている。ストッパプレート23は前後方向に細長い板状をしており、チャックシリンダ21のケーシング21bに右側から近接した位置に固定されている。外チャックガイド24は、左右方向から見て背の低い門形を為すように形成され、内チャック20とストッパプレート23との丁度中間辺りに設けられている。
【0034】
外チャック25は、比較的厚い金属の平板で形成され、正方形の一側縁を円弧形に切り欠いたような形をしている。この円弧形に切り欠かれた側面がチャック縁25aであり、外チャック25はこのチャック縁25aを内チャック20側に向けた姿勢で外チャックガイド24の内側を通される。このチャック縁25aの中間部近くにロッド通し孔25bが形成されている。このロッド通し孔25bの形状は、後述する突押しロッドの横断面形状と相似形であり、その大きさは該突押しロッドの横断面より一回り程度大きい。
【0035】
外チャック25の左側縁には連結金具26が取り付けられている。この連結金具26は、前側から見て左右反対のL字形をしており、その水平部26aがスライドベース18の上面にほぼ座した状態で、その垂直部26bにチャックシリンダ21のピストンロッド21aの先端部が固定されている。
従って、チャックシリンダ21がロッド突出方向へ駆動したときは、外チャック25が右方へ即ち内チャック20に向かって前進し、チャックシリンダ21がロッド引込み方向へ駆動したときは、外チャック25が左方へ後退する。この後退は、連結金具26の水平部26aがストッパプレート23に当接した待機位置に来たところで阻止される(図1、図2、図7はこの後退位置に来た状態を示してある)。
尚、内チャック20、20′の丈は、その上端が外チャック25の上面とほぼ同じ高さに来る大きさになっている(図2等参照)。
【0036】
〔C.突押し機構〕(図1〜図7)
突押し機構31は、左右2本の突押しロッド33、33′と、この突押しロッド33、33′を昇降させるための昇降ベース34及び突押しシリンダ35等で構成されている。
突押しロッド33、33′は縦長の棒状をしており、その横断面形状は互いに左右対称の概ねT字形をしている。即ち、突押しロッド33、33′の横断面は、基本的には前後及び左右に正対した矩形を為すと共に、互いに近い方の端部33a、33′aの前後幅をその余の部分における前後幅より多少広くした形をしている。
【0037】
昇降ベース34は、前記機構ベース6、7とほぼ同じ大きさの平板状をしており、この上下の機構ベース6と7との間に設けられ、その4隅に形成された切欠き34aに前記垂直ガイド8が摺動自在に通されることで、この垂直ガイド8に沿って昇降するように設けられている。
【0038】
突押しシリンダ35は下側の機構ベース7に取り付けられている。この突押しシリンダ35にはオイルシリンダが用いられており、そのピストンロッド35aがケーシング35bから上に突出する向きで、そのケーシング35bが機構ベース7の下面中央部に固定されると共に、ピストンロッド35aの先端部が昇降ベース34に下方から固定されている。
従って、この突押しシリンダ35が駆動することで昇降ベース34が昇降され、その昇降は、図7に示すように上側の機構ベース6に固定されているカラー9に当接した上昇位置と、図1、図2及び図6に示すように下側の機構ベース7に固定されているカラー10に座した下降位置との間で行われる。この昇降のストローク即ち上昇位置と下降位置との距離は、少なくとも処理対象のモーターステータaにおけるコアbの軸長L(図8参照)よりある程度長くなっている。
【0039】
昇降ベース34の上面にはロッド受け37が固定されている。このロッド受け37は左右方向に長いブロック形をしており、その上面の左右両端部に開口したロッド挿入穴37aが形成されている。
突押しロッド33、33′は、その下端部が左右のロッド挿入穴37aに各別に多少余裕を有して挿入され、上端寄りの部分は機構ベース6、6′に形成されている図示しない長孔とスライドベース18、18′の長孔18a、18a′を通して上に延びて外チャック25、25′のロッド通し孔25b、25b′に多少余裕を有して挿入されている。
【0040】
突押しロッド33、33′の丈は、図1を見て分かるように、昇降ベース34が下降位置に来ている状態において、その上端面である突押し先端33b、33′bがロッド通し孔25bの上面と同じ高さか又はそれより僅かに低いところに位置する寸法になっている。従って、突押しロッド33、33′は、昇降ベース34が上昇したときは押し上げられて外チャック25から上に大きく突押し(図7参照)、その状態から昇降ベース34が下降したときはこの昇降ベース34に追従するように自重で下がり、また、外チャック25、25′が移動したときはその上端が左右に移動されることで振り子様に姿勢を多少変更される。
【0041】
機台3の左端部には操作ボックス41が取り付けられている。この操作ボックス41には、左右のチャックシリンダ21、21′用の操作スイッチ42と、突押しシリンダ35用の操作スイッチ43等が設けられている。これら操作スイッチ42、43はスナップ型のもので、図示しない切換弁に接続されており、操作スイッチ42を操作することで左右のチャックシリンダ21、21′が同時に駆動し、操作スイッチ43を操作することで突押しシリンダ35が駆動する。
解体装置1の構造は以上のようになっている。
【0042】
〔D.使用方法と作用〕(図2、図5〜図7)
次に、この解体装置1の使用方法と作用を説明する。
〔D−1.ワーク乗せ台〕
使用に当っては、解体目的のモーターステータaを乗せるための適宜なワーク乗せ台45(図1と図4だけに示してある)を前記したセット位置に置く。具体的には、内チャック20、20′の前後いずれかの脇に、望ましくは前後両脇に置く(図面では、前脇だけに置いた例を示してある)。このワーク乗せ台45は金属板や角材等どのようなものであっても良いが、その厚さは、当該モーターステータaのサイズに応じて選び、その環状線束部fを下にした向きで乗せたときに、図2に示すように、当該環状線束部fの首hが外チャック25と丁度同じ高さに位置する寸法にする。
【0043】
〔D−2.チャックと突押し〕
先ず、操作スイッチ42を操作してチャックシリンダ21、21′をロッド引込み方向へ駆動させて、外チャック25を待機位置にリセットし、左右のスライドベース18、18′が初期位置に来ていない場合は、これを手操作で初期位置へと移動させる。これによって、左右の内チャック20、20′どうしが背中合わせに当接し合うと共に、左右の外チャック25、25′どうしが間隔を目一杯広げる。これに伴って、左右の突押しロッド33、33′は互いに上広がりの姿勢で待機する。この状態が図1、図2及び図3に示す状態である。
【0044】
この状態から、目的のモーターステータaを、図2に示すようにワーク載せ台45に乗せる。これによってコアbの中に内チャック20、20′が相対的に挿入され、当該モーターステータaの首hが外チャック25と同じ高さに位置する。
【0045】
ここで、操作スイッチ42を操作してチャックシリンダ21、21′をロッド突出方向へ駆動させる。すると、左右の外チャック25、25′が図6に示すように互いに前進して、そのチャック縁25a、25a′がステータ部aの首hに入ってここを左右両側から挟む形で押圧する。この動きに伴って、突押しロッド33、33′がその下端部を回動支点として回動して、垂直より多少互いに内側へ倒れた傾斜姿勢となり、その突押し先端33b、33′bが当該モーターステータaのコアbの端面に下から近接して対向する(図5参照)。
【0046】
そして、外チャック25、25′が首hを押圧すると、その押圧の反力によって相対的にケーシング21b、21b′にロッド突出方向と反対の方向への移動力が加えられるので、この移動力によってスライドベース18、18′が互いに反対方向へ移動する。即ち、チャックシリンダ21、21′が固定されているスライドベース18、18′は水平ガイドレール5に移動自在に支持されているからである。
【0047】
スライドベース18、18′のこの移動によって、内チャック20、20′が互いに開いて環状線束部fに内側から当接するので、該環状線束部fは外チャック25、25′と内チャック20、20′とで内外両側からしっかりチャックされる。スライドベース18、18′の移動は、内チャック20、20′が環状線束部fを挟んで外チャック25、25′に圧着したところで停止する。この状態からは、チャックシリンダ21、21′の駆動力は、内外両チャックで首hを挟む力としてのみ働く。図6はこの状態を示している。
【0048】
この状態から操作スイッチ43を操作して突押しシリンダ35をロッド突出方向へ駆動すると、昇降ベース34が上昇して突押しロッド33、33′を押し上げるので、該突押しロッド33、33′が図7に示すようにコアbをその軸方向へ突き上げる。これにより、巻線cのインサート線束部eが相対的にコアbから抜き取られる。
ここで作業者はコアbを突押しロッド33、33′から下ろすと共に、操作スイッチ43を操作して突押しシリンダ35をロッド引込み方向へ駆動させて突押しロッド33、33′を下げ、次いで、操作スイッチ42を操作してチャックシリンダ21、21′をロッド引込み方向へ駆動させて外チャック25、25′を待機位置に戻す。そして、セット位置から巻線cを取り除く。
【0049】
尚、外チャック25、25′が待機位置に戻っても、チャックシリンダ21、21′がピストンロッド21a、21a′を引き込む力は連結金具26、26′をストッパプレート23、23′に圧着する力として働くだけであるからスライドベース18、18′が移動されることは無い。
従って、内チャック20、20′はチャック時の互いに開いたままの位置に残されるので、次のモーターステータaをセット位置にセットするときは、その環状線束部fに内チャック20、20′がぴったり挿入される。このとき、内チャック20、20′が内側へ閉じたとしても、チャックが行われる際には内チャック20、20′にこれらを開こうとする力が必ず加わるので、チャック動作には何の支障も生じない。
【0050】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるものでは無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施の形態においては、外チャックと内チャックによるチャックが互いに反対の2方向から行われるようにしたが、チャック部をセット位置からほぼ放射状に3個以上設けることで3箇所以上でのチャックを行うようにしても良い。特に、大型のモーターステータを解体するものにあっては、3箇所、4箇所でチャックしたり、3本、4本の突押しロッドでコアbを突き出すようにすると良い。
また、実施の形態においては、内チャックの丈を、その上端が外チャック上面とほぼ同じ高さに来る寸法にしたが、この丈は、内チャックと外チャックとが協働して環状線束部の首をチャックすることができるのであれば、実施の形態における寸法関係に限らない。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、巻線の取り残しなどの動作ミスが生じることも無く、構造が簡素で済むために製作コストが安上がりであり、動作も非常に小さくて済むために広い設置場所を必要としない。
また、環状線束部を内外両チャックで一層確実にチャックすることができると共に、様々な孔径のモーターステータに汎用的に使用することができる。
また、1組の内チャックと外チャックによる内外両側からのチャック動作を1つのアクチュエータで実行することができるので、内チャックと外チャックをそれぞれ別の作動手段で動かす場合に較べて製作コストが大幅に安く済むと共に、形状をより小型化することができ、制御回路も簡単で済む。
【0053】
請求項の発明によれば、外チャックが環状線束部の首に圧接すると必然的に突押しロッドの突押し先端が、コアの端面のうち環状線束部の首の外側に近接して対向することになるので、突押しロッドによるコアの突押しにミスが生じる余地は無く、確実な動作を保証することができる。
【0055】
請求項の発明によれば、モーターステータのセットは内チャックがあるセット位置に向かって上から行うことになるので、このセットを手作業で行うようにしてもその作業が軽作業で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るモーターステータの解体装置の全体を示す斜視図である。
【図2】図1に示す解体装置の拡大正面図である。
【図3】図1に示す解体装置の要部を分解した拡大斜視図である。
【図4】図1に示す解体装置の要部を拡大した平面図である。
【図5】図6のA−A線に沿って切断した要部拡大底面図である。
【図6】図1の解体装置をチャック状態で示す要部拡大正面図である。
【図7】図1の解体装置を突押し状態で示す要部拡大正面図である。
【図8】モーターステータと、これを解体する従来の解体方法の一例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1…モーターステータの解体装置 5…ガイドレール
18…スライドベース 18′…スライドベース 20…内チャック
20′…内チャック 21…内チャック作動手段(流体式アクチュエータ)
21′…内チャック作動手段(流体式アクチュエータ)
21a…ピストンロッド 21a′…ピストンロッド 25…外チャック
25′…外チャック 25a…チャック縁 25a′…チャック縁
25b…ロッド通し孔 25b′…ロッド通し孔 33…突押しロッド
33′…突押しロッド 33b…突押し先端 33′b…突押し先端
a…モーターステータ b…コア c…巻線 f…環状線束部
h…環状線束部の首

Claims (3)

  1. 巻線の一部が筒形コアの外側で該コアとほぼ同軸の環状線束部を形成している形のモーターステータを解体するための解体装置であって、モーターステータが所定のセット位置にセットされるとき相対的に当該モーターステータの孔に挿入される内チャックと、この内チャックに向かって前進後退し少なくとも内チャック側を向いた側端部が板状をしていてその側端縁が反内チャック側へ湾曲したほぼ円弧形のチャック縁に形成された複数の外チャックと、セットされたモーターステータのコアをその軸方向へ突き押す突押しロッドとを備えており、セットされたモーターステータの環状線束部の首を内チャックと外チャックとでチャックした状態から突押しロッドを突き出すことで当該モーターステータのコアと巻線とが分離され
    前記内チャックは当該モーターステータのセット方向と直交する方向へ互いに開くように複数個設け、
    ガイドレール上をセット位置に向かって前進後退するスライドベースを複数設け、この複数のスライドベースの前進側端部に前記内チャックを設けると共にそのスライドベースに流体式アクチュエータを固定し、該アクチュエータのピストンロッドに前記外チャックを取り付け、前記内チャックがモーターステータに相対的に挿入された状態から前記アクチュエータをロッド突出方向へ駆動することによって前記外チャックが環状線束部の首に圧接しこの圧接の反力で前記スライドベースが後退して前記複数の内チャックが互いに開いて環状線束部に圧接することを特徴とするモーターステータの解体装置。
  2. 請求項1に記載したモーターステータの解体装置において、外チャックのチャック縁近くにロッド通し孔を設け、突押しロッドが突き出されていない状態では、該突押しロッドの突押し先端が上記ロッド通し孔に位置することを特徴とするモーターステータの解体装置。
  3. 請求項1又は2に記載したモーターステータの解体装置において、外チャックは水平方向へ移動するように設け、突押しロッドは上に向かって突き出すように設けたことを特徴とするモーターステータの解体装置。
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