JP4889715B2 - 魚の血抜き装置 - Google Patents
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Description
一方、特許文献2では、奥下がりに傾斜させた支持台と、その両側に配置される挟み板と、魚の頭部を押さえる押さえ金具と、魚の頭部を掘削して貫通孔を形成して血抜きを行う堀削ドリルと、を備えた活魚の活きしめ機が開示されている。
即ち、上記特許文献1の魚の生きしめ具の場合には、魚の固定、血抜き、排出の一連の作業が自動化されておらず、大量の魚を効率良く血抜きすることはできないという問題があった。
又、上記特許文献2の活魚の活きしめ機の場合には、魚の固定、血抜き、排出の一連の作業が自動化されており、大量の魚を処理することが可能であるが、血抜きをする個所が一定のため、魚の大きさに応じて掘削ドリルの口径や位置を変えなければならないという問題があった。
又、請求項2による魚の血抜き装置は、外装フレームと、上記外装フレームに前端側から後端側に向かって先下がり傾斜姿勢で支持され上記前端側から処理対象の魚が投入される処理ボックスと、上記処理ボックスに投入された魚を押圧するとともに上記投入された魚の大きさを検出する魚大きさ検出手段を備えた押圧固定手段と、カッター刃を進退自在に備えた加工ヘッドを有し上記カッター刃によって上記押圧固定手段によって押圧固定された魚の所定位置をカットして血抜き処理を施す一次側血抜き手段と、上記一次側血抜き手段の加工ヘッドと対向・配置されカッター刃を進退自在に備えた加工ヘッドを有し上記カッター刃によって上記一次側血抜き手段とは反対側から上記押圧固定手段によって押圧固定された魚の所定位置をカットして血抜き処理を施す二次側血抜き手段と、上記処理ボックスの後端側を開閉し開放することにより血抜き処理された上記魚を上記処理ボックスの後端側から排出させる開閉ゲート手段と、を具備し、上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段は上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記投入された魚の大きさに応じて上記カッター刃の作用位置を上記魚の長さ方向に沿って異ならせる作用位置可変機構を備えており、上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段の何れか一方又は双方の作用位置可変機構は、上記加工ヘッドを一組のみ配設し、上記加工ヘッドの魚の長さ方向への移動を案内するリニアガイド機構と、上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記加工ヘッドを魚の長さ方向に移動させるスライドシフト機構と、を具備することによって構成されており、上記スライドシフト機構は、支持ベースに支持された一次シフトシリンダと、上記一次シフトシリンダのシリンダロッド先端に接続される可動プレートと、上記可動プレートに取り付けられた二次シフトシリンダと、を具備することによって構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による魚の血抜き装置は、請求項1又は請求項2記載の魚の血抜き装置において、上記押圧固定手段は上記投入された魚方向に移動する移動部材を備えていて、上記魚大きさ検出手段はこの移動部材の移動量を検出することにより魚の大きさを検出するものであることを特徴とするものである。
又、請求項4による魚の血抜き装置は、請求項3記載の魚の血抜き装置において、上記魚大きさ検出手段は、上記移動部材の移動方向に沿って異なる位置に配置されている複数個のリミットスイッチと、上記移動部材に取り付けられ上記複数個のリミットスイッチの各スイッチレバーに当接する当接部材と、から構成されていて、上記移動部材の移動により動作するリミットスイッチの個数により魚の大きさを検出するものであることを特徴とするものである。
又、請求項5による魚の血抜き装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の魚の血抜き装置において、上記押圧固定手段は上記魚を押圧する押圧板を備えていて、この押圧板の動きに弾力性を付与する圧縮コイルバネを使用したサスペンション機構が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による魚の血抜き装置は、請求項1記載の魚の血抜き装置において、上記押圧固定手段は上記投入された魚の大きさを検出する魚大きさ検出手段を備えていて、上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段の作用位置可変機構はこの魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記カッター刃の作用位置を異ならせるように構成されているので、投入された魚の構成によってカッター刃の作用位置を異ならせ、それによって、魚の大きさに対応した適切な位置に血抜き処理を施すことができる。
又、請求項3による魚の血抜き装置は、請求項2記載の魚の血抜き装置において、上記押圧固定手段は上記投入された魚方向に移動する移動部材を備えていて、上記魚大きさ検出手段はこの移動部材の移動量を検出することにより魚の大きさを検出するものであるので、比較的簡単な構成で魚の大きさを検出することができる。
又、請求項4による魚の血抜き装置は、請求項3記載の魚の血抜き装置において、上記魚大きさ検出手段は、上記移動部材の移動方向に沿って異なる位置に配置されている複数個のリミットスイッチと、上記移動部材に取り付けられ上記複数個のリミットスイッチの各スイッチレバーに当接する当接部材と、から構成されていて、上記移動部材の移動により動作するリミットスイッチの個数により魚の大きさを検出するものであるので、この場合も比較的簡単な構成で魚の大きさを検出することができる。
又、請求項5による魚の血抜き装置は、請求項2〜請求項4の何れかに記載の魚の血抜き装置において、上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段の何れか一方又は双方の作用位置可変機構は、上記加工ヘッドを魚の長さ方向に作用位置を異ならせて複数組配設し、上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記複数組の加工ヘッドの1つを選択して作動させることによって構成されているので、この場合も比較的簡単な構成で魚の大きさを検出してカッター刃の作用位置を可変させることができる。
又、請求項6による魚の血抜き装置は、請求項2〜請求項4の何れかに記載の魚の血抜き装置において、上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段の何れか一方又は双方の作用位置可変機構は、上記加工ヘッドを一組のみ配設し、上記加工ヘッドの魚の長さ方向への移動を案内するリニアガイド機構と、上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記加工ヘッドを魚の長さ方向に移動させるスライドシフト機構と、を具備することによって構成されているので、この場合も比較的簡単な構成で魚の大きさを検出してカッター刃の作用位置を可変させることができる。
又、請求項7による魚の血抜き装置は、請求項6に記載の魚の血抜き装置において、上記スライドシフト機構は、支持ベースに支持された一次シフトシリンダと、上記一次シフトシリンダのシリンダロッド先端に接続される可動プレートと、上記可動プレートに取り付けられた二次シフトシリンダと、を具備することによって構成されているので、この場合も比較的簡単な構成で魚の大きさを検出してカッター刃の作用位置を可変させることができる。
又、請求項8による魚の血抜き装置は、請求項1〜請求項7の何れかに記載の魚の血抜き装置において、上記押圧固定手段は上記魚を押圧する押圧板を備えていて、この押圧板の動きに弾力性を付与する圧縮コイルバネを使用したサスペンション機構が設けられているので、魚を押圧固定する際に傷付けたり損傷させてしまうようなことを防止することができる。
外装フレーム3の中間付近の高さには、魚Fの血抜き処理加工を行う処理ボックス5が投入方向Aに沿って先下がり傾斜姿勢で設けられている。この処理ボックス5は上面及び前後両端面が開放された角筒状の部材である。
又、上記押圧板31は図4、5に示すように魚Fに当接する面が魚Fの形状に馴染むように台形状の凹陥面になっており、該凹陥面にはウレタンシートUが貼設されている。
因みに、上記サスペンション機構35は昇降プレート23の動きに弾力性を持たせるために設けられている部材で、昇降プレート23や押圧板31にかかる過剰な負荷を防止し、押圧固定時に魚Fが受けるダメージを軽減する役割を有している。
一次側血抜き手段51は処理ボックス5にセットされた魚Fの上面部側からカッター刃59を魚Fのエラ付近の部位に突き刺して魚Fの血抜き処理を行う手段である。
尚、上記3組の加工ヘッド79を区別して使用する場合には、図3中、右側のものを加工ヘッド79A、中央のものを加工ヘッド79B、左側のものを加工ヘッド79Cとしてこれらを識別する。そして、上記3組の加工ヘッド79A、79B、79Cにおける各カッター刃59の間隔Sは一例として30mmに設定されている。
二次側血抜き手段53は処理ボックス5にセットされた魚Fの下面部側からカッター刃59を魚Fのエラ付近の部位に突き刺して魚Fの血抜き処理を行う手段である。
尚、加工ヘッド83の構成は上述した加工ヘッド79と基本的に同じであるのでここでの詳細な説明は省略する。
作用位置可変機構57は、上記加工ヘッド83を一組のみ配設し、上記加工ヘッド83の魚Fの長さ方向への移動を案内するリニアガイド機構85と、上記加工ヘッド83を魚Fの長さ方向に作用位置を異ならせて移動させるスライドシフト機構87と、を具備することによって構成されている。
又、上記3個のスライダ93A、93B、93Cのうち、先端部のスライダ93Aと中央部のスライダ93Bには上述した加工ヘッド83を支持している幅狭な矩形平板状のスライドベース95が取り付けられており、後端部のスライダ93Cには次に述べるスライドシフト機構87の構成部材である可動プレート97が取り付けられている。
又、上記処理ボックス5の底板10における投入方向A下流側の後端部には矩形状の切欠き部129が形成されており、加工ヘッド83におけるカッター刃59がこの切欠き部129を通って底板10と干渉することなく魚Fの下面から身の内部に至るようになっている。
開閉ゲート手段109はブラケット111を介して上記処理ボックス5に取り付けられている矩形平板状の支持プレート113と、上記支持プレート113の上端部に設けられる2つの吊持ブラケット115、115によって回動自在に吊持されている2本の開閉シリンダ117、117と、上記支持プレート113の下端部において回動軸119を介して回動自在に接続され、連結点121において上記2本の開閉シリンダ117、117のシリンダロッド118、118の先端部と接続されているゲート取付けブラケット123と、2本の支持アーム125、125を介して上記ゲート取付けブラケット123に取り付けられている矩形平板状のゲート板127と、上記ゲート板127の上記処理ボックス5側の内壁面に貼設されているウレタンシートUとを備えることによって構成されている。
(1)魚体の投入時
魚体Fを魚の血抜き装置1に投入する場合には、開閉ゲート手段109における2本の開閉シリンダ117、117を伸張状態にして、ゲート板127によって処理ボックス5の開放された後端面を閉塞しておく。
そして、作業者は血抜き処理加工を行う魚Fを投入シュート131に載置して処理ボックス5内に頭が先になるようにして投入する。投入された魚Fはエラを上下面に向けた姿勢でゲート板127に貼設されているウレタンシートUに頭部の先端を当接させた状態で処理ボックス5内にセットされる。
次に作業者は図示しない起動ボタンを押して押圧固定手段7を作動させる。まず、押圧メインシリンダ17のシリンダロッド18が収縮してシャフトプレート21及びリニアシャフト27を介して昇降プレート23及び押圧板31を所定の高さまで一気に降下させる。
次に押圧サブシリンダ19のシリンダロッド20が徐々に伸張して行き、魚Fの上面に押圧板31下面のウレタンシートUを当接させて魚Fを押圧固定する。
又、昇降プレート23の下降に伴って他の1本のガイドロッド33に取り付けられている当接部材49がリミットスイッチ45のスイッチレバー47に当接して以下述べる高さ位置検出機構37の作用によって魚Fの大きさが判定される。
そして、上記高さ位置検出機構37の検出結果は制御ボックス4に送られ、次に述べる一次側血抜き手段51と二次側血抜き手段53の各動作の実行に利用される。
次に一次側血抜き手段51では、上記高さ位置検出機構37の検出結果により大きめの魚F1と判定された場合には図3中、右側の加工ヘッド79Aが動作し、血抜きシフトシリンダ67のシリンダロッド68を下方に伸張させてカッター刃59を魚F1の上面から身の内部に進入させて血抜き処理加工を実行する。
同様に、中くらいの魚F2と判定された場合には図3中、中央の加工ヘッド79Bが動作し、小さめの魚F3と判定された場合には図3中、左側の加工ヘッド79Cが動作していて上記と同様に魚F2、F3の上面側の血抜き処理加工を実行する。
又、同様に、小さめの魚F3と判定された場合には、一次シフトシリンダ101のシリンダロッド102と、二次シフトシリンダ105のシリンダロッド106が共に伸張状態になり、上記と倍のピッチの60mm程度カッター刃59を後端側に移動させる。続いて加工ヘッド83を動作させ魚F3の下面側の血抜き処理加工を実行する。
魚Fの血抜き処理加工が終了したら、押圧固定手段7と、一次側血抜き手段51と、二次側血抜き手段53は上記(1)魚体の投入時の始発時に取った原点位置に復帰する。
又、これと同持に開閉ゲート手段109の2本の開閉シリンダ117、117のシリンダロッド118、118が収縮状態になり、回動軸119を支点にしてゲート板127を外方に向けて回動させ、処理ボックス5の後端面を開放状態にする。そして、加工済みの魚Fは排出シュート133を滑って下方に設置されているコンテナ135内に排出される。
又、2本の開閉シリンダ117、117は再びシリンダロッド118、118を伸張状態にしてゲート板127を内方に向けて回動させ、処理ボックス5の後端面を閉塞状態にして、次の魚Fの血抜き処理加工の投入準備に移行する。
まず、対向配置された一次側血抜き手段51と、二次側血抜き手段53に魚Fの大きさに応じて魚Fの長さ方向のカッター刃59の作用位置を異ならせる作用位置可変機構55、57を備えているので、魚Fの大きさに拘らず、自動的に最適な個所にカッター刃59を作用させて魚Fの血抜き作業を効率的に実行することができる。
又、上記押圧固定手段7にサスペンション機構を設けているから、昇降プレート23や押圧板31にかかる過剰な負荷が防止され、押圧固定時に魚Fが受けるダメージが軽減される。
例えば一次側血抜き手段51に適用した作用位置可変機構55を二次側血抜き手段53に適用したり、二次側血抜き手段53に適用した作用位置可変機構57を一次側血抜き手段51に適用することが可能である。
又、高さ位置検出機構37のリミットスイッチ45や一次側血抜き手段51の加工ヘッド79の数を増やしたり、二次側血抜き手段53のスライドシフト機構87の可変できるストロークの数を増やすことによって更に種々の魚Fの大きさに対応した魚の血抜き装置1とすることも可能である。
又、前記一実施の形態では、魚Fを押圧・固定する際に、押圧メインシリンダ17と押圧サブシリンダ19の両方を使う場合を例に挙げて説明したが、押圧メインシリンダ17のみによって行う場合もある。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 外装フレーム
4 制御ボックス
5 処理ボックス
7 押圧固定手段
9 側板
10 底板
11 支持ボルト
13 ナット
15 天板
17 押圧メインシリンダ
18 シリンダロッド
19 押圧サブシリンダ
20 シリンダロッド
21 シャフトプレート
23 昇降プレート
25 リニアブッシュ
27 リニアシャフト
29 支持ロッド
31 押圧板
33 ガイドロッド
35 サスペンション機構
37 高さ位置検出機構
39 圧縮コイルバネ
41 バネ受け
43 取付けブロック
45 リミットスイッチ
47 スイッチレバー
49 当接部材
51 一次側血抜き手段
53 二次側血抜き手段
55 作用位置可変機構
57 作用位置可変機構
59 カッター刃
61 支持ボルト
63 ナット
65 シリンダプレート
67 血抜きシフトシリンダ
68 シリンダロッド
69 ジョイントプレート
71 支持ロッド
73 カッター刃取付け板
75 リニアブッシュ
77 リニアシャフト
79 加工ヘッド
81 切欠き部
83 加工ヘッド
85 リニアガイド機構
87 スライドシフト機構
89 支持ベース
91 ガイドレール
93 スライダ
95 スライドベース
97 可動プレート
99 シリンダ取付け板
101 一次シフトシリンダ
102 シリンダロッド
105 二次シフトシリンダ
106 シリンダロッド
107 延長ロッド
109 開閉ゲート手段
111 ブラケット
113 支持プレート
115 吊持ブラケット
117 開閉シリンダ
118 シリンダロッド
119 回動軸
121 連結点
123 ゲート取付けブラケット
125 支持アーム
127 ゲート板
129 切欠き部
131 投入シュート
133 排出シュート
135 コンテナ
F 魚
A 投入方向
U ウレタンシート
S 間隔
Claims (5)
- 外装フレームと、
上記外装フレームに前端側から後端側に向かって先下がり傾斜姿勢で支持され上記前端側から処理対象の魚が投入される処理ボックスと、
上記処理ボックスに投入された魚を押圧するとともに上記投入された魚の大きさを検出する魚大きさ検出手段を備えた押圧固定手段と、
カッター刃を進退自在に備えた加工ヘッドを有し上記カッター刃によって上記押圧固定手段によって押圧固定された魚の所定位置をカットして血抜き処理を施す一次側血抜き手段と、
上記一次側血抜き手段の加工ヘッドと対向・配置されカッター刃を進退自在に備えた加工ヘッドを有し上記カッター刃によって上記一次側血抜き手段とは反対側から上記押圧固定手段によって押圧固定された魚の所定位置をカットして血抜き処理を施す二次側血抜き手段と、
上記処理ボックスの後端側を開閉し開放することにより血抜き処理された上記魚を上記処理ボックスの後端側から排出させる開閉ゲート手段と、を具備し、
上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段は上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記投入された魚の大きさに応じて上記カッター刃の作用位置を上記魚の長さ方向に沿って異ならせる作用位置可変機構を備えており、
上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段の何れか一方又は双方の作用位置可変機構は、上記加工ヘッドを魚の長さ方向に作用位置を異ならせて複数組配設し、上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記複数組の加工ヘッドの1つを選択して作動させることによって構成されていることを特徴とする魚の血抜き装置。 - 外装フレームと、
上記外装フレームに前端側から後端側に向かって先下がり傾斜姿勢で支持され上記前端側から処理対象の魚が投入される処理ボックスと、
上記処理ボックスに投入された魚を押圧するとともに上記投入された魚の大きさを検出する魚大きさ検出手段を備えた押圧固定手段と、
カッター刃を進退自在に備えた加工ヘッドを有し上記カッター刃によって上記押圧固定手段によって押圧固定された魚の所定位置をカットして血抜き処理を施す一次側血抜き手段と、
上記一次側血抜き手段の加工ヘッドと対向・配置されカッター刃を進退自在に備えた加工ヘッドを有し上記カッター刃によって上記一次側血抜き手段とは反対側から上記押圧固定手段によって押圧固定された魚の所定位置をカットして血抜き処理を施す二次側血抜き手段と、
上記処理ボックスの後端側を開閉し開放することにより血抜き処理された上記魚を上記処理ボックスの後端側から排出させる開閉ゲート手段と、を具備し、
上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段は上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記投入された魚の大きさに応じて上記カッター刃の作用位置を上記魚の長さ方向に沿って異ならせる作用位置可変機構を備えており、
上記一次側血抜き手段と二次側血抜き手段の何れか一方又は双方の作用位置可変機構は、上記加工ヘッドを一組のみ配設し、上記加工ヘッドの魚の長さ方向への移動を案内するリニアガイド機構と、上記魚大きさ検出手段の検出結果に基づいて上記加工ヘッドを魚の長さ方向に移動させるスライドシフト機構と、を具備することによって構成されており、
上記スライドシフト機構は、支持ベースに支持された一次シフトシリンダと、上記一次シフトシリンダのシリンダロッド先端に接続される可動プレートと、上記可動プレートに取り付けられた二次シフトシリンダと、を具備することによって構成されていることを特徴とする魚の血抜き装置。 - 請求項1又は請求項2記載の魚の血抜き装置において、
上記押圧固定手段は上記投入された魚方向に移動する移動部材を備えていて、上記魚大きさ検出手段はこの移動部材の移動量を検出することにより魚の大きさを検出するものであることを特徴とする魚の血抜き装置。 - 請求項3記載の魚の血抜き装置において、
上記魚大きさ検出手段は、上記移動部材の移動方向に沿って異なる位置に配置されている複数個のリミットスイッチと、上記移動部材に取り付けられ上記複数個のリミットスイッチの各スイッチレバーに当接する当接部材と、から構成されていて、上記移動部材の移動により動作するリミットスイッチの個数により魚の大きさを検出するものであることを特徴とする魚の血抜き装置。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の魚の血抜き装置において、
上記押圧固定手段は上記魚を押圧する押圧板を備えていて、この押圧板の動きに弾力性を付与する圧縮コイルバネを使用したサスペンション機構が設けられていることを特徴とする魚の血抜き装置。
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