JP2000287582A - 魚釣用玉網 - Google Patents
魚釣用玉網Info
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- JP2000287582A JP2000287582A JP11097461A JP9746199A JP2000287582A JP 2000287582 A JP2000287582 A JP 2000287582A JP 11097461 A JP11097461 A JP 11097461A JP 9746199 A JP9746199 A JP 9746199A JP 2000287582 A JP2000287582 A JP 2000287582A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 魚釣用玉網の竿を繰り出し易くする。
【解決手段】 元竿1と、この元竿1に振出式に収納さ
れる一本又は複数本の小径竿2と、最も小径の竿2に取
り付けられた玉網本体とを設ける。元竿1の後部に、元
竿1後端における軸方向に直角な断面積の3.2%以上
の開口面積を有する通気孔12を設ける。
れる一本又は複数本の小径竿2と、最も小径の竿2に取
り付けられた玉網本体とを設ける。元竿1の後部に、元
竿1後端における軸方向に直角な断面積の3.2%以上
の開口面積を有する通気孔12を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用玉網に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開平
4−197122号公報は、元竿に尻栓受と尻栓とを設
けた釣竿であって、尻栓を回動したときに尻栓受の座面
の後方から元竿の内部へ通じる通気路を開口した振出式
釣竿について開示する。この振出式釣竿は、釣竿を振り
出す際に減圧により竿が振り出しにくくなるのを、通気
路により圧力差を解消し、振出操作をしやすくしようと
いうものである。
4−197122号公報は、元竿に尻栓受と尻栓とを設
けた釣竿であって、尻栓を回動したときに尻栓受の座面
の後方から元竿の内部へ通じる通気路を開口した振出式
釣竿について開示する。この振出式釣竿は、釣竿を振り
出す際に減圧により竿が振り出しにくくなるのを、通気
路により圧力差を解消し、振出操作をしやすくしようと
いうものである。
【0003】しかし、この振出式釣竿は単に小さな孔を
あけた程度であるに過ぎないので、直ちに玉網の柄とし
て利用することは困難である。すなわち、振出式釣竿
は、通気路の作用により減圧を解消した後、穂先竿を手
で摘んで二番竿に対して穂先竿が伸びきるまでのばし、
以降二番竿、三番竿と順に手で伸ばして行くようになっ
ている。これに対し、魚釣用玉網は、その一般的な使用
方法が、釣れた魚を取り込むときに一方の手で釣竿を持
ちながら、もう一方の手で玉網の柄の元竿を持ち、玉網
先端を下方に向けることで、その自重により柄を振り出
すものであるから、釣竿の場合と異なり、手で竿を引張
らなくとも伸ばしきることができ、また、魚を取り込む
際の緊急時において速やかに振出を行うことができるも
のでなければならない。より具体的に述べると、魚を取
り込む際に玉網を下方に向けて自然に伸ばした時に、玉
網本体が接続される一番竿が二番竿に対して十分に伸び
きり、一番竿が伸縮したり回転したりすることなく、う
まく魚を取り込めることが必要である。ところが、上記
振出式釣竿のように手を使って伸ばし切るような構造で
はそのような玉網の柄として使用することができない。
あけた程度であるに過ぎないので、直ちに玉網の柄とし
て利用することは困難である。すなわち、振出式釣竿
は、通気路の作用により減圧を解消した後、穂先竿を手
で摘んで二番竿に対して穂先竿が伸びきるまでのばし、
以降二番竿、三番竿と順に手で伸ばして行くようになっ
ている。これに対し、魚釣用玉網は、その一般的な使用
方法が、釣れた魚を取り込むときに一方の手で釣竿を持
ちながら、もう一方の手で玉網の柄の元竿を持ち、玉網
先端を下方に向けることで、その自重により柄を振り出
すものであるから、釣竿の場合と異なり、手で竿を引張
らなくとも伸ばしきることができ、また、魚を取り込む
際の緊急時において速やかに振出を行うことができるも
のでなければならない。より具体的に述べると、魚を取
り込む際に玉網を下方に向けて自然に伸ばした時に、玉
網本体が接続される一番竿が二番竿に対して十分に伸び
きり、一番竿が伸縮したり回転したりすることなく、う
まく魚を取り込めることが必要である。ところが、上記
振出式釣竿のように手を使って伸ばし切るような構造で
はそのような玉網の柄として使用することができない。
【0004】また、実公平4−44071号公報は、玉
網本体を装着する竿体の先端に竿体の周壁を貫通するよ
うに空気孔が形成された釣用玉網について開示する。
網本体を装着する竿体の先端に竿体の周壁を貫通するよ
うに空気孔が形成された釣用玉網について開示する。
【0005】しかし、元竿に収納された小径竿を下方に
振り出す際、小径竿は元竿内に収納されているので、最
も先端の竿体の先端から負圧になった竿体内へ空気を送
り込むことから、確かに最も先端の竿体の伸びは良い
が、他の竿体を伸ばす効果は少なく、場合によっては最
も先端の竿体のみが伸びてしまうこともある。また、先
端の竿体に空気孔を設けるので、使用時に空気孔から海
水等が竿内に侵入し、竿体が重くなって使いにくくなっ
たり、侵入した水が尻栓より排出されて釣り人にかかっ
たりするなどの不都合もある。
振り出す際、小径竿は元竿内に収納されているので、最
も先端の竿体の先端から負圧になった竿体内へ空気を送
り込むことから、確かに最も先端の竿体の伸びは良い
が、他の竿体を伸ばす効果は少なく、場合によっては最
も先端の竿体のみが伸びてしまうこともある。また、先
端の竿体に空気孔を設けるので、使用時に空気孔から海
水等が竿内に侵入し、竿体が重くなって使いにくくなっ
たり、侵入した水が尻栓より排出されて釣り人にかかっ
たりするなどの不都合もある。
【0006】従って、本発明は、円滑かつ迅速に振り出
すことができる釣用玉網を提供することを目的とする。
すことができる釣用玉網を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、元竿(1)と、この元竿
(1)に振出式に収納される一本又は複数本の小径竿
(2)と、最も小径の竿(2)に取り付けられた玉網本
体とを備える魚釣用玉網において、上記元竿(1)の後
部に、元竿(1)後端における軸方向に直角な断面積の
3.2%以上の開口面積を有する通気孔(12)が設け
られている魚釣用玉網を採用する。
め、請求項1に係る発明は、元竿(1)と、この元竿
(1)に振出式に収納される一本又は複数本の小径竿
(2)と、最も小径の竿(2)に取り付けられた玉網本
体とを備える魚釣用玉網において、上記元竿(1)の後
部に、元竿(1)後端における軸方向に直角な断面積の
3.2%以上の開口面積を有する通気孔(12)が設け
られている魚釣用玉網を採用する。
【0008】また、請求項2に係る発明は、上記通気孔
(12)が元竿(1)後端に装着される尻栓(5)に設
けられている請求項1に記載の魚釣用玉網を採用する。
(12)が元竿(1)後端に装着される尻栓(5)に設
けられている請求項1に記載の魚釣用玉網を採用する。
【0009】また、請求項3に係る発明は、上記通気孔
(12)には、該通気孔(12)を開閉自在に覆う開閉
体(13)が設けられている請求項1又は請求項2に記
載の魚釣用玉網を採用する。
(12)には、該通気孔(12)を開閉自在に覆う開閉
体(13)が設けられている請求項1又は請求項2に記
載の魚釣用玉網を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0011】<実施の形態1>図1に示すように、この
魚釣用玉網の柄となる竿は、元竿1と、元竿1内に振り
出し可能に収納される小径竿2とを具備する。図1では
作図の都合上小径竿2として一番竿のみ図示している
が、実際は二番竿〜四番竿の小径竿を有する五本継ぎ竿
となっている。但し、実際の竿において小径竿は四本に
限られるものではなく、一本又はその他の本数にするこ
とができる。
魚釣用玉網の柄となる竿は、元竿1と、元竿1内に振り
出し可能に収納される小径竿2とを具備する。図1では
作図の都合上小径竿2として一番竿のみ図示している
が、実際は二番竿〜四番竿の小径竿を有する五本継ぎ竿
となっている。但し、実際の竿において小径竿は四本に
限られるものではなく、一本又はその他の本数にするこ
とができる。
【0012】図示しない公知の玉網本体は、最も小径の
竿である一番竿の先端に着脱自在に取り付けられるよう
になっている。一番竿の先端の内面にはネジ筒3が固着
され、このネジ筒3の雌ネジ3aに図示しない玉網本体
の雄ネジが螺合する。
竿である一番竿の先端に着脱自在に取り付けられるよう
になっている。一番竿の先端の内面にはネジ筒3が固着
され、このネジ筒3の雌ネジ3aに図示しない玉網本体
の雄ネジが螺合する。
【0013】一番竿である小径竿2の先端の外面には、
ゴム等で出来た筒状の上栓4が固着されている。上栓4
は元竿1の内面に嵌合可能な小径部4aを有している。
小径部4aの外周面には、この小径部4aを元竿1内に
挿入し易くするため、複数本の溝4bが竿軸方向に設け
られている。小径部4aが元竿1の内面に嵌合すること
により、一番竿〜四番竿は元竿1より妄りに飛び出さな
くなる。
ゴム等で出来た筒状の上栓4が固着されている。上栓4
は元竿1の内面に嵌合可能な小径部4aを有している。
小径部4aの外周面には、この小径部4aを元竿1内に
挿入し易くするため、複数本の溝4bが竿軸方向に設け
られている。小径部4aが元竿1の内面に嵌合すること
により、一番竿〜四番竿は元竿1より妄りに飛び出さな
くなる。
【0014】図2に示すように元竿1の後端には尻栓5
が取り付けられている。この尻栓5は、尻栓本体6と、
尻栓本体6を元竿1に結合するための結合具7とを備え
る。
が取り付けられている。この尻栓5は、尻栓本体6と、
尻栓本体6を元竿1に結合するための結合具7とを備え
る。
【0015】結合具7は、図2及び図3に示すように、
元竿1の後端にその外周面に被さるように嵌合する嵌合
部7aと、尻栓本体6が螺合する雌ネジ8の形成された
ネジ筒部7bとを有している。結合具7は元竿1の後端
に嵌合部7aの個所で接着剤を用いて固着される。
元竿1の後端にその外周面に被さるように嵌合する嵌合
部7aと、尻栓本体6が螺合する雌ネジ8の形成された
ネジ筒部7bとを有している。結合具7は元竿1の後端
に嵌合部7aの個所で接着剤を用いて固着される。
【0016】尻栓本体6は、結合具7の雌ネジ8に螺合
する雄ネジ9を有した筒状の連結部6aと、連結部6a
の後端に嵌合したゴム等で出来た握り部6bとを有して
いる。連結部6aの内側には元竿1の後端の開口部を塞
ぐ円盤形の蓋体10が固着される。蓋体10には図示し
ないが竿軸方向に小さな水抜き孔が設けられており、そ
のため竿内に侵入した水はこの蓋体10の水抜き孔を通
って連結部6aの空洞内へと排出される。握り部6bは
元竿1の後端部を保護するカバー体としても機能するよ
う、元竿1の外形よりも大きな外径を有するように形成
される。また、握り部6bの後端には水抜き孔11が設
けられ、上述した連結部7の空洞内へと排出される水を
竿外に抜き出すようになっている。
する雄ネジ9を有した筒状の連結部6aと、連結部6a
の後端に嵌合したゴム等で出来た握り部6bとを有して
いる。連結部6aの内側には元竿1の後端の開口部を塞
ぐ円盤形の蓋体10が固着される。蓋体10には図示し
ないが竿軸方向に小さな水抜き孔が設けられており、そ
のため竿内に侵入した水はこの蓋体10の水抜き孔を通
って連結部6aの空洞内へと排出される。握り部6bは
元竿1の後端部を保護するカバー体としても機能するよ
う、元竿1の外形よりも大きな外径を有するように形成
される。また、握り部6bの後端には水抜き孔11が設
けられ、上述した連結部7の空洞内へと排出される水を
竿外に抜き出すようになっている。
【0017】この魚釣用玉網は、元竿1内から小径竿2
を振り出して使用するが、この振り出しを円滑に行うこ
とができるように、元竿1の後部には図2及び図3に示
すような通気孔12が設けられている。
を振り出して使用するが、この振り出しを円滑に行うこ
とができるように、元竿1の後部には図2及び図3に示
すような通気孔12が設けられている。
【0018】通気孔12は、元竿1に設けることもでき
るが、望ましくは尻栓5に設けられ、より望ましくは尻
栓5の結合具7に設けられる。結合具7は元竿1の後縁
と蓋体10との間において元竿1の空洞内に臨む環状面
を有し、この環状面の円周に沿って複数個(例えば八
個)の通気孔12が穿設されている。
るが、望ましくは尻栓5に設けられ、より望ましくは尻
栓5の結合具7に設けられる。結合具7は元竿1の後縁
と蓋体10との間において元竿1の空洞内に臨む環状面
を有し、この環状面の円周に沿って複数個(例えば八
個)の通気孔12が穿設されている。
【0019】通気孔12の総開口面積は、発明者の実験
により得られた表1及び図6に示すデータに基づいて決
定され、元竿1の後端における軸方向に直角な断面積の
3.2%以上とされる。
により得られた表1及び図6に示すデータに基づいて決
定され、元竿1の後端における軸方向に直角な断面積の
3.2%以上とされる。
【0020】
【表1】
【0021】表1及び図6は、通気孔12の大きさ即ち
総開口面積と、小径竿2の摺動した距離との関係をテス
トした結果を示している。このテストは、振出式玉網の
竿(収納時全長1200mm、伸長時全長5000m
m、元竿後端の断面積594mm2、5本継ぎ)の先端
に外径500mmの網枠を取り付けたものを下向き25
度に保持し、小径竿2が元竿1外に自然に出ていく摺動
距離を測定したものである。
総開口面積と、小径竿2の摺動した距離との関係をテス
トした結果を示している。このテストは、振出式玉網の
竿(収納時全長1200mm、伸長時全長5000m
m、元竿後端の断面積594mm2、5本継ぎ)の先端
に外径500mmの網枠を取り付けたものを下向き25
度に保持し、小径竿2が元竿1外に自然に出ていく摺動
距離を測定したものである。
【0022】表1及び図6に示すように、通気孔12の
数が二個以上すなわち元竿1の後端の断面積に対する通
気孔12の面積の比が3.2%以上になると摺動距離に
顕著な効果が出ていることがわかる。すなわち、最も摺
動距離の短い通気孔12が二個(孔比率3.2%)の場
合であっても、玉網本体の接続される一番竿は二番竿に
対してほぼ伸びきった状態となり、魚を取り込む際に一
番竿が伸縮したり回転したりしてうまく魚を取り込めな
いといった不具合がなかった。通常の場合、通気孔12
の個数は五個以上で、孔比率は約8%以上とするのが望
ましい。ちなみに、この実施の形態では通気孔12を八
個とし穴比率を13.0%としており、2483mmの
摺動距離を得ることができた。
数が二個以上すなわち元竿1の後端の断面積に対する通
気孔12の面積の比が3.2%以上になると摺動距離に
顕著な効果が出ていることがわかる。すなわち、最も摺
動距離の短い通気孔12が二個(孔比率3.2%)の場
合であっても、玉網本体の接続される一番竿は二番竿に
対してほぼ伸びきった状態となり、魚を取り込む際に一
番竿が伸縮したり回転したりしてうまく魚を取り込めな
いといった不具合がなかった。通常の場合、通気孔12
の個数は五個以上で、孔比率は約8%以上とするのが望
ましい。ちなみに、この実施の形態では通気孔12を八
個とし穴比率を13.0%としており、2483mmの
摺動距離を得ることができた。
【0023】なお、通気孔12は元竿1の後部に設けて
もよいし、元竿1と尻栓本体6の両方に設けても良い。
また、通気孔12は蓋体10に設けた図示しない水抜き
孔と尻栓本体6の水抜き孔11で代替することもでき
る。
もよいし、元竿1と尻栓本体6の両方に設けても良い。
また、通気孔12は蓋体10に設けた図示しない水抜き
孔と尻栓本体6の水抜き孔11で代替することもでき
る。
【0024】<実施の形態2>図4及び図5に示すよう
に、この魚釣用玉網の元竿1上には、通気孔12を開閉
自在に覆う開閉体13が設けられている。
に、この魚釣用玉網の元竿1上には、通気孔12を開閉
自在に覆う開閉体13が設けられている。
【0025】通気孔12は尻栓5の結合具7上にその円
周に沿って三個穿設されている。結合具7には必要に応
じて各通気孔12の開口を結ぶように環状溝14が形成
される。通気孔12の個数及び総開口面積は表1及び図
6のデータに基づいて設定されている。
周に沿って三個穿設されている。結合具7には必要に応
じて各通気孔12の開口を結ぶように環状溝14が形成
される。通気孔12の個数及び総開口面積は表1及び図
6のデータに基づいて設定されている。
【0026】開閉体13は略C字形のリングであり、尻
栓5の環状溝14に回動自在に嵌め込まれ、環状溝14
上で一方に回されることで通気孔12を塞ぎ、他方に回
されることで通気孔12の一部又は全部を開けるように
なっている。
栓5の環状溝14に回動自在に嵌め込まれ、環状溝14
上で一方に回されることで通気孔12を塞ぎ、他方に回
されることで通気孔12の一部又は全部を開けるように
なっている。
【0027】この魚釣用玉網を使用する場合は、図4及
び図5に示すように通気孔12の開口の全てを外部に露
出させ、外気を竿内に導入可能とする。不使用時には、
開閉体13を回転させて、通気孔12の開口を遮蔽す
る。こうすると水等の竿内への侵入を防ぐことができ
る。また、三つの通気孔12のうち一つ又は二つのみを
覆うことも可能であり、かくすれば小径竿2の振出量を
任意に調節することができる。
び図5に示すように通気孔12の開口の全てを外部に露
出させ、外気を竿内に導入可能とする。不使用時には、
開閉体13を回転させて、通気孔12の開口を遮蔽す
る。こうすると水等の竿内への侵入を防ぐことができ
る。また、三つの通気孔12のうち一つ又は二つのみを
覆うことも可能であり、かくすれば小径竿2の振出量を
任意に調節することができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、元竿後部
に元竿後端の軸方向に直角な方向の断面積の3.2%以
上の開口面積を有する通気孔が設けられているので、玉
網を下方に向けるだけで、スムーズに竿が振り出され、
確実に魚の取り込み操作を行うことができる。
に元竿後端の軸方向に直角な方向の断面積の3.2%以
上の開口面積を有する通気孔が設けられているので、玉
網を下方に向けるだけで、スムーズに竿が振り出され、
確実に魚の取り込み操作を行うことができる。
【0029】また、元竿後部に通気孔が設けられるの
で、通気孔から導入される空気が元竿内の小径竿を押し
出すことになる。従って、玉網のよりスムーズな振り出
しが可能となる。
で、通気孔から導入される空気が元竿内の小径竿を押し
出すことになる。従って、玉網のよりスムーズな振り出
しが可能となる。
【0030】請求項2に係る発明によれば、通気孔が元
竿後端に装着される尻栓に設けられているので、元竿に
通気孔をあける必要がなく、竿に孔をあけるという煩雑
な作業が不要となり、また竿の強度を損ねることがな
い。
竿後端に装着される尻栓に設けられているので、元竿に
通気孔をあける必要がなく、竿に孔をあけるという煩雑
な作業が不要となり、また竿の強度を損ねることがな
い。
【0031】請求項3に係る発明に発明によれば、通気
孔を開閉自在に覆う開閉体が設けられているので、収納
時等には通気孔を覆っておくことで水等の侵入を防止す
ることができる。また、通気孔の開閉量を調整すること
ができるので、玉網の振出量を任意に調節することがで
きる。
孔を開閉自在に覆う開閉体が設けられているので、収納
時等には通気孔を覆っておくことで水等の侵入を防止す
ることができる。また、通気孔の開閉量を調整すること
ができるので、玉網の振出量を任意に調節することがで
きる。
【図1】本発明に係る魚釣用玉網の竿を示す半断面図で
ある。
ある。
【図2】通気孔の個所を示す拡大半断面図である。
【図3】尻栓の結合具を示す拡大半断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る魚釣用玉網の竿
の側面図である。
の側面図である。
【図5】図4中通気孔の個所を示す拡大図である。
【図6】竿の摺動距離と通気孔の数との関係を示すグラ
フである。
フである。
1…元竿 2…小径竿 5…尻栓 12…通気孔 13…開閉体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月8日(1999.4.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
Claims (3)
- 【請求項1】 元竿と、この元竿に振出式に収納される
一本又は複数本の小径竿と、最も小径の竿に取り付けら
れた玉網本体とを備える魚釣用玉網において、上記元竿
の後部に、元竿後端における軸方向に直角な断面積の
3.2%以上の開口面積を有する通気孔が設けられてい
ることを特徴とする魚釣用玉網。 - 【請求項2】 上記通気孔が元竿後端に装着される尻栓
に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の魚
釣用玉網。 - 【請求項3】 上記通気孔には、該通気孔を開閉自在に
覆う開閉体が設けられていることを特徴とする請求項1
又は請求項2に記載の魚釣用玉網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097461A JP2000287582A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 魚釣用玉網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11097461A JP2000287582A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 魚釣用玉網 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000287582A true JP2000287582A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14192953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11097461A Pending JP2000287582A (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 魚釣用玉網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000287582A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002262718A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-17 | Shimano Inc | 玉 網 |
JP2003144008A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-20 | Shimano Inc | 玉 網 |
JP2006223223A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Daiwa Seiko Inc | 玉網 |
JP2010022284A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Shoei:Kk | 魚釣用玉網 |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP11097461A patent/JP2000287582A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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