JP4064247B2 - 釣竿 - Google Patents

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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚釣りに用いる釣竿に関する。詳しくは、元竿の竿元側に出し入れ自在に連結される延伸竿を有し、釣竿全体の長さを容易に調整可能な釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、釣竿は複数の竿体を振出形式若しくは並継形式等によって連結して一本の釣竿となっている。そして、その用途にあわせて様々なタイプの釣竿が多様な機能を備えて提供されている。例えば、鮎釣り用の鮎竿や渓流竿などの延べ竿に於いては、仕掛けに係った魚を取込易くするために、釣竿の全長を釣り操作時に素早く変更できるような機能が付与されている。
【0003】
例えば、ある種の従来の鮎竿等は、元竿の竿元側端部に別途延伸竿が連結されている。この延伸竿は元竿内に収納した状態(収納状態)と、元竿内から手元側に引き出した状態(延伸状態)との何れにあっても元竿に連結固定可能である。そして、釣り操作の最中に状況に応じて釣人は延伸竿を出し入れして釣竿全体の長さを調整して釣りを行う(例えば、特許文献1等参照)。具体的には、従来のこのように釣竿の長さを調整可能な釣竿にあっては、収納状態に於いて、元竿の竿元側端部の内周面と延伸竿の竿元側の周面とで相互に嵌着する構造になっている。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3022411号公報(図2,図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の釣竿のような元竿の竿元側に延伸竿が出し入れできるようなタイプの釣竿は、仕掛けに魚が係った際に延伸竿を元竿より引き延ばして釣竿全体の長さを長くし、釣竿より長い釣糸を連結してあるような場合でも魚を取込易くするものである。しかし、魚釣りを行う際に釣竿の求められる機能はこれのみではない。魚が仕掛けに係る前の状態に於いても釣竿全体の長さを代えて、釣り場の状況毎に対応する必要もある。
【0006】
本発明の課題は、元竿と延伸竿との間で釣竿全体の長さを変化させて魚を取込易くし、且つ、取込前の釣り操作段階においても釣竿全体の長さを変化させて状況に応じた釣りをなしえるような釣竿を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明1の釣竿は、筒状体である複数の竿体を順次連結してなる釣竿であって、元竿と、元竿の竿元側に元竿内に出入自在に連結された延伸竿と、元竿の穂先側に元竿内及び延伸竿内に収納可能に連結された元上竿とを備えている。延伸竿及び元上竿はそれぞれ元竿内に収納された収納状態,元竿の竿元側若しくは穂先側に引き出された延伸状態の何れにおいても元竿に固定可能である。
【0008】
元竿は、全体として先細りテーパの施された筒状体であり穂先側端部内径が他の部分より小径化されて第1嵌合雌部とされており、竿元側端部に脱着自在に連結される尻栓を有している。この尻栓は、元竿の竿元側端部内に挿入され内周面が第2嵌合雌部となっている挿入部と、竿元側端部周縁に設けられる第1フック部とを有している。
【0009】
延伸竿は、穂先側端部外周面に他の部分より大径に形成される第1嵌合雄部が形成され元竿内に出入される筒状体である挿入部と、挿入部の竿元側に連結されるグリップ部と、グリップ部の穂先側端部周縁に設けられ上述の第1フック部と係合する第2フック部とを有している。
元上竿は、全体として先細りテーパの施された筒状体であり軸方向中央付近乃至穂先側の外周面に他の部分より大径に形成される第2嵌合雄部が形成され、且つ、竿元側端部外周面も第3嵌合雄部となっており、竿元側端部を閉塞するように脱着自在に装着される底栓を有している。
【0010】
そして、この延伸竿の第1嵌合雄部は元竿の尻栓の第2嵌合雌部に嵌着自在であり、元上竿の第2嵌合雄部及び第3嵌合雄部は元竿の第1嵌合雌部に嵌着自在である。
また、元上竿は、その外周面の第2嵌合雄部の穂先側端縁に脱着自在に装着されるリング部材を有している。
この釣竿の延伸竿は元竿内に収納した状態(収納状態)と、元竿内から手元側に引き出した状態(延伸状態)との何れにあっても元竿に連結固定可能である。釣りを行っている最中において、延伸竿を元竿から手元側に引き出して延伸状態とし、若しくは、延伸竿を元竿内に押し込んで収納状態とし、魚が仕掛けに係った後に魚を取り込む際に長さを調整する。具体的には、各状態において元竿と延伸竿とは以下のような態様で連結固定されている。
【0011】
まず、収納状態にあっては、元竿内に竿元側から延伸竿が挿入され、挿入部の竿元側のグリップ部が元竿の尻栓に至る。尻栓の第1フック部が第2フック部に係合して、元竿と延伸竿とは相互に連結固定される。一方、延伸状態においては、元竿内から延伸竿を竿元側に引き出すと、挿入部の第1嵌合雄部が尻栓の第2嵌合雌部に至り嵌着し、元竿と延伸竿とは相互に連結固定される。
【0012】
さらに、この釣竿の元上竿も元竿内に収納した状態(収納状態)と、元竿内から穂先側に引き出した状態(延伸状態)との何れにあっても元竿に連結固定可能である。釣りを行っている最中において、元上竿を元竿から穂先側に引き出して延伸状態とし、若しくは、元上竿を元竿内に押し込んで収納状態とし、釣り場の状況にあわせて釣竿全体の長さを調整して釣り操作を行う。具体的には、各状態において元竿と元上竿とは以下のような態様で連結固定されている。
【0013】
まず、収納状態にあっては、元上竿は元竿内(延伸竿の状況によっては延伸竿の挿入部内)に挿入され、第2嵌合雄部が元竿の穂先側の第1嵌合雌部に至り嵌着し、元竿と元上竿とは相互に連結固定される。一方、延伸状態においては、元竿内から元上竿を穂先側に引き出し、第3嵌合雄部が元竿の穂先側の第1嵌合雌部に至り嵌着し、元竿と元上竿とは相互に連結固定される。
【0014】
元上竿を元竿内に挿入する収納状態において、第2嵌合雄部を超えて過度に元上竿を元竿内に押し込んでしまったような場合に、リング部材が元竿1の穂先側端面に当接して、元上竿が元竿内に入り込んでしまうのを抑えている。延伸竿を元竿の竿元側に引き出した延伸竿の延伸状態においては、元上竿が元竿内に入り込んでしまう危険が大きく、係る危険を回避する。
【0015】
発明の釣竿は、発明1の釣竿であって、元上竿の底栓は、外周面に外方向に出没自在に突出する滑動部材を有している。
元上竿の竿元側に装着される底栓は、元上竿の竿元側を閉塞して、元上竿内に収納されてくる元上竿の穂先側に連結される他の竿体が元上竿を超えて竿元側に至るのを抑えている。この底栓の外周面の滑動部材は元竿若しくは延伸竿内において延伸竿の内周面に当接し、がた止め機能を奏する。
【0016】
発明の発明は、発明の釣竿であって、延伸竿の挿入部の穂先側端部には元上竿を穂先側から挿入部内に案内する案内部材が装着されている。
元竿内に延伸竿を挿入した収納状態において、さらに、元上竿を元竿内に挿入する収納状態とする際に、案内部材が元上竿が延伸竿の内部に円滑に案内する。
【0017】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を採用した釣竿は、鮎釣り等に用いられる釣竿であり、図1に示すように、元竿1と、元竿1の竿元側から出し入れ自在に連結される延伸竿2と、元竿1の穂先側から出し入れ自在に連結される元上竿3とを有している。また、元上竿3の穂先側にもさらに複数の竿体(中竿,穂先竿等)が連結される(図示せず)。これらの各竿体は炭素繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸させたプリプレグ素材を焼成して形成されている。
【0018】
元竿1より穂先側の各竿体はいわゆる振出形式で連結されており、穂先側の竿体から順次竿元側に位置する竿体内に出し入れ自在である。それぞれ穂先側に位置する竿体の竿元側端部外周面を竿元側に隣接する竿体の穂先側内周面に嵌着させて相互に固定可能である。最も穂先側に位置する穂先竿の穂先側端部には釣糸係止具が配置されている。さらに、元竿1とその竿元側に位置する延伸竿2,及び元竿1とその穂先側に位置する元上竿3とにあっては、後述のように、延伸状態,収納状態の何れの状態にあっても、それぞれ相互に連結固定可能となっている。
【0019】
(元竿1について)
元竿1は全体として穂先側ほど小径化するようなテーパが施された筒状体である。穂先側端部にあっては他の部分より急テーパで穂先側が小径化して(内径が他の部分より小径化されており)、穂先側端部の内周面は一定の軸方向範囲において径の変化しない面となっている。この急テーパ面乃至軸方向に径の変化しない面が第1嵌合雌部1aである(図2・図6参照)。後に詳しく説明するように、この第1嵌合雌部1aが元上竿3に嵌着する。
【0020】
図3に示すように、この元竿1の竿元側端部には尻リング4と尻栓5とが脱着自在に装着されている(図4及び図5も参照)。
尻リング4は、金属(アルミニウム合金)製の円筒型の部材であり、竿元側端部内周面はねじ溝が形成され第1雌ねじ部分となっている。元竿1の竿元側端部の外周面は、竿元側端縁より一部が削られて凹入しており、この凹入した部分を尻リング4が覆うようにして、尻リング4の穂先側が凹入した部分に装着されている。この際、尻リング4の外径は元竿1の外径に合致するように設定するのがよい。
【0021】
尻栓5は硬質合成樹脂製の円筒型の部材である。穂先側は外径が一段小径化した挿入部分となっており、竿元側端部は外径が上述の尻リング4の外径に合致するように一段大径化した頭部分となっている。挿入部分は元竿1の竿元側からその内部に挿入される部分である。挿入部分の内周面は竿元側ほど小径化するいわゆる逆テーパ面になっている。ここが第2嵌合雌部5aである。この尻栓5の第2嵌合雌部5aは、後述する延伸竿2の穂先側端部と延伸状態において嵌着する(図4参照)。この挿入部分の竿元側の外周面にはねじ溝が形成され上述の尻リング4の第1雌ねじ部分に螺着する第1雄ねじ部分となっている。また、尻栓5の竿元側端部内周面(頭部分の内周)には、周方向全体にわたって凹入するフック溝5bが形成されている。
【0022】
このように、この尻栓5は第1雄ねじ部分を尻リング4の第1雌ねじ部分に螺着することで、尻リング4を介して元竿1に脱着自在に装着されている。
(延伸竿2について)
図3に示すように、延伸竿2は、元竿1の竿元側からその内部に挿入される挿入部6と、挿入部6の竿元側に連結される太径のパイプ状部材であるグリップ部7とからなる。
【0023】
挿入部6は元竿1内に挿入可能な外径の筒状体である。挿入部6は穂先側ほど小径化するような部材とする。元上竿3を収納した際に滑動リング25に接する挿入部6の内周面は径が変化しないもの若しくは非常に緩いテーパ状である。穂先側端部の外周面は、軸方向の一定範囲で外径が他の部分より大径化されており、ここが嵌合雄部6aとなっている。この嵌合雄部6aの外径は、上述の元竿1の尻栓5の第2嵌合雌部5aに合致するような逆テーパ面である(図4参照)。
【0024】
この挿入部6は、穂先側端部に配置されるゴムカバー8を有している。
ゴムカバー8は周知の弾性ゴムから形成され軸方向に中空が貫通する円筒型の部材である。竿元側の外周面が一部削られて、ここが挿入部6の穂先側端部に挿入されて接着剤等で固定されている。ゴムカバー8の穂先側の内径は穂先側端部に向かって拡径するテーパが施されている。また、穂先側の端部からは軸方向に「割り」を形成してもよい。このゴムカバー8は、元竿1の穂先側に振出形式に連結されている元上竿3を元竿1内に収納する際に、円滑に元上竿3を挿入部6内に導くためのものである。
【0025】
グリップ部7は、挿入部6より大径且つ元竿1の外周面に合致するような径のパイプ状部材である。元竿1や挿入部6と同様に繊維強化樹脂等から構成してもよいが、別途金属素材などから構成してもよい。挿入部6の竿元側端部に挿入部6が穂先側から挿入された状態で螺着等の周知手法によってグリップ部7は脱着自在に連結されている。グリップ部7は挿入部6が完全に挿入された状態でも、グリップ部7の穂先側端部に挿入部6が部分的に挿入された状態でもよい。なお、グリップ部7は脱着不能に連結されていてもよい。
【0026】
また、グリップ部7の穂先側端部の挿入部6の周面にはフック部材9が固定されている。フック部材9は合成樹脂や軽合金等から形成される。その外径はグリップ部7及び元竿1乃至底栓5と面一化される。フック部材9の穂先側の外周面は一段小径化しており、この小径化した周面には外方向に周方向全体にわたって突出する係止突起を有している。係止突起は尻栓5のフック溝5bに嵌り得る(図5参照)。
【0027】
なお、この実施形態においては、挿入部6と元竿1との連結固定のためにフック部材9の係止突起と尻栓5のフック溝5bとを利用しているが、以下のような手法を採用することもできる。例えば、尻栓5の所定の内周面にねじ溝を形成して雌ねじ部とし、フック部材9に代えて雄ねじ部材を配置して、両者を螺着させる手法などがある。この場合、螺着のためのねじは多条ねじとしてもよい。
【0028】
(元上竿3について)
元上竿3は、元竿1の穂先側に出し入れ自在に(いわゆる振出形式で)連結される全体として先細りテーパの施された筒状体である(図1(c)参照)。
図2及び図6に示すように、元上竿3は、軸方向中央付近乃至穂先側の外周面に軸方向の一定の範囲にわたって肉盛されその前後より大径に第2嵌合雄部3aが形成されている。また、竿元側端部外周面も第3嵌合雄部3bとされている。第3嵌合雄部3bとなる竿元側端部外周面も、第2嵌合雄部3aと同様に他の部分より一段大径化して形成してもよいが、上述のような元上竿3の全体としての先細りテーパから竿元側端部外周面を部分的に軸方向に径が変化しない面として活用することも可能である。
【0029】
詳細に述べれば、第2嵌合雄部3aは第3嵌合雄部3bより小径であり、この第2嵌合雄部3a及び第3嵌合雄部3bの外径は上述の元竿1の穂先側端部の第1嵌合雌部1aの内径に合致するように設定され、相互に嵌着可能とされる。特に、第2嵌合雄部3aは第1嵌合雌部1aの軸方向に径の変化しない面に合致し、第3嵌合雄部3bは第1嵌合雌部1aの急テーパ面に合致するように設定するのが好ましい。
【0030】
なお、元上竿を元竿1内に竿元側から挿入して釣竿を組み立てる際を考慮すると、第2嵌合雄部3aの外径は、特に、第1嵌合雌部1aの内径に精密にあわせる必要がある。即ち、元上竿2を強く軸方向に出し入れすれば、第2嵌合雄部3aは第1嵌合雌部1aを挿通可能な程度に設定する必要がある。
また、元上竿3は、その外周面の第2嵌合雄部3aの穂先側端縁に脱着自在に装着されるリング部材10と、竿元側端部を閉塞するように脱着自在に装着される底栓11を有している。
【0031】
図2に示すように、元上竿3の第1嵌合雄部3aの穂先側端縁は元上竿3の外径が一段小さくなるような段付き面とされ、この段の竿元側の周面にはねじ溝が形成され第2雄ねじ部分となっている。ここにリング部材10が螺合する。即ち、リング部材10は竿元側内周面がこの第2雄ねじ部分に螺着するねじ溝が形成された第2雌ねじ部分となっている。また、リング部材10の穂先側の内周面は一段小径化されており、上述の元上竿3の段に当接して位置決め機能を奏している。即ち、このリング部材10は元上竿3の穂先側からその外周面に配置され、第2雌ねじ部分を第2雄ねじ部分に螺着させることで脱着自在に固定されている。
【0032】
図7に詳しく示すように、元上竿3の竿元側端部内周面にはねじ溝が形成され第3雌ねじ部分となっている。ここに底栓11が螺合している。
底栓11は、本体部21と、本体部21の穂先側端面に装着されるゴム板22と、本体部21の竿元側に脱着自在に装着される円盤部23と、本体部21の周面に配置される弾性体24及び弾性体24の周面上に配置される滑動リング25とを有している。
【0033】
本体部21は、穂先側外周面にねじ溝が形成され上述の元上竿3の第3雌ねじ部分に螺着する第3雄ねじ部分を有する。この第3雄ねじ部分の竿元側は元上竿3の外径に合致するように大径化した後に一段小径化しており、受け部が形成されている。そして、さらに竿元側端面の径方向中央においては竿元側に突出する第4雄ねじ部分を有している。本体部21は合成樹脂若しくは金属素材などから構成される。軽量化のために内部を中空化してもよい。また、軸方向に貫通する空気孔を形成してもよい。
【0034】
ゴム板22は本体部21の穂先側端面を閉塞するように取り付けられる板部材である。元上竿3内に挿入されてくる中竿などをこのゴム板22が受けることになる。ゴム板22は本体部21に接着等しても良いが交換可能としてもよい。上述のように本体部21に軸方向に貫通する空気孔を形成する場合には、ゴム板22にもその空気孔に連通する貫通孔を形成する。
【0035】
円盤部23は周方向中央付近に本体部21の第4雄ねじ部分に螺合するねじ孔(第4雌ねじ部)を有するものである。外径は本体部21に揃えてある。以下に詳しく説明する弾性体24及び弾性体24の周面上に配置される滑動リング25を本体部21との間で挟持するためのものである。
弾性体24は弾性ゴム若しくはスポンジ材等から形成されるリング状の部材である。本体部21の小径化した受け部に装着されるものである。この弾性体24の外周上にはさらに滑動リング25が装着される。滑動リング25は合成樹脂など一定の弾性を有する素材から形成されリングの一部に割りが形成されている。外周面を凸曲面化し且つ滑り易いようにテフロン(登録商標)樹脂加工などを施す。本体部21の外径より外方向に突出するように受け部に配置される。この滑動リング25は元上竿3が元竿1内乃至延伸竿2の挿入部6内に挿入された際に、特に、挿入部6の内周面に当接して、元上竿3の周方向へのぶれを抑える。
【0036】
(元竿1と延伸竿2との連結固定について)
この釣竿の延伸竿2は元竿1内に収納した状態(収納状態)と、元竿1内から手元側に引き出した状態(延伸状態)との何れにあっても元竿1に連結固定可能である。釣りを行っている最中において、延伸竿2を元竿1から手元側に引き出して延伸状態とし、若しくは、延伸竿2を元竿1内に押し込んで収納状態とし、魚が仕掛けに係った後に魚を取り込む際に長さを調整する。
【0037】
具体的には、図3に示すように、収納状態にあっては、元竿1内に竿元側から延伸竿2が挿入されると、挿入部6の竿元側のグリップ部7までが元竿1の尻栓5に至る。ここで、図5に示すように、尻栓5の竿元側端部内周面に形成されるフック溝5bにフック部材9が係合して、元竿1と延伸竿2とは相互に連結固定される。一方、図4に示すように、延伸状態においては、元竿1内から延伸竿2を竿元側に引き出すと、挿入部6の第1嵌合雄部6aが尻栓5の第2嵌合雌部5aに至り嵌着し、元竿1と延伸竿2とは相互に連結固定されることになる。
【0038】
(元竿1と元上竿3との連結固定について)
さらに、この釣竿の元上竿3も元竿1内に収納した状態(収納状態)と、元竿1内から穂先側に引き出した状態(延伸状態)との何れにあっても元竿1に連結固定可能である。釣りを行っている最中において、元上竿3を元竿1から穂先側に引き出して延伸状態とし、若しくは、元上竿3を元竿1内に押し込んで収納状態とし、釣り場の状況にあわせて釣竿全体の長さを調整して釣り操作を行う。
【0039】
具体的には、図2に示すように、収納状態にあっては、元上竿3は元竿1内(延伸竿2が元竿1に対して収納されている場合は、さらに延伸竿2の挿入部6内)に挿入され、第2嵌合雄部3aが元竿1の穂先側の第1嵌合雌部1aに至り嵌着し、元竿1と元上竿3とは相互に連結固定される。この際、過剰に元上竿3を元竿1内方向へ押し込んでしまっても、リング部材10が元竿1の穂先側端部に当接する。また、元上竿3の竿元側端部は、延伸竿2の挿入部6の穂先側のゴムカバー8により円滑に挿入部6内に導かれる。
【0040】
一方、図6に示すように、延伸状態においては、元竿1内から元上竿3を穂先側に引き出し、第3嵌合雄部3bが元竿1の穂先側の第1嵌合雌部1aに至り嵌着し、元竿1と元上竿3とは相互に連結固定されることになる。
[他の実施形態]
図8に示すように、元上竿3の第2嵌合雄部3aを穂先側端部に形成し、リング部材10を元上竿3に一体的に形成してもよい。即ち、プリプレグ素材から元上竿3を形成するにあたって、肉盛され大径化している第2嵌合雄部3aの穂先側にもう一段大径の部分Tを設定し、この大径部分で元上竿3の元竿1内への過剰な挿入を防止する。この場合には、元上竿3の竿元側の第3嵌合雄部3bを別体から構成して元上竿3から脱着自在とする。そして、元上竿3と元竿1とを分解する際には、元上竿3の第3嵌合雄部3bを元上竿3から取り外してから、元上竿3と元竿1とを分解する。このような構造とすることで、外観を向上させることもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る釣竿によれば、元竿と延伸竿との間で釣竿全体の長さを変化させて魚を取込易くし、且つ、取込前の釣り操作段階においても釣竿全体の長さを変化させて状況に応じた釣りをなしえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した釣竿の元竿1,延伸竿2,元上竿3に於いて、(a)元竿1内に延伸竿2及び元上竿3を収納した状態、(b)元竿1から延伸竿2を竿元側に引き出した状態、(c)元竿1から元上竿3を引き出した状態、を示した図。
【図2】元上竿3の元竿1への収納状態における元竿1の穂先側を示した図。
【図3】延伸竿2と元竿1との状態を示す断面図。
【図4】延伸竿2を元竿1の竿元側へ引き出した延伸状態における元竿1の竿元側を示した図。
【図5】延伸竿2を元竿1の竿元側から挿入した収納状態における元竿1の竿元側を示した図。
【図6】元上竿3の元竿1からの延伸状態における元竿1の穂先側を示した図。
【図7】底栓11の拡大図。
【図8】他の実施形態を示した図。
【符号の説明】
1 元竿
1a 第1嵌合雌部
2 延伸竿
3 元上竿
3a 第2嵌合雌部
3b 第3嵌合雌部
5 尻栓
6 挿入部
6a 第1嵌合雄部
7 グリップ部
10 リング部材
11 底栓

Claims (3)

  1. 筒状体である複数の竿体を順次連結してなる釣竿であって、
    元竿と、前記元竿の竿元側に前記元竿内に出入自在に連結された延伸竿と、前記元竿の穂先側に前記元竿内及び前記延伸竿内に収納可能に連結された元上竿とを備え、前記延伸竿及び元上竿はそれぞれ前記元竿内に収納された収納状態,前記元竿の竿元側若しくは穂先側に引き出された延伸状態の何れにおいても前記元竿に固定可能であり、
    前記元竿は、全体として先細りテーパの施された筒状体であり穂先側端部内径が他の部分より小径化されて第1嵌合雌部とされており、竿元側端部に脱着自在に連結される尻栓を有し、前記尻栓は、前記元竿の竿元側端部内に挿入され内周面が第2嵌合雌部となっている挿入部と、竿元側端部周縁に設けられる第1フック部とを有しており、
    前記延伸竿は、穂先側端部外周面に他の部分より大径に形成される第1嵌合雄部が形成され前記元竿内に出入される筒状体である挿入部と、前記挿入部の竿元側に連結されるグリップ部と、前記グリップ部の穂先側端部周縁に設けられ前記第1フック部と係合する第2フック部とを有し、
    前記元上竿は、全体として先細りテーパの施された筒状体であり軸方向中央付近乃至穂先側の外周面に他の部分より大径に形成される第2嵌合雄部が形成され、且つ、竿元側端部外周面も第3嵌合雄部とされており、竿元側端部を閉塞するように脱着自在に装着される底栓を有し、
    前記延伸竿の第1嵌合雄部は前記元竿の尻栓の第2嵌合雌部に嵌着自在であり、
    前記元上竿の前記第2嵌合雄部及び第3嵌合雄部は前記元竿の第1嵌合雌部に嵌着自在であ
    前記元上竿は、その外周面の前記第2嵌合雄部の穂先側端縁に脱着自在に装着されるリング部材を有している
    釣竿。
  2. 前記元上竿の底栓は、外周面に外方向に出没自在に突出する滑動部材を有している、請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記延伸竿の挿入部の穂先側端部には前記元上竿を穂先側から挿入部内に案内する案内部材が装着されている、請求項に記載の釣竿。
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