JP2590449Y2 - 尻 栓 - Google Patents

尻 栓

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JP2590449Y2
JP2590449Y2 JP1993053755U JP5375593U JP2590449Y2 JP 2590449 Y2 JP2590449 Y2 JP 2590449Y2 JP 1993053755 U JP1993053755 U JP 1993053755U JP 5375593 U JP5375593 U JP 5375593U JP 2590449 Y2 JP2590449 Y2 JP 2590449Y2
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JP
Japan
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rod
projection
air hole
receiver
air
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JP1993053755U
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JPH0722659U (ja
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秀俊 重藤
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、尻栓に係り、特に釣竿
の基端部に取付けられる尻栓に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、基竿内に収納されている複数の
竿管を順次振り出して使用するといった振出し釣竿が広
く知られている。
【0003】この振出し釣竿は竿管内と外気との空気の
流通を良好にするため、基端部に取付けられた尻栓に空
気孔を設けている。しかしながら、単に空気孔を設ける
と、この空気孔から砂等の異物が竿管内に侵入すること
があり、そのために竿管が損傷する等の問題がある。
【0004】そこで、従来より空気のみが竿管内に進入
し、砂等の異物の侵入を阻止することのできる尻栓の構
造が提案されている。実開平5−7073号に示された
ものも、上述のような目的より提案されたものであり、
図7はその概略を示す図である。図中符号101は尻栓
本体であり、この尻栓本体101の内側中央部には筒状
突起101aが形成されている。この筒状突起101a
の先端部には内蓋102が若干の隙間103を有して配
設され、この内蓋102は尻栓本体101に装着されて
いる。また、尻栓本体101の筒状突起101aの外周
側には内部と外部とを連通する空気孔101bが穿設さ
れている。さらに、内蓋102の筒状突起101aと対
向する位置には空気孔102aが形成されている。
【0005】このように構成された尻栓を使用した場合
には、空気は空気孔101b、隙間103、空気孔10
2aを介して竿内と外部とを連通する。そして、砂等の
異物が侵入しようとした場合にあっては、これらの異物
は隙間103を通らず、尻栓本体内101内に侵入して
も、竿内には侵入しないように構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構成では、釣竿収納時に釣竿内の空気を圧縮するため
に内蓋が筒状突起側に膨らみ、隙間を塞いでしまい、空
気の流通ができなくなるおそれがある。また、隙間が大
きすぎると、結果的に異物が侵入するため、隙間は常に
小さく設定しなければならず、ある程度の精度を得よう
とすると加工精度が要求され、加工が困難なものとなっ
てしまう。
【0007】本考案は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、竿管内への異物の侵入を防止するとも
とに、確実に空気の流通を行なわせしめ、加工も容易に
行なうことのできる尻栓を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、基竿の基端部
側に装着される尻栓において、この尻栓は、カバー本体
部と、このカバー本体部の内側中央部に形成された筒状
突起と、上記カバー本体部に形成されるとともに、上記
筒状突起の外周側に尻栓外部と尻栓内部とを連通する第
一空気孔と、上記カバー本体部に着脱可能に係合される
とともに、釣竿収納時に少なくとも二番竿部を受ける受
体と、この受体に形成され、上記筒状突起内部に挿入さ
れる突起部と、この突起部に形成された第二空気孔と、
上記突起部の外周部と上記筒状突起の内周部との間に形
成された空気通路とを備えていることを特徴とする。
【0009】
【作用】基竿内の竿管を順次振り出す際には、釣竿内が
負圧となるが、外部より空気が第一空気孔、空気通路、
第二空気孔を順次通って釣竿内に入り込むために、釣竿
の振り出し作業をスムーズに行なうことができる。ま
た、砂等の異物が第一空気孔を介して尻栓内に侵入した
としても、この異物は空気通路を通ることはなく、竿管
に侵入するのを有効に防止できる。
【0010】また、基竿内に竿管を順次収納する際に
は、釣竿内の空気は第二空気孔、空気通路、第一空気孔
を順次通って、外部に流出し、釣竿の収納作業をスムー
ズに行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の一実施例
について説明する。図1は本考案における尻栓を使用し
た状態を示す要部拡大断面図である。図中符号1はゴム
製のカバーであり、このカバー1の図中左方にはリング
状のナット部材2が嵌着せしめられている。また、カバ
ー1の内側(図中左側)中央部には筒状突起1aが形成
されている(図2(a))。この筒状突起1aよりも外
周側のカバー1には空気孔1bが穿設され、外部と内部
とを連通せしめている。ナット部材2の内周部には、受
体3が嵌着されている。この受体3には図2(b)に示
すように、上記筒状突起1aに挿入可能な突起部3aが
形成されており、さらにこの突起部3aの外周には螺旋
溝3bが形成されている。このとき、螺旋溝3bと筒状
突起1aとによって、空気通路4が形成される。また、
この突起部3aには空気孔3cが貫通せしめられてい
る。そして、本実施例においては、カバー1と、ナット
部材2と、受体3とによって尻栓5が構成されている。
この尻栓5は基竿6の基端部側にOリング7を介して装
着されている。また、受体3に形成された凹部3dには
二番竿8に装着された栓体9が嵌合され、収納時に二番
竿8ががたつかないように構成されている。なお、二番
竿8内には三番竿10、先端竿11が順次収納されてい
る。
【0012】このように構成された尻栓を使用した場合
に、基竿6内の竿管8,10,11を振り出す際には、
基竿6内が負圧となるが、外部より空気がカバー1の空
気孔1b、螺旋状の空気通路4、受体3の空気孔3cを
順次通って、基竿6内に入り込むため、釣竿の振り出し
作業をスムーズに行なうことができる。また、カバー1
の空気孔1bから砂等の異物が侵入したとしても、この
異物は空気通路4が小さいために、空気通路4内には侵
入せず、ひいては釣竿内への侵入を防止することができ
る。ここで、特に螺旋溝3bのピッチを小さくすること
により、より微細な砂等の侵入を有効に防止することが
できる。
【0013】また、竿管を順次収納する際には、竿内の
空気は受体3の空気孔3c、空気通路4、カバー1の空
気孔1bを順次通って、外部に排出され、竿管の収納操
作を容易に行なうことができる。
【0014】図3は本考案における尻栓に使用される受
体の他の実施例の斜視図である。本実施例においては、
上述第一実施例(図1、図2)の受体3の突起部3aに
形成された溝が螺旋状の螺旋溝3bであったのに対し、
軸線方向に形成された軸線溝3eである。そして、図4
に示すように突起部3aを筒状突起1a内に挿入して、
受体3を装着することにより、軸線溝3eと筒状突起1
aの内周面とにより空気通路4が形成される。
【0015】なお、本実施例においては、軸線溝3eの
大小を所望により調節することにより、微細な砂の侵入
をより効果的に防止することができる。また、軸線溝3
eの数を適宜調整することにより、空気の流入量、流出
量を調節することができる。
【0016】図5は本考案における尻栓に使用される受
体の他の実施例の斜視図である。本実施例においては、
受体3の突起部3aに形成される溝を綾目状溝3fとし
たものである。本実施例も上述実施例と同様に筒状突起
内に挿入した際に、綾目状溝3fと筒状突起1aの内周
面とにより空気通路が形成される。
【0017】なお、上述した各実施例においては溝(3
b,3e,3f)は受体3の突起部3aに形成するよう
にしたが、必ずしも受体3の突起部3a側に形成する必
要はなく、カバー1の筒状突起1a側に形成するように
したものであっても良い。
【0018】図6は本考案における尻栓の他の実施例を
示す要部拡大断面図である。なお、上述第一実施例(図
1)と同一部材については同一符号を付し、詳細な説明
は省略する。
【0019】本実施例においては、受体3の突起部3a
の外周部にテーパ雄ねじ部3gを形成し、カバー1の筒
状突起1aの内周部にテーパ雄ねじ部3gに螺合される
テーパ雌ねじ部1cを形成したものである。そして、テ
ーパ雄ねじ部3gとテーパ雌ねじ部1cとを螺合させた
際に生じる隙間が空気通路4として構成される。ここ
で、このテーパねじ(3g,1c)を使用し、このテー
パねじを螺進退することにより、空気通路4の開口面積
の大きさを調節することができる。そのため、微細な砂
等の異物であっても、釣竿内への侵入をより確実に防止
することができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したことによ
り、竿管の振り出し、収納作業をスムーズに行なうこと
ができ、しかも砂等の異物の釣竿内への侵入を確実に防
止することができる。また、カバー本体部と受体との間
に侵入した異物は、受体をカバー本体部から離脱するこ
とにより容易に除去することができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における尻栓を使用した状態を示す要部
拡大断面図である。
【図2】本考案における尻栓のカバーと受体の斜視図で
ある。
【図3】本考案における第二実施例の尻栓の受体の斜視
図である。
【図4】本考案における第二実施例の尻栓を使用した状
態を示す要部拡大断面図である。
【図5】本考案における第三実施例の尻栓の受体の斜視
図である。
【図6】本考案における第四実施例の尻栓を使用した状
態を示す要部拡大断面図である。
【図7】従来の尻栓の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1…カバー(カバー本体部) 1a…筒状突起 1b…空気孔(第一空気孔) 2…ナット部材(カバー本体部) 3…受体 3a…突起部 3c…空気孔(第二空気孔) 4…空気通路 6…基竿

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基竿の基端部側に装着される尻栓におい
    て、この尻栓は、カバー本体部と、このカバー本体部の
    内側中央部に形成された筒状突起と、上記カバー本体部
    に形成されるとともに、上記筒状突起の外周側に尻栓外
    部と尻栓内部とを連通する第一空気孔と、上記カバー本
    体部に着脱可能に係合されるとともに、釣竿収納時に少
    なくとも二番竿部を受ける受体と、この受体に形成さ
    れ、上記筒状突起内部に挿入される突起部と、この突起
    部に形成された第二空気孔と、上記突起部の外周部と上
    記筒状突起の内周部との間に形成された空気通路とを備
    えていることを特徴とする尻栓。
JP1993053755U 1993-10-04 1993-10-04 尻 栓 Expired - Lifetime JP2590449Y2 (ja)

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JP1993053755U JP2590449Y2 (ja) 1993-10-04 1993-10-04 尻 栓

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JPH0722659U JPH0722659U (ja) 1995-04-25
JP2590449Y2 true JP2590449Y2 (ja) 1999-02-17

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