JPH0529025Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0529025Y2 JPH0529025Y2 JP1987200387U JP20038787U JPH0529025Y2 JP H0529025 Y2 JPH0529025 Y2 JP H0529025Y2 JP 1987200387 U JP1987200387 U JP 1987200387U JP 20038787 U JP20038787 U JP 20038787U JP H0529025 Y2 JPH0529025 Y2 JP H0529025Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- butt
- rod body
- space
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 26
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 12
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 6
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、主として振出竿に使用する竿尻構
造、詳しくは手元側ロツド本体の竿尻に、該竿尻
の開放部を閉鎖する閉鎖部と取付部とをもつた尻
栓を取付け、この尻栓の内側に内蓋を設けて成る
釣竿の竿尻構造に関する。
造、詳しくは手元側ロツド本体の竿尻に、該竿尻
の開放部を閉鎖する閉鎖部と取付部とをもつた尻
栓を取付け、この尻栓の内側に内蓋を設けて成る
釣竿の竿尻構造に関する。
(従来の技術)
従来、この種釣竿の竿尻構造として、例えば実
公昭56−10142号公報に記載されたものが知られ
ており、この公報記載の竿尻構造は、手元側ロツ
ド本体の竿尻開放部を閉鎖する閉鎖部と、前記ロ
ツド本体への取付部とをもつた尻栓を備え、該尻
栓における前記閉鎖部の中央部に、前記尻栓の内
部を外方に開放する軸方向の開放孔を設けると共
に、前記尻栓の内部側に内蓋を介装させ、この内
蓋の中央部に前記開放孔と対向状に軸方向の通気
孔を形成して、これら通気孔と開放孔とを介して
前記ロツド本体内の空気抜きを行つて、穂先側ロ
ツド本体の収納を行い易いようにすると共に、こ
の穂先側ロツド本体を手元側ロツド本体から引出
すとき、前記通気孔及び開放孔からロツド本体内
に外気を導入して各穂先側ロツド本体を引出し易
いようにしている。
公昭56−10142号公報に記載されたものが知られ
ており、この公報記載の竿尻構造は、手元側ロツ
ド本体の竿尻開放部を閉鎖する閉鎖部と、前記ロ
ツド本体への取付部とをもつた尻栓を備え、該尻
栓における前記閉鎖部の中央部に、前記尻栓の内
部を外方に開放する軸方向の開放孔を設けると共
に、前記尻栓の内部側に内蓋を介装させ、この内
蓋の中央部に前記開放孔と対向状に軸方向の通気
孔を形成して、これら通気孔と開放孔とを介して
前記ロツド本体内の空気抜きを行つて、穂先側ロ
ツド本体の収納を行い易いようにすると共に、こ
の穂先側ロツド本体を手元側ロツド本体から引出
すとき、前記通気孔及び開放孔からロツド本体内
に外気を導入して各穂先側ロツド本体を引出し易
いようにしている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで以上のごとき釣竿の竿尻構造では、前
記尻栓における閉鎖部の中央部に、該尻栓の内部
を外方側に開放する軸方向の開放孔を設け、また
前記尻栓の内部側に介装させた前記内蓋に、前記
開放孔と対向状に軸方向の通気孔を形成している
ことから、特に釣竿の収納時などに、次のような
問題が発生したのである。
記尻栓における閉鎖部の中央部に、該尻栓の内部
を外方側に開放する軸方向の開放孔を設け、また
前記尻栓の内部側に介装させた前記内蓋に、前記
開放孔と対向状に軸方向の通気孔を形成している
ことから、特に釣竿の収納時などに、次のような
問題が発生したのである。
即ち、前記釣竿の収納を行う場合で、該釣竿を
構成するロツド本体の接合部間にカミ付きが発生
しているようなときには、通常カミ付きが発生し
た穂先側ロツド本体と手元側ロツド本体とを把握
し、この手元側ロツド本体に設けた前記尻栓の閉
鎖部を石などに打ち付けることにより、前記ロツ
ド本体のカミ付きを解消させて、各ロツド本体の
収納を行うのであるが、斯かる尻栓閉鎖部の石な
どへの打ち付け時に、該尻栓の閉鎖部中央に設け
た前記開放孔から、該開放孔と対向状に形成され
た前記通気孔を経て、砂や塵埃などの異物が前記
手元側ロツド本体の内部側にストレートに侵入し
たり、或いは前記開放孔から尻栓内に侵入した
後、この尻栓内から前記通気孔を経てロツド本体
内に侵入して、各ロツド本体の特に接合部外周面
に設けた塗装面を傷付けたりするのであり、また
一旦ロツド本体内に侵入した砂などは、外部側に
容易には出難いことから内部に滞留されて、前記
各ロツド本体の正確な接合を阻害したりするなど
の問題があつた。
構成するロツド本体の接合部間にカミ付きが発生
しているようなときには、通常カミ付きが発生し
た穂先側ロツド本体と手元側ロツド本体とを把握
し、この手元側ロツド本体に設けた前記尻栓の閉
鎖部を石などに打ち付けることにより、前記ロツ
ド本体のカミ付きを解消させて、各ロツド本体の
収納を行うのであるが、斯かる尻栓閉鎖部の石な
どへの打ち付け時に、該尻栓の閉鎖部中央に設け
た前記開放孔から、該開放孔と対向状に形成され
た前記通気孔を経て、砂や塵埃などの異物が前記
手元側ロツド本体の内部側にストレートに侵入し
たり、或いは前記開放孔から尻栓内に侵入した
後、この尻栓内から前記通気孔を経てロツド本体
内に侵入して、各ロツド本体の特に接合部外周面
に設けた塗装面を傷付けたりするのであり、また
一旦ロツド本体内に侵入した砂などは、外部側に
容易には出難いことから内部に滞留されて、前記
各ロツド本体の正確な接合を阻害したりするなど
の問題があつた。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、その目的は、穂先側ロツド本体の収納時に
おける尻栓からの空気抜き及び穂先側ロツド本体
の引出時における尻栓からの外気の導入を良好に
できながら、尻栓を石などに打ち付けて接合部間
にカミ付きが発生した穂先側ロツド本体を、前記
尻栓をもつた手元側ロツド本体に収納する場合で
も、砂や塵埃などの異物が尻栓からロツド本体内
に侵入し難くできて、しかも、前記異物が尻栓内
に侵入したとしても、手元側ロツド本体を水平方
向に把持して魚釣りするとき自然に外部に排出さ
せることができるようにする点にある。
ので、その目的は、穂先側ロツド本体の収納時に
おける尻栓からの空気抜き及び穂先側ロツド本体
の引出時における尻栓からの外気の導入を良好に
できながら、尻栓を石などに打ち付けて接合部間
にカミ付きが発生した穂先側ロツド本体を、前記
尻栓をもつた手元側ロツド本体に収納する場合で
も、砂や塵埃などの異物が尻栓からロツド本体内
に侵入し難くできて、しかも、前記異物が尻栓内
に侵入したとしても、手元側ロツド本体を水平方
向に把持して魚釣りするとき自然に外部に排出さ
せることができるようにする点にある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、図面の実施例に示したごとく、ロツ
ド本体1の竿尻に、該竿尻の開放部を閉鎖する閉
鎖部21と取付部22とをもつた尻栓2を取付
け、この尻栓2の内側に内蓋3を設けて成る釣竿
の竿尻構造であつて、前記尻栓2における閉鎖部
21と取付部22との間に、竿尻端縁に対して外
方に延びる筒状部23を設けて、この筒状部23
の内周部で、前記尻栓2の閉鎖部21と内蓋3と
の間に空間部25を設けると共に、前記筒状部2
3の側面に、前記空間部25を外方に開放する開
放路24を設ける一方、前記内蓋3の径方向内方
で、前記開放路24の前記空間部25に対する開
口位置に対し変位した位置に、前記空間部25に
開口し、前記ロツド本体1の内部を前記空間部2
5に連通する通気路31を設けたことを特徴とす
るものである。
ド本体1の竿尻に、該竿尻の開放部を閉鎖する閉
鎖部21と取付部22とをもつた尻栓2を取付
け、この尻栓2の内側に内蓋3を設けて成る釣竿
の竿尻構造であつて、前記尻栓2における閉鎖部
21と取付部22との間に、竿尻端縁に対して外
方に延びる筒状部23を設けて、この筒状部23
の内周部で、前記尻栓2の閉鎖部21と内蓋3と
の間に空間部25を設けると共に、前記筒状部2
3の側面に、前記空間部25を外方に開放する開
放路24を設ける一方、前記内蓋3の径方向内方
で、前記開放路24の前記空間部25に対する開
口位置に対し変位した位置に、前記空間部25に
開口し、前記ロツド本体1の内部を前記空間部2
5に連通する通気路31を設けたことを特徴とす
るものである。
(作用)
しかして尻栓2の閉鎖部21と内蓋3との間に
筒状部23による空間部25を設けて、前記筒状
部23の側面に、前記空間部25を外方に開放す
る開放路24を設けたから、尻栓2の閉鎖部21
を石などに打ち付けて接合部間にカミ付きが発生
した穂先や中竿などの穂先側ロツド本体を、前記
尻栓2をもつた手元側ロツド本体に収納する場合
でも、砂や塵埃などの異物が尻栓2内の空間部2
5に侵入し難くできるのである。しかも、前記内
蓋3には、該内蓋の径方向内方で、前記開放路2
4の空間部25に対する開口位置に対し変位した
位置に通気路31を設けて、これら通気路31と
開放路24との間に径方向の壁部が形成されるよ
うにしたから、前記開放路24から空間部25に
砂などの異物が侵入したとしても、この異物が前
記通気路31からロツド本体内に侵入するのを前
記通気路31と開放路24との間に壁部で阻止す
ることができ、従つて、異物の通気路31への侵
入を困難にできるのである。更に、前記開放路2
4は、筒状部23の側面に開放させて、手元側ロ
ツド本体を水平方向に把持して魚釣りするとき、
前記空間部25内の異物を自然に外部に排出させ
ることができるようにしているから、前記開放路
24から空間部25に異物が侵入したとしても、
この異物を前記通気路31からロツド本体内に侵
入させることなく前記開放路24から外部に有効
に排出することがきるのであり、従つて、尻栓2
の開放路24及び内蓋3の通気路31からロツド
本体内に砂などの異物が侵入するのを有効に防止
できるのであり、この結果、砂等の異物の侵入に
よる各ロツド本体の塗装面の傷付きを未然に防止
できると共に、各ロツド本体の接合を良好にでき
るのである。また、穂先側ロツド本体を手元側ロ
ツド本体から引出すときには、前記開放路24及
び通気路31から手元側ロツド本体1内の外気を
導入できるから、前記穂先側ロツド本体の引出し
も容易にできるのである。
筒状部23による空間部25を設けて、前記筒状
部23の側面に、前記空間部25を外方に開放す
る開放路24を設けたから、尻栓2の閉鎖部21
を石などに打ち付けて接合部間にカミ付きが発生
した穂先や中竿などの穂先側ロツド本体を、前記
尻栓2をもつた手元側ロツド本体に収納する場合
でも、砂や塵埃などの異物が尻栓2内の空間部2
5に侵入し難くできるのである。しかも、前記内
蓋3には、該内蓋の径方向内方で、前記開放路2
4の空間部25に対する開口位置に対し変位した
位置に通気路31を設けて、これら通気路31と
開放路24との間に径方向の壁部が形成されるよ
うにしたから、前記開放路24から空間部25に
砂などの異物が侵入したとしても、この異物が前
記通気路31からロツド本体内に侵入するのを前
記通気路31と開放路24との間に壁部で阻止す
ることができ、従つて、異物の通気路31への侵
入を困難にできるのである。更に、前記開放路2
4は、筒状部23の側面に開放させて、手元側ロ
ツド本体を水平方向に把持して魚釣りするとき、
前記空間部25内の異物を自然に外部に排出させ
ることができるようにしているから、前記開放路
24から空間部25に異物が侵入したとしても、
この異物を前記通気路31からロツド本体内に侵
入させることなく前記開放路24から外部に有効
に排出することがきるのであり、従つて、尻栓2
の開放路24及び内蓋3の通気路31からロツド
本体内に砂などの異物が侵入するのを有効に防止
できるのであり、この結果、砂等の異物の侵入に
よる各ロツド本体の塗装面の傷付きを未然に防止
できると共に、各ロツド本体の接合を良好にでき
るのである。また、穂先側ロツド本体を手元側ロ
ツド本体から引出すときには、前記開放路24及
び通気路31から手元側ロツド本体1内の外気を
導入できるから、前記穂先側ロツド本体の引出し
も容易にできるのである。
(実施例)
以下本考案にかかる釣竿の竿尻構造を図面の実
施例によつて説明する。
施例によつて説明する。
第1図に示した釣竿の竿尻構造は、ロツド本体
1の竿尻に、筒状をなす補強部材11を接着など
の固定手段により一体に取付けて、該補強部材1
1の外周部で長さ方向後部側にネジ部11aを形
成すると共に、前記補強部材11の後方部位に、
前記ネジ部11aを介して尻栓2を着脱可能に取
付け、この尻栓2の内部側に、ゴムなどの弾性材
料から成る内蓋3を介装させている。
1の竿尻に、筒状をなす補強部材11を接着など
の固定手段により一体に取付けて、該補強部材1
1の外周部で長さ方向後部側にネジ部11aを形
成すると共に、前記補強部材11の後方部位に、
前記ネジ部11aを介して尻栓2を着脱可能に取
付け、この尻栓2の内部側に、ゴムなどの弾性材
料から成る内蓋3を介装させている。
前記尻栓2は、前記ロツド本体1の竿尻開放部
12を閉鎖する合成樹脂製の閉鎖部21と、前記
補強部材11のネジ部11aに螺合されるネジ溝
22aを形成した金属製の筒状の取付部22とか
ら成り、この取付部22の後方端縁側に、半径方
向内方に向かつて突出する環状突起22bを一体
に形成すると共に、前記閉鎖部21側に前記突起
22bを受入れる周溝21aを形成して、該周溝
21aに前記突起22bを挿嵌係合させることに
より、前記取付部22を前記閉鎖部21に対し転
回可能に結合させている。
12を閉鎖する合成樹脂製の閉鎖部21と、前記
補強部材11のネジ部11aに螺合されるネジ溝
22aを形成した金属製の筒状の取付部22とか
ら成り、この取付部22の後方端縁側に、半径方
向内方に向かつて突出する環状突起22bを一体
に形成すると共に、前記閉鎖部21側に前記突起
22bを受入れる周溝21aを形成して、該周溝
21aに前記突起22bを挿嵌係合させることに
より、前記取付部22を前記閉鎖部21に対し転
回可能に結合させている。
しかして以上のごとき釣竿の竿尻構造におい
て、前記尻栓2における前記閉鎖部21と取付部
22との間に、竿尻端縁(竿尻開放部12)に対
して外方に延びる筒状部23を設けて、この筒状
部23の内周部で、前記尻栓2の閉鎖部21と内
蓋3との間に空間部25を設けると共に、前記筒
状部23の側面に、前記空間部25を外方に開放
する径方向の開放路24を設ける一方、前記内蓋
3の径方向内方で、前記開放路24の前記空間部
25に対する開口位置に対し変位した位置に、前
記空間部25に開口し、前記ロツド本体1の内部
を前記空間部25に連通する通気路31を設けた
のである。
て、前記尻栓2における前記閉鎖部21と取付部
22との間に、竿尻端縁(竿尻開放部12)に対
して外方に延びる筒状部23を設けて、この筒状
部23の内周部で、前記尻栓2の閉鎖部21と内
蓋3との間に空間部25を設けると共に、前記筒
状部23の側面に、前記空間部25を外方に開放
する径方向の開放路24を設ける一方、前記内蓋
3の径方向内方で、前記開放路24の前記空間部
25に対する開口位置に対し変位した位置に、前
記空間部25に開口し、前記ロツド本体1の内部
を前記空間部25に連通する通気路31を設けた
のである。
前記筒状部23は、第2図及び第3図に詳しく
示したごとく、前記尻栓2の閉鎖部21を概略椀
形状に形成して、この閉鎖部21の開放側に前記
筒状部23を一体に形成すると共に、この筒状部
23の外周複数箇所、同図の実施例では3箇所
に、前記開放路24を等間隔に形成するのであ
る。
示したごとく、前記尻栓2の閉鎖部21を概略椀
形状に形成して、この閉鎖部21の開放側に前記
筒状部23を一体に形成すると共に、この筒状部
23の外周複数箇所、同図の実施例では3箇所
に、前記開放路24を等間隔に形成するのであ
る。
尚、前記各図の実施例においては、前記筒状部
23の外周部に、前記取付部22の突起22bを
受入れる前記周溝21aを形成して、該周溝21
aに前記突起22bを挿嵌係合することにより、
前記筒状部23を介して前記取付部22を取付け
るようにしている。
23の外周部に、前記取付部22の突起22bを
受入れる前記周溝21aを形成して、該周溝21
aに前記突起22bを挿嵌係合することにより、
前記筒状部23を介して前記取付部22を取付け
るようにしている。
また、前記尻栓2の内部に介装させる前記内蓋
3は、第1図及び第4図で明らかなごとく、概略
円錐形状をなす内蓋本体32を備え、この本体3
2の開放側端部に、前記筒状部23の開放端面側
に当接係止される径大な鍔部33を一体に形成す
ると共に、前記本体32の内部に、その開放側か
ら奥内部側に向けて延びる複数のリブ34を一体
に設け、この各リブ34の中心ボス部35に、前
記内蓋3を貫通するごとく前記通気路31を形成
し、前記鍔部33とリブ34とにより手元側ロツ
ド本体1内に収納される径小の各ロツド本体を受
止めるようにしている。又、前記内蓋3は、前記
内蓋本体32の開放側外周を前記筒状部23の内
面に嵌合して着脱可能に取付けている。
3は、第1図及び第4図で明らかなごとく、概略
円錐形状をなす内蓋本体32を備え、この本体3
2の開放側端部に、前記筒状部23の開放端面側
に当接係止される径大な鍔部33を一体に形成す
ると共に、前記本体32の内部に、その開放側か
ら奥内部側に向けて延びる複数のリブ34を一体
に設け、この各リブ34の中心ボス部35に、前
記内蓋3を貫通するごとく前記通気路31を形成
し、前記鍔部33とリブ34とにより手元側ロツ
ド本体1内に収納される径小の各ロツド本体を受
止めるようにしている。又、前記内蓋3は、前記
内蓋本体32の開放側外周を前記筒状部23の内
面に嵌合して着脱可能に取付けている。
更に、前記尻栓2における閉鎖部21の内面側
中央部位で、前記内蓋3における本体32の先鋭
部との対向箇所には、この本体32側に向かつて
膨出する膨出部21bを一体に突出形成し、手元
側ロツド本体1に収納する径小の各ロツド本体に
カミ付きなどが発生して、前記尻栓2の閉鎖部2
1を石などに打ち付けるようなときに、該閉鎖部
21の弾性変形に伴い、前記膨出部21bを前記
内蓋3の前記通気路31端面に当接させることに
より、この通気路31を閉鎖して、例え前記尻栓
2内に砂や塵埃などが侵入していても、これら砂
などが前記通気路31から前記ロツド本体1の内
部側には侵入させないようにしている。
中央部位で、前記内蓋3における本体32の先鋭
部との対向箇所には、この本体32側に向かつて
膨出する膨出部21bを一体に突出形成し、手元
側ロツド本体1に収納する径小の各ロツド本体に
カミ付きなどが発生して、前記尻栓2の閉鎖部2
1を石などに打ち付けるようなときに、該閉鎖部
21の弾性変形に伴い、前記膨出部21bを前記
内蓋3の前記通気路31端面に当接させることに
より、この通気路31を閉鎖して、例え前記尻栓
2内に砂や塵埃などが侵入していても、これら砂
などが前記通気路31から前記ロツド本体1の内
部側には侵入させないようにしている。
尚、前記内蓋3に前記通気路31を形成するに
あたつては、必ずしも前記本体32の中心ボス部
35に貫通形成させる必要はなく、中心に対し変
位した位置に形成することも可能である。
あたつては、必ずしも前記本体32の中心ボス部
35に貫通形成させる必要はなく、中心に対し変
位した位置に形成することも可能である。
(考案の効果)
以上説明したごとく本考案にかかる釣竿の竿尻
構造では、尻栓2に開放路24を設けると共に、
内蓋3に通気路31を設けているから、穂先側ロ
ツド本体の収納及び引出しを容易にできながら、
尻栓2の閉鎖部21と内蓋3との間に筒状部23
による空間部25を設けて、前記筒状部23の側
面に、前記空間部25を外方に開放する開放路2
4を設けたから、尻栓2の閉鎖部21を石などに
打ち付けて接合部間にカミ付きが発生した穂先や
中竿などの穂先側ロツド本体を、前記尻栓2をも
つた手元側ロツド本体に収納する場合でも、砂や
塵埃などの異物が尻栓2の空間部25に侵入し難
くできるのである。しかも、前記内蓋3には、該
内蓋の径方向内方で、前記開放路24の空間部2
5に対する開口位置に対し変位した位置に通気路
31を設けて、これら通気路31と開放路24と
の間に径方向の壁部が形成されるようにしたか
ら、前記開放路24から空間部25に砂などの異
物が侵入したとしても、この異物が前記通気路3
1からロツド本体内に侵入するのを前記通気路3
1と開放路24との間の壁部で阻止することがで
き、従つて、異物の通気路31への侵入を困難に
できるのである。更に、前記開放路24は、筒状
部23の側面に開放させて、手元側ロツド本体を
水平方向に把持して魚釣りするとき、前記空間部
25内の異物を自然に外部に排出させることがで
きるようにしているから、前記開放路24から空
間部25に異物が侵入したとしても、この異物を
前記通気路31からロツド本体内に侵入させるこ
となく前記開放路24から有効に外部に排出する
ことができるのであり、従つて、尻栓2の開放路
24及び内蓋3の通気路31からロツド本体内に
砂などの異物が侵入するのを有効に防止できるの
であり、この結果、砂等の異物の侵入による各ロ
ツド本体の塗装面の傷付きを未然に防止できると
共に、各ロツド本体の接合を良好にできるのであ
る。
構造では、尻栓2に開放路24を設けると共に、
内蓋3に通気路31を設けているから、穂先側ロ
ツド本体の収納及び引出しを容易にできながら、
尻栓2の閉鎖部21と内蓋3との間に筒状部23
による空間部25を設けて、前記筒状部23の側
面に、前記空間部25を外方に開放する開放路2
4を設けたから、尻栓2の閉鎖部21を石などに
打ち付けて接合部間にカミ付きが発生した穂先や
中竿などの穂先側ロツド本体を、前記尻栓2をも
つた手元側ロツド本体に収納する場合でも、砂や
塵埃などの異物が尻栓2の空間部25に侵入し難
くできるのである。しかも、前記内蓋3には、該
内蓋の径方向内方で、前記開放路24の空間部2
5に対する開口位置に対し変位した位置に通気路
31を設けて、これら通気路31と開放路24と
の間に径方向の壁部が形成されるようにしたか
ら、前記開放路24から空間部25に砂などの異
物が侵入したとしても、この異物が前記通気路3
1からロツド本体内に侵入するのを前記通気路3
1と開放路24との間の壁部で阻止することがで
き、従つて、異物の通気路31への侵入を困難に
できるのである。更に、前記開放路24は、筒状
部23の側面に開放させて、手元側ロツド本体を
水平方向に把持して魚釣りするとき、前記空間部
25内の異物を自然に外部に排出させることがで
きるようにしているから、前記開放路24から空
間部25に異物が侵入したとしても、この異物を
前記通気路31からロツド本体内に侵入させるこ
となく前記開放路24から有効に外部に排出する
ことができるのであり、従つて、尻栓2の開放路
24及び内蓋3の通気路31からロツド本体内に
砂などの異物が侵入するのを有効に防止できるの
であり、この結果、砂等の異物の侵入による各ロ
ツド本体の塗装面の傷付きを未然に防止できると
共に、各ロツド本体の接合を良好にできるのであ
る。
第1図は本考案にかかる釣竿の竿尻構造を示す
断面図、第2図は尻栓のみの縦断背面図、第3図
は同側面図、第4図は内蓋のみの斜面図である。 1……ロツド本体、12……開放部、2……尻
栓、21……閉鎖部、22……取付部、23……
筒状部、24……開放路、25……空間部、3…
…内蓋、31……通気路。
断面図、第2図は尻栓のみの縦断背面図、第3図
は同側面図、第4図は内蓋のみの斜面図である。 1……ロツド本体、12……開放部、2……尻
栓、21……閉鎖部、22……取付部、23……
筒状部、24……開放路、25……空間部、3…
…内蓋、31……通気路。
Claims (1)
- ロツド本体1の竿尻に、該竿尻の開放部を閉鎖
する閉鎖部21と取付部22とをもつた尻栓2を
取付け、この尻栓2の内側に内蓋3を設けて成る
釣竿の竿尻構造であつて、前記尻栓2における閉
鎖部21と取付部22との間に、竿尻端縁に対し
て外方に延びる筒状部23を設けて、この筒状部
23の内周部で、前記尻栓2の閉鎖部21と内蓋
3との間に空間部25を設けると共に、前記筒状
部23の側面に、前記空間部25を外方に開放す
る開放路24を設ける一方、前記内蓋3の径方向
内方で、前記開放路24の前記空間部25に対す
る開口位置に対し変位した位置に、前記空間部2
5に開口し、前記ロツド本体1の内部を前記空間
部25に連通する通気路31を設けたことを特徴
とする釣竿の竿尻構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987200387U JPH0529025Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987200387U JPH0529025Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105463U JPH01105463U (ja) | 1989-07-17 |
JPH0529025Y2 true JPH0529025Y2 (ja) | 1993-07-26 |
Family
ID=31699915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987200387U Expired - Lifetime JPH0529025Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529025Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4861080U (ja) * | 1971-11-18 | 1973-08-03 | ||
JPS581189Y2 (ja) * | 1980-01-31 | 1983-01-10 | オリムピツク釣具株式会社 | 釣竿 |
JPS56167877U (ja) * | 1980-05-12 | 1981-12-11 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP1987200387U patent/JPH0529025Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105463U (ja) | 1989-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6372310U (ja) | ||
JPH0287950U (ja) | ||
US4177933A (en) | Container and closure therefore | |
JPH0529025Y2 (ja) | ||
US6334825B1 (en) | End cap assembly for thin wall metal ball bats | |
JPH03120301U (ja) | ||
CN2479136Y (zh) | 辅助锁的耐撞装置 | |
JPS5817748Y2 (ja) | ハンマ−のグリツプ | |
JPS5939899Y2 (ja) | 釣竿の嵌着装置 | |
JPH0245145Y2 (ja) | ||
JPH0623502Y2 (ja) | クッションの取付構造 | |
JPH0326075Y2 (ja) | ||
JPS6324810Y2 (ja) | ||
JP2501103Y2 (ja) | 釣 竿 | |
JP3070989U (ja) | バケツ | |
JPH0725321U (ja) | 防水パン固定用ねじ | |
JPS6199546U (ja) | ||
JPS61139567U (ja) | ||
JPH0623649Y2 (ja) | 仮設工事用パイプの蓋 | |
JPS6164279U (ja) | ||
JPH0752963A (ja) | 取除き機能を有する合成樹脂製中蓋栓 | |
JPH03108656U (ja) | ||
JPS6287054U (ja) | ||
JPS6217556U (ja) | ||
JPS63179375U (ja) |