JP2000287189A - テレビ番組の視聴管理装置 - Google Patents

テレビ番組の視聴管理装置

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JP2000287189A
JP2000287189A JP11094337A JP9433799A JP2000287189A JP 2000287189 A JP2000287189 A JP 2000287189A JP 11094337 A JP11094337 A JP 11094337A JP 9433799 A JP9433799 A JP 9433799A JP 2000287189 A JP2000287189 A JP 2000287189A
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program
user
viewing
television
broadcast
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Kaito Kaminari
海濤 雷
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/442—Monitoring of processes or resources, e.g. detecting the failure of a recording device, monitoring the downstream bandwidth, the number of times a movie has been viewed, the storage space available from the internal hard disk
    • H04N21/44213—Monitoring of end-user related data
    • H04N21/44222—Analytics of user selections, e.g. selection of programs or purchase activity

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザ毎にその趣味嗜好に合った番組や必要な
番組を精度良く選択することができ、しかもユーザによ
る設定の負担等の手間の要らないテレビ番組の視聴管理
装置を提供する。 【解決手段】 ユーザにより視聴されたテレビ番組の属
性情報を取得し、ユーザ視聴録画履歴データベース６に
視聴履歴として記録し、また、ユーザ視聴録画履歴デー
タベース６から視聴履歴を読み出して解析しユーザ毎に
優先度の高いテレビ番組を判定する視聴履歴解析部５
と、視聴履歴解析部５によって判定されたユーザ毎に優
先度の高いテレビ番組を視聴推奨番組としてユーザに紹
介する好適番組選択部８とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ放送受信シ
ステムに適用されるテレビ番組の視聴管理装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、地上ＴＶ放送、衛生ＴＶ放送、ケ
ーブルＴＶ放送など、ＴＶ放送サービスの多様化が目覚
ましく、特にケーブルＴＶ放送等の分野では、ニュース
や映画、音楽番組など、チャンネル毎に特定のジャンル
に特化した番組が放送されるようになってきている。
【０００３】多くのユーザは視聴したい番組を選ぶため
に、放送番組に関する情報をさまざまな媒体を通じて取
得しこれをチェックする。しかし、番組の選択肢が増加
してくると自分の視聴したい番組を見つけ出すことが容
易でなくなってくる。そこで、ユーザによる番組の選択
を何らの方法で支援する要請が出てくる。
【０００４】ユーザによる番組の選択を助ける方法とし
て、番組毎の視聴回数を記録しておき、この視聴回数を
基に放送中の番組のなかから最適な番組を選んで推奨す
る方法や、ユーザによって予め登録された好みの番組に
関する属性（番組名、ジャンル、放送時間など）を基
に、放送中の番組のなかから最適な番組を選んで推奨す
る方法等がある。これらの技術は、例えば、特開平１０
−２５６８７５号、特開平９−２６１５４９号、特開平
１０−１０８１４４号、特開平１０−２８２４３号、特
開平１０−４２２０６号等の各公報に開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術による方式では次のような課題がある。
【０００６】まず、視聴回数に基づく前者の方式では、
複数ユーザの対応に関して十分な検討がなされていな
い。たとえば家庭内では、嗜好や世代の異なる複数ユー
ザの視聴の履歴が積み重なり、個人の嗜好趣味は家庭全
体としての嗜好趣味のなかに埋もれてしまう。したがっ
て、個々人に対して最適な番組選択のサービスを提供す
ることはできない。
【０００７】またユーザの好みの番組属性に基づく後者
の方式では、ユーザ自身による属性情報の登録作業が事
前に必要になる。しかも、ユーザが視聴したい番組の属
性は時々変化するものであり、その度ユーザは視聴した
い番組の属性を登録し直す必要があった。したがって、
操作性に欠くという問題がある。
【０００８】さらに、放送される番組のなかには、成人
向け映画などの未成年者が視聴することが望ましくない
番組があり、このような番組の視聴をユーザ単位で制限
することはできなかった。
【０００９】本発明はこのような課題を解決するための
もので、ユーザ毎にその趣味嗜好に見合った番組や必要
な番組を精度良く選択することができ、しかもユーザに
よる設定の負担等の手間の要らないテレビ番組の視聴管
理装置の提供を目的とする。
【００１０】また、本発明は、ユーザ毎に特定の属性の
番組の視聴を制限することのできるテレビ番組の視聴管
理装置の提供を目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１記載のテレビ番組の視聴管理装置は、テレ
ビ番組についてのユーザ毎の視聴制限に関する情報を記
憶する視聴制限記憶手段と、ユーザを識別するユーザ識
別手段と、前記ユーザ識別手段により識別されたユーザ
の視聴制限に関する情報を前記視聴制限記憶手段から読
み込み、この読み込まれたユーザの視聴制限に関する情
報に基づいて放送中及び／又は放送予定のテレビ番組の
なかで視聴可能なテレビ番組を制限する手段とを具備す
るものである。
【００１２】本発明によれば、ユーザ毎に特定の属性の
テレビ番組の視聴を制限することができる。
【００１３】請求項２記載のテレビ番組の視聴管理装置
は、ユーザ毎のテレビ番組の視聴履歴を記録する視聴履
歴記録手段と、前記視聴履歴記録手段により記録された
ユーザ毎の視聴履歴を基に当該ユーザ毎の視聴推奨番組
の条件を求める推奨番組条件判定手段と、ユーザを識別
するユーザ識別手段と、前記ユーザ識別手段により識別
されたユーザについて前記推奨番組条件判定手段により
判定された視聴推奨番組の条件を満足するテレビ番組を
放送中及び／又は放送予定のテレビ番組のなかから選択
する番組選択手段とを具備することを特徴とするもので
ある。
【００１４】本発明によれば、ユーザ毎に、そのユーザ
の時々変化する趣味嗜好に適合した放送中及び／又は放
送予定のテレビ番組を精度良く検索して視聴を推奨する
ことができる。
【００１５】請求項３記載のテレビ番組の視聴管理装置
は、ユーザ毎のテレビ番組の録画履歴を記録する録画履
歴記録手段と、前記録画履歴記録手段により記録された
ユーザ毎の録画履歴を基に当該ユーザの毎の録画推奨番
組の条件を求める推奨番組条件判定手段と、ユーザを識
別するユーザ識別手段と、前記ユーザ識別手段により識
別されたユーザについて前記推奨番組条件判定手段によ
り判定された録画推奨番組の条件を満足するテレビ番組
を放送中及び／又は放送予定のテレビ番組のなかから選
択する番組選択手段とを具備することを特徴とするもの
である。
【００１６】本発明によれば、ユーザ毎に、そのユーザ
の時々変化する趣味嗜好に適合した放送中及び／又は放
送予定のテレビ番組を精度良く検索して録画を推奨する
ことができる。
【００１７】請求項４記載のテレビ番組の視聴管理装置
は、請求項２または３記載のテレビ番組の視聴管理装置
において、前記番組推奨手段により推奨されたテレビ番
組に関する情報を蓄積する推奨番組蓄積手段と、前記推
奨番組蓄積手段に蓄積された推奨テレビ番組のうち放送
中及び／又は放送予定のテレビ番組を紹介する番組紹介
手段とをさらに具備するものである。
【００１８】本発明によれば、随時ユーザは放送中及び
／又は放送予定のテレビ番組のなかから自分の趣味嗜好
に合ったテレビ番組の紹介を受けることができる。
【００１９】請求項５記載のテレビ番組の視聴管理装置
は、放送中及び／又は放送予定のテレビ番組をジャンル
別に分類する番組分類手段と、前記番組分類手段により
ジャンル別に分類されたテレビ番組を紹介する手段とを
具備することを特徴とするものである。
【００２０】本発明によれば、放送中及び／又は放送予
定のテレビ番組がジャンル別に分類してユーザに紹介さ
れるので、ユーザは視聴したいテレビ番組を効率良く検
索することができる。
【００２１】請求項６記載のテレビ番組の視聴管理装置
は、放送中及び／又は放送予定のテレビ番組をジャンル
別に階層化して分類する番組分類手段と、前記番組分類
手段によりジャンル別に階層化して分類されたテレビ番
組を紹介する手段とを具備することを特徴とするもので
ある。
【００２２】本発明によれば、放送中及び／又は放送予
定のテレビ番組がジャンル別に階層化されて分類された
うえでユーザに紹介されるので、ユーザは視聴したいテ
レビ番組をさらに効率良く検索することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【００２４】図１に、本発明の一実施形態であるテレビ
番組の視聴管理装置を用いたテレビ放送受信システムの
全体的な構成を示す。
【００２５】同図に示すように、このテレビ放送受信シ
ステムは、テレビ番組の視聴管理装置１００、アンテナ
部１、チューナ部２、音声画像処理部４、モニタ・スピ
ーカ１２とで構成される。アンテナ部１は地上ＴＶ放送
波、衛生ＴＶ放送波等の番組放送局から放送されたテレ
ビ放送を受信する。チューナ部２はアンテナ部１で受信
されたテレビ放送波を電気信号に変換する。音声画像処
理部４はチューナ部２により変換された電気信号を音声
データや画像データにデコードする。モニタ・スピーカ
１２は音声画像処理部４より出力された音声データや画
像データを視聴可能な信号に変換して出力する。
【００２６】テレビ番組の視聴管理装置１００は、制御
部３、視聴履歴解析部５、ユーザ視聴録画履歴データベ
ース６、ユーザ識別部７、好適番組選択部８、お好み番
組登録部９、番組階層分類部１０、録画履歴管理部１１
及び番組管理情報記憶部１３等で構成されている。
【００２７】制御部３はテレビ番組の視聴管理装置１０
０の全体を制御する。
【００２８】番組管理情報記憶部１３は、テレビ放送局
より定期的に送信される、放送中及び／または放送予定
のテレビ番組に関する番組管理情報を記憶しておく部分
である。このテレビ放送局より送信される番組管理情報
はテレビ番組の番組名、チャンネル番号、ジャンル、放
送時間帯等の属性情報を含むものである。
【００２９】視聴履歴解析部５は、ユーザにより視聴さ
れたテレビ番組の属性情報を番組管理情報記憶部１３か
ら取得し、ユーザ視聴録画履歴データベース６に視聴履
歴として記録したり、ユーザ視聴録画履歴データベース
６に記録された視聴履歴を解析してユーザ毎に優先順位
の高いテレビ番組を判定する処理を行う。
【００３０】録画履歴解析部１１は、ユーザにより録画
選択されたテレビ番組の属性情報を番組管理情報記憶部
１３より取得し、ユーザ視聴録画履歴データベース６に
録画履歴として記録したり、ユーザ視聴録画履歴データ
ベース６に記録された録画履歴を解析してユーザ毎に優
先順位の高いテレビ番組を判定する処理を行う。
【００３１】ユーザ識別部７は指紋照合、声紋照合ある
いはパスワード照合等によりユーザを識別する処理を行
う。
【００３２】好適番組選択部８は、視聴履歴解析部５お
よび録画履歴解析部１１によって判定されたユーザ毎に
優先度の高いテレビ番組を視聴推奨番組および録画推奨
番組としてユーザに紹介する処理を行う。
【００３３】お好み番組登録部９は、好適番組選択部８
によって選択された視聴推奨番組をユーザ毎のお好み番
組として登録する。このお好み番組登録部９に登録され
たユーザ毎のお好み番組は随時ユーザからの要求により
参照される。
【００３４】番組階層分類部１０は、放送中及び／又は
放送予定のテレビ番組を一定の規則に従ってジャンル別
に階層化して分類する処理を行う。この番組階層分類部
１０によってジャンル別に階層化して分類されたテレビ
番組は随時ユーザからの要求により参照される。
【００３５】次に、本実施形態のテレビ放送受信システ
ムの動作を説明する。
【００３６】図２に、ユーザがあるテレビ番組を視聴す
る際の動作の手順を示す。同図に示すように、まず制御
部３は、本テレビ放送受信システムを利用しているユー
ザのＩＤを取得するようユーザ識別部７を制御する（ス
テップ２０１）。このユーザ識別処理は、たとえば、ユ
ーザがテレビ放送受信システムの本体またはこれを遠隔
操作するリモートコントローラの電源ＯＮ／ＯＦＦボタ
ンに触れたとき、当該電源ＯＮ／ＯＦＦボタンに設けら
れたセンサによってユーザの指紋が読み取られ、この指
紋情報をユーザ視聴録画履歴データベース６に事前に登
録されたユーザの指紋情報と照合することによって行わ
れる。このユーザ識別処理は、ユーザの声紋やパスワー
ドの照合による方法によっても可能である。
【００３７】このユーザ識別処理によってユーザＩＤが
取得された後、次に制御部３は、現在当該ユーザが視聴
しようとして選択したテレビ番組に関する属性情報（番
組名称、チャンネル番号、ジャンル、放送時間帯等）を
番組管理情報記憶部１３から取得し（ステップ２０
２）、当該ユーザがそのテレビ番組を視聴可能かどうか
の判定を次のようにして行う（ステップ２０３）。
【００３８】ユーザ毎の視聴制限は以下示すような視聴
可否認証データの内容と、ユーザが視聴しようとして選
択したテレビ番組に関する属性情報との比較の結果に基
づいて行われる。
【００３９】図３に視聴可否認証データの形式を示す。
同図に示すように、視聴可否認証データは、ユーザＩ
Ｄ、番組ジャンル、チャンネル番号、放送時間帯、未成
年視聴可否、備考等により構成される。
【００４０】ここでチャンネル番号はユーザの視聴でき
るチャンネルを示す。番組ジャンルは同ユーザの視聴で
きる番組のジャンルを示す。放送時間帯は同ユーザの視
聴できる放送時間帯を示す。未成年視聴可否は同ユーザ
が受ける未成年視聴制限のランクを示す。備考は家族内
の同ユーザの種別（父、母、子など）を示す。これらの
視聴可否認証データは、ユーザ視聴履歴録画データベー
ス６にあらかじめ登録される。
【００４１】制御部３は、前記ユーザ識別処理によって
取得したユーザＩＤをもとにユーザ視聴履歴録画データ
ベース６から当該ユーザの視聴可否認証データを取り出
し、この視聴可否認証データと、番組管理情報記憶部１
３より取得された、ユーザが視聴しようとしているテレ
ビ番組に関する属性情報とを照合し、当該ユーザがその
テレビ番組を視聴可能かどうかの判定を行う（ステップ
２０３）。当該ユーザが当該テレビ番組の視聴の条件を
満たしている場合はモニタ・スピーカ１２を通して当該
テレビ番組が出力される（ステップ２０４）。一方、ユ
ーザが当該テレビ番組の視聴の条件を満たしていなけれ
ば、モニタ１２に視聴不可のメッセージが出力され、動
作が終了する。
【００４２】図４に、ユーザ１及びユーザ３が視聴しよ
うとしているテレビ番組の属性情報の例を示す。ユーザ
１が視聴しようとしているテレビ番組の属性情報と図３
に示したユーザ１の視聴可否認証データとを照合する
と、ユーザ１はそのテレビ番組の視聴条件を全て満たし
ていることが判り、「視聴可」の判定結果が下される。
一方、ユーザ３が視聴しようとしているテレビ番組の属
性情報と図３に示したユーザ３の視聴可否認証データと
を照合すると、ユーザ３が１５才以下の未成年であり番
組ジャンルが成人向映画であることからユーザ３はその
テレビ番組の視聴条件を満たしていないことが判り、
「視聴不可」の判定が下される。図５に視聴不可が判定
された場合にモニタ１２に表示されるメッセージの例を
示す。
【００４３】ユーザの視聴が許可された場合、その視聴
されたテレビ番組の属性情報は視聴履歴解析部５によっ
て、当該ユーザの視聴履歴としてユーザ視聴録画履歴デ
ータベース６に記録される。
【００４４】次に、ユーザ毎の視聴履歴に基づいて当該
ユーザに適したテレビ番組を推奨する処理について説明
する。
【００４５】図６にかかる処理の手順を示す。はじめに
制御部３は、本テレビ放送受信システムを利用している
ユーザのＩＤを取得するようユーザ識別部７を制御する
（ステップ６０１）。ユーザＩＤが取得されると、続い
て制御部３は、ユーザが視聴したテレビ番組の属性情報
を番組管理情報記憶部１３から取得し、その結果をユー
ザ視聴録画履歴データベース６に視聴履歴として記録す
る（ステップ６０２）。なお、その間に前述したユーザ
毎の視聴制限が行われてもよい。
【００４６】次に、制御部３は、ユーザ視聴録画履歴デ
ータベース６に記録されている当該ユーザの視聴履歴を
解析するよう視聴履歴解析部５に指示を出す。この指示
を受けて視聴履歴解析部５は、ユーザ視聴録画履歴デー
タベース６から該当するユーザの視聴履歴を取り出し
（ステップ６０３）、この取り出されたユーザの視聴履
歴を一定のルールに従い解析して、この視聴履歴に含ま
れる各テレビ番組の優先順位を求める（ステップ６０
４）。
【００４７】図７に、ユーザ視聴録画履歴データベース
６に記録されているユーザ視聴履歴の例を示す。同図に
示すように、視聴履歴は、ユーザＩＤ、同ユーザが視聴
した番組のチャンネル番号とそのチャンネル視聴合計時
間、同ユーザが視聴した番組ジャンルとその番組ジャン
ルの視聴合計時間、放送時間帯とその放送時間帯の単位
時間毎の合計視聴回数などの情報で構成される。なお、
放送時間帯の合計視聴回数は、任意に設定された単位時
間（たとえば１時間単位）を一回の視聴として数えるよ
うにしてもよい。このようにしてユーザ視聴録画履歴デ
ータベース６に視聴履歴を記録して行き、視聴推奨番組
の判定に必要な数の視聴履歴が蓄積されたならば（ステ
ップ６０５）、制御部３は視聴履歴解析部５に対し視聴
推奨番組の判定を指示する。
【００４８】この指示を受けた視聴履歴解析部５は、ユ
ーザ視聴録画履歴データベース６より、視聴合計時間の
長い上位ｎ位までのチャンネル番号と番組ジャンルをそ
れぞれ取り出す。そして、この取り出されたチャンネル
番号と番組ジャンルの条件を同時に満たすテレビ番組が
現在放送中及び／又は放送予定のもののなかにあるか否
かを番組管理情報記憶部１３の内容を調べて検索する。
もし、該当するテレビ番組があれば、それを視聴推奨番
組として判定する（ステップ６０６）。
【００４９】図８にこの処理例を示す。上位ｎ位までの
番組ジャンルＡと上位ｎ位までのチャンネル番号Ｂを同
時に満足することを条件として、現時間帯に放送されて
いるテレビ番組の中から最適なテレビ番組が検索され
る。たとえば、現時間帯に放送されているテレビ番組の
中に７８９ｃｈのスポーツ番組があれば、このテレビ番
組が視聴推奨番組として選択される。
【００５０】次に、制御部３は好適番組選択処理部８を
起動する。好適番組選択処理部８は、視聴履歴解析部５
によって検索された視聴推奨番組をジャンル別またはチ
ャンネル別に選択してモニタ１２を通してユーザに紹介
する（ステップ６０７）。図９に番組ジャンル別の視聴
推奨番組の紹介例を示す。
【００５１】次に、制御部３はお好み番組登録部９を起
動する。お好み番組登録部９は、好適番組選択部８で選
択された視聴推奨番組を当該ユーザの「お好み番組」と
して、その視聴推奨番組に関する情報（番組名、ジャン
ル、チャンネル番号等）を逐一登録する（ステップ６０
８）。
【００５２】このお好み番組登録部９に登録された「お
好み番組」は、図１０に示すように、当該ユーザが本テ
レビ放送受信システムでテレビ番組を視聴しようとした
際に（ユーザの識別処理を経た後）、モニタ１２を通し
てユーザに紹介される。図１０の例においては、はじめ
に、お好み番組の一覧を見るかどうかのガイドメッセー
ジがモニタ１２に表示される。これに対してユーザが同
意する操作入力を行うことで、お好み番組登録部９に登
録された「お好み番組」の一覧から現在放送中及び／又
は放送予定のテレビ番組が紹介される。
【００５３】以上により、ユーザはそのユーザの趣味嗜
好に適合したテレビ番組の紹介を随時受けることがで
き、これを基にユーザは現在放送中及び／又は放送予定
のテレビ番組の中から自分の視聴したいテレビ番組を効
率良く選択して、視聴することができる（ステップ６０
９）。
【００５４】このように、この実施形態では、ユーザ毎
の視聴履歴に基づいてそのユーザに適した視聴推奨番組
を検索することにより、複数ユーザでテレビ放送受信シ
ステムを共用する環境においても、個々のユーザにそれ
ぞれ最適な視聴推奨番組を紹介することができる。ま
た、時々刻々と変化するユーザの必要や好みの変化に追
従しながら視聴推奨番組の検索を行うことができる。
【００５５】以上、ユーザの視聴履歴に基づいて視聴推
奨番組を判定しユーザに掲示する動作について説明した
が、本実施形態では、ユーザ毎の録画履歴をユーザ視聴
録画履歴データベース６に蓄積して行き、この録画履歴
に基づき録画推奨番組を検索しユーザに掲示することが
可能である。
【００５６】図１１にかかる処理の手順を示す。この録
画履歴による処理手順は基本的には前述した視聴履歴に
よる処理手順とほぼ同じである。はじめに制御部３は、
本テレビ放送受信システムを利用しているユーザのＩＤ
を取得するようユーザ識別部７を制御する（ステップ１
１０１）。ユーザＩＤが取得されると、続いて制御部３
は、ユーザにより録画されたテレビ番組の属性情報を番
組管理情報記憶部１３から取得し、その結果をユーザ視
聴録画履歴データベース６に録画履歴として記録する
（ステップ１１０２）。
【００５７】次に、制御部３は、ユーザ視聴録画履歴デ
ータベース６に記録されている当該ユーザの録画履歴を
解析するよう録画履歴解析部１１に指示を出す。この指
示を受けて録画履歴解析部１１は、ユーザ視聴履歴録画
データベース６から該当するユーザの録画履歴を取得し
（ステップ１１０３）、この取得されたユーザの録画履
歴を一定のルールに従い解析して、この録画履歴に含ま
れる各テレビ番組の優先順位を求める（ステップ１１０
４）。
【００５８】図１２に、ユーザ視聴録画履歴データベー
ス６に記録されているユーザ録画履歴の例を示す。同図
に示すように、録画履歴は、ユーザＩＤ、同ユーザが録
画したチャンネル番号とその録画回数、同ユーザが録画
した番組ジャンルとその録画回数などの情報で構成され
る。このようにしてユーザ視聴録画履歴データベース６
に録画履歴を記録して行き、録画推奨番組の判定に必要
な数の録画履歴が蓄積されたならば（ステップ１１０
５）、制御部３は録画履歴解析部１１に録画推奨番組の
判定を指示する。
【００５９】この指示を受けた録画履歴解析部１１は、
ユーザ視聴録画履歴データベース６より、録画回数の多
い上位ｎ位までのチャンネル番号と番組ジャンルを取り
出す。そして、この取り出されたチャンネル番号と番組
ジャンルの条件を同時に満足するテレビ番組が現在放送
中及び／又は放送予定のもののなかにあるか否かを検索
する。もし、該当するテレビ番組があれば、それを録画
推奨番組として判定する（ステップ１１０６）。
【００６０】次に、制御部３は好適番組選択処理部８を
起動する。好適番組選択処理部８は、録画履歴解析部１
１によって検索された録画推奨番組をジャンル別または
チャンネル別に選択してモニタ１２を通してユーザに紹
介する（ステップ１１０７）。図１３に番組ジャンル別
の録画推奨番組の紹介例を示す。
【００６１】以上により、ユーザ毎の録画推奨番組がユ
ーザに掲示され、これを基にユーザは現在放送中及び／
又は放送予定のテレビ番組の中から録画したいテレビ番
組を選択することができる。
【００６２】次に、放送中及び／又は放送予定のテレビ
番組をジャンル別に階層化して分類表示する機能につい
て説明する。
【００６３】図１４に、かかる番組階層分類の動作の手
順を示す。まず、制御部３は、本テレビ放送受信システ
ムを利用しているユーザのＩＤを取得するようユーザ識
別部７を制御する（ステップ１４０１）。続いて、制御
部３は、現在放送中及び／又は放送予定のテレビ番組に
関する属性情報を番組管理情報記憶部１３より取得し、
これらのテレビ番組の中から、当該ユーザが視聴可能
な、すなわち前述した視聴可否認証データに基づいて当
該ユーザが視聴することが許されるテレビ番組をすべて
選別する（ステップ１４０２）。
【００６４】この後、制御部３は、番組階層分類部１０
を起動させるとともに、当該ユーザが視聴可能なすべて
のテレビ番組の属性情報を番組階層分類部１０に送る。
番組階層分類部１０は、まず、与えられたテレビ番組の
属性情報に基づいて各テレビ番組を基本のジャンル別に
分類し、さらに分類された基本ジャンル毎に詳細なジャ
ンルを生成してこの詳細ジャンル別に各テレビ番組を分
類する。すなわち、各テレビ番組をジャンル別に階層化
して分類する（ステップ１４０３）。
【００６５】図１５に、このジャンル別に階層化して各
テレビ番組を分類した結果を示す。本例は、ジャンルを
３階層（大分類、中分類、細分類）に分けた例である。
最下層の細分類ジャンルには該当するテレビ番組のチャ
ンネル番号が登録される。
【００６６】以上の各テレビ番組をジャンル別に階層化
して分類した結果はモニタ１２に表示され、ユーザは必
要に応じてこれを参照して視聴したいテレビ番組を検索
することができる（ステップ１４０４）。ジャンルが階
層化されているため、ユーザは自分の趣味嗜好に合った
テレビ番組を効率良く検索することができる。
【００６７】この番組分類結果は全体をモニター１２の
画面に表示するようにしてもよく、また、画面サイズの
制約などから全体を表示しきれない場合は、画面のスク
ロールや画面の切替えを通して全体を参照できるように
すればよい。
【００６８】ここで、画面を切替えて番組分類結果を参
照する場合の番組検索の例を説明する。図１６に示す画
面においてユーザは、テレビ放送受信システムの本体ま
たはこれを遠隔操作するリモートコントローラを操作し
て番組検索の指示を与えることによって、画面は図１７
に示すような大分類ジャンルの選択画面に切り替わる。
この選択画面で、ユーザによって所望の大分類ジャンル
が選択されると（例えば「スポーツ」が選択される
と）、画面は図１８に示すような中分類ジャンルの選択
画面に切り替わる。この選択画面で再びユーザによって
所望の中分類ジャンルが選択されると（例えば「野球」
が選択されると）、画面は図１９に示すような細分類ジ
ャンルの選択画面に切り替わる。この選択画面でユーザ
によって所望の細分類ジャンルが選択されると（例えば
「プロ野球中継」が選択されると）、画面は図２０に示
すようなプロ野球中継のチャンネルの一覧表示画面に変
わる。
【００６９】なお、図１７から図２０において、「上
へ」と「下へ」の矢印は画面に表示しきれないジャンル
名やチャンネルの表示欄を上下にシフトさせるためのも
のである。また、「前頁へ」と「後頁へ」の矢印は画面
を階層間で移動させるためのものである。
【００７０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の本発明
によれば、ユーザ毎に特定の属性のテレビ番組の視聴を
制限することができる。たとえば、未成年者による成人
向け映画などの視聴を制限することができる。
【００７１】請求項２の本発明によれば、ユーザ毎に、
そのユーザの時々変化する趣味嗜好に適合した放送中及
び／又は放送予定のテレビ番組を精度良く検索して視聴
を推奨することができる。
【００７２】請求項３の本発明によれば、ユーザ毎に、
そのユーザの時々変化する趣味嗜好に適合した放送中及
び／又は放送予定のテレビ番組を精度良く検索して録画
を推奨することができる。
【００７３】請求項４の本発明によれば、随時ユーザは
放送中及び／又は放送予定のテレビ番組のなかから自分
の趣味嗜好に合ったテレビ番組の紹介を受けることがで
きる。
【００７４】請求項５の本発明によれば、放送中及び／
又は放送予定のテレビ番組がジャンル別に分類してユー
ザに紹介されるので、ユーザは視聴したいテレビ番組を
効率良く検索することができる。
【００７５】請求項６の本発明によれば、放送中及び／
又は放送予定のテレビ番組がジャンル別に階層化されて
分類されたうえユーザに紹介されるので、ユーザは視聴
したいテレビ番組をさらに効率良く検索することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態であるテレビ番組の視聴管
理装置を用いたテレビ放送受信システムの全体的な構成
を示す図。
【図２】図１のテレビ放送受信システムにおいてユーザ
がテレビ番組を視聴する際の動作の手順を示すフローチ
ャート。
【図３】視聴可否認証データの形式を示す図。
【図４】視聴対象のテレビ番組の属性情報の例を示す
図。
【図５】視聴制限により視聴不可が判定された場合のメ
ッセージ表示を示す図。
【図６】ユーザ視聴履歴に基づいてユーザの視聴に適し
たテレビ番組を推奨する処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図７】ユーザ視聴録画履歴データベース内のユーザ視
聴履歴の例を示す図。
【図８】視聴推奨番組の判定処理の例を示す図。
【図９】番組ジャンル別の視聴推奨番組の紹介例を示す
図。
【図１０】お好み番組の紹介例を示す図。
【図１１】ユーザ録画履歴に基づきユーザの録画に適し
たテレビ番組を推奨する処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図１２】ユーザ視聴録画履歴データベース内のユーザ
録画履歴の例を示す図。
【図１３】番組ジャンル別の録画推奨番組の紹介例を示
す図。
【図１４】番組階層分類の動作の手順を示すフローチャ
ート。
【図１５】番組階層分類の結果を示す図。
【図１６】番組階層分類からの番組検索の呼出し画面を
示す図。
【図１７】大分類ジャンルの選択画面を示す図。
【図１８】中分類ジャンルの選択画面を示す図。
【図１９】細分類ジャンルの選択画面を示す図。
【図２０】プロ野球中継のチャンネルの一覧表示画面を
示す図。
【符号の説明】
１・・・アンテナ部 ２・・・チューナ部 ３・・・制御部 ４・・・音声画像処理部 ５・・・視聴履歴解析部 ６・・・ユーザ視聴録画履歴データベース ７・・・ユーザ識別部 ８・・・好適番組選択部 ９・・・お好み番組登録部 １０・・・番組階層分類部 １１・・・録画履歴管理部 １３・・・番組管理情報記憶部 １００・・・テレビ番組の視聴管理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 テレビ番組のユーザ毎の視聴制限に関す
    る情報を記憶する視聴制限記憶手段と、 ユーザを識別するユーザ識別手段と、 前記ユーザ識別手段により識別されたユーザの視聴制限
    に関する情報を前記視聴制限記憶手段から読み込み、こ
    の読み込まれたユーザの視聴制限に関する情報に基づい
    て放送中及び／又は放送予定のテレビ番組のなかで視聴
    可能なテレビ番組を制限する手段とを具備することを特
    徴とするテレビ番組の視聴管理装置。
  2. 【請求項２】 ユーザ毎のテレビ番組の視聴履歴を記録
    する視聴履歴記録手段と、 前記視聴履歴記録手段により記録されたユーザ毎の視聴
    履歴を基に当該ユーザ毎の視聴推奨番組の条件を求める
    推奨番組条件判定手段と、 ユーザを識別するユーザ識別手段と、 前記ユーザ識別手段により識別されたユーザについて前
    記推奨番組条件判定手段により判定された視聴推奨番組
    の条件を満足するテレビ番組を放送中及び／又は放送予
    定のテレビ番組のなかから選択する番組選択手段とを具
    備することを特徴とするテレビ番組の視聴管理装置。
  3. 【請求項３】 ユーザ毎のテレビ番組の録画履歴を記録
    する録画履歴記録手段と、 前記録画履歴記録手段により記録されたユーザ毎の録画
    履歴を基に当該ユーザ毎の録画推奨番組の条件を求める
    推奨番組条件判定手段と、 ユーザを識別するユーザ識別手段と、 前記ユーザ識別手段により識別されたユーザについて前
    記推奨番組条件判定手段により判定された録画推奨番組
    の条件を満足するテレビ番組を放送中及び／又は放送予
    定のテレビ番組のなかから選択する番組選択手段とを具
    備することを特徴とするテレビ番組の視聴管理装置。
  4. 【請求項４】 前記番組推奨手段により推奨されたテレ
    ビ番組に関する情報を蓄積する推奨番組蓄積手段と、 前記推奨番組蓄積手段に蓄積された推奨テレビ番組のう
    ち放送中及び／又は放送予定のテレビ番組を紹介する番
    組紹介手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    ２または３記載のテレビ番組の視聴管理装置。
  5. 【請求項５】 放送中及び／又は放送予定のテレビ番組
    をジャンル別に分類する番組分類手段と、 前記番組分類手段によりジャンル別に分類されたテレビ
    番組を紹介する手段とを具備することを特徴とするテレ
    ビ番組の視聴管理装置。
  6. 【請求項６】 放送中及び／又は放送予定のテレビ番組
    をジャンル別に階層化して分類する番組分類手段と、 前記番組分類手段によりジャンル別に階層化して分類さ
    れたテレビ番組を紹介する手段とを具備することを特徴
    とするテレビ番組の視聴管理装置。
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