JP4551566B2 - ジャンル毎の番組選択のための遠隔制御装置 - Google Patents

Description

【０００１】
本発明は、家庭用電化製品の分野に関し、特に電子装置の遠隔制御装置（リモコン装置）に関する。
【０００２】
電子装置用のリモコン装置は、本分野では一般的である。リモコン装置は、制御される装置の各機能を制御する手段を有する。制御される装置は多様なチャネル間での選択が可能であるとすると、リモコン装置は、通常、特定のチャネルを選択する制御器を含む。チャネルの増減選択を可能とするチャネル・アップ及びチャネル・ダウン制御も同様である。このようなリモコン装置は、通常、「チャネルの増加」若しくは「チャネルの減少」命令を制御される装置へ伝達する。受信された命令に反応して、制御される装置は更に、各チャネルにおける受信信号品質に基づいて、又はユーザーの好みに基づいて、一若しくは複数のチャネルをスキップする能力を有する。即ち、例えば、特定のエリアに関連したテレビチャネルが２、４５、７、９、１１、及び１３であると、現在合わせられているチャネルがチャネル５の場合、増加命令はチャネル７への変化をもたらし、減少命令はチャネル４への変化をもたらす。同様に、チャネル２、３、４、５なども有効であるが、チャネル２及び３は別のローカルエリアに放送する同じネットワークであってもよい。ユーザーは、ローカルエリア範囲の好みに応じて、制御される装置にチャネル２若しくはチャネル３をスキップするように番組することができる。
【０００３】
ほとんどのユーザーにとって通常有効である１００以上のテレビチャネル、及び何百というテレビチャネルが近い将来提供されるという予測に伴い、チャネル増加／減少処理を通じて興味ある番組をスキャンする実行可能性は良くみても疑わしい。ユーザーは、ユーザーとは異なる言語で放送されているチャネル、ユーザーにとってほとんど若しくは全く関心のない話題を独占的に取り扱うチャネル、などのほとんど若しくは全く関心のないチャネルを除外するために、リモコン装置若しくは制御される装置をプログラムすることができる。このような無関心なチャネルを識別する処理、即ち暗に関心あるチャネルを識別する処理は、スキャンされるチャネル番号を減少させることによって、番組選択処理を幾分容易にする。しかし、この処理は、ユーザーが決定することができるこのユーザーにとって関心のある番組を決して放送しないであろうチャネルを除外することに対してのみ効果的である。ほとんどの場合、この処理は、ユーザーにとって潜在的に関心のある多くのチャネルをまだ生じる。
【０００４】
有効なチャネル増減スキャン方法の欠点は、主に、そのような方法はユーザーの希望に対してそれを担うものでもなく、相関を有するわけでもない数字によるチャネルの指令に基づくという事実に関連する。ユーザーは、明白に排除されていないすべてのチャネルをスキャンすることを望んでいるかもしれない。このような場合、数字指令によるスキャンは効果的な技術となり得る。しかし、多くの場合、ユーザーはむしろ、ユーザーがスキャンしている時点においてユーザーにとって関心のある番組を放送しているチャネルのみをスキャンすることを好むであろう。即ち、ユーザーがコメディ的なリラックスを欲する気分の場合、ユーザーはコメディ的な番組を現在放送しているチャネルのみを増減的にスキャンすることをより好むであろう。別の時、ユーザーはニュース番組を放送しているチャネルのみをスキャンすることをより好むかもしれない。これらのシナリオにおいて、チャネルの数字指令は特定の話題若しくはジャンルを有する番組を提供するというタスクと無関係である。
【０００５】
数字によるチャネル指令若しくはネットワーク識別子についての依存は、番組ガイドにおいて更に反映されている。番組ガイドは、従来、チャネル番号若しくはネットワーク識別子の順に提供されている。オンスクリーン番組ガイドは、特に関心ある番組を見つけるために非効果的である。オンスクリーン番組ガイドは、多くの異なるチャネル番号を有し、表示可能部分の多くが、ユーザーの選択に対応するチャネル番号の入力若しくは希望されたチャネル番号の増減処理を容易にするために、各チャネル番号及びネットワーク識別子の表示に当てられる。上記述べたように、希望された番組を選択するというタスクとは無関係なチャネルの数字による指令が、従来のチャネル選択に対しては希望された番組に辿り着くために要求される。
【０００６】
よって、ユーザーが、ユーザーの現在の関心に基づいて容易に番組をスキャンすることを可能にする装置若しくは方法に対する必要性が存在する。ユーザーが、有効な番組情報に基づいて番組を容易に選択することを可能にする装置若しくは方法に対する必要性も存在する。本発明は、ユーザーが関心のある特定の話題若しくはジャンルを選択し、次いでその話題若しくはジャンルに関すると思われる現在有効な番組を増減的にスキャンすることを可能にする装置及び方法を提供する。本発明は、各特定のカテゴリに関すると思われる番組の識別を含む。ユーザーがカテゴリを選択する時、ユーザーには選択されたカテゴリ内に含まれる各番組を増減的に選択する手段が提供され、選択された番組に関連するチャネル番号が自動的に決定され、表示装置はそのチャネル番号に合わせられる。
【０００７】
本発明は、選択処理においてユーザーに役立つ番組情報の表示も含む。ユーザーには、チャネル番号を明確に選択する必要性なしに、直接的に表示された番組情報の中から番組を選択する選択肢が提供される。表示された番組情報は画像を含み得るため、番組名認識に全く依存することなしに番組選択を容易にする。表示された番組情報は更に、テキスト、アニメーション、音声、及び他の情報源へのリンクを有し得る。
【０００８】
本発明は、リスト・ビルダーを含む。このリスト・ビルダーは、多くの異なるリストを作成する。各リストは、各特定の話題若しくはジャンルに関すると思われる番組の識別を含む。ユーザーが話題若しくはジャンルを選択する時、適切なリストがアクセスされ、ユーザーに選択されたリストに含まれる番組を増減的に選択する手段が提供される。好ましい実施形態において、リスト・ビルダーは、例えば各チャネルにおける各定期番組の時間を提供する情報源や各番組の話題やジャンルの表示などへのアクセスを含む、リスト選択の質を向上させる多くの可能性を含む。同様に、リストの作成若しくは適切なリストの選択は、例えばユーザーの過去の選択及び／若しくは過去の拒否の履歴によって決定される明示及び暗示の好みに基づいて向上及び改善される。
【０００９】
本発明は、添付図面を参照し、一例として、更なる詳細が説明される。
【００１０】
図１は、リモコン１００及び対応するチャネル・セレクタ１１０を有するリモコン・システムの一例を示す図である。好ましい実施形態において、リモコン１００は、従来のリモコン装置と同様に、制御される装置上で有効な機能に対応するボタン及びスイッチを有する。参照を容易にするため、ここでは制御される装置を機器１５０と称する。機器１５０は、例えば、テレビ、ビデオ・カセット・レコーダ、ラジオ、ＣＤプレイヤーなどである。理解を容易にするため、リモコン１００につき、本発明に関連するスイッチ及び機能のみ図１に図示される。ここで機器は、増減的「アップ」制御１０１及び増減的「ダウン」制御１０２を通じて制御され得る少なくとも一つの選択肢を有するものとする。リモコン・システムの最も一般的な用途の一つはテレビを見るためのチャネル選択であるため、ここではチャネルという語は制御される装置における選択アイテムを定義するために用いられる。逆に、ここで番組という語は、特定のチャネルに配置された内容物の選択を定義することに用いられる。当業者には明らかなように、チャネル及び番組選択肢についての上記定義内には、ここでは他の機器の含まれる。例えば、音楽ＣＤの集合は、ＣＤ１、ＣＤ２、ＣＤ３などのように並べられる。本発明の目的のために、これらのＣＤは、「チャネル１のＣＤ」、「チャネル２のＣＤ」などのように選択可能である。同様に、各ＣＤの各曲は固有のチャネル番号によって参照され得る。そして「アップ」及び「ダウン」チャネル制御は、それぞれ、ＣＤの「次の」曲及び「前の」曲に対応する。この明細書のコンテキストにおいて、曲自体が番組であり、「アップ」及び「ダウン」番組制御が対応する「次の」及び「前の」曲はＣＤの現在の曲に隣接する必要はない。ビデオ・カセット・レコーダ、又は他のレコーディング若しくは再生装置において、「チャネル」という語は番組を配置する位置に対するインデックスに対応する。このような装置においてチャネルを選択することは、テレビにおいてチャネルを選択するのと同様の効果を有し、ここではそのチャネル（インデックスがつけられた場所）へ行き、そこで見つけられた番組を提供することを意味すると解釈される。
【００１１】
リモコン１００は、アップ制御１０１Ａ及びダウン制御１０１Ｂを含む。参照を容易にするため、これらの制御は増減制御１０１と称される。各増減変化の方向（アップかダウンか）はアップ制御１０１Ａ及びダウン制御１０１Ｂのいずれが作動されているかによって決定される。増減制御１０１の作動は、チャネル・セレクタ１１０を通じて、機器１５０における番組を変更する。
【００１２】
本発明によれば、リモコン１００は、増減制御１０１の続く作動の効果を測定するセレクタ１０５を有する。即ち、例えば、リモコン１００がテレビ番組の選択に用いられる場合、セレクタ１０５の別のスイッチの位置が、「コメディ」、「ニュース」、「ドラマ」、「映画」、及び「すべて」に対応し得る。セレクタ１０５が「コメディ」の位置にある場合、増減制御１０１は、コメディ的番組を放送していると思われるテレビチャネル間で増減選択を行う。セレクタ１０５が「映画」の位置にある場合、増減制御１０１は、映画番組を放送していると思われるテレビチャネル間で増減選択を行う。リモコン１００がＣＤ若しくはラジオからの音楽選択に用いられる場合、セレクタ１０５の別のスイッチの位置は、「クラシック」、「ジャズ」、「ロック」、「カントリー」などに対応し得る。セレクタが「クラシック」の位置にある場合、増減制御１０１の作動は、次の若しくは前の「クラシック」曲又は「クラシック」ＣＤから選択するか、又は「クラシック」音楽を流していると思われる次のチャネル若しくは局にラジオを合わせる。セレクタ１０５の異なるスイッチ位置は、異なるジャンル、異なるレーティング、異なる話題、異なるユーザー、などに対応し得る。参照を容易にするため、「カテゴリ」という語は、以下、分類の種類にかかわらず、番組の分類を特定するために用いられる。カテゴリは、ジャンル、レーティング、話題、推薦、若しくは他のグループ分け若しくは分離手段がなり得る。
【００１３】
リモコン１００は、任意に、セレクタ１０５の現在の位置に対応するカテゴリを表示するために用いられるディスプレイ１０６を含み得る。ディスプレイは更に、例えば増減制御１０１の作動に対応する選択のタイトルを表示するため、又は状態メッセージを表示するためなどの他のタスクにも用いられ得る。別の実施形態において、この表示情報は、ユーザーの機器１５０上に、又は増減制御１０５及びセレクタ１０５の各作動の後直ちに他の表示装置上に、表示される。これについては図６及び７と関連して更に説明される。
【００１４】
セレクタ１０５は図１においてロータリーとして図示されているにもかかわらず、当業者には明らかなように、図２Ａ、２Ｂ、及び２チャネルに図示される例示的実施形態に図示されるように、他の選択手段も採用され得る。一貫性を持たせ、且つ理解を容易にするために、図１において示されたのと同様の機能に役立つアイテムに対しては図１と同じ符番が図２Ａ、２Ｂ、及び２Ｃにおいて用いられる。図２Ａ及び２Ｂにおいては、別々の選択ボタン１０５Ａ、１０５Ｂ、１０５Ｃなどが各カテゴリに対して提供される。図２Ａにおいて、選択ボタンは、従来のスイッチであり、図２Ｂにおいて選択ボタンは接触感応パッド若しくは接触感応ディスプレイ１０６の領域である。別個の選択の利用は、多カテゴリ選択を可能にする。好ましい実施形態において、多カテゴリの選択は、選択されたカテゴリの和集合（「若しくは」）を選択する。しかし、別の実施形態は、選択されたカテゴリの共通集合（「且つ」）を選択する。別の好ましい実施形態において、ユーザーには、多カテゴリ選択の効果（和集合か共通集合か）を選択する選択肢が与えられる。リセットボタン（図示せず）は、選択をクリアするために提供される。多カテゴリ選択を暗に含むカテゴリ選択もある。例えば、「子供向け」１０５Ｋカテゴリは、「Ｇ」レーティングを有する番組のみを選択するように構成されることが可能であり、それはニュース及びショッピングを除く他のあらゆるカテゴリを含む。
【００１５】
好ましい実施形態において、選択されたカテゴリは、例えば図２Ａにおける点灯されたスイッチ１０５Ａ、１０５Ｂなど、及び図２Ｂにおけるディスプレイ１０６上の強調された選択１０５Ａ、１０５Ｂなど、の利用を通じて、リモコン装置１００に表示される。リモコン装置１００とチャネル・セレクタ１１０との間の一貫性を確実にするために、選択されたカテゴリの点灯及び強調は、チャネル・セレクタ１１０からの承認フィードバックに基づいて成される。例えばスポーツを除くコメディ、のようにカテゴリの選択と同様にカテゴリの排除も可能な実施形態においては、異なる色の点灯若しくは異なる強調効果が用いられる。
【００１６】
図２チャネルは、カテゴリの選択がリモコン上の増加１０５Ｕ及び減少１０５Ｄスイッチの利用によって為される別の実施形態の例を図示する。ディスプレイ１０６は、選択されたカテゴリ名を表示する。充分に大きなディスプレイ１０６、又は機器１５０上にディスプレイを有する別の実施形態においては、有効なカテゴリも表示される。
【００１７】
セレクタ１０５は更に、リモコン１００上に存在するボタン及びスイッチを用いて、例えばカテゴリ選択モードに入った後、実行され得る。従来のリモコン技術との一貫性を保つために、一若しくは複数のカテゴリの選択は、排除セレクタ１０５を切り替える必要をなくすために、機器１５０に若しくはローカル・ディスプレイ１０６上に表示されたオンスクリーン・メニュを通じて為されてもよい。各カテゴリ内でチャネルを選択するために、カテゴリと有効なチャネルとの間の対応を確立するための情報が提供されなければならない。例えば、「次のコメディ番組」を選択するためには、現在コメディ的な番組を含む若しくは含んでいそうなチャネルを識別するための情報が提供されなければならない。情報源は、ユーザーが各カテゴリに対応する番組及びチャネルのリスト若しくは番組を作成することによって、成り得る。例えば、ユーザーは、彼若しくは彼女の音楽コレクションにおける各ＣＤをカテゴリに分け得る。情報源には、機器１５０に提供された資料に含まれ得る。例えば、各ＣＤは、ＣＤのカテゴリ、若しくはＣＤにおける各曲のカテゴリの表示を含み得る。又は、各テレビ放送番組は、番組に関連した一若しくは複数のカテゴリを含み得る。情報源は、番組をそれらが続けて選択的に再生するために記録装置に記録された時にカテゴリに分類するカテゴリ化方法など、別々の処理によって作成され得る。情報源は外部でもよく、各テレビチャネルからの放送番組のスケジュールなどの時間に基づく情報を提供し得る。この場合、カテゴリ化は、スケジュールに基づき、チャネルから直接現在のカテゴリ情報を取り出す必要性をなくす。好ましい実施形態において、本分野では一般的な電子番組ガイドが、各チャネルの現在のカテゴリ化を例えば各番組のタイトル、ジャンル、レーティングなどを含むガイドの内容に基づいて維持するために用いられる。当業者には明らかなように、情報源には多様な手段でアクセス可能であり、例えば、ワールド・ワイド・ウェブへのインターネット接続経由、若しくはテレテックスなどの送信されたエンコーディング経由を含む。
【００１８】
図３は、リスト・ビルダー２５０、リスト・セレクタ２６０、チャネル・スイッチ２７０、及びチャネル決定器２８０を有する番組選択システムの一例を図示する。リスト・ビルダー２５０は、有効なチャネル及び番組に関する情報を情報源１２０から受信し、各カテゴリに対応する有効な番組のリスト２５１、２５２、２５３・・・を作成する。前述のように、情報源２５０は、時間に基づく情報を含み得る。時間に基づくデータを処理し得る技術は一般的であるため、リスト２５１、２５２、２５３などは、ここでは理解を容易にするため、各カテゴリ内の現在の番組のリストとして提供される。即ち、例えば、リスト・ビルダーは、リアルタイム・クロックにアクセスし、現時点において又は現時点と同じ時間的範囲内において放送されるスケジュールとなっている各カテゴリの番組のリストを頻繁に更新する。前述のように、同じ番組は、複数のリストに載り得る。例えば、ＰＧレーティングのコメディ映画は、「ＰＧ」、「コメディ」、及び「映画」の例示的なカテゴリの各リストに含まれる。この映画は、同時に、その放送予定時間の前の各リストに加えられ、その終了予定時間の各リストから除かれ得る。各リストのエントリには、少なくとも、各番組に関連付けられたチャネル番号を含む。好ましい実施形態において、エントリは更に、番組のタイトル、開始時間及び長さ、レーティングなどの補助的情報を含む。この補助的情報は、ユーザーが最初に番組を選択した時に、わずかの時間、機器１５０若しくはディスプレイ１０６上に表示される。図６及び７に関連して更に説明されるように、補助情報は更に、関連する画像、アニメーション、他の情報源へのリンクなどを含む他の情報を含み得る。
【００１９】
ユーザーが例えばセレクタ１０５を切り替えることによってカテゴリ選択命令２０５を伝達する時、リスト・セレクタ２６０は、有効なリスト２５１、２５２、２５３・・・から選択されたリスト２６１をチャネル・スイッチ２７０へ提供する。選択されたリスト２６１は、図３に破線で図示されており、好ましい実施形態において、リスト・セレクタ２６０は選択されたリストを別の物理的リスト２６１に複写するよりむしろ選択されたリストに伝達路を提供することを表している。別の実施形態は当業者には明らかであろう。例えば、カテゴリ選択命令２０５は、「コメディ且つ映画であってミュージカルではない」などのブール演算が可能であってもよい。この選択命令２０５の受信に基づいて、リスト・セレクタ２６０は、コメディ及び映画両方のカテゴリ・リストに登場し、ミュージカルのカテゴリ・リストには登場しない番組を含む新しいリスト２６１を作成する。
【００２０】
ユーザーが例えば増減制御１０１を作動させることによって増加若しくは減少命令２０１を伝達する時、チャネル・スイッチ２７０は、現在のスイッチ２７０位置におけるエントリの直上若しくは直下の選択されたリストにおけるエントリにアクセスする。チャネル決定器２８０は、選択されたエントリに対応するチャネル番号２８１を決定し、このチャネルを選択するためにこの番号を機器１５０へ伝達する。このように、本発明によれば、選択されたカテゴリ内に存在しない番組をスキャンする必要なく、選択されたカテゴリにおいて現在有効な番組は、増減制御１０１の利用を通して、スキャンされることができる。チャネル決定器２８０は、単に、リストにおけるエントリからチャネル番号２８１を取り出すだけでよい。別の方法では、リストにおけるエントリがＮＢＣ、ＣＮＮなどのネットワーク識別子を有する場合、チャネル決定器は更に、ネットワーク識別子を機器１５０によって利用されるチャネル番号２８１に変換する変換テーブルを有する。
【００２１】
当業者には明らかなように、図３の機能ブロックは、チャネル・セレクタ１１０、リモコン１００、若しくはチャネル・セレクタ１１０とリモコン１００との間に分散して配置され得る。一実施形態においては、例えば、リスト・ビルダー２５０、リスト２５１、２５２、２５３・・・、リスト・セレクタ２６０、及びチャネル・スイッチ２７０は、チャネル・セレクタ１１０に配置される。カテゴリ命令２０５及びチャネル増加／減少命令２０１は、リモコン装置１００から伝達され、チャネル・セレクタ１１０は、選択されたリストから適切なチャネルを選択する。別の実施形態において、図１に図示されるように、情報源１２０’によって、リモコンは番組情報を直接受信する。リスト・ビルダー２５０、リスト２５１、２５２、２５３・・・、リスト・セレクタ２６０、及びチャネル・スイッチ２７０は、リモコン１００に配置される。ユーザーがカテゴリ命令２０５を入力する時、リモコン１００は、選択されたリストを選択する。ユーザーが増加／減少命令２０１を入力する時、リモコン１００は、次若しくは前のチャネル番号を選択されたリストから取り出し、チャネル・セレクタ１１０へ直接チャネル番号を伝達する。これはユーザーが従来のリモコン１００上にこのチャネル番号を明確に入力するのと同等である。他の実施形態は当業者には明らかであろう。例えば、リスト・ビルダーは、パソコン若しくはセットトップボックス上にインターネット若しくは他のデータ源にアクセス可能に配置されてもよい。又、チャネル・セレクタ１１０若しくはリモコン１００は、作成されたリスト２５１、２５２、２５３をこのパソコン若しくはセットトップボックスから受信するように構成され得る。
【００２２】
本発明の別の態様によると、リスト作成及びリスト選択処理は、ユーザーの好み１３０、１３０’の利用によって向上される。これらの好みは、例えば、ユーザーの前の選択２３０の履歴を続く選択のための基礎に形成するように利用することによって明示若しくは暗示され得る。簡単な実施形態において、各番組は、好みによる重み付けが為される。ユーザーが番組の大部分を見ると、その番組の重みが増加される。同様に、番組の重みは、あれば最後にその番組を見た時からの経過時間に応じて減らされる。新しい番組には、同様のカテゴリに分類された番組の好みの重みの成分に基づいて好みの重みの初期値が与えられる。エントリは、各番組の好みの重み付けに基づいて並び替えられた順にリストに配置される。実施形態の別の例において、ユーザーは、好みのチャネルを明白に識別し、カテゴリ・リストにおけるこれらのチャネル上の番組は常にそのカテゴリ・リストにおける他のチャネルより前に提示される。別の好ましい実施形態において、リモコン・システムは、人口統計、番組支持率、及び他の要因に基づく重みを含む一若しくは複数のデフォルトのステレオタイプのプロファイルで「予めプログラムされ」る。
【００２３】
好ましい実施形態において、ユーザーの好み１３０及び前の履歴２３０は更に、ユーザーがよく見る習性に関する情報を含むユーザー・プロファイルを形成するために用いられる。このプロファイルは、これによってユーザーの望みがかなうようにカテゴリ選択を自動的に変更するのに用いられる。このプロファイルは更に、カテゴリ・セレクタなしに本発明の原理を効果ならしめるために、従来のリモコンを用いた選択肢も可能にする。本発明のこの実施形態におけるチャネル・セレクタ１１０は、予め定義されたカテゴリのリストを作成し、更にユーザーの関心あるカテゴリのプロファイルを作成する。ユーザーが最初に増減命令を伝達すると、チャネル・セレクタ１１０は、ユーザーによって希望された最も高い尤度を有するリストをユーザーのプロファイルに基づいて選択されたリストとして選択し、そのリストの最初のエントリは機器１５０に選択されたチャネルとして提供される。そのリストのすべてのエントリが続く増減命令に反応して提供された後、ユーザーによって希望された二番目に高い尤度を持つリストが選択されたリスト２６１になり、処理が続く。例えば、ユーザーのプロファイルがユーザーはそれまでめったにスポーツ番組を見ないことを表す場合、スポーツ・カテゴリ・リストは、チャネル・セレクタ１１０が選択されたリスト１６１として選択するリストの中で最後のリストとなる。この方法において、現在ユーザーがほとんど関心を持っていないとみなされる番組を放送しているチャネルは、ユーザーが最初のチャネルのスキャンをしている間に効果的にスキップされる。この実施形態において、リモコン１００からの作動、又はリモコン１００を通じたチャネル番号の明白な選択が所定期間なかった後、選択されたリストは自動的に最も高い関心の尤度を有するリストへリセットされる。この実施形態においては更に、複数のリストに登場するチャネル番号は、それらが最初に登場する選択されたリストの処理中に一度だけ選択さる。
【００２４】
ユーザー・プロファイルは更に、時間に基づいた情報も含む。例えば、好ましい実施形態において、ユーザー・プロファイルは、平日の一日の異なる時間、及び土曜・日曜の一日の異なる時間にユーザーが関心を有するカテゴリを表示する。例えば、ユーザー・プロファイルは、明示若しくは暗示されたユーザーの好みに基づいて、ユーザーが夕方及び深夜にはニュース放送を好み、他のほとんどの時間はエンターテイメト番組を好み、日曜の午後にはスポーツ番組を好むということを表す。このプロファイルに応じて、増加若しくは減少命令に応じて提供される番組の順序も時間ごと及び日ごとに異なる。
【００２５】
図４は、本発明に掛かる増減番組選択システム用のフロー図の一例を図示する。このフロー図は、適切な制御機能を実施するために、３１０において、ユーザーからの入力を処理するために用いられるフロー図の一部を形成し得る。３２０において、ユーザーがカテゴリ変更を入力する場合、現在のカテゴリは、３３０において、選択されたカテゴリに設定される。現在のカテゴリ・リスト・ポインタは、現在選択されているカテゴリ・リストにおける現在のエントリを識別するために用いられる。好ましい実施形態において、各カテゴリ・リストは、関連するリスト・ポインタを有し、現在の選択されたカテゴリ・リストのリスト・ポインタは現在のカテゴリ・リスト・ポインタとして用いられる。各リストに対する個別のポインタを維持するために、従前の選択されたカテゴリに対する続く増加若しくは減少は、そのカテゴリにおいて従前に選択された番組に関連する。この好ましい実施形態において、各カテゴリ・リスト・ポインタは、カテゴリ選択が所定期間為されない場合、初期状態へリセットされる。より安価な実施形態において、単一の現在のカテゴリ・リストが採用され、ブロック３４０が削除され得る。
【００２６】
３５０において、ユーザーの入力が増加命令の場合、現在のカテゴリ・リスト・ポインタは、３６０において増加される。即ち、本発明によれば、現在のチャネル番号は従来の増加命令を用いる場合のように増加されない。その代わりに、現在のカテゴリ・リスト・ポインタが増加される。前述のように、減少命令も同様に処理される。カテゴリ・リストは、各カテゴリ内で現在有効な番組数に応じて、様々なサイズを有する。ブロック３７０は、連続した循環するリスト効果を提供するために現在のカテゴリ・リストを調整する。即ち、現在のカテゴリ・リスト・ポインタが現在のリストにおける現在のエントリの終わりを越えて指示する場合、現在のリスト・ポインタは現在のリストの冒頭に設定される。同様に、現在のカテゴリ・リスト・ポインタが現在のリストの冒頭を越えて減少される場合、現在のリストにおける現在のエントリの終わりに設定される。
【００２７】
選択されたチャネル番号は、３８０において、現在のカテゴリ・リストにおける現在のカテゴリ・リスト・ポインタによって示される。このチャネル番号は、３９０において機器へ伝達される。前述のように、チャネル番号が機器に伝達されるとき、番組のタイトルなどのあらゆる補助情報もユーザーに対して表示するために機器若しくはリモコンに伝達される。
【００２８】
図４のフローチャートの一例において、選択されたカテゴリ２６１は、存在するリスト２５１、２５２・・・からの選択として提供される。図５は、別の実施形態の一例を図示する。この実施形態においては、ユーザーが番組増減命令を出す度に、有効なチャネルのすべてからチャネルが選択される。この実施形態例において、カテゴリ選択マスク４３５は、ユーザーのカテゴリ選択を含むために用いられる。例えば、マスク４３５の第一フィールド４３５Ａはコメディ・カテゴリの表示として図示され、第二フィールド４３５Ｂはドラマを表す、など。この表示例４３５Ａ〜４３５Ｄにおいて、０は不選択を表し、１は選択を表し、−１は排除を表す。即ち、このマスク４３５の例における値は、あらゆるコメディ番組４３５Ａ若しくはあらゆる映画４３５Ｄであってしかしスポーツ４３５Ｃに関係のないものの中から選択することをユーザーが希望することを表している。ドラマ４３５Ｂは選択も排除もされていないため、ドラマ的な映画は含まれるが、他方、スポーツ映画は排除される。レーティングフィールド４３５は、複数の選択肢からの選択をエンコードするための多ビット・フィールドを用いるカテゴリの一例である。例えば、エンコーディング０１１は、Ｇ及びＰＧレーティングであって暴力のないものを表し得る。他のエンコーディングは番組のレーティングに関する他の選択を表す。好ましい実施形態においては、ユーザーのレーティングに関する好み及び排除を決定するためにメニュが提供され、４３５Ｒをエンコーディングする適切なマスクが決定されるためにルックアップ表が用いられる。好ましい実施形態において、レーティング・マスク４３５Ｒは、他のすべてのマスクに対して優先され、故にユーザーの希望をレーティング基準以外は満足させる番組は選択された番組として含まれない。
【００２９】
図５において、４１０において、ユーザーの入力が受信され、４２０において、入力がカテゴリ変更であれば、４３０において、カテゴリ選択マスク４３５が更新される。４５０において、ユーザーの入力が増減命令であれば、４６０において、前述のように、現在のカテゴリ選択マスクにおいてエンコードされた選択基準を満たす次の若しくは前の番組が番組ガイドにおいて検索され、４９０において、チャネル番号が決定される。図示されていないが、番組ガイドに対する現在のポインタは維持され、検索４６０は現在のポインタから開始される。好ましい実施形態において、番組ガイドの検索は、現在時刻に対する時間的範囲に制限され、ポインタは、図４に関連して説明したように、所定の時間的範囲内で循環的なリストをもたらす。チャネル番号の決定に基づいて、図１のチャネル・セレクタ１１０は、機器１５０を決定されたチャネル番号に変更するための適切な作動を行う。当業者には明らかなように、複数のカテゴリを含むリストを通じた所定のカテゴリ・マスクに合うエントリのダイナミック検索は、所定のカテゴリ・マスクに合うエントリのみの個別のリストを形成しておいて、その個別のリストからエントリを選択することと機能的に同等である。よって、明白なカテゴリ・リストの利用に関しここに提示された機能は、番組ガイドなどの単一のリスト及び適切なカテゴリ・マスキング処理に適用可能なものとして当業者に認識されるであろう。
【００３０】
前述のように、このリモコン装置の利用は、オンスクリーン情報及びフィードバックを提供することによって更に向上され得る。図６及び７は、「ルック・アヘッド」番組選択可能性をユーザーに提供するオンスクリーン表示の一例を図示する。即ち、番組増減命令に応じて選択される番組についての情報がユーザーに提供される。有効表示スペースに応じて、複数の番組増減命令若しくはカテゴリ変更命令に応じて選択される番組を示すより長い語句の表示も提供され得る。
【００３１】
図６は、本発明に掛かるテキストベースの表示の一例を図示する。図６に図示されたディスプレイ５００は、主画像５０１を表示する。ユーザーが番組若しくはカテゴリを変更させるためにリモコン装置１００を作動させると、テキスト・ウィンドウ５１０、若しくはピクチャー・イン・ピクチャーがディスプレイ５００上に現れる。本発明によれば、ウィンドウ５１０は、番組増加若しくは減少命令それぞれに応じて選択される番組５２１及び５２２の表示を含む。更にこのウィンドウ５１０は、主画像５０１に対応する番組及び現在の選択されたカテゴリ５３０Ｂ内の他の番組の表示を含む。充分に広い表示スペースが提供されると、他のカテゴリ５３０Ａ、５３０Ｃ及び対応する番組も更に表示される。好ましい実施形態において、表示する他のカテゴリの選択は、前述のユーザーの好み、ユーザーの履歴、などに基づく。表示された番組情報５２０〜５２３は、番組名を含み、有効表示スペースに応じて、その長さ、レーティング、エピソード・タイトル、概要、推薦なども含み得る。好ましい実施形態において、ウィンドウ５１０は、現在有効な番組を含む。所定の時間間隔（通常は５分）内に有効な番組も同様である。将来の番組は、現在の番組から区別されるようなマーキングで図示される。この方法において、例えば、ユーザーがある時刻の３分間前にシステムにアクセスしていたとすると、その時刻に開始する番組も現在進行中の番組と同様に選択肢として提供される。別の好ましい実施形態において、番組情報５２０は、ユーザーが番組に関する追加的な情報に例えばインターネット経由でアクセスできるためにハイパー・リンクなどのリンクを含む。
【００３２】
ユーザーが前述の「すべての」カテゴリを選択すると、又はカテゴリ選択をリセットすると、ウィンドウ５１０は、あるとすればレーティング選択に合う有効及びすぐに有効となるすべての番組を提供することは明らかである。ウィンドウ５１０において提示される番組は、ユーザーの好みの順、チャネルの数字順、ランダムな順序、などのどのような順序でも提示され得る。番組がチャネルの数字順に提示されると、本発明のこの態様は、従来の増加及び減少機能を有する従来のリモコン装置を経由して利用され得る。本発明のこの態様の別の実施形態において、番組情報５２０〜５２３は、番組チャネル番号を含み、よってチャネル・アップ及びチャネル・ダウン・ボタンの機能的可能性にかかわらず、数字キーを経由したチャネル選択も可能となる。
【００３３】
図７は、本発明におけるオンスクリーン表示の別の実施形態の一例を図示する。図７の実施形態は、図６の実施形態の機能的可能性をすべて含むが、情報を画像形式で提示するものである。本発明のこの態様によれば、画像６２１、６２２が提示され、矢印６３０Ａ、６３０Ｂによって図示される番組増加若しくは減少命令それぞれに応じて選択される番組を表す。有効表示スペースに応じて、他の画像６２３〜６２５も提供され得る。これらの画像６２１〜６２５は、図３の選択されたリスト２６１における番組エントリ、又は図５のカテゴリ選択マスク４３５に合う番組、に対応する。番組名と同様に画像も利用することで有効な代替物のより素早い認識が可能となり、従来のチャネル選択装置において本質的であった番組名認識への依存を除去できる。図６のように、充分な表示空間が有効であれば、他のカテゴリに対応する画像も提示され得る。画像６２１〜６２５は、静止画でもよく、動画でもよい。静止画は、例えば、現在若しくは従前の番組放送から選択されたキー・フレームでもよく、番組の提供者若しくは番組ガイドの提供者によって提供された画像でもよい。動画は、例えば、現在有効の番組からの生供給でもよく、番組の宣伝に通常用いられる「次のアトラクション（ｃｏｍｉｎｇ ａｔｔｒａｃｔｉｏｎｓ）」でもよい。
【００３４】
テキスト・ウィンドウ５１０及び画像ウィンドウ６１０は図６及び７において主画像５０１に重なるように図示されているにもかかわらず、別の表示手段は当業者には明らかであろう。例えば、主画像５０１のサイズを減少させ、画像若しくはテキストをディスプレイ５００の周辺にバナーとして提供されるようにすることもできる。これらのバナーは、アニメーション化されもよく、双方向でもよく、静止していてもよい。又、テキスト、映像、若しくは音声情報及び他の情報若しくはディスプレイへのリンクを含んでもよい。好ましい実施形態において、表示エリア５００についてバナーのサイズ、内容、及び配置はユーザーによって制御可能である。
【００３５】
以上は単に本発明の原理を例示するものである。よって、ここでは明らかに説明若しくは図示されていないものの、本発明の原理を具体化し、よってその意図及び範囲に含有される多様な変形例は当業者には考え付くであろうことは明らかである。例えば、本発明に掛かるリモコン１００は、「親制御（ｐａｒｅｎｔａｌ ｃｏｎｔｒｏｌ）」装置として設計され得る。このような実施形態において、カテゴリ選択制御器１０５は、キー・スイッチを経由するなどの制限されたアクセスしか持たないように設計される。キーを有する人は、選択されたカテゴリとして、例えば「Ｇレーティング」を選択し、それから子供にリモコン１００をキーなしで提供することができる。この実施形態の別の方法は、２つのリモコン装置を用いることである。一つはカテゴリ選択制御器１０５を含み、他方は増減制御器１０１のみを含む。親は、選択され得る番組を制限するためのカテゴリ選択制御器１０５を有するリモコンを使用し、そのリモコンを安全な場所に置き、増減制御器のみを有する他方のリモコンのみを子供に渡す。選択制御器１０５を「チャイルド・プルーフ」カバー若しくはキャップの背後に配置するなどの他のアクセス制限技術は、当業者には容易に明らかであろう。選択制御器用のオンスクリーン・メニュを使用する前述の実施形態の一例においては、選択された一若しくは複数のカテゴリの権限無き変形を不可能にするためにパスワード保護スキームが採用され得る。
【００３６】
ここに述べた実施形態は、例示的な実施形態として提示されたものであり、本発明の範囲を制限する意図ではない。例えば、従来のチャネル・アップ／ダウン・スイッチは、アップ／ダウン番組選択をするために用いられるものとして説明されている。別の実施形態において、チャネル・アップ／ダウン・スイッチは、従来の機能を維持し、一若しくは複数の追加的なスイッチが増減番組選択のために設けられている。本発明の原理は、ハードウェア、ソフトウェア、若しくは両者の組み合わせにより具体化され得る。例えば、リスト・ビルダー機能は、ソフトウェア・プログラムとして具体化され、カテゴリ選択及びチャネル・スイッチ機能は、ハードウェア同地として具体化され得る。このような構成の選択及び他の実施形態は、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に掛かるリモコンシステムの一例を示す図である。
【図２Ａ】 本発明に掛かるリモコンシステムの別の例を示す図である。
【図２Ｂ】 本発明に掛かるリモコンシステムの別の例を示す図である。
【図２チャネル】 本発明に掛かるリモコンシステムの別の例を示す図である。
【図３】 本発明に掛かる番組選択システムの一例を示す図である。
【図４】 本発明に掛かる番組選択システム用のフロー図の一例を示す図である。
【図５】 本発明に掛かる番組選択システム用のフロー図の別の例を示す図である。
【図６】 本発明に掛かる番組選択システムにおける番組情報表示の一例を示す図である。
【図７】 本発明に掛かる番組選択システムにおける番組情報表示の別の例を示す図である。

Claims (21)

1. 複数のカテゴリから選択されたカテゴリを選択するカテゴリ・セレクタ及び増減命令を伝達する増減制御器を有するリモコンと、
   各番組エントリは番組識別子と番組カテゴリと番組チャネルを有し、複数の該番組エントリを情報源から受信する手段と、
   各カテゴリ・リストは各前記番組エントリの各前記番組カテゴリに基づき前記複数の番組エントリのうちの幾つかの番組エントリを有し、前記複数のカテゴリに対応する複数の該カテゴリ・リストを作成するリスト・ビルダーと、
   前記リモコンと結合され、前記増減制御器に応答して、前記複数のカテゴリ・リストのうちの前記選択されたカテゴリに対応する１つのカテゴリ・リストにアクセスし、該１つのカテゴリ・リスト内の前記番組エントリから次の番組エントリを決定し、該次の番組エントリの番組チャネルに基づいてチャネル番号を決定するチャネル・セレクタと、
   を有するリモコン・システム。
2. 一若しくは複数のユーザーの好みを含むユーザー好み装置を更に有し、
   前記リスト・ビルダーは、更に一若しくは複数のユーザーの好みに基づいて複数のカテゴリ・リストから少なくとも一つのカテゴリ・リストを作成する、
   ことを特徴とする請求項１記載のリモコン・システム。
3. 前記一若しくは複数のユーザーの好みは従前の番組選択の履歴に基づく、
   ことを特徴とする請求項２記載のリモコン・システム。
4. 前記次のエントリに関連する番組識別子を表示する表示装置、
   を更に有する請求項１記載のリモコン・システム。
5. 前記１つのカテゴリ・リストのうちの１又は複数の前記番組エントリに関連する番組識別子を表示する表示装置、
   を更に有する請求項１記載のリモコン・システム。
6. 前記番組識別子は、テキスト・エントリ、画像、映像セグメント、アニメーション、及び他の情報へのリンク、の中の少なくとも一つを含む、
   ことを特徴とする請求項５記載のリモコン・システム。
7. 各番組エントリは、番組時間間隔を更に含み、
   前記表示装置は該番組時間間隔に基づいて前記番組識別子を表示する、
   ことを特徴とする請求項６記載のリモコン・システム。
8. 各番組情報アイテムは番組識別子と１又は複数の関連する番組カテゴリと番組チャネルを有し、該番組情報アイテムはそれぞれ複数の番組に対応し、複数の番組情報アイテムを表示する表示装置と、
   該表示装置に接続され、前記番組カテゴリの１つを選択するセレクタと、該１つの番組カテゴリに従って該表示装置に前記複数の番組情報アイテムを表示させる手段と、該１つの番組カテゴリの中の前記複数の番組情報アイテムの一つに対応する選択番組を表示する手段と、を有する制御装置と、
   該制御装置に動作的に接続され、前記番組番号から該選択番組に対応する選択チャネル番号を決定するチャネル決定器と、
   を有することを特徴とする番組選択システム。
9. 前記番組識別子は、テキスト・エントリ、画像、映像セグメント、アニメーション、及び他の情報へのリンク、の中の少なくとも一つを含む、
   ことを特徴とする請求項８記載の番組選択システム。
10. 一若しくは複数のユーザーの好みを含むユーザー好み装置を更に有し、
    前記表示装置は、更に該一若しくは複数のユーザーの好みに従って前記複数の番組情報アイテムを表示する、
    ことを特徴とする請求項８記載の番組選択システム。
11. 前記一若しくは複数のユーザーの好みは従前の番組選択の履歴に基づく、
    ことを特徴とする請求項１０記載の番組選択システム。
12. 前記チャネル決定器に接続され、該チャネル決定器から前記選択チャネル番号を受信し、該チャネル番号に従って出力を供給する機器、
    を更に有する請求項８記載の番組選択システム。
13. 前記複数の番組情報アイテムのそれぞれは、関連する番組時間間隔を更に含み、
    前記表示装置は前記複数の番組情報アイテムのそれぞれに関連する該番組時間間隔に基づいて前記複数の番組アイテムを表示する、
    ことを特徴とする請求項８記載の番組選択システム。
14. 複数のカテゴリから選択カテゴリを選択する工程と、
    カテゴリ・リストは関連するカテゴリに対応する複数の番組エントリを有し、該複数の番組エントリのそれぞれは番組識別子と番組チャネルを有し、前記複数のカテゴリの各カテゴリに関連するカテゴリ・リストを作成する工程と、
    ユーザーから増減命令を受信する工程と、
    該増減命令に応じて、前記選択カテゴリに関連する前記複数の番組エントリから次の番組エントリを決定し、前記番組チャネルから該次の番組エントリに関連するチャネル番号を決定する工程と、
    を有する番組を増減させてスキャンする方法。
15. 一若しくは複数のユーザーの好みを特定する工程、
    を更に有し、
    少なくとも一つのカテゴリの前記カテゴリ・リストを作成する工程は、一若しくは複数のユーザーの好みに更に基づく、
    ことを特徴とする請求項１４記載の方法。
16. 前記一若しくは複数のユーザーの好みを特定する工程は、
    ユーザーの選択の履歴を作成する工程と、
    該ユーザーの選択の履歴に従って、前記一若しくは複数のユーザーの好みを特定する工程と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項１５記載の方法。
17. 各番組エントリは番組識別子と番組カテゴリと番組チャネルとを有し、情報源から受信した番組情報に基づき複数の該番組エントリを受信する工程と、
    複数のカテゴリから選択カテゴリを選択する工程と、
    ユーザーから増減命令を受信する工程と、
    該増減命令に応じて、前記複数の番組エントリから、前記選択カテゴリと一致する番組カテゴリに関連する次の番組エントリを決定する工程と、
    該次の番組エントリに関連する番組チャネルに基づきチャネル番号を決定する工程と、
    を有する番組を増減させてスキャンする方法。
18. 各前記番組エントリは、補助情報を有し、
    当該方法は、
    前記次の番組エントリからの補助情報を表示する工程、
    を更に有する請求項１７記載の方法。
19. 各前記番組エントリは、補助情報を有し、
    当該方法は、
    前記複数の番組エントリのうちの１又は複数の番組エントリに関連する補助情報を表示する工程、
    を更に有する請求項１７記載の方法。
20. 前記補助情報は、テキスト・エントリ、画像、映像セグメント、アニメーション、及び他の情報へのリンク、の中の少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする請求項１９記載の方法。
21. 各前記番組エントリは、番組時間間隔を有し、
    前記補助情報を表示する工程は、前記複数の番組エントリのうちの１又は複数の番組エントリに関連する該番組時間間隔に基づく、
    ことを特徴とする請求項１７記載の方法。

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