JP2000172394A - ユ―ザインタフェ―ス装置及び放送受信装置 - Google Patents

ユ―ザインタフェ―ス装置及び放送受信装置

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JP2000172394A
JP2000172394A JP5771199A JP5771199A JP2000172394A JP 2000172394 A JP2000172394 A JP 2000172394A JP 5771199 A JP5771199 A JP 5771199A JP 5771199 A JP5771199 A JP 5771199A JP 2000172394 A JP2000172394 A JP 2000172394A
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昇 勝田
Toshiaki Mori
敏昭 森
Koji Kawada
浩嗣 河田
Toshihiko Kurosaki
敏彦 黒崎
Yoshiaki Kushiki
好明 櫛木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/78Television signal recording using magnetic recording
    • H04N5/782Television signal recording using magnetic recording on tape

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家電機器又はパーソナルコンピュータから、
ユーザが容易に所望の機能を指定することができる確率
を高めるユーザインタフェース装置等を提供する。 【解決手段】 機器に対してのユーザ操作を受け付け、
ユーザ操作に応じて各種動作の実行指示を機器に通知す
るユーザインタフェース装置は、複数の補助メニュー項
目情報1820の中から、ユーザの過去の操作等に関す
る補助メニュー項目表示条件1824を満たす補助メニ
ュー項目情報を特定し、この情報に示されるメニュー項
目をモニタに表示する。即ち、補助メニュー項目情報を
用いてユーザが実行を望むであろう動作を予測し、予測
した動作のいずれかをユーザに指定させるためのユーザ
インタフェースを提供し、ユーザによる指定を受け付
け、ユーザに指定された動作の実行指示を機器に通知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電機器やパーソ
ナルコンピュータ等のユーザインタフェース、及びユー
ザインタフェースを有する放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ、ビデオ、エアコンその他の家電
機器は、ユーザの操作を受け付けるために、機器本体に
ボタン等を備えており、また、リモコンを備えるものも
ある。機器本体又はリモコンに配されたボタン等は、通
常、それぞれが家電機器の1つの機能に対応しており、
それぞれのボタンにはその機能の内容を示す文字又は記
号等が付されている。従って、ユーザは、ボタンを操作
することにより、目的とする動作を家電機器に実行させ
ることができる。
【0003】ところで、近年、ユーザの利用目的の多様
化に対応し、またユーザにとって一層便利な複合的な機
能を提供する等のため、家電機器の多機能化が進む傾向
が見受けられる。この機器の多機能化に伴い、機器本体
又はリモコンに配されたボタン数が増加すると、リモコ
ンの大きさが大きくなりユーザにとって持ちにくくなっ
たり、また、ユーザが使用したい機能のボタンの位置を
見出すのが困難になってしまったりするという問題が生
じる。
【0004】この問題を解決するものとして、多機能の
家電機器の中には、ソフトウェアで実現された操作パネ
ルを備えるものも商品化されている。この操作パネル
は、家電機器に画像表示部を設けて、或いは家電機器の
画像出力先であるモニタ等を画像表示部として用い、そ
の画像表示部にソフトウェアの制御によりボタン画像等
を描画したグラフィカルユーザインタフェースである。
ユーザは、リモコン等を操作してその画像表示部上の位
置を指定することにより、その画像表示部に表示された
ボタン画像の選択操作を行う。なお、ここでボタン画像
とは、ボタンと同等の機能をもつ画像をいう。
【0005】また、この操作パネルは、多数の機能それ
ぞれに対応するボタン画像を、階層的なメニューを構成
するように体系化して表示するものであるため、画像表
示部の解像度等の制約上、一度に表示できるボタン画像
の数が限定されていても、全ての機能をユーザに選択さ
せることを可能とする。ここで、メニューとは、画像表
示部に表示された複数のボタン画像等の全体をいう。
【0006】即ち、操作パネルを実現するソフトウェア
は、多数の機能それぞれを木構造に体系化し、これに基
づいて階層的なメニューを表示することとなるようにそ
れぞれのボタン画像を画像表示部に表示する。従って、
例えば、ユーザが体系的に下位にあたる機能を選択する
ことを目的とする場合には、ユーザは、画像表示部に表
示されたボタン画像のうち目的とする機能より上位の機
能に対応するボタン画像を選択することを、目的とする
機能に対応するボタン画像が表示されるまで繰り返すこ
とにより画面を遷移させることにより、最終的に目的と
する機能に対応するボタン画像を選択することができ
る。
【0007】図34は、階層的メニューを表示する操作
パネルを備える従来の家電機器の例であるビデオシステ
ム9000を示す図である。ビデオシステム9000
は、ビデオ録画再生装置9100と、モニタ9200
と、リモコン9300とで構成される。ここで、ビデオ
録画再生装置9100は、ビデオの録画、再生、テレビ
表示等の機能を有し、リモコン9300から送出される
信号を検出してこれに応じて各機能を実行し、また、操
作パネルをモニタ9200に表示するための信号、ビデ
オ再生及びテレビ表示のためのTV信号をモニタ920
0に出力する。
【0008】モニタ9200の画像表示部に描かれる操
作パネル9210は、ビデオ録画再生装置9100内部
のソフトウェアで実現されるものであり、カーソル92
11、「再生」と描画されたボタン画像9212、「録
画予約」と描画されたボタン画像9213、「録画」と
描画されたボタン画像9214、「TV」と描画された
ボタン画像9215、「設定」と描画されたボタン画像
9216を表示する。
【0009】リモコン9300は、ユーザの操作を受け
付けてビデオ録画再生装置9100にその操作を示す信
号を送出するものであり、操作パネル9210に表示さ
れたカーソル9211を上下左右に動かすためのリモコ
ンボタン9310、9320、9330、9340と、
カーソル9211が指し示しているボタン画像の選択を
決定するためのリモコンボタン9350を有する。例え
ば、ユーザがリモコンボタン9330を押下すれば、カ
ーソル9211は下に移動する。
【0010】図35は、操作パネル9210にボタン画
像として表示した機能項目の階層構造を示す図である。
同図に示すように、それぞれの機能項目は木構造を構成
するように関連しており、例えば「検索して再生」とい
う機能項目は、「再生」という機能項目の配下に位置づ
けられている。
【0011】ユーザにより操作パネル9210のいずれ
かのボタン画像が選択された場合には、操作パネル92
10は、図35に示す階層構造に基づいて、表示内容を
変化させる。このビデオシステム9000に対して、テ
レビの表示を行わせたい場合のユーザの操作は次のよう
になる。
【0012】まず、図34に示す状態の操作パネル92
10を見て、ユーザは、リモコンボタン9340を押下
する。この操作に対応して操作パネル9210上のカー
ソル9211は、右に移動し、「TV」と描画されたボ
タン画像9215を指し示す。次に、ユーザは、リモコ
ンボタン9350を押下する。これにより、ボタン画像
9215が選択されたことになり、テレビの表示が行わ
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
階層的メニューを表示する操作パネルを備える従来の家
電機器には、機能についての階層的な体系を十分把握し
ていないユーザにとって、所望の機能が体系の下位に位
置する場合にその機能を選択することが困難となるとい
う問題がある。
【0014】また、家電機器にユーザの利便性を図るた
めに複合的な機能や特殊な機能を設けた場合には、その
複合的機能や特殊機能を、ユーザにとってわかりやすく
階層的なメニューに位置づけることさえ難しい場合もあ
り、このような場合にその複合的機能や特殊機能を無理
に階層的メニューに位置づけると、その階層的メニュー
の示す機能体系は一層複雑となるため、ユーザにとって
機能体系を完全に把握することは困難となり、上記の問
題は一層顕著になる。
【0015】例えば、従来技術に示したビデオシステム
9000と同様の上位メニューを持ち(図34参照)、
「再生が完了した番組の情報を削除する」という複合的
機能を有する機器があった場合、その機能が、メニュー
体系のどこに位置づけられているかはユーザにとっては
把握しにくい。また、「ユーザの好みに合う番組に受信
を切り替える」というような特殊機能は、通常のメニュ
ー体系には位置づけにくく、無理に位置づけてもユーザ
にとって把握できないものとなってしまう。
【0016】なお、上述の問題は、多機能を有するパー
ソナルコンピュータにおいても同様に問題となる。そこ
で、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもの
であって、家電機器又はパーソナルコンピュータから、
ユーザが容易に所望の機能を指定することができる確率
を高めるユーザインタフェース装置を提供することを第
1の目的とする。
【0017】また、特定の特殊機能の実行を必要時にユ
ーザに提案するユーザインタフェース装置を提供するこ
と、及び当該ユーザインタフェース装置を備えた放送受
信装置を提供することを第2の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成た
めに、本発明に係るユーザインタフェース装置は、機器
に対してのユーザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じて
各種動作の実行指示を前記機器に通知するユーザインタ
フェース装置であって、ユーザが実行を望むであろう1
以上の動作を予測する予測手段と、前記予測手段により
ユーザが実行を望むであろうと予測された1以上の前記
動作について、そのいずれかの動作をユーザに指定させ
るためのユーザインタフェースを提供し、ユーザによる
指定を受け付けるユーザインタフェース手段と、前記ユ
ーザインタフェース手段により受け付けられたユーザの
指定に係る動作についての実行指示を前記機器に通知す
る通知手段とを備えることを特徴とする。
【0019】上記構成により、本発明に係るユーザイン
タフェース装置を備えるシステムは、ユーザの所望する
機能動作を予測するため、ユーザは所望の機能動作の実
行指示を簡易に行える確率が高まる。ユーザは、深い階
層の階層メニューから所望の機能動作を探し出さなくて
も、予測された機能動作については単に指定するだけで
当該機能動作の実行ができるようなユーザインタフェー
スが提供されるので、実行指示が容易となる。なお、こ
こで、予測とは、例えば機器の状態、ユーザが入力した
情報等に基づいて、ユーザにより直接的に指示されてい
ない機能動作を特定することをいう。
【0020】さらに、本発明に係るユーザインタフェー
ス装置によれば、例えば、システム資源の多少不足気味
となった状態においてユーザにその資源解放につながる
機能動作の実行指示を推奨するような、必ずしも即時実
行が必要ではないが実行の意義はあるといった機能動作
の実行指示の推奨も可能となる。従って、ユーザがその
時点では自覚はしていないが推奨されれば所望するよう
な機能動作の実行指示をも、ユーザに容易に行わせるこ
とができる。
【0021】上記第2の目的を達成するために、本発明
に係る放送受信装置は、受信した番組の画像をモニタに
表示する放送受信装置であって、指示を受けて、当該指
示に応じて自装置内各部を制御し各種動作を実行させる
実行制御手段と、自装置のユーザに特有な情報であるユ
ーザ情報を格納するユーザ情報格納手段と、自装置の状
態が所定状態になった後、前記ユーザ情報格納手段に格
納されている前記ユーザ情報に基づき、ユーザが実行を
望むであろうと予測される1以上の動作について、当該
動作の実行をユーザに指定させるための画像を前記モニ
タに表示して、ユーザによる指定を受け付けるユーザイ
ンタフェース手段と、前記ユーザインタフェース手段に
より受け付けられたユーザの指定に係る動作の実行指示
を前記実行制御手段に与える通知手段とを備えることを
特徴とする。
【0022】上記構成により、本発明に係る放送受信装
置は、ユーザ特有の事情等に基づいてユーザが所望する
であろう動作を予測し、予測した推奨動作を指定するた
めのボタン画像等をモニタに表示するものであるため、
ユーザが当該ボタン画像等をリモコン等の入力装置を介
して押下することにより簡単に放送受信装置に推奨動作
を行わせることができるようになる。従って、本発明
は、一般的な動作ではなく、当該放送受信装置のユーザ
に専用の推奨動作を指定させるためのユーザインタフェ
ースを提供するものであり、これにより第2の目的を達
成する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。 <実施の形態1>以下、本発明の実施の形態1に係るユ
ーザインタフェース装置について、図1から図13を用
いて説明する。
【0024】<構成>図1は、本発明の実施の形態1に
係るユーザインタフェース装置を備えるデジタル放送受
信システム1000の構成図である。デジタル放送受信
システム1000は、録画再生装置1100と、画像を
表示するモニタ1200と、ユーザ操作を受け付けて録
画再生装置1100に伝えるリモコン1300とにより
構成される。
【0025】録画再生装置1100は、赤外線受光部を
有し、これにより、ユーザ操作に基づきリモコン130
0から送出される信号を検出し、このユーザ操作に対応
して、デジタル放送の放送番組を受信し録画する機能
や、録画した番組を再生する機能等を実行し、モニタ1
200には、番組の再生画像や機能選択用のメニューを
表示するための画像を出力するものであり、制御部11
10と、記録部1120と、放送受信用アンテナ113
0と、受信部1140と、符号化部1150と、再生部
1160と、出力部1170とを備える。
【0026】ここで、制御部1110は、CPUと、メ
モリその他の記憶部とを有し、リモコン1300から送
出される信号に従って、録画再生装置1100の各部の
動作を制御する実行制御機能を実現するものであり、記
憶部にはそのような制御のためのプログラムが格納され
ている。例えば、制御部1110は、受信部1140が
受信した情報のうち電子番組ガイド(EPG:Elec
tric Program Guide、以下、番組表
という。)の情報を受け取り、これに基づいて番組表の
画像を出力部1170を介してモニタ1200に出力す
ることや、ユーザに指示されたチャンネルの番組を受信
部1140に受信させること、番組検索、検索後の視聴
予約、視聴履歴の記録、アンテナの受信状態テスト等の
制御を行う。
【0027】なお、番組表は、放送時刻情報を含む番組
識別子と、番組名と、ジャンルと、サブジャンルと、番
組属性と、出演者と、番組内容説明等の情報を含んでお
り、1時間毎に1週間分の番組の情報が送られてくる。
ジャンルは、例えばスポーツ等であり、サブジャンルは
例えばサッカーや野球等であり、番組属性は、例えば連
続番組か否か等を意味する。
【0028】また、制御部1110は、ユーザインタフ
ェース制御機能を実現するものであり、ユーザに機能を
選択させるためのグラフィカルユーザインタフェースで
あるメニューをモニタ1200に表示するため、メニュ
ーの画像を出力部1170に渡す。なお、メニューは、
複数のボタン画像とカーソルで構成され、このメニュー
には、一定の階層をもつ基本メニューと、特定の状況に
おいてのみ表示される補助メニューとが含まれる。ここ
で、ボタン画像は、従来技術において説明したボタン画
像と同様に、録画再生装置1100の機能を示す文字列
を描画した画像をいう。
【0029】記録部1120は、ハードディスク或いは
DVD−RAM等を有し、大容量の画像データを格納す
ることができる。受信部1140は、チューナ、MPE
G(Motion Picture Expert G
roup)のシステムストリームデコーダ、MPEGの
映像及びオーディオデコーダ等を含み、放送受信用アン
テナ1130を介してデジタル放送番組を受信し復調
し、ユーザの指示に応じた番組をパケット分離してデコ
ードするものであり、各種番組の受信に加えて番組表を
も受信可能なものである。
【0030】符号化部1150は、画像を圧縮符号化す
るものであり、再生部1160は、記録部1120に記
録している番組を再生するものである。出力部1170
は、再生部1160及び制御部1110から画像を表示
するためのデータを渡されると、これらを必要に応じて
合成して、TV信号としてモニタ1200に出力するも
のである。
【0031】リモコン1300は、録画再生装置110
0の電源をON・OFFする意味の電源ボタン1310
と、モニタ1200にグラフィカルユーザインタフェー
スとしての機能選択用の基本メニューを表示させる意味
のメニューボタン1320と、モニタ1200に表示さ
れるカーソルを移動させるためのカーソル移動ボタン1
330、1340、1350、1360と、ボタン画像
の選択を決定するための決定ボタン1370と、補助メ
ニュー操作用ボタン1380とを有し、ユーザにいずれ
かのボタンが押下された場合に録画再生装置1100
に、押下されたボタンを識別するための信号を送出す
る。
【0032】補助メニュー操作用ボタン1380は、補
助メニューを操作するための専用のボタンであり、補助
メニュー内に表示されたボタン画像を選択するための専
用のカーソルを移動するための補助カーソル移動ボタン
1382、1383と、ボタン画像の選択を決定するた
めの補助決定ボタン1381とからなる。以下、実行制
御機能とユーザインタフェース制御機能とを実現する制
御部1110の機能構成について説明する。
【0033】図2は、制御部1110の機能ブロック図
である。制御部1110の実行制御機能及びユーザイン
タフェース制御機能は、操作受付部1411と、実行指
示・機器状態情報記憶部1412と、機能実行制御部1
413と、画像データ記憶部1414と、補助メニュー
表示タイミング制御部1415と、補助メニュー項目決
定部1416と、補助メニュー項目情報記憶部1417
と、補助メニュー制御部1418と、補助メニュー操作
受付部1419と、補助メニュー表示部1420とによ
り実現される。
【0034】画像データ記憶部1414は、基本メニュ
ー、補助メニュー及び機能を実行するために必要な設定
情報をユーザから受け付けるための画面を表示するため
の画像データを予め記憶している。操作受付部1411
は、リモコン1300から送出された信号を検出して、
後述する実行指示・機器状態情報記憶部1412に格納
されている基本メニュー表示制御情報を参照することに
より、ユーザの操作に応じてカーソルの表示を移動させ
るように機能実行制御部1413に通知し、ユーザが1
つのボタン画像を選択した場合には、そのボタン画像に
対応して実行指示・機器状態情報記憶部1412に後述
する実行制御情報を格納する。
【0035】機能実行制御部1413は、実行指示・機
器状態情報記憶部1412を参照することにより、ユー
ザの指示を解読して必要に応じて録画再生装置1100
の各部を制御してユーザの指示に対応する機能を実行す
るとともに、実行指示・機器状態情報記憶部1412に
記憶されている情報の更新も行う。また、機能実行制御
部1413は、必要に応じて画像データ記憶部1414
に格納されている画像データを参照して基本メニューや
機能を実行するために必要な設定情報をユーザから受け
付けるための画面の画像を出力部1170に渡す。
【0036】ここで、実行指示・機器状態情報記憶部1
412の記憶内容について図3、図4を用いて説明す
る。図3は、実行指示・機器状態情報記憶部1412の
記憶するデータを示す図であり、図4は、実行指示・機
器状態情報記憶部1412に記憶されている基本メニュ
ー表示制御情報に含まれる基本メニュー階層構造情報を
示す図である。
【0037】図3に示すように、実行指示・機器状態情
報記憶部1412は、基本メニュー表示制御情報と、機
器状態情報と、実行指示情報及び実行管理情報からなる
実行制御情報を格納するものである。基本メニュー表示
制御情報は、予め記憶している基本メニュー階層構造情
報(図4参照)と、操作受付部1411により更新され
る情報であってカーソルがメニュー中のどの項目を指し
ているかを保持する情報とからなる。
【0038】機器状態情報は、空きディスク容量を示す
情報と、記録部1120のディスクのうち現在選択され
ているディスクがいずれであるかを示すデフォルトディ
スク情報と、録画画質に関する情報とを含んでおり、機
能実行制御部1413により参照、更新される。実行制
御情報は、操作受付部1411又は補助メニュー制御部
1418により格納されるものであり、機能実行制御部
1413により参照及び更新されるものである。
【0039】実行制御情報中の実行指示情報は、ユーザ
の操作に基づいて値の定まる情報であって、録画再生装
置1100の各機能の実行に必要な情報であり、大項
目、中項目、小項目、設定1、設定2、設定3、対象
1、属性1、対象2、属性2、サブコマンドからなる。
但し、サブコマンドは、即時実行すべき機能を記述した
命令記述であって、設定1から属性2までの情報のいず
れかがサブコマンドの実行によって定まる場合のみに必
要となる。
【0040】ここで、大項目、中項目、小項目は、基本
メニューの階層に従って実行すべき機能を大、中、小項
目に分類してその機能を識別するために予め定めてある
値をユーザの選択操作に基づいて格納されるものであ
る。また、設定1、設定2、設定3は、それぞれ大項
目、中項目、小項目に対応する設定情報であり、対象1
及び対象2は実行すべき機能の目的物を示す情報であ
り、属性1及び属性2は、それぞれ対象1、対象2につ
いての性質等を示す情報である。
【0041】実行制御情報中の実行管理情報は、上述の
実行指示情報と対となり、実行指示情報で示される機能
の実行について、現在どのような動作段階にあるかを示
すものであり、「未解読」、「実行待ち」、「実行
中」、「実行済」のうちいずれかを示す値を有する。こ
こで、未解読とは、実行指示情報の解読がなされていな
いという意味を示す。
【0042】なお、このような実行制御情報は、実行指
示・機器状態情報記憶部1412中に複数格納すること
もできる。また、実行制御情報のうち実行管理情報が実
行済となっているものについては、機能実行制御部14
13が、所定数を超えたときに最も過去に実行済となっ
たものを削除する。図5は、実行指示・機器状態情報記
憶部1412の記憶するデータの一例を示す図である。
【0043】同図は、基本メニュー表示制御情報以外の
情報についての例を示しており、実行制御情報が1つだ
け格納されている状態を示している。この例において
は、実行指示情報の大項目は「録画予約」、中項目は
「検索して予約」、小項目は「番組表から検索」、設定
1は「高画質」、設定2は「なし」、設定3は「な
し」、対象1は「□○××・・・・録画すべき日時
等」、属性1は「ドラマ」、対象2は「ディスク1」、
属性2は「なし」であり、サブコマンドは設定されてお
らず、実行管理情報は「実行待ち」であり、機器状態情
報の空きディスク容量は「10GByte」、デフォル
トディスク情報は「ディスク1」、録画画質は「高画
質」である。なお、「録画予約」等の値は実際はバイナ
リコードであるが、説明のために文字で表現している。
【0044】以下、再び制御部1110の機能を実現す
る各部の説明に戻る。補助メニュー表示タイミング制御
部1415は、機能実行制御部1413から、ユーザの
操作による指示に対応する機能が実行待ちとなった場合
や実行終了した場合に通知を受け、これらの通知の時と
関連したタイミングで補助メニュー項目決定部1416
に補助メニューを構成する項目の決定動作を開始させる
べく指示を出す機能を有する。
【0045】補助メニュー項目決定部1416は、補助
メニューを構成する項目の決定を行う機能を有し、機能
実行制御部1413に対し実行指示・機器状態情報記憶
部1412内の機器状態情報を更新するよう指示を出
し、実行指示・機器状態情報記憶部1412と補助メニ
ュー項目情報記憶部1417とを参照することにより、
補助メニューを構成する補助メニュー項目を決定し、決
定した補助メニュー項目を補助メニュー制御部1418
に通知するものである。
【0046】なお、補助メニュー項目決定部1416
は、補助メニューを構成する補助メニュー項目を5つ以
下で可能な限り多く決定する。従って、補助メニューは
最大5つの補助メニュー項目から構成されることにな
る。補助メニュー表示部1420は、補助メニュー制御
部1418の指示を受けて補助メニューをモニタ120
0に表示するために必要な画像を、画像データ記憶部1
414を参照することにより得て出力部1170に渡す
ものである。
【0047】補助メニュー操作受付部1419は、ユー
ザによる補助メニュー操作用ボタン1380の操作を検
出して補助メニュー制御部1418に伝えるものであ
る。補助メニュー制御部1418は、補助メニュー表示
部1420に対して、補助メニュー項目決定部1416
から通知された項目からなる補助メニューを表示するよ
うに指示を出し、補助メニュー操作受付部1419から
伝えられたユーザによる操作に基づいて、カーソルを移
動する旨の指示を補助メニュー表示部1420に出し、
ユーザによる操作が補助メニュー中のボタン画像の選択
であったならば、ユーザに選択されたボタン画像に対応
する録画再生装置1100の機能を実行するための実行
制御情報を実行指示・機器状態情報記憶部1412に格
納する。
【0048】ここで、補助メニュー項目情報記憶部14
17に記憶しているデータについて説明する。図6は、
補助メニュー項目情報記憶部1417の記憶するデータ
を示す図である。同図に示すように、補助メニュー項目
情報記憶部1417は、補助メニューを構成する項目と
なりうるものとして予め定めてある複数の項目毎に、そ
の補助メニュー項目の表示制御に必要な補助メニュー項
目情報を予め記憶している。
【0049】補助メニュー項目情報は、補助メニュー項
目決定部1416及び補助メニュー制御部1418から
参照される情報であり、補助メニュー項目名と、補助メ
ニュー実行指示情報と、補助メニュー項目優先度と、補
助メニュー項目表示条件とを含んで構成されている。補
助メニュー項目名は、補助メニューのボタン画像に描か
れるべき文字列であり、ユーザによりそのボタン画像が
選択された場合に実行される録画再生装置1100の機
能の内容を示すものである。
【0050】補助メニュー実行指示情報は、これに対応
する補助メニュー項目のボタン画像がユーザから選択さ
れた場合に、録画再生装置1100に実行させる機能に
関する実行を指示する情報であり、上述した実行指示・
機器状態情報記憶部1412に格納される実行指示情報
と同様の内容を示すものである。補助メニュー項目表示
条件は、これに対応する補助メニュー項目を表示するた
めの条件に関する情報であり、この条件は、実行指示・
機器状態情報記憶部1412に格納されている実行制御
情報及び機器状態情報の内容についての条件である。
【0051】補助メニュー項目優先度は、これに対応す
る補助メニュー項目を、補助メニューとして表示するか
否かを補助メニュー項目決定部1416が決定する際に
参照する情報であり、優先度が高いものほど優先的に補
助メニューとして表示されることになる。図7及び図8
は、補助メニュー項目情報記憶部1417に記憶されて
いる補助メニュー項目情報の例を示す図である。
【0052】図7に示す補助メニュー項目情報1810
において補助メニュー項目名は「再生済ファイルの削
除」という文字列データであり、補助メニュー実行指示
情報の大項目は「設定」、中項目は「ファイル削除」、
小項目は「再生済ファイルの削除」、設定1と設定2と
設定3と対象1と属性1と対象2と属性2は「なし」で
あり、補助メニュー項目優先度は「1」であり、補助メ
ニュー項目表示条件は「大項目==再生,実行管理情報
==実行済,空きディスク容量<2GByte」であ
る。
【0053】ここで、==は等価を示しており、また、
補助メニュー項目名以外のデータはバイナリデータであ
るが説明のために文字で表現している。この補助メニュ
ー項目情報1810は、再生の実行が終了した状態であ
り、かつ、空きディスク容量が2GByte未満となっ
ていれば「再生済ファイルの削除」という項目を補助メ
ニューに表示することができるという意味をもった情報
である。
【0054】図8に示す補助メニュー項目情報1820
において補助メニュー項目名は「次回放送分の録画予
約」という文字列データであり、補助メニュー実行指示
情報の大項目は「録画予約」、中項目は「検索して予
約」、小項目は「番組表から検索」、設定1は「get
mode」、設定2と設定3とは「なし」、対象1は
「search」、属性1は「なし」、対象2は「ge
tdisk」、属性2は「なし」であり、サブコマンド
は「getmode,search(?対象1,EP
G,NEXT),getdisk(default)」
であり、補助メニュー項目優先度は「2」であり、補助
メニュー項目表示条件は「(大項目==録画予約,実行
管理情報==実行待ちor実行済)or(大項目==再
生,実行管理情報==実行済)」である。
【0055】ここで、サブコマンドには、大項目から属
性2までの情報を補うために即時実行すべき機能が記述
されており、getmodeは、設定済みの録画画質を
得る機能であり、search(?対象1,EPG,N
EXT)は、?対象1で示される番組の次回放送分につ
いての番組情報をデジタル放送の番組表から検索する機
能であり、getdisk(default)はデフォ
ルトディスク情報を得る機能である。なお、?対象1
は、補助メニュー項目決定部1416によって、実行指
示・機器状態情報記憶部1412の内容が補助メニュー
項目表示条件に合致したと判断された場合に、その合致
した条件に係る実行指示情報の対象1の値をコピーした
ものとなる。
【0056】この補助メニュー項目情報1820は、録
画予約が実行待ち或いは実行済の状態、又は再生が実行
済の状態であれば「次回放送分の録画予約」という項目
を補助メニューに表示することができるという意味をも
った情報である。 <動作>以下、上述の構成を備えるデジタル放送受信シ
ステム1000の動作について説明する。
【0057】録画再生装置1100は、制御部1110
の制御の下で、デジタル放送の録画や再生等を実行す
る。録画再生装置1100の録画動作は、番組等の情報
が多重化されて放送された電波を放送受信用アンテナ1
130を介して受信部1140が受信し、必要な番組の
情報を抽出して符号化部1150で圧縮符号化して記録
部1120に格納することで行われる。
【0058】また、録画再生装置1100の再生動作
は、記録部1120に格納されている番組の情報を再生
部1160が取り込み出力部1170を介してモニタ1
200に出力することで行われる。制御部1110は、
基本メニューやこれに続くユーザ入力用の画面を表示す
ることにより、ユーザの指示を受け付け、これに従って
録画や再生等の各機能を実行する他に、ユーザが次に望
む機能が何であるかを予測して、補助メニューという形
で、ユーザにその機能を選択させるためのユーザインタ
フェースを提供する。ここで、予測とは、ユーザにより
直接的に指示されていない機能動作を特定することをい
う。
【0059】以下、ユーザの操作を受けて、録画再生装
置1100に上記の録画や再生等の各機能動作をさせ、
また補助メニューを表示する制御部1110の動作を中
心に、デジタル放送受信システム1000の動作を詳細
に説明する。なお、以下の説明では、まず、ユーザがあ
るドラマ番組の録画予約をしたいという状況を想定す
る。
【0060】ユーザがリモコン1300のメニューボタ
ン1320を押下すると、リモコン1300はその旨を
通知する信号を送出し、制御部1110の操作受付部1
411はこれを検出して、機能実行制御部1413に基
本メニューの表示を要求する。これを受けて機能実行制
御部1413は、画像データ記憶部1414に格納され
ている画像データを用いて、出力部1170に基本メニ
ューを表示すべき画像を渡す。
【0061】この結果、出力部1170はモニタ120
0にTV信号を出力して、モニタ1200には基本メニ
ューが表示される。モニタ1200に基本メニューが表
示された後、ユーザがリモコン1300のカーソル移動
ボタン1350を押下すると、リモコン1300はその
旨を通知する信号を送出し、制御部1110の操作受付
部1411はこれを検出して、実行指示・機器状態情報
記憶部1412に格納している基本メニュー表示制御情
報中のカーソル位置を保持する情報を更新し、機能実行
制御部1413にカーソルの移動を指示する。
【0062】これを受けて機能実行制御部1413は、
カーソルを下に移動した画像を、出力部1170を介し
てモニタ1200に表示する。この結果、モニタ120
0は、図9の画面状態2010に示すような基本メニュ
ーを表示した状態となる。図9は、ユーザの操作に対応
したモニタ1200の画面の遷移を示す図である。
【0063】モニタ1200の画面が画面状態2010
となった後、ユーザがリモコン1300の決定ボタン1
370を押下すると、リモコン1300はその旨を通知
する信号を送出し、制御部1110の操作受付部141
1はこれを検出し、実行指示・機器状態情報記憶部14
12に格納されている基本メニュー表示制御情報を参照
して、ユーザに選択されたカーソル位置の示す「録画予
約」の下位の階層の機能項目(図4参照)を表示するよ
う機能実行制御部1413に要求する。
【0064】これを受けて機能実行制御部1413は、
画像データ記憶部1414に格納されている画像データ
を用いて、出力部1170を介してモニタ1200に画
面状態2020に示すような基本メニューを表示する。
以下、同様にユーザはリモコン1300の決定ボタン1
370を押下すると、モニタ1200には「検索して予
約」の下位の階層の機能項目(図4参照)が表示され、
さらにユーザがカーソル移動ボタン1350を押下する
と、モニタ1200に表示される画面は、画面状態20
30に示すような状態になる。
【0065】この状態において、ユーザがさらにリモコ
ン1300の決定ボタン1370を押下すると、操作受
付部1411は、上述と同様にリモコン1300から送
出される信号を検出し、実行指示・機器状態情報記憶部
1412に格納されている基本メニュー表示制御情報を
参照して、実行指示・機器状態情報記憶部1412に、
1つの実行制御情報を格納する。
【0066】ここで、操作受付部1411が実行指示・
機器状態情報記憶部1412に格納した実行制御情報
(図3参照)は、実行指示情報の大項目が「録画予
約」、中項目が「検索して予約」、小項目が「番組表か
ら検索」であり、実行管理情報は「未解読」であり、他
の項目は全て「なし」を示す値とされたものである。操
作受付部1411によって実行指示・機器状態情報記憶
部1412に格納された実行制御情報は、機能実行制御
部1413によって解読される。
【0067】ここで、実行制御情報に関連した機能実行
制御部1413の動作について説明する。図10は、実
行制御情報に関連した機能実行制御部1413の動作を
示すフローチャートである。なお、機能実行制御部14
13は、同図のフローチャートに示す動作を行うが、こ
の他の動作も同図のフローチャートに示す動作と並列的
に行うことができる。
【0068】機能実行制御部1413は、実行指示・機
器状態情報記憶部1412に実行制御情報が1つ以上格
納されている場合に、その1つについて着目し(ステッ
プS101)、実行制御情報中の実行管理情報が「未解
読」であるかどうか判断する(ステップS102)。実
行管理情報が「未解読」である場合、機能実行制御部1
413は、実行制御情報中の実行指示情報にサブコマン
ドがあるかどうかを判断し(ステップS107)、サブ
コマンドがあれば、そのサブコマンドに基づいて機能を
実行し、その実行指示情報を更新する(ステップS10
8)。
【0069】サブコマンドについての処理(ステップS
107、S108)の後、機能実行制御部1413は、
実行制御情報中の実行指示情報が不完全であって、この
実行指示情報を完全なものとするためにはユーザによる
指示を必要とするものであるかを判断する(ステップS
103)。機能実行制御部1413は、この判断のため
に例えば実行指示情報の設定1に「なし」以外の値が設
定されていないことや、実行指示情報の大項目、中項
目、小項目の内容等を用いる。
【0070】ステップS103においてユーザによる指
示を必要とすると判断した場合は、機能実行制御部14
13は、ユーザの操作を促すべく画像データ記憶部14
14や受信部1140から、実行指示情報により特定さ
れる機能に必要な画像のデータを取得して、出力部11
70を介してモニタ1200に入力用の画面を表示し、
操作受付部1411を介してユーザの入力した情報を取
得する(ステップS104)。
【0071】ステップS104の動作において、操作受
付部1411は、ユーザの入力を受けると実行指示・機
器状態情報記憶部1412に格納済みの実行制御情報中
の実行指示情報の設定1から属性2までの項目をユーザ
の入力に応じて更新し、ユーザが機能の実行を取り消す
ことを選択したならばそれを機能実行制御部1413に
通知する。
【0072】機能実行制御部1413は、ステップS1
04において、操作受付部1411からユーザが機能の
実行を取り消すことを選択した通知を受けたなら(ステ
ップS105)、着目している実行制御情報を削除し
(ステップS106)、他の実行制御情報への着目処理
に戻る(ステップS101)。ステップS103におい
てユーザによる指示を必要としないと判断した場合又は
ステップS105において取り消しが選択されていない
場合に、機能実行制御部1413は、実行指示情報の大
項目、中項目、小項目で示される機能が、即時に実行し
ない予約タイプの機能であるか判断する(ステップS1
09)。例えば「録画予約」は、録画動作を実行する前
に待ちの状態があるため、ステップS109では肯定的
に判断される。
【0073】ステップS109において予約タイプの機
能であると判断された場合は、機能実行制御部1413
は、実行管理情報を「実行待ち」と更新し、補助メニュ
ー表示タイミング制御部1415に、補助メニューを表
示するきっかけとなるタイミングを通知し(ステップS
111)、ステップS101の処理に戻る。なお、機能
実行制御部1413が、実行管理情報を「実行待ち」と
更新したタイミングというのは、録画再生装置1100
に対してユーザがある機能を実行させるために行うべき
操作が全て完了したタイミングに相当する。
【0074】また、ステップS102において、実行管
理情報が「未解読」でないと判断された場合には、機能
実行制御部1413は、実行管理情報が「実行待ち」で
かつ、実行指示情報の内容から実行すべき時に至ってい
るか否かを判断する(ステップS112)。ステップS
112において、否定的に判断された場合は、機能実行
制御部1413は、ステップS101の処理に戻る。
【0075】ステップS112で肯定的に判断された場
合又はステップS109で予約タイプの機能でないと判
断された場合には、機能実行制御部1413は、実行制
御情報中の実行管理情報を「実行中」に更新し(ステッ
プS113)、実行制御情報中の実行指示情報により特
定される機能を実行する(ステップS114)。ステッ
プS114において機能を実行した後、機能実行制御部
1413は、実行制御情報中の実行管理情報を「実行
済」に更新し(ステップS115)、補助メニュー表示
タイミング制御部1415に、補助メニューを表示する
きっかけとなるタイミングを通知し(ステップS11
6)、ステップS101の処理に戻る。
【0076】なお、機能実行制御部1413は、例えば
録画再生装置1100の各部からの機能実行終了を通知
する信号を受ける等により、録画再生装置1100の各
部による機能の実行終了を検知することができ、この検
知後に実行管理情報を「実行済」の状態にする。以下、
図9の画面状態2030においてユーザが「番組表から
検索」を選択した結果として操作受付部1411が実行
指示・機器状態情報記憶部1412に上述したような実
行制御情報を格納した状態における機能実行制御部14
13の具体的動作を説明する。
【0077】まず、機能実行制御部1413は、実行指
示情報の大項目が「録画予約」、中項目が「検索して予
約」、小項目が「番組表から検索」であり、実行管理情
報は「未解読」であり、他の項目は全て「なし」を示す
値とされた実行制御情報に着目する(ステップS10
1)。機能実行制御部1413は、実行管理情報が「未
解読」であると判断し(ステップS102)、サブコマ
ンドはないと判断し(ステップS107)、実行指示情
報の設定1等がユーザによって設定されていないため、
ユーザ指示を要すると判断し(ステップS103)、小
項目である「番組表から検索」に対応すべく受信部11
40を制御して番組表のデータを得て画像を生成し、出
力部1170を介してモニタ1200に表示し、操作受
付部1411を介してユーザの操作を受け付ける(ステ
ップS104)。
【0078】この結果、図11の画面状態2040に示
す画面がモニタ1200に表示される。図11は、図9
に示す画面の遷移に後続するモニタ1200の画面の遷
移を示す図である。同図に示す画面状態2040は、日
付を変更するための日付変更ボタン画像2041、20
42や表示される時間帯を前後に変更するための時間帯
変更ボタン画像2043、2044等を含んでいる。
【0079】この画面に対しユーザは、リモコン130
0のカーソル移動ボタン1330、1340、135
0、1360でカーソルを日付変更ボタン画像2041
又は日付変更ボタン画像2042に移動して、決定ボタ
ン1370を押下することで日を所望の日に設定し、同
様の操作により時間帯変更ボタン画像2043、204
4を選び時間帯を設定することで、番組表示を変更する
ことができる。これは、操作受付部1411が機能実行
制御部1413に直接的に画像の変更指示を行うことに
よって実現される。
【0080】ここで、ユーザは□○××というドラマ番
組を予約したいとして、リモコン1300のカーソル移
動ボタン1330、1340、1350、1360の操
作により画面状態2040において矢印で示す位置にカ
ーソルを位置づけ、決定ボタン1370を押下したとす
る。このユーザの操作を受け付けた操作受付部1411
は、ユーザの選択した情報に応じて実行指示・機器状態
情報記憶部1412に格納されている実行制御情報中の
実行指示情報を更新し、機能実行制御部1413を介し
て図11の画面状態2050の画像をモニタ1200に
表示させる。
【0081】この画面状態2050が表示された状態で
ユーザが「確認」を選択したならば、操作受付部141
1は、これを受けて機能実行制御部1413に通知す
る。機能実行制御部1413は、取り消しが選択されな
かったと判断し(ステップS105)、実行制御情報を
参照して予約タイプの機能の実行指示であるかを判断す
る(ステップS109)。
【0082】この例では、ユーザによって「録画予約」
「検索して予約」「番組表から検索」という機能が選択
されているため、機能実行制御部1413はステップS
109において、予約タイプの機能と判断し、実行指示
・機器状態情報記憶部1412に格納されている実行制
御情報中の実行管理情報を「実行待ち」に更新し(ステ
ップS110)、補助メニュー表示タイミング制御部1
415に補助メニューを表示するきっかけとなるタイミ
ングを付与し(ステップS111)、ステップS101
の処理に戻る。
【0083】この結果、実行制御情報は図5に示すもの
となる。機能実行制御部1413から補助メニューを表
示するきっかけとなるタイミングを付与された補助メニ
ュー表示タイミング制御部1415は、そのタイミング
を基準として例えば数秒等の所定時間経過後に補助メニ
ュー項目決定部1416に補助メニューに表示する補助
メニュー項目を決定するように指示を出す。
【0084】以下、補助メニュー項目決定部1416が
補助メニュー表示タイミング制御部1415から補助メ
ニュー項目を決定するように指示を受けた後に制御部1
110が行う補助メニューに関連する動作を説明する。
図12は、制御部1110による補助メニューの表示に
関連する動作を示すフローチャートである。
【0085】補助メニュー表示タイミング制御部141
5から補助メニュー項目を決定するように指示を受けた
場合に、補助メニュー項目決定部1416は、機能実行
制御部1413に現在の機器の状態を検出して実行指示
・機器状態情報記憶部1412内の機器状態情報(図3
参照)を更新するように要求する(ステップS20
1)。
【0086】この要求を受けて機能実行制御部1413
は、録画再生装置1100の各部を制御して機器の現在
の状態を検知し、これに基づいて機器状態情報を更新す
る。機器状態情報が更新された後、補助メニュー項目決
定部1416は、実行指示・機器状態情報記憶部141
2に格納されている実行制御情報及び機器状態情報を参
照し、補助メニュー項目情報記憶部1417に格納され
ているすべての補助メニュー項目情報(図6参照)のう
ち、補助メニュー項目表示条件が満たされるものをすべ
て検索する(ステップS202)。
【0087】検索の後、補助メニュー項目決定部141
6は、補助メニュー項目情報の補助メニュー項目優先度
を参照することにより、補助メニューに表示する5つ以
下でできるだけ多くの補助メニュー項目を決定する(ス
テップS203)。補助メニュー項目決定部1416
は、補助メニュー項目を決定した後、決定した補助メニ
ュー項目を識別するための情報を、補助メニュー制御部
1418に通知する。なお、補助メニュー項目決定部1
416は、補助メニュー項目情報の検索において、補助
メニュー項目情報中に、条件に合致した実行指示情報を
取り込む旨の情報、例えば「?対象1」があると(図8
参照)、その実行指示情報の値をも補助メニュー制御部
1418に通知する。
【0088】また、補助メニュー項目決定部1416が
ステップS202において1つも該当する補助メニュー
項目情報を検索できなかった場合には、補助メニュー制
御部1418に通知はせず、補助メニューに関連する処
理は終了する。補助メニュー項目決定部1416からの
通知を受けて補助メニュー制御部1418は、補助メニ
ュー項目情報記憶部1417を参照して、補助メニュー
表示部1420を介して補助メニューの画像を表示する
(ステップS204)。
【0089】即ち、補助メニュー表示部1420により
画像データが出力部1170に渡され、出力部1170
からTV信号がモニタ1200に出力されることによ
り、モニタ1200には補助メニューが表示される。補
助メニューを表示した後、補助メニュー制御部1418
は、補助メニュー操作受付部1419を介してユーザの
操作を受け付け、これに応じてカーソル移動等の制御を
行い、ユーザが補助メニューに表示した1つのボタン画
像を選択したか判断し(ステップS205)、補助メニ
ューの表示やカーソルの移動から10秒経過してもユー
ザの操作がないならば(ステップS206)、補助メニ
ューを消去する(ステップS207)。
【0090】また、補助メニューに対して、ユーザが1
つのボタン画像を選択したと判断した場合には(ステッ
プS205)、補助メニュー制御部1418は、ユーザ
に選択された機能を実行させるべく実行指示・機器状態
情報記憶部1412に実行制御情報を格納し、これに基
づいて機能実行制御部1413が録画再生装置1100
の各部を制御してその機能を実行する(ステップS20
8)。
【0091】なお、ステップS208において、補助メ
ニュー制御部1418は、実行制御情報の実行指示情報
として、補助メニュー項目情報中の補助メニュー実行指
示情報を用い、実行管理情報として「未解読」を用い
て、その実行制御情報を実行指示・機器状態情報記憶部
1412に格納する。以下、図12のフローチャートに
示す動作を具体例に即して説明する。
【0092】なお、補助メニュー項目情報記憶部141
7には、図7及び図8に示す補助メニュー項目情報並び
にその他複数の補助メニュー項目情報が含まれていると
する。補助メニュー表示タイミング制御部1415から
指示を受けて、補助メニュー項目決定部1416は、機
能実行制御部1413に現在の機器の状態を検出するよ
う要求した後(ステップS201)、実行指示・機器状
態情報記憶部1412内は、図5に示すような状態とな
ったとする。
【0093】これは、□○××というドラマ番組の録画
予約がなされて録画の実行待ちになっている状態を示し
ている。ステップS201の後、補助メニュー項目決定
部1416は、補助メニュー項目表示条件が満たされる
補助メニュー項目情報を検索するのであるが(ステップ
S202)、これにより、図7に示す補助メニュー項目
情報は、条件を満たさないため検索されず、図8に示す
補助メニュー項目情報は、条件を満たすため検索され
る。
【0094】検索の後、補助メニュー項目決定部141
6は、補助メニュー項目情報の補助メニュー項目優先度
を参照することにより、優先度の高いものから順に5つ
までの補助メニュー項目情報を選び、補助メニュー制御
部1418に通知する。なお、図8に示す補助メニュー
項目情報中に「?対象1」という情報があるため、これ
に対応する情報として、図5に示す実行指示情報中の対
象1である「□○××・・・・録画すべき日時等」も、
補助メニュー項目決定部1416から補助メニュー制御
部1418に通知される。
【0095】補助メニュー項目決定部1416からの通
知を受けて補助メニュー制御部1418は、補助メニュ
ー表示部1420を介して補助メニューの画像を表示す
る(ステップS204)。この結果、モニタ1200に
は、図13の画面状態2060に示される画面が表示さ
れる。補助メニューに表示されているボタン画像それぞ
れは、補助メニュー項目決定部1416に決定された補
助メニュー項目情報それぞれに対応し、補助メニューの
上から、優先度の高い補助メニュー項目情報に対応する
ボタン画像から順に表示されている。
【0096】図13は、モニタ1200に表示される画
面の遷移を示す図である。画面状態2060の画面がモ
ニタ1200に表示された状態で、ユーザは補助メニュ
ー操作用ボタン1380を操作することによりカーソル
を移動していずれかのボタン画像を選択することができ
る。ユーザが「次回放送分の録画予約」と描画されたボ
タン画像を選択した場合、補助メニュー制御部1418
は、補助メニュー操作受付部1419を介してユーザの
選択を受け付け(ステップS205)、そのユーザの選
択したボタン画像に対応する補助メニュー項目情報(図
8参照)に用いて、実行指示・機器状態情報記憶部14
12に実行制御情報を格納することにより機能実行制御
部1413に機能を実行させる(ステップS208)。
【0097】なお、ここで実行指示・機器状態情報記憶
部1412に格納される実行制御情報は、図8に示す補
助メニュー実行指示情報の「?対象1」を「□○××・
・・・録画すべき日時等」に置き換えたものを実行指示
情報とし、「未解読」を実行管理情報としたものとな
る。これを受けて、機能実行制御部1413は、図10
のフローチャートに示す動作を行う。
【0098】即ち、機能実行制御部1413は、上記の
実行制御情報に着目し(ステップS101)、実行管理
情報が「未解読」であると判断し(ステップS10
2)、サブコマンドがあると判断し(ステップS10
7)、サブコマンドを実行する(ステップS108)。
この結果、実行制御情報中の設定1はgetmodeの
実行により「高画質」に、対象2はgetdisk(d
efault)の実行により「ディスク1」に、対象1
はsearch(「□○××・・・・録画すべき日時
等」,EPG,NEXT)の実行により、次回分のドラ
マ□○××に関する情報に更新される。
【0099】サブコマンドの実行の後、機能実行制御部
1413は、ユーザの指示を要するか判断し(ステップ
S103)、ここでは、設定1に値が与えられているの
でユーザから更なる情報は必要としないが大項目が「録
画予約」であるため確認は必要と判断することとし確認
画面を表示する(ステップS104)。この結果、モニ
タ1200には、図13の画面状態2070に示される
画面が表示される。
【0100】機能実行制御部1413のステップS10
4より後の動作は、上述した図11の画面状態2050
をモニタ1200が表示した以後の動作と同様なので、
説明を省略する。また、上述したドラマ番組の録画予約
について、日時が進行することにより録画が実行される
ようになった場合は、機能実行制御部1413は、図1
0のフローチャートのステップS112において肯定的
な判断をなし、実行制御情報中の実行管理情報を「実行
中」に更新して(ステップS113)、録画機能を実行
した後(ステップS114)、実行管理情報を「実行
済」とし(ステップS115)、補助メニュー表示タイ
ミング制御部1415に補助メニュー表示のきっかけと
なるタイミングを与える(ステップS116)。
【0101】なお、基本メニューの操作等により、録画
済みとなったドラマ番組をユーザが再生した後に、記録
部1120の空きディスク容量が2GByte未満とな
っていたとすると、図7に示す補助メニュー項目情報が
条件を満たすことになるため、補助メニューに「再生済
ファイルの削除」と描画されたボタン画像が表示され
る。
【0102】通常はユーザが基本メニューに対する操作
を数回行わなければ表示されない「再生済ファイルの削
除」というボタン画像が(図4参照)、ドラマ番組の再
生後に自動的に表示されることになる。このように、デ
ジタル放送受信システム1000は、ユーザの過去の操
作及び現在の機器の状態に基づいて、機能の実行完了時
等のユーザが次の操作を行いたいであろう所定のタイミ
ングに、補助メニュー項目決定部1416によりユーザ
の使用したいであろう機能を検索して、その機能の選択
メニューを表示するので、ユーザはメニューからその機
能を選択するだけでその機能の実行の指示ができる。
【0103】即ち、デジタル放送受信システム1000
は、ユーザの所望する機能を予測して、ユーザに機能の
実行指示をさせるためのグラフィカルユーザインタフェ
ースを、ユーザが要求するのを待たずに自発的に提供す
る。 <実施の形態2>以下、本発明の実施の形態2に係るユ
ーザインタフェース装置について、図14から図22を
用いて説明する。
【0104】<構成>図14は、本発明の実施の形態2
に係るユーザインタフェース装置を備えるデジタル放送
受信システム3000の構成図である。デジタル放送受
信システム3000は、実施の形態1に示したデジタル
放送受信システム1000とほぼ同様であるが、上述し
た制御部1110と異なるユーザインタフェース制御の
機能を有する制御部3110を備える点で、デジタル放
送受信システム1000と異なる。
【0105】ここでは、同図中、実施の形態1のデジタ
ル放送受信システム1000(図1参照)と同様の符号
を付した部分は、同等の機能を備える構成要素であるた
め、その機能説明を省略する。デジタル放送受信システ
ム3000は、制御部1110に代えて制御部3110
を含む点を除いては実施の形態1に示した録画再生装置
1100と同等の録画再生装置3100と、画像を表示
するモニタ1200と、ユーザ操作を受け付けて録画再
生装置1100に伝えるリモコン1300とにより構成
される。
【0106】録画再生装置3100は、ユーザ操作に基
づきリモコン1300から送出される信号を検出し、こ
のユーザ操作に対応して、デジタル放送の放送番組を受
信し録画する機能や、録画した番組を再生する機能等を
実行し、モニタ1200には、番組の再生画像や機能選
択用のメニューを表示するための画像を出力するもので
あり、制御部3110と、記録部1120と、放送受信
用アンテナ1130と、受信部1140と、符号化部1
150と、再生部1160と、出力部1170とを備え
る。
【0107】ここで、制御部3110は、CPUと、メ
モリその他の記憶部とを有し、リモコン1300から送
出される信号に従って、録画再生装置1100の各部の
動作を制御する実行制御機能を実現するものであり、記
憶部にはそのような制御のためのプログラムが格納され
ている。また、制御部3110は、ユーザインタフェー
ス制御機能を実現するものであり、ユーザに機能を選択
させるためのグラフィカルユーザインタフェースである
メニューをモニタ1200に表示するため、メニューの
画像を出力部1170に渡す。
【0108】ここで、メニューは、複数のボタン画像と
カーソルで構成され、このメニューには、一定の階層を
もつ基本メニューと、ユーザによってリモコン1300
の補助決定ボタン1381が押下された場合に表示され
る補助メニューとが含まれる。但し、実施の形態1とは
異なり、実施の形態2における補助メニューは、録画再
生装置3100のそれぞれの機能に関連するキーワード
を選択可能なボタン画像として複数個表示し、それに対
するユーザの選択操作に応じてさらに録画再生装置31
00の各機能を直接選択できるボタン画像を表示するも
のである。なお、補助メニューには、キーワードの表示
を変更するためのボタン画像も付加される。
【0109】また、リモコン1300の補助メニュー操
作用ボタン1380が、この補助メニューを操作するた
めの専用のボタンである点については、実施の形態1に
示した内容と変わりない。以下、実行制御機能とユーザ
インタフェース制御機能とを実現する制御部3110の
機能構成について説明する。
【0110】図15は、制御部3110の機能ブロック
図である。制御部3110の実行制御機能及びユーザイ
ンタフェース制御機能は、操作受付部1411と、実行
指示・機器状態情報記憶部1412と、機能実行制御部
1413と、画像データ記憶部3414と、補助メニュ
ー表示制御情報記憶部3417と、実施の形態1におけ
る補助メニュー制御部1418に置き換わる役割を担う
補助メニュー制御部3418と、補助メニュー操作受付
部3419と、補助メニュー表示部3420とにより実
現される。
【0111】なお、同図に示した制御部3110の各機
能処理部について、実施の形態1における制御部111
0の機能処理部と同等なものは、実施の形態1で用いた
のと同じ符号を付しており(図2参照)、これらについ
ての説明は省略する。画像データ記憶部3414は、基
本メニュー、補助メニュー及び機能を実行するために必
要な設定情報をユーザから受け付けるための画面を表示
するための画像データを予め記憶している。
【0112】補助メニュー表示部3420は、補助メニ
ュー制御部3418の指示を受けて補助メニューをモニ
タ1200に表示するために必要な画像を、画像データ
記憶部3414を参照することにより得て出力部117
0に渡すものである。補助メニュー操作受付部3419
は、ユーザによる補助メニュー操作用ボタン1380の
操作を検出して補助メニュー制御部3418に伝えるも
のである。
【0113】補助メニュー制御部3418は、表示すべ
きキーワードと、表示すべき録画再生装置3100の機
能項目名を決定し、補助メニュー表示部3420に対し
て、キーワードを描いたボタン画像と、必要に応じて録
画再生装置3100の機能項目名を描いたボタン画像と
含む補助メニューを表示するように指示を出すものであ
る。
【0114】また、補助メニュー制御部3418は、補
助メニュー操作受付部3419から伝えられたユーザに
よる操作に基づいて、カーソルを移動する旨の指示を補
助メニュー表示部3420に出し、ユーザによる操作が
補助メニュー中のボタン画像の選択であったならば、そ
の操作に応じて、補助メニューの表示内容の変更又はユ
ーザにより指定された機能の実行指示を行う。
【0115】即ち、補助メニュー制御部3418は、ユ
ーザによりキーワードが選択された場合には機能項目の
表示の更新、キーワードの変更が選択された場合にはキ
ーワードの表示の更新、機能項目が選択された場合は機
能実行制御部1413にその機能を実行させるべく実行
指示・機器状態情報記憶部1412に実行制御情報を格
納する。
【0116】図16は、モニタ1200の一部に表示さ
れる補助メニューの遷移を示す図である。補助メニュー
状態4010は、ユーザに補助メニュー操作用ボタン1
380が操作されると初めに表示される補助メニューの
状態を示すものであり、キーワードを描いたキーワード
ボタン画像群4011と、「他の単語表示」と描画した
キーワード変更ボタン画像4012とを含んでいる。
【0117】また、補助メニュー状態4020は、ユー
ザに補助メニュー操作用ボタン1380中の補助カーソ
ル移動ボタン1382、1383が押下されて「予約」
と描画されたキーワードボタン画像にカーソルを位置づ
けられた後に補助決定ボタン1381が押下された場合
に表示される補助メニューの状態を示すものであり、補
助メニュー状態4010に加えて、機能の名称が描画さ
れたボタン画像の集合である機能ボタン画像群4021
を含む。
【0118】従って、機能ボタン画像群4021のうち
の1つのボタン画像がユーザにより選択されたならば、
補助メニュー制御部3418は、そのボタン画像に対応
する機能を実行するための実行制御情報を実行指示・機
器状態情報記憶部1412に格納し、キーワードボタン
画像群4011のうちの1つのボタン画像がユーザによ
り選択されたならば、そのキーワードと関連する機能に
関してのボタン画像を決定して、機能ボタン画像群40
21を更新してその決定されたボタン画像を表示する。
【0119】ここで、補助メニュー表示制御情報記憶部
3417に記憶しているデータについて説明する。図1
7は、補助メニュー表示制御情報記憶部3417の記憶
するデータを示す図である。同図に示すように、補助メ
ニュー表示制御情報記憶部3417は、補助メニューに
機能ボタン画像群4021として表示される機能項目に
関する情報である機能項目情報3510を複数と、補助
メニューにキーワードボタン画像群4011として表示
されるキーワードに関する情報であるキーワード情報3
520を複数と、機能項目とキーワードとの意味的関係
に関する情報である意味関係情報3530と、機能項目
とキーワードとについてそれが補助メニューとして表示
されるべきかを判断するための基礎となる機能項目・キ
ーワード状態情報3540とを記憶し、その他補助メニ
ュー制御部3418の計算に必要な値を格納するための
領域を有する。
【0120】なお、これらの情報の中で機能項目・キー
ワード状態情報は、ユーザの操作に応じて補助メニュー
制御部3418が更新する情報であり、他の機能項目情
報3510とキーワード情報3520と意味関係情報3
530は、予め補助メニュー表示制御情報記憶部341
7に記憶されていて更新はされない情報である。機能項
目情報3510は、番号と機能項目名と機能項目実行指
示情報とから構成されるものであり、補助メニューでユ
ーザに選択させる機能毎に存在し、機能毎に番号は0か
ら通し番号が割り当てられている。
【0121】ここで、機能項目実行指示情報は、実施の
形態1で説明した実行指示情報と同様の形式の情報であ
る。図18は、機能項目情報3510の番号、機能項目
名のリストを例示する図である。キーワード情報352
0は、番号とキーワードとから構成される情報であり、
キーワードの数だけ存在する。ここで番号は、機能項目
情報3510に連続して通し番号が割り当てられてお
り、機能項目情報3510の総数をNとすると、N番以
上の値をもつことになり、キーワードはM個存在すると
すると、番号の最大値は、N+M−1となる。
【0122】ここでは、Nは47、Mは62としてい
る。図19は、キーワード情報3520の番号、キーワ
ードのリストを例示する図である。同図に示すように、
キーワードは、ユーザが選択したい機能を簡単に見つけ
ることができるような観点で定義された文字列である。
【0123】意味関係情報3530は、機能項目情報3
510とキーワード情報3520とを通し番号で表し
て、これらの1つが選択された場合に、直接に意味的に
関係がある機能項目情報3510又はキーワード情報3
520はどれとどれであるかを示す情報である。なお、
1つの機能項目又はキーワードは、機能項目又はキーワ
ードのうちの少なくとも1つと直接に意味的な関連をも
つ。従って、1つのキーワードは、機能項目の少なくと
も1つと直接又は間接的に意味的な関連をもつ。キーワ
ードが機能項目と間接的に意味的な関連をもつとは、他
のキーワードを介することにより意味的な関係をもつこ
とをいい、例えば、キーワードが直接に意味的関係をも
つ別のキーワードが機能項目に直接に意味的関係をもつ
とか、その別のキーワードが直接に意味的関係をもつさ
らに別のキーワードが機能項目に直接に意味的関係をも
つようなことをいう。
【0124】図17には意味関係情報3530の一例を
示したが、機能項目数をN個、キーワード数をM個とし
て、通し番号である0からN+M−1までの数字で、機
能項目とキーワードとを示し、ある列(j列)の機能項
目又はキーワードが、ある行(i行)の機能項目又はキ
ーワードと意味的な関係があるならば、その関係度合い
に応じてi行j列の要素に重みをつける。同図の例で
は、重みは全て1としている。
【0125】例えば、図17の例は、番号N+M−1の
キーワードに着目すると、これに関係あるのは番号3の
機能項目であることを示している。なお、意味関係情報
3530は、着目される1次側のキーワード又は機能項
目と、その着目される1次側からみて意味的関係がある
とされる2次側のキーワード又は機能項目との関係を示
すものであり、例えば「予約」というキーワードを1次
側として「録画画質の設定」という機能項目を2次側と
した場合には、関係があるとしても、「録画画質の設
定」という機能項目を1次側として「予約」というキー
ワードを2次側とした場合には、関係がないという場合
もありえるとした情報である。
【0126】<動作>以下、上述の構成を備えるデジタ
ル放送受信システム3000の動作について説明する。
録画再生装置3100は、制御部3110の制御の下
で、デジタル放送の録画や再生等を実行する。
【0127】録画再生装置3100の録画動作及び再生
動作は、基本的に実施の形態1に示した録画再生装置1
100の動作と同等である。制御部3110は、基本メ
ニューやこれに続くユーザ入力用の画面を表示すること
により、ユーザの指示を受け付け、これに従って録画や
再生等の各機能を実行する他に、ユーザによりリモコン
1300の補助メニュー操作用ボタン1380のいずれ
かの部分が押下された場合に補助メニューを表示して、
基本メニューのような階層的メニューとは別個に、ユー
ザに所望の機能を選択させるためのユーザインタフェー
スを提供する。
【0128】以下、ユーザによる補助メニュー操作用ボ
タン1380の操作を受けて、補助メニューの表示や更
新等の制御を行う補助メニュー制御部3418の動作を
中心に、デジタル放送受信システム3000の動作を詳
細に説明する。図20は、補助メニュー制御部3418
の動作を示すフローチャートである。補助メニュー制御
部3418は、補助メニュー操作受付部3419からユ
ーザによるリモコン1300の補助メニュー操作用ボタ
ン1380の操作があった通知を受けると、現在補助メ
ニューを表示していない状態であることを判断すること
で、初期化が必要かを知る(ステップS401)。
【0129】即ち、補助メニュー制御部3418は、補
助メニューを表示していない状態で補助メニュー操作用
ボタン1380のいずれかのボタンがユーザにより押下
されたならば、これを一連の補助メニューに関する操作
の最初であると認識し(ステップS401)、補助メニ
ュー表示制御情報記憶部3417の機能項目・キーワー
ド状態情報を初期化する(ステップS402)。
【0130】ここで、機能項目・キーワード状態情報の
更新について説明する。図21は、機能項目・キーワー
ド状態情報の更新動作の原理を示す図である。同図中に
示す状態保持のための記憶領域であるノード301、3
02、303、304、・・・、311は、コンピュー
タプログラムにおけるいわゆる変数に相当し、補助メニ
ュー表示制御情報記憶部3417に記憶されている機能
項目・キーワード状態情報に対応する。
【0131】ノード301等に向かう矢線はそのノード
301等に対する評価値の入力を示しており、I
[0]、I[1]、・・・、I[N+M−1]は、ユー
ザの操作に応じて入力する所定の評価値である。また、
ノード301等からの出力V[0]、V[1]、・・
・、V[N+M−1]が、後にノード301等の入力と
なることを線の交点に塗りつぶし四角の印で示してい
る。この塗りつぶし四角の印は、図17に示した意味関
係情報3530の内容に対応しており、補助メニュー制
御部3418は、意味関係情報3530を参照しつつ機
能項目・キーワード状態情報の更新動作を行う。但し、
ノード301等からの出力値をノード301等への入力
とするような動作は予め定めた制御手順に基づいて行う
ため無限に繰り返すのではない。
【0132】なお、ノードが保持する評価値が大きいほ
どそのノードに対応する機能項目又はキーワードにユー
ザが関心を持っていることを表す。ここで、ユーザが関
心を持っているとは、ユーザが実行したいと望んでいる
であろう機能項目と関連のあることをいう。意味関係情
報3530におけるi行j列の要素をT[i][j]とする
と、i番目のノードへの入力Vin[i]は、数1のよ
うになる(図21参照)。 [数1] Vin[i] = Σ(T[i][j]V[j])+I[i] (Σはj が0からN+M−1までの総和) ここでは、ノード301を0番目、ノード302を1番
目というようにノードに順に番号を付して、i番目のノ
ードというように呼ぶ。なお、i番目のノードは、機能
項目情報又はキーワード情報のうちその情報中の番号が
iであるものと対応する。
【0133】補助メニュー制御部3418は、ユーザが
キーワードを選択した場合には、そのキーワードに対応
するノードがi番目のものであればI[i]とする評価
値は、所定の正の値とし、ユーザが「他の単語表示」を
選択した場合には、そのとき表示されていたキーワード
及び機能項目に対応するI[i]は、所定の負の値とす
る。
【0134】また、ノード301等に入力された値と、
その入力後にノード301等から出力される値との関係
は、機能項目に対応する0番目からN−1番目のノード
については数2のようになり、キーワードに対応するN
番目からN+M−1番目のノードについては数3のよう
になる。 [数2] V[i]=OUT_LEVEL1(Vin[i]>LEVEL1の場 合) V[i]=0(Vin[i]≦LEVEL1の場合) [数3] V[i]=OUT_LEVEL1+I[i](Vin[i]>LEV EL2の場合) V[i]=0(Vin[i]≦LEVEL2の場合) なお、数2及び数3におけるOUT_LEVEL1は予
め定めてある値であり、LEVEL1及びLEVEL2
も予め定めてある閾値である。
【0135】ユーザに1つのキーワードが選択される
と、このキーワードに対応するノードに正の評価値が入
力され、後にそのノードの出力によって意味関係情報3
530で関係づけられている機能項目又はキーワードに
対応するノードへの入力値が増加する。入力値が増加し
たノードの内、閾値を越えたものに関しては、その出力
が増加し、その出力をもう1度入力として与える制御を
実行すると、そのノードと意味的関係のあるノードの入
力値を増加させる。
【0136】従って、キーワードが選択されると、それ
に関連する機能項目に対する入力値の増加が、ノードか
らの出力をノードへの入力とする制御の実行を繰り返す
ことに従って、意味的距離の近い機能項目から遠い機能
項目に広がっていく。ちなみに、これは心理学で言われ
ている意味処理の活性化拡散理論に基づく概念の連想過
程に近い動作といえる。この活性化拡散理論について
は、例えば、「認知心理学重要研究集2巻 記憶認知
(誠信書房)重要研究2−4“意味処理の活性化拡散理
論”(64頁〜67頁)」に解説されている。
【0137】再び、図20のフローチャートに示す動作
の説明に戻る。補助メニュー制御部3418は、機能項
目・キーワード状態情報3540である各ノードの保持
する評価値を0に初期化する(ステップS402)。初
期化の後、補助メニュー制御部3418は、補助メニュ
ーに表示すべきキーワードを求めるための表示キーワー
ド決定処理を行う(ステップS403)。この表示キー
ワード決定処理については後述する。
【0138】表示キーワード決定処理の後に、補助メニ
ュー制御部3418は、決定した複数のキーワードが描
かれた複数のボタン画像と「他の単語表示」と描かれた
ボタン画像とを含む補助メニューを補助メニュー表示部
3420を介してモニタ1200に表示する(ステップ
S404)。この結果、図16に示した補助メニュー状
態4010の補助メニューがモニタ1200の一部に表
示されることになる。
【0139】また、「他の単語表示」と描かれたボタン
画像がユーザにより選択された場合には(ステップS4
05)、補助メニュー制御部3418は、現在表示して
いる機能項目及びキーワードに対応するノードに負の評
価値を入力して、各ノードの保持する値を更新し(ステ
ップS406)、表示キーワード決定処理を行う(ステ
ップS403)。
【0140】また、キーワードが描かれたボタン画像が
ユーザにより選択された場合には(ステップS40
7)、補助メニュー制御部3418は、ユーザにより選
択されたキーワードに対応するノードに正の評価値を入
力して、各ノードの保持する値を更新し(ステップS4
08)、補助メニューに表示すべき機能項目を決定する
(ステップS409)。
【0141】補助メニューに表示すべき機能項目の決定
は、機能項目に対応するノードのうち、評価値が高いも
のから順に6つを選び、これらに対応する機能項目を補
助メニューに表示すべき機能項目とすることである。補
助メニュー制御部3418は、補助メニューに表示すべ
き機能項目を決定した後にも(ステップS409)、表
示キーワード決定処理を行う(ステップS403)。
【0142】また、ユーザにより機能項目が選択された
場合には、補助メニュー制御部3418は、選択された
機能項目に対応する機能項目情報3510の機能項目実
行指示情報を参照して、実行指示・機器状態情報記憶部
1412に実行制御情報を格納することにより、その選
択された機能の実行を指示し(ステップS410)、補
助メニューに関連した制御を終了する。
【0143】なお、実行指示・機器状態情報記憶部14
12に実行制御情報が格納されると機能実行制御部14
13がそれに基づいて機能を実行する点は、実施の形態
1に示したのと同様である。以下、補助メニュー制御部
3418の行う表示キーワード決定処理(S403)に
ついて図22を用いて詳細に説明する。
【0144】図22は、補助メニュー制御部3418の
行う表示キーワード決定処理を示すフローチャートであ
る。表示キーワード決定処理として補助メニュー制御部
3418は、まず、表示すべき順番である変数kを1と
し(ステップS501)、機能項目・キーワード状態情
報3540である各ノードの評価値を参照して、その評
価値が閾値LEVEL1より高くなっている全ての機能
項目の数の半分に最も近い数の機能項目と意味的に関連
しているキーワードを求めて、補助メニューに1番目に
表示するキーワードとして決定する(ステップS50
2)。
【0145】ここで、意味的に関連しているとは、その
キーワードに対応するノードの出力が機能項目の入力と
なる関係にあることである(図17、図21参照)。1
番目に表示するキーワードを求めた後、補助メニュー制
御部3418は、そのキーワードと意味的に関連してい
る機能項目を計算対象から除く(ステップS503)。
ここで、計算対象とは後のステップS506におけるキ
ーワードを求める計算の対象をいう。
【0146】ステップS503の後、補助メニュー制御
部3418は、変数kを1増加し(ステップS50
4)、現在計算対象となっている機能項目の数が1以上
であり、変数kが5未満であるか否か判断する(ステッ
プS505)。ステップS505において肯定的な判断
がなされた場合には、補助メニュー制御部3418は、
現在計算対象となっている機能項目の最多数と意味的に
関連しているキーワードを求めて、k番目に表示するキ
ーワードとして決定し(ステップS506)、そのキー
ワードと意味的に関連している機能項目をさらに計算対
象から除くステップS503の処理へと戻る。
【0147】従って、ステップS505において否定的
な判断がなされない間は、ステップS506、S50
3、S504の処理が繰り返され、その繰り返された分
だけ表示するキーワードが求められることになる。ステ
ップS505において否定的な判断がなされた場合に
は、補助メニュー制御部3418は、1番目に表示する
キーワード以外のキーワードであって、1番目に表示す
るキーワードと意味的に関連している機能項目の最多数
と意味的に関連しているキーワードを求め、最後に表示
するキーワードとして決定する(ステップS507)。
【0148】このようにして、補助メニュー制御部34
18は、表示すべき全てのキーワードを決定する。以
下、ユーザの操作の例をまじえて、補助メニュー制御部
3418の動作を具体的に説明する。ユーザにより、補
助メニューを表示していない状態でリモコン1300の
補助メニュー操作用ボタン1380のいずれかのボタン
が押下された場合、リモコン1300はその旨を通知す
る信号を送出し、制御部3110の補助メニュー操作受
付部3419はこれを検出して、補助メニュー制御部3
418に通知する。
【0149】これを受けて補助メニュー制御部3418
は、図16に示す補助メニュー状態4010となる補助
メニューを補助メニュー表示部3420を介してモニタ
1200の一部に表示する(ステップS401、S40
2、S403、S404)。即ち、補助メニュー表示部
3420は、画像データ記憶部3414に格納されてい
る画像データを用いて、出力部1170に補助メニュー
を表示すべき画像を渡し、これを受けて出力部1170
はモニタ1200にTV信号を出力して、モニタ120
0の一部に補助メニュー状態4010の状態の補助メニ
ューが表示される。
【0150】なお、モニタ1200における補助メニュ
ーが表示された部分を除く、他の部分には、その時にモ
ニタ1200に表示されていた画像がそのまま表示され
ている。例えば、ユーザが基本メニューを操作中であれ
ば、基本メニューが表示されている。この状態におい
て、ユーザによりリモコン1300の補助カーソル移動
ボタン1383が押下される度に、補助メニュー制御部
3418は、モニタ1200に表示されるカーソルを、
「録画」、「システム設定」、「状況確認」、「故障
!」、「心配や困ったこと」、「予約」、「他の単語表
示」、再び「録画」というように循環的に移動し、補助
カーソル移動ボタン1382が押下されると逆順に移動
する。
【0151】なお、この補助メニューに対するユーザの
操作は、リモコン1300の補助メニュー操作用ボタン
1380により行われるものであるため、ユーザはリモ
コン1300の他のリモコンボタンを押下することによ
り他の操作を補助メニューの操作と並行して行うことは
できる。ユーザは、自分の所望とする機能を連想させる
キーワードが補助メニューに現在表示されていないと判
断したならば、「他の単語表示」を選択する。その結
果、補助メニュー制御部3418により新たなキーワー
ドが表示される(ステップS401、S405、S40
6、S403、S404)。
【0152】補助メニュー状態4010の状態におい
て、ユーザが、「他の単語表示」ではなく、カーソルを
「予約」に位置づけてリモコン1300の補助決定ボタ
ン1381を押下した場合には、補助メニュー制御部3
418は、ステップS401、S405、S407、S
408、S409、S403、S404の順で処理を行
う(図20参照)。
【0153】即ち、補助メニュー制御部3418は、ユ
ーザに選ばれたキーワードである「予約」に対応するノ
ードに正の所定の値を入力することにより、数1〜数3
に示す計算をし、この結果、「予約」と意味的に関連す
る機能項目又はキーワードに対応するノードの保持する
評価値が高まる(ステップS408)。ステップS40
8に続いて、補助メニュー制御部3418は、この評価
値の高まったノードのうち評価値の高い方から6つを選
択してこのノードに対応する機能項目を決定し(ステッ
プS409)、その後に表示キーワード決定処理を行い
(ステップS403、図22参照)、機能項目情報35
10とキーワード情報3520とを参照して決定したキ
ーワード及び機能項目を表示すべく補助メニュー表示部
3420を介して補助メニューを更新する(ステップS
404)。
【0154】この結果、表示される補助メニューは補助
メニュー状態4020のようになる。この状態におい
て、ユーザによりリモコン1300の補助カーソル移動
ボタン1383が押下される度に、補助メニュー制御部
3418は、モニタ1200に表示されるカーソルを、
「ジャンル別で予約録画」、「予約の取り消し」、「予
約状況確認」、「番組表から予約録画」、「ディスク状
況確認」、「録画画質の設定」、キーワードボタン画像
群4011、「他の単語表示」、再び「ジャンル別で予
約録画」というように循環的に移動する。なお、キーワ
ードボタン画像群4011の中では上から下へとカーソ
ルを移動する。また、補助カーソル移動ボタン1382
が押下されると逆順に移動する。
【0155】この状態において、ユーザが機能ボタン画
像群4021の中のいずれかのボタン画像を選択する
と、補助メニュー制御部3418は、機能項目情報35
10を参照して、そのボタン画像に対応する機能項目を
実行させるための実行制御情報を実行指示・機器状態情
報記憶部1412に格納し(ステップS410)、補助
メニューを非表示状態にして補助メニューに関連した制
御を終了する。
【0156】また、補助メニュー状態4020の状態で
ユーザがキーワードボタン画像群4011のうちの例え
ば「検索」と描かれたボタン画像を選択すると、補助メ
ニュー制御部3418は、ステップS401、S40
5、S407、S408、S409、S403、S40
4の順の処理を再び行うことになる。このようにユーザ
によってキーワードが数回に渡って選択される場合は、
その全ての選択が、補助メニューに表示される機能項目
の決定に活かされることになる。従って、ユーザが機能
動作を直接指定するのではなく、キーワードを選択すれ
ば、録画再生装置1100は、当該キーワードに基づい
てユーザが所望するであろう機能動作を特定して、機能
ボタン画像群4021を表示する。つまり、録画再生装
置1100は、ユーザの所望するであろう機能動作を予
測してユーザインタフェースを提供する装置であるとい
える。 <実施の形態3>実施の形態1における補助メニューの
ような、必ずしも選択の必要のないボタンを表示するユ
ーザインタフェースを提供すること、いわばレコメンド
(推奨)表示することによって、機器がユーザに便利な
機能を、豊富にかつユーザにわかりやすく提供すること
が可能になるが、実施の形態3では、通常の体系的なメ
ニューとして表示することのできないような機能を、必
要時にレコメンド表示する例を示す。ここでいうレコメ
ンド表示は、ユーザにより直接的に指示されていない機
能動作を特定して表示すること、つまり、ユーザの所望
するであろう機能動作を予測して表示する意味をもつ。
【0157】以下、本発明の実施の形態3に係るユーザ
インタフェース装置について、図23から図26を用い
て説明する。 <構成>図23は、本発明の実施の形態3に係るユーザ
インタフェース装置を備えるデジタル放送受信システム
5000の構成図である。
【0158】デジタル放送受信システム5000は、デ
ジタル放送受信装置5100と、画像を表示し音声を出
力するモニタ5200と、ユーザ操作を受け付けてデジ
タル放送受信装置5100に伝えるリモコン5300と
により構成される。デジタル放送受信装置5100は、
赤外線受光部を有し、これにより、ユーザ操作に基づき
リモコン5300から送出される信号を検出し、このユ
ーザ操作に対応して、デジタル放送の放送番組を受信し
モニタに出力する機能等を実行し、さらに、モニタ52
00には、グラフィカルユーザインタフェースである機
能実行指示用のボタンを表示するための画像を出力する
ものであり、放送受信用アンテナ5101と、受信部5
110と、録画部5120と、再生部5130と、出力
部5140と、制御部5150と、計時機能を有する計
時部5160とを備える。
【0159】ここで、制御部5150は、CPUと、メ
モリその他の記憶部とを有し、リモコン5300から送
出される信号及び計時部5160から送られる時刻情報
に基づいて、受信部5110、録画部5120、再生部
5130等、デジタル放送受信装置5100の各部の動
作を制御する実行制御機能を実現するものであり、記憶
部にはそのような制御のためのプログラムが格納されて
いる。
【0160】例えば、制御部5150は、受信部511
0が受信した情報のうち番組表の情報を受け取ること
や、ユーザに指示されたチャンネルの番組を受信部51
10に受信させること、番組視聴履歴の記録等の制御を
行う。ここで、番組表は、実施の形態1において説明し
たものと同様である。また、制御部5150は、ユーザ
インタフェース制御機能を実現するものであり、ユーザ
に機能の実行指定をさせるためのボタン画像等のグラフ
ィカルユーザインタフェース画像をモニタ5200に出
力する。
【0161】受信部5110は、チューナ、MPEGの
システムストリームデコーダ等を含み、放送受信用アン
テナ5101を介してデジタル放送番組を受信し復調
し、ユーザの指示に応じた番組をパケット分離して、分
離した番組データを再生部5130又は録画部5120
に伝えるものであり、各種番組の受信に加えて番組表を
も受信可能なものである。
【0162】録画部5120は、ハードディスク又はD
VD−RAM等を有し、受信部5110から伝えられた
番組データを、ハードディスク、DVD−RAM等に記
録するものである。再生部5130は、MPEGの映像
及びオーディオデコーダを含み、受信部5110から伝
えられた番組データを伸張して画像を表示するためのデ
ータ及び音声出力用のデータを出力部5140に与える
ものである。
【0163】出力部5140は、再生部5130及び制
御部5150から画像を表示するためのデータが与えら
れると、これらを必要に応じて合成しTV信号として、
再生部5130から与えられた音声出力用のデータとと
もにモニタ5200に出力するものである。リモコン5
300は、モニタ5200に表示されるグラフィカルユ
ーザインタフェース画像に対する操作を行うための、決
定ボタンや、カーソル移動ボタン等を備え、ユーザにい
ずれかのボタンが押下された場合にデジタル放送受信装
置5100に、押下されたボタンを識別するための信号
を送出する。ここで、決定ボタンは、モニタ5200に
表示されたボタン画像を押す操作に対応するボタンであ
る。
【0164】以下、実行制御機能とユーザインタフェー
ス制御機能とを実現する制御部5150の機能構成につ
いて説明する。図24は、制御部5150の機能ブロッ
ク図である。制御部5150の実行制御機能及びユーザ
インタフェース制御機能は、機能制御部5151と、ユ
ーザ入力受付部5152と、機器各部制御部5153
と、機器状態情報格納部5154と、時刻管理部515
5と、GUI制御部5156と、番組情報格納部515
7とにより実現される。
【0165】機能制御部5151は、機器各部制御部5
153に、受信部5110、再生部5130等のデジタ
ル放送受信装置5100の各部を制御させることによ
り、番組表を1時間毎に取り込ませたり、ユーザの指示
に対応する機能を実行させたりし、また、機器状態情報
格納部5154と番組情報格納部5157とを参照して
時刻管理部5155を用いて必要に応じてGUI制御部
5156にボタン画像を表示させる。これらのため、機
能制御部5151は、ユーザ入力受付部5152により
受け付けられるユーザの指示を解読してこれに基づいて
機器各部制御部5153等に指示を出す。
【0166】機能制御部5151により取り込まれた番
組表は、番組情報格納部5157に格納される。なお、
機能制御部5151は、新たな番組表を取り込むとき
に、以前取り込んでいた番組表は破棄する。また、機能
制御部5151は、番組表から所定の条件を満たす番組
を検索する機能を有する。GUI制御部5156は、機
能制御部5151の指示を受け、指定される文字列を表
示するボタン画像を作成して出力部5140を介してモ
ニタ5200に表示する。
【0167】ユーザ入力受付部5152は、リモコン5
300から送出された信号を検出することによりユーザ
操作を受け付けて機能制御部5151に伝えるものであ
り、GUI制御部5156によりモニタ5200にボタ
ン画像が表示されているときには、ボタン画像の指定又
はカーソル移動というユーザ操作を受け付ける。機器各
部制御部5153は、機能制御部5151の指示を受け
て、受信部5110、再生部5130等を制御して各種
動作を実行させるものであり、各種動作の実行状況や各
部の状態等を機器状態情報格納部5154に格納する。
従って、機器状態情報格納部5154には、現在受信し
ているチャンネル番号等の各部の実行状態等に関する情
報が格納されている。
【0168】時刻管理部5155は、計時部5160か
ら送られる時刻情報を参照して、機能制御部5151に
指定された時間の経過を通知したり、機能制御部515
1に時刻情報を伝えたりするものである。 <動作>以下、上述の構成を備えるデジタル放送受信シ
ステム5000の動作について説明する。
【0169】デジタル放送受信装置5100は、制御部
5150の制御の下で、デジタル放送番組の受信等を実
行する。デジタル放送受信装置5100による番組受信
の動作は、受信部5110により、番組等の情報が多重
化されて放送された電波を放送受信用アンテナ5101
を介して受信し必要な番組の情報を抽出して、再生部5
130により番組の映像及びオーディオデータを伸張し
て、出力部5140を通じてTV信号をモニタ5200
に出力することにより行われる。
【0170】制御部5150は、ユーザ操作に応じてデ
ジタル放送受信装置5100を制御して、ユーザに指定
されたチャネルの番組の受信を可能にするが、制御部5
150はさらに、ユーザが番組視聴中におけるCM時間
等にチャンネル切替の操作をして他の番組を視聴してい
るような場合に、チャンネル切替後1分経過すると、最
初に視聴していた番組にチャンネルを戻すためのボタン
画像をモニタ5200に表示する機能をも実現するもの
であり、以下、そのために機能制御部5151の実行す
る処理である番組切替操作対応処理とレコメンド表示用
タイマー時間経過処理と視聴確定検出用タイマー時間経
過処理とについて説明する。
【0171】図25は、機能制御部5151の行う番組
切替操作対応処理、レコメンド表示用タイマー時間経過
処理及び視聴確定検出用タイマー時間経過処理を示すフ
ローチャートである。これらの処理は、機能制御部51
51が、時刻管理部5155に時間を指定してその経過
を通知させること、即ち、時刻管理部5155を論理的
なタイマーとして用いるものであり、番組切替操作対応
処理は、機能制御部5151によりユーザがチャンネル
切替の操作を行ったことを検出した場合になされる処理
であり、レコメンド表示用タイマー及び視聴確定用タイ
マーの2つの論理的なタイマーの設定を行う手順を含
む。
【0172】また、レコメンド表示用タイマー時間経過
処理は、レコメンド表示用タイマーに設定された時間の
経過時に、時刻管理部5155から通知を受けた機能制
御部5151によりなされる処理であり、視聴確定検出
用タイマー時間経過処理は、視聴確定検出用タイマーに
設定された時間の経過時に、時刻管理部5155から通
知を受けた機能制御部5151によりなされる処理であ
る。
【0173】ユーザがチャンネル切替の操作を行ったこ
とを検出した場合、機能制御部5151は、まず、視聴
確定検出用タイマーをストップさせ(ステップS550
1)、視聴確定フラグがONであるか否かを判断する
(ステップS5502)。ここで、視聴確定フラグは、
ユーザがあるチャンネルの番組を10分間継続して視聴
した場合に視聴状態が確定したという意味でONにさ
れ、その後視聴するチャンネルが切り替えられた場合に
OFFにされる1ビットのデータである。
【0174】判断ステップS5502において、視聴確
定フラグはONであった場合には、機能制御部5151
は、視聴確定フラグをOFFにし(ステップS550
3)、モニタ5200に表示すべきボタン画像の内容を
決定し(ステップS5504)、レコメンド表示用タイ
マーに1分をセットしてタイマーをスタートさせ(ステ
ップS5505)、視聴確定検出用タイマーに10分を
セットしてタイマーをスタートさせる(ステップS55
06)。決定されるボタン画像の内容は、ユーザが10
分以上継続して視聴していた元の番組名と、ボタン画像
を表示した理由と含むものとなる。ここで、元の番組名
は、後述するステップS5523において保持されてい
るものである。
【0175】例えば、ユーザが10分以上、○○映画を
視聴しており、CM時にチャンネル切替の操作をした場
合であれば、ボタン画像の内容は、「○○映画へ戻る
(1分経過)」という文字列となる。これは、チャンネ
ル切替をして1分経過したためユーザが○○映画を見て
いたことを忘れている可能性があるので注意を喚起し、
当該ボタン画像が、○○映画にチャンネルを戻すための
グラフィカルユーザインタフェースであることを示すも
のである。
【0176】また、判断ステップS5502において、
視聴確定フラグはOFFであった場合には、機能制御部
5151は、ステップS5503〜S5505をスキッ
プして、視聴確定検出用タイマーに10分をセットして
タイマーをスタートさせる(ステップS5506)。視
聴確定検出用タイマーのセットの後、機能制御部515
1は、ユーザのチャンネル切替操作に対応して、機器各
部制御部5153に指示を出し、受信部5110に受信
しているチャネルを切り替えさせて、他の番組を受信さ
せ(ステップS5506)、ユーザのチャンネル切替操
作に対応する処理を終了する。なお、また、ユーザによ
りチャンネル切替操作がなされたならば、機能制御部5
151は、上述した番組切替操作対応処理を再度行うこ
とになる。
【0177】その後、ステップS5505におけるレコ
メンド表示用タイマーへのセットから1分を経過した時
には、時刻管理部5155から通知を受けて機能制御部
5151は、レコメンド表示用タイマー時間経過処理を
実行し、上述した「○○映画へ戻る(1分経過)」とい
う文字列を表示するボタン画像をGUI制御部5156
に作成させ、出力部5140を介して当該ボタン画像を
モニタ5200に表示、即ちレコメンド表示させる(ス
テップS5511)。
【0178】また、ステップS5506における視聴確
定検出用タイマーへのセットから10分を経過した時に
は、時刻管理部5155から通知を受けて機能制御部5
151は、視聴確定検出用タイマー時間検出処理を実行
する。即ち、上述のレコメンド表示がなされている場合
には、そのレコメンド表示を取り消し(ステップS55
21)、視聴確定フラグをONにし(ステップS552
2)、視聴確定した番組の情報を保持する(ステップS
5523)。ここで、視聴確定した番組は、受信部51
10により受信されているチャンネルの番組であり、当
該番組の情報を保持するとは、機器状態情報格納部51
54内に格納されている現在受信しているチャンネル番
号の情報と、番組情報格納部5157内に格納されてい
る番組表とを参照することにより、受信中の番組の番組
名を取得して保持することをいう。
【0179】このような機能制御部5151を中心とす
る動作によって、例えば、○○映画を10分以上視聴中
にユーザがチャンネル切替操作を行って野球中継を見始
めた場合、野球中継の見始めから1分後には、モニタ5
200には、図26に示すようにボタン画像が表示され
る。図26は、モニタに元の番組へ戻る旨のレコメンド
表示がなされた状態を示す図である。
【0180】同図に示すようにモニタに「○○映画へ戻
る(1分経過)」という文字列を含むボタン画像が表示
された状態において、ユーザが、リモコンの決定ボタン
を押下したとすると、デジタル放送受信装置5100
は、ユーザが○○映画のチャンネルを指定してチャンネ
ル切替操作を行った場合と同様の動作を行う。なお、レ
コメンド表示用タイマーに1分をセットするのは、CM
や番組中に、他のチャンネルに順次切替えて内容を短時
間で閲覧する、いわゆるザッピングが、終了するのに1
分程度はかかるであろうと想定したためであり、また、
視聴確定検出用タイマーに10分をセットするのは、1
0分間以上継続して視聴している番組については、ユー
ザが見続けていたいであろうと想定したためである。 <実施の形態4>実施の形態4では、ユーザの日々の生
活リズムや嗜好といったユーザ情報に基づいて、レコメ
ンド表示を行うユーザインタフェース装置について説明
する。
【0181】以下、本発明の実施の形態4に係るユーザ
インタフェース装置について、図27から図33を用い
て説明する。 <構成>本発明の実施の形態4に係るユーザインタフェ
ース装置を備えるデジタル放送受信システムは、構成に
おいて実施の形態3に係るデジタル放送受信システム5
000と同等であるが(図23参照)、実施の形態4に
係るデジタル放送受信システムの制御部の機能構成は実
施の形態3における制御部5150の機能構成(図24
参照)と異なる。
【0182】図27は、実施の形態4に係るデジタル放
送受信システムの制御部6150の機能ブロック図であ
る。制御部6150は、実施の形態3に示す制御部51
50と同様に、実行制御機能及びユーザインタフェース
制御機能を実行する部分であり、機能制御部6151
と、ユーザ入力受付部5152と、機器各部制御部51
53と、機器状態情報格納部5154と、時刻管理部5
155と、GUI制御部5156と、番組情報格納部5
157と、ユーザ情報格納部6158とからなる。な
お、同図中、実施の形態3に示す制御部5150と同等
の機能部分については、図24と同一の符号を付してい
る。
【0183】機能制御部6151は、機器各部制御部5
153に、受信部5110、再生部5130等のデジタ
ル放送受信装置の各部を制御させることにより、番組表
を1時間毎に取り込ませたり、ユーザの指示に対応する
機能を実行させたりし、また、機器状態情報格納部51
54と番組情報格納部5157とユーザ情報格納部61
58とを参照して時刻管理部5155を用いて必要に応
じてGUI制御部5156にボタン画像を表示させる。
これらのため、機能制御部6151は、ユーザ入力受付
部5152により受け付けられるユーザの指示を解読し
てこれに基づいて機器各部制御部5153等に指示を出
す。ここで、機能制御部6151により取り込まれた番
組表は、実施の形態3においてと同様に番組情報格納部
5157に格納される。
【0184】また、機能制御部6151は、実施の形態
3における機能制御部5151と基本的には同様である
が、ユーザ情報を参照して、ユーザが望むであろう動作
を予測して、当該動作の実行指定ができるようなユーザ
インタフェースを必要時に提供するための制御を行う点
で異なる。ユーザ情報格納部6158は、以下に示すユ
ーザ情報を格納する。
【0185】図28は、ユーザ情報格納部6158に格
納されているユーザ情報の内容を示す図である。ユーザ
情報6400は、嗜好ジャンル6401、お気に入り番
組6402、番組視聴履歴6403、就寝時刻6404
等のユーザの日々の生活リズムや嗜好といったユーザに
特有な情報からなる。
【0186】嗜好ジャンル6401は、例えば、スポー
ツ、ニュース等のユーザの好みの番組ジャンルを示す1
0個以下の情報であり、また、お気に入り番組6402
は、ユーザの好みの番組を示す10個以下の情報であ
り、その番組についての番組名、ジャンル、出演者、チ
ャンネル等の情報からなる。番組視聴履歴6403は、
ユーザが過去に視聴したことのある番組を示す10個以
下情報であり、その番組についての番組名、ジャンル、
出演者、チャンネル等の情報からなる。
【0187】就寝時刻6404は、ユーザの生活リズ
ム、即ち習慣的な生活時間としての就寝時刻を示す情報
である。なお、嗜好ジャンル6401、お気に入り番組
6402及び就寝時刻6404は、ユーザによりリモコ
ン操作等によって直接入力された情報であり、また、番
組視聴履歴6403は、ユーザ操作に応じて視聴された
番組に関して、機能制御部6151が番組表を参照する
ことにより取得した情報である。
【0188】<動作>デジタル放送受信装置は、制御部
6150の制御の下で、デジタル放送番組の受信等を実
行する。ここでは、デジタル放送受信装置の有する2つ
の特殊な機能、即ち、ユーザの好みの番組についての視
聴をユーザに推奨する番組推奨機能と、ユーザが視聴中
の番組の終了時刻が、ユーザの生活リズムである就寝時
刻をすぎる場合に、当該番組の録画をユーザに推奨する
就寝時刻対応機能との実行動作について説明する。
【0189】まず、番組推奨機能についての実行動作を
説明する。図29は、番組推奨処理を示すフローチャー
トである。同図に示すように、機能制御部6151は、
ユーザによりある番組の視聴が10分以上継続してなさ
れたこと、いわば視聴確定したことを検出すると(ステ
ップS6501)、視聴確定した番組の終了までに、ユ
ーザに推奨すべき番組が放送されるかどうかを調べる
(ステップS6502)。
【0190】即ち、機能制御部6151は、時刻管理部
5155から現在の時刻を得て、また、番組情報格納部
5157に格納されている番組表を参照することにより
現在受信している番組の終了時刻を得て、これらの時刻
の間に放送される番組の中に、ユーザに推奨すべき番組
があるかを番組表から検索することにより調べる。この
検索は、ユーザ情報中の嗜好ジャンルの情報を用いて、
またユーザ情報中のお気に入り番組又は番組視聴履歴の
情報内の番組名、出演者等の情報を用いて行う。
【0191】ユーザに推奨すべき番組が放送されない場
合には(ステップS6503)、番組推奨処理は終了す
るが、ユーザに推奨すべき番組が放送される場合には
(ステップS6503)、レコメンド表示としてモニタ
に表示するボタン画像の内容となる文字列を決定する
(ステップS6504)。当該文字列は、推奨すべき番
組の番組名と、その番組を推奨する理由とを含む文字列
であり、理由は、嗜好ジャンルの情報を用いて検索され
た番組についてはそのジャンルであり、出演者の情報を
用いて検索された番組についてはその出演者名である。
【0192】例えば、ステップS6502において、ユ
ーザのお気に入り番組の出演者である△×により検索さ
れた番組が○○ドラマであった場合には、ボタン画像の
内容となる文字列は、「○○ドラマ(△×出演)に切り
替え」となる。ボタン画像の内容となる文字列を決定し
た後、機能制御部6151は、番組表を参照してユーザ
に推奨すべき番組の開始時刻を得て、その時刻を時刻管
理部5155に設定する(ステップS6505)。時刻
管理部5155は、設定された時刻が経過した時に、機
能制御部6151に通知するので、機能制御部6151
は通知を受けると(ステップS6506)、レコメンド
表示を行い(ステップS6507)、番組推奨処理は終
了する。
【0193】例えば、野球中継の視聴中に、上述の○○
ドラマが開始される時刻になると、ステップS6507
のレコメンド表示により、図30に示すようなボタン画
像がモニタに表示される。図30は、モニタに推奨番組
へ切り替える旨のレコメンド表示がなされた状態を示す
図である。
【0194】ユーザが当該ボタン画像を押下した場合に
は、機能制御部6151は、機器各部制御部5153を
介して、デジタル放送受信装置の受信部を制御して、そ
の番組を受信させる。これにより、ユーザは、野球中継
視聴中に、お気に入り番組の出演者である△×が出演す
る○○ドラマが開始されたことを知ることができ、その
番組が見たい場合には、リモコンの決定ボタンを操作す
ることによりボタン画像を押下するだけで、その番組を
見ることができるようになる。
【0195】次に、就寝時刻対応機能についての実行動
作を説明する。図31は、就寝時刻対応処理を示すフロ
ーチャートである。同図に示すように、機能制御部61
51は、ユーザによりある番組の視聴が10分以上継続
してなされたこと、いわば視聴確定したことを検出する
と(ステップS6601)、視聴確定した番組の終了時
刻を番組表を参照することにより得て、ユーザ情報中の
就寝時刻と比較する(ステップS6602)。
【0196】ステップS6602における比較の結果、
視聴確定した番組の終了時刻の方が就寝時刻より遅い場
合には(ステップS6603)、レコメンド表示として
モニタに表示するボタン画像の内容となる文字列を決定
し(ステップS6604)、レコメンド表示を行い(ス
テップS6605)、就寝時刻対応処理は終了する。こ
れにより、例えば、図32に示すようなボタン画像がモ
ニタに表示される。
【0197】図32は、モニタに視聴中番組を録画する
旨のレコメンド表示がなされた状態を示す図である。同
図に示す例は、ユーザの生活リズムとしての就寝時刻が
午前1時であり(図28参照)、ユーザが午前0時10
分から野球中継を見始めた後、午前0時20分になった
状態を示している。当該野球中継の終了時刻は午前2時
であるという情報とともに、録画をする旨が示されたボ
タン画像が表示されている。
【0198】ユーザが当該ボタン画像を押下した場合に
は、機能制御部6151は、機器各部制御部5153を
介して、デジタル放送受信装置の録画部を制御して、視
聴中の番組を録画させる。これにより、ユーザは、視聴
中番組の終了時刻が普段の就寝時刻より遅いことを知る
ことができ、その番組を録画したい場合には、リモコン
の決定ボタンを操作することによりボタン画像を押下す
るだけで、その番組を録画予約することができるように
なる。
【0199】<変形例>図33は、実施の形態4におけ
るデジタル放送受信装置の変形例であるデジタル放送受
信装置7100を備えるデジタル放送受信システム70
00の構成図である。デジタル放送受信装置7100
は、放送受信用アンテナ5101、受信部5110、受
信部7110、録画部5120、再生部5130、出力
部5140、計時部5160、記録部7170及び制御
部7150を備えており、図23に示したデジタル放送
受信装置と大きく異なる点は、受信部を2系統備え、さ
らに記録部7170を備えている点である。
【0200】従って、デジタル放送受信装置7100
は、同時に2つの番組を受信することができ、その番組
のデータをハードディスク等で構成される記録部717
0に記録することができる。制御部7150は、受信部
5110及び受信部7110にどのチャンネルを受信さ
せるかの制御や、受信部5110及び受信部7110か
らの記録部7170へデータを記録する際の記録位置の
制御や、再生部5130又は録画部5120への入力制
御やその他各部の制御を行う。ここで、再生部5130
又は録画部5120への入力制御とは、制御部7150
が、再生部5130或いは録画部5120に、受信部5
110、受信部7110又は記録部7170のいずれか
らのデータを与えるかを選択することをいう。
【0201】制御部7150の制御により、受信部51
10及び受信部7110のうち一方は、ユーザに指定さ
れた番組を受信し、もう一方は、ユーザ情報に基づいて
決定された1つの推奨番組を受信する。記録部7170
は、制御部7150によりリング状の記録バッファとし
て用いられ、常にそれぞれの受信部により受信された番
組のデータの最新2時間分が記録される。
【0202】このような構成のデジタル放送受信装置7
100では、上述の番組推奨機能により推奨する番組
が、既に開始された後で図30に示したようなボタン画
像がユーザにより押下された場合には、制御部7150
は、記録部7170に記録している番組のデータを用い
て、当該番組の最初の部分から再生部5130に再生さ
せる。このために、制御部7150は、図30に示した
ようなボタン画像を表示するとともに、受信部5110
又は受信部7110のうち現在視聴中の番組を受信して
いない方に推奨番組を受信させ記録部7170に記録さ
せるものとする。
【0203】また、デジタル放送受信装置7100で
は、上述の就寝時刻対応機能により、視聴中の番組の終
了時刻が就寝時刻より遅いため録画を推奨する旨のボタ
ン画像を表示した場合(図32参照)に、ユーザが当該
ボタン画像を押下したときには、制御部7150は、記
録部7170に記録されている視聴中の番組のデータを
用いて、当該番組の最初の部分から録画部5120に録
画させる。これにより、途中からではなく番組全体の録
画が可能となる。
【0204】以上、本発明に係るユーザインタフェース
装置について、実施形態に基づいて説明したが、本発明
はこれら実施形態に限られないことは勿論である。即
ち、 (1)実施の形態1〜4では、デジタル放送受信システ
ムにおける録画再生装置又はデジタル放送受信装置を対
象としてユーザの操作がなされることとしたが、本発明
は、特にユーザの操作対象となる機器を限定するもので
はない。
【0205】従って、本発明に係るユーザインタフェー
ス装置は、例えば、アナログ放送受信装置、DVDプレ
ーヤ、カーナビゲーションシステム、家電製品、ホーム
オートメーションシステム等に用いられるものであって
もよい。ホームオートメーションシステムにおいて実施
の形態4に示したようなユーザ情報に基づくレコメンド
表示を行う例として、ユーザの生活リズム等の情報に基
づいて所定時刻になった時に、ホームオートメーション
システムの制御パネルに「風呂に給湯しましょうか?」
というレコメンド表示を行うようなユーザインタフェー
ス等があげられる。この場合、ユーザが肯定的な指示を
行えば、給湯がなされることになる。 (2)実施の形態1〜4では、放送される番組表を受信
することとしたが、番組表はインターネット等のネット
ワーク経由で取得しても、CD−ROM等の記録媒体に
記録されていることとして、当該記録媒体から読み取る
こととしてもよい。 (3)実施の形態1では、ユーザが予約録画を行った直
後に、「次回放送分の録画予約」等を補助メニューに表
示する例を示したが、例えば、ドラマを5回分録画済み
の状況において、2回目を再生し終えた後には、「次回
分を再生」という項目を補助メニューに表示し、5回目
を再生し終えた後には、「次回放送分の録画予約」とい
う項目を補助メニューに表示することとしてもよい。こ
のためには、録画したドラマのドラマ名等の情報を管理
することとし、当該情報と番組表とを参照して、次回分
のドラマが録画されているか、また放送予定があるか等
を判断した後に、状況に適する補助メニューを表示する
こととすればよい。 (4)実施の形態1で示したような機器の実行状態やユ
ーザの過去の操作に基づいて自動的に補助メニューを表
示するユーザインタフェースと、実施の形態2で示した
ようなユーザの操作に起因してキーワードと機能項目を
含む補助メニューを表示するユーザインタフェースと
は、1つの機器のユーザインタフェースとしてともに備
えられていてもよく、またさらにユーザの操作に基づい
て過去に1度実行した機能を簡単に選択できるような補
助メニューを表示するユーザインタフェース等のその他
のユーザインタフェースと共に1つの機器に備えられて
いてもよく、これらのユーザインタフェースをユーザが
選択的に利用することができることとしてもよい。
【0206】また、実施の形態1における補助メニュー
に表示すべき項目の決定は、補助メニュー項目情報の補
助メニュー項目表示条件(図6参照)によって行った
が、これを実施の形態2で示した意味関係情報3530
と機能項目・キーワード状態情報3540のような情報
に基づいて、各機能項目への評価値を計算して行うこと
としてもよい(図21参照)。即ち、補助メニュー項目
決定部1416は、実行指示情報の各要素や、機器状態
情報の各要素を、実施の形態2におけるキーワードと等
価なものとみなし、これらの各要素の値を、そのキーワ
ードに対応するノードへの入力値とみなすことにより、
図21に示すような原理に基づき、各機能項目に対応す
るノードについての評価値を逐次更新して、各機能項目
についてのノードの保持する評価値に従って、補助メニ
ューに表示すべき機能項目を決定してもよい。
【0207】なお、ユーザの操作に基づいて過去に1度
実行した機能を簡単に選択できるような補助メニューを
表示するためには、操作受付部1411が実行制御情報
を生成する毎に、連続番号を付することとして、実行制
御情報にこの連続番号を含ませて実行指示・機器状態情
報記憶部1412に格納することとして、この連続番号
を参照して、補助メニューに表示すべき機能項目の順を
定めるようにすればよい。また、この場合、補助メニュ
ーに表示する機能項目は、例えば実行制御情報中の実行
指示情報の大項目、中項目、小項目に相当する基本メニ
ューのボタン画像に描かれた機能項目名を表示するよう
にしてもよい。 (5)実施の形態1及び実施の形態2のそれぞれにおい
て示した補助メニューの形式は、これに限定されること
はなく、補助メニューに表示したボタン画像の数や配置
もどのようなものであってもよい。なお、例えば、実施
の形態1において補助メニュー項目決定部1416が補
助メニュー項目情報の優先度に基づいて表示すべき補助
メニュー項目を決定したが、このような優先度に基づい
て、優先度の高い機能についてのボタン画像ほど、選択
しやすい位置に表示してもよい。
【0208】また、実施の形態においては、ユーザに選
択させるべき機能を示すために機能項目の名称を文字列
で描いた画像であるボタン画像を表示することとした
が、この形状に限定されることはなく、ユーザが容易に
理解できるような絵を描いたアイコン等でユーザに選択
させるべき機能を示してもよい。 (6)実施の形態では、ユーザの操作を受け付ける機器
を、リモコン1300又はリモコン5300としたが、
これに限定されることはなく、ユーザの操作を受け付け
る機器は、例えばマウス等のポインティングデバイスや
キーボード等であってもよい。
【0209】また、実施の形態では、ユーザへ指定可能
情報(選択肢等)を示すためにディスプレイに表示する
方法を用いたが、音声等を用いてもよい。音声を用いて
選択肢となるキーワードを提示する場合には、そのキー
ワードを読み上げればよく、これに対してユーザは選択
したいキーワードが読み上げられたタイミングで、リモ
コン、キーボード、マウス等の入力装置を通じて、又は
音声認識装置を通じて音声入力を行うことにより、選択
する旨を入力することとすればよい。
【0210】また、リモコン1300は、基本メニュー
を操作するためのリモコンボタンと、補助メニューを操
作するためのリモコンボタンとを備えるものとしたが、
リモコンボタンを共用することとし、同時にはいずれか
のメニューに対する操作しかできないこととしてもよ
い。但し、リモコン1300のように基本メニューと補
助メニューをそれぞれ操作するためのリモコンボタンを
独立に備えることには、モニタ画面に2つのメニューが
表示された場合においてもそれぞれのメニューに同時に
カーソルを位置づけたユーザインタフェースが提供でき
る利点があるので、リモコンボタンを共用すると、この
利点が失われることになる。
【0211】なお、リモコンボタンを共用する場合にお
いては、実施の形態1における制御部1110が補助メ
ニューの表示を行う場合に、既に基本メニューが表示さ
れている場合であれば、最初は補助メニュー側にはカー
ソルを位置づけておかないようなカーソル制御を行うこ
とによって、ユーザの基本メニューによる操作を遮らな
いようにすることもできる。 (7)実施の形態における実行指示・機器状態情報記憶
部1412に格納される実行制御情報中の実行指示情報
の要素とした「大項目」、「中項目」、「小項目」は、
基本メニューの階層に従ったものであっても、従わない
ものであってもよい。
【0212】また、実行指示情報の要素として「設定
1」、「設定2」、「設定3」、「対象1」等は、これ
に限定されることはなく、また、実行指示・機器状態情
報記憶部1412に格納される機器状態情報も、実施の
形態に示した内容に限られない。どのような内容であっ
ても実行指示・機器状態情報記憶部1412に格納され
る情報の要素は、実施の形態1における補助メニューに
表示すべき補助メニュー項目を決定するための条件を判
断するために用いられるものとなる。
【0213】また、実行制御情報中の実行管理情報は、
「未解読」、「実行待ち」等の値をとることとしたが、
これに限定されることはない。また、実施の形態1にお
ける機能実行制御部1413の処理手順等は図10のフ
ローチャートに示す手順に限られず、ユーザの操作を反
映した実行制御情報に基づいて、機能の実行制御や、補
助メニュー表示タイミングの付与(ステップS111、
S116)等を行うならばどのようなものであってもよ
い。例えば、実行管理情報は[実行待ち」という値をと
らないものとし、録画予約を1つの機能の実行ととらえ
て即時実行タイプの機能と同等と扱うこととしてもよい
し、また補助メニュー表示タイミングをユーザの操作を
受け付けた数秒後等に付与することとしてもよい。 (8)実施の形態1では、補助メニューに表示すべき補
助メニュー項目を決定するための判断の条件として、実
行指示・機器状態情報記憶部1412に格納されている
実行制御情報及び機器状態情報の各要素の値を用いるこ
ととしたが、この条件としては、ユーザの操作に関連す
る情報のみを用いることとしてもよいし、機器各部の状
態に関する情報のみを用いることとしてもよいし、これ
らを複合して用いてもよい。 (9)実施の形態1における補助メニュー表示タイミン
グ制御部1415は、機能実行制御部1413から与え
られたタイミングから所定時間ごとに複数回繰り返して
補助メニュー項目決定部1416に補助メニューに表示
する補助メニュー項目を決定するように指示を出すこと
としてもよく、機能実行制御部1413と無関係に自ら
タイミングを調整して補助メニュー項目決定部1416
に、前記指示を出すこととしてもよい。これによって、
例えば、基本メニューの表示中に、補助メニューが表示
されるようになったとしても、それぞれのメニューを操
作するためのリモコン1300のリモコンボタンは異な
るため、ユーザはいずれのメニューも操作できる。 (10)実施の形態1では、補助メニュー制御部141
8が補助メニューを10秒間ユーザの操作が中断すると
自動的に消去することとしたが、10秒に限定されるこ
とはなく、また、ユーザによりリモコン1300の補助
メニュー操作用ボタン以外のボタンが押下された場合等
を契機として消去する等としてもよい。
【0214】また、実施の形態2に示した補助メニュー
もユーザの操作が中断されて10秒以上たつと補助メニ
ュー制御部3418が消去することとしてもよい。 (11)実施の形態1では、補助メニュー項目を決定す
るために予め定めてある補助メニュー項目優先度を参照
することとしたが、これに限定されることはなく、優先
度に応じて補助メニュー項目を決定しなくてもよい。
【0215】なお、優先度を用いる場合には、優先度は
不変である必要はなく、例えば、ユーザに1度選択され
た機能に対応する補助メニュー項目は優先度が高まるこ
ととしてもよく、これによれば使用すればするほど便利
になるユーザインタフェースが提供できる。 (12)実施の形態2では、意味関係情報3530は、
1次側から2次側へと、2次側から1次側への両方向に
ついて、別々の意味的な関係をもつとしたが、両方向に
おいて意味的な関係は同一であることとしてもよい。
【0216】また、意味関係情報3530における重み
は全て1としたが、これに限定されることはなく、重み
は多様な値をとることとしてもよい。この場合、図21
における出力V[0]、V[1]等は、それぞれその値
で重み付けされて入力されることとなる。 (13)実施の形態2における補助メニュー制御部34
18の行う表示キーワード決定処理は、図22のフロー
チャートの手順以外の手順で行ってもよく、例えばステ
ップS502とステップS507の処理を除くものとし
てもよい。
【0217】また、補助メニュー制御部3418は、ユ
ーザにキーワードが選択された場合には、キーワードボ
タン画像の更新を行わないこととして、キーワードの更
新は「他の単語表示」が選択された場合のみに行うこと
としてもよい。即ち、図20のフローチャートにおける
ステップS409の後にステップS403を行わずにス
テップS404を行うようにしてもよい。 (14)実施の形態4では、1つのボタン画像がモニタ
に表示される例を示したが(図30参照)、ユーザに推
奨すべき番組が複数ある場合は、複数のボタン画像を表
示してもよい。また、推奨すべき番組を表示するための
ボタン画像と、当該番組を録画するためのボタン画像と
を表示する等も可能である。なお、ユーザによりいずれ
かのボタン画像が選択された場合には、その内容に応じ
て機器の動作がなされるようにすればよい。 (15)実施の形態4で示したユーザ情報中の嗜好ジャ
ンルやお気に入り番組等は、10個以下としたが、これ
に限定されることはなく、また、それぞれに優先順位を
付けてもよい。例えば、嗜好ジャンルに優先順位を付け
て、1番スポーツ、2番ニュース、3番映画としている
場合には、この嗜好ジャンルに基づいて推奨する番組が
複数検索された場合には、優先順位が高いものに基づい
て検索されたものから順に所定数だけをレコメンド表示
の対象としてもよい。 (16)実施の形態3、4で説明したレコメンド表示用
のボタン画像は、ユーザがリモコン操作によって非表示
化できることとしてもよい。また、実施の形態3で示し
た「○○映画へ戻る(1分経過)」というボタン画像
は、ユーザが通常のリモコン操作により○○映画にチャ
ンネル切替を行った場合には非表示化されることとして
もよい。 (17)実施の形態3、4では、同一チャンネルの10
分以上の継続視聴で視聴確定としたが、10分に限定さ
れることはない。また、番組表を参照して判断すること
により、同一番組の10分以上の視聴継続をもって視聴
確定としてもよい。 (18)実施の形態4で示した番組推奨機能では、現在
受信中の番組の終了時刻迄に、放送される番組を推奨す
ることとしたが、これに限定されることはなく、例え
ば、現在時刻から数分間以内に放送される番組を推奨す
る処理を、数分毎に実行することとしてもよい。 (19)実施の形態4で示した番組推奨機能では、レコ
メンド表示用のボタン画像に含ませる「(△×出演)」
等の理由は、ジャンル名や出演者名に限定されることは
なく、例えば、過去に視聴したことがある、毎週見てい
る等であってもよい。また、理由を付する場合に理由を
明示しなくても、暗示するような文字列、図形等の部分
的な画像を付することとしてもよい。 (20)実施の形態4では、ユーザ情報は、特に複数ユ
ーザについて区分していなかったが、複数ユーザについ
て区分していてもよい。例えば、ユーザそれぞれの名前
等と対としてユーザ情報を入力させるようにし、ユーザ
の名前を付記して推奨する番組等のレコメンド表示を行
うこととしてもよく、また、各ユーザが別々のリモコン
を持つことにして、どのリモコンでデジタル放送受信装
置が操作されているかを判別することにより、操作して
いるユーザのみに関連するレコメンド表示を行うことと
してもよい。 (21)実施の形態4で示した就寝時刻対応機能では、
視聴確定直後に番組終了時刻が就寝時刻より遅い場合に
レコメンド表示を行うこととしたが、これに限定される
ことはなく、就寝時刻に近づいてからレコメンド表示を
行うこととしてもよい。また、番組終了時刻が就寝時刻
より遅い場合にレコメンド表示をするのではなく、番組
終了時刻が就寝時刻より30分以上遅い場合にレコメン
ド表示をする等であってもよい。 (22)実施の形態1における制御部1110の実行制
御機能とユーザインタフェース制御機能とについての処
理手順(図10、図12のフローチャートの手順等)、
実施の形態2における補助メニュー制御部3418の補
助メニュー制御に関する処理手順(図20、図22のフ
ローチャートの手順等)、又は実施の形態3及び実施の
形態4におけるレコメンド表示の制御に関する処理手順
(図25、図29、図31のフローチャートの手順等)
を汎用のコンピュータ又はプログラム実行機能を有する
家電機器に実行させるためのコンピュータプログラム
を、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通
させ頒布することもできる。かかる記録媒体には、IC
カード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等
がある。流通、頒布されたコンピュータプログラムは、
プログラム実行機能を有する家電機器やパーソナルコン
ピュータ等にインストール等されることにより利用に供
され、家電機器やパーソナルコンピュータは、当該コン
ピュータプログラムを実行して、実施の形態1〜実施の
形態4に示したようなユーザインタフェースに関する諸
機能を実現する。
【0218】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るユーザインタフェース装置は、機器に対してのユ
ーザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じて各種動作の実
行指示を前記機器に通知するユーザインタフェース装置
であって、ユーザが実行を望むであろう1以上の動作を
予測する予測手段と、前記予測手段によりユーザが実行
を望むであろうと予測された1以上の前記動作につい
て、そのいずれかの動作をユーザに指定させるためのユ
ーザインタフェースを提供し、ユーザによる指定を受け
付けるユーザインタフェース手段と、前記ユーザインタ
フェース手段により受け付けられたユーザの指定に係る
動作についての実行指示を前記機器に通知する通知手段
とを備えることを特徴とする。
【0219】これにより、本発明に係るユーザインタフ
ェース装置を備えるシステムは、ユーザの所望する機能
動作を予測するため、ユーザは所望の機能動作の実行指
示を簡易に行える確率が高まる。ユーザは、深い階層の
階層メニューから所望の機能動作を探し出さなくても、
予測された機能動作については単に指定するだけで当該
機能動作の実行ができるようなユーザインタフェースが
提供されるので、実行指示が容易となる。なお、ここ
で、予測とは、例えば機器の状態、ユーザが入力した情
報等に基づいて、ユーザにより直接的に指示されていな
い機能動作を特定することをいう。
【0220】さらに、本発明に係るユーザインタフェー
ス装置によれば、例えば、システム資源の多少不足気味
となった状態においてユーザにその資源解放につながる
機能動作の実行指示を推奨するような、必ずしも即時実
行が必要ではないが実行の意義はあるといった機能動作
の実行指示の推奨も可能となる。従って、ユーザがその
時点では自覚はしていないが推奨されれば所望するよう
な機能動作の実行指示をも、ユーザに容易に行わせるこ
とができる。
【0221】ここで、前記ユーザインタフェース手段
は、前記ユーザインタフェースをユーザによる提供指示
を待たずに自発的に提供することとすることもできる。
これにより、本発明に係るユーザインタフェース装置を
用いたシステムは、ユーザが要求しなくても、予測して
機能動作の選択肢であるユーザインタフェースを自発的
に提示するので、必ずしも実行が必要ではない機能動作
について、ユーザに対して実行指示を提案することもで
き、結果的に当該システムの機能を把握していない初心
者ユーザにとって当該システムを利用することが容易に
なる。なお、ここで、ユーザインタフェースを自発的に
提供するとは、ユーザによる要求指示に応じて提供する
のではなく、自ら所定タイミングで提供することをい
う。
【0222】また、前記ユーザインタフェース装置はさ
らに、ユーザに特有な情報であるユーザ情報を格納する
ユーザ情報格納手段を備え、前記予測手段は、前記機器
の状態が所定状態になった後、前記ユーザ情報格納手段
に格納されている前記ユーザ情報に基づき、前記予測を
行うこととすることもできる。これにより、本発明に係
るユーザインタフェース装置は、ユーザに特有な事情等
に基づいて機器の動作を予測することにより、ユーザに
とって最適な機器の動作をユーザに提案することができ
る。これにより、ユーザは、提案された自己にとって最
適な動作を機器に簡単に実行させることができる。従っ
て、本発明は、一般ユーザ全体を対象とした汎用的な動
作ではなく、あるユーザに専用の動作を指定させるため
のユーザインタフェースを提供するものである。
【0223】また、前記ユーザ情報は、ユーザの嗜好に
関する嗜好情報であり、前記予測手段は、前記嗜好情報
に基づいてユーザの嗜好に合う動作を予測することとす
ることもできる。これにより、本発明に係るユーザイン
タフェース装置は、ユーザの嗜好に基づいて予測するこ
とにより、ユーザの気に入るであろう機器の動作をユー
ザに提案することができる。従って、ユーザは自己の嗜
好に関する情報をユーザ情報格納手段に格納すれば、自
己の嗜好に合う動作を簡単に指示できる手段の提供を受
けることができる。
【0224】また、前記ユーザ情報は、ユーザの生活リ
ズムに関する生活リズム情報であり、前記予測手段は、
前記生活リズム情報に基づいてユーザの生活リズムを保
つ上で必要な動作を予測することとすることもできる。
これにより、本発明に係るユーザインタフェース装置
は、ユーザの生活リズムに関する情報に基づいて予測す
ることにより、ユーザの生活習慣に沿うような機器の動
作をユーザに提案することができる。これにより、ユー
ザは動作の指定という簡単な操作で、生活習慣を保つた
めに必要な動作等を機器に実行させることができる。
【0225】また、前記ユーザインタフェース手段は、
前記予測手段によりユーザが実行を望むであろうと予測
された1以上の前記動作のいずれかをユーザに指定させ
るための画像を表示することにより前記ユーザインタフ
ェースの提供を行い、前記画像には前記予測の理由を示
す部分的な画像が含まれることとすることもできる。こ
れにより、グラフィカルユーザインタフェースを形成す
るボタン画像等に理由を付するので、ユーザは、ボタン
画像等が突然表示されたことに混乱することなく、ボタ
ン画像等の意味を理解することができる。
【0226】また、前記機器は、受信した番組の画像を
モニタに表示する放送受信装置であり、前記ユーザ情報
格納手段は、前記放送受信装置のユーザについての前記
ユーザ情報を格納し、前記ユーザインタフェース手段
は、前記予測手段によりユーザが実行を望むであろうと
予測された1以上の前記動作のいずれかをユーザに指定
させるための画像を前記モニタに表示することにより前
記ユーザインタフェースの提供を行うこととすることも
できる。
【0227】これにより、本発明に係るユーザインタフ
ェース装置は、放送受信装置のユーザインタフェースと
して活用されるものであるので、ユーザは放送受信装置
のモニタに表示される推奨動作を示すボタン画像等を、
例えばリモコン等の入力装置を介して押下することによ
り簡単に放送受信装置に当該推奨動作を行わせることが
できるようになる。推奨動作には、例えば、ユーザの嗜
好に合う番組へのチャンネル切替等がある。
【0228】また、前記ユーザインタフェース装置はさ
らに、複数の番組に関連する情報から構成される番組表
を格納する番組表格納手段と、ユーザによるユーザ情報
の入力を受け付け、前記ユーザ情報格納手段に格納する
ユーザ情報受付手段とを備え、前記ユーザ情報は、番組
に関するユーザの嗜好を示す番組嗜好情報であり、前記
ユーザインタフェース手段は、前記番組表を参照して、
前記番組嗜好情報に基づき、前記放送受信装置が受信中
の番組以外の番組であってユーザの嗜好に合う番組を検
索し、当該番組へ前記放送受信装置の受信対象を切り替
える動作の実行をユーザに指定させるための画像を前記
モニタに表示することとすることもできる。
【0229】これにより、本発明に係るユーザインタフ
ェース装置は、放送受信装置のユーザの嗜好に合う裏番
組への切り替えが行えるユーザインタフェースを備える
ので、自己の嗜好に関する情報を予め入力しておくこと
により、ユーザは好みの番組を見逃して他の番組を見て
しまうことなく、簡単な操作で好みの番組を見始めるこ
とができるようになる。
【0230】また、前記ユーザインタフェース装置はさ
らに、複数の番組に関連する情報から構成される番組表
を格納する番組表格納手段を備え、前記ユーザ情報は、
ユーザの生活リズムとしての就寝時刻を示す就寝時刻情
報であり、前記ユーザインタフェース手段は、前記番組
表と前記就寝時刻情報とを参照し前記放送受信装置が受
信中の番組の終了時刻と前記就寝時刻を比較して、前記
終了時刻が前記就寝時刻より遅い場合に、当該番組を録
画する動作の実行をユーザに指定させるための画像を前
記モニタに表示することとすることもできる。
【0231】これにより、本発明に係るユーザインタフ
ェース装置は、ユーザの就寝についての生活リズムを保
つことを補助するため、ユーザは一定の就寝時刻を保つ
のが容易になる。また、前記ユーザインタフェース装置
はさらに、前記ユーザインタフェース手段が受け付ける
前記指定以外のユーザ操作であって、前記機器に対して
のユーザ操作を、受け付ける一般的操作受付手段と、前
記一般的操作受付手段により受け付けられたユーザ操作
に応じて前記実行指示を前記機器に通知する一般的通知
手段と、前記一般的操作受付手段により受け付けられた
ユーザ操作に応じた前記実行指示に関する実行指示情報
を保持する保持手段とを備え、前記予測手段は、前記保
持手段に保持されている前記実行指示情報に基づき、前
記予測を行うこととすることもできる。
【0232】これにより、本発明に係るユーザインタフ
ェース装置は、一般的操作受付手段を介してユーザの通
常の操作も受け付けるため、ユーザが所望するであろう
と予測された機能動作の選択以外の操作についても、操
作性を損なわない。また、既にユーザによりなされた機
器の動作の実行指示に基づいて予測することにより、ユ
ーザにとって所望の動作を容易に指定することができる
確率がさらに高まる。従って、本発明に係るユーザイン
タフェース装置によれば、ある動作の実行指定の次にユ
ーザが望む動作は何であるかを検討して予測手段の予測
判断の内容として取り込み、予測精度を向上させること
により、ユーザの真に所望する機能動作の実行指示が容
易に行えるような選択肢を表示したグラフィカルユーザ
インタフェースを提供できるようになる。
【0233】また、前記予測手段は、前記機器による1
つの動作の実行終了を検知したときに、前記予測を行
い、前記ユーザインタフェース手段は、前記予測手段に
より前記予測がなされたときに、前記ユーザインタフェ
ースの提供を行うこととすることもできる。これによ
り、一般的に機能動作の実行後にはユーザはまた何かの
機能動作の実行を望む場合が多いため、提供するユーザ
インタフェースが有用となる確率は高まる。
【0234】また、前記機器は、複数の放送番組を記録
し、記録している各放送番組を再生してモニタに表示す
る放送番組記録再生装置であり、前記予測手段は、一連
の放送番組のうちの1つの番組が前記放送番組記録再生
装置により再生されたことを検知したときに、一連の放
送番組のうちの前記1つの番組に後続する番組を再生す
る動作を、ユーザが実行を望むであろう動作のうちの1
つとして予測し、前記ユーザインタフェース手段は、前
記予測手段によりユーザが実行を望むであろうと予測さ
れた1以上の前記動作のいずれかをユーザに指定させる
ための画像を前記モニタに表示することにより前記ユー
ザインタフェースの提供を行うこととすることもでき
る。
【0235】これにより、ユーザは、放送番組記録再生
装置に対して、記録済みの一連の番組中のある番組の再
生後に、その再生済みの番組に続く番組を再生させる指
示を容易に行うことができる。また、前記予測手段は、
前記機器に対して1つの動作を実行させるためになされ
るべきユーザの全ての操作が完了したことを検知したと
きに、前記予測を行うこととすることもできる。
【0236】これにより、ユーザ操作完了時にはユーザ
はさらに何らかの機能動作の実行を望む場合も多いため
予測が有用となる確率は高まる。また、前記通知手段
は、前記ユーザインタフェース手段により受け付けられ
たユーザの指定に係る動作がその実行にはユーザの操作
に基づく設定情報を必要とするものである場合に、前記
保持手段に保持されている実行指示情報を参照すること
により前記設定情報を含んだ前記実行指示を生成して、
当該実行指示を前記機器に通知することとすることもで
きる。
【0237】これにより、ユーザは一度入力した機能動
作の対象等を再度入力する必要がなくなる。このことは
逆に本発明に係るユーザインタフェース装置を用いるシ
ステムは、過去にユーザに入力された機能動作の対象等
の情報を有効に用いた機能の提供ができるようになるこ
とをも意味する。例えば、通常、録画再生装置におい
て、ユーザにより録画機能の実行指示がなされたときに
録画する日時やチャンネルその他の情報も入力もさせて
いるが、このような情報を、「次回分の番組を録画予約
する」機能等において利用することができるようにな
る。
【0238】「次回分の番組を録画予約する」等のユー
ザにとって一層便利な機能は、従来からある階層的なメ
ニューにはなじみにくく、階層的なメニューに位置づけ
てもユーザにその機能のメニュー中における所在が把握
されにくいものであるが、本発明はこれらの問題を解決
しシステムにさらにユーザにとって便利な機能を設ける
ことを容易化する効果を有する。
【0239】また、前記予測手段はさらに、前記機器の
動作それぞれについての優先度を定めた優先度情報を記
憶する優先度記憶部を有し、前記予測手段は、前記優先
度記憶部に記憶されている前記優先度情報を参照するこ
とにより、1以上所定数以下の動作を予測することとす
ることもできる。これにより、ユーザインタフェースと
して表示されるボタン画像等の数、即ち選択肢の数が絞
られるため、ユーザにとってわかりやすくなる。
【0240】また、前記ユーザインタフェース装置さら
に、前記ユーザインタフェース手段が受け付ける前記指
定以外のユーザ操作であって、前記機器に対してのユー
ザ操作を、受け付ける一般的操作受付手段を備え、前記
一般的操作受付手段は、ユーザの利用に供する物である
操作ボタンを有し、ユーザの操作を支援するための画像
を表示して当該画像に対応するユーザ操作を当該操作ボ
タンを介して受け付け、前記ユーザインタフェース手段
は、前記操作ボタンと異なる物である指定ボタンであっ
てユーザの利用に供するものを有し、当該指定ボタンを
介してユーザの指定を受け付けることとすることもでき
る。
【0241】これにより、予測された機能動作を指定す
るためのユーザインタフェースを利用しないユーザにと
っての通常の操作性を損なわない度合いは高まり、通常
の操作と、予測された機能動作を指定する操作とのそれ
ぞれの操作について用いるべきボタンが別々であるため
ユーザは操作がわかりやすくなる。また、前記機器は、
受信した画像をモニタに表示する放送受信装置であっ
て、あるチャンネルの番組を受信する受信手段と、前記
受信手段により第1チャンネルの番組が第1時間以上連
続して受信された後、ユーザ操作に応じて前記受信手段
が受信するチャンネルが変更された後に第2時間が経過
した状態であることを検出する状態検出手段を備え、前
記予測手段は、前記状態検出手段により前記検出がなさ
れた時に、ユーザが所望するであろう動作として、前記
第1チャンネルへの切替動作を予測し、前記ユーザイン
タフェース手段は、前記予測手段に予測された第1チャ
ンネルへの切替動作の実行をユーザに指定させるための
画像を前記モニタに表示して、ユーザによる指定を受け
付け、前記放送受信装置は、前記通知手段により、第1
チャンネルへの切替動作が通知されたときに、前記受信
手段を制御して前記第1チャンネルの番組を受信させる
こととすることもできる。
【0242】これにより、本発明に係るユーザインタフ
ェース装置が用いられる放送受信装置は、ユーザがある
番組を視聴していたがCMが放送される間等の一時的に
他のチャンネルに切り替えたような場合に、ユーザが元
の番組を見ることを忘れてしまうことを防止することが
でき、ユーザは、モニタに表示されるチャンネル切り替
え用の画像を選択するだけで、元の番組を即座に見始め
ることができる。
【0243】また、前記ユーザインタフェース装置はさ
らに、前記機器の各動作に対応する評価値を格納する評
価値格納手段と、前記機器のそれぞれの動作と複数のキ
ーワードそれぞれとの意味的な関係に関する意味的関係
情報を記憶する意味的関係情報記憶手段と、ユーザによ
る前記キーワードの指定を受け付けるキーワード受付手
段と、前記評価値格納手段に格納されている評価値を所
定値に初期化する初期化手段と、前記意味的関係情報を
参照して、前記キーワード受付手段により受け付けられ
た前記指定に係るキーワードに意味的に関係する動作に
対応する評価値を増加させる評価値増加手段とを備え、
前記予測手段は、前記キーワード受付手段により前記指
定が受け付けられたときに、前記評価値格納手段に格納
されているそれぞれの動作に対応する評価値に基づい
て、評価値の大きいものから順に所定数の動作を特定す
ることをもって前記予測を行い、前記ユーザインタフェ
ース手段は、前記予測手段により予測された前記所定数
の動作のいずれかをユーザに指定させるためのユーザイ
ンタフェースを提供することとすることもできる。
【0244】これにより、多種の機能動作が可能なシス
テムを操作するユーザであって、メニュー階層等を記憶
していないユーザに、所望の機能動作を簡単に選択させ
るグラフィカルユーザインタフェースを提供することが
できる。また、前記キーワード受付手段はさらに、ユー
ザに所望する前記機器の動作を指定させるための専用メ
ニューであって、前記機器の動作のうち少なくとも1つ
と意味的に関連をもつキーワードを複数含ませた専用メ
ニューを、前記意味的関係情報を参照することにより構
築して表示した後、ユーザによる前記キーワードの指定
を受け付け、前記ユーザインタフェース手段は、前記所
定数の動作のいずれかをユーザに指定させるための画像
を表示することにより前記ユーザインタフェースの提供
を行うこととすることもできる。
【0245】これにより、ユーザにキーワードを一文字
ずつ直接的に入力させるのではなく、選択させるため、
ユーザに記憶負担をかけない。また、前記ユーザインタ
フェース装置はさらに、前記キーワード受付手段が受け
付ける前記指定及び前記ユーザインタフェース手段が受
け付ける前記指定、以外のユーザ操作であって、前記機
器に対してのユーザ操作を受け付ける一般的操作受付手
段と、前記一般的操作受付手段により受け付けられたユ
ーザ操作に応じて前記実行指示を前記機器に通知する一
般的通知手段とを備え、前記一般的操作受付手段は、ユ
ーザの利用に供する物である操作ボタンを有し、ユーザ
の操作を支援するための画像を表示して当該画像に対応
するユーザ操作を当該操作ボタンを介して受け付け、前
記ユーザインタフェース手段は、前記操作ボタンと異な
る物である指定ボタンであってユーザの利用に供するも
のを有し、前記キーワード受付手段は、前記指定ボタン
を介してユーザによる前記キーワードの指定を受け付け
るものであり、前記ユーザインタフェース手段は、前記
指定ボタンを介してユーザによる前記動作の指定を受け
付けることとすることもできる。
【0246】これにより、キーワードを用いた選択方法
を使わないユーザにとっての通常の階層メニューの操作
性を損なわず、また、キーワードを用いた選択方法を実
行するための操作ボタンと、通常の階層メニューを操作
するボタンとが区別されているため、ユーザは操作がわ
かりやすくなる。また、本発明に係る放送受信装置は、
受信した番組の画像をモニタに表示する放送受信装置で
あって、指示を受けて、当該指示に応じて自装置内各部
を制御し各種動作を実行させる実行制御手段と、自装置
のユーザに特有な情報であるユーザ情報を格納するユー
ザ情報格納手段と、自装置の状態が所定状態になった
後、前記ユーザ情報格納手段に格納されている前記ユー
ザ情報に基づき、ユーザが実行を望むであろうと予測さ
れる1以上の動作について、当該動作の実行をユーザに
指定させるための画像を前記モニタに表示して、ユーザ
による指定を受け付けるユーザインタフェース手段と、
前記ユーザインタフェース手段により受け付けられたユ
ーザの指定に係る動作の実行指示を前記実行制御手段に
与える通知手段とを備えることを特徴とする。
【0247】これにより、本発明に係る放送受信装置
は、ユーザ特有の事情等に基づいてユーザが所望するで
あろう動作を予測し、予測した推奨動作を指定するため
のボタン画像等をモニタに表示するものであるため、ユ
ーザが当該ボタン画像等をリモコン等の入力装置を介し
て押下することにより簡単に放送受信装置に推奨動作を
行わせることができるようになる。従って、本発明は、
一般的な動作ではなく、当該放送受信装置のユーザに専
用の推奨動作を指定させるためのユーザインタフェース
を提供するものである。
【0248】また、前記放送受信装置はさらに、複数の
番組に関連する情報から構成される番組表を格納する番
組表格納手段を備え、前記ユーザ情報は、番組に関する
ユーザの嗜好を示す番組嗜好情報であり、前記ユーザイ
ンタフェース手段は、前記番組表を参照して、前記番組
嗜好情報に基づき、受信中の番組以外の番組であってユ
ーザの嗜好に合う番組を検索し、当該番組へ受信対象を
切り替える動作の実行をユーザに指定させるための画像
を前記モニタに表示することとすることもできる。
【0249】これにより、本発明に係る放送受信装置
は、ユーザの嗜好に合う裏番組への切り替えが行えるユ
ーザインタフェースを備えるので、ユーザは好みの番組
を見逃して他の番組を見てしまうことなく、簡単な操作
で好みの番組を見始めることができるようになる。ま
た、前記放送受信装置はさらに、ユーザによるユーザ情
報の入力を受け付け、前記ユーザ情報格納手段に格納す
るユーザ情報受付手段を備えることとすることもでき
る。
【0250】これにより、本発明に係る放送受信装置の
ユーザは、自己の嗜好に関する情報を予め放送受信装置
に入力しておけば、放送受信装置に自己の嗜好に合う動
作を容易に行わせることができるようになる。また、前
記放送受信装置はさらに、前記番組表を参照することに
より受信した番組に関する情報を取得し、当該情報を前
記番組嗜好情報として前記ユーザ情報格納手段に格納す
る受信番組情報取得手段を備えることとすることもでき
る。
【0251】これにより、本発明に係る放送受信装置の
ユーザは、毎週視聴している番組等を見逃して他の番組
を見てしまうことなく、簡単な操作で毎週視聴している
番組等を見始めることができるようになる。また、前記
放送受信装置はさらに、複数の番組に関連する情報から
構成される番組表を格納する番組表格納手段を備え、前
記ユーザ情報は、ユーザの生活リズムとしての就寝時刻
を示す就寝時刻情報であり、前記ユーザインタフェース
手段は、前記番組表と前記就寝時刻情報とを参照し受信
中の番組の終了時刻と前記就寝時刻を比較して、前記終
了時刻が前記就寝時刻より遅い場合に、当該番組を録画
する動作の実行をユーザに指定させるための画像を前記
モニタに表示することとすることもできる。
【0252】これにより、本発明に係る放送受信装置
は、ユーザの就寝についての生活リズムを保つことを補
助するため、ユーザにとっては生活リズムを保つのが容
易になる。また、前記放送受信装置はさらに、受信した
番組のデータを一時的に記憶する一時記憶手段を備え、
前記実行制御手段は、前記通知手段により前記録画する
動作の実行指示が伝えられた場合に、前記一時記憶手段
に記憶されている番組のデータを用いて、当該実行指示
が伝えられた時より前に受信した部分から当該番組を自
装置内の録画手段に録画させることとすることもでき
る。
【0253】これにより、本発明に係る放送受信装置
は、録画開始指示を受ける前の部分から録画を行うた
め、録画された番組は、後日ユーザが視聴しやすいもの
となる。また、前記ユーザインタフェース手段が表示す
る画像には、前記予測の理由を示す部分的な画像が含ま
れることとすることもできる。これにより、本発明に係
る放送受信装置はユーザに動作を指定させるためにモニ
タに表示するボタン画像等に、理由を付するので、ユー
ザは、ボタン画像等が突然表示されたことに混乱するこ
となく、ボタン画像等の意味を理解することができる。
【0254】また、本発明に係る放送受信装置は、受信
した画像をモニタに表示する放送受信装置であって、あ
るチャンネルの番組を受信する受信手段と、前記受信手
段により第1チャンネルの番組が第1時間以上連続して
受信された後、ユーザ操作に応じて前記受信手段が受信
するチャンネルが変更された後に第2時間が経過した状
態であることを検出する状態検出手段と、前記状態検出
手段により前記検出がなされた時に、前記第1チャンネ
ルへの切り替え動作の実行をユーザに指定させるための
画像を前記モニタに表示して、ユーザによる指定を受け
付けるユーザインタフェース手段と、前記ユーザインタ
フェース手段によりユーザの指定が受け付けられたとき
に、前記受信手段を制御して前記第1チャンネルの番組
を受信させる受信制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0255】これにより、本発明に係る放送受信装置
は、ユーザがある番組を視聴していたがCMが放送され
る間等の一時的に他のチャンネルに切り替えたような場
合に、ユーザが元の番組を見ることを忘れてしまうこと
を防止することができ、ユーザは、モニタに表示される
チャンネル切り替え用の画像を選択するだけで、元の番
組を即座に見始めることができる。
【0256】また、前記ユーザインタフェース手段の表
示する前記画像には、第1チャンネルからチャンネルが
変更された後に第2時間が経過した旨を示す部分的な画
像が含まれることとすることもできる。これにより、本
発明に係る放送受信装置はユーザに動作を指定させるた
めにモニタに表示するボタン画像等に、理由を付するの
で、ユーザは、ボタン画像等が突然表示されたことに混
乱することなく、ボタン画像等の意味を理解することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るユーザインタフェ
ース装置を備えるデジタル放送受信システム1000の
構成図である。
【図2】デジタル放送受信システム1000における制
御部1110の機能ブロック図である。
【図3】制御部1110における実行指示・機器状態情
報記憶部1412の記憶するデータを示す図である。
【図4】実行指示・機器状態情報記憶部1412に記憶
されている基本メニュー表示制御情報に含まれる基本メ
ニュー階層構造情報を示す図である。
【図5】実行指示・機器状態情報記憶部1412の記憶
するデータの一例を示す図である。
【図6】補助メニュー項目情報記憶部1417の記憶す
るデータを示す図である。
【図7】補助メニュー項目情報記憶部1417に記憶さ
れている補助メニュー項目情報の例を示す図である。
【図8】図7と同様に、補助メニュー項目情報記憶部1
417に記憶されている補助メニュー項目情報の例を示
す図である。
【図9】ユーザの操作に対応したモニタ1200の画面
の遷移を示す図である。
【図10】実行制御情報に関連した機能実行制御部14
13の動作を示すフローチャートである。
【図11】図9に示す画面の遷移に後続するモニタ12
00の画面の遷移を示す図である。
【図12】制御部1110による補助メニューの表示に
関連する動作を示すフローチャートである。
【図13】モニタ1200に表示される画面の遷移を示
す図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係るユーザインタフ
ェース装置を備えるデジタル放送受信システム3000
の構成図である。
【図15】デジタル放送受信システム3000における
制御部3110の機能ブロック図である。
【図16】モニタ1200の一部に表示される補助メニ
ューの遷移を示す図である。
【図17】補助メニュー表示制御情報記憶部3417の
記憶するデータを示す図である。
【図18】機能項目情報3510の番号、機能項目名の
リストを例示する図である。
【図19】キーワード情報3520の番号、キーワード
のリストを例示する図である。
【図20】補助メニュー制御部3418の動作を示すフ
ローチャートである。
【図21】機能項目・キーワード状態情報の更新動作の
原理を示す図である。
【図22】補助メニュー制御部3418の行う表示キー
ワード決定処理を示すフローチャートである。
【図23】本発明の実施の形態3に係るユーザインタフ
ェース装置を備えるデジタル放送受信システム5000
の構成図である。
【図24】制御部5150の機能ブロック図である。
【図25】機能制御部5151の行う番組切替操作対応
処理、レコメンド表示用タイマー時間経過処理及び視聴
確定検出用タイマー時間経過処理を示すフローチャート
である。
【図26】モニタに元の番組へ戻る旨のレコメンド表示
がなされた状態を示す図である。
【図27】実施の形態4に係るデジタル放送受信システ
ムの制御部6150の機能ブロック図である。
【図28】ユーザ情報格納部6158に格納されている
ユーザ情報の内容を示す図である。
【図29】番組推奨処理を示すフローチャートである。
【図30】モニタに推奨番組へ切り替える旨のレコメン
ド表示がなされた状態を示す図である。
【図31】就寝時刻対応処理を示すフローチャートであ
る。
【図32】モニタに視聴中番組を録画する旨のレコメン
ド表示がなされた状態を示す図である。
【図33】実施の形態4におけるデジタル放送受信装置
の変形例であるデジタル放送受信装置7100を備える
デジタル放送受信システム7000の構成図である。
【図34】階層的メニューを表示する操作パネルを備え
る従来の家電機器の例であるビデオシステム9000を
示す図である。
【図35】操作パネル9210にボタン画像として表示
した機能項目の階層構造を示す図である。
【符号の説明】
1000 デジタル放送受信システム 1100 録画再生装置 1110 制御部 1120 記録部 1130 放送受信用アンテナ 1140 受信部 1150 符号化部 1160 再生部 1170 出力部 1200 モニタ 1300 リモコン 1310 電源ボタン 1320 メニューボタン 1330 カーソル移動ボタン 1350 カーソル移動ボタン 1370 決定ボタン 1380 補助メニュー操作用ボタン 1381 補助決定ボタン 1382 補助カーソル移動ボタン 1383 補助カーソル移動ボタン 1411 操作受付部 1412 実行指示・機器状態情報記憶部 1413 機能実行制御部 1414 画像データ記憶部 1415 補助メニュー表示タイミング制御部 1416 補助メニュー項目決定部 1417 補助メニュー項目情報記憶部 1418 補助メニュー制御部 1419 補助メニュー操作受付部 1420 補助メニュー表示部 5000 デジタル放送受信システム 5100 デジタル放送受信装置 5101 放送受信用アンテナ 5110 受信部 5120 録画部 5130 再生部 5140 出力部 5150 制御部 5151 機能制御部 5152 ユーザ入力受付部 5153 機器各部制御部 5154 機器状態情報格納部 5155 時刻管理部 5156 GUI制御部 5157 番組情報格納部 5160 計時部 5200 モニタ 5300 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河田 浩嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 黒崎 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 櫛木 好明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA27 CA09 CB07 CB08 CB09 DA05 5E501 AA19 AA20 AB06 AC16 AC34 BA03 BA05 CA03 CC02 DA15 EA05 EA11 EA15 EB05 FA05 FA08 FA23 FA42 FA44 FA46 FB12 FB43

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器に対してのユーザ操作を受け付け、
    ユーザ操作に応じて各種動作の実行指示を前記機器に通
    知するユーザインタフェース装置であって、 ユーザが実行を望むであろう1以上の動作を予測する予
    測手段と、 前記予測手段によりユーザが実行を望むであろうと予測
    された1以上の前記動作について、そのいずれかの動作
    をユーザに指定させるためのユーザインタフェースを提
    供し、ユーザによる指定を受け付けるユーザインタフェ
    ース手段と、 前記ユーザインタフェース手段により受け付けられたユ
    ーザの指定に係る動作についての実行指示を前記機器に
    通知する通知手段とを備えることを特徴とするユーザイ
    ンタフェース装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザインタフェース手段は、前記
    ユーザインタフェースをユーザによる提供指示を待たず
    に自発的に提供することを特徴とする請求項1記載のユ
    ーザインタフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記ユーザインタフェース装置はさら
    に、 ユーザに特有な情報であるユーザ情報を格納するユーザ
    情報格納手段を備え、 前記予測手段は、前記機器の状態が所定状態になった
    後、前記ユーザ情報格納手段に格納されている前記ユー
    ザ情報に基づき、前記予測を行うことを特徴とする請求
    項2記載のユーザインタフェース装置。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ情報は、ユーザの嗜好に関す
    る嗜好情報であり、 前記予測手段は、前記嗜好情報に基づいてユーザの嗜好
    に合う動作を予測することを特徴とする請求項3記載の
    ユーザインタフェース装置。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ情報は、ユーザの生活リズム
    に関する生活リズム情報であり、 前記予測手段は、前記生活リズム情報に基づいてユーザ
    の生活リズムを保つ上で必要な動作を予測することを特
    徴とする請求項3記載のユーザインタフェース装置。
  6. 【請求項6】 前記ユーザインタフェース手段は、前記
    予測手段によりユーザが実行を望むであろうと予測され
    た1以上の前記動作のいずれかをユーザに指定させるた
    めの画像を表示することにより前記ユーザインタフェー
    スの提供を行い、 前記画像には前記予測の理由を示す部分的な画像が含ま
    れることを特徴とする請求項3記載のユーザインタフェ
    ース装置。
  7. 【請求項7】 前記機器は、受信した番組の画像をモニ
    タに表示する放送受信装置であり、 前記ユーザ情報格納手段は、前記放送受信装置のユーザ
    についての前記ユーザ情報を格納し、 前記ユーザインタフェース手段は、前記予測手段により
    ユーザが実行を望むであろうと予測された1以上の前記
    動作のいずれかをユーザに指定させるための画像を前記
    モニタに表示することにより前記ユーザインタフェース
    の提供を行うことを特徴とする請求項3記載のユーザイ
    ンタフェース装置。
  8. 【請求項8】 前記ユーザインタフェース装置はさら
    に、 複数の番組に関連する情報から構成される番組表を格納
    する番組表格納手段と、 ユーザによるユーザ情報の入力を受け付け、前記ユーザ
    情報格納手段に格納するユーザ情報受付手段とを備え、 前記ユーザ情報は、番組に関するユーザの嗜好を示す番
    組嗜好情報であり、 前記ユーザインタフェース手段は、前記番組表を参照し
    て、前記番組嗜好情報に基づき、前記放送受信装置が受
    信中の番組以外の番組であってユーザの嗜好に合う番組
    を検索し、当該番組へ前記放送受信装置の受信対象を切
    り替える動作の実行をユーザに指定させるための画像を
    前記モニタに表示することを特徴とする請求項7記載の
    ユーザインタフェース装置。
  9. 【請求項9】 前記ユーザインタフェース装置はさら
    に、 複数の番組に関連する情報から構成される番組表を格納
    する番組表格納手段を備え、 前記ユーザ情報は、ユーザの生活リズムとしての就寝時
    刻を示す就寝時刻情報であり、 前記ユーザインタフェース手段は、前記番組表と前記就
    寝時刻情報とを参照し前記放送受信装置が受信中の番組
    の終了時刻と前記就寝時刻を比較して、前記終了時刻が
    前記就寝時刻より遅い場合に、当該番組を録画する動作
    の実行をユーザに指定させるための画像を前記モニタに
    表示することを特徴とする請求項7記載のユーザインタ
    フェース装置。
  10. 【請求項10】 前記ユーザインタフェース装置はさら
    に、 前記ユーザインタフェース手段が受け付ける前記指定以
    外のユーザ操作であって、前記機器に対してのユーザ操
    作を、受け付ける一般的操作受付手段と、 前記一般的操作受付手段により受け付けられたユーザ操
    作に応じて前記実行指示を前記機器に通知する一般的通
    知手段と、 前記一般的操作受付手段により受け付けられたユーザ操
    作に応じた前記実行指示に関する実行指示情報を保持す
    る保持手段とを備え、 前記予測手段は、前記保持手段に保持されている前記実
    行指示情報に基づき、前記予測を行うことを特徴とする
    請求項2記載のユーザインタフェース装置。
  11. 【請求項11】 前記予測手段は、前記機器による1つ
    の動作の実行終了を検知したときに、前記予測を行い、 前記ユーザインタフェース手段は、前記予測手段により
    前記予測がなされたときに、前記ユーザインタフェース
    の提供を行うことを特徴とする請求項10記載のユーザ
    インタフェース装置。
  12. 【請求項12】 前記機器は、複数の放送番組を記録
    し、記録している各放送番組を再生してモニタに表示す
    る放送番組記録再生装置であり、 前記予測手段は、一連の放送番組のうちの1つの番組が
    前記放送番組記録再生装置により再生されたことを検知
    したときに、一連の放送番組のうちの前記1つの番組に
    後続する番組を再生する動作を、ユーザが実行を望むで
    あろう動作のうちの1つとして予測し、 前記ユーザインタフェース手段は、前記予測手段により
    ユーザが実行を望むであろうと予測された1以上の前記
    動作のいずれかをユーザに指定させるための画像を前記
    モニタに表示することにより前記ユーザインタフェース
    の提供を行うことを特徴とする請求項11記載のユーザ
    インタフェース装置。
  13. 【請求項13】 前記予測手段はさらに、 前記機器の動作それぞれについての優先度を定めた優先
    度情報を記憶する優先度記憶部を有し、 前記予測手段は、前記優先度記憶部に記憶されている前
    記優先度情報を参照することにより、1以上所定数以下
    の動作を予測し、 前記一般的操作受付手段は、ユーザの利用に供する物で
    ある操作ボタンを有し、ユーザの操作を支援するための
    画像を表示して当該画像に対応するユーザ操作を当該操
    作ボタンを介して受け付け、 前記ユーザインタフェース手段は、前記操作ボタンと異
    なる物である指定ボタンであってユーザの利用に供する
    ものを有し、当該指定ボタンを介してユーザの指定を受
    け付け、 前記通知手段は、前記ユーザインタフェース手段により
    受け付けられたユーザの指定に係る動作がその実行には
    ユーザの操作に基づく設定情報を必要とするものである
    場合に、前記保持手段に保持されている実行指示情報を
    参照することにより前記設定情報を含んだ前記実行指示
    を生成して、当該実行指示を前記機器に通知することを
    特徴とする請求項11記載のユーザインタフェース装
    置。
  14. 【請求項14】 前記予測手段は、前記機器に対して1
    つの動作を実行させるためになされるべきユーザの全て
    の操作が完了したことを検知したときに、前記予測を行
    うことを特徴とする請求項10記載のユーザインタフェ
    ース装置。
  15. 【請求項15】 前記通知手段は、前記ユーザインタフ
    ェース手段により受け付けられたユーザの指定に係る動
    作がその実行にはユーザの操作に基づく設定情報を必要
    とするものである場合に、前記保持手段に保持されてい
    る実行指示情報を参照することにより前記設定情報を含
    んだ前記実行指示を生成して、当該実行指示を前記機器
    に通知することを特徴とする請求項10記載のユーザイ
    ンタフェース装置。
  16. 【請求項16】 前記予測手段はさらに、 前記機器の動作それぞれについての優先度を定めた優先
    度情報を記憶する優先度記憶部を有し、 前記予測手段は、前記優先度記憶部に記憶されている前
    記優先度情報を参照することにより、1以上所定数以下
    の動作を予測することを特徴とする請求項10記載のユ
    ーザインタフェース装置。
  17. 【請求項17】 前記ユーザインタフェース装置さら
    に、 前記ユーザインタフェース手段が受け付ける前記指定以
    外のユーザ操作であって、前記機器に対してのユーザ操
    作を、受け付ける一般的操作受付手段を備え、 前記一般的操作受付手段は、ユーザの利用に供する物で
    ある操作ボタンを有し、ユーザの操作を支援するための
    画像を表示して当該画像に対応するユーザ操作を当該操
    作ボタンを介して受け付け、 前記ユーザインタフェース手段は、前記操作ボタンと異
    なる物である指定ボタンであってユーザの利用に供する
    ものを有し、当該指定ボタンを介してユーザの指定を受
    け付けることを特徴とする請求項2記載のユーザインタ
    フェース装置。
  18. 【請求項18】 前記機器は、受信した画像をモニタに
    表示する放送受信装置であって、 あるチャンネルの番組を受信する受信手段と、 前記受信手段により第1チャンネルの番組が第1時間以
    上連続して受信された後、ユーザ操作に応じて前記受信
    手段が受信するチャンネルが変更された後に第2時間が
    経過した状態であることを検出する状態検出手段を備
    え、 前記予測手段は、前記状態検出手段により前記検出がな
    された時に、ユーザが所望するであろう動作として、前
    記第1チャンネルへの切替動作を予測し、 前記ユーザインタフェース手段は、前記予測手段に予測
    された第1チャンネルへの切替動作の実行をユーザに指
    定させるための画像を前記モニタに表示して、ユーザに
    よる指定を受け付け、 前記放送受信装置は、前記通知手段により、第1チャン
    ネルへの切替動作が通知されたときに、前記受信手段を
    制御して前記第1チャンネルの番組を受信させることを
    特徴とする請求項2記載のユーザインタフェース装置。
  19. 【請求項19】 前記ユーザインタフェース装置はさら
    に、 前記機器の各動作に対応する評価値を格納する評価値格
    納手段と、 前記機器のそれぞれの動作と複数のキーワードそれぞれ
    との意味的な関係に関する意味的関係情報を記憶する意
    味的関係情報記憶手段と、 ユーザによる前記キーワードの指定を受け付けるキーワ
    ード受付手段と、 前記評価値格納手段に格納されている評価値を所定値に
    初期化する初期化手段と、 前記意味的関係情報を参照して、前記キーワード受付手
    段により受け付けられた前記指定に係るキーワードに意
    味的に関係する動作に対応する評価値を増加させる評価
    値増加手段とを備え、 前記予測手段は、前記キーワード受付手段により前記指
    定が受け付けられたときに、前記評価値格納手段に格納
    されているそれぞれの動作に対応する評価値に基づい
    て、評価値の大きいものから順に所定数の動作を特定す
    ることをもって前記予測を行い、 前記ユーザインタフェース手段は、前記予測手段により
    予測された前記所定数の動作のいずれかをユーザに指定
    させるためのユーザインタフェースを提供することを特
    徴とする請求項1記載のユーザインタフェース装置。
  20. 【請求項20】 前記キーワード受付手段はさらに、ユ
    ーザに所望する前記機器の動作を指定させるための専用
    メニューであって、前記機器の動作のうち少なくとも1
    つと意味的に関連をもつキーワードを複数含ませた専用
    メニューを、前記意味的関係情報を参照することにより
    構築して表示した後、ユーザによる前記キーワードの指
    定を受け付け、 前記ユーザインタフェース手段は、前記所定数の動作の
    いずれかをユーザに指定させるための画像を表示するこ
    とにより前記ユーザインタフェースの提供を行うことを
    特徴とする請求項19記載のユーザインタフェース装
    置。
  21. 【請求項21】 前記ユーザインタフェース装置はさら
    に、 前記キーワード受付手段が受け付ける前記指定及び前記
    ユーザインタフェース手段が受け付ける前記指定、以外
    のユーザ操作であって、前記機器に対してのユーザ操作
    を受け付ける一般的操作受付手段と、 前記一般的操作受付手段により受け付けられたユーザ操
    作に応じて前記実行指示を前記機器に通知する一般的通
    知手段とを備え、 前記一般的操作受付手段は、ユーザの利用に供する物で
    ある操作ボタンを有し、ユーザの操作を支援するための
    画像を表示して当該画像に対応するユーザ操作を当該操
    作ボタンを介して受け付け、 前記ユーザインタフェース手段は、前記操作ボタンと異
    なる物である指定ボタンであってユーザの利用に供する
    ものを有し、 前記キーワード受付手段は、前記指定ボタンを介してユ
    ーザによる前記キーワードの指定を受け付けるものであ
    り、 前記ユーザインタフェース手段は、前記指定ボタンを介
    してユーザによる前記動作の指定を受け付けることを特
    徴とする請求項20記載のユーザインタフェース装置。
  22. 【請求項22】 受信した番組の画像をモニタに表示す
    る放送受信装置であって、 指示を受けて、当該指示に応じて自装置内各部を制御し
    各種動作を実行させる実行制御手段と、 自装置のユーザに特有な情報であるユーザ情報を格納す
    るユーザ情報格納手段と、 自装置の状態が所定状態になった後、前記ユーザ情報格
    納手段に格納されている前記ユーザ情報に基づき、ユー
    ザが実行を望むであろうと予測される1以上の動作につ
    いて、当該動作の実行をユーザに指定させるための画像
    を前記モニタに表示して、ユーザによる指定を受け付け
    るユーザインタフェース手段と、 前記ユーザインタフェース手段により受け付けられたユ
    ーザの指定に係る動作の実行指示を前記実行制御手段に
    与える通知手段とを備えることを特徴とする放送受信装
    置。
  23. 【請求項23】 前記放送受信装置はさらに、 複数の番組に関連する情報から構成される番組表を格納
    する番組表格納手段を備え、 前記ユーザ情報は、番組に関するユーザの嗜好を示す番
    組嗜好情報であり、 前記ユーザインタフェース手段は、前記番組表を参照し
    て、前記番組嗜好情報に基づき、受信中の番組以外の番
    組であってユーザの嗜好に合う番組を検索し、当該番組
    へ受信対象を切り替える動作の実行をユーザに指定させ
    るための画像を前記モニタに表示することを特徴とする
    請求項22記載の放送受信装置。
  24. 【請求項24】 前記放送受信装置はさらに、 ユーザによるユーザ情報の入力を受け付け、前記ユーザ
    情報格納手段に格納するユーザ情報受付手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項23記載の放送受信装置。
  25. 【請求項25】 前記放送受信装置はさらに、 前記番組表を参照することにより受信した番組に関する
    情報を取得し、当該情報を前記番組嗜好情報として前記
    ユーザ情報格納手段に格納する受信番組情報取得手段を
    備えることを特徴とする請求項23記載の放送受信装
    置。
  26. 【請求項26】 前記放送受信装置はさらに、 複数の番組に関連する情報から構成される番組表を格納
    する番組表格納手段を備え、 前記ユーザ情報は、ユーザの生活リズムとしての就寝時
    刻を示す就寝時刻情報であり、 前記ユーザインタフェース手段は、前記番組表と前記就
    寝時刻情報とを参照し受信中の番組の終了時刻と前記就
    寝時刻を比較して、前記終了時刻が前記就寝時刻より遅
    い場合に、当該番組を録画する動作の実行をユーザに指
    定させるための画像を前記モニタに表示することを特徴
    とする請求項22記載の放送受信装置。
  27. 【請求項27】 前記放送受信装置はさらに、 受信した番組のデータを一時的に記憶する一時記憶手段
    を備え、 前記実行制御手段は、前記通知手段により前記録画する
    動作の実行指示が伝えられた場合に、前記一時記憶手段
    に記憶されている番組のデータを用いて、当該実行指示
    が伝えられた時より前に受信した部分から当該番組を自
    装置内の録画手段に録画させることを特徴とする請求項
    26記載の放送受信装置。
  28. 【請求項28】 前記ユーザインタフェース手段が表示
    する画像には、前記予測の理由を示す部分的な画像が含
    まれることを特徴とする請求項22記載の放送受信装
    置。
  29. 【請求項29】 受信した画像をモニタに表示する放送
    受信装置であって、 あるチャンネルの番組を受信する受信手段と、 前記受信手段により第1チャンネルの番組が第1時間以
    上連続して受信された後、ユーザ操作に応じて前記受信
    手段が受信するチャンネルが変更された後に第2時間が
    経過した状態であることを検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段により前記検出がなされた時に、前記
    第1チャンネルへの切り替え動作の実行をユーザに指定
    させるための画像を前記モニタに表示して、ユーザによ
    る指定を受け付けるユーザインタフェース手段と、 前記ユーザインタフェース手段によりユーザの指定が受
    け付けられたときに、前記受信手段を制御して前記第1
    チャンネルの番組を受信させる受信制御手段とを備える
    ことを特徴とする放送受信装置。
  30. 【請求項30】 前記ユーザインタフェース手段の表示
    する前記画像には、第1チャンネルからチャンネルが変
    更された後に第2時間が経過した旨を示す部分的な画像
    が含まれることを特徴とする請求項29記載の放送受信
    装置。
  31. 【請求項31】 コンピュータに、機器に対してのユー
    ザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じて各種動作の実行
    指示を前記機器に通知させるユーザインタフェース処理
    を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であ
    って、 前記ユーザインタフェース処理は、 ユーザが実行を望むであろう動作を予測する予測ステッ
    プと、 前記予測ステップによりユーザが実行を望むであろうと
    予測された1以上の前記動作について、そのいずれかの
    動作をユーザに指定させるためのユーザインタフェース
    を提供し、ユーザによる指定を受け付けるユーザインタ
    フェースステップと、 前記ユーザインタフェースステップにより受け付けられ
    たユーザの指定に係る動作についての実行指示を前記機
    器に通知する通知ステップとを含むことを特徴とする記
    録媒体。
  32. 【請求項32】 コンピュータに、受信した番組の画像
    をモニタに表示する放送受信処理を実行させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記放送受信処理は、 前記コンピュータの状態が所定状態になった後、ユーザ
    に特有な情報であるユーザ情報に基づき、ユーザが実行
    を望むであろうと予測される1以上の動作について、当
    該動作の実行をユーザに指定させるための画像を前記モ
    ニタに表示して、ユーザによる指定を受け付けるユーザ
    インタフェースステップと、 前記ユーザインタフェースステップにより受け付けられ
    たユーザの指定に係る動作の実行を行う実行ステップと
    を含むことを特徴とする記録媒体。
  33. 【請求項33】 コンピュータに、受信した番組の画像
    をモニタに表示する放送受信処理を実行させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 前記放送受信処理は、 あるチャンネルの番組を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより第1チャンネルの番組が第1時
    間以上連続して受信された後、ユーザ操作に応じて前記
    受信ステップが受信するチャンネルが変更された後に第
    2時間が経過した状態であることを検出する状態検出ス
    テップと、 前記状態検出ステップにより前記検出がなされた時に、
    前記第1チャンネルへの切り替え動作の実行をユーザに
    指定させるための画像を前記モニタに表示して、ユーザ
    による指定を受け付けるユーザインタフェースステップ
    と、 前記ユーザインタフェースステップによりユーザの指定
    が受け付けられたときに、前記第1チャンネルの番組を
    受信するように受信チャンネルを切り替える受信切替ス
    テップとを含むことを特徴とする記録媒体。、
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