JP2000286834A - コンテンツデータのスクランブル、デスクランブル方法、エンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末 - Google Patents

コンテンツデータのスクランブル、デスクランブル方法、エンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末

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JP2000286834A
JP2000286834A JP11088123A JP8812399A JP2000286834A JP 2000286834 A JP2000286834 A JP 2000286834A JP 11088123 A JP11088123 A JP 11088123A JP 8812399 A JP8812399 A JP 8812399A JP 2000286834 A JP2000286834 A JP 2000286834A
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Japan
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audio data
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JP11088123A
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Yoshiaki Tanaka
美昭 田中
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータを含むコンテンツデータの
配信システムにおいて、オーディオデータがないときに
スクランブルコードが知られることを防止する。 【解決手段】 エンコード装置43A側においては、有
音区間でオーディオデータが乱数発生器9から出力され
たスクランブルキーに基づいて発生されるPN符号と、
EX−OR回路2との間で排他的論理和がとられてスク
ランブルされ、無音区間又は無音に近い区間ではスルー
パスの出力信号が選択される。また、スクランブルキー
はタイトル情報に基づいて暗号化部10で暗号化され
る。デスクランブル装置側ではスクランブルされたオー
ディオデータがタイトル情報に基づいて復暗号化された
スクランブルキーに基づいて発生されるPN符号とEX
−OR回路との間で排他的論理和がとられてデスクラン
ブルされ、無音区間又は無音に近い区間ではスルーパス
の出力信号が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオデータ
を含むコンテンツデータの配信システムにおけるコンテ
ンツデータのスクランブル、デスクランブル方法、エン
コード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽データ等を通信回線を用いて
配信するシステム(特開平7−147063、特開平9
−146820)や通信衛星を用いて配信するシステム
(特開平7−143081、特開平10−16399
1)が提案されている。
【0003】そして、本願出願人は、去る平成10年1
0月9日付けの特願平10―288487号により更に
具体的な提案をした。この提案における主要な発明は、
「携帯端末ID及び電子マネーを販売店設置端末へ送信
し、有料コンテンツデータを受信するユーザ携帯端末
と、前記携帯端末ID及び前記電子マネーを前記携帯端
末から受け取り課金センターへ送信すると共に、コンテ
ンツID及び設置端末IDも課金センターへ送信する販
売店設置端末と、前記コンテンツID、前記携帯端末I
D、前記設置端末ID及び前記電子マネーを販売店設置
端末から受信する課金センターと、前記コンテンツI
D、前記携帯端末ID及び前記設置端末IDを受信し、
前記有料コンテンツデータを前記販売店設置端末を経由
して前記携帯端末へ配信するコンテンツセンターと、配
信システム」である。
【0004】ところで、このような一例のシステムにお
ける配信の一例は有料であり、著作権の管理上の問題か
ら、有料となるコンテンツデータを所定の方式によりス
クランブルをかけるようにしている。そのスクランブル
方式の一例としては、DVD(デジタル・ビデオ・ディ
スク、デジタル・バーサタイル・ディスク)で行ってい
る方式がある。この方式では、ビデオデータはCSS
(コンテンツ・スクランブル・システム)と呼ばれる方
式でスクランブルされている。このCSS方式ではスク
ランブル時には原データと、スクランブルコードとして
のPN符号との排他的論理和がとられてスクランブルさ
れ、デスクランブル時にはスクランブルされたデータ
と、デスクランブルコードとしてのスクランブル時と同
じPN符号との排他的論理和がとられてデスクランブル
されるようになっている。また、他のスクランブル方式
の一例としては、スクランブル時にはカオス関数による
数値を原データに加えてスクランブルされ、デスクラン
ブル時にはスクランブルされたデータからカオス関数値
を減じてデスクランブルされるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーデ
ィオデータを含むコンテンツデータを配信するような場
合は、特に、オーディオ信号は無音区間が存在し、無音
区間のオーディオデータのビットはオールゼロになった
り、それに近くなるので、例えば、このオーディオデー
タをPN符号との間で排他的論理和をとってスクランブ
ルした場合に、このスクランブルされたデータとPN符
号との排他的論理和をとると、PN符号がそのまま出力
され、したがって、PN符号が知られるという問題点が
ある。
【0006】そこで、本発明はこのような例の問題点に
鑑み、少なくともオーディオデータを含むコンテンツデ
ータを配信するシステムにおいて、スクランブルをかけ
る際に、オーディオデータとスクランブルコードとの排
他的論理和をとるときに用いられるスクランブルコード
やカオス関数が知られることを防止することができるオ
ーディオデータのスクランブル、デスクランブル方法、
エンコード装置、記録媒体及びユーザ端末を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の1)〜5)記載の手段よりなる。す
なわち、
【0008】(1)少なくともオーディオデータを含む
コンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前
記コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少
なくとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を
行うコンテンツデータ配信システムにおいて、オーディ
オデータの少なくとも無音区間を検出するステップと、
所定のスクランブルキーに応じて、前記無音区間でない
区間では所定の方式で前記オーディオデータをスクラン
ブルし、前記無音区間ではオーディオデータをスクラン
ブルしないステップと、前記スクランブルされた又はス
クランブルされない前記オーディオデータを第1の情報
部に収容すると共に、前記データ区間に対するスクラン
ブルの有無を示すフラグを第2の情報部に収容して、前
記スクランブルされた前記オーディオデータと前記フラ
グとを要求したユーザ端末に伝送するステップと、前記
ユーザ端末において、前記無音区間でない区間では所定
の方式で前記オーディオデータをデスクランブルし、前
記無音区間では前記フラグに基づいて前記オーディオデ
ータをデスクランブルしないステップとを、有するコン
テンツデータのスクランブル、デスクランブル方法。
【0009】2)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータ配信システムに用いられるエンコー
ド装置であって、オーディオデータの少なくとも無音区
間を検出する手段と、所定のスクランブルキーに応じ
て、前記無音区間でない区間では所定の方式で前記オー
ディオデータをスクランブルし、前記無音区間ではオー
ディオデータをスクランブルしないスクランブル手段
と、前記スクランブルされた又はスクランブルされない
前記オーディオデータを第1の情報部に収容すると共
に、前記データ区間に対するスクランブルの有無を示す
フラグを第2の情報部に収容したデータ構造にフォーマ
ット化する手段とを、有するコンテンツデータのエンコ
ード装置。
【0010】3)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータ配信システムに用いられ、少なくと
もリードインエリアとデータエリアとが設けられる記録
媒体であって、オーディオデータの少なくとも無音区間
を検出し、所定のスクランブルキーに応じて、前記無音
区間でない区間では所定の方式で前記オーディオデータ
をスクランブルし、前記無音区間ではオーディオデータ
をスクランブルしないで、前記スクランブルされた又は
スクランブルされない前記オーディオデータを前記デー
タエリア内に記録される第1の情報部に記録されると共
に、前記データ区間に対するスクランブルの有無を示す
フラグが前記リードインエリア内に記録される第2の情
報部に記録されることを特徴とするコンテンツデータの
記録媒体。
【0011】4)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有するコンテンツデータ配信システムにおけるコ
ンテンツデータの配信方法であって、前記コンテンツデ
ータは、少なくとも前記ユーザ端末のID及びコンテン
ツデータの内容識別情報とが設定される共通ヘッダと、
コンテンツセットから成り、前記コンテンツセットに
は、オーディオデータの少なくとも無音区間を検出し、
所定のスクランブルキーに応じて、前記無音区間でない
区間では所定の方式でスクランブルされたオーディオデ
ータをスクランブルし、前記無音区間ではスクランブル
しないで、前記スクランブルされた又はスクランブルさ
れないオーディオデータと、スクランブルの有無を示す
フラグとを有するデータが配列されて配信されることを
特徴とするコンテンツデータの配信方法。
【0012】5)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータの配信システムに用いられ、オーデ
ィオデータの少なくとも無音区間を検出し、所定のスク
ランブルキーに応じて、前記無音区間でない区間では所
定の方式で前記オーディオデータをスクランブルし、前
記無音区間では前記オーディオデータをスクランブルし
ないで、第1の情報部に収納された前記スクランブルさ
れた又はスクランブルされない前記オーディオデータ
と、第2の情報部に収納された前記データ区間に対する
スクランブルの有無を示すフラグとを有するデータ構造
をデスクランブルすると共にデフォーマット化するユー
ザ端末であって、前記無音区間でない区間では所定の方
式で前記オーディオデータをデスクランブルし、前記無
音区間では前記フラグに基づいて前記オーディオデータ
をデスクランブルしない手段を、有するコンテンツデー
タのユーザ端末。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明をする。図1(a)及び(b)は、本発
明が適用される少なくともオーディオデータを含むコン
テンツデータを配信するシステムの全体観念ブロック図
である。システムは、ユーザ携帯端末(送信側)40、
販売店設置端末41、課金センター(管理センター)4
2、コンテンツセンター43、通信回線44、通信衛星
45、ユーザ携帯端末(受信側)46により構成され
る。
【0014】各携帯端末40、46は、それぞれ固有の
識別コード(以下、プレイヤーID、又はユーザ端末I
Dとする。)を有する。また、各コンテンツもそれぞれ
固有の識別コード(以下、コンテンツIDとする。)を
有する。携帯端末40は、販売店設置端末41にコンテ
ンツデータの送信を要求する。その際、携帯端末40
は、コンテンツIDとプレイヤーIDを送信する。
【0015】各販売店設置端末41も、それぞれ固有の
識別コード(以下、事業者IDとする。)を有する。コ
ンテンツデータの送信を要求された設置端末41は、携
帯端末40からコンテンツデータの送信要求があった旨
を前記各送信データと共に課金センター42及びコンテ
ンツセンター43へ通知する。
【0016】課金センター42へコンテンツID、プレ
イヤーID及び事業者IDが通知される。課金センター
42は、予め作成してある料金表を参照してコンテンツ
IDに対応するコンテンツデータ料の送付要求を通信回
線44、設置端末41を経由して携帯端末40に送る。
【0017】コンテンツデータ料の送付を要求された携
帯端末40は、コンテンツ料として電子マネーを設置端
末41、通信回線44を経由して課金センター42へ送
る。電子マネーとしては、ICチップに貨幣金額を記憶
しておきICカードリーダーを通じて支払いを行うIC
カード型電子マネー(例えば、モンデックス、VISA
キャッシュ)または電子財布(例えば、NTTフレキシ
ブル電子チケット)等が使用できる。
【0018】課金センター42は、所定の電子マネーを
受領したらその旨をコンテンツセンター43へ通知す
る。コンテンツセンター43は、課金センター42から
電子マネー受領通知を受け取ったら、通信衛星45、設
置端末41を経由して携帯端末40へコンテンツデータ
を送る。
【0019】設置端末41を経由して携帯端末40がコ
ンテンツデータを受信した後は、携帯端末40を設置端
末41から取り外して自由に持ち運び可能であり、いつ
でもどこでも受信したコンテンツデータ(例えば、音楽
データ)を再生して楽しむことができる。
【0020】同図(b)に示すように、コンテンツデー
タ受領後、携帯端末(送信側)40を設置端末41から
取り外し、自由に持ち運ぶことができ、かつ携帯端末
(送信側)40に記憶されたコンテンツデータは、携帯
端末(受信側)46にコピー(転送)することができ
る。かかるコピーには設置端末41は関与しない。つま
り、設置端末41が無い所で、携帯端末(送信側)40
と携帯端末(受信側)46との間でコンテンツデータを
コピーすることができる。携帯端末間でのコンテンツデ
ータのコピーに対しても課金がなされ、携帯端末(受信
側)46から携帯端末(送信側)40へコンテンツデー
タ料に相当する電子マネーが送られる。また、携帯端末
間でコンテンツデータのコピーが行われると、携帯端末
(受信側)46の携帯端末ID及びコピーされたコンテ
ンツデータのコンテンツIDが転送履歴として、携帯端
末(送信側)40に記憶される。この転送履歴は、携帯
端末(送信側)40を後日、販売店設置端末41に接続
したときに、前記電子マネーと共に、販売店設置端末4
1に吸い上げられ、課金センター42へ転送される。こ
れにより、どのコンテンツをどの携帯端末が入手したの
かという情報、及び電子マネーが課金センター42に集
められる。
【0021】なお、携帯端末(送信側)40と携帯端末
(受信側)46は、便宜上「送信側」、「受信側」とし
て区別するが、いずれも送受信の両機能を有し、装置と
しては同じ物である。そして、「送信側」とは、携帯端
末間でデータを転送するときに「送信側」となることを
意味し、「受信側」とは、携帯端末間でデータを転送す
るときに「受信側」となることを意味する。
【0022】図2は、送信側のエンコード装置の構成を
示すブロック図である。エンコード装置43Aは、コン
テンツセンター43(図1)に設置され、送信データを
所定フォーマットにエンコードするために使用される。
【0023】図2において、例えば入力されたステレオ
2チャネルL、Rのオーディオ信号はA/D変換器1に
よりチャンネル毎にMビットのデジタルデータに変換さ
れ、次いで各チャンネルのMビットデータがそれぞれパ
ラレルでM個のEX−OR回路2の一方の各入力端子に
印加される。また、図示しない判断部ではユーザ端末か
ら送信されたプレーヤーIDが正規のIDであるかを判
断し、正規のIDであると判断した場合には、乱数発生
器9に一致情報を出力する。乱数発生器9ではこの一致
情報に基づいてスクランブルキーをPN符号発生器3に
出力する。PN符号発生器3では、このスクランブルキ
ーにより、1ワードがセクタ毎に初期値として与えら
れ、周期パルスによって、Mビットに対応するワード数
のPN符号を発生してそれぞれパラレルでEX−OR回
路2の他方の入力端子に出力する。したがって、オーデ
ィオデータがPN符号との間で排他的論理和がとられて
スクランブルされることになる。このスクランブルされ
たオーディオデータはスイッチ4の一方の入力端子に印
加され、また、A/D変換器1により変換されたオーデ
ィオデータはスイッチ4の他方の入力端子に印加され
る。スイッチ4は後述の無音区間の検出に基づいて発生
されるスクランブル設定フラグFscにより切り換えられ
るようになっており、スイッチ4により選択されたデー
タがDVDオーディオフォーマット化回路8に印加され
ることになる。
【0024】また、前記A/D変換器1に入来するオー
ディオデータのコンテンツ内容の識別が可能なタイトル
情報(文字情報)が関数発生器10aに供給される。こ
の関数発生器10aでは、前記タイトル情報に応じた例
えばハッシュ値を発生し、このハッシュ値が前述の乱数
発生器9で発生されたスクランブルキーと共に暗号化部
10に供給される。この暗号化部10ではハッシュ値に
基づいてスクランブルキーを暗号化し、この暗号化され
たスクランブルーがDVDオーディオフォーマット化回
路8に供給される。また、同様にプレイヤーIDや後述
のヘッダ関連情報もDVDオーディオフォーマット化回
路8に供給されるようになっている。
【0025】さらに、A/D変換器1により変換された
2チャネルL、Rのオーディオ信号はそれぞれ無音区間
検出器6L、6Rにも印加されて、図3に詳しく示すリ
ファレンスデータに基づいて無音区間又は無音に近い区
間が検出される。リファレンスデータ10は図3に示す
ように、MビットがN個連続して「+0」又は「−0」
であるか否かを判定するためのコードであり、Nは例え
ばスクランブル用のシリアルコードのワード数=128
の半分である。この検出信号はORゲート7により論理
和がとられてどちらかのチャネルの無音区間又は無音に
近い区間が検出され、スクランブル設定フラグFscとし
てスイッチ4の制御端子に印加される。そして、スイッ
チ4により無音でない区間又は無音に近くない区間では
EX−OR回路2の出力信号が選択され、無音区間又は
無音に近い区間ではスルーパスの出力信号が選択され
る。
【0026】DVDオーディオフォーマット化回路8で
は、スクランブルされた又はスクランブルされないオー
ディオデータを後述の応用物理情報部(第1の情報部)
のタイトルセット(TS)内の圧縮PCMのオーディオ
パック(Aパック)に収容し、スクランブル設定フラグ
Fscを物理情報部(第2の情報部)に収容するようにし
ている。また、前述のデータをDVDオーディオディス
クやメモリICに記録する場合には、物理情報部に収容
されるデータがリードインエリアに記録され、応用物理
情報部に収容されるデータがデータエリアに記録される
ようになっている。尚、DVDオーディオディスクにお
けるエリアの構成は周知の構成であり、内周から外周に
向かってPCA(ポスト・カッテイング・エリア)エリ
ア、リードインエリア、データエリア、リードアウトエ
リアというように構成されている。
【0027】図4(A)は、前記の物理情報部と応用物
理情報部のデータ構造を示す図である。物理情報部は、 ・リードインスタートからセクタ番号「02F000
h」の前までのオール00hのブロックと、 ・セクタ番号「02F000h」からセクタ番号「02
F020h」の前までの2ブロック分のリファレンスコ
ードブロックと、 ・セクタ番号「02F020h」からセクタ番号「02
F200h」の前までの30ブロック分のオール00h
のブロックと、 ・セクタ番号「02F200h」からセクタ番号「02
FE00h」の前までの192ブロック分のコントロー
ルデータブロックと、 ・セクタ番号「02FE00h」からセクタ番号「03
0000h」の前までの32ブロック分のオール00h
のブロックにより構成されている。
【0028】また、データエリア内に記録される応用情
報部には、先頭(セクタ番号「030000h」)から
ISO9660とマイクロUDF(ユニバーサル・ディ
スク・フォーマット)のデータが格納され、次にオーデ
ィオタイトルセット(TS)、ビデオTS、コンピュー
タTSなどが格納される。
【0029】上記の物理情報部におけるコントロールデ
ータブロックは、図4(B)に示すように、フィジカル
・フォーマット・インフォメーションのセクタと、ディ
スク製造インフォメーションのセクタと、著作権インフ
ォメーションのセクタにより構成されている。また、フ
ィジカル・フォーマット・インフォメーションのセクタ
は図4(C)に示すように、ブックタイプ及びパートバ
ージョンのエリアと、ディスクサイズ及びミニマムリー
ドアウトレートのエリアと、ディスク構造のエリアと、
記録密度のエリアと、データエリアアロケーションのエ
リア、メインデータエリアなどにより構成されている。
【0030】そして、ブックタイプ及びパートバージョ
ンのエリアはディスク識別子として割り当てられ、その
上位ビットにより、 ・「DVD−ROMディスク」か、 ・「DVD−RAMディスク」か又は ・「DVD−ライトワンス(Write Once)ディスク」か
が示され、さらに「DVD−ROMディスク」の場合に
は、下位ビットにより ・「コンピュータプログラム・ディスク」か、 ・「純粋ビデオ・ディスク」か、 ・「ビデオ+オーディオ・ナビゲーション・ディスク:
Vanディスク」か又は ・「オーディオ・ディスク」か を示す識別子が記述される。さらに、前述のスクランブ
ル設定フラグFscは、メインデータエリアに格納され
る。
【0031】また、スクランブルされたオーディオデー
タは、前記図4(A)に示したデータエリアに格納され
る応用物理情報部(第1の情報部)のタイトルセット
(TS)内の圧縮PCMのオーディオパック(Aパッ
ク)にフォーマット化される。
【0032】この圧縮PCMのオーディオパック(Aパ
ック)は、図5に示したような構造となっている。圧縮
PCMのAパックは2048バイト以下で構成され、そ
の内訳は14バイトのパックヘッダとAパケットにより
構成されている。Aパケットは17、9又は14バイト
のパケットヘッダと、プライベートヘッダと、1ないし
2011バイトのオーディオデータ(スクランブルされ
た又はされない圧縮アPCMデータ)により構成されて
いる。
【0033】プライベートヘッダは、 ・8ビットのサブストリームIDと、 ・ISRC内の4ビットの保留領域と、 ・ISRC内の4ビットのISRC番号と、 ・ISRC内の8ビットのISRCデータと、 ・8ビットのプライベートヘッダ長と、 ・16ビットの第1アクセスユニットポインタと、 ・6バイトのオーディオデータ情報(ADI)と ・0〜7バイトのスタッフィングバイト により構成されている。
【0034】ADIは、 ・1ビットのオーディオ・エンファシス・フラグと、 ・1+2ビットの保留領域と、 ・4ビットのダウンミックスコードと、 ・4ビットのグループ「1」の量子化ワード長「1」
と、 ・4ビットのグループ「2」の量子化ワード長「2」
と、 ・4ビットのグループ「1」のオーディオ・サンプリン
グ周波数fs1と、 ・4ビットのグループ「2」のオーディオ・サンプリン
グ周波数fs2と、 ・4ビットの保留領域と、 ・4ビットのマルチチャネルタイプと、 ・3ビットの保留領域と、 ・5ビットのチャネル割り当て情報と、 ・8ビットのダイナミックレンジ制御情報 より構成されている。
【0035】また、オーディオデータに付随するテキス
トをともにフォーマット化する場合には、このテキスト
データがスクランブルされることなくDVDオーディオ
フォーマット化回路8によりテキストパック(図示せ
ず)にフォーマット化される。なお、圧縮PCMはDV
Dオーディオ規格で採用されるロスレス圧縮方式でも良
く、MPEGで採用されているロスあり圧縮方式でも良
く、また、他の圧縮方式でも良くそれに限定されるもの
ではない。また、前述のスクランブル設定フラグFsc
は、このADIの保留領域に格納するようにしても良
い。そうすることにより、設定フラグが2重に設定され
ることになり、どちらを用いても無音区間を検出できる
ので、デコードが多様に行える便利さを実現できる。
【0036】次に図6を参照してDVDオーディオフォ
ーマット化回路8の処理を説明する。まず、データの入
力毎にオーディオパックのスタート時間か否かを判断し
(ステップS1)、スタート時間の場合にはデータカウ
ンタDCをセットしてカウントを開始させ(ステップS
2)、次いでスクランブル設定フラグFscの管理データ
をリセットし(ステップS3)、次いでステップS4に
進む。他方、ステップS1においてスタート時間でない
場合にはステップS4に進み、スクランブル設定フラグ
Fscを判断する。
【0037】そして、ステップS4において「スクラン
ブル設定有り」の場合にはデータカウンタDCのカウン
ト値がN以上か否かを判断し(ステップS5)、データ
カウンタDCのカウント値がN以上の場合にはスクラン
ブル設定フラグFscの管理データをセットし(ステップ
S6)、次いでステップS7に進む。ここで、一例とし
て2チャネル、M=24ビット、1パック内のオーディ
オデータが1800バイトの場合、データカウンタDC
のカウント値は最大300となるが、N=64である。
他方、ステップS4において「スクランブル設定有り」
でない場合とステップS5においてデータカウンタDC
のカウント値がN以上でない場合にはそのままステップ
S7に進む。ステップS7ではオーディオパックの終了
か否かを判断し、終了でない場合にはステップS1に戻
り、他方、オーディオパックの終了の場合にはこの処理
を終了する。そして、スクランブル設定フラグFscの管
理データに基づいてスクランブル設定フラグFscを物理
情報部内のメインデータエリアに、又はADIの両方に
セットする。
【0038】このようにして、DVDオーディオフォー
マット化回路8でフォーマット化されたデータは、出力
端子に供給されて、図示しない記録手段により例えばD
VDオーディオディスクやメモリディバイスに記録され
たり、衛星放送の送信機(図示しない)やインターネッ
トにより送られる。データ配信では出力データをさらに
特有の暗号(配信暗号)を施すようにしている。
【0039】図7は、DVDオーデーディオフォーマッ
ト回路8で生成される送信時のデータ構造を示す。同図
(a)に示すように、同データは、共通ヘッダエリアと
各コンテンツエリアから構成される。共通ヘッダエリア
は、プレイヤーIDエリア、スクランブルキーエリア、
タイトル情報エリア、コンテンツセット数エリア、使用
エリア情報エリア、転送用プリペイドエリア、転送履歴
エリアから構成される。
【0040】プレイヤーIDエリアは、ユーザ端末を正
規のものであるかを確認するIDを格納するためのエリ
アである。プレイヤーIDは、まずデータ転送先からデ
ータ転送元へ送られる。つまり、携帯端末40が設置端
末41からデータを受け取る場合は、携帯端末40のプ
レイヤーIDが携帯端末40から設置端末41へ送られ
る。また、携帯端末46が携帯端末40からデータを受
け取る場合は、携帯端末46のプレイヤーIDが携帯端
末46から携帯端末40へ送られる。
【0041】スクランブルキーエリアは、暗号処理にお
いて秘密鍵として使用される前述の暗号化されたスクラ
ンブルキーを格納するためのエリアである。タイトル情
報エリアは、コンテンツ内容が識別可能な文字列からな
るタイトル情報を格納するエリアである。コンテンツセ
ット数エリアには、コンテンツエリアに格納されている
コンテンツセットの総数が格納される。このエリア内の
使用エリア情報エリアには、全国を複数に分けたエリア
名が格納される。日本の場合には、関東、関西、九州、
北海道などであり、世界の場合には、国名を使用する。
転送用プリペイドエリアには、コンテンツの販売情報
(対価)が格納される。
【0042】また、転送履歴エリアは、コンテンツID
(以下、CIDとする。)エリア、転送回数エリア、転
送日時エリアから構成される。転送回数とは、送信側と
なる携帯端末40から受信側となる携帯端末46へデー
タを転送した回数をいい、転送日時とはこの転送を行っ
た日時を指す。
【0043】図7(b)は各コンテンツエリアの詳細な
データ構造を示す。同図に示すように、コンテンツエリ
アは、コンテンツヘッダエリアとこれに続くコンテンツ
データエリアとから構成される。コンテンツヘッダエリ
アは、コンテンツIDエリア、事業者IDエリア、プレ
イヤーIDエリア、転送レベルフラグエリア、付加情報
エリアから構成される。
【0044】事業者IDエリアには、配信データを受信
する各設置端末に割り当てられた識別コードである事業
者IDが格納される。転送レベルフラグエリアには、転
送レートの種類である転送レベルフラグが格納される。
付加情報エリアには、TOC(Total Of Co
ntents)等の付加情報が格納される。TOCは、
いわゆる曲の頭出しのためのアドレス情報と演奏時間等
を記録した目次である。TOCは共通ヘッダに、あるい
は共通ヘッダとコンテンツヘッダの両方に格納するよう
にしてもよい。
【0045】コンテンツデータエリアには、例えば前述
のDVDオーディオ規格による物理情報部と、オーディ
オ管理情報(AMG)と、スクランブル化されたされた
図4で示した圧縮PCMのAパックと、それに続いて同
様のデータ構造となっているテキストデータが組み合わ
されたオーディオタイトルからなるコンテンツセットが
格納される。
【0046】次に、図8を参照してユーザ端末装置内の
再生手段40A,46Aについて説明する。装置内の入
力された記憶部23から再生されたデータストリーム
は、DVDオーディオデフォーマット化回路11により
デフォーマット化されて、スクランブルされたオーディ
オデータとスクランブル設定フラグFscとに分離され、
スクランブルされたオーディオデータは、スイッチ回路
15の制御端子aに印加されると共にEX−OR回路1
3の一方に供給される。また、スクランブル設定フラグ
Fscは、スイッチ回路15の制御端子bに供給される。
【0047】同時に、記憶部23からはコンテンツのタ
イトル情報と暗号化されたスクランブルキーが読み出さ
れ、そのタイトル情報が前述のエンコード側に設けられ
たと同じ関数発生器26が設けられており、この関数発
生器26にタイトル情報が供給されてハッシュ値を発生
し、このハッシュ値が復暗号化部27の一方に供給され
る。また、この復暗号化部27の他方には暗号化された
スクランブルキーが供給されるようになっており、この
暗号化されたスクランブルキーがハッシュ値により復暗
号化されて暗号化前のスクランブルキーにされる。そし
て、このスクランブルキーがPN符号発生器12の一方
に供給される。
【0048】このPN符号発生器12は、システム制御
部20からセクタ情報に基づいて供給される初期値に応
じたPN符号をクロック毎に発生し、前記のスクランブ
ルキーに応じてデスクランブル用の信号を発生し、EX
−OR回路13においてこのデスクランブル用の信号と
前述のスクランブルされたオーディオデータとの間で排
他的論理和がとられてデスクランブルされる。なお、こ
のPN符号は固定長ではなく、関数的に発生されて無限
に続き、初期値で初期化されるようになっている。
【0049】そして、スイッチ15がスクランブル設定
フラグFscに基づいて切り換えられるようになってお
り、無音でない区間又は無音に近くない区間ではEX−
OR回路13の出力信号が選択され、無音区間又は無音
に近い区間ではスルーパスの出力信号が選択され、それ
らの出力データがD/A変換器16でアナログ信号とさ
れる。また、図示省略はされていないが、テキストデー
タパックがDVDオーディオデフォーマット化回路11
により分離されてテキストデータ発生器17を介して文
字情報として出力される。
【0050】また、受信したコンテンツデータのコンテ
ンツ料に相当する電子マネーが、電子財布19から支払
われる。また、TOCをTOCメモリ18に記録してお
くと記憶部23に記憶した高速なコンテンツのサーチが
行える。TOCは、第1のコンテンツセット、第2のコ
ンテンツセット、・・・、第Nのコンテンツセットをユ
ーザが操作手部21より指定した場合、システム制御部
20を介してTOCの対応箇所を参照し、そのアドレ
ス、再生時間等を読み、アクセスを開始すると共に、再
生時間の表示等を行うためのものである。コンテンツの
ヘッダをスキャンする必要がないので、いわゆる待ち時
間がなく、アクセスしやすいので、高速スキャン(イン
トロスキャン)にも有効に使うことができる。また、図
8の端末を転送(送信)に用いる場合、記憶部23に記
憶されたコンテンツはデータ変更部24により配信暗号
が解かれ、データ転送インタフェース25から転送され
る。また、図8の端末が他の端末からコンテンツを受信
する場合、データ変更部24により配信暗号を施してか
ら記憶部23に記憶される。
【0051】したがって、本実施例によれば、エンコー
ダ側では無音区間ではオーディオデータをスクランブル
しないようにしたので、オーディオデータとスクランブ
ルコードとの排他的論理和をとる場合にスクランブルコ
ードが知られることを防止することができる。
【0052】なお、本実施例ではCSS方式によるスク
ランブル方式をもって説明したが、カオス関数方式など
の他のスクランブル方式でもよい。また、PN符号発生
器は固定でないPN符号を発生するものをもって説明し
たが、例えば、スクランブルキーの符号を固定として繰
り返して生成するような固定のものでも良い。また、更
に、上記実施例ではDVDオーディオをもってデータ構
造を説明したが、これはデータ構造の一例であり、例え
ばマルチメディアサービスに用いられるデータ放送伝送
プロトコル(MPEG規格が代表とされる)であっても
よいのであってこれに限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくともオーディオデータを含む有料のコンテンツデー
タを送信する場合にも、オーディオデータの少なくとも
無音区間を検出して、無音区間ではオーディオデータを
スクランブルしないようにしたので、オーディオデータ
とスクランブルコードとの排他的論理和をとる場合にス
クランブルコードが知られたり、カオス関数が用いられ
る場合に、カオス関数が知られるのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される送受信を行うシステム全体
を観念的に示すブロック図である。
【図2】本発明に係る送信側のエンコード装置の一実施
形態を示すブロック図である。
【図3】図1のリファレンスデータを詳しく示す説明図
である。
【図4】DVDオーディオのデータ構造を示す図であ
る。
【図5】DVDオーディオのオーディオパックのフォー
マットを示す説明図である。
【図6】エンコード装置におけるDVDオーディオフォ
ーマット化回路の処理を示すフローチャートである。
【図7】送信時のデータ構造を示す図である。
【図8】本発明に係るユーザ端末内の再生手段の一実施
形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 EX−OR回路(PN符号発生器3と共に、排他的
論理和によるスクランブル手段を構成する。) 3,12 PN符号発生器 6L,6R 無音区間検出器(ORゲート7と共に、無
音区間検出手段を構成する。) 7 ORゲート 8 DVDオーディオフォーマット化回路(フォーマッ
ト化手段) 11 DVDオーディオデフォーマット化回路 13 EX−OR回路(PN符号発生器12と共に、排
他的論理和によるデスクランブル手段を構成する。) 19 電子財布 40,46 ユーザ携帯端末 40A,46A 再生手段 41 販売店設置端末 43 コンテンツセンター 43A エンコード装置 45 通信衛星
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/08 H04L 9/00 621Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともオーディオデータを含むコンテ
    ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
    テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
    も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
    ンテンツデータ配信システムにおいて、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出するステ
    ップと、 所定のスクランブルキーに応じて、前記無音区間でない
    区間では所定の方式で前記オーディオデータをスクラン
    ブルし、前記無音区間ではオーディオデータをスクラン
    ブルしないステップと、 前記スクランブルされた又はスクランブルされない前記
    オーディオデータを第1の情報部に収容すると共に、前
    記データ区間に対するスクランブルの有無を示すフラグ
    を第2の情報部に収容して、前記スクランブルされた前
    記オーディオデータと前記フラグとを要求したユーザ端
    末に伝送するステップと、 前記ユーザ端末において、 前記無音区間でない区間では所定の方式で前記オーディ
    オデータをデスクランブルし、前記無音区間では前記フ
    ラグに基づいて前記オーディオデータをデスクランブル
    しないステップとを、有するコンテンツデータのスクラ
    ンブル、デスクランブル方法。
  2. 【請求項2】少なくともオーディオデータを含むコンテ
    ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
    テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
    も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
    ンテンツデータ配信システムに用いられるエンコード装
    置であって、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出する手段
    と、 所定のスクランブルキーに応じて、前記無音区間でない
    区間では所定の方式で前記オーディオデータをスクラン
    ブルし、前記無音区間ではオーディオデータをスクラン
    ブルしないスクランブル手段と、 前記スクランブルされた又はスクランブルされない前記
    オーディオデータを第1の情報部に収容すると共に、前
    記データ区間に対するスクランブルの有無を示すフラグ
    を第2の情報部に収容したデータ構造にフォーマット化
    する手段とを、有するコンテンツデータのエンコード装
    置。
  3. 【請求項3】少なくともオーディオデータを含むコンテ
    ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
    テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
    も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
    ンテンツデータ配信システムに用いられ、少なくともリ
    ードインエリアとデータエリアとが設けられる記録媒体
    であって、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出し、所定
    のスクランブルキーに応じて、前記無音区間でない区間
    では所定の方式で前記オーディオデータをスクランブル
    し、前記無音区間ではオーディオデータをスクランブル
    しないで、前記スクランブルされた又はスクランブルさ
    れない前記オーディオデータを前記データエリア内に記
    録される第1の情報部に記録されると共に、前記データ
    区間に対するスクランブルの有無を示すフラグが前記リ
    ードインエリア内に記録される第2の情報部に記録され
    ることを特徴とするコンテンツデータの記録媒体。
  4. 【請求項4】少なくともオーディオデータを含むコンテ
    ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
    テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
    も有するコンテンツデータ配信システムにおけるコンテ
    ンツデータの配信方法であって、 前記コンテンツデータは、少なくとも前記ユーザ端末の
    ID及びコンテンツデータの内容識別情報とが設定され
    る共通ヘッダと、コンテンツセットから成り、 前記コンテンツセットには、オーディオデータの少なく
    とも無音区間を検出し、所定のスクランブルキーに応じ
    て、前記無音区間でない区間では所定の方式でスクラン
    ブルされたオーディオデータをスクランブルし、前記無
    音区間ではスクランブルしないで、前記スクランブルさ
    れた又はスクランブルされないオーディオデータと、ス
    クランブルの有無を示すフラグとを有するデータが配列
    されて配信されることを特徴とするコンテンツデータの
    配信方法。
  5. 【請求項5】少なくともオーディオデータを含むコンテ
    ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
    テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
    も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
    ンテンツデータの配信システムに用いられ、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出し、所定
    のスクランブルキーに応じて、前記無音区間でない区間
    では所定の方式で前記オーディオデータをスクランブル
    し、前記無音区間では前記オーディオデータをスクラン
    ブルしないで、第1の情報部に収納された前記スクラン
    ブルされた又はスクランブルされない前記オーディオデ
    ータと、第2の情報部に収納された前記データ区間に対
    するスクランブルの有無を示すフラグとを有するデータ
    構造をデスクランブルすると共にデフォーマット化する
    ユーザ端末であって、 前記無音区間でない区間では所定の方式で前記オーディ
    オデータをデスクランブルし、前記無音区間では前記フ
    ラグに基づいて前記オーディオデータをデスクランブル
    しない手段を、有するコンテンツデータのユーザ端末。
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