JP2000286837A - コンテンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末 - Google Patents
コンテンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末Info
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- JP2000286837A JP2000286837A JP11091690A JP9169099A JP2000286837A JP 2000286837 A JP2000286837 A JP 2000286837A JP 11091690 A JP11091690 A JP 11091690A JP 9169099 A JP9169099 A JP 9169099A JP 2000286837 A JP2000286837 A JP 2000286837A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーディオデータを含むコンテンツデータの
配信システムにおいて、オーディオデータがないときに
スクランブルコードが知られることを防止する。 【解決手段】 エンコード装置43Aではオーディオデ
ータが有るときにはメモリディバイスIDに応じて一重
のスクランブルがかけられてEX−OR回路2の出力信
号が選択され、オーディオデータが無いときには二重の
スクランブルがかけられてEX−OR回路2aの出力信
号が選択される。また、ユーザ端末内の再生手段では、
前記のスクランブルに対応したデスクランブル処理が施
されるようになっている。
配信システムにおいて、オーディオデータがないときに
スクランブルコードが知られることを防止する。 【解決手段】 エンコード装置43Aではオーディオデ
ータが有るときにはメモリディバイスIDに応じて一重
のスクランブルがかけられてEX−OR回路2の出力信
号が選択され、オーディオデータが無いときには二重の
スクランブルがかけられてEX−OR回路2aの出力信
号が選択される。また、ユーザ端末内の再生手段では、
前記のスクランブルに対応したデスクランブル処理が施
されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオデータ
を含むコンテンツデータの配信システムにおけるコンテ
ンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及び
ユーザ端末に関する。
を含むコンテンツデータの配信システムにおけるコンテ
ンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及び
ユーザ端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽データ等を通信回線を用いて
配信するシステム(特開平7−147063、特開平9
−146820)や通信衛星を用いて配信するシステム
(特開平7−143081、特開平10−16399
1)が提案されている。
配信するシステム(特開平7−147063、特開平9
−146820)や通信衛星を用いて配信するシステム
(特開平7−143081、特開平10−16399
1)が提案されている。
【0003】そして、本願出願人は、去る平成10年1
0月9日付けの特願平10―288487号により更に
具体的な提案をした。この提案における主要な発明は、
「携帯端末ID及び電子マネーを販売店設置端末へ送信
し、有料コンテンツデータを受信するユーザ携帯端末
と、前記携帯端末ID及び前記電子マネーを前記携帯端
末から受け取り課金センターへ送信すると共に、コンテ
ンツID及び設置端末IDも課金センターへ送信する販
売店設置端末と、前記コンテンツID、前記携帯端末I
D、前記設置端末ID及び前記電子マネーを販売店設置
端末から受信する課金センターと、前記コンテンツI
D、前記携帯端末ID及び前記設置端末IDを受信し、
前記有料コンテンツデータを前記販売店設置端末を経由
して前記携帯端末へ配信するコンテンツセンターと、配
信システム」である。
0月9日付けの特願平10―288487号により更に
具体的な提案をした。この提案における主要な発明は、
「携帯端末ID及び電子マネーを販売店設置端末へ送信
し、有料コンテンツデータを受信するユーザ携帯端末
と、前記携帯端末ID及び前記電子マネーを前記携帯端
末から受け取り課金センターへ送信すると共に、コンテ
ンツID及び設置端末IDも課金センターへ送信する販
売店設置端末と、前記コンテンツID、前記携帯端末I
D、前記設置端末ID及び前記電子マネーを販売店設置
端末から受信する課金センターと、前記コンテンツI
D、前記携帯端末ID及び前記設置端末IDを受信し、
前記有料コンテンツデータを前記販売店設置端末を経由
して前記携帯端末へ配信するコンテンツセンターと、配
信システム」である。
【0004】ところで、このような一例のシステムでの
配信は有料であり、著作権の管理上の問題から、有料と
なるコンテンツデータを所定の方式によりスクランブル
をかけるようにしている。そのスクランブル方式の一例
としては、DVD(デジタル・ビデオ・ディスク、デジ
タル・バーサタイル・ディスク)で行っている方式があ
る。この方式では、ビデオデータはCSS(コンテンツ
・スクランブル・システム)と呼ばれる方式でスクラン
ブルされている。このCSS方式ではスクランブル時に
は原データと、スクランブルコードとしてのPN符号と
の排他的論理和がとられてスクランブルされ、デスクラ
ンブル時にはスクランブルされたデータと、デスクラン
ブルコードとしてのスクランブル時と同じPN符号との
排他的論理和がとられてデスクランブルされるようにな
っている。また、他のスクランブル方式の一例として
は、スクランブル時にはカオス関数による数値を原デー
タに加えてスクランブルされ、デスクランブル時にはス
クランブルされたデータからカオス関数値を減じてデス
クランブルされるものがある。
配信は有料であり、著作権の管理上の問題から、有料と
なるコンテンツデータを所定の方式によりスクランブル
をかけるようにしている。そのスクランブル方式の一例
としては、DVD(デジタル・ビデオ・ディスク、デジ
タル・バーサタイル・ディスク)で行っている方式があ
る。この方式では、ビデオデータはCSS(コンテンツ
・スクランブル・システム)と呼ばれる方式でスクラン
ブルされている。このCSS方式ではスクランブル時に
は原データと、スクランブルコードとしてのPN符号と
の排他的論理和がとられてスクランブルされ、デスクラ
ンブル時にはスクランブルされたデータと、デスクラン
ブルコードとしてのスクランブル時と同じPN符号との
排他的論理和がとられてデスクランブルされるようにな
っている。また、他のスクランブル方式の一例として
は、スクランブル時にはカオス関数による数値を原デー
タに加えてスクランブルされ、デスクランブル時にはス
クランブルされたデータからカオス関数値を減じてデス
クランブルされるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーデ
ィオデータを含むコンテンツデータを配信するような場
合は、特に、オーディオ信号は無音区間が存在し、無音
区間のオーディオデータのビットはオールゼロになった
り、それに近くなるので、例えば、このオーディオデー
タをPN符号との間で排他的論理和をとってスクランブ
ルした場合に、このスクランブルされたデータとPN符
号との排他的論理和をとると、PN符号がそのまま出力
され、したがって、PN符号が知られるという問題点が
ある。
ィオデータを含むコンテンツデータを配信するような場
合は、特に、オーディオ信号は無音区間が存在し、無音
区間のオーディオデータのビットはオールゼロになった
り、それに近くなるので、例えば、このオーディオデー
タをPN符号との間で排他的論理和をとってスクランブ
ルした場合に、このスクランブルされたデータとPN符
号との排他的論理和をとると、PN符号がそのまま出力
され、したがって、PN符号が知られるという問題点が
ある。
【0006】そこで、本発明はこのような例の問題点に
鑑み、少なくともオーディオデータを含むコンテンツデ
ータを配信するシステムにおいて、スクランブルをかけ
る際に、オーディオデータとスクランブルコードとの排
他的論理和をとるときに用いられるスクランブルコード
やカオス関数が知られることを防止することができるオ
ーディオデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法
及び携帯端末を提供することを目的とする。
鑑み、少なくともオーディオデータを含むコンテンツデ
ータを配信するシステムにおいて、スクランブルをかけ
る際に、オーディオデータとスクランブルコードとの排
他的論理和をとるときに用いられるスクランブルコード
やカオス関数が知られることを防止することができるオ
ーディオデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法
及び携帯端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の1)〜4)の手段より成る。すなわ
ち、
するために、以下の1)〜4)の手段より成る。すなわ
ち、
【0008】1)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータ配信システムに用いられるエンコー
ド装置であって、前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデ
バイスから前記メモリデバイス固有に付与される識別情
報を検出する手段と、オーディオデータの少なくとも無
音区間を検出する手段と、前記無音区間ではない区間で
は前記メモリデバイス固有に付与される識別情報に応じ
て前記オーディオデータを所定の方式でスクランブル
し、前記無音区間では前記所定の方式に基づいて多重の
スクランブルをするスクランブル手段と、少なくとも、
前記スクランブルされた前記オーディオデータと多重の
スクランブルされたデータと前記多重スクランブルを示
すフラグとを有するデータ構造にフォーマット化する手
段とを、有するコンテンツデータのエンコード装置。
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータ配信システムに用いられるエンコー
ド装置であって、前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデ
バイスから前記メモリデバイス固有に付与される識別情
報を検出する手段と、オーディオデータの少なくとも無
音区間を検出する手段と、前記無音区間ではない区間で
は前記メモリデバイス固有に付与される識別情報に応じ
て前記オーディオデータを所定の方式でスクランブル
し、前記無音区間では前記所定の方式に基づいて多重の
スクランブルをするスクランブル手段と、少なくとも、
前記スクランブルされた前記オーディオデータと多重の
スクランブルされたデータと前記多重スクランブルを示
すフラグとを有するデータ構造にフォーマット化する手
段とを、有するコンテンツデータのエンコード装置。
【0009】2)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータの配信システムに用いられる記録媒
体であって、オーディオデータの少なくとも無音区間を
検出し、前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデバイス固
有に付与される識別情報に応じて前記無音区間でない区
間では所定の方式で前記オーディオデータをスクランブ
ルし、前記無音区間では前記所定の方式に基づいて多重
のスクランブルをして、少なくとも、前記スクランブル
された前記オーディオデータと多重のスクランブルされ
たデータとを有するデータ構造が記録されたコンテンツ
データの記録媒体。
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行
うコンテンツデータの配信システムに用いられる記録媒
体であって、オーディオデータの少なくとも無音区間を
検出し、前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデバイス固
有に付与される識別情報に応じて前記無音区間でない区
間では所定の方式で前記オーディオデータをスクランブ
ルし、前記無音区間では前記所定の方式に基づいて多重
のスクランブルをして、少なくとも、前記スクランブル
された前記オーディオデータと多重のスクランブルされ
たデータとを有するデータ構造が記録されたコンテンツ
データの記録媒体。
【0010】3)少なくともオーディオデータを含むコ
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有するコンテンツデータ配信システムにおけるコ
ンテンツデータの配信方法であって、前記コンテンツデ
ータは、少なくとも前記ユーザ端末のIDが設定される
共通ヘッダと、コンテンツセットとから成り、前記コン
テンツセットには、オーディオデータの少なくとも無音
区間を検出し、前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデバ
イス固有に付与される識別情報に応じて前記無音区間で
ない区間では所定の方式で前記オーディオデータをスク
ランブルし、前記無音区間では前記所定の方式に基づい
て多重のスクランブルをして、少なくとも、前記スクラ
ンブルされた前記オーディオデータと多重のスクランブ
ルされたデータとが配列されて配信されることを特徴と
するコンテンツデータの配信方法。
ンテンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記
コンテンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少な
くとも有するコンテンツデータ配信システムにおけるコ
ンテンツデータの配信方法であって、前記コンテンツデ
ータは、少なくとも前記ユーザ端末のIDが設定される
共通ヘッダと、コンテンツセットとから成り、前記コン
テンツセットには、オーディオデータの少なくとも無音
区間を検出し、前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデバ
イス固有に付与される識別情報に応じて前記無音区間で
ない区間では所定の方式で前記オーディオデータをスク
ランブルし、前記無音区間では前記所定の方式に基づい
て多重のスクランブルをして、少なくとも、前記スクラ
ンブルされた前記オーディオデータと多重のスクランブ
ルされたデータとが配列されて配信されることを特徴と
するコンテンツデータの配信方法。
【0011】少なくともオーディオデータを含むコンテ
ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
ンテンツデータの配信システムに用いられ、オーディオ
データの少なくとも無音区間を検出し、前記ユーザ端末
に内蔵されるメモリデバイス固有に付与される識別情報
に応じて前記無音区間でない区間では所定の方式で前記
オーディオデータをスクランブルし、前記無音区間では
前記所定の方式に基づいて多重のスクランブルをして、
少なくとも、前記スクランブルされた前記オーディオデ
ータと多重のスクランブルされたデータとを有するデー
タ構造をデスクランブルすると共にデフォーマット化す
るユーザ端末であって、前記無音区間でない区間では所
定の方式で前記オーディオデータをデスクランブルし、
前記無音区間では前記多重のスクランブルされたデータ
を前記所定の方式でデスクランブルする手段とを、有す
るユーザ端末。
ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
ンテンツデータの配信システムに用いられ、オーディオ
データの少なくとも無音区間を検出し、前記ユーザ端末
に内蔵されるメモリデバイス固有に付与される識別情報
に応じて前記無音区間でない区間では所定の方式で前記
オーディオデータをスクランブルし、前記無音区間では
前記所定の方式に基づいて多重のスクランブルをして、
少なくとも、前記スクランブルされた前記オーディオデ
ータと多重のスクランブルされたデータとを有するデー
タ構造をデスクランブルすると共にデフォーマット化す
るユーザ端末であって、前記無音区間でない区間では所
定の方式で前記オーディオデータをデスクランブルし、
前記無音区間では前記多重のスクランブルされたデータ
を前記所定の方式でデスクランブルする手段とを、有す
るユーザ端末。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明をする。図1(a)及び(b)は、本発
明が適用される少なくともオーディオデータを含むコン
テンツデータを配信するシステムの全体観念ブロック図
である。システムは、ユーザ携帯端末(送信側)40、
販売店設置端末41、課金センター(管理センター)4
2、コンテンツセンター43、通信回線44、通信衛星
45、ユーザ携帯端末(受信側)46により構成され
る。
施の形態を説明をする。図1(a)及び(b)は、本発
明が適用される少なくともオーディオデータを含むコン
テンツデータを配信するシステムの全体観念ブロック図
である。システムは、ユーザ携帯端末(送信側)40、
販売店設置端末41、課金センター(管理センター)4
2、コンテンツセンター43、通信回線44、通信衛星
45、ユーザ携帯端末(受信側)46により構成され
る。
【0013】各携帯端末40、46は、それぞれ固有の
識別コード(以下、プレイヤーID、又はユーザ端末I
Dとする。)を有する。また、各ユーザ携帯端末40、
46内のメモリディバイスと各コンテンツもそれぞれ固
有の識別コード(以下、メモリディバイスID及びコン
テンツIDとする。)を有する。携帯端末40は、販売
店設置端末41にコンテンツデータの送信を要求する。
その際、携帯端末40は、コンテンツIDとプレイヤー
IDとメモリディバイスIDとを送信する。
識別コード(以下、プレイヤーID、又はユーザ端末I
Dとする。)を有する。また、各ユーザ携帯端末40、
46内のメモリディバイスと各コンテンツもそれぞれ固
有の識別コード(以下、メモリディバイスID及びコン
テンツIDとする。)を有する。携帯端末40は、販売
店設置端末41にコンテンツデータの送信を要求する。
その際、携帯端末40は、コンテンツIDとプレイヤー
IDとメモリディバイスIDとを送信する。
【0014】各販売店設置端末41も、それぞれ固有の
識別コード(以下、事業者IDとする。)を有する。コ
ンテンツデータの送信を要求された設置端末41は、携
帯端末40からコンテンツデータの送信要求があった旨
を前記の各送信データと共に課金センター42及びコン
テンツセンター43へ通知する。
識別コード(以下、事業者IDとする。)を有する。コ
ンテンツデータの送信を要求された設置端末41は、携
帯端末40からコンテンツデータの送信要求があった旨
を前記の各送信データと共に課金センター42及びコン
テンツセンター43へ通知する。
【0015】課金センター42へコンテンツID、プレ
イヤーID及び事業者IDが通知される。課金センター
42は、予め作成してある料金表を参照してコンテンツ
IDに対応するコンテンツデータ料の送付要求を通信回
線44、設置端末41を経由して携帯端末40に送る。
イヤーID及び事業者IDが通知される。課金センター
42は、予め作成してある料金表を参照してコンテンツ
IDに対応するコンテンツデータ料の送付要求を通信回
線44、設置端末41を経由して携帯端末40に送る。
【0016】コンテンツデータ料の送付を要求された携
帯端末40は、コンテンツ料として電子マネーを設置端
末41、通信回線44を経由して課金センター42へ送
る。電子マネーとしては、ICチップに貨幣金額を記憶
しておきICカードリーダーを通じて支払いを行うIC
カード型電子マネー(例えば、モンデックス、VISA
キャッシュ)または電子財布(例えば、NTTフレキシ
ブル電子チケット)等が使用できる。
帯端末40は、コンテンツ料として電子マネーを設置端
末41、通信回線44を経由して課金センター42へ送
る。電子マネーとしては、ICチップに貨幣金額を記憶
しておきICカードリーダーを通じて支払いを行うIC
カード型電子マネー(例えば、モンデックス、VISA
キャッシュ)または電子財布(例えば、NTTフレキシ
ブル電子チケット)等が使用できる。
【0017】課金センター42は、所定の電子マネーを
受領したらその旨をコンテンツセンター43へ通知す
る。コンテンツセンター43は、課金センター42から
電子マネー受領通知を受け取ったら、通信衛星45、設
置端末41を経由して携帯端末40へコンテンツデータ
を送る。
受領したらその旨をコンテンツセンター43へ通知す
る。コンテンツセンター43は、課金センター42から
電子マネー受領通知を受け取ったら、通信衛星45、設
置端末41を経由して携帯端末40へコンテンツデータ
を送る。
【0018】設置端末41を経由して携帯端末40がコ
ンテンツデータを受信した後は、携帯端末40を設置端
末41から取り外して自由に持ち運び可能であり、いつ
でもどこでも受信したコンテンツデータ(例えば、音楽
データ)を再生して楽しむことができる。
ンテンツデータを受信した後は、携帯端末40を設置端
末41から取り外して自由に持ち運び可能であり、いつ
でもどこでも受信したコンテンツデータ(例えば、音楽
データ)を再生して楽しむことができる。
【0019】同図(b)に示すように、コンテンツデー
タ受領後、携帯端末(送信側)40を設置端末41から
取り外し、自由に持ち運ぶことができ、かつ携帯端末
(送信側)40に記憶されたコンテンツデータは、携帯
端末(受信側)46にコピー(転送)することができ
る。かかるコピーには設置端末41は関与しない。つま
り、設置端末41が無い所で、携帯端末(送信側)40
と携帯端末(受信側)46との間でコンテンツデータを
コピーすることができる。携帯端末間でのコンテンツデ
ータのコピーに対しても課金がなされ、携帯端末(受信
側)46から携帯端末(送信側)40へコンテンツデー
タ料に相当する電子マネーが送られる。また、携帯端末
間でコンテンツデータのコピーが行われると、携帯端末
(受信側)46の携帯端末ID及びコピーされたコンテ
ンツデータのコンテンツIDが転送履歴として、携帯端
末(送信側)40に記憶される。この転送履歴は、携帯
端末(送信側)40を後日、販売店設置端末41に接続
したときに、前記電子マネーと共に、販売店設置端末4
1に吸い上げられ、課金センター42へ転送される。こ
れにより、どのコンテンツをどの携帯端末が入手したの
かという情報、及び電子マネーが課金センター42に集
められる。
タ受領後、携帯端末(送信側)40を設置端末41から
取り外し、自由に持ち運ぶことができ、かつ携帯端末
(送信側)40に記憶されたコンテンツデータは、携帯
端末(受信側)46にコピー(転送)することができ
る。かかるコピーには設置端末41は関与しない。つま
り、設置端末41が無い所で、携帯端末(送信側)40
と携帯端末(受信側)46との間でコンテンツデータを
コピーすることができる。携帯端末間でのコンテンツデ
ータのコピーに対しても課金がなされ、携帯端末(受信
側)46から携帯端末(送信側)40へコンテンツデー
タ料に相当する電子マネーが送られる。また、携帯端末
間でコンテンツデータのコピーが行われると、携帯端末
(受信側)46の携帯端末ID及びコピーされたコンテ
ンツデータのコンテンツIDが転送履歴として、携帯端
末(送信側)40に記憶される。この転送履歴は、携帯
端末(送信側)40を後日、販売店設置端末41に接続
したときに、前記電子マネーと共に、販売店設置端末4
1に吸い上げられ、課金センター42へ転送される。こ
れにより、どのコンテンツをどの携帯端末が入手したの
かという情報、及び電子マネーが課金センター42に集
められる。
【0020】なお、携帯端末(送信側)40と携帯端末
(受信側)46は、便宜上「送信側」、「受信側」とし
て区別するが、いずれも送受信の両機能を有し、装置と
しては同じ物である。そして、「送信側」とは、携帯端
末間でデータを転送するときに「送信側」となることを
意味し、「受信側」とは、携帯端末間でデータを転送す
るときに「受信側」となることを意味する。
(受信側)46は、便宜上「送信側」、「受信側」とし
て区別するが、いずれも送受信の両機能を有し、装置と
しては同じ物である。そして、「送信側」とは、携帯端
末間でデータを転送するときに「送信側」となることを
意味し、「受信側」とは、携帯端末間でデータを転送す
るときに「受信側」となることを意味する。
【0021】図2は、送信側のエンコード装置の構成を
示すブロック図である。エンコード装置43Aは、コン
テンツセンター43(図1)に設置され、送信データを
所定フォーマットにエンコードするために使用される。
示すブロック図である。エンコード装置43Aは、コン
テンツセンター43(図1)に設置され、送信データを
所定フォーマットにエンコードするために使用される。
【0022】図2において、例えば入力されたステレオ
2チャネルL、Rのオーディオ信号はA/D変換器1に
よりチャネル毎にMビットのデジタルデータに変換さ
れ、次いで各チャネルのMビットデータがそれぞれパラ
レルでM個のEX−OR回路2の一方の各入力端子に印
加される。PN符号発生器3はメモリディバイスIDに
応じてスクランブルキー決定部9で決定されたスクラン
ブルキーにより1ワードがMビットのPN符号を発生し
てそれぞれパラレルでEX−OR回路2,2aの他方の
入力端子とに出力し、したがって、オーディオデータが
PN符号との間で排他的論理和がとられてスクランブル
が施される。このスクランブルされたオーディオデータ
はスイッチ4の一方の入力端子aに印加される。スイッ
チ4はスクランブル変更フラグFscにより切り換えら
れ、スイッチ4により選択されたデータがDVDオーデ
ィオフォーマット化回路8に印加される。また、メモリ
ディバイスIDと、プレイヤーIDのデータと、このプ
レイヤーIDにより暗号化部10で暗号されたスクラン
ブルキーデータとが同様にDVDオーディオフォーマッ
ト化回路8に印加される。
2チャネルL、Rのオーディオ信号はA/D変換器1に
よりチャネル毎にMビットのデジタルデータに変換さ
れ、次いで各チャネルのMビットデータがそれぞれパラ
レルでM個のEX−OR回路2の一方の各入力端子に印
加される。PN符号発生器3はメモリディバイスIDに
応じてスクランブルキー決定部9で決定されたスクラン
ブルキーにより1ワードがMビットのPN符号を発生し
てそれぞれパラレルでEX−OR回路2,2aの他方の
入力端子とに出力し、したがって、オーディオデータが
PN符号との間で排他的論理和がとられてスクランブル
が施される。このスクランブルされたオーディオデータ
はスイッチ4の一方の入力端子aに印加される。スイッ
チ4はスクランブル変更フラグFscにより切り換えら
れ、スイッチ4により選択されたデータがDVDオーデ
ィオフォーマット化回路8に印加される。また、メモリ
ディバイスIDと、プレイヤーIDのデータと、このプ
レイヤーIDにより暗号化部10で暗号されたスクラン
ブルキーデータとが同様にDVDオーディオフォーマッ
ト化回路8に印加される。
【0023】さらに、A/D変換器1により変換された
2チャネルL、Rのオーディオ信号はそれぞれ無音区間
検出器6L、6Rに印加されて、図3に詳しく示すリフ
ァレンスデータに基づいて無音区間又は無音に近い区間
が検出される。リファレンスデータは図3に示すよう
に、MビットのデータがN個連続して「+0」又は「−
0」であるか否かを判定するためのコードであり、Nは
例えばスクランブル用のシリアルコードのワード数=1
28の半分である。この検出信号はORゲート7により
論理和がとられてどちらかのチャネルの無音区間又は無
音に近い区間が検出され、スクランブル変更フラグFsc
としてスイッチ4の制御端子に印加される。そして、ス
イッチ4により音のある区間ではEX−OR回路2の出
力信号が選択され、他方、無音区間又は無音に近い区間
ではEX−OR回路2aの出力信号が選択されて二重の
スクランブルが施された出力信号が選択される。
2チャネルL、Rのオーディオ信号はそれぞれ無音区間
検出器6L、6Rに印加されて、図3に詳しく示すリフ
ァレンスデータに基づいて無音区間又は無音に近い区間
が検出される。リファレンスデータは図3に示すよう
に、MビットのデータがN個連続して「+0」又は「−
0」であるか否かを判定するためのコードであり、Nは
例えばスクランブル用のシリアルコードのワード数=1
28の半分である。この検出信号はORゲート7により
論理和がとられてどちらかのチャネルの無音区間又は無
音に近い区間が検出され、スクランブル変更フラグFsc
としてスイッチ4の制御端子に印加される。そして、ス
イッチ4により音のある区間ではEX−OR回路2の出
力信号が選択され、他方、無音区間又は無音に近い区間
ではEX−OR回路2aの出力信号が選択されて二重の
スクランブルが施された出力信号が選択される。
【0024】DVDオーディオフォーマット化回路8
は、スクランブルされた又はスクランブルされないオー
ディオデータを応用物理情報部のタイトルセット内の圧
縮PCMのオーディオパック(Aパック)に収容するよ
うにしている。また、前述のデータをDVDオーディオ
ディスクやメモリICに記録する場合には、物理情報部
に収容されるデータがリードインエリアに記録され、応
用物理情報部に収容されるデータがデータエリアに記録
されるようになっている。尚、DVDオーディオディス
クにおけるエリアの構成は周知の構成であり、内周から
外周に向かってPCA(ポスト・カッテイング・エリ
ア)エリア、リードインエリア、データエリア、リード
アウトエリアというように構成されている。
は、スクランブルされた又はスクランブルされないオー
ディオデータを応用物理情報部のタイトルセット内の圧
縮PCMのオーディオパック(Aパック)に収容するよ
うにしている。また、前述のデータをDVDオーディオ
ディスクやメモリICに記録する場合には、物理情報部
に収容されるデータがリードインエリアに記録され、応
用物理情報部に収容されるデータがデータエリアに記録
されるようになっている。尚、DVDオーディオディス
クにおけるエリアの構成は周知の構成であり、内周から
外周に向かってPCA(ポスト・カッテイング・エリ
ア)エリア、リードインエリア、データエリア、リード
アウトエリアというように構成されている。
【0025】図4はその圧縮PCMのAパックを示す図
で、2048バイト以下で構成され、その内訳は14バ
イトのパックヘッダとAパケットにより構成されてい
る。Aパケットは17、9又は14バイトのパケットヘ
ッダと、プライベートヘッダと、1ないし2011バイ
トのオーディオデータ(スクランブルされた又はされな
い圧縮PCMデータ)により構成されている。
で、2048バイト以下で構成され、その内訳は14バ
イトのパックヘッダとAパケットにより構成されてい
る。Aパケットは17、9又は14バイトのパケットヘ
ッダと、プライベートヘッダと、1ないし2011バイ
トのオーディオデータ(スクランブルされた又はされな
い圧縮PCMデータ)により構成されている。
【0026】プライベートヘッダは、 ・8ビットのサブストリームIDと、 ・ISRC内の4ビットの保留領域と、 ・ISRC内の4ビットのISRC番号と、 ・ISRC内の8ビットのISRCデータと、 ・8ビットのプライベートヘッダ長と、 ・16ビットの第1アクセスユニットポインタと、 ・6バイトのオーディオデータ情報(ADI)と ・0〜7バイトのスタッフィングバイト により構成されている。
【0027】ADIは ・8ビットの前方アクセスユニット・サーチポインタ
(圧縮時に1秒先のアドレスを読み出すことができる)
と、 ・8ビットの後方アクセスユニット・サーチポインタ
(同1秒後のアドレスを読み出すために用いる)と、 ・4ビットのグループ「1」のオーディオ・サンプリン
グ周波数fs1と、 ・4ビットのグループ「2」のオーディオ・サンプリン
グ周波数fs2と、 ・4ビットの保留領域と、 ・4ビットのマルチチャネルタイプと、 ・3ビットの保留領域と、 ・5ビットのチャネル割り当て情報と、 ・8ビットのダイナミックレンジ制御情報 より構成されている。
(圧縮時に1秒先のアドレスを読み出すことができる)
と、 ・8ビットの後方アクセスユニット・サーチポインタ
(同1秒後のアドレスを読み出すために用いる)と、 ・4ビットのグループ「1」のオーディオ・サンプリン
グ周波数fs1と、 ・4ビットのグループ「2」のオーディオ・サンプリン
グ周波数fs2と、 ・4ビットの保留領域と、 ・4ビットのマルチチャネルタイプと、 ・3ビットの保留領域と、 ・5ビットのチャネル割り当て情報と、 ・8ビットのダイナミックレンジ制御情報 より構成されている。
【0028】次に図5を参照してDVDオーディオフォ
ーマット化回路8の処理を説明する。まず、データの入
力毎にオーディオパックのスタート時間か否かを判断し
(ステップS1)、スタート時間の場合にはデータカウ
ンタDCをセットしてカウントを開始させ(ステップS
2)、次いでスクランブル方式変更フラグFscの管理デ
ータをリセットし(ステップS3)、次いでステップS
4に進む。他方、ステップS1においてスタート時間で
ない場合にはステップS4に進み、スクランブル方式変
更フラグFscを判断する。
ーマット化回路8の処理を説明する。まず、データの入
力毎にオーディオパックのスタート時間か否かを判断し
(ステップS1)、スタート時間の場合にはデータカウ
ンタDCをセットしてカウントを開始させ(ステップS
2)、次いでスクランブル方式変更フラグFscの管理デ
ータをリセットし(ステップS3)、次いでステップS
4に進む。他方、ステップS1においてスタート時間で
ない場合にはステップS4に進み、スクランブル方式変
更フラグFscを判断する。
【0029】そして、ステップS4において「スクラン
ブル方式変更有り」の場合にはデータカウンタDCのカ
ウント値がN以上か否かを判断し(ステップS5)、デ
ータカウンタDCのカウント値がN以上の場合にはスク
ランブル方式変更フラグFscの管理データをセットし
(ステップS6)、次いでステップS7に進む。ここ
で、一例として2チャネル、M=24ビット、1パック
内のオーディオデータが1800バイトの場合、データ
カウンタDCのカウント値は最大300となるが、N=
64である。他方、ステップS4において「スクランブ
ル方式変更有り」でない場合とステップS5においてデ
ータカウンタDCのカウント値がN以上でない場合には
そのままステップS7に進む。ステップS7ではオーデ
ィオパックの終了か否かを判断し、終了でない場合には
ステップS1に戻り、他方、オーディオパックの終了の
場合にはこの処理を終了する。そして、スクランブル方
式変更フラグFscの管理データに基づいてスクランブル
方式変更フラグFscをスイッチ4にセットする。
ブル方式変更有り」の場合にはデータカウンタDCのカ
ウント値がN以上か否かを判断し(ステップS5)、デ
ータカウンタDCのカウント値がN以上の場合にはスク
ランブル方式変更フラグFscの管理データをセットし
(ステップS6)、次いでステップS7に進む。ここ
で、一例として2チャネル、M=24ビット、1パック
内のオーディオデータが1800バイトの場合、データ
カウンタDCのカウント値は最大300となるが、N=
64である。他方、ステップS4において「スクランブ
ル方式変更有り」でない場合とステップS5においてデ
ータカウンタDCのカウント値がN以上でない場合には
そのままステップS7に進む。ステップS7ではオーデ
ィオパックの終了か否かを判断し、終了でない場合には
ステップS1に戻り、他方、オーディオパックの終了の
場合にはこの処理を終了する。そして、スクランブル方
式変更フラグFscの管理データに基づいてスクランブル
方式変更フラグFscをスイッチ4にセットする。
【0030】また、オーディオデータに付随するテキス
トデータをともに収容する場合には、このテキストデー
タはスクランブルされることなくDVDオーディオフォ
ーマット化回路8によりテキストデータパック(図示せ
ず)にフォーマット化される。
トデータをともに収容する場合には、このテキストデー
タはスクランブルされることなくDVDオーディオフォ
ーマット化回路8によりテキストデータパック(図示せ
ず)にフォーマット化される。
【0031】また、DVDオーディオ規格によるオーデ
ィオデータの圧縮PCMはロスレス圧縮方式が採用され
ているが、圧縮方式はMPEGで採用されるロスあり圧
縮方式でもよく、あるいは他の圧縮方式でもよくそれに
限定されるものではない。
ィオデータの圧縮PCMはロスレス圧縮方式が採用され
ているが、圧縮方式はMPEGで採用されるロスあり圧
縮方式でもよく、あるいは他の圧縮方式でもよくそれに
限定されるものではない。
【0032】このようにして、DVDオーディオフォー
マット化回路8でフォーマット化されたデータは、出力
端子に供給されて、図示しない記録手段により例えばD
VDオーディオディスクやメモリディバイスに記録され
たり、衛星放送の送信機(図示しない)やインターネッ
トにより送られる。データ配信では出力データをさらに
特有の暗号(配信暗号)を施すようにしている。
マット化回路8でフォーマット化されたデータは、出力
端子に供給されて、図示しない記録手段により例えばD
VDオーディオディスクやメモリディバイスに記録され
たり、衛星放送の送信機(図示しない)やインターネッ
トにより送られる。データ配信では出力データをさらに
特有の暗号(配信暗号)を施すようにしている。
【0033】図6は、DVDオーデーディオフォーマッ
ト回路8で生成される送信時のデータ構造を示す。同図
(a)に示すように、同データは、共通ヘッダエリアと
各コンテンツエリアから構成される。共通ヘッダエリア
は、プレイヤーIDエリア、スクランブルキーエリア、
タイトル情報エリア、コンテンツセット数エリア、使用
エリア情報エリア、転送用プリペイドエリア、転送履歴
エリアから構成される。
ト回路8で生成される送信時のデータ構造を示す。同図
(a)に示すように、同データは、共通ヘッダエリアと
各コンテンツエリアから構成される。共通ヘッダエリア
は、プレイヤーIDエリア、スクランブルキーエリア、
タイトル情報エリア、コンテンツセット数エリア、使用
エリア情報エリア、転送用プリペイドエリア、転送履歴
エリアから構成される。
【0034】プレイヤーIDエリアは、ユーザ端末を正
規のものであるかを確認するIDを格納するためのエリ
アである。プレイヤーIDは、まずデータ転送先からデ
ータ転送元へ送られる。つまり、携帯端末40が設置端
末41からデータを受け取る場合は、携帯端末40のプ
レイヤーIDが携帯端末40から設置端末41へ送られ
る。また、携帯端末46が携帯端末40からデータを受
け取る場合は、携帯端末46のプレイヤーIDが携帯端
末46から携帯端末40へ送られる。
規のものであるかを確認するIDを格納するためのエリ
アである。プレイヤーIDは、まずデータ転送先からデ
ータ転送元へ送られる。つまり、携帯端末40が設置端
末41からデータを受け取る場合は、携帯端末40のプ
レイヤーIDが携帯端末40から設置端末41へ送られ
る。また、携帯端末46が携帯端末40からデータを受
け取る場合は、携帯端末46のプレイヤーIDが携帯端
末46から携帯端末40へ送られる。
【0035】スクランブルキーエリアは、暗号処理にお
いて秘密鍵として使用される前述の暗号化されたスクラ
ンブルキーを格納するためのエリアである。タイトル情
報エリアは、コンテンツ内容が識別可能な文字列からな
るタイトル情報を格納するエリアである。コンテンツセ
ット数エリアには、コンテンツエリアに格納されている
コンテンツセットの総数が格納される。このエリア内の
使用エリア情報エリアには、全国を複数に分けたエリア
名が格納される。日本の場合には、関東、関西、九州、
北海道などであり、世界の場合には、国名を使用する。
転送用プリペイドエリアには、コンテンツの販売情報
(対価)が格納される。
いて秘密鍵として使用される前述の暗号化されたスクラ
ンブルキーを格納するためのエリアである。タイトル情
報エリアは、コンテンツ内容が識別可能な文字列からな
るタイトル情報を格納するエリアである。コンテンツセ
ット数エリアには、コンテンツエリアに格納されている
コンテンツセットの総数が格納される。このエリア内の
使用エリア情報エリアには、全国を複数に分けたエリア
名が格納される。日本の場合には、関東、関西、九州、
北海道などであり、世界の場合には、国名を使用する。
転送用プリペイドエリアには、コンテンツの販売情報
(対価)が格納される。
【0036】また、転送履歴エリアは、コンテンツID
(以下、CIDとする。)エリア、転送回数エリア、転
送日時エリアから構成される。転送回数とは、送信側と
なる携帯端末40から受信側となる携帯端末46へデー
タを転送した回数をいい、転送日時とはこの転送を行っ
た日時を指す。
(以下、CIDとする。)エリア、転送回数エリア、転
送日時エリアから構成される。転送回数とは、送信側と
なる携帯端末40から受信側となる携帯端末46へデー
タを転送した回数をいい、転送日時とはこの転送を行っ
た日時を指す。
【0037】図6(b)は各コンテンツエリアの詳細な
データ構造を示す。同図に示すように、コンテンツエリ
アは、コンテンツヘッダエリアとこれに続くコンテンツ
データエリアとから構成される。コンテンツヘッダエリ
アは、コンテンツIDエリア、事業者IDエリア、プレ
イヤーIDエリア、転送レベルフラグエリア、付加情報
エリアから構成される。
データ構造を示す。同図に示すように、コンテンツエリ
アは、コンテンツヘッダエリアとこれに続くコンテンツ
データエリアとから構成される。コンテンツヘッダエリ
アは、コンテンツIDエリア、事業者IDエリア、プレ
イヤーIDエリア、転送レベルフラグエリア、付加情報
エリアから構成される。
【0038】事業者IDエリアには、配信データを受信
する各設置端末に割り当てられた識別コードである事業
者IDが格納される。転送レベルフラグエリアには、転
送レートの種類である転送レベルフラグが格納される。
付加情報エリアには、TOC(Total Of Co
ntents)等の付加情報が格納される。TOCは、
いわゆる曲の頭出しのためのアドレス情報と演奏時間等
を記録した目次である。TOCは共通ヘッダに、あるい
は共通ヘッダとコンテンツヘッダの両方に格納するよう
にしてもよい。
する各設置端末に割り当てられた識別コードである事業
者IDが格納される。転送レベルフラグエリアには、転
送レートの種類である転送レベルフラグが格納される。
付加情報エリアには、TOC(Total Of Co
ntents)等の付加情報が格納される。TOCは、
いわゆる曲の頭出しのためのアドレス情報と演奏時間等
を記録した目次である。TOCは共通ヘッダに、あるい
は共通ヘッダとコンテンツヘッダの両方に格納するよう
にしてもよい。
【0039】コンテンツデータエリアには、例えば前述
のDVDオーディオ規格による物理情報部と、オーディ
オ管理情報(AMG)と、スクランブル化されたされた
図4で示した圧縮PCMのAパックと、それに続いて同
様のデータ構造となっているテキストデータが組み合わ
されたオーディオタイトルからなるコンテンツセットが
格納される。
のDVDオーディオ規格による物理情報部と、オーディ
オ管理情報(AMG)と、スクランブル化されたされた
図4で示した圧縮PCMのAパックと、それに続いて同
様のデータ構造となっているテキストデータが組み合わ
されたオーディオタイトルからなるコンテンツセットが
格納される。
【0040】次に図7を参照してユーザ端末装置内の再
生手段40A,46Aについて説明する。装置内の入力
された記憶部23から再生されたデータストリームは、
データ変更部24で配信暗号を解かれ、DVDオーディ
オフォーマット化回路11によりデフォーマット化され
て、スクランブルされたオーディオデータと、プレイヤ
ーIDのデータとに分離される。また、前記のスクラン
ブルキーエリアからスクランブルキーデータ(暗号キー
データ)が読み出され、暗号キーデータの解読部11a
において記憶部(メモリディバイス)23内のメモリデ
バイスID23aから読み取ったIDを用いて解読され
る。したがって、メモリデバイスIDをもつ記憶部を以
て構成した正規のユーザ端末でない場合には暗号キーデ
ータは解読できず、スクランブルを解くことができな
い。
生手段40A,46Aについて説明する。装置内の入力
された記憶部23から再生されたデータストリームは、
データ変更部24で配信暗号を解かれ、DVDオーディ
オフォーマット化回路11によりデフォーマット化され
て、スクランブルされたオーディオデータと、プレイヤ
ーIDのデータとに分離される。また、前記のスクラン
ブルキーエリアからスクランブルキーデータ(暗号キー
データ)が読み出され、暗号キーデータの解読部11a
において記憶部(メモリディバイス)23内のメモリデ
バイスID23aから読み取ったIDを用いて解読され
る。したがって、メモリデバイスIDをもつ記憶部を以
て構成した正規のユーザ端末でない場合には暗号キーデ
ータは解読できず、スクランブルを解くことができな
い。
【0041】PN符号発生器12は前記の暗号キーデー
タの解読部11aにおいて解読されたキーデータに応じ
たPN符号を発生し、スクランブルされたオーディオデ
ータがEX−OR回路13によりこのPN符号との間で
排他的論理和がとられてデスクランブルされる。このデ
スクランブルされたオーディオデータはスイッチ15の
一方の入力端子aに印加される。
タの解読部11aにおいて解読されたキーデータに応じ
たPN符号を発生し、スクランブルされたオーディオデ
ータがEX−OR回路13によりこのPN符号との間で
排他的論理和がとられてデスクランブルされる。このデ
スクランブルされたオーディオデータはスイッチ15の
一方の入力端子aに印加される。
【0042】また、入力端子bには無音区間又は無音に
近い区間で二重にスクランブルされたデータのデスクラ
ンブルされた信号が印加される。オーディオデータL,
Rは無音区間検出器14Lと14Rに印加され、図3に
示すリファレンステータに基づいて無音区間又は無音に
近い区間が検出される。この検出信号はORゲート14
Aにより論理和がとられてどちらかのチャンネルの無音
区間又は無音に近い区間が検出され、スクランブル変更
フラグFsc′として出力される。そして、検出されたス
クランブル変更フラグFsc′に基づいてスイッチ15に
より、音のある区間ではEX−OR回路13の出力信号
が選択され、他方、無音区間又は無音に近い区間ではE
X−OR回路13aの出力信号が選択されてD/A変換
器16でアナログオーディオ信号に変換される。また、
図示省略されているが、テキストデータパックがDVD
オーディオデフォーマット化回路11により分離されて
テキストデータ発生器17を介して文字情報として出力
される。
近い区間で二重にスクランブルされたデータのデスクラ
ンブルされた信号が印加される。オーディオデータL,
Rは無音区間検出器14Lと14Rに印加され、図3に
示すリファレンステータに基づいて無音区間又は無音に
近い区間が検出される。この検出信号はORゲート14
Aにより論理和がとられてどちらかのチャンネルの無音
区間又は無音に近い区間が検出され、スクランブル変更
フラグFsc′として出力される。そして、検出されたス
クランブル変更フラグFsc′に基づいてスイッチ15に
より、音のある区間ではEX−OR回路13の出力信号
が選択され、他方、無音区間又は無音に近い区間ではE
X−OR回路13aの出力信号が選択されてD/A変換
器16でアナログオーディオ信号に変換される。また、
図示省略されているが、テキストデータパックがDVD
オーディオデフォーマット化回路11により分離されて
テキストデータ発生器17を介して文字情報として出力
される。
【0043】また、受信したコンテンツデータのコンテ
ンツ料に相当する電子マネーが、電子財布19から支払
われる。また、TOCをTOCメモリ18に記録してお
くと記憶部23に記憶した高速なコンテンツのサーチが
行える。TOCは、第1のコンテンツセット、第2のコ
ンテンツセット、・・・、第Nのコンテンツセットをユ
ーザが操作手部21より指定した場合、システム制御部
20を介してTOCの対応箇所を参照し、そのアドレ
ス、再生時間等を読み、アクセスを開始すると共に、再
生時間の表示等を行うためのものである。コンテンツの
ヘッダをスキャンする必要がないので、いわゆる待ち時
間がなく、アクセスしやすいので、高速スキャン(イン
トロスキャン)にも有効に使うことができる。また、図
7の端末を転送(送信)に用いる場合、記憶部23に記
憶されたコンテンツはデータ変更部24により配信暗号
が解かれ、データ転送インタフェース25から転送され
る。また、図7の端末が他の端末からコンテンツを受信
する場合、データ変更部24により配信暗号を施してか
ら記憶部23に記憶される。
ンツ料に相当する電子マネーが、電子財布19から支払
われる。また、TOCをTOCメモリ18に記録してお
くと記憶部23に記憶した高速なコンテンツのサーチが
行える。TOCは、第1のコンテンツセット、第2のコ
ンテンツセット、・・・、第Nのコンテンツセットをユ
ーザが操作手部21より指定した場合、システム制御部
20を介してTOCの対応箇所を参照し、そのアドレ
ス、再生時間等を読み、アクセスを開始すると共に、再
生時間の表示等を行うためのものである。コンテンツの
ヘッダをスキャンする必要がないので、いわゆる待ち時
間がなく、アクセスしやすいので、高速スキャン(イン
トロスキャン)にも有効に使うことができる。また、図
7の端末を転送(送信)に用いる場合、記憶部23に記
憶されたコンテンツはデータ変更部24により配信暗号
が解かれ、データ転送インタフェース25から転送され
る。また、図7の端末が他の端末からコンテンツを受信
する場合、データ変更部24により配信暗号を施してか
ら記憶部23に記憶される。
【0044】次に、図8にユーザ端末の再生手段の他実
施例を示す。この実施例の場合には、予めエンコード装
置側において、無音区間を示すフラグFsc″(スクラン
ブル方式変更フラグ)を例えば、前述の物理情報部格納
するようにしておく。再生側におけるDVDデフォーマ
ット化回路11で、そのフラグを分離し、そのフラグに
基づいてスィッチを切り換えるようにするものである。
この実施例によれば、前述の第1実施例における無音区
間検出器14L,14RとORゲート14Aが不要とな
るものである。
施例を示す。この実施例の場合には、予めエンコード装
置側において、無音区間を示すフラグFsc″(スクラン
ブル方式変更フラグ)を例えば、前述の物理情報部格納
するようにしておく。再生側におけるDVDデフォーマ
ット化回路11で、そのフラグを分離し、そのフラグに
基づいてスィッチを切り換えるようにするものである。
この実施例によれば、前述の第1実施例における無音区
間検出器14L,14RとORゲート14Aが不要とな
るものである。
【0045】更に、図9及び図10を用いて他実施例に
係るエンコード装置及びユーザ端末内の再生手段につき
説明する。図9は、その他実施例に係るエンコード装置
43Cを示す図で、無音区間にスクランブルフラグFsc
を格納するようにした実施例である。同図において、入
力されたステレオ2チャネルL、Rのオーディオ信号は
A/D変換器1によりチャンネル毎にMビットのデジタ
ルデータに変換され、次いで各チャネルのMビットデー
タがそれぞれパラレルでM個のEX−OR回路2の一方
の各入力端子に印加される。また、図示しない判断部で
ユーザ端末から送信されたメモリデバイスIDが正規の
IDであるかが判断され、正規のIDであると判断され
た場合には、乱数発生器9aに一致情報が出力される。
乱数発生器9aではこの一致情報に基づいてスクランブ
ルキーがPN符号発生器3に出力される。PN符号発生
器3では、このスクランブルキーにより、1ワードがセ
クタ毎に初期値として与えられ、周期パルスによって、
Mビットに対応するワード数のPN符号を発生してそれ
ぞれパラレルでEX−OR回路2の他方の入力端子に出
力する。したがって、PN符号との間で排他的論理和が
とられてスクランブルされることになる。このスクラン
ブルされたオーディオデータはスイッチ4の一方の入力
端子に印加され、また、A/D変換器1により変換され
たオーディオデータはスイッチ4の他方の入力端子に印
加される。スイッチ4は後述の無音区間の検出に基づい
て発生されるスクランブル設定フラグFscにより切り換
えられ、スイッチ4により選択されたデータがDVDオ
ーディオフォーマット化回路8aに印加される。
係るエンコード装置及びユーザ端末内の再生手段につき
説明する。図9は、その他実施例に係るエンコード装置
43Cを示す図で、無音区間にスクランブルフラグFsc
を格納するようにした実施例である。同図において、入
力されたステレオ2チャネルL、Rのオーディオ信号は
A/D変換器1によりチャンネル毎にMビットのデジタ
ルデータに変換され、次いで各チャネルのMビットデー
タがそれぞれパラレルでM個のEX−OR回路2の一方
の各入力端子に印加される。また、図示しない判断部で
ユーザ端末から送信されたメモリデバイスIDが正規の
IDであるかが判断され、正規のIDであると判断され
た場合には、乱数発生器9aに一致情報が出力される。
乱数発生器9aではこの一致情報に基づいてスクランブ
ルキーがPN符号発生器3に出力される。PN符号発生
器3では、このスクランブルキーにより、1ワードがセ
クタ毎に初期値として与えられ、周期パルスによって、
Mビットに対応するワード数のPN符号を発生してそれ
ぞれパラレルでEX−OR回路2の他方の入力端子に出
力する。したがって、PN符号との間で排他的論理和が
とられてスクランブルされることになる。このスクラン
ブルされたオーディオデータはスイッチ4の一方の入力
端子に印加され、また、A/D変換器1により変換され
たオーディオデータはスイッチ4の他方の入力端子に印
加される。スイッチ4は後述の無音区間の検出に基づい
て発生されるスクランブル設定フラグFscにより切り換
えられ、スイッチ4により選択されたデータがDVDオ
ーディオフォーマット化回路8aに印加される。
【0046】また、メモリデバイスIDが関数発生器1
0aに供給される。この関数発生器10aでは、メモリ
デバイスIDに応じた例えばハッシュ値を発生し、この
ハッシュ値が前述の乱数発生器9で発生されたスクラン
ブルキーと共に暗号化部10に供給される。この暗号化
部10ではハッシュ値に基づいてスクランブルキーを暗
号化し、この暗号化されたスクランブルキーがDVDオ
ーディオフォーマット化回路8に供給される。そして、
この他実施例では、暗号化されたスクランブルキー(暗
号化キー)は、予め、前述の図6(a)に示される共通
ヘッダ内の配信暗号キーエリアに格納され、ユーザ端末
側でここに格納されたデータが使用されるものである。
0aに供給される。この関数発生器10aでは、メモリ
デバイスIDに応じた例えばハッシュ値を発生し、この
ハッシュ値が前述の乱数発生器9で発生されたスクラン
ブルキーと共に暗号化部10に供給される。この暗号化
部10ではハッシュ値に基づいてスクランブルキーを暗
号化し、この暗号化されたスクランブルキーがDVDオ
ーディオフォーマット化回路8に供給される。そして、
この他実施例では、暗号化されたスクランブルキー(暗
号化キー)は、予め、前述の図6(a)に示される共通
ヘッダ内の配信暗号キーエリアに格納され、ユーザ端末
側でここに格納されたデータが使用されるものである。
【0047】そして、図10はそのユーザ端末内の再生
手段40C,46Cの他実施例を示すブロック図であ
る。同図において、装置内の入力された記憶部23から
再生されたデータストリームはデータ変更部24で配信
暗号が解かれ、DVDオーディオデフォーマット化回路
11によりデフォーマット化されて、スクランブルされ
たオーディオデータとスクランブル設定フラグFscとに
分離され、スクランブルされたオーディオデータEX−
OR回路13の一方にはEX−OR回路13の一方に供
給される。
手段40C,46Cの他実施例を示すブロック図であ
る。同図において、装置内の入力された記憶部23から
再生されたデータストリームはデータ変更部24で配信
暗号が解かれ、DVDオーディオデフォーマット化回路
11によりデフォーマット化されて、スクランブルされ
たオーディオデータとスクランブル設定フラグFscとに
分離され、スクランブルされたオーディオデータEX−
OR回路13の一方にはEX−OR回路13の一方に供
給される。
【0048】同時に、記憶部23におけるメモリデバイ
スID23aのIDと、共通ヘッダ内に格納された暗号
化されたスクランブルキーとが読み出され、そのIDが
エンコード側に設けられたと同じ関数発生器26に供給
されてハッシュ値を発生し、このハッシュ値が復暗号化
部27の一方に供給される。また、この復暗号化部27
の他方には暗号化されたスクランブルキーが供給される
ようになっており、この暗号化されたスクランブルキー
がハッシュ値により復暗号化されて暗号化前のスクラン
ブルキーにされる。そして、このスクランブルキーがP
N符号発生器12供給され、それにより発生したPN符
号が前述のEX−OR回路13の他方に供給され、スク
ランブルされたオーディオ信号との間で論理和がとられ
てディスムランブル信号とされる。また、同時にEX−
OR回路13の出力はEX−OR回路13aの入力の一
方に供給される。したがって、EX−OR回路13aで
はPN符号とにより二重のディスクランブルが施される
ことになる。
スID23aのIDと、共通ヘッダ内に格納された暗号
化されたスクランブルキーとが読み出され、そのIDが
エンコード側に設けられたと同じ関数発生器26に供給
されてハッシュ値を発生し、このハッシュ値が復暗号化
部27の一方に供給される。また、この復暗号化部27
の他方には暗号化されたスクランブルキーが供給される
ようになっており、この暗号化されたスクランブルキー
がハッシュ値により復暗号化されて暗号化前のスクラン
ブルキーにされる。そして、このスクランブルキーがP
N符号発生器12供給され、それにより発生したPN符
号が前述のEX−OR回路13の他方に供給され、スク
ランブルされたオーディオ信号との間で論理和がとられ
てディスムランブル信号とされる。また、同時にEX−
OR回路13の出力はEX−OR回路13aの入力の一
方に供給される。したがって、EX−OR回路13aで
はPN符号とにより二重のディスクランブルが施される
ことになる。
【0049】これらEX−OR回路13,13aの出力
は、スイッチ15により選択されるようになっており、
その切換えはDVDオーディオデフォーマット回路11
で分離されたスクランブル設定フラグFscによって切り
換えられて、無音でない区間又は無音に近くない区間で
はEX−OR回路13の出力信号が選択され、無音区間
又は無音に近い区間ではEX−OR回路13aの出力信
号が選択されるように構成されているものである。
は、スイッチ15により選択されるようになっており、
その切換えはDVDオーディオデフォーマット回路11
で分離されたスクランブル設定フラグFscによって切り
換えられて、無音でない区間又は無音に近くない区間で
はEX−OR回路13の出力信号が選択され、無音区間
又は無音に近い区間ではEX−OR回路13aの出力信
号が選択されるように構成されているものである。
【0050】従って、この他実施例によれば、エンコー
ド側及びユーザ端末側にそれぞれにメモリデバイスID
に基づいて発生する共通の秘密鍵となる関数発生器を設
け、この秘密鍵を直接送受信の対象とするようなことを
しないため、秘密鍵が送信途中で盗用されるようなこと
がない。
ド側及びユーザ端末側にそれぞれにメモリデバイスID
に基づいて発生する共通の秘密鍵となる関数発生器を設
け、この秘密鍵を直接送受信の対象とするようなことを
しないため、秘密鍵が送信途中で盗用されるようなこと
がない。
【0051】また、更に、図11にエンコード装置の他
実施例を示す。この実施例の場合には、直接メモリディ
バイスIDをスクランブルキーとするものである。従っ
て、図2及び図9に示したエンコード装置におけるスク
ランブル決定部9、乱数発生器9a、暗号化部10を不
要とし、暗号化されたスクランブキーの代わりにメモリ
ディバイスIDそのものをフォーマット化するものであ
る。データ送信時には前述のメモリディバイスIDが格
納される共通ヘッダ内に暗号化されたスクランブキーの
代わりに格納されることになる。そして、ユーザ端末内
の再生手段としては、図7,図8の再生手段における暗
号キーデータの解読部11aの代わりに、例えば、メモ
リディバイスID確認部を設け、エンコード装置側から
送信されてきたメモリディバイスIDと、再生手段内の
記憶部23のメモリディバイスID23aから読み出し
たID同士を比較し、これらが一致した場合に、その一
致したメモリディバイスIDそのものをキーデータとし
てPN符号発生器12に出力するようにするものであ
る。この場合の他実施例は、特に、エンコード側の構成
が簡略されることになる。
実施例を示す。この実施例の場合には、直接メモリディ
バイスIDをスクランブルキーとするものである。従っ
て、図2及び図9に示したエンコード装置におけるスク
ランブル決定部9、乱数発生器9a、暗号化部10を不
要とし、暗号化されたスクランブキーの代わりにメモリ
ディバイスIDそのものをフォーマット化するものであ
る。データ送信時には前述のメモリディバイスIDが格
納される共通ヘッダ内に暗号化されたスクランブキーの
代わりに格納されることになる。そして、ユーザ端末内
の再生手段としては、図7,図8の再生手段における暗
号キーデータの解読部11aの代わりに、例えば、メモ
リディバイスID確認部を設け、エンコード装置側から
送信されてきたメモリディバイスIDと、再生手段内の
記憶部23のメモリディバイスID23aから読み出し
たID同士を比較し、これらが一致した場合に、その一
致したメモリディバイスIDそのものをキーデータとし
てPN符号発生器12に出力するようにするものであ
る。この場合の他実施例は、特に、エンコード側の構成
が簡略されることになる。
【0052】なお、上記各実施例ではCSS方式による
スクランブル方式をもって説明したが、カオス関数方式
などの他のスクランブル方式でもよい。また、上記実施
例ではDVDオーディオをもってデータ構造を説明した
が、これはデータ構造の一例であり、例えばマルチメデ
ィアサービスに用いられるデータ放送伝送プロトコル
(MPEG規格が代表とされる)であってもよいのであ
ってこれに限定されるものではない。また、更に上記実
施例では無音区間又は無音に近い区間では、二重のスク
ランブルをかけるようにしているが、それ以上に多重の
スクランブルをかけるようにしても良い。
スクランブル方式をもって説明したが、カオス関数方式
などの他のスクランブル方式でもよい。また、上記実施
例ではDVDオーディオをもってデータ構造を説明した
が、これはデータ構造の一例であり、例えばマルチメデ
ィアサービスに用いられるデータ放送伝送プロトコル
(MPEG規格が代表とされる)であってもよいのであ
ってこれに限定されるものではない。また、更に上記実
施例では無音区間又は無音に近い区間では、二重のスク
ランブルをかけるようにしているが、それ以上に多重の
スクランブルをかけるようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくともオーディオデータを含む有料のコンテンツデー
タを送信する場合にも、少なくとも無音区間を検出し
て、無音区間ではオーディオデータを多重のスクランブ
ルをかけるようにしたので、オーディオデータとスクラ
ンブルコードとの排他的論理和をとる場合にスクランブ
ルコードが知られたり、カオス関数が用いられる場合
に、カオス関数が知られることを防止することができ
る。また、特に、ユーザ端末のメモリディバイスを取り
外して、他のユーザ端末に装着した場合にも利用が可能
となる。
なくともオーディオデータを含む有料のコンテンツデー
タを送信する場合にも、少なくとも無音区間を検出し
て、無音区間ではオーディオデータを多重のスクランブ
ルをかけるようにしたので、オーディオデータとスクラ
ンブルコードとの排他的論理和をとる場合にスクランブ
ルコードが知られたり、カオス関数が用いられる場合
に、カオス関数が知られることを防止することができ
る。また、特に、ユーザ端末のメモリディバイスを取り
外して、他のユーザ端末に装着した場合にも利用が可能
となる。
【図1】本発明が適用される送受信を行うシステム全体
を観念的に示すブロック図である。
を観念的に示すブロック図である。
【図2】本発明に係る送信側のエンコード装置の実施例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】図2のリファレンスデータを詳しく示す説明図
である。
である。
【図4】DVDオーディオディスクのオーディオパック
のフォーマットを示す説明図である。
のフォーマットを示す説明図である。
【図5】エンコード装置おけるDVDオーディオフォー
マット化回路の処理を示すフローチャートである。
マット化回路の処理を示すフローチャートである。
【図6】送信時のデータ構造を示す図である。
【図7】本発明に係るユーザ端末内の再生手段の実施形
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
【図8】再生手段の他実施例を示すブロック図である。
【図9】送信側のエンコード装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図10】再生手段の他実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図11】本発明に係る送信側のエンコード装置の実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
2,2a EX−OR回路(PN符号発生器3と共に、
排他的論理和によるスクランブル手段を構成する。) 3,12 PN符号発生器 5,14 インバータ(他のスクランブル手段) 6L,6R 無音区間検出器(ORゲート7と共に、無
音区間検出手段を構成する。) 7 ORゲート 8 DVDオーディオフォーマット化回路(フォーマッ
ト化手段) 13,13a EX−OR回路(PN符号発生器12と
共に、排他的論理和によるデスクランブル手段を構成す
る。) 19 電子財布 40,46 ユーザ携帯端末 40A,46A 再生手段 41 販売店設置端末 43 コンテンツセンター 43A エンコード装置 45 通信衛星
排他的論理和によるスクランブル手段を構成する。) 3,12 PN符号発生器 5,14 インバータ(他のスクランブル手段) 6L,6R 無音区間検出器(ORゲート7と共に、無
音区間検出手段を構成する。) 7 ORゲート 8 DVDオーディオフォーマット化回路(フォーマッ
ト化手段) 13,13a EX−OR回路(PN符号発生器12と
共に、排他的論理和によるデスクランブル手段を構成す
る。) 19 電子財布 40,46 ユーザ携帯端末 40A,46A 再生手段 41 販売店設置端末 43 コンテンツセンター 43A エンコード装置 45 通信衛星
Claims (4)
- 【請求項1】少なくともオーディオデータを含むコンテ
ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
ンテンツデータ配信システムに用いられるエンコード装
置であって、 前記ユーザ端末に内蔵されるメモリデバイスから前記メ
モリデバイス固有に付与される識別情報を検出する手段
と、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出する手段
と、 前記無音区間ではない区間では前記メモリデバイス固有
に付与される識別情報に応じて前記オーディオデータを
所定の方式でスクランブルし、前記無音区間では前記所
定の方式に基づいて多重のスクランブルをするスクラン
ブル手段と、 少なくとも、前記スクランブルされた前記オーディオデ
ータと多重のスクランブルされたデータと前記多重スク
ランブルを示すフラグとを有するデータ構造にフォーマ
ット化する手段とを、有するコンテンツデータのエンコ
ード装置。 - 【請求項2】少なくともオーディオデータを含むコンテ
ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
ンテンツデータの配信システムに用いられる記録媒体で
あって、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出し、前記
ユーザ端末に内蔵されるメモリデバイス固有に付与され
る識別情報に応じて前記無音区間でない区間では所定の
方式で前記オーディオデータをスクランブルし、前記無
音区間では前記所定の方式に基づいて多重のスクランブ
ルをして、少なくとも、前記スクランブルされた前記オ
ーディオデータと多重のスクランブルされたデータとを
有するデータ構造が記録されたコンテンツデータの記録
媒体。 - 【請求項3】少なくともオーディオデータを含むコンテ
ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
も有するコンテンツデータ配信システムにおけるコンテ
ンツデータの配信方法であって、 前記コンテンツデータは、少なくとも前記ユーザ端末の
IDが設定される共通ヘッダと、コンテンツセットとか
ら成り、 前記コンテンツセットには、オーディオデータの少なく
とも無音区間を検出し、前記ユーザ端末に内蔵されるメ
モリデバイス固有に付与される識別情報に応じて前記無
音区間でない区間では所定の方式で前記オーディオデー
タをスクランブルし、前記無音区間では前記所定の方式
に基づいて多重のスクランブルをして、少なくとも、前
記スクランブルされた前記オーディオデータと多重のス
クランブルされたデータとが配列されて配信されること
を特徴とするコンテンツデータの配信方法。 - 【請求項4】少なくともオーディオデータを含むコンテ
ンツデータを配信するコンテンツセンターと、前記コン
テンツデータの配信を要求するユーザ端末とを少なくと
も有し、これらを通信手段で結んでデータ配信を行うコ
ンテンツデータの配信システムに用いられ、 オーディオデータの少なくとも無音区間を検出し、前記
ユーザ端末に内蔵されるメモリデバイス固有に付与され
る識別情報に応じて前記無音区間でない区間では所定の
方式で前記オーディオデータをスクランブルし、前記無
音区間では前記所定の方式に基づいて多重のスクランブ
ルをして、少なくとも、前記スクランブルされた前記オ
ーディオデータと多重のスクランブルされたデータとを
有するデータ構造をデスクランブルすると共にデフォー
マット化するユーザ端末であって、 前記無音区間でない区間では所定の方式で前記オーディ
オデータをデスクランブルし、前記無音区間では前記多
重のスクランブルされたデータを前記所定の方式でデス
クランブルする手段とを、有するユーザ端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091690A JP2000286837A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | コンテンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091690A JP2000286837A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | コンテンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000286837A true JP2000286837A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14033513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11091690A Pending JP2000286837A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | コンテンツデータのエンコード装置、記録媒体、配信方法及びユーザ端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000286837A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006504212A (ja) * | 2002-10-21 | 2006-02-02 | メディアライブ | オーディオストリームの段階的な適応型スクランブル |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11091690A patent/JP2000286837A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006504212A (ja) * | 2002-10-21 | 2006-02-02 | メディアライブ | オーディオストリームの段階的な適応型スクランブル |
US8184809B2 (en) | 2002-10-21 | 2012-05-22 | Querell Data Limited Liability Company | Adaptive and progressive audio stream scrambling |
US9008306B2 (en) | 2002-10-21 | 2015-04-14 | Querell Data Limited Liability Company | Adaptive and progressive audio stream scrambling |
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