JP2000285770A - 遮断器の操作機構 - Google Patents

遮断器の操作機構

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JP2000285770A
JP2000285770A JP11091236A JP9123699A JP2000285770A JP 2000285770 A JP2000285770 A JP 2000285770A JP 11091236 A JP11091236 A JP 11091236A JP 9123699 A JP9123699 A JP 9123699A JP 2000285770 A JP2000285770 A JP 2000285770A
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Kinji Suzuki
欣治 鈴木
Yujiro Hirao
雄次郎 平尾
Yukio Yamada
幸雄 山田
Ryoichi Nakanishi
良一 中西
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NUMAZU MEIDEN KOSAN KK
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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NUMAZU MEIDEN KOSAN KK
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチ数を減少させるとともに、投入ばねの
畜勢エネルギーを小さくし、R号操作を可能とする。 【解決手段】 投入時投入カム35と投入ラッチ45の
係号を外し、投入ばね38の放勢により投入カム35を
時計方向に回動してその大径部35cによりローラ52
を押圧し、ローラ54により主レバー29を反時計方向
に回動して遮断部を投入する。畜勢時モータ33により
回動体31を回動し、畜勢ロッド40を介して投入カム
35を反時計方向に回動し、投入ばね40を伸長すると
ともに、投入カム35を投入ラッチ45と係合して畜勢
状態を保持する。又、この畜勢時投入カム35とローラ
52との係合が外れるので、投入状態保持フック59を
ローラ52と係合して投入状態を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遮断器の操作機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遮断器の操作機構には、投入ばねを畜勢
した後に放勢することにより、高速で投入を行う構成の
ものがある。かかる遮断器として、特開平8−2932
31号公報に開示されたものがある。
【0003】図5は上記公報に示された従来の遮断器の
操作機構の分解斜視図を示し、1は図示しない部材に固
定された駆動軸であり、駆動軸1にはボス部1aが回動
自在に設けられ、ボス部1aには投入カム2a、トリッ
プレバー3、投入カム2b、ばねガイド4、畜勢カム1
0が挿通され、駆動軸1は操作軸5の内部に挿入されて
いる。6は投入カム2aに一端が固定されたピンであ
り、ピン6は長孔7、孔8に挿通され、ピン6の他端に
はばねガイド4を囲繞する投入ばね9の一端が結合され
ている。操作軸5には畜勢カム10が固着されており、
畜勢カム10に固着されたピン10aに投入ばね9の他
端が結合されている。
【0004】トリップレバー3にはピン11を介して駆
動レバー12が回動自在に設けられ、駆動レバー12に
はローラ13が設けられている。14は投入ラッチであ
り、反時計回りに投入カム2a,2bの外周面に付勢さ
れ、投入カム2a,2bが時計方向へ回動するのを拘束
する。15はトリップラッチであり、反時計回りにトリ
ップレバー3の外周面に付勢され、トリップレバー3が
時計方向へ回動するのを拘束する。16は畜勢ラッチで
あり、時計回りに畜勢カム10の外周面に付勢され、畜
勢カム10が反時計方向へ回動するのを拘束する。
【0005】次に、上記構成の動作を説明する。図6は
図示しない遮断部が遮断状態であって、投入ばね9が放
勢状態を示す図であり、図7は遮断部が遮断状態で投入
ばね9が畜勢状態を示す図である。図8は投入ばね9が
一部放勢して遮断部が投入された状態を示し、図9は遮
断部が遮断状態で投入ばね9が完全放勢状態を示す。
【0006】図6に示すように、ピン6にはリセットば
ね17の一端が結合されており、投入カム2a,2b及
びトリップレバー3は反時計方向に付勢されている。
又、ストッパ18により、トリップレバー3と投入カム
2a,2bの反時計方向への回動が係止されている。こ
のとき、投入ラッチ14により、投入カム2a,2bが
時計方向へ回動するのも係止されており、トリップラッ
チ15は畜勢カム10の外周部と当接しているため、ト
リップレバー3とは係号していない。この状態では、ロ
ーラ13は投入カム2a,2bの小径部19へ入り込む
ため、駆動レバー12の曲面部12aがローラ20を押
圧することはない。このため、レバー21はフリーであ
り、復帰ばね22の付勢力により絶縁ロッド23が主軸
24を中心に反時計方向へ回動した位置を占め、遮断部
25は遮断状態を保持する。
【0007】次に、操作軸5を時計方向へ回動させ、ピ
ン10aが図7の位置まで来るように畜勢カム10を回
動させると、投入ばね9は畜勢される。このとき、投入
ばね9の畜勢による回転力が投入カム2a,2bに加わ
るが、投入カム2a,2bはトリップレバー3がストッ
パ18に係止されているため、反時計方向には回動しな
い。一方、図6の状態ではトリップレバー3と係合して
いなかったトリップラッチ15は、畜勢カム10の大径
部から小径部に入り込むので、付勢力により反時計方向
に回動してトリップレバー3の外周面と係合し、トリッ
プレバー3の時計方向への回動も係止される。
【0008】次に、図7に示す投入ばね9の畜勢状態か
ら投入ラッチ14を時計方向へ回動させると、投入ラッ
チ14との係合が外れた投入カム2a,2bは投入ばね
9の放勢力により時計方向へ回動する。このため、図9
に示すように、ローラ13が投入カム2a,2bの小径
部19から追い出され、駆動レバー12がピン11を中
心として反時計方向へ回動し、その曲面部12aがロー
ラ20を押す。このため、レバー21は主軸24を中心
として時計方向へ回動し、遮断部25は投入される。こ
のときの投入カム2a,2bの回転量はピン6が長孔7
の端部に当接するまでの量(トリップレバー3は、トリ
ップラッチ15と係合して回転しない。)であり、投入
ばね9の放勢のすべてが行われる手前である。
【0009】図8の状態からトリップラッチ15を時計
方向へ回動させると、トリップレバー3の係止が解除さ
れ、投入ばね9の残りの放勢分だけトリップレバー3が
投入カム2a,2bと共に時計方向へ回動し、図9に示
すようにトリップレバー3がストッパ18から離れる。
このため、駆動レバー12の曲面部12aがローラ20
の左方へ移動し、復帰ばね22の付勢力で主軸24が反
時計方向へ回動し、遮断部25が遮断される。トリップ
レバー3が時計方向へ回動したとき、トリップレバー3
の外周部で畜勢ラッチ16が反時計方向へ回動させら
れ、畜勢カム10に対する畜勢ラッチ16の係合が外
れ、投入カム2a,2b,トリップレバー3,及び畜勢
カム10は投入ばね9によって一定の位置関係を保った
状態でリセットばね17により反時計方向へ回動され、
図7の状態に復帰する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の遮断器
の操作機構においては、投入動作だけでなく遮断動作も
投入ばね9の放勢エネルギーにより行っており、投入ば
ね9の畜勢のために大きなエネルギーを必要とした。
又、投入ラッチ14、トリップラッチ15、及び畜勢ラ
ッチ16の3つのラッチを必要とし、構造が複雑になっ
た。さらに、遮断器の動作責務としては、A号(O−1
分−CO−3分−CO)B号(CO−15秒−CO)R
号(O−0.35秒−CO−1分−CO)とあり、上記
した従来の操作機構ではA号、B号の操作を行うことが
できたが、R号操作を行うことができなかった。即ち、
C操作は投入ばね9の放勢による投入操作をいい、O操
作は遮断操作をいい、CO操作は投入完了直後に引き外
し命令により遮断する操作をいい、A号、B号操作では
O−COまたはCO−CO間の動作間隔時間が長く設定
されており、O操作後に投入ばね9を畜勢する十分な時
間的余裕があったため、投入カム2a,2bを用いて構
造の簡素化を図ったが、R号操作ではO動作後0.35
秒でC動作を行う必要があり、C動作の後に直ちに次の
C動作のために投入ばね9の畜勢を行わねばならず、従
来これができなかった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、投入ばねの畜勢に大きなエネ
ルギーを必要とせず、ラッチ数を減少させて構造を簡単
とし、かつR号操作を可能とした遮断器の操作機構を得
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る遮断器の
操作機構は、回動自在に設けられ、駆動手段により駆動
される回動体と、回動体の軸心と略平行な軸心で回動自
在に設けられた投入カムと、投入カムの偏心した位置に
設けられたばね掛け部と固定部との間に設けられた投入
ばねと、回動自在に設けられ、投入ばねの畜勢完了時に
投入カムの外周に設けたラッチ係号部と係号して投入ば
ねの畜勢状態を保持するとともに、遮断部の投入時に回
動により投入カムのラッチ係合部との係合を外される投
入ラッチと、一端が回動自在に支持され、他端には連結
ピンを介して第1ローラが設けられた第1レバーと、回
動自在に支持され、投入ばねの畜勢時に第1ローラと係
合して投入状態を保持する投入状態保持フックと、第1
レバーと連結ピンを介して回動自在に連結されるととも
に、第2ローラを有し、遮断部の投入時に投入ばねの放
勢によって回動する投入カムに形成された大径部により
第1ローラが押圧された際に第2ローラが主レバーを投
入方向に押圧し、遮断部の引き外し時に回動して第2ロ
ーラと主レバーの係合を外すとともに第1ローラと投入
状態保持フックとの係合を外す第2レバーと、回動自在
に設けられ、遮断部の投入時に第2レバーと係合して投
入状態を保持し、遮断部の引き外し時に第2レバーとの
係合が外されるとともに復帰ばねによって付勢された第
2レバーと再び係合する引き外しラッチと、回動体の偏
心した位置に一端が回動自在に連結されるとともに、他
端が投入カムの偏心した位置に設けられたロッド係合部
と係合可能であり、遮断部の投入時に回動体の回動によ
り投入カムのロッド係合部と係合して投入カムを投入ば
ねの畜勢方向へ回動する畜勢ロッドと、遮断部の投入時
に投入ラッチの回動により動作して駆動手段を駆動する
とともに、投入カムと投入ラッチの係合時に投入ラッチ
の回動により動作して駆動手段を停止させるリミットス
イッチを設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面とともに説明する。図1(a),(b)はこの実施形
態による遮断器の操作機構の側面図及び正面図を示し、
操作軸28に主レバー29が固着され、主レバー29が
反時計方向へ回動されると遮断部が投入され、時計方向
へ回動されると遮断される。又、投入状態では図示しな
い遮断ばねが畜勢されるため、主レバー29を時計方向
へ回動する付勢力が常時作用する。
【0014】取付板30にはその一端から立設された側
部30aを介して補助板43が対向して一体的に設けら
れ、この取付板30には回動体31が回動自在に設けら
れており、回動体31にはテーパ部31aが形成されて
いる。回動体31には減速機32を介して駆動手段とし
てのモータ33が連結されている。
【0015】回動体31の下方には、回動体31の軸心
と平行な軸心を有する投入カム35が取付板30と補助
板43との間に設けた軸44を介して回動自在に設けら
れている。投入カム35には後述するローラ52を下方
へ押圧する大径部35cが形成されている。投入カム3
5の偏心した位置にはばね掛けピン36が固着され、補
助板43の上部に形成したばね掛け部37とばね掛けピ
ン36との間には投入ばね38が掛けられている。投入
カム35にはロッド係合部としてのピン35aが形成さ
れ、ピン35aに係合する凹部39を一端に有する畜勢
ロッド40の他端が回動体31の偏心位置にピン31b
を介して回動自在に連結されている。取付板30と補助
板43の上部には支持軸41が設けられ、支持軸41に
は略L字状のレバー46が回動自在に支持されている。
レバー46の両端にはピン46a,46bが設けられて
おり、下端近傍にはピン46bの位置を決めるために側
部30aと係合する位置決め部46cが突出形成されて
いる。又、畜勢ロッド40を反時計方向へ付勢するばね
47が支持軸41に取り付けられ、その一端が畜勢ロッ
ド40に掛けられるとともに、他端が補助板43に掛け
られている。
【0016】投入カム35には投入ばね38の畜勢と放
勢とにより往復回動する範囲を定める円弧状の長孔35
bが形成され、長孔35b内に挿入されたピン42が取
付板30と補助板43との間に固着されている。投入ば
ね38の畜勢状態で投入カム35の回動を拘束するため
に、投入カム35の外周面にラッチ係合部35dが形成
される一方、取付板30と補助板43との間に投入ラッ
チ45が回動自在に設けられ、投入ラッチ45には略半
円状の切欠部45aが形成されている。投入ラッチ45
の端部には直角な方向へ突出する突出部45bが形成さ
れており、突出部45bを押圧する図示しない投入電磁
石が補助板43に取り付けられている。又、投入電磁石
が押圧する方向とは反対の方向へ突出部45bを付勢す
る図示しない復帰ばねが設けられている。図4(a),
(b)は操作機構の背面図を示し、取付板30の背面側
にはリミットスイッチ34が取り付けられ、投入ラッチ
45の後端にはリミットスイッチ34と係合するカム4
5cが設けられ、投入ばね38を畜勢する際はリミット
スイッチ34がオンしてモータ33が駆動され、その他
の場合にはリミットスイッチ34はオフとなる。
【0017】投入カム35の下方には取付板30と補助
板43との間には回動軸を兼用する引き外しラッチ48
が回動自在に設けられている。引き外しラッチ48には
一対の第1レバー49の一端が回動自在に設けられ、一
対の第1レバー49の他端と一対の第2レバー50の上
端とが連結ピン51を介して回動自在に連結され、連結
ピン51の中央部には第1ローラ52が設けられてい
る。又、一対の第2レバー50における第1ローラ52
の近傍には主レバー29の左端を押圧する第2ローラ5
4がピン53を介して設けられている。61は一対の第
1レバー49を投入カム35へ向かって付勢するととも
に、ピン51を中心として回動自在な一対の第2レバー
50を反時計方向へ付勢する復帰ばねであり、第2レバ
ー50と取付板30との間に設けられている。一対の第
1レバー49に対する一対の第2レバー50の回動範囲
を制限するために、一対の第2レバー50には円弧状の
長孔50aが形成され、一対の第1レバー49間にはピ
ン49aが結合され、ピン49aの両端が長孔50a内
に遊嵌されている。
【0018】上記したように図示しない遮断ばねの付勢
力により主レバー29の左端には上方への付勢力が加わ
っており、この左端と係合する第2ローラ54を有する
第2レバー50はピン51を中心として時計方向へ回動
しようとする。第2レバー50の外周面にはラッチ係合
部50bが形成され、引き外しラッチ48には第2レバ
ー50を拘束したり開放したりできるように略半円形の
切欠部48aが形成されるとともに、引き外しラッチ4
8の端部には第2レバー50を開放するために直角に突
出した突出部48bが形成されている。又、引き外しラ
ッチ48を時計方向へ回動させる図示しない引き外し電
磁石と、反時計方向へ回動させる図示しない復帰ばねが
設けられている。
【0019】補助板43の下部に設けた軸55には表示
板56が回動自在に設けられ、投入ばね38が畜勢状態
にあるのか放勢状態にあるのかを表示するために、表示
板56には「畜勢」と「放勢」の文字が記載されてい
る。又、表示板56を時計方向へ付勢し、外力が加わら
ないときには「放勢」の文字が書かれた部分が取付板3
0の側面と平行となるよう付勢する図示しない復帰ばね
が設けられている。又、投入カム35の側面には金具5
8が取り付けられ、金具58にはピン35aと対応する
位置にハンドルを挿入して手動により投入カム35を回
動させるための挿入孔58aが設けられている。又、5
9はピン42に一端が回動自在に支持された一対の投入
状態保持フック、60はピン42の周囲に設けられたフ
ック59の復帰ばねであり、フック59を時計方向へ付
勢する。第2レバー50にはフック係合部50cが設け
られている。
【0020】次に、上記構成の動作を説明する。図1は
遮断部が遮断状態で投入ばね38が畜勢状態を示し、こ
こで投入電磁石により投入ラッチ45を時計方向へ回転
させると、投入カム35のラッチ係合部35dと投入ラ
ッチ45の切欠部45aとの係合が外れ、投入ばね38
の放勢により投入カム35が時計方向へ回動し、投入カ
ム35の大径部35cが第1ローラ52を下方へ押圧
し、第2ローラ54が主レバー29の左端を下方へ押圧
し、操作軸28が反時計方向に回動して図示しない遮断
部が投入され、図2(a)の状態となる。この状態では
投入ばね38は放勢しており、時計方向へ付勢された表
示板56の「放勢」の表示が見えることになる。このと
き、図示しない遮断ばねにより主レバー29の左端は、
上方へ付勢されており、第2レバー50のラッチ係合部
50bが引き外しラッチ48の切欠部48aと係合して
投入状態を保持している。又、投入カム35は長孔35
bの端部がピン42と当接することにより停止する。
又、一対のフック59は付勢ばね60により時計方向に
付勢されており、今まで当接していた第1ローラ52が
下方へ移動することにより時計方向へ回動し、第2レバ
ー50のフック係合部50cに当接して停止する。又、
上記のように投入ラッチ45を時計方向に回転させると
カム45cも時計方向に回転し、図4(b)に示すよう
にリミットスイッチ34がオンし、モータ33が回転を
始める。
【0021】モータ33の回転により回動体31が反時
計方向に回動し、回動体31とピン31bにより結合さ
れた畜勢ロッド40が移動し、また回動体31のテーパ
部31aがレバー46のピン46aと係合してレバー4
6を時計方向へ回動し、ピン46bがロッド40を左方
へ押圧し、ロッド40の先端の凹部39が投入カム35
のピン35aと係合し、第2図(b)の状態となる。回
動体31をさらに反時計方向に回転させると、畜勢ロッ
ド40を介して投入カム35が押圧されて反時計方向へ
回動し、投入ばね38の畜勢を開始する。又、投入カム
35が反時計方向へ回転すると、大径部35cに押圧さ
れていた第1ローラ52が遮断ばね及びばね61の付勢
力により多少上昇し、フック59の先端と第1ローラ5
2とが係合し、投入状態を保持する。
【0022】第2図(b)の状態で回動体31をさらに
反時計方向へ回転させると、図2(c)に示すようにラ
ッチ係合部35dが投入ラッチ45の切欠部45aと係
合し、投入ラッチ45が反時計方向へ回転する。このた
め、図4(a)に示すようにカム45cも回転し、リミ
ットスイッチ34がオフし、モータ33への通電は停止
されるが、モータ33はその後も慣性により回転を続
け、慣性エネルギーの消滅と共に停止する。この間に、
回動体31及びばね47により反時計方向に付勢された
畜勢ロッド40は二点鎖線で示すように移動して、畜勢
ロッド40とピン35aとの係合が外れる。この状態が
遮断部の投入状態で投入ばね38の畜勢完了状態であ
る。なお、このとき、表示板56はばね掛けピン36に
押圧されて回動し、「畜勢」を表示する。
【0023】ここで、引き外し命令により図示しない引
き外し電磁石を励磁し、引き外しラッチ48を時計方向
に回動し、ラッチ係合部50bとの係合を外すと、主レ
バー29は図示しない遮断ばねにより時計方向に付勢さ
れているので、第2レバー50はピン51を中心として
時計方向へ回動し、主レバー29も時計方向に回動して
遮断部は遮断される。このとき、フック係合部50cが
フック59を付勢ばね60の付勢に抗して反時計方向へ
回動し、フック59と第1ローラ52との係合を外し、
図3(a)の状態となる。
【0024】図3(a)の状態から各レバー49,50
は復帰ばね61の付勢力により図3(b)の状態に移動
し、引き外しラッチ48の切欠部48aと第2レバー5
0のラッチ係合部50bが係合し、遮断部が遮断状態で
投入ばね38が畜勢状態であり、かつ引き外しリンク機
構がリセット状態となり、次の投入操作に備える。
【0025】図3(c)は図2(a)の投入動作完了直
後に引き外し命令が出され、遮断部が遮断した状態を示
し、いわゆるCO動作時を示したものである。このとき
の引き外しリンク機構の動きは図3(a)と同様であ
る。ここで、モータ33の駆動により、投入カム35が
反時計方向に回動し、投入ばね38の畜勢が完了する
と、図2(b)の状態となる。
【0026】なお、モータ33が故障したり停電したり
した場合には手動により投入ばね38を畜勢することが
できる。即ち、金具58の挿入孔58aにハンドルを挿
入し、約90度反時計方向へ回動させる。又、この実施
形態では引き外しラッチ48と第1レバー49の回動軸
とを兼用したが、別々に設けてもよい。
【0027】以上のようにこの実施形態によれば、投入
ばね38の畜勢状態を保持するラッチと投入用のラッチ
をラッチ45により兼用したので、3つのラッチを必要
とせず、ラッチを2つとすることができ、構造を簡単に
することができる。又、遮断部の引き外しには遮断ばね
のエネルギーを利用するので、投入ばね38の畜勢エネ
ルギーはすべて投入操作に使用することができ、投入ば
ね38の畜勢のためのエネルギーを減少させることがで
きる。さらに、投入ばね38の放勢により遮断部を投入
した後、投入ばね38を再畜勢するために投入カム35
を投入位置から逆転した際、投入カム35と第1ローラ
52との係合が外れても投入状態保持フック59が第1
ローラ52と係合して投入状態を維持する。このため、
投入動作の後に直ちに畜勢動作を行うことができ、従っ
て遮断動作の後に直ちに投入動作を行うことができ、R
号操作を容易に行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、遮断部
の引き外し時には遮断ばねのエネルギーを利用するの
で、投入ばねのエネルギーは投入時のみ使用すればよ
く、投入ばねを畜勢するためのエネルギーを小さくする
ことができる。又、投入ラッチを投入ばねの畜勢状態を
保持するラッチにも兼用しているので、ラッチの数を2
個に減少させることができ、構造を簡単にすることがで
きる。さらに、投入状態保持フックを設けたので、投入
操作の後に直ちに畜勢操作を行うことができ、従って遮
断操作の後に直ちに投入操作を行うことができ、R号操
作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による遮断器の操作機構の側面図及び
正面図である。
【図2】この発明による遮断器の操作機構の動作説明図
である。
【図3】この発明による遮断器の操作機構の動作説明図
である。
【図4】この発明による遮断器の操作機構の畜勢時及び
投入時の背面図である。
【図5】従来の遮断器の操作機構の分解斜視図である。
【図6】従来の遮断器の操作機構の遮断放勢状態の正面
図である。
【図7】従来の遮断器の操作機構の遮断畜勢状態の正面
図である。
【図8】従来の遮断器の操作機構の投入一部放勢状態の
正面図である。
【図9】従来の遮断器の操作機構の遮断放勢状態の正面
図である。
【符号の説明】
29…主レバー 31…回動体 33…モータ 34…リミットスイッチ 35…投入カム 35a,42…ピン 35c…大径部 35d,50b…ラッチ係合部 36…ばね掛けピン 38…投入ばね 40…畜勢ロッド 45…投入ラッチ 48…引き外しラッチ 49…第1レバー 50…第2レバー 50c…フック係合部 51…連結ピン 52,54…ローラ 59…投入状態保持フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 雄次郎 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 山田 幸雄 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 中西 良一 静岡県沼津市東間門字上中溝515番地 沼 津明電興産株式会社内 Fターム(参考) 5G028 AA01 AA08 EB11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主レバーの回動により遮断部が投入、遮
    断されるとともに、主レバーが遮断ばねにより遮断方向
    に付勢されている遮断器において、回動自在に設けら
    れ、駆動手段により回動される回動体と、回動体の軸心
    と略平行な軸心で回動自在に設けられた投入カムと、投
    入カムの偏心した位置に設けたばね掛け部と固定部との
    間に設けられた投入ばねと、回動自在に設けられ、投入
    ばねの畜勢完了時に投入カムの外周に設けたラッチ係合
    部と係合して投入ばねの畜勢状態を保持するとともに、
    遮断部の投入時に回動により投入カムのラッチ係合部と
    の係合が外される投入ラッチと、一端が回動自在に支持
    され、他端には連結ピンを介して第1ローラが設けられ
    た第1レバーと、回動自在に支持され、投入ばねの畜勢
    時に第1ローラと係合して投入状態を保持する投入状態
    保持フックと、第1レバーと連結ピンを介して回動自在
    に連結されるとともに、第2ローラを有し、遮断部の投
    入時に投入ばねの放勢によって回動する投入カムに形成
    された大径部により第1ローラが押圧された際に第2ロ
    ーラが主レバーを投入方向へ押圧し、遮断部の引き外し
    時に回動して第2ローラと主レバーの係合を外すととも
    に第1ローラと投入状態保持フックの係合を外す第2レ
    バーと、回動自在に設けられ、遮断部の投入時に第2レ
    バーと係合して投入状態を保持し、遮断部の引き外し時
    に第2レバーとの係合が外されるとともに復帰ばねによ
    り付勢された第2レバーと再び係合する引き外しラッチ
    と、回動体の偏心した位置に一端が回動自在に連結され
    るとともに、他端が投入カムの偏心した位置に設けられ
    たロッド係合部と係合可能であり、遮断部の投入時に回
    動体の回動により投入カムのロッド係合部と係合して投
    入カムを投入ばねの畜勢方向へ回動する畜勢ロッドと、
    遮断部の投入時に投入ラッチの回動により動作して駆動
    手段を駆動するとともに、投入ラッチと投入カムの係合
    時に投入ラッチの回動により動作して駆動手段を停止さ
    せるリミットスイッチを備えたことを特徴とする遮断器
    の操作機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107228220A (zh) * 2017-07-17 2017-10-03 天津市金中基暖通净化设备有限公司 一种防火阀执行机构

Cited By (3)

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