JP2000285413A - スピンバルブ磁気抵抗効果型素子とその製造法、及びこの素子を用いた磁気ヘッド - Google Patents
スピンバルブ磁気抵抗効果型素子とその製造法、及びこの素子を用いた磁気ヘッドInfo
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Abstract
化を図る。 【解決手段】固定磁性層として反強磁性結合の中間層を
介した第1 、第2 の固定磁性層で形成される多層固定磁
性層を採用し、反強磁性層として成膜された時には磁性
を示さず成膜後に所定の条件下で磁界を掛けられること
によって規則化され磁性を有する性質がある合金を採用
し、上記第1固定磁性層を第2固定磁性層より薄くする
構成とする。
Description
抵抗効果素子の構造及びその製造方法並びにこれを使用
する磁気ヘッドに関する。
Hard Disk Drive )に搭載されている磁気ヘッドには磁
気抵抗効果(AMR: Anisotropic Magnetoresistive )素
子が最も多く使用されている。しかし記録密度の向上に
伴い、より感度の高いスピンバルブ磁気抵抗効果(Spin
Valve Magnetoresistive )素子を使用した磁気ヘッド
の実用化の動きが本格化しつつある。
子(以下、SVMR素子)を使用するスピンバルブ磁気
抵抗効果ヘッド(以下、SVMRヘッド)について、図
1で要部斜視図を示し、図2には同SVMRヘッドを側
面から見た様子を示している。この両図を参照してSV
MRヘッド100 の構造について説明する。SVMRヘッ
ド100 は、最下層のタンタル(Ta)膜よりなる下地層11
1 と最上層のTaよりなるキャップ層116 との間にSVM
R素子が挟まれるように形成されている。SVMR素子
(膜)は111 上にニッケル- 鉄(NiFe)膜よりなる第1
自由磁性層112aとコバルト- 鉄- ホウ素(CoFeB )膜か
らなる第2自由磁性層の二層により構成される自由磁性
層112 と、銅(Cu)膜からなる非磁性層113 と、CoFeB
膜からなる固定磁性層114 、規則系合金であるパラジウ
ム- 白金- マンガン(PdPtMn)膜からなる反強磁性層11
5 により構成されている。なお、本明細書では反強磁性
層115 に使用される規則系合金とは、反強磁性層として
成膜された時には磁性を示さず成膜後に所定の条件下で
磁気付与処理が施されることによって規則化され磁性を
有する性質がある合金を意味する。
ら順次上方に成膜され、SVMR素子を含めて長方形に
パターニングされ、その上層のキャップ層116 上の両端
部に金(Au)等からなる電極端子117a、117bがそれぞれ
形成されることによりなされる。このようなSVMRヘ
ッド100 では上記電極端子117a、117 bの領域が信号検
知領域(センス領域)Sとなっている。なお、本明細書
ではSVMRヘッド100のSVMR素子の磁化方向など
を説明するために、便宜的にSVMR素子の膜厚方向を
Z,両電極端子を結ぶ方向をY、Y- Z平面と直交する
方向(素子高さ方向)にXを付して説明することとす
る。
は、2つの電極端子117a、117bから信号検知領域Sにセ
ンス電流Isが流される。この状態で、例えば磁気ディス
クのような磁気記録媒体(図示せず)の近傍に沿ってS
VMRヘッド100 を移動させると、磁気記録媒体から出
るX方向への信号磁界Hsig に対応してSVMR素子の
電気抵抗が逐次変化するので、磁気記録媒体の信号を電
圧変化として検出できることになる。
磁界Hsig に対するSVMR素子の抵抗変化を線形にす
ることが望ましい。そのためは一般に、前記反強磁性層
115との交換結合により前記固定磁性層114 の磁化の向
きMpをX方向に固定するようにすると共に、信号磁界H
sig が零の時に前記自由磁性層112 の磁化の向きMfをY
方向に向けて、固定磁性層114 の磁化方向と自由磁性層
112 の磁化方向とが略直角であることが最適な条件であ
ることが分かっている。このような固定磁性層と自由磁
性層の関係が維持できれば、外部の磁気記録媒体からの
信号磁界Hsigに対して、自由磁性層の磁化の向きMf
が回転してSVMR素子の抵抗値を線形に変化させるこ
とができる。
方向Yを磁化容易軸または磁気異方性方向という。ま
た、矢印などで所定の方向を意味するような場合には
「向き」の語を使用し、その前後方向で向きを考慮しな
い場合は「方向」の語を使用する。さて、ハードディス
ク等の記録密度が増大するにつれて、単位当たりの信号
磁界Hsig は弱くなってくる。これを修正するためにS
VMR素子の ρ/ρ(MR-ratio:磁気抵抗変化率)
を大きくすればより大きい信号として取出せ、好ましい
ものとなる。その方法としてSVMR素子の積層厚(Z
方向)を薄くしていく手段と、素子高さ(X方向)を低
くする手段が考えられる。
考慮すると、SVMR素子で最も厚い層は、一般に200
Å以上を必要とする上記反強磁性層115 である。しかし
この反強磁性層が100 Å以下の層厚となると固定磁性層
114 の磁化の向きMpを固定する交換結合磁界が小さくな
り、外部から加えられる熱による擾乱などでMpが反転し
やすくなってしまう。また、上記固定磁性層と自由磁性
層とも磁気特性が維持できる程度の膜厚を確保する必要
があり、これらの薄膜化にも限界がある。
については、技術的に膜の幅を狭くする事は可能である
があまり狭くすると、固定磁性層の端部が近づく為に所
謂反磁界が現れて固定磁性層の固定状態が不安定とな
り、その結果検出する信号が不安定となるという問題が
生じてくる。そこで、最近、上記固定磁性層を中間層を
介して前後に第1 、第2 の固定磁性層を設けるようにし
て、上記反磁界による問題を解消するようにした、SV
MR素子が提案されてきてはいる。しかし、かかる技術
においては反強磁性層に不規則系のNiO 等の金属を使用
しており、その上に固定磁性層を積層した時点から磁性
を有しており、上述したような固定磁性層と自由磁性層
の好ましい関係を維持しつつSVRM素子を製造するこ
とには多くの問題を有している。
RM素子の開発については種々の観点から多くの問題を
有するが、本発明者らは特に上述した素子高さ(X方
向)を低くする手法に関して、固定磁性層として中間層
を介した第1 、第2 の固定磁性層で形成する構成を採用
し、反強磁性層として成膜された時には磁性を示さず成
膜後に所定の条件下で磁化付与処理が成されることによ
って規則化され、磁性を有する性質がある合金を使用し
て、鋭意研究を行ったものである。
はSVRM素子成膜後では磁性を示さず、磁場中熱処理
を行うことで反強磁性化(規則化)して固定磁性層の磁
化を固定するものである。規則系合金がこのような性質
を示すのは、金属結晶が一定方向に整列して面心立方格
子(fcc: face centered cubic structure)から面心正
方格子(fct: face centered tetragonal structure )
へ相変化するという特徴からである。
後に固定磁性層の磁化を固定するために、上記X方向に
2500 Oe 以上の磁界を印加しながら熱処理をしていた。
そして、自由磁性層の磁気異方性強化のために、Y方向
に所定の磁界を印加しながら加熱処理をしていた。しか
し、上述のように固定磁性層を中間層を挟んだ第1 、第
2 の固定磁性層で形成する構成について、上記従来と同
様の磁化処理を行うと、SVRM素子の固定磁性層の磁
化の向きがX方向からずれてY方向に傾いてしまうとい
う問題を生じてきた。ここで、上述したように固定磁性
層の向きと自由磁性層の向きは直角である事が理想であ
るが、少なくとも直角の前後20度以内であれば実用でき
るものである。しかしそれ以上に磁化の向きが傾くと、
上述した通り、外部の信号磁界Hsigの入力に対して線形
の出力応答ができず、出力電圧の再生波形が歪むなどの
障害が顕著となり問題となっていた。
に、本発明のスピンバルブ磁気抵抗効果型素子にあって
は、反強磁性層、第1固定磁性層、反平行中間層、第2
固定磁性層、非磁性層及び自由磁性層から成るスピンバ
ルブ磁気抵抗効果素子において、上記反強磁性層をマン
ガン含有の規則系合金により構成し、かつ上記第1固定
磁性層の磁気モーメントは上記第2固定磁性層の磁気モ
ーメントよりも小さくなるように設定されている、スピ
ンバルブ磁気抵抗効果素子として構成される。
採用することで、上述したような固定磁性層と自由磁性
層の好ましい関係を形成させることが容易となり、固定
磁性層を多層で形成することでSVMR素子についてよ
り一層の小型化、薄膜化が可能となる。ここで、上記第
1固定磁性層及び上記第2固定磁性層を実質的に同一の
磁性材料で構成すると、上記磁気モーメントの差は第1
固定磁性層の層厚が第2固定磁性層の層厚よりも薄いス
ピンバルブ磁気抵抗効果素子として具現化される。な
お、前記第1固定磁性層と前記第2固定磁性層との層厚
の差は5 Å以上あることが好ましい。
研究をなした結果、上記のように固定磁性層として反平
行中間層を介して前後に第1固定磁性層及び第2固定磁
性層を設けた多層の基本構成とすることで、反磁界の問
題を制御し、さらにその上部に配される反強磁性層をマ
ンガン含有の規則系合金を採用し、上記第1固定磁性層
が上記第2固定磁性層よりも層厚が薄くなるように設け
ることで、上述した従来の課題を解決したSVMR素子
を提供できることを見出したものである。
前記第1固定磁性層の磁化の向きと前記第2固定磁性層
の磁化の向きは逆であると共に互いに平行(反平行)で
あり、かつ上記第2固定磁性層の磁化の方向と前記自由
磁性層の磁化容易軸とが直角或いは該直角から前後に20
度以内にあり、更に上記第1及び第2固定磁性層を固定
磁性層と仮定した場合の実効異方性磁界Huaは600 Oe以
上となるように構成される。これにより外部の磁気記録
媒体からの信号磁界Hsig に対して、自由磁性層の磁化
の向きMfが回転してSVMR素子の抵抗値を線形に変
化させることができる。
NiMn及びCrMnからなる群から選択される1つから成る、
これらが本発明に好適な規則系合金であり、特にPdPtMn
を採用することが好ましい。前記反平行中間層として
は、Ruを採用することが好ましく、これにより上記第1
固定磁性層と上記第2固定磁性層の磁気的な結合が強化
される。
層、第1固定磁性層、反平行中間層、第2固定磁性層、
非磁性層及び自由磁性層から成るスピンバルブ磁気抵抗
効果素子を製造する方法であって、上記自由磁性層、非
磁性層、第2固定磁性層、反平行中間層、第1固定磁性
層及び反強磁性層の順に積層して、多層に成膜した後
に、上記反強磁性層の磁気的状態を規則化し、かつ上記
固定磁性層の磁化の向きを固定する第1の磁場中熱処理
をし、上記自由磁性層の磁気異方性を規則化するため、
第1の磁場中熱処理よりも温度が低くかつ磁場が弱い環
境により、第2の磁場中熱処理を行うスピンバルブ磁気
抵抗効果素子の製造方法によって得ることができる。
場として好ましくは500 Oe以下又は7000 Oe 以上であ
り、より好ましくは20から100 Oe又は9000 Oe 以上であ
り、熱処理温度は約280 ℃とすることが好ましい。ここ
で100 Oe程度が好ましいが20Oe 程度の低磁場から固定
磁性層を磁化することができる。強磁場の場合は9000Oe
以上が好ましいが、7000 Oe 以上であれば第1固定磁
性層と第2固定磁性層の間での反平行状態を得ることが
できる。前記第2の磁場中熱処理の印加磁場は500 Oe以
下であり、熱処理温度は約230 ℃であることが好まし
い。上記第1の磁場中熱処理の熱処理温度について、反
強磁性層を構成するマンガン含有の規則系合金の異方性
磁界Huaは、fct 構造となり結晶の異方性が現われるこ
とにより強められる。この層(膜)は成膜直後はfcc 構
造であり、上記熱処理によりfcc 構造からfct 構造に相
変化される。この時に、結晶相を完全にfct 構造に変化
させるためには約310 ℃程度の処理温度が必要とされて
いる。しかし、約280 ℃の処理温度から膜の一部が相変
化を始めるため十分に高い異方性磁界Huaを得ることが
できる。実際の工程では層間拡散の防止やプロセス時間
の短縮などの理由により、熱処理の温度は可能な範囲で
低くすることが望ましい。従って、効果及び実用上の観
点を考慮すると280 ℃程度とするのが好ましい。
磁性層、非磁性層及び自由磁性層から成るスピンバルブ
磁気抵抗効果素子において、上記反強磁性層をマンガン
含有の規則系合金により構成し、上記固定磁性層の磁化
の方向と上記自由磁性層の磁化容易軸とが直角或いは該
直角から前後に20度以内にあり、かつ上記固定磁性層の
異方性磁界Huaの大きさが600 Oe以上であるスピンバル
ブ磁気抵抗効果素子として構成されるものも含む。これ
により外部の磁気記録媒体からの信号磁界Hsig に対し
て、自由磁性層の磁化の向きMfが回転してSVMR素
子の抵抗値を線形に変化させることができる。すなわ
ち、従来型の固定層磁性が一層の場合についても、前述
の固定層が二層から成るスピンバルブ磁気抵抗効果素子
と類似の磁場中処理を適用することができ、これにより
好ましいスピンバルブ磁気抵抗効果素子を得ることがで
きる。
は、反強磁性層、固定磁性層、非磁性層及び自由磁性層
から成るスピンバルブ磁気抵抗効果素子を製造する方法
であって、上記自由磁性層、非磁性層、固定磁性層及び
反強磁性層の順に積層して、多層に形成した後に、上記
反強磁性層の磁気的状態を規則化し、かつ上記固定磁性
層の磁化の向きを固定する第1の磁場中熱処理をなし、
上記自由磁性層の磁気異方性を規則化するため、第1の
磁場中熱処理よりも温度が低くかつ弱い磁場環境によ
り、第2の磁場中熱処理を行ってスピンバルブ磁気抵抗
効果素子が得られる。
ルブ磁気抵抗効果素子を有する磁気ヘッド、上述した方
法により製造されたスピンバルブ磁気抵抗効果素子を有
する磁気ヘッドをも含むものである。
の実施の形態について説明する。図3及び4は本発明の
一実施形態に係るSVMR素子を使用したSVMRヘッ
ド10を示している。係るヘッド10は下地層1 とキャップ
層6 の間にSVMR素子(膜)を挟んだ基本構成となっ
ている。
タル(Ta)により構成される。この上には第2自由磁性
層2aと、この第2自由磁性層2aの上に形成された第1自
由磁性層2bの二層により、自由磁性層2 が構成される。
第2自由磁性層2aは例えば膜厚、約20Åのニッケル鉄
(NiFe)膜からなり、第1自由磁性層2bは例えば膜厚、
約15Åのコバルト- 鉄(CoFe)膜又はコバルト- 鉄- ホ
ウ素(CoFeB )膜からなり、この両層は一体的に自由磁
性層2 を形成する。
るのは、NiFe層となる2aと後述の非磁性金属層3 のCuと
の間でNi、Cuが相互拡散し易い為に、この両者の間にCu
と固溶しないCoFe又はCoFeB 層を挿入したためである。
さらに磁気保磁力の比較的大きいCoFe又はCoFeB 層2bの
下部に磁気保磁力の小さいNiFe層2aをある程度厚く設け
ることで、自由磁性層2 として磁化方向を動き易くで
き、自由磁性層2 の本来の役割を果たすようにすること
ができるからである。
層第1、第2の番号は図において、上方から付与してい
る。一方、各層の説明は積層がなされる順、すなわち下
層から行うので、説明の順序と符号が逆になってくる。
この関係は後述の固定磁性層4 についも同様である。さ
て、上記自由磁性層2 の上部には非磁性の金属層3 が形
成される。例えば膜厚30Å程度のCu膜からなっている。
この上には固定磁性層4 が形成されるが、この層は下か
ら第2 固定磁性層4a、反平行中間層4b、第1固定磁性層
4cの三層構成となっている。
Åのコバルト- 鉄(CoFe)膜又は、コバルト- 鉄- ホウ
素(CoFeB )膜からなり、反平行中間層4bは例えばルテ
ニウム(Ra)膜からなり、第1 固定磁性層4cは例えば膜
厚、約15Åのコバルト- 鉄-ホウ素(CoFeB )膜からな
り、これらの三層は一緒になって固定磁性層4 を形成し
ている。
るのは、高記録密度化のためにX方向の幅、すなわち素
子高さを低くしているためである。素子高さが0.5 μm
以下になってくると、高さ方向に常時磁化されている固
定磁性層4 の内部に発生する反磁界が大きくなり、該固
定磁性層4 の内部に磁化反転が起こりやすくなる。ま
た、上記自由磁性層2 の端部の磁化が影響を受けて再生
出力を歪める要因ともなる。
層4bを介して第2 固定磁性層4aと第1固定磁性層4cで構
成されるような、分割された構成とすることでより強力
な固定磁性層とするものである。すなわち、第2 固定磁
性層4aと第1固定磁性層4cの間に上記反平行中間層4bを
介在させることで、静電気的な超交換結合作用によっ
て、第2 固定磁性層4aと第1固定磁性層4cの磁化の向き
が互いに反平行、すなわち磁化の向きを逆にして平行な
関係になる。この結合力は後述の反強磁性層5 とこの三
層の固定磁性層4 との交換結合力よりも遥かに大きく、
数千エルステッド(Oe)の磁界に対しても反平行状態を
安定に保つことができる。そのため、固定磁性層4 全体
の静的な磁化は反平行中間層4bを設けることで小さくな
り、反磁界が減少するため磁化の反転が起こりにくくな
り、自由磁性層2 への影響も小さくなるため、SVMR
素子全体としての再生特性が向上するものである。
定磁界層4cの磁気モーメントが、第2固定磁性層4aの磁
気モーメントより小さくなるように設定される。実質的
に同種の磁性材を採用した場合には、第1 固定磁界層4c
の層厚が第2固定磁性層4aより薄い層厚となる。第2固
定磁性層4aの層厚が25Åとすれば、第1 固定磁界層4cの
層厚は25Å以下の例えば15Åとされる。本例では、上記
のように第2固定磁性層4aは約25Åのコバルト- 鉄(Co
Fe)膜又は、コバルト- 鉄- ホウ素(CoFeB )膜であ
り、第1 固定磁界層4cは約15Åのコバルト- 鉄- ホウ素
(CoFeB )膜である。
4aの関係について図5を参照して更に説明を加える。同
図は第2固定磁性層4aを25Åに固定した場合で、他方の
第1固定磁性層4cの層厚tpin (Å)を10、15、20、25
と変えた時の、固定磁性層4として左軸の磁化角度θpin
と右軸の実効異方性磁界Hua(Oe)を示している。こ
こで、左軸の上記磁化角度θpin は固定磁性層4 の磁化
の向きがある方向と、上記自由磁性層2 の異方性を示す
磁化容易軸の方向、すなわちY方向との成す角度であ
る。この角度は既に詳述しているように、外部からの磁
界が存在しない時には90度すなわち直角が理想の角度で
ある。実用に耐える得る角度として直角状態から前後に
約20度の許容があり、すなわち70度以上であることが要
求される。また、右軸の実効異方性磁界Huaは固定磁性
層の磁気の安定性を示しており、600 Oe以上が必要とさ
れる。本発明のSVMR素子はかかる条件を満たすもの
である。
とともに、θpin は上昇し、tpin=15Åにおいて理想
的な90度となっている。しかしその一方、実効異方性磁
界H uaは減少が大きくなり、磁化の反転が懸念される。
したがって、同図から第2固定磁性層4aを25Åとした
時、第1固定磁性層4cの層厚tpin (Å)を10から20と
するのが実用的であり、層厚の差は5から10Åが好まし
いことが分かる。
性層4cの関係について、図6に基づき説明する。同図
(A)は上記磁化角度θpin について、同図(B)は上記実
効異方性磁界Huaについて、同図(C )は磁気抵抗変化
率MR比について示している。各図とも、横軸tpin1は上
記第1固定磁性層4cの層厚(Å)10、15、20を取り、縦
軸tpin2には第2固定磁性層4cの層厚(Å)10、15、20
を取っている。この各図から、上記磁化角度θpin で約
90度、実効異方性磁界Hua として600 Oe以上、更に好ま
しい磁気抵抗変化率MRとして程度7 %を得るには、第1
固定磁性層4cと第2固定磁性層4cの層厚の差は5Å以上
必要なことが分かる。
ド10の構成は、上記固定磁性層4 の上には規則系合金か
らなる反強磁性層5 が形成され、この反強磁性層5 上に
更に、キャップ層6 とその両端付近に設けられる一対の
電極端子7a、7bを有している。上記反強磁性層5 は上記
第1 固定磁性層4cを磁気結合により磁化方向を固定した
状態にする為に配置される。なお、第2固定磁性層4aは
上述したように強磁性結合中間層4bを介して第1 固定磁
性層4cと反平行の磁化が固定されているのは上述の通り
である。
ッロキング温度が高く耐腐食性の良い、規則系合金、例
えば、パラジウム- 白金- マンガン(PdPtMn)、白金-
マンガン(PtMn)、パラジウム- マンガン(PdMn)、ニ
ッケル- マンガン(NiMn)及びクロム- マンガン(CrM
n)の群から選ばれる。これらの合金により形成される
膜は、パラジウムや白金などの白金系金属を用いている
ため、耐腐食性が高い。最も好ましい規則系合金はパラ
ジウム- 白金- マンガン(PdPtMn)である。また、膜厚
としては例えば、100 Å以上、好ましくは150 Åとな
る。この膜厚は従来の反強磁性層の膜厚に比較してかな
りの薄膜化がなされている。
度のタンタルで形成し、上記電極端子7a、7bは導電材
料、例えば1000Åの金の膜により構成される。続いて、
図3を参照して上記SVMR素子を有するSVMRヘッ
ド100 の動作について簡単に説明をする。上述のように
SVMR素子は基本的に4層構成で形成されている。反
強磁性層5 と接している第1 固定磁性層4cはX方向でMp
1 の向きに磁化が固定されている。一方、第2固定磁性
層4aはX方向でMp1 とは逆向きのMp2 の向きに磁化が固
定されている。これら第1固定磁性層4cと第2固定磁性
層4aの磁化の向きは反平行中間層4bを介して磁気的に結
合されており、弱い外部磁界を加えた程度ではその方向
は変わることが無い。
(例えば信号磁界Hsig )が加わると、容易に磁化の向
きMfが回転する。外部磁界が存在しない時には、自由磁
性層2 自身の異方性により磁化容易軸(Y方向)を向く
様になっている。このSVMRヘッド10の外部磁界Hsi
g を加えると、自由磁性層2 の磁化の向きが回転し、第
2固定磁性層4aと自由磁性層2 の磁化向きの相違によっ
てSVMR素子内の磁気抵抗値が変化する。すなわちこ
の両層第2固定磁性層4a、自由磁性層2の磁化の向きが
成す、角度θの余弦(Cos θ)に比例して、両電極端子
間7a、7bの抵抗値が変化する。両層の磁化の向きが逆の
時すなわち180 度の時、抵抗値は最大となる。これは自
由磁性層2 又は第2 固定磁性層4aの電子が一方の層から
他方の層へ移動しようとする際に、自由磁性層2 /非磁
性金属層3 /第2 固定磁性層4aの界面で受ける散乱の確
率が大きくなるためである。これに対し、両層の磁化の
向きが同じ時、すなわち0度の時には、上記界面で受け
る散乱の確率が最小となるため抵抗値も最小となる。
ドディスク駆動装置の再生ヘッドとして組込む共に、記
録用のヘッドを並存させた、複合型磁気ヘッド30全体の
構成と、これに対向して配置されている記録媒体として
のハードディスク27を示している。SVMRヘッド10
は、複合型磁気ヘッド30のうち、再生ヘッド31として採
用されている。複合型磁気ヘッド30は大別して、再生ヘ
ッド31と記録ヘッド32から構成され、再生ヘッドの再生
上部シールド22が記録ヘッド32の記録下部磁極(下部コ
ア)を兼用するマージ型で、再生ヘッド31の背部には記
録ヘッド32を付加するピギーバック構造となっている。
ッド31はSVMR素子を利用しており、このSVMR素
子及び電極端子7a、7b並びにその両側に配置された再生
下部シールド21及び再生上部シールド22からなってい
る。上記記録ヘッド32は、記録コイル25及びこの記録コ
イルの周囲を包囲する有機絶縁層24と、この有機絶縁層
24と磁性ギャップ膜23の両側に配置された、記録下部磁
極21と記録上部磁極26とを有している。この時、再生下
部シールド22は記録部の記録下部磁極と兼用されてい
る。記録上部磁極22はこれと対向して配置された記録上
部磁極26との間に、有機絶縁層24及び磁極ギャップ23を
介して固定される。上記有機絶縁層24内には記録コイル
25が埋設されている。このように、本複合型磁気ヘッド
30には再生ヘッド31と記録ヘッド32が一体的に形成され
る。
27の側から見た図である。再生シールド21と再生上部シ
ールド22との間に、ギャップ絶縁膜20が設けられ、この
ギャップ絶縁膜20の窓の中に本発明のSVMR素子が配
置されている。次に、図9に示される、上記複合型磁気
ヘッド30の製造フローに基づいて、係る製造法を説明す
る。
21を形成する。この再生下部シールド21は例えば窒素鉄
系材料Fe-N膜からなる。ステップS41で再生下部ギャッ
プ絶縁膜を形成する。再生下部ギャップ膜は例えば酸化
アルミニウム(Al2O3 )からなる。ステップS42 で図3
で示されるSVMR素子の膜を形成し、これをパターニ
ングし、その上に電極端子7a、7bを形成する。すなわ
ち、下地1 上にSVMR素子膜として自由磁性層2 、非
磁性金属層3 、多層の固定磁性層4 及び反強磁性層5を
積層し、更にキャップ層6 まで順に、例えばスパッタ法
により成膜される。成膜されたSVMR素子は通常の写
真製版技術(リソグラフィ法)を利用して全体を平面の
長方形状にパターニングされる。その後、最上層のキャ
ップ層6 の両端寄りの二つの領域には、一対の電極端子
7a、7bが形成される。
成する。この再生上部ギャップ膜は、例えば酸化アルミ
ニウムAl2O3 )からなる。ステップS44 で、再生上部シ
ールド22を形成する。この再生上部シールド22は例えば
ニッケル- 鉄(NiFe)からなる。ステップS45 で、記録
ギャップ層を形成する。
る。ステップS47 で、上部記録磁極26を形成する。ステ
ップS48 で、保護膜を形成する。図9のような製造工程
において、各工程のプロセス温度は概略、図10に示すよ
うになる。図10は横軸に図9の製造ステップに対応する
工程を示し、縦軸に各工程のプロセス温度を示してい
る。ここで、SVMR素子を成膜後にその磁気抵抗効果
の特性に影響を及ぼす程度の高温での熱処理が行われて
いる工程は、例えば記録コイル25の周囲に充填する有機
絶縁材料24を硬化する目的で成される有機絶縁層熱処理
工程である。この工程は一般に250 ℃以上で3 時間の熱
処理が行われている。
ついては、その特徴として固定磁性層4 の第1固定磁性
層4cと第2固定磁性層4aが上記X方向で反対向きに固定
され、更に自由磁性層2 の磁化容易軸(Y方向)と略直
角の関係を維持することが必要である。この点について
以下で説明する。上述のように、SVMR素子の膜を成
膜後、第一段階として第2固定磁性層4a及び第1固定磁
性層4cをX方向において、磁化の向きが互いに反対(こ
こでは「+X向き」と、「−X向き」と表す)となるよ
うに固定する為に磁場中熱処理工程を設けている。この
磁場中熱処理工程ではSVMR素子(膜)を、直流磁界
発生源を用いて例えば−X向きに約100 Oeの磁界を印加
しながら、温度280 ℃で3時間の熱処理を行う。
方向に磁気異方性を強化するために磁場中熱処理工程を
設けている。この工程ではSVMR素子を直流磁界発生
源を用いて例えばY方向で100 Oeより弱い磁界を印加し
ながら、温度230 ℃で3 時間の熱処理を行う。ここで、
図11(A)及び(B)は、固定磁性層4 の磁化方向を固定す
るための上記280 ℃磁場中熱処理における、磁場の大き
さHpin (Oe)と磁化角度θpin の関係を示したもので
ある。第2固定磁性層4aを膜厚25Åで形成し、第2固定
磁性層4aを15Åとし、反強磁性膜5 を150 Åに形成した
場合について示している。
磁性層4 の磁化の向き(4aと4cは逆向き)がある方向と
上記自由磁性層2 の異方性を示す磁化容易軸の方向、す
なわちY方向との成す角度である。横軸には加える磁場
の大きさHpin (Oe)を取っている。図11(A)で黒丸で
示される、100 、1000、2500、6000、9000、12000 (O
e)で磁化角度θpin の値を得ている。ここから明らか
なように、磁化角度θpin は100 Oe以下の弱い磁場中で
は90度に近い角度を保つが、500 から2500 Oe の高磁場
中ではY方向に大きく傾いてしまうことが分かる。この
点をより明確にする為に図11(B)で横軸が3000(Oe)ま
での場合を拡大して示している。100 Oeを越えると急激
にY方向に傾き始めるのが分かる。この結果から、まず
固定磁性層4 の磁化を固定する為の磁場中熱処理では約
100 Oe以下の低磁場での処理が好ましいことが分かる。
また、上記図11(A)の右側に注目すると、同処理を9000
Oe 以上の高磁場で処理することも有効であることが分
かる。これは第1 固定磁性層4cと第2 固定磁性層4aとの
間の反平行の結合磁界を超える強さの外部磁界を印加す
ることにより、この両者の磁化方向を揃えた状態で熱処
理ができることを意味しており、特に反強磁性層5 の層
厚をより薄くした際に、上記低磁場中で処理した場合よ
り、θpin を略90度に維持しつつ抵抗変化率も維持でき
るという効果を得られる。
のは、比較として付した、第2固定磁性層4aを膜厚25Å
で形成すると共に第2固定磁性層4aも同様に25Åとし、
反強磁性膜5 を250 Åの場合である。ここから、4aと4c
の膜厚が等しい場合には好ましい結果が得られないこと
が理解される。次に、図12は自由磁性層2 の異方性方向
効果を得るための第二段階としての230 ℃磁場中熱処理
における、磁場の大きさHfree(Oe)と上記磁化角度θ
pin との関係を示している。この図より磁化角度θpin
はHfreeが10から500 Oeの低磁場中では約90度を維持す
るが、これ以上の磁場を印加した場合ではY方向に傾い
てしまうと考えられる。また、特に反強磁性層の厚さを
薄くした場合はHfree をできる限り小さくしてやる必要
があることも分かる。上記結果から、この自由磁性層2
の異方性強化の為の磁場中熱処理では100 Oe 以下の低
磁場で処理することが必要であることが分かる。
るための磁場中処理の後は、これと同じ方向の低磁場中
か、無磁場で中で熱処理をすることが好ましい。例え
ば、上記第一、第二段階の磁場中熱処理後の有機絶縁層
の熱処理を行うときには、磁場中で行う。これにより、
上記固定磁性層4 の磁化角度θpin は上記第一、第二段
階の処理で好ましく磁化された状態を維持できる。した
がって、本発明のSVMR素子を使用するSVMRヘッ
ドであれば記録媒介からの信号磁界Hsig に対して線形
の出力特性を有することができる。
において、自由磁性層2 及び固定磁性層4 に付与される
べき、磁気異方性の方向を望ましいものにするために、
直流磁界を膜面内に印加しながら成膜することが望まし
い。この時の磁界の大きさは100 Oe程度が好ましい。さ
らに、本発明者等は図1に示される、従来型の固定磁性
層が一層のSVMR素子の製造についても、上述した本
発明の多層形成の固定磁性層4 への特性を付与する工程
を同様に適用でき、その特性が向上することを見出した
ものである。すなわち、多層形成の固定磁性層4を有す
るSVMR素子を得るための工程を、従来型の固定磁性
層が一層のSVMR素子に同様に適用すると、固定磁性
層の磁化の方向と上記自由磁性層の磁化容易軸とが直角
或いは該直角から前後に20度以内にあり、かつ上記固定
磁性層の異方性磁界Huaの大きさが600 Oe以上であるス
ピンバルブ磁気抵抗効果素子得ることができる。
すると、SVMR素子膜の成膜後、第一段階として固定
磁性層114 をX方向に固定するために磁場中熱処理工程
を設けている。この磁場中熱処理工程ではSVMR素子
膜を適当な磁気発生源を用いてX方向に約3000 Oe の磁
界を印加しながら、温度280 ℃で3 時間の熱処理を行
う。更に第二段階として自由磁性層112 のY方向の磁気
異方性を強化するために、第一段階の磁場中熱処理より
も温度が低くかつ弱い磁場環境により磁場中熱処理工程
を行う。この磁場中熱処理工程ではSVMR素子膜を適
当な直流磁界発生源を用いてY方向に100 Oeより弱い磁
界を印加しながら、温度230 ℃で3 時間の熱処理を行っ
た。
高磁場とした場合であり、(B)は上記のように100 Oeの
低磁場とした場合について示している。縦軸は前記図11
と同じく磁気角度θpin であり、Y方向への傾きの状態
を示し、90度が好ましい状態である。図13(A)及び(B)
から磁気角度θpin は100 Oe以下という低磁場条件で80
度以上の角度を維持するが、3000 Oe の高磁場ではY方
向に傾いてしまうことが確認される。この結果、固定磁
性層が一層で形成されるような従来の固定磁性層114 を
有するSVMR素子の製造に関しても、固定磁性層を磁
場中熱処理した後、自由磁性層の磁気異方性の付与処理
において、磁場強度100 Oe以下という低磁場条件で行う
ことが同様に有効な手段であることが確認できる。
するための磁場中処理の後は、これと同じ方向の低磁場
中か、無磁場で中で熱処理をすることが好ましい。例え
ば、上記磁場中熱処理後の有機絶縁層の熱処理を行うと
きには、磁場中で行う。これにより、上記固定磁性層11
4 の磁化角度θpin は上記第一、第二段階の処理で好ま
しく磁化された状態を維持できる。したがって、本発明
のSVMR素子を使用するSVMRヘッドであれば記録
媒介からの信号磁界Hsig に対して線形の出力特性を有
することができる。
の成膜時においても、自由磁性層112 及び固定磁性層11
4 に付与されるべき、磁気異方性の方向を望ましいもの
にするために、直流磁界を膜面内に印加しながら成膜す
ることが望ましい。この時の磁界の大きさは100 Oe程度
が好ましい。以上、本発明の好ましい例について説明を
したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内において、様々な変形・変更が可能である。
性層として反強磁性結合の中間層を介した第1 、第2 の
固定磁性層で形成される多層固定磁性層を採用し、反強
磁性層として成膜された時には磁性を示さず成膜後に所
定の条件下で磁界を掛けられることによって規則化され
磁性を有する性質がある合金を採用し、上記第1固定磁
性層を第2固定磁性層より薄くする構成とし、実質的に
第1固定磁性層の磁気モーメントより第2固定磁性層の
磁気モーメントが大きくなるようにすることで、SVM
R素子のより一層の薄膜化、小型化を図ることができ
る。
層及び自由磁性層の理想的な磁化角度を形成しているS
VMR素子として製造ができ、更にかかる製造方法は従
来装置に僅かな変更を加えだけで実施が可能であり、低
コストでの実現が可能である。そして、上記本発明に係
るSVMR素子は外部磁界信号に対して線形に応答が可
能であるので、これをハードディスク装置等の磁気ヘッ
ドに採用すれば、好ましい、再生出力を得ることができ
る。
第1の磁場中処理処理より弱い磁場、低い温度で行うと
いう点で従来型のSVMR素子に適用でき、設備、プロ
セス条件等を殆ど変更することなく実施が可能である。
るスピンバルブ磁気抵抗効果ヘッドについて示す図であ
る。
している図である。
したSVMRヘッドについて示す図である。
している図である。
方の第1固定磁性層4cの層厚を変えた時の、磁化角度θ
pin と実効異方性磁界Huaを示す図である。
ついて示し、(A)は磁化角度θpin について、(B)は実
効異方性磁界Hua について、(C)は磁気抵抗変化率MR比
について示している図である。
ッド全体の構成示している図である。
ある。
る。
て示す図である。
の大きさと磁化角度の関係を示し、(A)は全体につい
て、(B)一部を拡大して示す図である。
第二段階での処理における、磁場の大きさと磁化角度と
の関係を示している図である。
理について示し、(A)は第二段階の時に3000 Oe の高磁
場とした場合であり、(B)は100 Oeの低磁場とした場合
について示している図である。
反平行中間層 4c 第1固定磁性層) 5、115 反強磁性層 10、100 SVMRヘッド
Claims (14)
- 【請求項1】 反強磁性層、第1固定磁性層、反平行中
間層、第2固定磁性層、非磁性層及び自由磁性層から成
るスピンバルブ磁気抵抗効果素子において、 上記反強磁性層をマンガン含有の規則系合金により構成
し、かつ上記第1固定磁性層の磁気モーメントは上記第
2固定磁性層の磁気モーメントよりも小さくなるように
設定されている、スピンバルブ磁気抵抗効果素子。 - 【請求項2】 前記第1固定磁性層及び前記第2固定磁
性層は実質的に同一の磁性材料から構成され、上記第1
固定磁性層は上記第2固定磁性層よりも層厚が薄くなる
ように構成された、請求項1に記載のスピンバルブ磁気
抵抗効果素子。 - 【請求項3】 前記第1固定磁性層と前記第2固定磁性
層との層厚の差は5Å以上あることを特徴する請求項2
に記載のスピンバルブ磁気抵抗効果素子。 - 【請求項4】 前記第1固定磁性層の磁化の向きと前記
第2固定磁性層の磁化の向きは逆であると共に互いに略
平行であり、かつ上記第2固定磁性層の磁化の方向と前
記自由磁性層の磁化容易軸とが直角或いは該直角から前
後に20度以内にあり、更に上記第1及び第2固定磁性層
を固定磁性層と仮定した場合の実効異方性磁界Huaは60
0 Oe以上となっている、ことを特徴とする請求項1から
3のいずれかに記載のスピンバルブ磁気抵抗効果素子。 - 【請求項5】 前記反強磁性層は、PdPtMn、PtMn、PdM
n、NiMn及びCrMnからなる群から選択される1つから成
ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
スピンバルブ磁気抵抗効果素子。 - 【請求項6】 前記反平行中間層は、Ruから成ることを
特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のスピンバ
ルブ磁気抵抗効果素子。 - 【請求項7】 反強磁性層、第1固定磁性層、反平行中
間層、第2固定磁性層、非磁性層及び自由磁性層から成
るスピンバルブ磁気抵抗効果素子を製造する方法であっ
て、 上記自由磁性層、非磁性層、第2固定磁性層、反平行中
間層、第1固定磁性層及び反強磁性層の順に積層して、
多層に成膜した後に、 上記反強磁性層の磁気的状態を規則化し、かつ上記固定
磁性層の磁化の向きを固定する第1の磁場中熱処理をな
し、 上記自由磁性層の磁気異方性を規則化するため、第1の
磁場中熱処理よりも温度が低くかつ弱い磁場環境によ
り、第2の磁場中熱処理を行う、 スピンバルブ磁気抵抗効果素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記第1の磁場中熱処理の印加磁場は50
0 Oe以下又は7000 Oe 以上であり、熱処理温度は約280
℃であることを特徴とする、請求項7に記載のスピンバ
ルブ磁気抵抗効果素子の製造方法。 - 【請求項9】 前記第1の磁場中熱処理の印加磁場は20
から100 Oe又は9000Oe 以上であり、熱処理温度は約280
℃であることを特徴とする、請求項8に記載のスピン
バルブ磁気抵抗効果素子の製造方法。 - 【請求項10】 前記第2の磁場中熱処理の印加磁場は
500 Oe以下であり、熱処理温度は約230 ℃であることを
特徴とする、請求項8又は9に記載のスピンバルブ磁気
抵抗効果素子の製造方法。 - 【請求項11】 反強磁性層、固定磁性層、非磁性層及
び自由磁性層から成るスピンバルブ磁気抵抗効果素子に
おいて、 上記反強磁性層をマンガン含有の規則系合金により構成
し、 上記固定磁性層の磁化の方向と上記自由磁性層の磁化容
易軸とが直角或いは該直角から前後に20度以内にあり、
かつ上記固定磁性層の異方性磁界Huaの大きさが600 Oe
以上であるスピンバルブ磁気抵抗効果素子。 - 【請求項12】 反強磁性層、固定磁性層、非磁性層及
び自由磁性層から成るスピンバルブ磁気抵抗効果素子を
製造する方法であって、 上記自由磁性層、非磁性層、固定磁性層及び反強磁性層
の順に積層して、多層に形成した後に、 上記反強磁性層の磁気的状態を規則化し、かつ上記固定
磁性層の磁化の向きを固定する第1の磁場中熱処理をな
し、 上記自由磁性層の磁気異方性を規則化するため、第1の
磁場中熱処理よりも温度が低くかつ弱い磁場環境によ
り、第2の磁場中熱処理を行う、 スピンバルブ磁気抵抗効果素子の製造方法。 - 【請求項13】 請求項1から6のいずれか又は請求項
11に記載のスピンバルブ磁気抵抗効果素子を有する磁
気ヘッド。 - 【請求項14】 請求項7から10のいずれか又は請求
項12に記載の製造方法により製造されたスピンバルブ
磁気抵抗効果素子を有する磁気ヘッド。
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