JP3131946B2 - スピンバルブ磁気抵抗ヘッドを具備する磁気ヘッド装置の製造方法 - Google Patents

スピンバルブ磁気抵抗ヘッドを具備する磁気ヘッド装置の製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンバルブを利
用した磁気抵抗(MR)ヘッドを備えた磁気ヘッド装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】巨大磁
気抵抗効果を呈する素子の1つとして、スピンバルブが
知られている。スピンバルブは、2つの磁性層を非磁性
層で磁気的に分離してサンドイッチ構造とし、その一方
の磁性層に反強磁性層を積層することによってその界面
で生じる交換バイアス磁界をこの一方の磁性層に印加す
るようにしたものである。交換バイアス磁界を受ける一
方の磁性層と受けない他方の磁性層とでは磁化反転する
磁界が異なるので、非磁性層を挟む2つの磁性層の磁化
の向きが平行、反平行と変化し、これにより電気抵抗率
が大きく変化するので巨大磁気抵抗効果が得られるので
ある。
【0003】本出願人は、本願に先行する特願平7−5
0386号(本願出願時は未公開)において、この種の
スピンバルブを利用したMRヘッドを提案している。こ
のMRヘッドは、第1の磁性体薄膜層、非磁性薄膜層、
第2の磁性体薄膜層及び反強磁性体薄膜層を順次積層
し、センサの役割を果たす第1の磁性体薄膜層をトラッ
ク幅にほぼ対応する中央能動領域内にのみ設けたスピン
バルブMR素子を有している。
【0004】一般に、薄膜磁気ヘッドのウエハプロセス
や加工プロセスには、100〜250℃程度の加熱を伴
う熱処理工程が必ず存在している。例えば、ウエハプロ
セスでは絶縁膜のレジストキュア工程、加工プロセスで
は治具への磁気ヘッドの接着工程(ホットメルト系接着
材を用いた場合)等が存在している。スピンバルブを利
用したMRヘッドの製造プロセスにおいて、このような
熱処理、特にそのプロセス温度が交換バイアス磁界を受
ける磁性体薄膜層の一軸異方性を変化させるような温度
で熱処理を行う場合、その都度、反強磁性バイアス方向
を所定の方向に制御することが必要となる。このような
異方性の制御法として、磁性層に常に一定方向に磁場を
印加した状態でそのネール温度前後の温度で熱処理を行
うことが考えられる。
【0005】しかしながら、磁気ヘッドのウエハプロセ
スや加工プロセスにおける熱処理の都度、このような磁
場を印加して処理を実行することは、その作業性から見
てもかなりの困難が伴う。
【0006】また、第1の磁性体薄膜層の両端に硬質強
磁性体薄膜層を形成し、これを着磁する工程を含む場
合、磁性層の異方性の制御に用いられる1〜数十KGa
ussの磁場によりこの硬質強磁性体薄膜層が誤った方
向に着磁されてしまうという問題が生じる。さらに、反
強磁性層及びこれによって異方性が制御される第2の磁
性体薄膜層以外の磁性層は、第1の磁性体薄膜層に既に
付与されている磁化容易軸の方向に磁場を印加して磁性
体の特性を維持又は向上させることが必要であるが、上
述したごとき磁性層の磁界中熱処理をその都度行うこと
によってこれら磁性体は誤った方向に磁化されてしまう
恐れがある。
【0007】スピンバルブMRヘッドにおける反強磁性
バイアス方向の誘導を多層膜の形成中又は形成後に行う
ことが、特開平5−347013号公報に記載されてい
る。しかしながらこの公知技術によると、ウエハプロセ
ス後の加工プロセスで実行される熱処理によって磁性膜
の磁化方向がくずれ、正しい一方向異方性が得られない
恐れがある。特に、反強磁性層としてFeMnのごとき
ネール温度がさほど高くない(150℃以下)反強磁性
体を用いる場合にこの可能性が高い。
【0008】従って本発明の目的は、磁性体薄膜層に付
与される異方性を正しくかつ確実に制御可能な、スピン
バルブMRヘッドを具備する磁気ヘッド装置の製造方法
を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、各薄膜層の劣化が少
ない、スピンバルブMRヘッドを具備する磁気ヘッド装
置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、非磁性
薄膜層によって分離される第1及び第2の軟磁性体薄膜
層を少なくとも含み、これら第1及び第2の軟磁性体薄
膜層のうちの一方が反強磁性体薄膜層によってピン止め
されるスピンバルブ積層体を基板上に形成するステップ
と、第1及び第2の軟磁性体薄膜層のうちの他方が反強
磁性体薄膜層によってピン止めされない軟磁性体薄膜層
であり、このピン止めされない軟磁性体薄膜層のトラッ
ク幅方向の両端に硬質強磁性体薄膜層を接合させるステ
ップと、スピンバルブ積層体及び硬質強磁性体薄膜層ス
ピンバルブ積層体を用いてスピンバルブMRヘッドを形
成するステップと、このスピンバルブMRヘッドを用い
て磁気ヘッド装置を組み立てるステップとを備えてお
り、上述した各ステップの少なくとも1つのステップ
が、ピン止めされる軟磁性体薄膜層の一軸異方性に変化
を与える温度による熱処理工程を含んでおり、この熱処
理工程を含んでいる全てのステップが終了した後に、ス
ピンバルブMRヘッドのトラック幅方向と直交する方向
に磁場を印加しつつ熱処理を行いピン止めされる軟磁性
体薄膜層に一軸異方性を与えるための最終熱処理ステッ
プと、最終熱処理ステップの後に、トラック幅方向に磁
場を印加して、上述の硬質強磁性体薄膜層を磁化するス
テップとをさらに備えたスピンバルブMRヘッドを具備
する磁気ヘッド装置の製造方法が提供される。
【0011】軟磁性体薄膜層をピン止めして一軸異方性
を与えるための最終熱処理ステップが、このピン止めさ
れる軟磁性体薄膜層の一軸異方性に変化を与える温度に
よる熱処理工程を含む全てのステップが終了した後に行
われるので、反強磁性体として、ネール温度の低いFe
MnやNiOを採用した場合にも、軟磁性体薄膜層に付
与される異方性を正しくかつ確実に制御可能である。し
かも、最終熱処理ステップの後に、トラック幅方向に磁
場を印加して、ピン止めされない軟磁性体薄膜層のトラ
ック幅方向の両端に設けられた硬質強磁性体薄膜層を磁
化している。これによって、硬質強磁性体薄膜層の着磁
が正しい方向に行われることとなる。
【0012】最終熱処理ステップが、熱処理後のピン止
めされる軟磁性体薄膜層のBHループのシフト量(Hu
a)がそのピークの20%となる温度以上の温度で熱処
理を行う熱処理ステップであることが好ましい。
【0013】最終熱処理ステップが、反強磁性体薄膜層
のネール温度近傍以上の温度で行われる熱処理ステップ
であることがより好ましく、反強磁性体薄膜層のネール
温度以上の温度で行われる熱処理ステップであることが
最も好ましい。
【0014】最終熱処理ステップの前に行われる熱処理
工程が、300℃以下の温度で行われることが好まし
い。
【0015】最終熱処理ステップ自体も、300℃以下
の温度で行われることが好ましい。このように、いずれ
のステップも300℃以下の温度で行うことにより、各
薄膜層の劣化の可能性が非常に少なくなる。
【0016】最終熱処理ステップの前に行われる熱処理
工程が、トラック幅方向に磁場を印加して熱処理を行う
工程を含むことが好ましい。これにより、ピン止めされ
ない方の軟磁性体薄膜層、下部シールド層、上部シール
ド層及び上部ポール層等の磁性層の特性が安定化する。
【0017】
【0018】
【0019】本発明の製造方法は、硬質強磁性体薄膜層
上に導体層を形成するステップをさらに備えているかも
しれない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下実施形態により本発明を詳細
に説明する。図1の(A)〜(D)は本発明の製造方法
の一実施形態において、スピンバルブMRヘッドのウエ
ハプロセス部分の工程を概略的に示す断面図である。
【0021】同図の(A)において、参照番号1は、ガ
ラス、セラミック(AlTiC)又は半導体等の基板
(ウエハ)の表面に例えばAl23 の下地膜を成膜し
た後に研磨を行って形成された基板を示している。この
基板1上に、例えばTaによる下地層2が約70Åの厚
さで成膜される。この下地層2は、この上に積層される
スピンバルブの各層の形態等を最適化するための例えば
Ta、Ru、CrV等による高電気抵抗の膜であり、基
板1が高い電気抵抗を有し適切な結晶構造を有する場合
は省略される。
【0022】次いで、この下地層2上に、スピンバルブ
積層体が積層される。スピンバルブ積層体は、この実施
形態では、第1の軟質強磁性体薄膜層3としてNiFe
を約70Å、非磁性金属体薄膜層4としてCuを約30
Å、第2の軟質強磁性体薄膜層5としてNiFeを約7
0Å、及び反強磁性体薄膜層6としてFeMnを約10
0Åの厚さのものがそれぞれこの順序で成膜されること
によって形成される。第1及び第2の軟質強磁性体薄膜
層3及び5は、NiFeの他に、例えばCo、Fe、N
i、NiCo又はFeCo等で構成してもよい。非磁性
金属体薄膜層4は、Cuの他に、例えばAu又はAg等
の高い導電率を有する非磁性の金属で構成してもよい。
反強磁性体薄膜層6は、FeMnの他に、例えば550
Å程度の厚さのNiOで構成してもよい。なお、スピン
バルブ積層体の積層順序は上述の場合と全く逆であって
もよい。
【0023】スピンバルブ積層体の上に、さらに、高抵
抗の被覆層9としてTaが約70Åの厚さで成膜され
る。
【0024】次いで、同図の(B)に示すように、この
被覆層9上にフォトレジストが付着された後、トラック
幅にほぼ対応する中央能動領域をマスクするようなパタ
ーンを有しかつアンダーカットを有するステンシル14
が適当な方法で形成される。なお、同図(B)におい
て、15は下地層2、第1の軟質強磁性体薄膜層3、非
磁性金属体薄膜層4、第2の軟質強磁性体薄膜層5、反
強磁性体薄膜層6及び被覆層9からなる積層体(下地層
2、スピンバルブ積層体及び被覆層9からなる積層体)
を示している。スピンバルブ積層体は、前述したよう
に、下地層2の上に、反強磁性体薄膜層6、第2の軟質
強磁性体薄膜層5、非磁性金属体薄膜層4及び第1の軟
質強磁性体薄膜層3をこの順序で積層したものであって
もよい。
【0025】次いで、同図の(C)に示すように、この
積層体15のステンシル14によってマスクされていな
い領域が例えばイオンミリング等の単一方向法によりエ
ッチング除去される。即ち、入射ビームに対して基板1
及び積層体15側を適切に傾斜させることにより、入射
角φ(例えばφ=10°)が制御され、基板側を回転さ
せながら積層体15のマスクされていない領域が除去さ
れる。これにより、積層体15の両端部に曲線状又は直
線状のテーパ15aが形成される。
【0026】次いで、同図の(D)に示すように、例え
ば基板側を同様に傾斜させて回転させる間に硬質強磁性
体薄膜層7及び8として例えばCoPtが約300Åの
厚さで、導体層10及び11として例えばTaが約10
00Åの厚さで(ただし、Taの下地層としてTiWが
約100Åの厚さでその下に成膜されることが好まし
い)スパッタリングにより成膜される。硬質強磁性体薄
膜層7及び8は、高保磁力、高角形性及び高電気抵抗を
有する材質で構成され、第1の軟質強磁性体薄膜層3を
矢印方向(図2)の単一ドメイン状態に保持させるべく
縦方向バイアスを生じさせるためのものであり、第1の
軟質強磁性体薄膜層3のトラック幅方向のテーパ状の端
部に隣接し接触している。硬質強磁性体薄膜層7及び8
の代わりに反強磁性体の薄膜層を同様に設けてもよい。
さらに、NiFe等の軟質強磁性体を下地膜として設け
ることが望ましいが、この場合はこの軟質強磁性体が第
1の軟質強磁性体と磁気的結合していなければならな
い。ただし、この薄膜層は、前述した反強磁性体薄膜層
6とブロッキング温度が異なるように選択される。
【0027】次いで、ステンシル14がリフトオフ工程
で除去される。なお、ステンシル14の上部にはある程
度のCoPt、Ta及びTiWが付着するが、これらは
ステンシル14と共に除去される。硬質強磁性体薄膜層
7及び8とスピンバルブ積層体との接合部は、本実施例
では上述のごとくテーパ状となっており接合が容易かつ
迅速に製造できるように構成されているが、これに限定
されることなくその他の形状であってもよい。
【0028】なお、硬質強磁性体薄膜層7及び8とスピ
ンバルブ積層体との接合部の長さは、スピンバルブ積層
体の厚さの3〜5倍であることが好ましい。これは、ス
ピンバルブ積層体が、多くの場合、300〜600Å程
度で形成され、しかも隣接接合部が0.1〜0.3μm
程度を必要とするためである。スピンバルブ積層体の厚
さが300Åより薄いとヘッドとして使用する際の抵抗
が大きくなり過ぎてセンス電流を多く流せないためであ
り、600Åより厚いと読出しギャップをあまり狭くで
きないためである。また、接合部が0.1μmより短い
と電気的接合が充分に行えず、MRヘッドのトラック幅
が1μm前後であることを考慮すると長さが0.3μm
を越える接合部はオフトラック特性の点で好ましくない
ためである。
【0029】以上述べたウエハプロセスにより、図2に
示すような断面をそれぞれ有する磁気ヘッド素子がウエ
ハ上に多数形成される。このウエハプロセスにおいて、
第2の軟質強磁性体薄膜層5の一軸異方性に変化を与え
る温度による熱処理工程は、ほとんどが真空磁場中で行
われる。例えば、フォトレジスト(ステンシル14)の
レジストキュア工程は真空磁場中で行われる。即ち、第
1の軟質強磁性体薄膜層3の既に付与されている磁化容
易軸方向(図2のaに示すトラック幅方向)に素子に実
効的に印加される磁場が数百(Oe)エルステッド程度
となるような磁場を真空中で印加して熱処理を行う。こ
れにより、第1の磁性体薄膜層3、並びに図示されてい
ない下部シールド層、上部シールド層及び上部ポール層
等の磁性層の特性が安定化する。
【0030】次に、以上述べたウエハプロセス終了後に
行われる加工プロセスについて説明する。
【0031】図3は、この加工プロセスの概略的な工程
図である。まずステップS1において、多数の磁気ヘッ
ド素子が形成されているウエハを治具に接着する。熱可
塑性の樹脂を用いた接着をする場合には、第2の軟質強
磁性体薄膜層5の一軸異方性に変化を与える温度を印加
する熱処理、例えば反強磁性体薄膜層6のネール温度近
傍の温度(100〜150℃)を印加する熱処理が行わ
れる。次いでステップS2において、ウエハの両端の不
要部分が切断除去される。
【0032】次に、ステップS3において、不要部分を
切断除去したウエハを切断分離用治具に接着する。この
段階においても、熱可塑性の樹脂を用いた接着をする場
合には、第2の軟質強磁性体薄膜層5の一軸異方性に変
化を与える温度を印加する熱処理、例えば反強磁性体薄
膜層6のネール温度近傍の温度(100〜150℃)を
印加する熱処理が行われる。ステップS4においては、
各バーが一列に配列された複数の磁気ヘッド素子を有す
るように、ウエハを複数のバーに切断分離する。
【0033】次いでステップS5において、切断した各
バーを治具に接着する。この場合にも、熱可塑性の樹脂
を用いた接着をする場合には、第2の軟質強磁性体薄膜
層5の一軸異方性に変化を与える温度を印加する熱処
理、例えば反強磁性体薄膜層6のネール温度近傍の温度
(100〜150℃)を印加する熱処理が行われる。次
のステップS6において、治具に装着したバーを研削及
び研磨して各磁気ヘッドのスライダのスロートハイト等
の調整を行う。
【0034】ステップS7では、治具からバーを剥離す
る。この剥離においても、接着に熱可塑性の樹脂を用い
た場合には、第2の軟質強磁性体薄膜層5の一軸異方性
に変化を与える温度を印加する熱処理、例えば反強磁性
体薄膜層6のネール温度近傍の温度(100〜150
℃)を印加する熱処理が行われる。このステップS7の
処理と同様に、ステップS2の後にウエハを治具から剥
離する場合及び/又はステップS4の後にバーを治具か
ら剥離する場合にも、第2の軟質強磁性体薄膜層5の一
軸異方性に変化を与える温度を印加する熱処理、例えば
反強磁性体薄膜層6のネール温度近傍の温度(100〜
150℃)を印加する熱処理が行われるかもしれない。
【0035】次のステップS8では、このようにして得
られたバーをレール形成用の治具に接着する。次いでス
テップS9において、バー上にフォトレジストフィルム
をコーティングする。この場合にも、第2の軟質強磁性
体薄膜層5の一軸異方性に変化を与える温度を印加する
熱処理、例えば反強磁性体薄膜層6のネール温度近傍の
温度(100〜150℃)を印加する熱処理が行われ
る。
【0036】次いで、ステップS10において、フォト
レジストのパターニング、イオンミリング、及びレジス
ト剥離等が行われて、各スライダにレールパターンが形
成される。
【0037】次のステップS11では、このようにレー
ルを形成したバーを治具に接着する。この場合にも、熱
可塑性の樹脂を用いた接着をする場合には、第2の軟質
強磁性体薄膜層5の一軸異方性に変化を与える温度を印
加する熱処理、例えば反強磁性体薄膜層6のネール温度
近傍の温度(100〜150℃)を印加する熱処理が行
われる。ステップS12では、バーの各スライダについ
て溝入れ処理、各スライダに分離するための切断処理等
が行われる。
【0038】次いでステップS13において、各スライ
ダピースを治具から剥離する。この剥離においても、接
着に熱可塑性の樹脂を用いた場合には、第2の軟質強磁
性体薄膜層5の一軸異方性に変化を与える温度を印加す
る熱処理、例えば反強磁性体薄膜層6のネール温度近傍
の温度(100〜150℃)を印加する熱処理が行われ
る。
【0039】次のステップS14では、第2の軟磁性体
薄膜層5をピン止めして一軸異方性を与えるための最終
熱処理工程が行われる。この最終熱処理工程では、ま
ず、分離した各スライダピースを治具に装着し、第1の
軟質磁性体薄膜層3の磁化容易軸と直交する方向(図2
のbに示すトラック幅方向に直交する方向)に5〜10
(KOe)キロエルステッドの磁場(素子に実効的に印
加される磁場が数百(Oe)エルステッド程度となるよ
うな磁場)を印加しながら、熱処理後の第2の軟質磁性
体薄膜層5のBHループのシフト量(Hua)がそのピ
ークの20%となる温度以上の温度、より好ましくは反
強磁性体薄膜層6のネール温度近傍以上の温度、最も好
ましくは反強磁性体薄膜層6のネール温度以上の温度
(150〜200℃)を印加する。この磁場中熱処理
は、約1時間行い、好ましくは真空中で行うが真空中で
なくとも実施可能である。
【0040】次いで、ステップS15において、硬質強
磁性体薄膜層7及び8に3〜10(KOe)キロエルス
テッドの磁場を磁性膜面内で平行な方向(図2のcに示
すトラック幅方向)に印加し、硬質強磁性体薄膜層7及
び8をこの方向に着磁させる。このように、最終熱処理
工程の後に硬質強磁性体薄膜層7及び8の着磁を行って
いるので、その着磁が必ず正しい方向に行われることと
なる。
【0041】なお、ステップS14の最終熱処理工程
は、常にステップS13のスライダ剥離工程の次に行わ
ねばならないものではなく、熱処理工程の処理温度が第
2の軟質強磁性体薄膜層5の一軸異方性に変化を与える
温度を印加する熱処理工程が全て終了した後の工程であ
れば、どの工程で実行してもよい。例えば、ステップS
11のバー接着工程、ステップS9のフォトレジストコ
ーティング工程、ステップS7のバー剥離工程、ステッ
プS5のバー接着工程、ステップS3のウエハ接着工
程、又はステップS1のウエハ接着工程より後の工程で
実行してもよい。ただし、レジストや熱可塑性の樹脂を
用いる工程の後にこの最終熱処理工程を行うときは、そ
のレジストや熱可塑性の樹脂を除去した状態で行うもの
とする。
【0042】以上述べたように本実施形態によれば、第
2の軟磁性体薄膜層5をピン止めして一軸異方性を与え
るための最終熱処理工程が、ウエハプロセス後の加工プ
ロセスをも含めてこの第2の軟質強磁性体薄膜層5の一
軸異方性に変化を与える温度による熱処理工程を含む全
てのステップが終了した後に行われるので、反強磁性体
としてネール温度の低いFeMnやNiOを採用した場
合にも磁性体薄膜層に付与される異方性を正しくかつ確
実に制御可能である。
【0043】加工プロセスの後に行われる磁気ヘッドの
アセンブルプロセスにおいて、第2の軟質強磁性体薄膜
層5の一軸異方性に変化を与える温度を印加する熱加工
工程、例えば反強磁性体薄膜層6のネール温度前後とな
る熱加工工程、例えばワイヤボンディング工程、樹脂モ
ールド工程が行われる場合、上述のステップS14の最
終熱処理工程及びステップS15の着磁工程は、その熱
加工工程の終了後に実行される。
【0044】次に、図4〜図7を用いて、第2の軟質強
磁性体薄膜層5の一軸異方性に変化を与える温度及び第
2の軟磁性体薄膜層5をピン止めして一軸異方性を与え
るための最終熱処理工程の温度について説明する。
【0045】図4及び図5は、異方性磁気抵抗(AM
R)効果を利用した構造体の熱処理温度に対するピン止
めされる軟磁性体薄膜層のHuaの特性を示している。
ただし、熱処理温度は、磁場中で成膜後、その磁場と直
交する方向に1KOeの磁場を印加した状態で1時間の
熱処理の温度であり、Huaは熱処理後、室温で測定し
た熱処理磁場方向でのピン止めされる軟磁性体薄膜層の
BHループのシフト量を示している。また、図4は反強
磁性体としてFeMnを、図5は反強磁性体としてNi
Oを用いた場合である。図4のAMR構造体は、約50
Åの厚さのTa、約50Åの厚さのNiFe、約100
Åの厚さのFeMn及び約50Åの厚さのTaを順次積
層して構成されている。図5のAMR構造体は、約50
Åの厚さのTa、約50Åの厚さのNiFe、約550
Åの厚さのNiO及び約50Åの厚さのTaを順次積層
して構成されている。
【0046】図6及び図7は、スピンバルブMR効果を
利用した構造体の熱処理温度に対するMR変化率特性及
びピン止めされない側の軟磁性体薄膜層のBHループの
Hcの特性を示している。ただし、熱処理温度は、磁場
中で成膜後、その磁場と直交する方向(ピン止めされな
い側の軟磁性体薄膜層の磁化容易軸と直交する方向)に
1KOeの磁場を印加した状態で1時間行う熱処理の温
度であり、MR変化率は熱処理後、熱処理磁場方向と同
一方向に100Oeの磁場を印加した状態で室温で測定
したものを示しており、Hcはピン止めされない側の軟
磁性体薄膜層の磁化容易軸方向での室温で測定したBH
ループの保磁力を示している。また、図6は反強磁性体
としてFeMnを、図7は反強磁性体としてNiOを用
いた場合である。図6のスピンバルブMR構造体は、約
50Åの厚さのTa、約100Åの厚さのNiFe、約
25Åの厚さのCu、約50Åの厚さのNiFe、約1
00Åの厚さのFeMn及び約50Åの厚さのTaを順
次積層して構成されている。図7のスピンバルブMR構
造体は、約50Åの厚さのTa、約100Åの厚さのN
iFe、約25Åの厚さのCu、約50Åの厚さのNi
Fe、約550Åの厚さのNiO及び約50Åの厚さの
Taを順次積層して構成されている。
【0047】図4及び図5から明らかのように、熱処理
が、これら例の場合で反強磁性体のネール温度より90
〜140℃低い温度以上の温度で行われると、Huaの
値がゼロから変化し、このHuaの値がある程度大きく
なると、ピン止めされる軟質磁性体薄膜層の一軸異方性
に多少の変化を与える。従って、このような軟質磁性体
薄膜層の一軸異方性に変化を与える温度以上の温度で行
われる熱処理が全て終了した後に最終熱処理工程を行っ
ている。
【0048】最終熱処理工程の温度は、ピン止めされる
軟磁性体薄膜層のHuaの値がそのピーク値の20%と
なる温度以上の温度で行うことが望ましい。Huaの値
がそのピーク値の20%となる温度とは、図4の例では
90℃前後、図5の例では140℃前後である。最終熱
処理が低い温度で行われると、ピン止めされる軟磁性体
薄膜層の一軸異方性が正しい方向に制御されない場合が
ある。これは、低い温度で最終熱処理された場合にピン
止めされる軟磁性体薄膜層のρ−Hループを測定する
と、その測定したループが、最終熱処理を行わなかった
場合のものと同様にほぼ水平な直線となることによって
検出できる。本願の発明者等の実験によれば、熱処理
後、室温で測定した熱処理磁場方向でのピン止めされる
軟磁性体薄膜層のBHループのシフト量Huaの値がそ
のピーク値の20%となる温度より低い温度でこの最終
熱処理を行うと、ピン止めされる軟磁性体薄膜層の一軸
異方性が正しく制御されないことによって不良ヘッドが
製造される割合(不良率)が50%以上となってしまう
ことが確認された。従って、最終熱処理工程は、Hua
の値がそのピーク値の20%となる温度以上の温度で行
うことが望ましい。さらに、実際の特性上から、反強磁
性体薄膜層のネール温度近傍以上の温度で行うことがよ
り好ましく、反強磁性体薄膜層のネール温度以上の温度
で行うことが最も好ましい。
【0049】また、図6及び図7に示すように、熱処理
温度が300℃を越えると、ピン止めされない側の軟磁
性体薄膜層(NiFe)のBHループの保磁力Hcが急
激に高くなってしまい、感度の低下及びMRカーブに生
じるヒステリシスによって再生波形歪み等が発生するの
で、全ての熱処理温度は300℃以下であることが望ま
しい。これによって、各薄膜層の劣化の可能性も非常に
少なくなる。
【0050】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、スピンバルブMRヘッドを具備する磁気ヘッド装置
の製造方法が、非磁性薄膜層によって分離される第1及
び第2の軟磁性体薄膜層を少なくとも含み、これら第1
及び第2の軟磁性体薄膜層のうちの一方が反強磁性体薄
膜層によってピン止めされるスピンバルブ積層体を基板
上に形成するステップと、第1及び第2の軟磁性体薄膜
層のうちの他方が反強磁性体薄膜層によってピン止めさ
れない軟磁性体薄膜層であり、このピン止めされない軟
磁性体薄膜層のトラック幅方向の両端に硬質強磁性体薄
膜層を接合させるステップと、スピンバルブ積層体及び
硬質強磁性体薄膜層スピンバルブ積層体を用いてスピン
バルブMRヘッドを形成するステップと、このスピンバ
ルブMRヘッドを用いて磁気ヘッド装置を組み立てるス
テップとを備えており、上述した各ステップの少なくと
も1つのステップが、ピン止めされる軟磁性体薄膜層の
一軸異方性に変化を与える温度による熱処理工程を含ん
でおり、この熱処理工程を含んでいる全てのステップが
終了した後に、スピンバルブMRヘッドのトラック幅方
向と直交する方向に磁場を印加しつつ熱処理を行いピン
止めされる軟磁性体薄膜層に一軸異方性を与えるための
最終熱処理ステップと、最終熱処理ステップの後に、ト
ラック幅方向に磁場を印加して、上述の硬質強磁性体薄
膜層を磁化するステップとをさらに備えているため、磁
性体薄膜層に付与される異方性を正しくかつ確実に制御
可能であり、しかも各薄膜層の劣化が少ないのみなら
ず、硬質強磁性体薄膜層の着磁も正しい方向に行われる
こととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として、MRヘッドの具体
的なウエハプロセスの一部を示す断面図である。
【図2】図1のウエハプロセスで得られたMRヘッドを
概略的に示す断面図である。
【図3】MRヘッドの加工プロセスの一部を示す工程図
である。
【図4】AMR効果を利用した構造体の熱処理温度に対
するピン止めされる軟磁性体薄膜層のBHループのHu
a特性を示す特性図である。
【図5】AMR効果を利用した構造体の熱処理温度に対
するピン止めされる軟磁性体薄膜層のBHループのHu
a特性を示す特性図である。
【図6】スピンバルブMR効果を利用した構造体の熱処
理温度に対するMR変化率特性及びピン止めされない側
の軟磁性体薄膜層のBHループのHc特性を示す特性図
である。
【図7】スピンバルブMR効果を利用した構造体の熱処
理温度に対するMR変化率特性及びピン止めされない側
の軟磁性体薄膜層のBHループのHc特性を示す特性図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 下地層 3 第1の軟質強磁性体薄膜層 4 非磁性金属体薄膜層 5 第2の軟質強磁性体薄膜層 6 反強磁性体薄膜層 7、8 硬質強磁性体薄膜層 9 被覆層 10、11 導体層 14 ステンシル 15 積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 幹男 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−347013(JP,A) 特開 平5−67314(JP,A) 特開 平6−150259(JP,A) 特開 平8−45032(JP,A) 特開 平7−110923(JP,A) 特開 平8−7230(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/39

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性薄膜層によって分離される第1及
    び第2の軟磁性体薄膜層を少なくとも含み、該第1及び
    第2の軟磁性体薄膜層のうちの一方が反強磁性体薄膜層
    によってピン止めされるスピンバルブ積層体を基板上に
    形成するステップと、前記第1及び第2の軟磁性体薄膜
    層のうちの他方が前記反強磁性体薄膜層によってピン止
    めされない軟磁性体薄膜層であり、該ピン止めされない
    軟磁性体薄膜層のトラック幅方向の両端に硬質強磁性体
    薄膜層を接合させるステップと、前記スピンバルブ積層
    体及び硬質強磁性体薄膜層を用いてスピンバルブ磁気抵
    抗ヘッドを形成するステップと、該スピンバルブ磁気抵
    抗ヘッドを用いて磁気ヘッド装置を組み立てるステップ
    とを備えており、 前記各ステップの少なくとも1つのステップが、前記ピ
    ン止めされる軟磁性体薄膜層の一軸異方性に変化を与え
    る温度による熱処理工程を含んでおり、該熱処理工程を
    含んでいる全てのステップが終了した後に、前記スピン
    バルブ磁気抵抗ヘッドのトラック幅方向と直交する方向
    に磁場を印加しつつ熱処理を行い前記ピン止めされる軟
    磁性体薄膜層に一軸異方性を与えるための最終熱処理ス
    テップと、該最終熱処理ステップの後に、トラック幅方
    向に磁場を印加して前記硬質強磁性体薄膜層を磁化する
    ステップとをさらに備えたことを特徴とするスピンバル
    ブ磁気抵抗ヘッドを具備する磁気ヘッド装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記最終熱処理ステップが、熱処理後の
    前記ピン止めされる軟磁性体薄膜層のBHループのシフ
    ト量(Hua)が該シフト量のピークの20%となる温
    度以上の温度で熱処理を行う最終熱処理ステップである
    ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記最終熱処理ステップが、前記反強磁
    性体薄膜層のネール温度以上の温度で行われることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記最終熱処理ステップの前に行われる
    前記熱処理工程が、300℃以下の温度で行われること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記最終熱処理ステップが、300℃以
    下の温度で行われることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記最終熱処理ステップの前に行われる
    熱処理工程が、トラック幅方向に磁場を印加して熱処理
    を行う工程を含むことを特徴とする請求項1から5のい
    ずれか1項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記硬質強磁性体薄膜層上に導体層を形
    成するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項
    1から6のいずれか1項に記載の製造方法。
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