JP2000284663A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000284663A
JP2000284663A JP8710799A JP8710799A JP2000284663A JP 2000284663 A JP2000284663 A JP 2000284663A JP 8710799 A JP8710799 A JP 8710799A JP 8710799 A JP8710799 A JP 8710799A JP 2000284663 A JP2000284663 A JP 2000284663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体および中間転写体の残留トナーを良好
に除去する。 【解決手段】 感光体10上の残留トナーを除去する感
光体用ブレード21の感光体に対する当接圧を中間転写
体用ブレード41の中間転写体36に対する当接圧より
も大きく設定する。感光体用ブレードの感光体に対する
当接圧は、感光体が回転しているときの当接圧に比べて
停止しているときの当接圧の方が小さくなるように構成
し、中間転写体用ブレードの中間転写体に対する当接圧
は、中間転写体表面との摩擦が大きくなるにつれて減少
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、その感光体および中
間転写体のクリーニング技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、回転駆動され、外周面(表面)に感光層を有す
る感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯
電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外
周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段
と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤で
あるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手
段と、この現像手段により現像されたトナー像を用紙等
の記録媒体に転写させる転写装置とを有している。
【0003】そして、感光体上に現像されたトナー像を
転写対象である用紙等の記録媒体に転写させるために、
感光体上に形成されたトナー像が転写(一次転写)さ
れ、このトナー像をさらに記録媒体に転写(二次転写)
する中間転写体を備えたものが知られている。
【0004】このような画像形成装置においては、上記
一次転写、二次転写が完全にはなされず(トナーが10
0%転写されるわけではなく)、一次転写後には多少の
未転写トナーが感光体表面に残留し(これを一次残留ト
ナーということとする)、二次転写後には、多少の未転
写トナーが中間転写体表面に残留することとなる(これ
を二次残留トナーということとする)。これら残留トナ
ーが放置されると、画質が低下することとなるので、感
光体表面には感光体用ブレードを当接させて一次残留ト
ナーを除去し(掻き落とし)、中間転写体表面には中間
転写体用ブレードを当接させて二次残留トナーを除去す
るということが一般になされている。
【0005】そして、従来技術として、特公平7−19
115号公報には、次のような技術が開示されている。
【0006】すなわち、同公報には、中間転写体用ブレ
ードの中間転写体に対する当接圧を、感光体用ブレード
の感光体に対する当接圧と同じに構成すると、中間転写
体上の残留トナー(二次残留トナー)のクリーニング性
能が著しく低下する旨の記述がある。そこで、これを改
善すべく、中間転写体用ブレードの中間転写体に対する
当接圧を、感光体用ブレードの感光体に対する当接圧に
比べて大きく設定した技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、感光体
と中間転写体とを有する画像形成装置を用いて実際に画
像を形成し、その際の、一次転写前の感光体上に存在し
ているトナーの粒径の分布、一次転写後の感光体上に残
留しているトナー(一次残留トナー)の粒径の分布、お
よび、二次転写後の中間転写体上に残留しているトナー
(二次残留トナー)の粒径の分布について観察をした。
このような実験を多数回行ない、その結果をまとめた。
【0008】その結果を図4(a)(b)(c)に示
す。
【0009】図4(a)(b)(c)においてそれぞれ
横軸はトナーの粒径、縦軸は頻度(その粒径を有するト
ナーの量)である。図(a)の曲線Aは一次転写前の感
光体上に存在しているトナーの粒径の分布曲線を、図
(b)の曲線Bは一次転写後の感光体上に残留している
トナー(一次残留トナー)の粒径の分布曲線を、図
(c)の曲線Cは二次転写後の中間転写体上に残留して
いるトナー(二次残留トナー)の粒径の分布曲線をそれ
ぞれ示している。
【0010】この実験結果から次のことが判明した。
【0011】A:図(a)の分布曲線Aから分かるよう
に、一次転写前の感光体上に存在しているトナーの粒径
の分布は概ね正規分布状態である。
【0012】B:図(b)の分布曲線Bから分かるよう
に、一次転写後の感光体上に残留しているトナー(一次
残留トナー)は、比較的粒径の小さなものが多く、比較
的粒径の大きなものは少ない。粒径の大きなトナーは転
写され易く、粒径の小さなトナーは転写されにくいから
である。
【0013】C:図(c)の分布曲線Cから分かるよう
に、二次転写後の中間転写体上に残留しているトナー
(二次残留トナー)は、比較的粒径の小さなものが少な
く、比較的粒径の大きなものが多い。比較的粒径の小さ
なトナーは、すでに、一次転写時に中間転写体にあまり
転写されずに、感光体上に残留トナーとして残ってしま
っているからである。
【0014】本発明は、以上のような実験結果に基づい
てなされたもので、感光体および中間転写体の残留トナ
ーを良好に除去することのできる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、回転駆動され、表面
にトナー像が形成される感光体と、回転駆動され、前記
感光体上のトナー像が一次転写され、そのトナー像を転
写対象に二次転写する中間転写体と、前記感光体表面に
当接されて前記一次転写後に感光体表面に残留している
一次残留トナーを除去する感光体用ブレードと、前記中
間転写体表面に当接されて前記二次転写後に中間転写体
表面に残留している二次残留トナーを除去する中間転写
体用ブレードとを備え、前記感光体用ブレードの感光体
に対する当接圧が中間転写体用ブレードの中間転写体に
対する当接圧よりも大きく設定されていることを特徴と
する。
【0016】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記感光体用ブレードの
感光体に対する当接圧は、感光体が回転しているときの
当接圧に比べて感光体が停止しているときの当接圧の方
が小さくなるように構成されていることを特徴とする。
【0017】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
または2記載の画像形成装置において、前記中間転写体
用ブレードの中間転写体に対する当接圧は、中間転写体
表面との摩擦が大きくなるにつれて減少するように構成
されていることを特徴とする。
【0018】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、回
転駆動される感光体の表面にトナー像が形成され、この
感光体上のトナー像が、回転駆動される中間転写体に一
次転写され、そのトナー像がさらに転写対象に二次転写
される。また、前記一次転写後に感光体表面に残留して
いる一次残留トナーは、感光体表面に当接されている感
光体用ブレードによって除去され、前記二次転写後に中
間転写体表面に残留している二次残留トナーは、中間転
写体表面に当接される中間転写体用ブレードによって除
去されることとなる。
【0019】そして、前記感光体用ブレードの感光体に
対する当接圧が中間転写体用ブレードの中間転写体に対
する当接圧よりも大きく設定されている、別言すれば、
中間転写体用ブレードの中間転写体に対する当接圧が、
感光体用ブレードの感光体に対する当接圧よりも小さく
設定されているので、感光体および中間転写体の残留ト
ナーが良好に除去されることとなる。
【0020】前述したように、一次転写後の感光体上に
残留しているトナー(一次残留トナー)は、比較的粒径
の小さなものが多いが、感光体用ブレードの感光体に対
する当接圧は比較的大きく設定されているので、一次残
留トナーが良好に除去されることとなる。
【0021】また、二次転写後の中間転写体上に残留し
ているトナー(二次残留トナー)は、前述したように比
較的粒径の小さなものが少なく、比較的粒径の大きなも
のが多いので、中間転写体用ブレードの中間転写体に対
する当接圧が比較的小さく設定されていても、二次残留
トナーが良好に除去されることとなる。
【0022】しかも、中間転写体用ブレードとの摺接に
よる中間転写体表面の傷付きも低減することとなる。
【0023】さらに、中間転写体上で複数色のトナー像
を重ね合わせる場合には、中間転写体用ブレードを、中
間転写体に対して離間可能に構成する必要があるが、こ
の請求項1記載の画像形成装置では、中間転写体用ブレ
ードの中間転写体に対する当接圧が比較的小さく設定さ
れているので、中間転写体用ブレードを中間転写体から
離間させるための力が小さくて済み、したがって、離間
機構の小型化も図ることが可能となる。
【0024】すなわち、この請求項1記載の画像形成装
置によれば、ブレードの当接圧を必要以上に大きくする
ことなく、一次および二次残留トナーを良好に除去する
ことができるとともに、中間転写体の傷付きを低減させ
ることができ、中間転写体上で複数色のトナー像を重ね
合わせる場合の中間転写体用ブレードの離間機構を小型
化することが可能となる。
【0025】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記感光体用ブレ
ードの感光体に対する当接圧は、感光体が回転している
ときの当接圧に比べて感光体が停止しているときの当接
圧の方が小さくなるように構成されているので、さらに
次のような作用効果が得られる。
【0026】請求項1記載の画像形成装置のように、感
光体用ブレードの感光体に対する当接圧を比較的大きく
設定すると、感光体の回転開始時に感光体用ブレードと
感光体との摩擦力が大きくなり易く、結果としてブレー
ド捲れが生じ易くなるおそれがある。
【0027】これに対し、この請求項2記載の画像形成
装置によれば、感光体用ブレードの感光体に対する当接
圧が、感光体が回転しているときの当接圧に比べて感光
体が停止しているときの当接圧の方が小さくなるように
構成されているので、感光体の回転開始時に作用する感
光体用ブレードと感光体との間の摩擦力が低減され、結
果としてブレード捲れが生じ難くなる。
【0028】また、感光体が回転を開始した後は、感光
体用ブレードが回転開始時よりも大きな当接圧で感光体
に対して当接することとなるので、一次転写後の感光体
上に残留している一次残留トナーは、良好に除去される
こととなる。
【0029】すなわち、この請求項2記載の画像形成装
置によれば、一次残留トナーを良好に除去することがで
きるとともに、ブレード捲れの発生を防止することが可
能となる。
【0030】請求項3記載の画像形成装置によれば、請
求項1または2記載の画像形成装置において、前記中間
転写体用ブレードの中間転写体に対する当接圧は、中間
転写体表面との摩擦が大きくなるにつれて減少するよう
に、別言すれば、中間転写体表面との摩擦が小さくなる
につれて大きくなるように構成されているので、さらに
次のような作用効果が得られる。
【0031】前述したように、二次転写後の中間転写体
上に残留している二次残留トナー中には、粒径の小さな
ものが多くは含まれていない。
【0032】粒径の小さなトナー、特に微粉状のトナー
はブレードと中間転写体(または感光体)との間に介在
すると、滑剤としての作用を生ずることとなるが、二次
転写後の中間転写体上に残留している二次残留トナー中
には、粒径の小さなものが多くは含まれていないので、
上記トナーによる滑剤としての作用は、中間転写体用ブ
レードと中間転写体との当接初期においては期待するこ
とができない。
【0033】このような状況において、中間転写体用ブ
レードを中間転写体に対して当接初期から大きな当接力
(ただし、感光体用ブレードの感光体に対する当接圧よ
りは小さな当接力)で当接させたとすると、中間転写体
に傷が付き易くなる。また、中間転写体用ブレードの当
接のさせ方によってはブレード捲れが生じるおそれがあ
る。
【0034】これに対し、この請求項3記載の画像形成
装置によれば、中間転写体用ブレードの中間転写体に対
する当接圧が、中間転写体表面との摩擦が大きくなるに
つれて減少するように、中間転写体表面との摩擦が小さ
くなるにつれて大きくなるように構成されているので、
上記トナーによる滑剤としての作用が期待できない中間
転写体用ブレードと中間転写体との当接初期において
は、中間転写体用ブレードが比較的小さな当接圧で中間
転写体に当接することとなる。したがって、中間転写体
に傷が付き難くなると同時に、ブレード捲れが生じ難く
なる。
【0035】また、中間転写体用ブレードと中間転写体
との当接時間がある程度経過すると、二次転写後の中間
転写体上に残留している粒径の小さなトナーが少ないと
はいえ、そのトナーが次第に中間転写体用ブレードと中
間転写体との当接部に蓄積されて上記滑剤として作用す
ることとなり、中間転写体用ブレードと中間転写体表面
との摩擦も次第に小さくなってゆくこととなる。そし
て、中間転写体用ブレードと中間転写体表面との摩擦が
次第に小さくなるにつれて、中間転写体用ブレードは次
第に大きな当接圧で中間転写体に当接することとなるの
で、二次残留トナーが良好に除去されることとなる。
【0036】すなわち、この請求項3記載の画像形成装
置によれば、二次残留トナーを良好に除去することがで
きるとともに、中間転写体の傷付きおよびブレード捲れ
の発生を低減させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0038】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
の形態の要部を示す概略正面図、図2は感光体用ブレー
ドの作用説明図で、(a)は本実施の形態の作用説明
図、(b)は比較例の説明図、図3は主として中間転写
体用ブレード周辺を示す背面図である。
【0039】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いてフルカラー画像を形成する
ことのできる装置である。
【0040】図1において、10は感光体であり、図示
しない適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動
される。この感光体10は、可撓性を有する薄肉円筒状
であり、その内方には、バックアップドラム11が配置
されている。バックアップドラム11は、感光体10の
回転中心に対して偏心(図において右方に偏心)した回
転中心を有し、感光体10に従動して回転しつつ感光体
10を内方から部分的に(少なくとも後述する感光体用
ブレード21との当接部、および帯電ローラ12との当
接部を)支持する。
【0041】感光体10の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ12、現像手段とし
ての現像ローラ13(Y,M,C,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段20が配置されている。
【0042】帯電ローラ11は、感光体10の外周面に
当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感
光体10の外周面には、図示しない露光ユニットによっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされ、こ
の露光Lによって感光体10上に静電潜像が形成され
る。
【0043】この静電潜像は、現像ローラ13でトナー
が付与されて現像される。
【0044】この実施の形態では、現像ローラとして、
イエロー用の現像ローラ13Y、シアン用の現像ローラ
13C、マゼンタ用の現像ローラ13M、およびブラッ
ク用の現像ローラ13Kが設けられている。これら現像
ローラ13Y,13C,13M,13Kは、選択的に感
光体10に当接し得るようになっており、当接したと
き、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのい
ずれかのトナーを感光体10の表面に付与して感光体1
0上の静電潜像を現像する。
【0045】現像されたトナー像は、後述する中間転写
体としての中間転写ベルト36上に転写(一次転写部T
1参照)される。
【0046】クリーニング手段20は、上記転写後に、
感光体10の外周面に残留し付着しているトナー(一次
残留トナー)を掻き落とす感光体用ブレード(クリーニ
ングブレード)21と、この感光体用ブレード21によ
って掻き落とされたトナーを受ける受け部22と、掻き
落とされるトナーをすくうすくいシート23と、受け部
22内のトナーを図示しない廃トナーボトルに搬送する
スクリュー24と、ケース25とを備えている。
【0047】感光体用ブレード21は、その上部がブレ
ードホルダ26に固定されている。ブレードホルダ26
は、その両端に設けられたアーム部26a,26a(一
方のみ図示)を介し軸26b,26b(一方のみ図示)
によってケース25の側部25a,25a(一方のみ図
示)に対して揺動可能に取り付けられている。ケース2
5とブレードホルダ26との間には、ブレード付勢バネ
(圧縮コイルバネ)27が設けられており、このブレー
ド付勢バネ27の付勢力およびブレード自身の弾性力に
よって感光体用ブレード21の先端部(縁部)が感光体
10の表面に当接されるようになっている。この当接圧
は、後述する中間転写体用ブレードの中間転写体に対す
る当接圧よりも大きく設定されている。
【0048】また、感光体用ブレード21の感光体10
に対する当接圧は、感光体10が回転しているときの当
接圧に比べて感光体が停止しているときの当接圧の方が
小さくなるように構成されている。
【0049】具体的には、感光体用ブレード21の揺動
中心である軸26bを、感光体10の感光体用ブレード
21との当接部10aにおける法線N(図2(a)参
照)よりも、感光体10の回転方向に関して下流側に配
置してある。
【0050】その作用について図2を参照して説明す
る。
【0051】図2(a)に示すブレードホルダ26は、
比較例である図(b)のホルダ26’との対比を分かり
やすくするために、図1に示したものと多少その形状を
変えてあるが、作用の原理に変わりはない。
【0052】今、仮に、図(b)に示すように、感光体
用ブレード21の揺動中心である、ホルダ26’の軸2
6b’を、感光体10の感光体用ブレード21との当接
部10aにおける法線Nよりも、感光体10の回転方向
に関して上流側に配置したとする。このような状態で感
光体10が図示矢印方向に回転したとすると、感光体1
0から感光体用ブレード21に作用する摩擦力によっ
て、ブレードホルダ26’および感光体用ブレード21
は感光体10から離間する方向へ回動しようとする。
【0053】したがって、図(b)に示すような構成で
あると、感光体用ブレード21の感光体10に対する当
接圧は、感光体10が回転しているときの当接圧に比べ
て感光体が停止しているときの当接圧の方が大きくな
る。
【0054】これに対し、この実施の形態のように(図
(a)に示すように)、感光体用ブレード21の揺動中
心である軸26bを、感光体10の感光体用ブレード2
1との当接部10aにおける法線Nよりも、感光体10
の回転方向に関して下流側に配置すると、感光体10が
図示矢印方向に回転した際、感光体10から感光体用ブ
レード21に作用する摩擦力によって、ブレードホルダ
26および感光体用ブレード21は感光体10に接近す
る方向へ回動しようとする。
【0055】したがって、感光体用ブレード21の感光
体10に対する当接圧は、感光体10が回転していると
きの当接圧に比べて感光体が停止しているときの当接圧
の方が小さくなる。
【0056】以上のように、感光体用ブレード21の感
光体10に対する当接圧は、感光体10が回転している
ときの当接圧に比べて感光体が停止しているときの当接
圧の方が小さくなるように構成されている。
【0057】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラに張架された中間転写体としての無端状の中間転
写ベルト36と、二次転写ローラ37と、クリーニング
手段40とを有している。
【0058】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合うことによって、感光体10と略同一の周
速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト36が感
光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動され
る。
【0059】従動ローラ35は、中間転写ベルト36が
循環駆動される際、駆動ローラ31との間で中間転写ベ
ルト36がそれ自身の張力によって感光体10に圧接さ
れる位置に配置されており、感光体10と中間転写ベル
ト36との圧接部において一次転写部T1が形成されて
いる。
【0060】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して図示しない電極ローラが配置され、その電極ロ
ーラを介して、中間転写ベルト36に一次転写電圧が印
加されるようになっている。
【0061】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0062】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ37が対向配置される。二次転写ローラ37は、図示
しない接離機構により中間転写ベルト36に対して接離
可能である。二次転写ローラ37には、二次転写電圧が
印加される。
【0063】従動ローラ34は、クリーニング手段40
のためのバックアップローラである。
【0064】図3にも示すように、クリーニング手段4
0は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留
し付着しているトナーを掻き落とす中間転写体用ブレー
ド(クリーニングブレード)41と、この中間転写体用
ブレード41によって掻き落とされたトナーを受ける受
け部42と、この受け部42に落ちたトナーを図示しな
い廃トナーボトルに向けて搬送するスクリュー43と、
ケース44とを備えている。
【0065】中間転写体用ブレード41は、その上部が
正面視L字形のブレードホルダ46を介してケース44
に固定されている。
【0066】ケース44は、スクリュー43の軸43a
またはこれと同心の軸によって図示しないフレームの側
板に揺動可能に取り付けられている。ケース44の両端
上部にはピン44a,44a(一方のみ図示)が設けら
れており、これらピン44a,44aと、図示しないフ
レームの側板に設けられたバネ掛部45,45(一方の
み図示)との間にはそれぞれ引っ張りバネ47(一方の
み図示)が張架されている。このバネ47の付勢力によ
って、ケース44は中間転写体用ブレード41を中間転
写ベルト36に圧接する方向(図3において反時計方
向)に常時付勢されているが、中間転写体用ブレード4
1の中間転写ベルト36に対する圧接は接離機構(離間
機構)によって規制されるようになっている。
【0067】接離機構は、図示しないフレームに対して
回転可能に設けられた偏心カム48と、このカム48に
当接するケース44の当接部44bと、前記バネ47と
で構成されている。
【0068】カム48は、画像形成装置本体側に設けら
れた図示しない駆動手段によって回転駆動されるように
なっており、図3に示すように、その小径部48aがケ
ース44の当接部44bに対して当接することなく対向
するとき、ケース44がその軸(スクリュー43の軸4
3aまたはこれと同心の軸)を中心としてバネ47の付
勢力で反時計方向に回動し、バネ47の付勢力およびブ
レード自身の弾性力で図示のように中間転写体用ブレー
ド41が中間転写ベルト36に圧接される。
【0069】また、図3に示す状態からカム48が時計
方向におよそ120゜回転してその大径部48bがケー
ス44の当接部44bに当接すると、ケース44がその
軸を中心としてバネ47の付勢力に抗して時計方向に回
動し、中間転写体用ブレード41が中間転写ベルト36
から離間することとなる(離間した状態は図示していな
い)。
【0070】そして、前記バネ47の付勢力およびブレ
ード自身の弾性力で図示のように中間転写体用ブレード
41が中間転写ベルト36に圧接される際のその当接圧
は、前述した感光体用ブレード21の感光体10に対す
る当接圧よりも小さく設定されている。
【0071】また、中間転写体用ブレード41の中間転
写ベルト36に対する当接圧は、中間転写ベルト36表
面との摩擦が大きくなるにつれて減少するように構成さ
れている。
【0072】具体的には、中間転写体用ブレード41の
揺動中心である軸43a(またはこれと同心状の軸)
を、中間転写ベルト36の中間転写体用ブレード41と
の当接部36aにおける法線N’よりも、中間転写ベル
ト36の回転方向(循環方向)に関して上流側に配置し
てある。
【0073】このように構成すると、先に図2(b)を
参照して説明したように、中間転写ベルト36が図示矢
印方向に回転した際、中間転写ベルト36から中間転写
体用ブレード41に作用する摩擦力によって、ブレード
ホルダ46および中間転写体用ブレード41は中間転写
ベルト36から離間する方向へ回動しようとする。
【0074】したがって、中間転写体用ブレード41の
中間転写ベルト36に対する当接圧は、中間転写ベルト
36表面との摩擦が大きくなるにつれて減少することと
なる。
【0075】以上のように、中間転写体用ブレード41
の中間転写ベルト36に対する当接圧は、中間転写ベル
ト36表面との摩擦が大きくなるにつれて減少するよう
に構成されている。
【0076】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1(図1参照)において、感光体10
上のトナー像が中間転写ベルト36上に転写され、中間
転写ベルト36上に転写されたトナー像は、二次転写部
T2において、二次転写ローラ37との間に供給される
転写対象である用紙等の記録媒体Sに転写される(図1
参照)。記録媒体Sは、図示しない給紙装置から給送さ
れ、所定のタイミングで二次転写部T2に供給される。
【0077】以上のような画像形成装置全体の作動は次
の通りである。
【0078】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、
テンションローラ32の作動で中間転写ベルト36が張
架状態となり、図示しない駆動手段によって感光体1
0、現像ローラ13、および中間転写ベルト36が回転
駆動される。
【0079】(ii)感光体10の外周面が帯電ローラ
11によって一様に帯電される。
【0080】(iii)一様に帯電した感光体10の外
周面に、図示しない露光ユニットによって第1色目(例
えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光Lがな
され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0081】(iv)感光体10には、第1色目(例え
ばイエロー)用の現像ローラ13Yのみが接触し、これ
によって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイ
エロー)のトナー像が感光体10上に形成される。
【0082】(v)中間転写ベルト36には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体
10上に形成されたトナー像が、一次転写部T1すなわ
ち、感光体10と中間転写ベルト36との圧接部T1に
おいて中間転写ベルト36上に転写される。このとき、
二次転写ローラ37およびクリーニング手段40(した
がって中間転写体用ブレード41)は、中間転写ベルト
36から離間している。
【0083】(vi)感光体10上に残留しているトナ
ー(一次残留トナー)が感光体用ブレード21によって
除去された後、図示しない除電手段からの除電光によっ
て感光体10が除電される。
【0084】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間
転写ベルト36上に形成される。
【0085】(viii)所定のタイミングで記録媒体
Sが供給され、記録媒体Sの先端が二次転写部T2に達
する直前にあるいは達した後に(要するに記録媒体S上
の所望の位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転
写されるタイミングで)二次転写ローラ37が中間転写
ベルト36に押圧されるとともに二次転写電圧が印加さ
れ、中間転写ベルト36上のトナー像(基本的にはフル
カラー画像)が記録媒体S上に転写される。また、カム
48の作動で中間転写体用ブレード41が中間転写ベル
ト36に当接し、二次転写後に中間転写ベルト36上に
残留しているトナー(二次残留トナー)が除去される。
【0086】(ix)記録媒体Sが図示しない定着装置
を通過することによって記録媒体S上にトナー像が定着
し、その後、記録媒体Sが装置外に排出される。
【0087】(x)上記(i)〜(ix)の作動がなれ
た後、上記画像形成信号が所定時間入力されないかある
いは装置の電源が切られると、テンションローラの作動
により中間転写ベルト36の張架状態が解除される。
【0088】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。
【0089】(a)回転駆動される感光体10の表面に
トナー像が形成され、この感光体10上のトナー像が、
回転駆動される中間転写体36に一次転写(T1)さ
れ、そのトナー像がさらに転写対象Sに二次転写(T
2)される。また、一次転写(T1)後に感光体10表
面に残留している一次残留トナーは、感光体10表面に
当接されている感光体用ブレード21によって除去さ
れ、二次転写(T2)後に中間転写体36表面に残留し
ている二次残留トナーは、中間転写体36表面に当接さ
れる中間転写体用ブレード41によって除去されること
となる。
【0090】そして、感光体用ブレード21の感光体1
0に対する当接圧が中間転写体用ブレード41の中間転
写体36に対する当接圧よりも大きく設定されている、
別言すれば、中間転写体用ブレード41の中間転写体3
6に対する当接圧が、感光体用ブレード21の感光体1
0に対する当接圧よりも小さく設定されているので、感
光体10および中間転写体36の残留トナーが良好に除
去されることとなる。
【0091】前述したように、一次転写(T1)後の感
光体10上に残留しているトナー(一次残留トナー)
は、比較的粒径の小さなものが多いが、感光体用ブレー
ド21の感光体10に対する当接圧は比較的大きく設定
されているので、一次残留トナーが良好に除去されるこ
ととなる。
【0092】また、二次転写(T2)後の中間転写体3
6上に残留しているトナー(二次残留トナー)は、前述
したように比較的粒径の小さなものが少なく、比較的粒
径の大きなものが多いので、中間転写体用ブレード41
の中間転写体36に対する当接圧が比較的小さく設定さ
れていても、二次残留トナーが良好に除去されることと
なる。
【0093】しかも、中間転写体用ブレード41との摺
接による中間転写体36表面の傷付きも低減することと
なる。
【0094】さらに、この実施の形態のように、中間転
写体36上で複数色のトナー像を重ね合わせる場合に
は、中間転写体用ブレード41を、中間転写体36に対
して離間可能に構成する必要があるが、この実施の形態
の画像形成装置では、中間転写体用ブレード41の中間
転写体36に対する当接圧が比較的小さく設定されてい
るので、中間転写体用ブレード41を中間転写体36か
ら離間させるための力(この実施の形態の場合、バネ4
7,47の付勢力に抗してケース44を図3において時
計方向へ回動させるためのカム48の駆動力)が小さく
て済み、したがって、離間機構の小型化(例えば駆動モ
ータの小型化)も図ることが可能となる。
【0095】すなわち、この実施の形態の画像形成装置
によれば、ブレード21,41(特に中間転写体用ブレ
ード41)の当接圧を必要以上に大きくすることなく、
一次および二次残留トナーを良好に除去することができ
るとともに、中間転写体36の傷付きを低減させること
ができ、中間転写体36上で複数色のトナー像を重ね合
わせる場合の中間転写体用ブレード41の離間機構を小
型化することが可能となる。
【0096】(b)感光体用ブレード21の感光体10
に対する当接圧は、感光体10が回転しているときの当
接圧に比べて感光体10が停止しているときの当接圧の
方が小さくなるように構成されているので、さらに次の
ような作用効果が得られる。
【0097】この実施の形態のように、感光体用ブレー
ド21の感光体10に対する当接圧を比較的大きく設定
すると、感光体10の回転開始時に感光体用ブレード2
1と感光体10との摩擦力が大きくなり易く、結果とし
てブレード捲れが生じ易くなるおそれがある。
【0098】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、感光体用ブレード21の感光体10に対す
る当接圧が、感光体10が回転しているときの当接圧に
比べて感光体10が停止しているときの当接圧の方が小
さくなるように構成されているので、感光体10の回転
開始時に作用する感光体用ブレード21と感光体10と
の間の摩擦力が低減され、結果としてブレード捲れが生
じ難くなる。
【0099】また、感光体10が回転を開始した後は、
感光体用ブレード21が回転開始時よりも大きな当接圧
で感光体10に対して当接することとなるので、一次転
写(T1)後の感光体10上に残留している一次残留ト
ナーは、良好に除去されることとなる。
【0100】すなわち、この実施の形態の画像形成装置
によれば、一次残留トナーを良好に除去することができ
るとともに、ブレード捲れの発生を防止することが可能
となる。
【0101】(c)中間転写体用ブレード41の中間転
写体36に対する当接圧は、中間転写体36表面との摩
擦が大きくなるにつれて減少するように、別言すれば、
中間転写体36表面との摩擦が小さくなるにつれて大き
くなるように構成されているので、さらに次のような作
用効果が得られる。
【0102】前述したように、二次転写(T2)後の中
間転写体36上に残留している二次残留トナー中には、
粒径の小さなものが多くは含まれていない。
【0103】粒径の小さなトナー、特に微粉状のトナー
はブレードと中間転写体(または感光体)との間に介在
すると、滑剤としての作用を生ずることとなるが、二次
転写(T2)後の中間転写体36上に残留している二次
残留トナー中には、粒径の小さなものが多くは含まれて
いないので、上記トナーによる滑剤としての作用は、中
間転写体用ブレード41と中間転写体36との当接初期
においては期待することができない。
【0104】このような状況において、中間転写体用ブ
レード41を中間転写体36に対して当接初期から大き
な当接力(ただし、感光体用ブレード21の感光体10
に対する当接圧よりは小さな当接力)で当接させたとす
ると、中間転写体36に傷が付き易くなる。また、中間
転写体用ブレード41の当接のさせ方によってはブレー
ド捲れが生じるおそれがある。
【0105】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、中間転写体用ブレード41の中間転写体3
6に対する当接圧が、中間転写体36表面との摩擦が大
きくなるにつれて減少するように、中間転写体36表面
との摩擦が小さくなるにつれて大きくなるように構成さ
れているので、上記トナーによる滑剤としての作用が期
待できない中間転写体用ブレード41と中間転写体36
との当接初期においては、中間転写体用ブレード41が
比較的小さな当接圧で中間転写体36に当接することと
なる。したがって、中間転写体36に傷が付き難くなる
と同時に、ブレード捲れが生じ難くなる。
【0106】また、中間転写体用ブレード41と中間転
写体36との当接時間がある程度経過すると、二次転写
(T2)後の中間転写体36上に残留している粒径の小
さなトナーが少ないとはいえ、そのトナーが次第に中間
転写体用ブレード41と中間転写体36との当接部に蓄
積されて上記滑剤として作用することとなり、中間転写
体用ブレード41と中間転写体36表面との摩擦も次第
に小さくなってゆくこととなる。そして、中間転写体用
ブレード41と中間転写体36表面との摩擦が次第に小
さくなるにつれて、中間転写体用ブレード41は次第に
大きな当接圧で中間転写体36に当接することとなるの
で、二次残留トナーが良好に除去されることとなる。
【0107】すなわち、この実施の形態の画像形成装置
によれば、二次残留トナーを良好に除去することができ
るとともに、中間転写体36の傷付きおよびブレード捲
れの発生を低減させることができる。
【0108】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。
【0109】例えば、上記実施の形態では中間転写体が
中間転写ベルトである場合について説明したが、中間転
写体が中間転写ドラム等である場合、また感光体が感光
体ベルトである場合にもこの発明は適用可能である。
【0110】
【発明の効果】請求項1〜3記載のいずれの画像形成装
置によっても、ブレードの当接圧を必要以上に大きくす
ることなく、一次および二次残留トナーを良好に除去す
ることができるとともに、中間転写体の傷付きを低減さ
せることができ、中間転写体上で複数色のトナー像を重
ね合わせる場合の中間転写体用ブレードの離間機構を小
型化することが可能となる。
【0111】さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、一次残留トナーを良好に除去することができると
ともに、ブレード捲れの発生を防止することが可能とな
る。
【0112】請求項3記載の画像形成装置によれば、二
次残留トナーを良好に除去することができるとともに、
中間転写体の傷付きおよびブレード捲れの発生を低減さ
せることができる。
【0113】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の要
部を示す概略正面図。
【図2】感光体用ブレードの作用説明図で、(a)は本
実施の形態の作用説明図、(b)は比較例の説明図。
【図3】主として中間転写体用ブレード周辺を示す背面
図。
【図4】(a)(b)(c)はそれぞれ実験結果を示す
図。
【符号の説明】
10 感光体 21 感光体用ブレード T1 一次転写部 36 中間転写ベルト(中間転写体) T2 二次転写部 S 記録材(転写対象) 41 中間転写体用ブレード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動され、表面にトナー像が形成さ
    れる感光体と、回転駆動され、前記感光体上のトナー像
    が一次転写され、そのトナー像を転写対象に二次転写す
    る中間転写体と、前記感光体表面に当接されて前記一次
    転写後に感光体表面に残留している一次残留トナーを除
    去する感光体用ブレードと、前記中間転写体表面に当接
    されて前記二次転写後に中間転写体表面に残留している
    二次残留トナーを除去する中間転写体用ブレードとを備
    え、 前記感光体用ブレードの感光体に対する当接圧が中間転
    写体用ブレードの中間転写体に対する当接圧よりも大き
    く設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記感光体用ブレードの感光体に対する
    当接圧は、感光体が回転しているときの当接圧に比べて
    感光体が停止しているときの当接圧の方が小さくなるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体用ブレードの中間転写体
    に対する当接圧は、中間転写体表面との摩擦が大きくな
    るにつれて減少するように構成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007133276A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008233319A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2012203247A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Canon Inc クリーニング装置及び画像形成装置
CN111722508A (zh) * 2019-03-22 2020-09-29 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置

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