JP2000284158A - レンズアレイアッセンブリおよびこれを用いた光学装置 - Google Patents

レンズアレイアッセンブリおよびこれを用いた光学装置

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JP2000284158A
JP2000284158A JP11092212A JP9221299A JP2000284158A JP 2000284158 A JP2000284158 A JP 2000284158A JP 11092212 A JP11092212 A JP 11092212A JP 9221299 A JP9221299 A JP 9221299A JP 2000284158 A JP2000284158 A JP 2000284158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のセルフォックレンズアレイと同様の正立
等倍像を得ることができるとともに、従来のセルフォッ
クレンズアレイに比較して格段に安価に製造可能であ
り、しかも、共役長や焦点深度を自由に選択することが
できるレンズアレイアッセンブリを提供する。 【解決手段】並列配置された複数のレンズ部11,21
と、これらのレンズ部を一体的につなぐホルダ部12,
22とが樹脂一体成形によって形成されたレンズアレイ
10,20を複数備えるとともに、各レンズアレイ1
0,20は、それらの各レンズ部11,21の光軸Cが
合うように積層され、かつ、正立等倍像が得られるよう
に組み合わされているレンズアレイアッセンブリであっ
て、複数のレンズアレイ10,20のうち、少なくとも
入射側の第1レンズアレイ10には、各レンズ部11ど
うしを光学的に分離させる手段(14,15,16,1
7)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、レンズアレイア
ッセンブリおよびこれを用いた光学装置に関し、詳しく
は、たとえば、密着型イメージセンサなどの光学装置に
おいて、読み取りライン上の画像の正立等倍像をライン
状に配置された受光素子上に結像させるなどの目的に用
いられるレンズアレイアッセンブリおよびこれを用いた
光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】密着型イメージセンサにおいて、正立等
倍像を得る目的に使用されてきたレンズは、いわゆるセ
ルフォックレンズアレイと呼ばれ、図9および図10に
示すような構成を備えいる。すなわち、このレンズアレ
イ9は、独特な光学的特性をもった複数のロッドレンズ
(セルフォックレンズ)91を光軸を揃えてその光軸と
直交する方向に並列させた状態で樹脂製のホルダ90内
に保持させてある。各ロッドレンズ91は、その入射面
91aと出射面91bとがいずれもホルダ90の一面9
0aおよび他面90bと対応した平坦面となっている
が、屈折率を半径方向外方ほど大きくなるように異なら
せたものである。このロッドレンズ91は、図10に示
すように光路を蛇行させることができる結果、物体a→
bの正立等倍像a’→b’を得ることができる。なお、
物体a→bから正立等倍像a’→b’までのレンズの光
軸方向の距離H0 を共役長と呼び、密着型イメージセン
サを構成する場合、この共役長H0 によって規定される
セルフォックレンズアレイ9から入射側の一定距離の位
置および出射側の一定距離の位置に原稿読み取り面33
およびイメージセンサチップの受光面36をそれぞれ配
置する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のセルフォックレ
ンズアレイは、まず第1に、これが備えるロッドレンズ
にその内部の各所で屈折率を異ならせるという独特な光
学的特性をもたせる必要があるために、特殊な製造技術
を持つ者のみに製造可能であり、それ故に高価に過ぎる
という大きな難点がある。このことは、密着型イメージ
センサ等を備えたファクシミリやイメージリーダなどの
光学機器のコストダウンの障害になる。
【0004】第2に、セルフォックレンズアレイとして
の共役長や焦点深度を変更するには、セルフォックレン
ズそのものの光学的特性を変更するしかないために、共
役長や焦点深度の選択の幅が狭く、これによってこのセ
ルフォックレンズアレイを用いた光学機器の設計の自由
度が狭められるという問題がある。
【0005】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、従来のセルフォックレンズアレ
イと同様の正立等倍像を得ることができるとともに、従
来のセルフォックレンズアレイに比較して格段に安価に
製造可能であり、しかも、共役長や焦点深度を自由に選
択することができるレンズアレイアッセンブリを提供す
ることをその課題とする。
【0006】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本願発明の第1の側面によって
提供されるレンズアレイアッセンブリは、並列配置され
た複数のレンズ部と、これらのレンズ部を一体的につな
ぐホルダ部とが樹脂一体成形によって形成されたレンズ
アレイを複数備えるとともに、各レンズアレイは、それ
らの各レンズ部の光軸が合うように積層され、かつ、正
立等倍像が得られるように組み合わされているレンズア
レイアッセンブリであって、複数のレンズアレイのう
ち、少なくとも入射側の第1レンズアレイには、各レン
ズ部どうしを光学的に分離させる手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0008】各レンズアレイの各レンズ部は、通常、入
射面と出射面をともに凸曲面状とする凸レンズとして形
成される。2つのレンズアレイを組み合わせる場合、各
光軸上に2つの凸レンズ部が直列に並ぶことになる。光
は、第1のレンズアレイの凸レンズ部を通過した後、第
2のレンズアレイの凸レンズ部を通過する。ここで、第
1のレンズアレイの凸レンズ部の入射面を第1面、出射
面を第2面、第2のレンズアレイの凸レンズ部の入射面
を第3面、出射面を第4面ということとする。図5にお
いて、入射側のある始点Sを出発した光が第1面11a
での屈折によって第2面11b、第3面21a付近で一
次焦点を形成するようにする。第2面11bと第3面2
1aは対向する凸曲面であるから、第2面11bから出
射して第3面21aに入射するときの屈折により、光は
光軸方向からからみて始点方向に戻るように折れ曲が
る。そして、1次焦点からの光が第4面21bでの屈折
によって出射側のある点Rに2次焦点を結ぶようにす
る。このように光軸を合わせた複数の凸レンズ部によ
り、セルフォックレンズにみられる光の蛇行現象と同等
の現象が得られ、レンズアレイアッセンブリの入射側の
所定距離にある物体の正立等倍像が出射側の所定距離の
位置に形成されるのである。
【0009】本願発明に係るレンズアレイアッセンブリ
は、各レンズアレイが通常は凸レンズからなるレンズ部
と、これらをつなぐホルダ部とを樹脂一体形成して形成
されているのであり、従来のセルフォックレンズのよう
に、レンズの各所で屈折率を異ならせるといった困難な
構成は全く不要であり、透明樹脂を用いた単純な金型成
形によって得ることができる。また、各レンズ部の特性
を自由に変更して、共役長や焦点深度を設定することが
できる。
【0010】本願発明に係るレンズアレイアッセンブリ
においてはまた、少なくとも出射側の第1レンズアレイ
に、隣接するレンズ部間のクロストークを防止するため
の手段が設けられている。したがって、あるレンズ部に
入射した光が隣のレンズ部に混入することによる画像劣
化を適正に防止することができる。なお、2つのレンズ
アレイを組み合わせる場合において、入射側の第1のレ
ンズアレイのみに上記のような各レンズ部を光学的に分
離する手段を設け、第2のレンズアレイにはこのような
光学的な分離手段を設けなくとも、クロストークによる
画像劣化は十分に防止できることが確認されている。も
ちろん、第2のレンズアレイにも同様にレンズ部間を光
学的に分離する手段を設けることは、クロストークの防
止にはある程度寄与するが、その寄与の程度は第1のレ
ンズアレイよりも低く、むしろ、光量低下が著しいこと
が確認されている。したがって、本願発明によれば、正
立等倍画像の明るさを確保しつつも、クロストークによ
る画像劣化を適正に防止できることになる。
【0011】好ましい実施の形態においては、上記レン
ズ部どうしを光学的に分離させる手段は、ホルダ部にお
ける各隣接するレンズ部の間に設けた溝を含んでいる。
溝は、レンズアレイの成形時に同時に形成することがで
きるので、そのために工程や部品が増えるということは
ない。
【0012】好ましい実施の形態においてはまた、上記
溝は、入射側または出射側から所定深さ没入する有底状
に形成されている。このように構成すれば、レンズアレ
イの一面がつながっているので、その強度が確保される
し、樹脂成形の場合、貫通孔よりも有底孔のほうが成形
しやすい。
【0013】好ましい実施の形態においてはまた、上記
溝の内面は、黒色またはそれに近い暗色系の遮光材で覆
われている。たとえば、溝の内面に暗色系の塗膜を形成
したり、溝内を暗色系の部材で埋めるということが考え
られる。このようにすれば、レンズ部から側方に漏れ出
ようとする光が遮光材で吸収され、隣のレンズ部にクロ
ストークとして入り込むことがより確実に防止される。
【0014】好ましい実施の形態においてはさらに、レ
ンズ部どうしを光学的に分離させる手段は、ホルダ部の
入射側の面および/または出射側の面におけるレンズ部
を囲む領域を覆う黒色またはそれに近い暗色系の遮光材
をさらに含んでいる。このようにすれば、上記のように
各レンズ部間に溝を設けてレンズ部間を光が移行するこ
とが防止されることに加え、レンズ部の入射面以外の面
からレンズアレイ内に光が入射し、レンズ部の出射面以
外の面からレンズアレイ内の光が出射することが防止さ
れるので、上記のクロストーク防止効果がさらに高めら
れる。
【0015】好ましい実施の形態においては、各レンズ
アレイは、複数のレンズ部が所定間隔で直線状に並ぶよ
うに長尺ブロック状に形成されたものである。このよう
に形成されたレンズアレイアッセンブリは、画像をライ
ン状に読み取る光学装置において、原稿載置面上の読み
取りラインの画像を正立等倍に受光素子に結像させるの
に好適なものとなる。
【0016】好ましい実施の形態においてはさらに、各
レンズアレイは、積層方向に隣接する一方に設けた凸部
と、他方に設けた凹部とを互いに嵌合させることにより
組み合わされている。このようにすれば、各レンズアレ
イを積層状に組み合わせる組み立て工程がきわめて簡単
なものとなる。
【0017】本願発明の第2の側面によれば、光学装置
が提供され、この光学装置は、原稿載置面と、受光素子
と、これらの間に配置された上記本願発明の第1の側面
に係るレンズアレイアッセンブリとを備え、原稿載置面
に載置された原稿の正立等倍像を受光素子上に結像させ
るように構成したことを特徴としている。光学装置のレ
ンズアレイとして本願発明の第1の側面に係るレンズア
レイアッセンブリを用いることにより、レンズアレイと
してのコストが著しく削減され、装置のコストダウンに
大きく寄与する。また、レンズアレイアッセンブリの共
役長や焦点深度を自由に設定することができるので、こ
の光学機器の設計の自由度が高められる。
【0018】本願発明のその他の特徴および利点は、図
面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかと
なろう。
【0019】
【好ましい実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施
形態につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0020】図1は本願発明に係るレンズアレイアッセ
ンブリ1の第1の実施形態の中央縦断面図、図2は同部
分平面図、図3は図1のIII-III 線断面図、図4は図1
のIV-IV 線断面図、図5は作用説明図である。
【0021】このレンズアレイアッセンブリ1は、第1
のレンズアレイ10と、第2のレンズアレイ20とが積
層状態で組み合わせられている。各レンズアレイ10,
20は、長手方向に同じピッチで等間隔に配列された複
数のレンズ部11,21と、これらのレンズ部11,2
1間をつなぐホルダ部12,22とを備えており、全体
として、横幅がレンズ部の直径よりも大の横断面矩形状
をした長尺ブロック状を呈している。そして、各レンズ
アレイ10,20の長手方向両端部には、両レンズアレ
イを積層状態に保持するための連結手段13,23が設
けられている。そして、各レンズアレイ10,20は、
透明樹脂による成形物であり、その材質としては、透明
度、および機械強度ならびに耐熱強度にすぐれた、たと
えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル
樹脂))、あるいはPC(ポリカーポネート)が好適に
採用される。
【0022】第1のレンズアレイ10は、光の入射側に
配置され、第2のレンズアレイ20は、光の出射側に配
置される。各レンズアレイ10,20のレンズ部11,
21は、入射面11a,21aおよび出射面11b,2
1bがともに凸曲面の凸レンズの形態を持っており、第
1のレンズアレイ10のレンズ部11と第2のレンズア
レイ20のレンズ部21は、それぞれ、光軸が合わせら
れている。なお、第1のレンズアレイ10におけるレン
ズ部11の入射面11aと出射面11b間の距離L
1 と、第2のレンズアレイ20におけるレンズ部21の
入射面21aと出射面21b間の距離L2 は、ほぼ等距
離とされる。また、各レンズ部の入射面と出射面は、各
収差を最小限にするように、適宜、球面、あるいは非球
面が組み合わされる。
【0023】第1のレンズアレイ10のホルダ部12に
は、各レンズ部11を光学的に分離するために、各レン
ズ部11の間の領域において、入射側の面から没入する
有底溝14が形成されている。この有底溝14は、図2
に表れているように、レンズアレイの幅方向に好ましく
はレンズ部11の直径よりも長い寸法を有して延びてお
り、金型による樹脂成形によって形成しうる最小幅とさ
れ、レンズ部11の形態に悪影響を及ぼさない程度にで
きるだけ深く没入形成されている。そして、この実施形
態では、この溝14の内面14aおよび底面14bを、
黒またはそれに近い暗色系の遮光材15で覆っている。
これには、たとえば、暗色系の塗料を用いて塗膜を形成
するほか、暗色系の部材(図示略)で溝14を埋めるな
どされる。
【0024】加えて、この実施形態では、第1のレンズ
アレイ10の出射側の面において、レンズ部11を取り
囲む領域を黒またはそれに近い暗色系の遮光材16で覆
っている。この場合も、たとえば、暗色系の塗料を用い
た塗膜が形成される。
【0025】なお、第2のレンズアレイ20について
は、第1のレンズアレイ10に形成したような各レンズ
部を光学的に分離する手段はとくに設けられていない。
【0026】上記の連結手段13,23は、この実施形
態では、第2のレンズアレイ20の端部の入射面側の突
起23aを、第1のレンズアレイ10の端部の出射面側
に凹部13aを設け、これら突起23aと凹部13aを
互いに嵌合して両レンズアレイ10,20を積層状態に
連結するように構成されている。
【0027】光は、第1のレンズアレイ10の各レンズ
部11の入射面11a(第1面)から入射し、出射面1
1b(第2面)から出射し、第2のレンズアレイ20の
各レンズ部21の入射面21a(第3面)から入射し、
出射面21b(第4面)から出射するという経路をとる
が、図に示す実施形態では、第1面11aよりも第2面
11bが大径化されており、第3面21aよりも第4面
21bが大径化されている。なお、第2面11bと第3
面21aはほぼ同一径とされている。したがって、この
実施形態では、光の入射側から出射側に向かうにつれ
て、レンズ面が大径化されている。このことの技術的意
義については、後述する。
【0028】さて、第2のレンズアレイ20は、樹脂成
形を行うことのみによって得ることができる。第1のレ
ンズアレイ10は、樹脂成形によって外形を得た後、前
述の各塗膜15,16を形成することによって作製する
ことができる。塗膜15,16の形成は、たとえば、ス
タンプによる転写法、各レンズ面にマスクを施した状態
で塗料中に浸漬後、乾燥させ、マスクを除去するなどの
手法によって簡便に行うことができる。そして、レンズ
アレイアッセンブリ1の組み立ては、第1のレンズアレ
イ10の端部に設けた凹部13aに第2レンズアレイ2
0の端部に設けた突起23aを嵌合させるだけの、きわ
めて簡単な操作によって行うことができる。
【0029】次に、上記実施形態に係るレンズアレイア
ッセンブリ1の作用を図5を参照して説明する。
【0030】このレンズアレイアッセンブリ1は、光の
始点Sに置いた物体(a→b→c)の正立等倍像(a’
→b’→c’)を得る目的のものであるため、始点Sか
ら第1面11aまでの距離H1 と、第4面21bから結
像点Rまでの距離H2 とは、ほぼ等距離とされる。上記
各距離H1 ,H2 に第1、第4面間距離H3 を加えた距
離が、いわゆる共役長に相当する。この共役長が長いほ
ど、いわゆる焦点深度が深くなる。焦点深度を深くする
には、レンズ部11,21の各入・出射面、すなわち、
第1〜第4面11a,11b,21a,21bの曲率を
小さくすればよい。焦点深度が深くなると、始点Sに対
して物体が光の進行方向にずれていても、その正立等倍
像のピンボケが少なくなる。また、始点Sからあるレン
ズ部の第1面に入射する光の角度(画角)が小さくなる
ので、それだけ各レンズ部についての収差が小さくな
り、解像度が高まる。本願発明に係るレンズアレイアッ
センブリ1においては、各レンズアレイ10,20のレ
ンズ部11,21の曲率を樹脂成形金型を変更するだけ
で自由に設定し、上記の共役長、ないしは焦点深度を所
望のように設定することができる。
【0031】図5に表れているように、各レンズアレイ
10,20の各レンズ部11,21は、各光軸C上に直
列に並ぶことになる。光は、第1のレンズアレイ10の
凸レンズ部11を通過した後、第2のレンズアレイ20
の凸レンズ部21を通過する。すなわち、始点Sから出
発した光は、第1〜第4面11a,11b,21a,2
1bを通過する際に所定の屈折作用を受けて結像点Rに
到達する。より具体的には、第1面11aでの屈折によ
って第2面11b、第3面21a付近で一次焦点を形成
し、そうして、第2面11bと第3面21aは対向する
凸曲面であるから、第2面11bから出射して第3面2
1aに入射するときの屈折により、光は光軸方向からか
らみて始点方向に戻るように折れ曲がる。そして、1次
焦点からの光が第4面21bでの屈折によって出射側の
結像点Rに2次焦点を結ぶ。このように光軸Cを合わせ
た複数の凸レンズ部11,21により、セルフォックレ
ンズにみられる光の蛇行現象と同等の現象が得られ、レ
ンズアレイアッセンブリ1の入射側の所定距離にある物
体(a→b→c)の正立等倍像(a’→b’→c’)が
出射側の所定距離の位置に形成されるのである。
【0032】上記レンズアレイアッセンブリ1において
はまた、出射側の第1レンズアレイ10に、隣接するレ
ンズ部間のクロストークを防止するための手段としての
溝14、この溝14の内面に形成された暗色系の塗膜1
5、および、出射側においてレンズ部11を囲む領域に
形成された暗色系の塗膜16が設けられている。したが
って、レンズ部11以外の領域から第1のレンズアレイ
10内に光が入り込むことが溝14によってある程度防
止され、かつ、あるレンズ部11に入射した光が隣のレ
ンズ部に混入することが溝14ないしその内面に付着さ
せた塗膜15によって防止される。さらに、レンズ部1
1の出射面11b以外の領域から光が漏れ出ることが、
出射面側の塗膜16によって防止される。これにより、
レンズ部11間の光のクロストークが効果的に防止され
る。なお、上記実施形態においては、第1のレンズアレ
イ10のみに上記のような各レンズ部11を光学的に分
離する手段を設け、第2のレンズアレイ20にはこのよ
うな光学的な分離手段を設けられていないが、クロスト
ークによる画像劣化は十分に防止できることが確認され
ている。また、この実施形態では、第2のレンズアレイ
20のレンズ部21の第3面21aおよび第4面21b
を大径化し、かつ第4面21bを第3面21aよりも大
径化しているので、第3面21aから入射した光を無駄
にすることなく第4面21bから出射させられることと
あいまって、第2のレンズアレイ20に第1のレンズア
レイ10のような各レンズ部を光学的に分離する手段を
設けないことが、第2のレンズアレイ20の各レンズ部
21から出射する光量を増大させ、効率的な画像を得る
ことに大きく寄与する。したがって、上記のレンズアレ
イアッセンブリ1は、これによって得られる正立等倍画
像の明るさを確保しつつも、クロストークによる画像劣
化を適正に防止できることになる。
【0033】図6は、本願発明の第1の側面に係るレン
ズアレイアッセンブリ1の第2の実施形態を示してい
る。この実施形態おける第2のレンズアレイ20は、第
1の実施形態のものと同様である。第1のレンズアレイ
10において、第1の実施形態では光のクロストークを
防止するための溝14を入射面側から有底状に設けた
が、この第2の実施形態では、上記溝14を出射面側か
ら有底状に設けている。この溝14の内面14aには、
暗色系の塗膜15が形成されており、また、第1のレン
ズアレイ10の入射面側のレンズ部11を囲む領域に
は、暗色系の塗膜17を形成している。その余の構成
は、図1〜図5に示した第1の実施形態と同様である。
【0034】図7に示すように、この実施形態において
も、第1の実施形態と同様、始点Sに配置した物体(a
→b→c)の正立等倍像(a’→b’→c’)が結像位
置Rに形成される。この実施形態においては、第1のレ
ンズアレイ10において、光がレンズ部11の入射面1
1a以外の領域からレンズアレイ10内に入り込むこと
が入射面側の塗膜17によって防止される。また、ある
レンズ部11に入射した光が隣のレンズ部に混入するこ
とが溝14ないしその内面に付着させた塗膜15によっ
て防止される。さらに、レンズ部11の出射面11b以
外の領域から光が漏れ出ることが、出射面側から没入さ
せた溝14ないしその内面に付着させた塗膜15によっ
て防止される。これにより、レンズ部間の光のクロスト
ークが効果的に防止される。なお、この実施形態におい
ても、各レンズ間を光学的に分離するための手段が第1
のレンズアレイのみに設けられているが、これによって
光のクロストークを十分に防止できることが確認されて
いる。また、第1面11aから第4面21bに向かうほ
どレンズ径が拡大されていることにより、第2レンズア
レイ20に適正に入射した光を無駄にすることなく、十
分な明るさの正立等倍像(a’→b’→c’)を得るこ
とができる。
【0035】図8は、本願発明の第2の側面に係る光学
装置としての密着型イメージセンサ30を示している。
このイメージセンサ30は、断面略矩形状をするととも
に上下方向に貫通する内部空間を有するケース31を備
え、このケース31の上面開口32には透明カバー33
が、下面開口34には基板35が装着されている。基板
35の上面適所には、受光素子としてのイメージセンサ
チップ36と、発光素子としてのLED37が搭載され
ている。イメージセンサチップ36は、紙面と直交する
方向に多数の受光部が一列に配置されたもので、読み取
り幅に応じて、適当数が長手方向に密接して配置され
る。
【0036】イメージセンサチップ36を通って上下方
向に延び、透明カバー33に至る光軸Cが設定され、こ
の光軸Cの中間部に、本願発明の第1の側面に係るレン
ズアレイアッセンブリ1がケース31内に形成されたホ
ルダ38に保持されて配置されている。このホルダ38
は、ケース31の側壁内面と、基板35上のイメージセ
ンサチップ36とLED37とを遮るように形成した中
間壁39とによって形成されている。この場合におい
て、透明カバー33の表面における上記光軸Cと交差す
るラインが読み取りラインLaとなる。そして、この読
み取りラインLaから上記イメージセンサチップ36ま
での光軸C上の距離Haが、いわゆる共役長となる。中
間壁39は、上端が途中で途切れており、したがって、
LED37が配置された空間は、その上部において、上
記光軸Cを含むレンズアレイアッセンブリ1の上部空間
とつながっている。また、実施形態では、LED37が
搭載された空間40は、ケースの内面31aおよび中間
壁39の一側面39aを変曲させることにより、読み取
りラインLaに向かって曲がりながら、かつ次第に狭め
られている。この空間40を形成する壁31aは、たと
えば白色に着色され、高反射率をもつようになされてい
る。
【0037】上記透明カバー33の表面における読み取
りラインLaに原稿Dが接触するようにして、この原稿
Dは、プラテンPにバックアップされながら所定方向に
送られる。
【0038】以上の構成において、LEDから発した光
は読み取りラインLa付近まで導かれ、原稿Dを照明す
る。原稿における読み取りラインLaに沿う画像は、レ
ンズアレイアッセンブリ1によってイメージセンサチッ
プ36上に正立等倍の像として結像させられ、イメージ
センサチップ36は、ライン方向にならぶ受光部の強弱
信号として画情報を読み取る。原稿Dが副走査方向に送
られるごとに上記した読み取りラインLa上の画情報が
読み取られ、これらの画情報が総合してイメージ情報と
なる。
【0039】本願発明の第1の側面に係るレンズアレイ
アッセンブリ1は、焦点深度や共役長を所望のように設
定しうるので、このようなイメージセンサ30の構成の
自由度が高まる。焦点深度が深いと、透明カバー33に
対して多少浮いた格好の原稿Dをもピンボケの程度を少
なくして適正に読み取ることができるので、このような
イメージセンサ30をハンディスキャナとして構成する
のに都合がよくなる。
【0040】もちろん、この発明の範囲は上述した各実
施形態に限定されるものではない。実施形態では、2つ
のレンズアレイを積層してレンズアレイアッセンブリを
構成したが、3つまたはそれ以上のレンズアッセンブリ
を積層してレンズアレイアッセンブリを構成することも
可能である。
【0041】実施形態では、各レンズ部を光学的に分離
するための手段として、ホルダ部112に溝14を形成
すること、この溝14の内面を暗色系の遮光材15で覆
うこと、溝14が形成されない側のホルダ部12におけ
るレンズ部11を除く領域を暗色系の遮光材16,17
で覆うこと、を挙げたが、溝を設けずに、ホルダ部にお
けるレンズ部を除く領域を暗色系の遮光材で覆うこと
も、本願発明の範囲に含まれる。
【0042】さらに、実施形態のレンズアレイは、レン
ズ部を等間隔で1列に配置しているが、2列またはそれ
以上の列をもって複数のレンズ部を配列してもよいし、
相互に積層されるレンズアレイのレンズ部をたとえば格
子状、あるいはハニカム状に配列して、面的な画像の正
立等倍像を形成できるようにすることも、もちろん本願
発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の側面に係るレンズアレイアッ
センブリの第1の実施形態を示す中央縦断面図である。
【図2】上記レンズアレイアッセンブリの部分平面図で
ある。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】本願発明の第1の側面に係るレンズアレイアッ
センブリの第2の実施形態を示す中央縦断面図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】本願発明の第2の側面に係る光学装置の一実施
形態に係る密着型イメージセンサを示す断面図である。
【図9】従来のレンズアレイの一例を示す斜視図であ
る。
【図10】図9に示すレンズアレイの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズアレイアッセンブリ 10 第1のレンズアレイ 11 レンズ部 11a(レンズ部の)入射面(第1面) 11b(レンズ部の)出射面(第2面) 12 ホルダ部 13 連結手段 14 溝 15 遮光材 16 遮光材 17 遮光材 20 第2のレンズアレイ 21 レンズ部 21a(レンズ部の)入射面(第3面) 21b(レンズ部の)出射面(第4面) 22 ホルダ部 23 連結手段 30 密着型イメージセンサ 31 ケース 33 透明カバー 35 基板 36 イメージセンサチップ 37 LED

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列配置された複数のレンズ部と、これ
    らのレンズ部を一体的につなぐホルダ部とが樹脂一体成
    形によって形成されたレンズアレイを複数備えるととも
    に、各レンズアレイは、それらの各レンズ部の光軸が合
    うように積層され、かつ、正立等倍像が得られるように
    組み合わされているレンズアレイアッセンブリであっ
    て、 複数のレンズアレイのうち、少なくとも入射側の第1レ
    ンズアレイには、各レンズ部どうしを光学的に分離させ
    る手段が設けられていることを特徴とする、レンズアレ
    イアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 上記レンズ部どうしを光学的に分離させ
    る手段は、ホルダ部における各隣接するレンズ部の間に
    設けた溝を含んでいる、請求項1に記載のレンズアレイ
    アッセンブリ。
  3. 【請求項3】 上記溝は、入射側または出射側から所定
    深さ没入する有底状に形成されている、請求項2に記載
    のレンズアレイアッセンブリ。
  4. 【請求項4】 上記溝の内面は、黒色またはそれに近い
    暗色系の遮光材で覆われている、請求項2または3に記
    載のレンズアレイアッセンブリ。
  5. 【請求項5】 レンズ部どうしを光学的に分離させる手
    段は、ホルダ部の入射側の面および/または出射側の面
    におけるレンズ部を囲む領域を覆う黒色またはそれに近
    い暗色系の遮光材をさらに含む、請求項2に記載のレン
    ズアレイアッセンブリ。
  6. 【請求項6】 各レンズアレイは、複数のレンズ部が所
    定間隔で直線状に並ぶように長尺ブロック状に形成され
    ている、請求項1に記載のレンズアレイアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 各レンズアレイは、積層方向に隣接する
    一方に設けた凸部と、他方に設けた凹部とを互いに嵌合
    させることにより組み合わされている、請求項6に記載
    のレンズアレイアッセンブリ。
  8. 【請求項8】 原稿載置面と、受光素子と、これらの間
    に配置された請求項1ないし7のいずれかに記載のレン
    ズアレイアッセンブリとを備え、原稿載置面に載置され
    た原稿の正立等倍像を受光素子上に結像させるように構
    成したことを特徴とする、光学装置。
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JP2005098400A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Daikin Ind Ltd ジョイント
JP2005532589A (ja) * 2002-07-08 2005-10-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光学レンズ要素及びこのレンズ要素を備える光学レンズ装置
WO2015037454A1 (ja) * 2013-09-12 2015-03-19 コニカミノルタ株式会社 レンズユニット及び撮像装置

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