JP2000244704A - 画像読み取り装置および結像用レンズユニット - Google Patents

画像読み取り装置および結像用レンズユニット

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JP2000244704A
JP2000244704A JP11041641A JP4164199A JP2000244704A JP 2000244704 A JP2000244704 A JP 2000244704A JP 11041641 A JP11041641 A JP 11041641A JP 4164199 A JP4164199 A JP 4164199A JP 2000244704 A JP2000244704 A JP 2000244704A
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lens
lenses
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Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像読み取り装置全体の大型化を極力回避しつ
つ、レンズアレイの各レンズの焦点深度を深めて解像度
の高い画像の読み取り処理が行えるようにする。 【解決手段】ライン状の読み取り対象領域Sから進行し
てくる光を集束させることにより、読み取り対象領域S
の画像を複数の受光素子54上に結像させるためのレン
ズアレイ1,1Aを具備しており、かつレンズアレイ
1,1Aの各レンズ12は、複数の受光素子54よりも
読み取り対象領域Sに接近している第1の面12aと、
読み取り対象領域Sよりも複数の受光素子54に接近し
ている第2の面12bとを有している、画像読み取り装
置Aであって、読み取り対象領域Sからの光を各レンズ
12に対して第2の面12bから入射させるように導く
第1の導光手段2Aと、各レンズ12を通過して第1の
面12aから出射した光を複数の受光素子54に導く第
2の導光手段2Bと、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、画像読み取り装置および画像
読み取り装置に組み込んで使用される結像用レンズユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読み取り装置の一例を図18
に示す。この画像読み取り装置は、透明板90を上面部
に装着したケース91の内部に、主走査方向(紙面と直
交する方向)に並べた複数の光源92、複数のレンズ9
3を主走査方向に並べたレンズアレイ93A、および主
走査方向に並べた複数の受光素子94を組み込んだ構成
を有している。レンズアレイ93Aとしては、たとえば
正立等倍の結像が可能なセルフォックレンズや光学繊維
製のレンズを利用したものが用いられており、透明板9
0の表面部分のうち、レンズアレイ93Aの直上部分
が、ライン状の読み取り対象領域Saとなっている。こ
の画像読み取り装置では、光源92から発せられた光が
透明板90上に供給された原稿Dに照射されると、その
反射光がレンズアレイ93Aの各レンズ93によって集
束され、複数の受光素子94上には原稿Dの1ライン分
の画像が結像する。すると、複数の受光素子94から
は、その受光量に対応した出力レベルの1ライン分の画
像信号が出力される。
【0003】このような構成の画像読み取り装置におい
て、解像度の高い画像の読み取りを行うには、各レンズ
93によって原稿画像をピンぼけのないように結像させ
る必要がある。このためには、各レンズ93の上面93
aから原稿Dまでの距離Laが、所定の寸法に正確に設
定される必要がある。ところが、実際の画像読み取り動
作においては、原稿Dが透明板90から浮き上がりを生
じて、距離Laに誤差を生じる場合がある。とくに、プ
ラテンローラ6を有しないハンディスキャナタイプの画
像読み取り装置では、その頻度が高い。
【0004】そこで、従来では、距離Laが多少変動し
ても、解像度の高い画像の読み取り処理を行えるように
するための手段として、各レンズ93の焦点深度を深く
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像読み取り装置では、画像の読み取り対象領域S
aから進行してくる原稿Dの反射光を各レンズ93の上
面93aに直接入射させる構造とされている。また、各
レンズ93の下面93bを出射した光は、各受光素子9
4によって直接受光される構造とされている。その一
方、各レンズ93の焦点深度を深くした場合には、各レ
ンズ93の焦点距離が長くなる。このため、従来では、
各レンズ93の焦点深度を深くしつつ、各レンズ93に
よって原稿画像の適切な結像を行わせるには、透明板9
0の表面から各レンズ93の上面93aまでの距離(図
18のLaに相当)と、各レンズ93の下面93bから
各受光素子94までの距離Lbとを長くする必要が生じ
る。その結果、従来では、透明板90から各受光素子9
4までの全体の寸法が大きくなってしまい、画像読み取
り装置の大型化を招いていた。
【0006】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、画像読み取り装置全体の大型化
を極力回避しつつ、レンズアレイの各レンズの焦点深度
を深めて解像度の高い画像の読み取り処理が行えるよう
にすることをその課題としている。
【0007】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0008】本願発明の第1の側面によれば、画像読み
取り装置が提供される。この画像読み取り装置は、ライ
ン状の読み取り対象領域から進行してくる光を集束させ
ることにより、上記読み取り対象領域の画像を複数の受
光素子上に結像させるための1または複数のレンズアレ
イを具備しており、かつ上記レンズアレイの各レンズ
は、上記複数の受光素子よりも上記読み取り対象領域に
接近している第1の面と、上記読み取り対象領域よりも
上記複数の受光素子に接近している第2の面とを有して
いる、画像読み取り装置であって、上記読み取り対象領
域からの光を上記各レンズに対して上記第2の面から入
射させるように導く第1の導光手段と、上記各レンズを
通過して上記第1の面から出射した光を上記複数の受光
素子に導く第2の導光手段と、を具備していることに特
徴づけられる。
【0009】このような構成を有する画像読み取り装置
では、読み取り対象領域からの光が、各レンズの第1の
面および第2の面のうち、読み取り対象領域から遠い側
の第2の面から入射するために、読み取り対象領域と各
レンズの第1の面との間の距離が短い場合であっても、
読み取り対象領域から各レンズに到るまでの光路長を長
くとることが可能となる。また、第2の面から各レンズ
内に進行した光は、複数の受光素子から遠い側の第1の
面から出射して複数の受光素子に導かれるために、複数
の受光素子と各レンズの第2の面との間の距離が短い場
合であっても、各レンズから複数の受光素子に到るまで
の光路長を長くとることが可能となる。したがって、本
願発明では、上記各レンズとして、焦点距離が長く、焦
点深度の深いものを用いた場合であっても、読み取り対
象領域とレンズアレイとの間の距離、およびレンズアレ
イと複数の受光素子との間の距離をさほど大きくするこ
となく、原稿画像の結像を適切に行うことが可能とな
る。その結果、画像読み取り装置の大型化を抑制しつ
つ、解像度の高い画像読み取り処理が行える。
【0010】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
読み取り対象領域からの光は、上記各レンズの一側方を
上記各レンズの光軸方向と略同方向に通過してからその
進行方向が上記第1の導光手段によって変更されること
により、上記第2の面に入射するとともに、上記第1の
面から出射した光は、その進行方向が上記第2の導光手
段によって変更されることにより、上記各レンズの他側
方を上記光軸方向と略同方向に通過してから上記複数の
受光素子に向かうように構成されている。
【0011】このような構成によれば、各レンズの一側
方および他側方の領域において各レンズの光軸方向と略
同方向に光を進行させているために、読み取り対象領域
から複数の受光素子に到るまでの光路長をスペース効率
良く長くとることができる。
【0012】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記第1の導光手段および上記第2の導光手段のそれぞ
れは、受けた光を全反射させることによりその光の進行
方向を変更するプリズムである。
【0013】このような構成によれば、読み取り対象領
域から進行してきた光をプリズムによって100%の反
射率で反射させてその進行を変更させることにより複数
の受光素子に導くことができ、鮮明な結像画像を得るの
に最適となる。
【0014】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記第1の導光手段および上記第2の導光手段のそれぞ
れは、受けた光を順次反射してその光の進行方向を変更
する複数のミラーである。
【0015】このような構成によっても、読み取り対象
領域からの光の進行方向を所定の方向に適切に変更し、
本願発明の目的を達成することができる。
【0016】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記レンズアレイ、上記第1の導光手段、および上記第
2の導光手段は、互いに共通した1つのホルダに組み込
まれている。
【0017】このような構成によれば、レンズアレイ、
第1の導光手段、および第2の導光手段を1つに纏めた
ユニットとして構成することができ、その取り扱いに際
して便利となる。
【0018】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記ホルダは黒色であり、このホルダによって上記複数
の受光素子の周囲が覆われるように構成されている。
【0019】このような構成によれば、複数の受光素子
の周囲が光吸収性を有するホルダによって覆われた構造
となるために、複数の受光素子に向けて進行してくる光
がその周囲において散乱しないよにうできる。また、ホ
ルダの外部の外乱光が複数の受光素子に入射するといっ
たことも阻止できることとなる。したがって、ノイズが
少ない読み取り画像を得るのに有利となる。
【0020】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記読み取り対象領域に光を照射するための少なくとも
1以上の光源と、この光源および上記複数の受光素子を
内部に組み込むためのケースと、をさらに具備してお
り、かつ上記レンズアレイ、上記第1の導光手段、およ
び上記第2の導光手段のそれぞれは、上記ケースに個々
に組み付けられている。
【0021】このような構成によれば、光源や複数の受
光素子を組み込むのに利用されるケースを有効に利用し
て、レンズアレイ、第1の導光手段、および第2の導光
手段のそれぞれを所定の位置関係に適切に組み付けるこ
とができる。
【0022】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記レンズアレイは、凸レンズまたは凹レンズとされた
複数のレンズとこれら複数のレンズを繋ぐホルダ部とが
透光性を有する合成樹脂によって一体成形されていると
ともに、上記複数のレンズどうしの間には光吸収性を有
する遮光部が設けられたものである。
【0023】このような構成によれば、画像読み取り装
置の製造コストの低減化が図れる。すなわち、レンズア
レイは、複数のレンズとホルダ部とが透光性を有する合
成樹脂によって一体成形されたものであるから、金型を
用いて簡単に樹脂成形することができる。したがって、
レンズアレイの製造コストをかなり安価にすることがで
き、その分だけ画像読み取り装置全体のコストを下げる
ことができる。その一方、レンズアレイの複数のレンズ
どうしの間には、光吸収性を有する遮光部が設けられて
いるために、これら複数のレンズどうしを光学的に分離
することが可能であり、たとえば互いに隣り合うレンズ
どうしの間において光が交錯するいわゆるクロストーク
の現象を生じないようにできる。
【0024】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記レンズアレイを複数具備しており、かつこれら複数
のレンズアレイは、それらのレンズどうしが同一光軸上
に並ぶように互いに重ね合わされている。
【0025】このような構成によれば、1つのレンズア
レイのみでは得ることができない光学特性を得ることが
可能となり、たとえば原稿画像を正立等倍に結像させる
ことも可能となる。
【0026】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記レンズアレイは、セルフォックレンズのアレイ、ま
たは光学繊維製レンズのアレイである。
【0027】このような構成によれば、原稿画像を正立
等倍に結像させるのに便利となる。
【0028】本願発明の第2の側面によれば、結像用レ
ンズユニットが提供される。この結像用レンズユニット
は、複数の結像用のレンズが列状に並べられた1または
複数のレンズアレイを具備している結像用レンズユニッ
トであって、上記レンズアレイを内部に収容しているホ
ルダと、上記ホルダの複数の外面のうち、上記各レンズ
の第1の面に対面する第1の外面に設けられ、かつ上記
レンズアレイと同方向に延びている第1の開口部と、上
記ホルダの複数の外面のうち、上記各レンズの第2の面
に対面する第2の外面に設けられ、かつ上記レンズアレ
イと同方向に延びている第2の開口部と、上記第1の開
口部から上記ホルダ内に進行してきた光を上記各レンズ
に対して上記第2の面から入射させるように導く第1の
導光手段と、上記各レンズを通過して上記第1の面から
出射した光の進行方向を変えることによって、この光を
上記第2の開口部に向けて進行させる第2の導光手段
と、を具備していることに特徴づけられる。
【0029】このような構成を有する結像用レンズユニ
ットは、ホルダの第1の開口部を画像読み取り装置の読
み取り対象領域に対面させるとともに、ホルダの第2の
開口部を画像読み取り装置の複数の受光素子に対面さ
せ、あるいは第2の開口部内に複数の受光素子を配置さ
せて用いる。このようにすれば、画像読み取り装置の読
み取り対象領域から進行してくる光をレンズアレイの各
レンズの第2の面から入射させることができるととも
に、各レンズを通過して第1の面から出射した光を複数
の受光素子に受光させることができる。したがって、本
願発明の第1の側面によって得られるのと同様な効果が
期待できる。
【0030】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、次の発明の実施の形態の説明から、より明らかに
なるであろう。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0032】図1は、本願発明に係る結像用レンズユニ
ットの一例を示す断面図である。図2は、レンズアレイ
の一例を示す斜視図である。図3は、図2のIII −III
断面図である。図4は、図2のIV−IV断面図である。図
5は、図2に示すレンズアレイの底面図である。図6な
いし図9は、図2に示すレンズアレイの製造工程を示す
断面図である。図10は、2つのレンズアレイを重ね合
わせた状態を示す斜視図である。図11は、図10のXI
−XI断面図である。図12は、2つのレンズアレイのレ
ンズの作用を示す説明図である。
【0033】図1において、本実施形態の結像用レンズ
ユニットUは、ホルダ3内に、2つのレンズアレイ1,
1Aおよび2つのプリズム2A,2Bを組み込んだ構成
を有している。
【0034】レンズアレイ1は、図2および図3によく
表れているように、透光性を有する合成樹脂を成形して
得られた樹脂成形部10を主要部とするものであり、こ
の樹脂成形部10が、複数のレンズ12とこれら複数の
レンズ12を繋ぐホルダ部11とを構成している。上記
合成樹脂としては、たとえば透明度の高いPMMA(ポ
リメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))、またはP
C(ポリカーボネート)が用いられている。樹脂成形部
10の上面10aと下面10bとには、平面視または底
面視円形状の凸状の面12a,12bが樹脂成形部10
の長手方向に一定間隔を隔てて並べて形成されており、
これら凸状の面12a,12bによって上下挟まれた領
域が各レンズ12となっている。したがって、各レンズ
12は、凸状の面12a,12bを光の入出射面とする
両凸レンズである。
【0035】ホルダ部11は、樹脂成形部10のうち、
複数のレンズ12以外の残余の部分であり、複数のレン
ズ12の列方向に延びたブロック状である。ホルダ部1
1の長手方向両端部の上面および下面には、凸部13a
および凹部13bが設けられている。また、ホルダ部1
1の長手方向両端部の両側面のそれぞれには、水平方向
に突出した突起部14が一体に設けられている。
【0036】図3によく表れているように、複数のレン
ズ12どうしの間には遮光部15が設けられている。こ
の遮光部15は、互いに隣り合うレンズ12どうしの間
に空隙部15aを設けるとともに、この空隙部15aを
規定する壁面に黒色の塗膜15bを設けることによって
構成されている。各空隙部15aは、たとえば樹脂成形
部10の下面10bに適当な深さの凹溝を形成すること
によって設けられており、図5によく表れているよう
に、ホルダ部11の短手方向に適当な寸法Lだけ直線状
に延びた形状とされている。ホルダ部11は、塗膜15
bに加え、遮光部15以外の外面の全面または略全面も
黒色の塗膜16によって覆われており、ホルダ部11に
は外部の光が透過しないように構成れている。ただし、
図2および図5においては、その図示を省略している。
【0037】レンズアレイ1は、次のようにして製造す
ることができる。すなわち、まず図6および図7に示す
ように、所定の形態に製作された一対の金型4a,4b
のキャビティ10’内に透明樹脂を供給することによっ
て、複数のレンズ12やホルダ部11を有する樹脂成形
部10を成形する。次いで、図8に示すように、たとえ
ばレンズ12の面12a,12bをマスク40によって
覆い隠してから、図9に示すように、たとえば樹脂成形
部10の全体を塗装液41内に浸漬させる。これによ
り、ホルダ部11の外面の全面または略全面に塗膜16
を設けることができ、さらには塗膜15bを有する遮光
部15を設けることができる。このような製造方法によ
れば、たとえば予め個別に製造された複数のレンズをホ
ルダ部内に組み込むことによってレンズアレイを製造す
る場合と比較すると、その製造作業は格段と容易とな
り、その製造コストをかなり廉価にすることができる。
【0038】図10に示すように、2つのレンズアレイ
1,1Aは、上下に重ね合わされている。レンズアレイ
1Aは、レンズアレイ1と同様な構成を有し、また同様
な製造方法を経て製造されたものである。したがって、
レンズアレイ1Aの各部の符号については、それに対応
するレンズアレイ1の各部と同一の符号で示し、その説
明は省略する。図11によく表れているように、レンズ
アレイ1の凹部13bには、レンズアレイ1の凸部13
aが嵌入しており、これによって2つのレンズアレイ
1,1Aどうしの位置決めが図られている。これら2つ
のレンズアレイ1,1Aの位置決めは、それらのレンズ
12どうしが同一の光軸C上に並ぶようになされてい
る。図11では、塗膜16を厚肉に図示しているため
に、光軸C上に並ぶ2つのレンズ12の間に大きな隙間
が生じているが、実際には塗膜16の厚みは薄く、それ
らの隙間は2つのレンズ12どうしが互いに接近するほ
どに非常に小さい。同一の光軸C上に並ぶ2つのレンズ
12は、図12に示すように、物体表面の点P1,2,
3 から進行してきた光を、所定の平面上において上記各
点と対称な位置関係にある点P1', P2', P3'にそれぞ
れ集束させて、正立等倍の像を結像可能である。
【0039】図1において、ホルダ3は、全体が黒色の
合成樹脂製であり、レンズアレイ1,1Aやプリズム2
A,2Bを収容するための空間部30を内部に有するボ
ックス状に形成されている。ホルダ3は、上面部が開口
した本体部31の上面部に補助体32を固定して取付け
て構成されており、本体部31に補助体32を取付ける
以前の段階において、本体部31内にその上面部の開口
から上述の部品を組み込むことができるようになってい
る。レンズアレイ1,1Aは、それらの突起部14をホ
ルダ3に接触させたり、あるいはホルダ3に設けた凹部
や凸部(図示略)に係合させるなどして、ホルダ3内に
おいてその位置決め固定が図られている。本実施形態で
は、レンズアレイ1の各レンズ12の上側の面12a
が、本願発明でいうレンズアレイの各レンズの第1の面
に相当する。また、レンズアレイ1Aの各レンズ12の
下側の面12bが、本願発明でいうレンズアレイの各レ
ンズの第2の面に相当する。
【0040】ホルダ3の上面部3aおよび下面部3bに
は、レンズアレイ1,1Aと同方向に延び、かつ空間部
30に繋がっているスリット状の第1の開口部33Aお
よび第2の開口部33Bがそれぞれ設けられている。こ
れら第1の開口部33Aおよび第2の開口部33Bは、
レンズアレイ1,1Aの各レンズ12の光軸Cから適当
な距離だけ光軸Cと交差する方向に離れ、かつ光軸Cを
挟んで互いに反対方向に位置するように設けられてい
る。
【0041】2つのプリズム2A,2Bは、いずれも光
の全反射を利用して光線の進行方向を変えるための反射
プリズムとして機能するものであり、レンズアレイ1,
1Aと同方向に延びており、またその断面形状は直角二
等辺三角形またはそれに近い形状である。プリズム2A
は、本体部31に設けられた凹部34aに嵌入されてい
ることにより、レンズアレイ1Aの下方に位置してお
り、その一側面はレンズアレイ1Aの各レンズ12の面
12bと第1の開口部33Aとに対面している。このた
め、第1の開口部33Aからホルダ3内に進行してプリ
ズム2Aに到達した光は、プリズム2Aによって2回の
全反射がなされることによってその進行方向が変更さ
れ、レンズアレイ1Aの各レンズ12の面12bに入射
するようになっている。
【0042】プリズム2Bは、補助体32に設けられた
凹部34bに嵌入されていることにより、レンズアレイ
1の上方に位置しており、その一側面はレンズアレイ1
の各レンズ12の面12aと第2の開口部33Bとに対
面している。これにより、プリズム2Bは、レンズアレ
イ1,1Aの各レンズ12を上方に向けて通過してきた
光を受けると、2回の全反射を行ってから第2の開口部
33Bに向けて進行させるように作用する。
【0043】図13は、本願発明に係る画像読み取り装
置の一例を示す断面図である。
【0044】同図に示す画像読み取り装置Aは、結像用
レンズユニットUに加え、透明板50、この透明板50
を上面部に装着したケース51、このケース51の底面
部に組み付けられた基板52、複数の光源53、および
複数の受光素子54を具備して構成されている。
【0045】結像用レンズユニットUは、透明板50と
基板52との間に配置されるようにしてケース51内に
組み込まれており、レンズアレイ1,1Aやプリズム2
A,2Bは主走査方向(図13の紙面と直交する方向)
に延びる姿勢に設定されている。透明板50の表面部分
のうち、結像用レンズユニットUの第1の開口部33A
の直上部分が、ライン状の読み取り対象領域Sである。
プラテンローラ6は、この読み取り対象領域Sに対向し
て設けられる。ただし、この画像読み取り装置Aをハン
ディスキャナとして構成することも可能であり、この場
合にはプラテンローラ6が用いられないことは言うまで
もない。
【0046】複数の光源53は、たとえばLEDチップ
を用いて構成されており、基板52の表面上に搭載され
ていることにより、ケース51に設けられている照明用
光路51aの底部に配置され、主走査方向に間隔を隔て
た列状に並んでいる。ただし、本願発明では、光源の種
類はとくに限定されるものではなく、たとえば主走査方
向に延びる冷陰極管を光源として用いることもできる。
ケース1は、たとえば白色の合成樹脂製であり、照明用
光路51aの壁面は全て白色とされている。このため、
各光源53から発せられた光は、照明用光路51aの壁
面によって高い反射率で反射されながら読み取り対象領
域Sに向けて進行するようになっている。複数の受光素
子54は、光電変換機能を有するものであり、基板52
の表面上に搭載されて主走査方向に延びる列状に並べら
れている。ただし、これら複数の受光素子54は、結像
用レンズユニットUのホルダ3の第2の開口部33B内
に配されていることにより、プリズム2Bと対面してお
り、その周囲がホルダ3によって囲まれている。
【0047】次に、画像読み取り装置Aの作用について
説明する。
【0048】まず、複数の光源53から発せられた光が
透明板50上の原稿Dに照射されると、この原稿Dのう
ちのライン状の読み取り対象領域Sに相当する部分によ
って反射された光は、結像用レンズユニットUの第1の
開口部33Aを通過してホルダ3内に進行する。上記光
は、ホルダ3内において2つのレンズアレイ1,1Aの
各レンズ12の一側方を通り越してからプリズム2Aに
到達し、その後レンズアレイ1Aの各レンズ12に対し
てその下側の面12bから入射する。したがって、読み
取り対象領域Sから各レンズ12に到るまでの光路長に
ついては、読み取り対象領域Sからの光をレンズアレイ
1の各レンズ12の上側の面12aに直接入射させる場
合よりも、上記光が各レンズ12の一側方を通り越す分
とプリズム2A内を進行する寸法分との総和量だけ長く
することができる。また、レンズアレイ1,1Aの各レ
ンズ12内を上向きに通過した光は、その後プリズム2
Bによって進行方向が変更され、各レンズ12の他側方
を通り越してから複数の受光素子54に到達する。した
がって、やはり各レンズ12から複数の受光素子54に
到るまでの光路長も長くすることができる。
【0049】このようにして、上記光路長を長くすれ
ば、2つのレンズアレイ1,1Aの互いに組み合わされ
た複数のレンズ12の焦点深度を深くして、その焦点距
離が長くなった場合であっても、画像読み取り装置Aの
全体の高さ寸法をさほど大きくすることなく、読み取り
対象領域Sの原稿画像を複数の受光素子54上において
適切に結像させることが可能となる。とくに、読み取り
対象領域Sから各レンズ12に到るまでの光路、および
各レンズ12から複数の受光素子54に到るまでの光路
は、各レンズ12を左右から挟むようにして各レンズ1
2の光軸方向と略同方向に延びているために、結像用レ
ンズユニットUの横幅、ひいては画像読み取り装置Aの
横幅が増大することも抑制することができる。レンズア
レイ1,1Aの各レンズ12に対しては読み取り対象領
域Sからの光が下方から上方に向けて入射しており、こ
れは図12で示した光の進行方向とは反対である。ただ
し、このような光の進行方向であっても、光路逆進の原
理により原稿画像を正立等倍に結像させることができ、
何ら不具合は生じない。
【0050】また、レンズアレイ1,1Aのそれぞれ
は、図11に示したとおり、それらの複数のレンズ12
どうしの間には光吸収性を有する遮光部15が設けられ
ているために、たとえば1つのレンズ12内を進行する
光がその横隣りの他のレンズ12内に入射することが防
止できる。したがって、複数のレンズ12間においてい
わゆるクロストークを生じないようにできる。また、遮
光部15は、受けた光を散乱反射することもない。さら
に、レンズアレイ1,1Aの各ホルダ部11の外面は、
黒色の塗膜16によって覆われているために、読み取り
対象領域Sからの光がホルダ部11を通過して複数の受
光素子54に到達することもない。
【0051】図13において、各受光素子54は、プリ
ズム2Bから進行してきた光を受けると、その受光量に
対応した出力レベルの画像信号を出力する。その一方、
各受光素子54は、ホルダ3によって囲まれているた
め、ケース51の外部の光が各受光素子54に不当に入
射することが阻止される。また、ホルダ3は黒色である
ために、プリズム2Bから各受光素子54に向けて進行
してきた光がホルダ3の壁面によって散乱反射されるこ
ともなく、散乱光の一部が各受光素子54に入射するよ
うな事態も生じないようにできる。したがって、この画
像読み取り装置Aによれば、ノイズを多く含まず、しか
もピンぼけの少ない原稿画像に忠実な読み取り画像を得
ることができる。
【0052】図14は、本願発明に係る画像読み取り装
置の他の例を示す断面図である。ただし、図14以降の
各図においては、先の実施形態と同一部分は同一符号で
示し、その説明は省略する。
【0053】同図に示す画像読み取り装置Aaでは、レ
ンズアレイ1,1Aやプリズム2A,2Bのそれぞれ
を、ケース51に個々に組み付けている。上記部品をケ
ース51に組み付けるための手段としては、たとえばケ
ース51に適当な凹部や孔部を複数設けて、これらの部
分に上記各部品または上記各部品を支持する部材を嵌入
させる手段が採用されている。また、好ましくは、ケー
ス51の各部のうち、少なくともレンズアレイ1,1A
やプリズム2A,2Bが組み付けられている部分および
周辺部分は黒色の色彩とされており、読み取り対象領域
Sから複数の受光素子54に到るまでの光路を規定する
壁面が光の吸収性を有するものとされている。このよう
に、本願発明では、レンズアレイやプリズムは、画像読
み取り装置のケースに直接組み付けられた構成とされて
いてもかまわない。
【0054】図15は、本願発明に係る結像用レンズユ
ニットの他の例を示す断面図である。図16および図1
7は、本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を示す
断面図である。
【0055】図15に示す結像用レンズユニットUa
は、複数のセルフォックレンズ12Aを有するレンズア
レイ1Bを用いたものである。各セルフォックレンズ1
2Aは、半径方向における各部の屈折率が相違するよう
に構成されたものであり、原稿画像を正立等倍に結像さ
せることが可能なものである。レンズアレイ1Bは、各
セルフォックレンズ12Aを一定間隔の列状に並べるよ
うにして樹脂製のホルダ部11A内に埋設したものであ
り、ホルダ部11A内にはホルダ3Aにおいて位置決め
を図るための突起部14などが適宜設けられている。図
16に示す画像読み取り装置Abは、上記した結像用レ
ンズユニットUaを利用して構成されたものである。も
ちろん、本願発明では、レンズアレイ1Bおよびプリズ
ム1A,1Bのそれぞれを、ケース51に個々に組み付
けた構成することもできる。なお、図15および図16
に示す構成では、各セルフォックレンズ12Aの上面が
本願発明でいう第1の面に相当し、各セルフォックレン
ズ12Aの下面が本願発明でい第2の面に相当する。
【0056】このように、本願発明では、レンズアレイ
としては、セルフォックレンズのアレイを用いてもかま
わない。また、本願発明では、他の種類のレンズアレイ
として、複数の光学繊維製レンズを並べたレンズアレイ
を用いてもかまわない。この光学繊維製レンズのレンズ
アレイを用いた場合においても、原稿画像を正立等倍に
結像させることが可能である。ただし、セルフォックレ
ンズおよび光学繊維製レンズのアレイは、いずれも複数
のレンズを列状に並べてホルダ部内に埋設する手法とし
て、インサート成形の手法を用いており、複数のレンズ
の取り扱いが非常に煩雑であることに起因してその部品
コストが高価となる。このため、コスト低減化の観点か
らすれば、先に述べたレンズとホルダ部とを透光性を有
する樹脂によって一体成形したタイプのレンズアレイを
用いることが好ましい。このタイプのレンズアレイの各
レンズは、凸レンズまたは凹レンズとして形成されるた
めに、このレンズアレイを1つのみ用いた場合には原稿
画像を正立等倍に結像させることは困難であるものの、
原稿画像を正立等倍に結像させないタイプの画像読み取
り装置を構成する場合には、このレンズアレイを1つの
み用いればよいこととなる。また、複数のレンズアレイ
を組み合わせて正立等倍の結像を行わせる場合には、凹
レンズのレンズアレイを加えることによってレンズの色
収差をなくすこともでき、カラー画像の読み取りに最適
となる。このように、本願発明では、種々のレンズアレ
イを用いることができる。
【0057】図17に示す画像読み取り装置Acでは、
レンズアレイ1,1Aの下方に2つのミラー2a,2b
が設けられており、読み取り対象領域Sからミラー2a
に向けて下向きに進行してきた光がミラー2a,2bに
よって順次反射されてその進行方向が変更されることに
より、レンズアレイ1,1Aの各レンズ12に対して下
方の面12bから入射するように構成されている。ま
た、レンズアレイ1,1Aの上方には2つのミラー2
c,2dが設けられており、レンズアレイ1,1Aの各
レンズ12を上向きに通過した光がミラー2c,2dに
よって順次反射されてその進行方向が変更されることに
より、複数の受光素子54に向けて進行するように構成
されている。
【0058】このように、本願発明では、プリズムに代
えて、複数のミラーを用いることによって、読み取り対
象領域から進行してくる光を所定の位置に導くようにし
てもかまわない。もちろん、本願発明では、プリズムと
ミラーとを複合的に組み合わせて用いてもかまわない。
本願発明でいう第1の導光手段は、要は、読み取り対象
領域から進行してくる光を、レンズアレイの各レンズの
うち、読み取り対象領域よりも複数の受光素子に近い面
(第2の面)に導く役割を果たすものであればよい。ま
た同様に、本願発明でいう第2の導光手段は、要は、各
レンズを通過して、複数の受光素子よりも読み取り対象
領域に近い面(第1の面)から出射した光を複数の受光
素子に導く役割を果たすものであればよい。
【0059】本願発明に係る画像読み取り装置および結
像用レンズユニットの各部の具体的な構成は、上述した
実施形態に限定されず、種々に設計変更自在である。本
願発明に係る画像読み取り装置は、たとえば原稿載置板
の下方において光源や複数の受光素子などが組み込まれ
ているケースを副走査方向に移動させる、いわゆるフラ
ットベッド型の画像読み取り装置として構成することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る結像用レンズユニットの一例を
示す断面図である。
【図2】レンズアレイの一例を示す斜視図である。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図2に示すレンズアレイの底面図である。
【図6】図2に示すレンズアレイの製造工程を示す断面
図である。
【図7】図2に示すレンズアレイの製造工程を示す断面
図である。
【図8】図2に示すレンズアレイの製造工程を示す断面
図である。
【図9】図2に示すレンズアレイの製造工程を示す断面
図である。
【図10】2つのレンズアレイを重ね合わせた状態を示
す斜視図である。
【図11】図10のXI−XI断面図である。
【図12】2つのレンズアレイのレンズの作用を示す説
明図である。
【図13】本願発明に係る画像読み取り装置の一例を示
す断面図である。
【図14】本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を
示す断面図である。
【図15】本願発明に係る結像用レンズユニットの他の
例を示す断面図である。
【図16】本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を
示す断面図である。
【図17】本願発明に係る画像読み取り装置の他の例を
示す断面図である。
【図18】従来の画像読み取り装置の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
A,Aa〜Ac 画像読み取り装置 U,Ua 結像用レンズユニット S 読み取り対象領域 D 原稿 1,1A,1B レンズアレイ 2A,2B プリズム 2a〜2d ミラー 3 ホルダ 12 レンズ 12a,12b 面(レンズの) 33A 第1の開口部 33B 第2の開口部 51 ケース 53 光源 54 受光素子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン状の読み取り対象領域から進行し
    てくる光を集束させることにより、上記読み取り対象領
    域の画像を複数の受光素子上に結像させるための1また
    は複数のレンズアレイを具備しており、かつ上記レンズ
    アレイの各レンズは、上記複数の受光素子よりも上記読
    み取り対象領域に接近している第1の面と、上記読み取
    り対象領域よりも上記複数の受光素子に接近している第
    2の面とを有している、画像読み取り装置であって、 上記読み取り対象領域からの光を上記各レンズに対して
    上記第2の面から入射させるように導く第1の導光手段
    と、上記各レンズを通過して上記第1の面から出射した
    光を上記複数の受光素子に導く第2の導光手段と、を具
    備していることを特徴とする、画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記読み取り対象領域からの光は、上記
    各レンズの一側方を上記各レンズの光軸方向と略同方向
    に通過してからその進行方向が上記第1の導光手段によ
    って変更されることにより、上記第2の面に入射すると
    ともに、上記第1の面から出射した光は、その進行方向
    が上記第2の導光手段によって変更されることにより、
    上記各レンズの他側方を上記光軸方向と略同方向に通過
    してから上記複数の受光素子に向かうように構成されて
    いる、請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の導光手段および上記第2の導
    光手段のそれぞれは、受けた光を全反射させることによ
    りその光の進行方向を変更するプリズムである、請求項
    1または2に記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の導光手段および上記第2の導
    光手段のそれぞれは、受けた光を順次反射してその光の
    進行方向を変更する複数のミラーである、請求項1また
    は2に記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 上記レンズアレイ、上記第1の導光手
    段、および上記第2の導光手段は、互いに共通した1つ
    のホルダに組み込まれている、請求項1ないし4のいず
    れかに記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 上記ホルダは黒色であり、このホルダに
    よって上記複数の受光素子の周囲が覆われるように構成
    されている、請求項5に記載の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 上記読み取り対象領域に光を照射するた
    めの少なくとも1以上の光源と、この光源および上記複
    数の受光素子を内部に組み込むためのケースと、をさら
    に具備しており、かつ、 上記レンズアレイ、上記第1の導光手段、および上記第
    2の導光手段のそれぞれは、上記ケースに個々に組み付
    けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の画
    像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 上記レンズアレイは、凸レンズまたは凹
    レンズとされた複数のレンズとこれら複数のレンズを繋
    ぐホルダ部とが透光性を有する合成樹脂によって一体成
    形されているとともに、上記複数のレンズどうしの間に
    は光吸収性を有する遮光部が設けられたものである、請
    求項1ないし7のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 上記レンズアレイを複数具備しており、
    かつこれら複数のレンズアレイは、それらのレンズどう
    しが同一光軸上に並ぶように互いに重ね合わされてい
    る、請求項8に記載の画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 上記レンズアレイは、セルフォックレ
    ンズのアレイ、または光学繊維製レンズのアレイであ
    る、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像読み取り
    装置。
  11. 【請求項11】 複数のレンズが列状に並べられた1ま
    たは複数のレンズアレイを具備している結像用レンズユ
    ニットであって、 上記レンズアレイを内部に収容しているホルダと、 上記ホルダの複数の外面のうち、上記各レンズの第1の
    面に対面する第1の外面に設けられ、かつ上記レンズア
    レイと同方向に延びている第1の開口部と、 上記ホルダの複数の外面のうち、上記各レンズの第2の
    面に対面する第2の外面に設けられ、かつ上記レンズア
    レイと同方向に延びている第2の開口部と、 上記第1の開口部から上記ホルダ内に進行してきた光を
    上記各レンズに対して上記第2の面から入射させるよう
    に導く第1の導光手段と、 上記各レンズを通過して上記第1の面から出射した光の
    進行方向を変えることによって、この光を上記第2の開
    口部に向けて進行させる第2の導光手段と、 を具備していることを特徴とする、結像用レンズユニッ
    ト。
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PCT/JP2000/000333 WO2000045199A1 (fr) 1999-01-29 2000-01-24 Unite a lentilles pour formation des images, et lecteur d'images muni de cette unite a lentilles
US09/890,317 US6545811B1 (en) 1999-01-29 2000-01-24 Lens unit for image formation, and image reader having lens unit
TW089101342A TW419594B (en) 1999-01-29 2000-01-27 Focusing lens unit and image reading device using such focusing unit
US10/356,175 US6717734B2 (en) 1999-01-29 2003-01-30 Image forming lens unit and image reading apparatus using the same

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004003330B4 (de) * 2003-05-14 2008-07-03 Hewlett-Packard Development Co., L.P., Houston Anordnung für ein Bilderfassungsgerät, Bilderfassungsanordnung, Bilderfassungsgerät und Verfahren zum Herstellen einer Bilderfassungsanordnung
JP2013045093A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Kyocera Corp 正立等倍レンズアレイユニットおよび画像読取装置
JP2013090198A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Toshiba Tec Corp 結像光学装置及び画像形成装置

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