JP2001077975A - 画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット - Google Patents

画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット

Info

Publication number
JP2001077975A
JP2001077975A JP24953499A JP24953499A JP2001077975A JP 2001077975 A JP2001077975 A JP 2001077975A JP 24953499 A JP24953499 A JP 24953499A JP 24953499 A JP24953499 A JP 24953499A JP 2001077975 A JP2001077975 A JP 2001077975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
transparent member
intermediate surface
light guide
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24953499A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
Minori Torama
みのり 虎間
Hiroaki Onishi
弘朗 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP24953499A priority Critical patent/JP2001077975A/ja
Publication of JP2001077975A publication Critical patent/JP2001077975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像読み取り装置の光源装置から発せられる光
を所望のライン状の読み取り対象領域に対して効率良く
かつ適切に導くことができるようにする。 【解決手段】光源装置5から発せられた光を透明部材6
0内に進行させてライン状の読み取り対象領域Sに導く
導光手段6と、読み取り対象領域Sからの反射光を受け
る複数の受光素子4とを有する、画像読み取り装置Aで
あって、導光手段6には、空隙部65と、透明部材60
内を進行する光を空隙部65に出射する第1の中間面6
3と、この第1の中間面63に空隙部65を介して対面
する第2の中間面64とのそれぞれが少なくとも1以上
ずつ設けられており、第1の中間面63と光入射面61
との少なくとも一方は、透明部材60の短手方向断面視
において光の屈折が可能な凸状面とされ、第1の中間面
63の全体または一部は、透明部材60の長手方向断面
視において光の屈折が可能な複数の凸状面とされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、原稿の画像など
の各種の画像を読み取るのに用いられるラインイメージ
センサ型の画像読み取り装置、これに用いる導光部材お
よび導光ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、ラインイメージセンサ型
の画像読み取り装置の一般的な構成は、ライン状の読み
取り対象領域を光源装置によって照明し、上記読み取り
対象領域からの反射光を複数のレンズを用いて集束させ
ることにより、上記読み取り対象領域の画像を複数の受
光素子上に結像させるようになっている。複数の受光素
子は、受光量に対応した出力レベルの画像信号を出力す
るため、この画像信号に基づいて読み取り画像を得るこ
とができる。
【0003】このような構成の画像読み取り装置におい
ては、装置全体の構造をできる限り簡易にしつつ、光源
装置から発せられた光を読み取り対象領域に効率良く導
く必要がある。そこで、従来では、たとえば特開平9−
307696号公報に記載されているもののように、導
光用の透明部材(プリズム)を利用し、光源装置から発
せられた光を上記透明部材内に進行させることにより、
その光を所望の読み取り対象領域に導く手段がある。こ
のような手段によれば、光源装置から発せられた光の進
路を導光用の透明部材によって規定することができるた
めに、たとえば光源装置を読み取り対象領域に直接対向
させなくても、光源装置から発せられた光を読み取り対
象領域に照射させることができ、光源装置の配置などに
便宜が図れ、装置全体の構造を簡易にすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
導光用の透明部材を用いる手段においては、次に述べる
ように、照明効率の点で未だ改善すべき余地があった。
【0005】すなわち、導光用の透明部材は、光源装置
から発せられた光を受けるための光入射面と、この光入
射面から透明部材内に入射した光を読み取り対象領域に
向けて出射させる光出射面とを有している。透明部材内
に入射した光は、透明部材の鏡面状の外面(より正確に
は、透明部材とその外部空気との境界面)によって全反
射されることにより、その進行方向を変化させながら光
出射面に向けて進行するようになっている。透明部材の
外面による光の全反射は、透明部材の外面に対する光の
入射角が透明部材の材質によって特定される一定の全反
射臨界角よりも大きい場合にのみ見られる現象であり、
透明部材の外面に対する光の入射角が全反射臨界角より
も小さい場合には、その光はそのまま透明部材の外部に
漏出する。したがって、読み取り対象領域への光の照射
効率を高めるためには、光源装置から導光用の透明部材
内に入射した光の多くを透明部材の光出射面に効率良く
進行させる必要があり、光出射面以外の面から外部へ漏
出する光量を少なくする必要がある。
【0006】ところが、光源装置から発せられる光は、
一定の広がり角度をもって進行するのが一般的であり、
その光は透明部材内に入射した後においても種々の方向
に分散するように進行する。したがって、従来において
は、透明部材内に入射した光のうち、透明部材の光出射
面以外の外面に対して全反射臨界角よりも小さい入射角
で入射し、そのまま外部へ漏出してしまう光の割合が多
くなっていた。従来においては、透明部材内に入り込ん
でから分散するように進行する光を透明部材の鏡面状の
各所においてできる限り全反射させることができるよう
に、透明部材の形状に工夫が施されてはいるものの、こ
のような手段のみでは、光の漏出量を抑制する上で限界
があった。また、透明部材の全体形状の設計も非常に面
倒なものとなる不具合があった。
【0007】本願発明はこのような事情のもとで考え出
されたものであって、画像読み取り装置の光源装置から
発せられる光を所望のライン状の読み取り対象領域に対
して効率良くかつ適切に導くことができるようにするこ
とをその課題としている。
【0008】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】本願発明の第1の側面によれば、画像読み
取り装置が提供される。この画像読み取り装置は、光源
装置と、一定方向に延びる少なくとも1以上の透明部材
を具備して構成されており、かつ上記光源装置から発せ
られた光を上記透明部材内に進行させてライン状の読み
取り対象領域に導くように光の入出射を行なう光入射面
および光出射面を有する導光手段と、上記読み取り対象
領域からの反射光を受ける複数の受光素子と、を有す
る、画像読み取り装置であって、上記導光手段の上記光
入射面から上記光出射面に至るまでの光路途中には、空
隙部と、上記透明部材内を進行する光を上記空隙部に出
射する第1の中間面と、この第1の中間面に上記空隙部
を介して対面する第2の中間面とのそれぞれが少なくと
も1以上ずつ設けられているとともに、上記第1の中間
面と上記光入射面との少なくとも一方は、上記透明部材
の短手方向断面視において光の屈折が可能な第1の凸状
面とされており、かつ上記第1の中間面の全体または一
部は、上記透明部材の長手方向断面視において光の屈折
が可能な複数の第2の凸状面とされていることを特徴と
している。
【0010】本願発明においては、次のような効果が得
られる。
【0011】第1に、導光手段の光入射面と第1の中間
面との少なくとも一方は、透明部材の短手方向断面視に
おいて光の屈折が可能な第1の凸状面とされているため
に、光源装置から発せられた光がこの第1の凸状面を通
過するときには屈折することとなり、その光は大きな広
がり角度をもって分散しないようにできる。すなわち、
本願発明においては、光源装置から発せられる光が一定
の広がり角度をもつ光であっても、その光を上記第1の
凸状面の作用により、透明部材の短手方向断面視におい
て光束密度の高い平行光線またはそれに近い光線にする
ことができる。したがって、透明部材内に入射した光が
種々の方向に分散して光出射面に到達する以前に透明部
材の外部に漏出する割合を少なくすることができ、読み
取り対象領域に対する光の照射効率を高めることが可能
となる。
【0012】第2に、第1の中間面の全体または一部
は、透明部材の長手方向断面視において光の屈折が可能
な複数の第2の凸状面とされているために、これら複数
の第2の凸状面を光が通過して空隙部に出射するときに
は、やはり屈折し、この光が大きな広がり角度をもたな
いものにすることができる。このようにすると、第2の
中間面に対する光の入射角を小さくすることができ、空
隙部に出射した光を多くの割合で第2の中間面を介して
透明部材内に再入射させることができるのである。第1
の中間面から大きな広がり角度のまま光を出射させた場
合には、その光の中には、第2の中間面に対する入射角
が大きくなって第2の中間面によって全反射されてしま
う光が多く発生する虞れがあるものの、本願発明におい
てはそのような虞れを適切に解消することができる。し
たがって、透明部材内を進行する光の量を確保し、読み
取り対象領域に最終的に照射される光量を多くすること
ができるのである。
【0013】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記第1の中間面のうち、上記各第2の凸状面とさ
れている領域は、上記第1の凸状面としても形成されて
いる。
【0014】このような構成によれば、上記第1の中間
面の各第2の凸状面とされている領域は、透明部材の短
手方向断面視において光の分散を少なくするように光を
屈折させる作用をも発揮することとなる。したがって、
透明部材内に進行した光を光出射面に一層効率良く導く
ことが可能となる。
【0015】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記光源装置は、複数のLED光源が間隔を隔て
て列状に配列されたものであり、かつ上記各第2の凸状
面は、上記各LED光源に対向している。
【0016】このような構成によれば、各LED光源か
ら発せられる光の多くを各第2の凸状面に到達させるこ
とができ、その光を透明部材の短手方向断面視および長
手方向断面視のそれぞれの方向において所望の状態に効
率良く屈折させることができる。したがって、光出射面
に到達する光量および光出射面から読み取り対象領域に
出射する光量を一層多くすることが可能となる。
【0017】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記光入射面、上記光出射面、上記空隙部、上記
第1の中間面および上記第2の中間面は、1つの透明部
材に形成されている。
【0018】このような構成によれば、1つの透明部材
によって導光手段を構成することができる。したがっ
て、画像読み取り装置の部品点数を少なくし、組立作業
の容易化および製造コストの低減化を図るのに好ましい
ものとなる。
【0019】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記導光手段は、上記光入射面および上記第1の
中間面が形成された第1の透明部材と、上記光出射面お
よび上記第2の中間面が形成された第2の透明部材と、
を具備して構成されている。本願発明においては、この
ように導光手段を2つの透明部材を用いて構成すること
もできる。
【0020】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記第2の中間面のうち、上記各第2の凸状面に
対面する領域は、上記透明部材の長手方向断面視におい
て上記各第2の凸状面よりも大きな曲率の凹状曲面とさ
れている。
【0021】このような構成によれば、第1の中間面か
ら空隙部に出射した光が第2の中間面の凹状曲面とされ
た領域を介して透明部材内に再入射したときに、この光
を透明部材の長手方向断面視において一定の広がり角度
をもって進行するように屈折させることができる。この
ような光の屈折が生じさせると、透明部材の光出射面の
長手方向各所に対して光を略均等に進行させることが可
能となる。したがって、ライン状の読み取り対象領域の
各所の照度を均一にし、読み取り画像の画質を高めるこ
とが可能となる。
【0022】本願発明の第2の側面によれば、導光部材
が提供される。この導光部材は、一定方向に延びる透明
部材を具備して構成されており、かつ上記透明部材は、
その長手方向に延びる複数の面として、外部から光を受
けるための光入射面と、この光入射面から上記透明部材
内に進行した光を外部に出射させるための光出射面とを
有している、導光部材であって、上記光入射面から上記
光出射面に至るまでの光路途中には、空隙部と、上記透
明部材内を進行する光を上記空隙部に出射する第1の中
間面と、この第1の中間面に上記空隙部を介して対面す
る第2の中間面とのそれぞれが少なくとも1以上ずつ設
けられているとともに、上記第1の中間面と上記光入射
面との少なくとも一方は、上記透明部材の短手方向断面
視において光の屈折が可能な第1の凸状面とされてお
り、かつ上記第1の中間面の全体または一部は、上記透
明部材の長手方向断面視において光の屈折が可能な複数
の第2の凸状面とされていることを特徴としている。
【0023】本願発明の第3の側面によれば、導光ユニ
ットが提供される。この導光ユニットは、一定方向にそ
れぞれ延びる第1の透明部材と第2の透明部材とを具備
して構成されている、導光ユニットであって、上記第1
の透明部材は、その長手方向に延びる複数の面として、
外部から光を受けるための光入射面と、この光入射面か
ら上記第1の透明部材内に進行した光をその外部に出射
させるための第1の中間面とを有しているとともに、上
記第2の透明部材は、その長手方向に延びる複数の面と
して、上記第1の中間面に対して空隙部を介して対面す
る第2の中間面と、この第2の中間面から上記第2の透
明部材内に進行した光をその外部に出射させるための光
出射面とを有しており、かつ上記第1の中間面と上記光
入射面との少なくとも一方は、上記第1の透明部材の短
手方向断面視において光の屈折が可能な第1の凸状面と
されており、上記第1の中間面の全体または一部は、上
記第1の透明部材の長手方向断面視において光の屈折が
可能な複数の第2の凸状面とされていることを特徴とし
ている。
【0024】本願発明の第2の側面によって提供される
導光部材および第3の側面によって提供される導光ユニ
ットにおいては、光入射面から透明部材内に光を入射さ
せると、この光は第1の凸状面を通過するときに屈折
し、透明部材の短手方向断面視において大きな広がり角
度をもたない光束密度の高い光となる。また、複数の第
2の凸状面を光が通過するときには、その光を屈折させ
て透明部材の長手方向断面視において大きな広がり角度
をもたない光となり、第2の中間面に対する入射角が小
さくなって、透明部材内に適切に再入射する。したがっ
て、透明部材内に進行した光の多くを透明部材の光出射
面に到達させることができ、光出射面から出射する光量
を多くすることができる。このため、この導光部材また
は導光ユニットは、画像読み取り装置の光源装置から発
せられた光をライン状の読み取り対象領域に導く手段と
して好適に用いることができ、本願発明の第1の側面に
よって得られるのと同様な効果が期待できる。
【0025】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0027】図1は、本願発明に係る画像読み取り装置
の一例を示す断面図である。図2は、図1のII−II断面
図である。
【0028】図1によく表れているように、本実施形態
の画像読み取り装置Aは、いわゆる密着型イメージセン
サタイプのものであり、ケース1、透明板19、レンズ
アレイ2、基板3、複数の受光素子4、光源装置5、お
よび導光部材6を具備して構成されている。
【0029】ケース1は、たとえば合成樹脂製であり、
全体の概略形状は一定方向に延びた細長ブロック状とさ
れている。ケース1には、その厚み方向に貫通した空間
部10や底部開口状の凹部11がこのケース1の長手方
向に延びて形成されている。この画像読み取り装置Aに
おいては、ケース1の長手方向(図2の矢印Na方向)
が主走査方向である。透明板19は、たとえば平板状の
ガラス板または合成樹脂板からなり、ケース1の上面部
に装着されている。この透明板19の表面に対向する位
置にはプラテンローラPが設けられており、原稿Dはこ
のプラテンローラPの回転動作によって透明板19の表
面に接触しながら副走査方向に搬送される。
【0030】レンズアレイ2は、たとえば複数のセルフ
ォックレンズ(ロッドレンズ)20を列状に並べて合成
樹脂製のホルダ21に保持させたものであり、複数のセ
ルフォックレンズ20が透明板19の裏面に対向して主
走査方向に並ぶようにケース1の凹部12に嵌め込まれ
ている。結像用のレンズとしてセルフォックレンズを用
いれば、原稿画像を正立等倍に結像させることが可能で
あるが、これに代えて凸レンズなどの他のレンズを用い
てもかまわない。また、凸レンズを複数組み合わせるこ
とによって原稿画像を正立等倍に結像させることも可能
であり、このような複合レンズを用いてもかまわない。
透明板19の表面のうち、複数のセルフォックレンズ2
0の各光軸Cと交差し、かつ主走査方向にライン状に延
びる領域が、読み取り対象領域Sである。
【0031】複数の受光素子4は、光電変換機能を有す
るものであり、基板3の表面に1列に並べられて搭載さ
れている。基板3は、ケース1の底部に組み付けられて
いる。この基板3の組み付けにより、複数の受光素子4
は、ケース1の凹部11内に配置され、レンズアレイ2
に対向して主走査方向に並んでいる。このような構造に
より、複数の受光素子4上には、読み取り対象領域Sに
おける原稿Dの画像が正立等倍に結像可能となってい
る。
【0032】光源装置5は、基板3の表面に複数のLE
D光源50を一定間隔で列状に並べて搭載することによ
り構成されたものである。各LED光源50は、ケース
1の底部に基板3が組み付けられていることにより、空
間部10の底部に配されて主走査方向に並んでいる。本
願発明においては、画像読み取り装置Aをカラー画像の
読み取り用と白黒画像の読み取り用とのいずれのタイプ
のものに構成することもできる。カラー画像の読み取り
用として構成する場合には、光源装置5としては、たと
えばR,G,Bのそれぞれの色の光を発する3種類のL
ED光源を用いた構成とすることができる。これに対
し、白黒画像の読み取り用として構成する場合には、光
源装置5としては、単色光のみを発する1種類のLED
光源を用いた構成とすることができる。さらに、たとえ
ばRとGとのそれぞれの色の光を発する2種類のLED
光源を用いることにより、赤色とそれ以外の色彩とを区
別して読み取ることが可能ないわゆる2色読み取りタイ
プの画像読み取り装置として構成することも可能であ
る。基板3の表面には、光源装置5の各LED光源50
や複数の受光素子4のそれぞれと電気的に導通する配線
パターン(図示略)が形成されており、それら各LED
光源50や各受光素子4の駆動に必要な駆動電力の供給
や各種の信号の入出力が画像読み取り装置Aの外部から
行えるように構成されている。
【0033】図3(a)は、導光部材6の平面図であ
り、同図(b)は、その正面図であり、同図(c)は、
その左側面図である。図4は、図3(b)のIV−IV断面
図である。図5は、図3(b)のV−V断面図である。
図6は、導光部材6の要部正面拡大断面図である。
【0034】導光部材6は、透明部材60を具備して構
成されたものであり、本実施形態においては、導光部材
6の全体が透明部材60により構成されている。透明部
材60の材質としては、たとえば透明度や機械的強度に
優れたPMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル
樹脂))、あるいはPC(ポリカーボネート)が適用さ
れる。透明部材60は、一定方向に延びた略バー状であ
り、図5によく表れているように、この透明部材60の
長手方向に延びる複数の面としては、それらの境界は明
確ではないものの、下向きの第1の側面60Aと、この
第1の側面60Aからそれぞれ立ち上がった第2の側面
60Bならびに第3の側面60Cとがある。第2の側面
60Bと第3の側面60Cとは、この透明部材60の短
手方向に対向しており、それらの上部どうしは繋がって
いる。第1の側面60A、第2の側面60B、第3の側
面60C、および透明部材60のこれら以外の後述する
各部の面は、いずれも鏡面状とされている。なお、本願
発明でいう鏡面状とは、積極的に研磨加工された面であ
る必要はなく、たとえば金型成形によって滑らかに形成
された面も鏡面状の面に含まれる。
【0035】第1の側面60Aの短手方向の一部または
全体は、光源装置5の各LED光源50に対向させるた
めの光入射面61とされており、適当な曲率半径R1で
下向きに突出した凸状面とされている。この凸状面は、
本願発明でいう第1の凸状面の一例に相当する。第2の
側面60Bは、光入射面61を介して透明部材60内に
上向きに進行してきた光を受けて、この光を後述する光
出射面62に向けて全反射させるための面であり、適当
な傾斜角度をもつ平面、曲面、またはこれらが複合した
面として形成されている。第3の側面60Cの上部は、
第2の側面60Bによって全反射された光を透明部材6
0の外部に出射させるための光出射面62とされてお
り、光の出射を確実化するためにたとえば適当な丸みを
もった曲面とされている。
【0036】図3(b)によく表れているように、透明
部材60には、略円弧状を有する複数の空隙部65がこ
の透明部材60の長手方向に一定ピッチp1で並べられ
て設けられている。ただし、透明部材60の長手方向両
端に位置する2つの空隙部65aに限っては、他の空隙
部65を2分した形態とされている。複数の空隙部65
のピッチp1は、光源装置5の複数のLED光源50の
配列ピッチと同一である。各空隙部65は、透明部材6
0をその短手方向に貫通した孔である。このため、図4
によく表れているように、透明部材60の長手方向のう
ち、各空隙部65が設けられている複数個所において
は、空隙部65を挟んで互いに対向する面として、第1
の中間面63と第2の中間面64とが設けられている。
【0037】第1の中間面63は、図4に示す透明部材
60の短手方向断面視において適当な曲率半径R2の2
つの曲面どうしが滑らかに繋がった上向きの凸状面とし
て形成されているとともに、図6に示す透明部材60の
長手方向断面視においても適当な曲率半径R3で湾曲し
た上向きの凸状面として形成されている。したがって、
本実施形態における第1の中間面63の全体は、本願発
明でいう第1の凸状面として形成されているとともに、
本願発明でいう第2の凸状面としても形成されている。
【0038】第2の中間面64は、図4に示す透明部材
60の短手方向断面視においては平面状であるととも
に、図6に示す透明部材60の長手方向断面視において
は適当な曲率半径R4で湾曲した凹状曲面となるように
形成されている。ただし、透明部材60の長手方向断面
視における第2の中間面64の曲率(曲率半径の逆数)
は、第1の中間面63の曲率よりも大きくされており、
空隙部65の縦方向の幅は、その中心線C1上の幅s1
よりもそれから離れた部分の幅s2の方が狭くなってい
る。
【0039】図3(a)〜(c)によく表れているよう
に、透明部材60の長手方向両端には、一対の凸部67
が設けられているとともに、透明部材60の第2の側面
60Bには、複数の凸部66が設けられている。図1に
よく表れているように、導光部材6は、その光入射面6
1が各LED光源50に対向するとともに、その光出射
面62が読み取り対象領域Sに対向するようにして、ケ
ース1の空間部10内に収容されている。図2によく表
れているように、ケース1には導光部材6の一対の凸部
67を嵌合させるための一対の凹部13が設けられてお
り、これらの嵌合作用により導光部材6の短手方向およ
び長手方向の位置決めが図られている。また、図1によ
く表れているように、ケース1には導光部材6の複数の
凸部66を嵌入させるための複数の凹部14も設けられ
ており、これらの嵌合作用により導光部材6の長手方向
の位置決めがより確実なものとされている。このような
位置決めの結果、図2によく表れているように、各LE
D光源50の直上に導光部材6の各空隙部65が位置
し、各空隙部65の幅方向(導光部材6の長手方向)の
中心線C1上に各LED光源50が位置するように位置
合わせされている。
【0040】次に、上記構成の画像読み取り装置Aの作
用について説明する。
【0041】図1において、各LED光源50を発光さ
せると、その光は一定の広がり角度をもって導光部材6
の光入射面61に入射し、透明部材60の内部に進行す
る。この光の進行状況を、透明部材60の短手方向断面
視でみた場合、まず凸状面として形成された光入射面6
1が凸レンズと同様な作用を発揮することにより、この
光入射面61を通過するときに光の屈折現象が生じ、透
明部材60内に入り込んだ光はその広がり角度が小さく
されて透明部材60の第2の側面60Bに向けて進行す
る。また、各LED光源50の直上には空隙部65が設
けられているために、光入射面61を介して透明部材6
0内に進行した光の殆どは、凸状面として形成された第
1の中間面63を通過することとなり、この第1の中間
面63を通過するときにさらに屈折する。したがって、
透明部材60の短手方向断面視における光の広がり角度
は、第1の中間面63を光が通過した時点でさらに小さ
くなり、たとえば透明部材60内に進行した光を平行光
線またはそれに近い光線にして第2の側面60Bに効率
良く導くことができる。このようにすれば、各LED光
源50から透明部材60内に入り込んだ光の多くを、第
2の側面60Bに対してこの透明部材60の全反射臨界
角(たとえば45°)よりも小さい入射角で入射させる
ことができ、その光を第2の側面60Bによって光出射
面62の方向に適切に全反射させることができる。その
結果、光出射面62から読み取り対象領域Sに向けて出
射する光量を多くすることができる。
【0042】次に、図2に示すように、各LED光源5
0から発せられた光を透明部材60の長手方向断面視に
おいてみた場合においても、この光は一定の広がり角度
をもって透明部材60の光入射面61に入射し、透明部
材60内を進行する。ただし、既述したとおり、各LE
D光源50の直上には各空隙部65が対応して設けられ
ているために、それらの光の殆どは各第1の中間面63
に到達する。各第1の中間面63は、透明部材60の長
手方向断面視においても凸状面とされているために、各
第1の中間面63から各空隙部65内に出射した光の広
がり角度は、小さくなる。その結果、各第1の中間面6
3から各空隙部65に出射した光がその後第2の中間面
64に入射するときの入射角を小さくすることができ、
第2の中間面64によって多くの光が全反射されないよ
うにすることができる。
【0043】上記した事項を理解し易くするため、本願
発明との対比例を図7に示す。同図に示すように、第1
の中間面63'と第2の中間面64'とを透明部材60の長
手方向断面視において平面状にした場合には、第1の中
間面63'を通過した光が大きな広がり角度をもったまま
進行するため、第2の中間面64'に対する光の入射角θ
が大きくなり、その値が全反射臨界角よりも大きくなる
場合がある。そうすると、その光は第2の中間面64'に
よって全反射され、もはや透明部材60内には再入射で
きなくなる。仮に、透明部材60内に再入射できたとし
ても、その光は光出射面62の方向には進行しない光と
なる。このような現象が生じたのでは、光出射面62か
らの光の出射量が少なくなる。ところが、上記したよう
に、この画像読み取り装置Aにおいては、そのような現
象を適切に解消させることができるのである。
【0044】また、この画像読み取り装置Aにおいて
は、図6を参照して説明したとおり、第2の中間面64
の曲率が第1の中間面63の曲率よりも大きくされてい
ることにより、図2に示すように、第1の中間面63か
ら出射した光は第2の中間面64に入射した時点におい
て屈折する。その際の光の屈折方向は、透明部材60の
長手方向に光が大きく広がる方向となる。したがって、
第2の中間面64から透明部材60内に再入射した光
は、透明部材60の長手方向断面視においては大きく広
がりながら第2の側面60Bに向かって進行することと
なる。その結果、第2の側面60Bを経て光出射面62
から出射する光の量は、光出射面62の長手方向各所に
おいて均一化されることとなる。その結果、読み取り対
象領域Sの長手方向各所の照度のばらつきを少なくする
ことが可能となる。このように、この画像読み取り装置
Aにおいては、導光部材6の短手方向断面視と長手方向
断面視とのいずれの方向においても光のロスを少なくし
て、照明効率を高めることができるとともに、読み取り
対象領域Sの照度の均一化を図ることができるため、画
質の高い読み取り画像を得ることが可能となる。
【0045】図8〜図11は、本願発明の他の例をそれ
ぞれ示す断面図である。なお、図8以降の図において
は、先の実施形態と同一または類似の要素には、先の実
施形態と同一符号を付している。
【0046】図8に示す構成においては、第1の透明部
材7Aと第2の透明部材7Bとを組み合わせた導光ユニ
ット7をケース1内に組み込んでいる。第1の透明部材
7Aと第2の透明部材7Bとは、先の実施形態で説明し
た透明部材60を複数の空隙部65の各両端部の高さの
位置で上下に2分割したのに等しい形態を有するもので
ある。
【0047】より具体的には、第1の透明部材7Aは、
その長手方向に延びる複数の面として、各LED光源5
0から光を受けるための光入射面61と、この光入射面
61からこの第1の透明部材7A内に入射した光を上方
に出射させるための第1の中間面63とを有している。
これら第1の中間面63と光入射面61とは、第1の透
明部材7Aの短手方向断面視において光の屈折が可能な
凸状面とされている。また、第1の中間面63の一部分
は、第1の透明部材7Aの長手方向断面視においても光
の屈折が可能な複数の凸状面63aとされており、第1
の中間面63のそれ以外の領域は平面状とされている。
第2の透明部材7Bは、その長手方向に延びる複数の面
として、第1の中間面63から出射した光を受けるため
の第2の中間面64と、この第2の中間面64からこの
第2の透明部材7B内に入射した光を外部に出射させる
ための光出射面62とを有している。第2の中間面64
の一部分は、第1の透明部材7Aの各凸状面63aとの
間に空隙部65を形成可能な複数の凹状曲面64aとさ
れており、第2の中間面64のそれ以外の領域は、第1
の中間面63の平面状の領域に面接触する平面状とされ
ている。
【0048】上記した導光ユニット7の構成は、先の実
施形態の導光部材6と比較すると、透明部材の数が相違
するに過ぎず、その基本的な構成は実質的に同一であ
る。したがって、上記した構成の導光ユニット7を用い
た場合においても、図1〜図6に示した先の実施形態と
同様の作用が得られることとなり、本願発明の目的を適
切に達成することができる。このように、本願発明は、
透明部材を1つのみ用いた導光部材として構成する場合
と、透明部材を複数用いた導光ユニットとして構成する
場合とのいずれであってもよい。ただし、透明部材を1
つのみ用いた構成とすれば、部品点数の削減による低コ
スト化を図ることができる。図8に示した構成から理解
されるように、本願発明にいう第1の中間面63や第2
の中間面64は、必ずしも複数設ける必要はなく、透明
部材の長手方向に延びてそれぞれ1つずつ設けた構成と
し、それらの一部分のみを凸状面63aとしたり、ある
いは凹状曲面64aとした構成とすることができる。
【0049】図9に示す構成においては、第2の透明部
材7Bの第2の中間面64が、第2の透明部材7Bの長
手方向断面視において平面状とされている。このような
構成によれば、凸状面63aを含む第1の中間面63の
各所から空隙部65に出射した光が第2の中間面64に
入射したときに、その光を第2の中間面64によって積
極的に第2の透明部材7Bの長手方向に広がるように分
散させることはできないために、図1〜図6に示した実
施形態、あるいは図8に示した実施形態と比較すると、
読み取り対象領域Sの長手方向の照度のバラツキが大き
くなり易い。しかしながら、このような構成であって
も、各LED光源50から第1の透明部材7A内に進行
した光を第2の透明部材7B内に効率良く導き、光出射
面62から多くの量の光を出射させることができること
により、照明効率を従来のものよりも高めることができ
るため、照度の多少のバラツキが許容される用途には好
適に利用することができる。また、図9に示す構成から
理解されるように、本願発明においては、第1の中間面
63と第2の中間面64とを分離させる空隙部65の数
を1つとすることもできる。
【0050】図10に示す構成においては、透明部材6
0の光入射面61を、この透明部材60の短手方向断面
視において平面状としている。このような構成によれ
ば、LED光源50から光入射面61に入射した光を積
極的に屈折させることはできないものの、第1の中間面
63が凸状面とされていれば、この第1の中間面63の
作用によって光の分散を抑制し、本願発明の目的を達成
することが可能である。このように、本願発明において
は、光入射面61と第1の中間面63との双方が透明部
材60の短手方向断面視において凸状面(第1の凸状
面)とされていなくてもよく、第1の中間面63のみが
凸状面とされていてもかまわない。もちろん、これとは
逆に、光入射面61のみが凸状面とされ、第1の中間面
63は透明部材60の短手方向断面視において平面状と
されていてもかまわない。ただし、第1の中間面63の
全体または一部分は、少なくとも透明部材の長手方向断
面視において凸状面(第2の凸状面)とされている必要
はある。
【0051】図11に示す構成においては、透明部材6
0の光入射面61の短手方向の一部分を凸状部61aと
しており、光入射面61のそれ以外の部分をたとえば凹
面部61bとしている。このような構成によっても、光
入射面61の凸状部61aを通過した光については、大
きな広がり角度をもたない光線にすることができ、本願
発明の目的を達成することができる。また、凹面部61
bは、LED光源50から発せられた光の入射角を小さ
くし、透明部材60内に入射する光の量を多くする役割
を果たす。したがって、このようなことによっても、光
のロスを少なくし、読み取り対象領域への照明効率を高
めることが可能となる。このように、本願発明において
は、光入射面61を凸状面(第1の凸状面)とする場
合、必ずしもその短手方向の全体を凸状面とする必要は
なく、短手方向の一部の領域のみが凸状面とされていて
もかまわない。これは、第1の中間面63を導光部材の
短手方向断面視において凸状面とする場合についても同
様である。
【0052】本願発明の具体的な構成は、上述の実施形
態に限定されず、種々に設計変更自在である。
【0053】本願発明に係る画像読み取り装置は、プラ
テンローラを用いる密着型イメージセンサタイプの装置
として構成されるに限らず、たとえばいわゆるハンディ
スキャナとして構成されたり、あるいはフラットベッド
型のイメージスキャナとして構成されていてもかまわな
い。また、光源装置としては、複数のLED光源を利用
したものに代えて、それ以外の光源装置を用いることも
できる。さらに、本願発明に係る導光部材および導光ユ
ニットは、それらの全体が1または複数の透明部材のみ
によって構成されている必要はなく、たとえば透明部材
の一部分が不透明な部材によって覆われているような構
成とされていてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る画像読み取り装置の一例を示す
断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】(a)は、導光部材の平面図であり、(b)
は、その正面図であり、(c)は、その左側面図であ
る。
【図4】図3(b)のIV−IV断面図である。
【図5】図3(b)のV−V断面図である。
【図6】導光部材の要部正面拡大断面図である。
【図7】本願発明との対比例を示す要部断面図である。
【図8】本願発明の他の例を示す要部断面図である。
【図9】本願発明の他の例を示す要部断面図である。
【図10】本願発明の他の例を示す要部断面図である。
【図11】本願発明の他の例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
A 画像読み取り装置 S 読み取り対象領域 D 原稿 4 受光素子 5 光源装置 6 導光部材 7 導光ユニット 7A 第1の透明部材 7B 第2の透明部材 50 LED光源 60 透明部材 61 光入射面 62 光出射面 63 第1の中間面 64 第2の中間面 65 空隙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 101 G06F 15/64 320F 5C072 (72)発明者 大西 弘朗 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA04 BA03 BA12 DA03 DA05 DA06 2H038 AA13 BA02 BA03 2H109 AA13 AA26 AA32 5B047 AA01 BB02 BC05 BC12 5C051 AA01 BA03 BA04 DA03 DB22 DB29 DC04 DC05 DC07 FA01 5C072 AA01 BA05 CA05 CA09 DA02 DA21 DA25 EA05 FA07 XA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源装置と、一定方向に延びる少なくと
    も1以上の透明部材を具備して構成されており、かつ上
    記光源装置から発せられた光を上記透明部材内に進行さ
    せてライン状の読み取り対象領域に導くように光の入出
    射を行なう光入射面および光出射面を有する導光手段
    と、上記読み取り対象領域からの反射光を受ける複数の
    受光素子と、を有する、画像読み取り装置であって、 上記導光手段の上記光入射面から上記光出射面に至るま
    での光路途中には、空隙部と、上記透明部材内を進行す
    る光を上記空隙部に出射する第1の中間面と、この第1
    の中間面に上記空隙部を介して対面する第2の中間面と
    のそれぞれが少なくとも1以上ずつ設けられているとと
    もに、 上記第1の中間面と上記光入射面との少なくとも一方
    は、上記透明部材の短手方向断面視において光の屈折が
    可能な第1の凸状面とされており、かつ、 上記第1の中間面の全体または一部は、上記透明部材の
    長手方向断面視において光の屈折が可能な複数の第2の
    凸状面とされていることを特徴とする、画像読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1の中間面のうち、上記各第2の
    凸状面とされている領域は、上記第1の凸状面としても
    形成されている、請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記光源装置は、複数のLED光源が間
    隔を隔てて列状に配列されたものであり、かつ、 上記各第2の凸状面は、上記各LED光源に対向してい
    る、請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 上記光入射面、上記光出射面、上記空隙
    部、上記第1の中間面および上記第2の中間面は、1つ
    の透明部材に形成されている、請求項1ないし3のいず
    れかに記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 上記導光手段は、上記光入射面および上
    記第1の中間面が形成された第1の透明部材と、上記光
    出射面および上記第2の中間面が形成された第2の透明
    部材と、を具備して構成されている、請求項1ないし3
    のいずれかに記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 上記第2の中間面のうち、上記各第2の
    凸状面に対面する領域は、上記透明部材の長手方向断面
    視において上記各第2の凸状面よりも大きな曲率の凹状
    曲面とされている、請求項1ないし5のいずれかに記載
    の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 一定方向に延びる透明部材を具備して構
    成されており、かつ上記透明部材は、その長手方向に延
    びる複数の面として、外部から光を受けるための光入射
    面と、この光入射面から上記透明部材内に進行した光を
    外部に出射させるための光出射面とを有している、導光
    部材であって、 上記光入射面から上記光出射面に至るまでの光路途中に
    は、空隙部と、上記透明部材内を進行する光を上記空隙
    部に出射する第1の中間面と、この第1の中間面に上記
    空隙部を介して対面する第2の中間面とのそれぞれが少
    なくとも1以上ずつ設けられているとともに、 上記第1の中間面と上記光入射面との少なくとも一方
    は、上記透明部材の短手方向断面視において光の屈折が
    可能な第1の凸状面とされており、かつ、 上記第1の中間面の全体または一部は、上記透明部材の
    長手方向断面視において光の屈折が可能な複数の第2の
    凸状面とされていることを特徴とする、導光部材。
  8. 【請求項8】 一定方向にそれぞれ延びる第1の透明部
    材と第2の透明部材とを具備して構成されている、導光
    ユニットであって、 上記第1の透明部材は、その長手方向に延びる複数の面
    として、外部から光を受けるための光入射面と、この光
    入射面から上記第1の透明部材内に進行した光をその外
    部に出射させるための第1の中間面とを有しているとと
    もに、上記第2の透明部材は、その長手方向に延びる複
    数の面として、上記第1の中間面に対して空隙部を介し
    て対面する第2の中間面と、この第2の中間面から上記
    第2の透明部材内に進行した光をその外部に出射させる
    ための光出射面とを有しており、かつ、 上記第1の中間面と上記光入射面との少なくとも一方
    は、上記第1の透明部材の短手方向断面視において光の
    屈折が可能な第1の凸状面とされており、 上記第1の中間面の全体または一部は、上記第1の透明
    部材の長手方向断面視において光の屈折が可能な複数の
    第2の凸状面とされていることを特徴とする、導光ユニ
    ット。
JP24953499A 1999-09-03 1999-09-03 画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット Pending JP2001077975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24953499A JP2001077975A (ja) 1999-09-03 1999-09-03 画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24953499A JP2001077975A (ja) 1999-09-03 1999-09-03 画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001077975A true JP2001077975A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17194427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24953499A Pending JP2001077975A (ja) 1999-09-03 1999-09-03 画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001077975A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085824A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Ricoh Co Ltd 画像読取装置の照明装置
US7085023B2 (en) 2003-10-14 2006-08-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image-reading apparatus
EP1950945A1 (en) 2007-01-24 2008-07-30 Xerox Corporation Optical element for a document illuminator
US7591576B2 (en) 2004-11-05 2009-09-22 Mitsubishi Electric Corporation Illuminator and image reader employing it
JP2010016499A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Canon Finetech Inc 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2011024041A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011023953A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置
JP2011024042A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011071696A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 照明装置および画像読取装置
JP2013093330A (ja) * 2012-12-27 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp 導光体、照明ユニットおよび画像読取用照明装置
US8477385B2 (en) 2009-07-14 2013-07-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus with substrate support, image forming apparatus with substrate support
US8982431B2 (en) 2012-08-23 2015-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Illumination apparatus and image reading apparatus

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085824A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Ricoh Co Ltd 画像読取装置の照明装置
US7085023B2 (en) 2003-10-14 2006-08-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image-reading apparatus
US7591576B2 (en) 2004-11-05 2009-09-22 Mitsubishi Electric Corporation Illuminator and image reader employing it
EP1950945A1 (en) 2007-01-24 2008-07-30 Xerox Corporation Optical element for a document illuminator
US7586082B2 (en) 2007-01-24 2009-09-08 Xerox Corporation Optical element for a document illuminator
KR101486215B1 (ko) * 2007-01-24 2015-01-26 제록스 코포레이션 문서 조사기용 광학 소자
JP2010016499A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Canon Finetech Inc 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
US8477385B2 (en) 2009-07-14 2013-07-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus with substrate support, image forming apparatus with substrate support
JP2011023953A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置
JP2011024041A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011024042A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011071696A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 照明装置および画像読取装置
US8982431B2 (en) 2012-08-23 2015-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Illumination apparatus and image reading apparatus
JP2013093330A (ja) * 2012-12-27 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp 導光体、照明ユニットおよび画像読取用照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7085023B2 (en) Image-reading apparatus
JP4104064B2 (ja) 画像読み取り装置
US6545811B1 (en) Lens unit for image formation, and image reader having lens unit
JP4767964B2 (ja) 画像読取装置
JP2001238048A (ja) 画像読み取り装置およびこれに用いる導光部材
US20020114152A1 (en) Light-guide plate, area light source apparatus, and image reading apparatus
US20090010020A1 (en) Linear lighting apparatus and image reader using the same
JP2001077975A (ja) 画像読み取り装置、これに用いる導光部材および導光ユニット
JP5836723B2 (ja) 導光体および照明装置並びに画像読取装置
JPH1175015A (ja) イメージセンサ
JP5173570B2 (ja) 導光体、照明ユニットおよび画像読取用照明装置
US8702280B2 (en) Light source device
JP5012790B2 (ja) 照明装置及びそれを用いた画像読取装置
US20100110505A1 (en) Illuminating device and image reading apparatus
JPH03212058A (ja) 画像読み取り装置
JP2000299765A (ja) 導光部材およびこれを用いた画像読み取り装置
JPH09219768A (ja) イメージセンサ
JP2005252646A (ja) 画像読取装置
JP5618637B2 (ja) 原稿読取用光源装置
JPH11266340A (ja) 画像読み取り装置
JP4008556B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2000358130A (ja) 画像読み取り装置およびこれに用いる導光用ユニット
JP2001330734A (ja) 導光体、ライン照明装置及び画像入力装置
JP4096421B2 (ja) 画像読み取り装置
JPH1155476A (ja) 画像読み取り装置