JP2839108B2 - イメージ読取ユニット - Google Patents
イメージ読取ユニットInfo
- Publication number
- JP2839108B2 JP2839108B2 JP2062639A JP6263990A JP2839108B2 JP 2839108 B2 JP2839108 B2 JP 2839108B2 JP 2062639 A JP2062639 A JP 2062639A JP 6263990 A JP6263990 A JP 6263990A JP 2839108 B2 JP2839108 B2 JP 2839108B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- array plate
- microlens
- fiber
- plate
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ファックス、イメージスキャナー、コピー
機などに用いられるイメージ読取ユニットに関するもの
である。
機などに用いられるイメージ読取ユニットに関するもの
である。
[従来の技術] ファックス、イメージスキャナー、等のイメージ読取
方法として、図・5に示すように光電変換素子アレイ9
と、読取りたい原稿11の間に、イメージ伝送用のファイ
バーアレイプレート(以下FAPと云う)10をはさみ込ん
で密着させ、光源8からの照明光8′をファイバーアレ
イプレート10の側面よりななめ入射させる方式が提案さ
れている。この方式によれば、光電変換素子アレイ9の
画素ピッチよりも光ファイバの径を十分小さくすること
により十分な解像度が得られ、縮小光学レンズ、屈折率
分布型レンズアレイ等焦点距離をもったレンズ系をイメ
ージ伝送体として用いる場合に比較して、イメージ伝送
距離を短かくできるため、非常に薄型のコンパクトなイ
メージ読取系が構成できる。しかし本方式ではFAPと原
稿面を密着させる必要があり、FAPと原稿面との距離が
離れるにつれて解像度が低下するという欠点を有する。
例えば、図・5の構成において、光電変換素子アレイの
ピッチを8画素/mm、FAPはファイバー径を25μm、開口
数(N.A.)=0.57、クラッドの周りに光吸収層を配した
吸収体付ファイバーアレイから構成されるものとし、光
源を緑色のLEDアレイとしたとき、原稿面とFAPが密着し
た状態においては、4lp/mm(lp:ラインペア)のMTF(Mo
dulation Transfer Function)が50%程度であるのに対
して、原稿面とファイバーアレイの間隔が0.2mmの場合4
0%、0.5mmの場合20%、1mmの場合は5%程度となり、
間隔が広がるにつれて急激に解像度が低下する。また最
も高い解像度が得られる原稿面とファイバーアレイが密
着された状態においては、照明光を、光吸収層を配した
光ファイバー側面を通過して原稿に到達させる為、光量
ロスが非常に大きく、光源の出力を大きくしなければな
らないという欠点を有していた。
方法として、図・5に示すように光電変換素子アレイ9
と、読取りたい原稿11の間に、イメージ伝送用のファイ
バーアレイプレート(以下FAPと云う)10をはさみ込ん
で密着させ、光源8からの照明光8′をファイバーアレ
イプレート10の側面よりななめ入射させる方式が提案さ
れている。この方式によれば、光電変換素子アレイ9の
画素ピッチよりも光ファイバの径を十分小さくすること
により十分な解像度が得られ、縮小光学レンズ、屈折率
分布型レンズアレイ等焦点距離をもったレンズ系をイメ
ージ伝送体として用いる場合に比較して、イメージ伝送
距離を短かくできるため、非常に薄型のコンパクトなイ
メージ読取系が構成できる。しかし本方式ではFAPと原
稿面を密着させる必要があり、FAPと原稿面との距離が
離れるにつれて解像度が低下するという欠点を有する。
例えば、図・5の構成において、光電変換素子アレイの
ピッチを8画素/mm、FAPはファイバー径を25μm、開口
数(N.A.)=0.57、クラッドの周りに光吸収層を配した
吸収体付ファイバーアレイから構成されるものとし、光
源を緑色のLEDアレイとしたとき、原稿面とFAPが密着し
た状態においては、4lp/mm(lp:ラインペア)のMTF(Mo
dulation Transfer Function)が50%程度であるのに対
して、原稿面とファイバーアレイの間隔が0.2mmの場合4
0%、0.5mmの場合20%、1mmの場合は5%程度となり、
間隔が広がるにつれて急激に解像度が低下する。また最
も高い解像度が得られる原稿面とファイバーアレイが密
着された状態においては、照明光を、光吸収層を配した
光ファイバー側面を通過して原稿に到達させる為、光量
ロスが非常に大きく、光源の出力を大きくしなければな
らないという欠点を有していた。
[発明の解決しようとする課題] 本発明の目的は、ファイバーアレイがコアとその周囲
のコアよりも屈折率の低いクラッド層からなる光ファイ
バーの集合体でありコアとクラッドの屈折率により決ま
る開口数(N.A.)に応じて、ファイバーアレイの端面に
おいて光入射角が一定の広がりをもつ、という基本性質
によって、ファイバーアレイ端面から離れた位置にある
画像を伝送しようとするとき、その画像が複数の光ファ
イバーに分散して入射伝送される為に解像度が低下する
という欠点を解決しようとするものである。
のコアよりも屈折率の低いクラッド層からなる光ファイ
バーの集合体でありコアとクラッドの屈折率により決ま
る開口数(N.A.)に応じて、ファイバーアレイの端面に
おいて光入射角が一定の広がりをもつ、という基本性質
によって、ファイバーアレイ端面から離れた位置にある
画像を伝送しようとするとき、その画像が複数の光ファ
イバーに分散して入射伝送される為に解像度が低下する
という欠点を解決しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ファイバーアレイプレート、マイクロレン
ズアレイプレートおよび光電変換素子アレイからなるイ
メージ読取ユニットであって、ファイバーアレイプレー
トはステップインデックス型の光学ファイバーをアレイ
状に複数本配列し一体化して成り、マイクロレンズアレ
イプレートは複数個のマイクロレンズを面状に配列して
成り、マイクロレンズアレイプレートの各レンズの大き
さは光電変換素子のピッチより小さく、前記ファイバー
アレイプレートの原稿側の面に前記マイクロレンズアレ
イプレートのレンズ面を対向させてマイクロレンズアレ
イプレートを設け、マイクロレンズアレイプレートに隣
接するファイバーアレイプレートの片側に対向するマイ
クロレンズアレイプレートの面にマイクロレンズアレイ
プレートのレンズ面に連続して遮光膜を設け、かつ該フ
ァイバーアレイプレートの他方の面に光電変換素子アレ
イを対向させて設けてなることを特徴とするイメージ読
取ユニットを提供するものである。
ズアレイプレートおよび光電変換素子アレイからなるイ
メージ読取ユニットであって、ファイバーアレイプレー
トはステップインデックス型の光学ファイバーをアレイ
状に複数本配列し一体化して成り、マイクロレンズアレ
イプレートは複数個のマイクロレンズを面状に配列して
成り、マイクロレンズアレイプレートの各レンズの大き
さは光電変換素子のピッチより小さく、前記ファイバー
アレイプレートの原稿側の面に前記マイクロレンズアレ
イプレートのレンズ面を対向させてマイクロレンズアレ
イプレートを設け、マイクロレンズアレイプレートに隣
接するファイバーアレイプレートの片側に対向するマイ
クロレンズアレイプレートの面にマイクロレンズアレイ
プレートのレンズ面に連続して遮光膜を設け、かつ該フ
ァイバーアレイプレートの他方の面に光電変換素子アレ
イを対向させて設けてなることを特徴とするイメージ読
取ユニットを提供するものである。
本発明におけるファイバーアレイプレートは、前記光
学ファイバーを複数本配列した層状体の光軸に平行な少
なくとも一方の側面に、透明材料からなるベースプレー
トを固着させて一体化させたものが望ましい。
学ファイバーを複数本配列した層状体の光軸に平行な少
なくとも一方の側面に、透明材料からなるベースプレー
トを固着させて一体化させたものが望ましい。
本発明において、ファイバーアレイプレートの面に対
向して設けるマイクロレンズアレイプレートを構成する
マイクロレンズは、例えば図・2(a),(b)または
図・3(a),(b)に示すように三角プリズム形状ま
たは球面形状であり、プラスチック、ガラスなどの透明
部材を機械加工、金型成形すること等の方法により作製
できる。1つのレンズの大きさは組み合わせる光電変換
素子のピッチより小さい。このマイクロレンズを形成し
たプレートに図・1に示すように、照明光の乱反射を防
止する為に光を吸収する材料からなる膜または層6を上
記プレートのレンズ部に隣接して設けることが有効であ
る。例えば、前記プレートのレンズ部に隣接する少なく
とも片側の部分にエポキシ樹脂などからなる黒色塗料を
塗布する。前記反射を防止するための光を吸収する材料
からなる膜または層はマイクロレンズアレイプレートの
レンズ面と対向するファイバーアレイプレートの原稿側
の面に隣接する片側の部分に設ける。図・1に示すよう
に、照明光は斜め方向よりファイバーアレイプレート及
びマイクロレンズアレイプレートを横切って原稿面に達
し、原稿面で反射して、マイクロレンズプレートへ入射
する。このマイクロレンズへ入射する光はその入射角度
に応じてスネルの法則に従って屈折し、ファイバーアレ
イプレートへ伝送される。マイクロレンズによって屈折
し、効率よくファイバーアレイプレート面に入射した画
像情報は、ファイバーアレイプレートを構成する個々の
光ファイバー内を伝播し、ファイバーアレイプレートの
反対面に等倍の像として伝送され、この面に対向させて
設けた光電変換素子により光電変換される。通常光電変
換素子は該面に密着させて設ける。
向して設けるマイクロレンズアレイプレートを構成する
マイクロレンズは、例えば図・2(a),(b)または
図・3(a),(b)に示すように三角プリズム形状ま
たは球面形状であり、プラスチック、ガラスなどの透明
部材を機械加工、金型成形すること等の方法により作製
できる。1つのレンズの大きさは組み合わせる光電変換
素子のピッチより小さい。このマイクロレンズを形成し
たプレートに図・1に示すように、照明光の乱反射を防
止する為に光を吸収する材料からなる膜または層6を上
記プレートのレンズ部に隣接して設けることが有効であ
る。例えば、前記プレートのレンズ部に隣接する少なく
とも片側の部分にエポキシ樹脂などからなる黒色塗料を
塗布する。前記反射を防止するための光を吸収する材料
からなる膜または層はマイクロレンズアレイプレートの
レンズ面と対向するファイバーアレイプレートの原稿側
の面に隣接する片側の部分に設ける。図・1に示すよう
に、照明光は斜め方向よりファイバーアレイプレート及
びマイクロレンズアレイプレートを横切って原稿面に達
し、原稿面で反射して、マイクロレンズプレートへ入射
する。このマイクロレンズへ入射する光はその入射角度
に応じてスネルの法則に従って屈折し、ファイバーアレ
イプレートへ伝送される。マイクロレンズによって屈折
し、効率よくファイバーアレイプレート面に入射した画
像情報は、ファイバーアレイプレートを構成する個々の
光ファイバー内を伝播し、ファイバーアレイプレートの
反対面に等倍の像として伝送され、この面に対向させて
設けた光電変換素子により光電変換される。通常光電変
換素子は該面に密着させて設ける。
本発明におけるマイクロレンズアレイは板状の支持体
に複数個のマイクロレンズを配列して成るものでもよい
し、また板状体の一部もしくは全部に複数個のマイクロ
レンズを形成して成るものでもよい。
に複数個のマイクロレンズを配列して成るものでもよい
し、また板状体の一部もしくは全部に複数個のマイクロ
レンズを形成して成るものでもよい。
また本発明において、ファイバーアレイプレートの原
稿側の面とマイクロレンズアレイプレートのレンズ面と
は密着させることが望ましく、その場合該密着箇所また
は隣接箇所に密着剤を施すことによりファイバーアレイ
プレートとマイクロレンズアレイプレートを一体化して
もよい。また、前記した光の反射防止のため黒色をもた
せたエポキシ樹脂などにより上記面と上記レンズ面を除
く部分においてファイバーアレイプレートとマイクロレ
ンズアレイプレートを密着し一体化することもできる。
稿側の面とマイクロレンズアレイプレートのレンズ面と
は密着させることが望ましく、その場合該密着箇所また
は隣接箇所に密着剤を施すことによりファイバーアレイ
プレートとマイクロレンズアレイプレートを一体化して
もよい。また、前記した光の反射防止のため黒色をもた
せたエポキシ樹脂などにより上記面と上記レンズ面を除
く部分においてファイバーアレイプレートとマイクロレ
ンズアレイプレートを密着し一体化することもできる。
[作用] 本発明において、マイクロレンズは、原稿面からの反
射光をファイバーアレイに画像伝送に有効な光として効
率よく入射させる機能を有する。コアと、コアよりも屈
折率の低いクラッドより構成される光ファイバーの集合
体であるファイバーアレイプレートへ入射した光の伝播
は、その入射角度によって異なる。コアとクラッドの屈
折率から計算される開口角よりも小さな角度で入射した
光は、画像伝送に寄与する成分として光ファイバー内を
全反射を繰り返し出射面まで伝播するが、開口角より大
きな角度で入射した光は、複数のファイバー側面を横断
してななめに伝播し、迷光として伝送画像の解像度を低
下させる原因となる。例えば、原稿面からの反射光が完
全拡散光とし、これがファイバー端面に入射した場合、
光ファイバー内を全反射しながら伝播して、画像伝送に
寄与する成分として反対面から出射する割合は、全入射
光の内15%程度である。マイクロレンズをファイバーア
レイプレート面に形成することにより原稿からの反射拡
散光は、マイクロレンズによって、光ファイバーの軸に
対する角度が小さくなる方向に屈折し、ファイバーアレ
イに入射する。つまり、同じ拡散光が直接ファイバーア
レイに入射する場合に比べて、イメージ伝送体の開口角
が小さくなりまたコア内を全反射しながら伝送する光の
成分の割合が大きくなる為に効率よく画像が伝送され
る。
射光をファイバーアレイに画像伝送に有効な光として効
率よく入射させる機能を有する。コアと、コアよりも屈
折率の低いクラッドより構成される光ファイバーの集合
体であるファイバーアレイプレートへ入射した光の伝播
は、その入射角度によって異なる。コアとクラッドの屈
折率から計算される開口角よりも小さな角度で入射した
光は、画像伝送に寄与する成分として光ファイバー内を
全反射を繰り返し出射面まで伝播するが、開口角より大
きな角度で入射した光は、複数のファイバー側面を横断
してななめに伝播し、迷光として伝送画像の解像度を低
下させる原因となる。例えば、原稿面からの反射光が完
全拡散光とし、これがファイバー端面に入射した場合、
光ファイバー内を全反射しながら伝播して、画像伝送に
寄与する成分として反対面から出射する割合は、全入射
光の内15%程度である。マイクロレンズをファイバーア
レイプレート面に形成することにより原稿からの反射拡
散光は、マイクロレンズによって、光ファイバーの軸に
対する角度が小さくなる方向に屈折し、ファイバーアレ
イに入射する。つまり、同じ拡散光が直接ファイバーア
レイに入射する場合に比べて、イメージ伝送体の開口角
が小さくなりまたコア内を全反射しながら伝送する光の
成分の割合が大きくなる為に効率よく画像が伝送され
る。
また、ファイバーアレイプレートとマイクロレンズア
レイプレートの境界面に、遮光膜を設けたことにより、
ファイバーアレイプレートとマイクロレンズプレートの
境界面で反射して光電変換素子に達する迷光を吸収する
ことができる。
レイプレートの境界面に、遮光膜を設けたことにより、
ファイバーアレイプレートとマイクロレンズプレートの
境界面で反射して光電変換素子に達する迷光を吸収する
ことができる。
[実施例] 本発明の実施例を以下図・1に従って説明する。図・
1において1は、LEDアレイの発光面に3mm径のロッドレ
ンズを付けた線状照明用光源であり、5は、アクリルを
射出成形加工したマイクロレンズアレイプレートであ
る。レンズの形状は、図・2(a),(b)に示すよう
に四角錐プリズムであり、1つのプリズムの大きさは、
50μm□、プリズムの頂角θは120°である。このプリ
ズムが幅2mm、長さ230mmの範囲に均一に整列されてい
る。プリズムアレイプレートの寸法は幅10mm×長さ230m
m×0.3mmである。またこのプリズムアレイプレートのプ
レート面には、図・1に示すように、エポキシ系の黒色
塗料が塗布され反射防止のための遮光層6が形成されて
いる。この黒色塗料の厚みは10μm程度であり光透過率
は2%以下である。図・1において3は、ファイバーア
レイプレートであり、ファイバー径25μm、開口数0.57
であり、それぞれの光ファイバーには、クラッド層の外
周に光吸収用着色ガラスが被覆されている。ファイバー
層4のサイズはプリズム部と同一で幅2mm、長さ230mmで
ある。このファイバー層はベースガラスにはさみこまれ
プレート化されており、このプレートのサイズは、幅10
mm×長さ230mm×厚さ1mmである。5のマイクロプリズム
アレイと3のファイバーアレイプレートは、屈折率1.45
の光学用接着剤で貼り合わされている。ファイバーアレ
イプレートの反対面には2の画素ピッチ8dot/mmのa−S
iラインセンサーを密着させる。
1において1は、LEDアレイの発光面に3mm径のロッドレ
ンズを付けた線状照明用光源であり、5は、アクリルを
射出成形加工したマイクロレンズアレイプレートであ
る。レンズの形状は、図・2(a),(b)に示すよう
に四角錐プリズムであり、1つのプリズムの大きさは、
50μm□、プリズムの頂角θは120°である。このプリ
ズムが幅2mm、長さ230mmの範囲に均一に整列されてい
る。プリズムアレイプレートの寸法は幅10mm×長さ230m
m×0.3mmである。またこのプリズムアレイプレートのプ
レート面には、図・1に示すように、エポキシ系の黒色
塗料が塗布され反射防止のための遮光層6が形成されて
いる。この黒色塗料の厚みは10μm程度であり光透過率
は2%以下である。図・1において3は、ファイバーア
レイプレートであり、ファイバー径25μm、開口数0.57
であり、それぞれの光ファイバーには、クラッド層の外
周に光吸収用着色ガラスが被覆されている。ファイバー
層4のサイズはプリズム部と同一で幅2mm、長さ230mmで
ある。このファイバー層はベースガラスにはさみこまれ
プレート化されており、このプレートのサイズは、幅10
mm×長さ230mm×厚さ1mmである。5のマイクロプリズム
アレイと3のファイバーアレイプレートは、屈折率1.45
の光学用接着剤で貼り合わされている。ファイバーアレ
イプレートの反対面には2の画素ピッチ8dot/mmのa−S
iラインセンサーを密着させる。
本実施例のイメージ読取系、及び、本実施例において
マイクロプリズムアレイプレート上の遮光膜を設けてい
ない系、および、ファイバーアレイプレートのみをイメ
ージ伝送体とした系の解像度を比較した結果を図・4に
示す。マイクロプリズムを用い、遮光膜を設けたことに
より解像度の向上が認められ、特に、原稿面とイメージ
伝送体の距離が離れても実用上十分な解像度が得られ
た。
マイクロプリズムアレイプレート上の遮光膜を設けてい
ない系、および、ファイバーアレイプレートのみをイメ
ージ伝送体とした系の解像度を比較した結果を図・4に
示す。マイクロプリズムを用い、遮光膜を設けたことに
より解像度の向上が認められ、特に、原稿面とイメージ
伝送体の距離が離れても実用上十分な解像度が得られ
た。
[発明の効果] 本発明において、画像読取装置の導光体として、マイ
クロレンズアレイをファイバーアレイに貼り合わせたイ
メージ伝送体を用いたことにより、ファイバーアレイの
みを導光体として用いた場合に比較して、 1)マイクロレンズアレイのレンズ効果によって、原稿
面からイメージ伝送体までの距離が離れても十分な解像
度が得られることからイメージ伝送体としてファイバー
アレイのみを用いた場合不可能な、非接触のイメージ伝
送が可能となった。
クロレンズアレイをファイバーアレイに貼り合わせたイ
メージ伝送体を用いたことにより、ファイバーアレイの
みを導光体として用いた場合に比較して、 1)マイクロレンズアレイのレンズ効果によって、原稿
面からイメージ伝送体までの距離が離れても十分な解像
度が得られることからイメージ伝送体としてファイバー
アレイのみを用いた場合不可能な、非接触のイメージ伝
送が可能となった。
2)照明光を効率よく原稿面に入射させることができ
る。また 3)原稿面からの反射光が、ファイバーアレイを構成す
る複数本のファイバーの側面を横断して、迷光として伝
送されることを防ぐことができる。
る。また 3)原稿面からの反射光が、ファイバーアレイを構成す
る複数本のファイバーの側面を横断して、迷光として伝
送されることを防ぐことができる。
以上3点によって高効率、高解像度の画像伝送が可能
となった。
となった。
図・は、本発明のイメージ読取ユニットの一実施例の断
面図、図・2(a)はレンズアレイプレートのマイクロ
プリズムレンズ部の側面拡大図、(b)は同拡大平面図
であり、図・3(a)は上記レンズアレイプレートのマ
イクロ球面レンズ部の側面拡大図、(b)は同拡大平面
図である。図・4はイメージ伝送体と原稿面の間の距離
とMTFとの関係を示すグラフである。図・5は従来のイ
メージ読取方式の断面図である。 1……LED光源 2……光電変換素子アレイ 3……ファイバーアレイプレート 4……ファイバーアレイプレートのファイバー層 5……マイクロレンズアレイ 6……遮光膜 7,11……原稿 8……LED光源 9……光電変換素子アレイ 10……ファイバーアレイプレート
面図、図・2(a)はレンズアレイプレートのマイクロ
プリズムレンズ部の側面拡大図、(b)は同拡大平面図
であり、図・3(a)は上記レンズアレイプレートのマ
イクロ球面レンズ部の側面拡大図、(b)は同拡大平面
図である。図・4はイメージ伝送体と原稿面の間の距離
とMTFとの関係を示すグラフである。図・5は従来のイ
メージ読取方式の断面図である。 1……LED光源 2……光電変換素子アレイ 3……ファイバーアレイプレート 4……ファイバーアレイプレートのファイバー層 5……マイクロレンズアレイ 6……遮光膜 7,11……原稿 8……LED光源 9……光電変換素子アレイ 10……ファイバーアレイプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/028 H01L 27/14 G02B 5/16
Claims (2)
- 【請求項1】ファイバーアレイプレート、マイクロレン
ズアレイプレートおよび光電変換素子アレイからなるイ
メージ読取ユニットであって、ファイバーアレイプレー
トはステップインデックス型の光学ファイバーをアレイ
状に複数本配列し一体化して成り、マイクロレンズアレ
イプレートは複数個のマイクロレンズを面状に配列して
成り、マイクロレンズアレイプレートの各レンズの大き
さは光電変換素子のピッチより小さく、前記ファイバー
アレイプレートの原稿側の面に前記マイクロレンズアレ
イプレートのレンズ面を対向させてマイクロレンズアレ
イプレートを設け、マイクロレンズアレイプレートに隣
接するファイバーアレイプレートの片側に対向するマイ
クロレンズアレイプレートの面にマイクロレンズアレイ
プレートのレンズ面に連続して遮光膜を設け、かつ該フ
ァイバーアレイプレートの他方の面に光電変換素子アレ
イを対向させて設けてなることを特徴とするイメージ読
取ユニット。 - 【請求項2】前記マイクロレンズがプリズム形状または
球面形状のマイクロレンズであることを特徴とする請求
項1記載のイメージ読取ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2062639A JP2839108B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | イメージ読取ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2062639A JP2839108B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | イメージ読取ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03265356A JPH03265356A (ja) | 1991-11-26 |
JP2839108B2 true JP2839108B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13206100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2062639A Expired - Lifetime JP2839108B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | イメージ読取ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2839108B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3079969B2 (ja) * | 1995-09-14 | 2000-08-21 | 日本電気株式会社 | 完全密着型イメージセンサ及びその製造方法 |
JP7456092B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2024-03-27 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 光学装置、画像読取装置、および画像形成装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57210769A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | Hitachi Ltd | Close contact type line sensor |
JPH01125170A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非接触型イメージセンサ |
JPH01180180A (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-18 | Seiko Epson Corp | 固体撮像装置 |
-
1990
- 1990-03-15 JP JP2062639A patent/JP2839108B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03265356A (ja) | 1991-11-26 |
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