JP2000282608A - 巾木取付装置 - Google Patents
巾木取付装置Info
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- JP2000282608A JP2000282608A JP11091194A JP9119499A JP2000282608A JP 2000282608 A JP2000282608 A JP 2000282608A JP 11091194 A JP11091194 A JP 11091194A JP 9119499 A JP9119499 A JP 9119499A JP 2000282608 A JP2000282608 A JP 2000282608A
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- base rail
- panel
- skirting board
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベースレール上に壁パネルを上下調節自在に
載置支持する組立壁において、一定でない床面と壁パネ
ル下縁との距離に拘らず上下に隙間を生じさせることが
なく外観が優美であり、且つ製造及び現場における設置
作業が容易である巾木取付装置を提供すること。 【解決手段】 床面S上のベースレール3上に、パネル
表面部10とパネル表面部両側縁において後方に曲成さ
れるパネル側面部11とを有する壁パネル1が上下調節
位置に載置固定され、パネル側面部には下方に開く差込
溝12が欠設され、巾木13は、巾木下縁14を床面に
当接し且つ該差込溝に巾木頂縁16を遊嵌状態で挿入さ
れ、巾木の裏面がベースレール垂直外面4に対して面接
合手段により接合保持されている。
載置支持する組立壁において、一定でない床面と壁パネ
ル下縁との距離に拘らず上下に隙間を生じさせることが
なく外観が優美であり、且つ製造及び現場における設置
作業が容易である巾木取付装置を提供すること。 【解決手段】 床面S上のベースレール3上に、パネル
表面部10とパネル表面部両側縁において後方に曲成さ
れるパネル側面部11とを有する壁パネル1が上下調節
位置に載置固定され、パネル側面部には下方に開く差込
溝12が欠設され、巾木13は、巾木下縁14を床面に
当接し且つ該差込溝に巾木頂縁16を遊嵌状態で挿入さ
れ、巾木の裏面がベースレール垂直外面4に対して面接
合手段により接合保持されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巾木取付装置、特
に複数枚の壁パネルを連接して形成される組立壁におけ
る巾木取付装置に関する。
に複数枚の壁パネルを連接して形成される組立壁におけ
る巾木取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の壁パネルによる組立壁は、例え
ば本発明者が先に発明した特願平10−239437号
の壁パネル支持装置のように、ベースレール上にパネル
下端部を上下調節自在に載置支持される構造を有するの
で、ベースレール側面には取付用ボルトの頭部が露出す
る等の理由で、ベースレール側面は平滑とはならず外観
が優美とはならないから、ベースレール側面に重ねて別
途巾木を設置することが内装として推奨される。そして
かかる巾木は、壁パネルが上下調節自在に設置されるの
で、床面と壁パネル下縁との間の距離を一定とすること
はできず、床面と壁パネル下縁との距離の変化によって
巾木の上下に隙間が生じるようなことになっては巾木の
性能としては劣ることになる。そしてこのような欠点を
生じさせないために加工や現場施工が複雑になるのでは
実用性に乏しくなる。上記したような問題点を解決した
巾木取付装置は未だ開発されていない。
ば本発明者が先に発明した特願平10−239437号
の壁パネル支持装置のように、ベースレール上にパネル
下端部を上下調節自在に載置支持される構造を有するの
で、ベースレール側面には取付用ボルトの頭部が露出す
る等の理由で、ベースレール側面は平滑とはならず外観
が優美とはならないから、ベースレール側面に重ねて別
途巾木を設置することが内装として推奨される。そして
かかる巾木は、壁パネルが上下調節自在に設置されるの
で、床面と壁パネル下縁との間の距離を一定とすること
はできず、床面と壁パネル下縁との距離の変化によって
巾木の上下に隙間が生じるようなことになっては巾木の
性能としては劣ることになる。そしてこのような欠点を
生じさせないために加工や現場施工が複雑になるのでは
実用性に乏しくなる。上記したような問題点を解決した
巾木取付装置は未だ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ベースレール上に壁パネルを上下調節自在
に載置支持する組立壁において、一定でない床面と壁パ
ネル下縁との距離に拘らず上下に隙間を生じさせること
がなく外観が優美であり、且つ製造及び現場における設
置作業が容易である巾木取付装置を提供することにあ
る。
する課題は、ベースレール上に壁パネルを上下調節自在
に載置支持する組立壁において、一定でない床面と壁パ
ネル下縁との距離に拘らず上下に隙間を生じさせること
がなく外観が優美であり、且つ製造及び現場における設
置作業が容易である巾木取付装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の巾木取付装置は、床面上に固定されると共
に垂直外面を有する細長いベースレールと、該ベースレ
ール上にその下端部が上下調節位置に載置固定されると
共に該ベースレールの該垂直外面と平行し且つ該垂直外
面より前方に位置する垂直なパネル表面部と該パネル表
面部両側縁において後方に曲成されるパネル側面部とを
有する壁パネルと、該ベースレールの該垂直外面に沿っ
て配設される板状の巾木とよりなる巾木取付装置におい
て、該巾木は巾木頂縁と巾木下縁との距離が該ベースレ
ール上に載置固定された該壁パネルの下縁と該床面との
間隔より長く形成されており、該パネル側面部には下方
に開く差込溝が欠設され、該巾木下縁が該床面に当接さ
れ且つ該差込溝に該巾木頂縁が遊嵌状態で挿入された該
巾木の裏面が該ベースレールの該垂直外面に対して面接
合手段により面接合保持されていることを主な特徴とす
る。
に、本発明の巾木取付装置は、床面上に固定されると共
に垂直外面を有する細長いベースレールと、該ベースレ
ール上にその下端部が上下調節位置に載置固定されると
共に該ベースレールの該垂直外面と平行し且つ該垂直外
面より前方に位置する垂直なパネル表面部と該パネル表
面部両側縁において後方に曲成されるパネル側面部とを
有する壁パネルと、該ベースレールの該垂直外面に沿っ
て配設される板状の巾木とよりなる巾木取付装置におい
て、該巾木は巾木頂縁と巾木下縁との距離が該ベースレ
ール上に載置固定された該壁パネルの下縁と該床面との
間隔より長く形成されており、該パネル側面部には下方
に開く差込溝が欠設され、該巾木下縁が該床面に当接さ
れ且つ該差込溝に該巾木頂縁が遊嵌状態で挿入された該
巾木の裏面が該ベースレールの該垂直外面に対して面接
合手段により面接合保持されていることを主な特徴とす
る。
【0005】また、ベースレール側面に突出する取付ボ
ルトのボルト頭など突出物収容空間を確保するために、
前記巾木の裏面が前記ベースレールの前記垂直外面に対
して弾力性あるスペーサを介して面接合手段により面接
合されていることを特徴とする請求項1記載の巾木取付
装置。
ルトのボルト頭など突出物収容空間を確保するために、
前記巾木の裏面が前記ベースレールの前記垂直外面に対
して弾力性あるスペーサを介して面接合手段により面接
合されていることを特徴とする請求項1記載の巾木取付
装置。
【0006】そして、前記接合手段の具体的構成例とし
て、前記面接合手段が粘着もしくは接着によるものであ
ることを特徴とする。
て、前記面接合手段が粘着もしくは接着によるものであ
ることを特徴とする。
【0007】また、前記面接合手段の具体的構成とし
て、前記面接合手段が永久磁石の吸着によるものである
ことを特徴とする。
て、前記面接合手段が永久磁石の吸着によるものである
ことを特徴とする。
【0008】さらに、巾木を補強し、巾木の床面との円
滑な当接を確保するために、前記巾木下縁には、断面L
字縁が設けられていることを特徴とする。
滑な当接を確保するために、前記巾木下縁には、断面L
字縁が設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して説明する。図1は巾木取付装置の分解斜
視図であり、また図2は設置完了時における巾木取付装
置の壁パネル側端における側断面図である。図2におい
て符号Sは床面を示しており、屋内建造物の壁を構成す
る単位壁パネル1は床面Sにアンカーボルト2によって
固定され且つ壁パネル1の配列方向に延長する細長いベ
ースレール3に上下調節位置に載置固定されている。す
なわちこの実施形態では、両側に垂直外面4を有するU
字状断面をなしベースレール3上に、単位壁パネル1の
端部位置に於いて、高さ調節ボルト5をその頂面に螺合
した逆U字状断面をなす短尺のパネル受金具6を両者の
対応フランジが重なるように配設し、高さ調節ボルト5
を回動調節してその先端をベースレール3のウェブに当
接させて高さ位置を設定した後に側面側から固定ビス7
によってパネル受金具6をベースレール3に固定し、固
定されたパネル受金具6に対して壁パネル1の下端を載
置すると共に、壁パネル1両側に固着された止着金具8
とパネル受金具6とを側方から止着ボルト9で締付ける
ことにより壁パネル1がベースレール3に上下調節され
た状態で載置固定されている。
図面を参照して説明する。図1は巾木取付装置の分解斜
視図であり、また図2は設置完了時における巾木取付装
置の壁パネル側端における側断面図である。図2におい
て符号Sは床面を示しており、屋内建造物の壁を構成す
る単位壁パネル1は床面Sにアンカーボルト2によって
固定され且つ壁パネル1の配列方向に延長する細長いベ
ースレール3に上下調節位置に載置固定されている。す
なわちこの実施形態では、両側に垂直外面4を有するU
字状断面をなしベースレール3上に、単位壁パネル1の
端部位置に於いて、高さ調節ボルト5をその頂面に螺合
した逆U字状断面をなす短尺のパネル受金具6を両者の
対応フランジが重なるように配設し、高さ調節ボルト5
を回動調節してその先端をベースレール3のウェブに当
接させて高さ位置を設定した後に側面側から固定ビス7
によってパネル受金具6をベースレール3に固定し、固
定されたパネル受金具6に対して壁パネル1の下端を載
置すると共に、壁パネル1両側に固着された止着金具8
とパネル受金具6とを側方から止着ボルト9で締付ける
ことにより壁パネル1がベースレール3に上下調節され
た状態で載置固定されている。
【0010】この実施形態では、壁パネル1は上記のよ
うな手段によりベースレール3上に上下調節位置に載置
固定されているが、本発明は載置固定の手段を限定する
ものではなく、その他の任意の手段が採用される。壁面
を形成する金属板製の壁パネル1には、ベースレール3
上に載置固定された状態でベースレール3の垂直外面4
より前方に位置する垂直なパネル表面部10とパネル表
面部10の両側縁において後方に曲成されるパネル側面
部11とが形成されており、両側のパネル側面部11に
は下方に開く差込溝12が欠設されている。金属あるい
は合成樹脂等で製造される巾木13は帯板状をなし、巾
木下縁14には、巾木13を補強して床面Sの清掃時に
モップ等の衝突に耐えるようにし、また床面Sとの円滑
な当接を確保するために断面L字縁15が形成されてい
る。また図示されてはいないが、巾木頂縁16には補強
のために折返し縁が設けられてもよい。巾木下縁14と
巾木頂縁16との間の距離はベースレール3上に載置固
定された壁パネル1の下縁と床面Sとの間隔より長く形
成されている。
うな手段によりベースレール3上に上下調節位置に載置
固定されているが、本発明は載置固定の手段を限定する
ものではなく、その他の任意の手段が採用される。壁面
を形成する金属板製の壁パネル1には、ベースレール3
上に載置固定された状態でベースレール3の垂直外面4
より前方に位置する垂直なパネル表面部10とパネル表
面部10の両側縁において後方に曲成されるパネル側面
部11とが形成されており、両側のパネル側面部11に
は下方に開く差込溝12が欠設されている。金属あるい
は合成樹脂等で製造される巾木13は帯板状をなし、巾
木下縁14には、巾木13を補強して床面Sの清掃時に
モップ等の衝突に耐えるようにし、また床面Sとの円滑
な当接を確保するために断面L字縁15が形成されてい
る。また図示されてはいないが、巾木頂縁16には補強
のために折返し縁が設けられてもよい。巾木下縁14と
巾木頂縁16との間の距離はベースレール3上に載置固
定された壁パネル1の下縁と床面Sとの間隔より長く形
成されている。
【0011】ベースレール3の垂直外面4には弾力性の
あるスペーサ17は軟質の合成樹脂、発泡合成樹脂等で
製造される。スペーサ17は予めその一面をベースレー
ル3の垂直外面4に接着しておくことが望ましく、この
実施形態では発泡合成樹脂帯状体の両面に粘着テープを
装着した両面粘着テープ付発泡合成樹脂帯状体における
一面を予め垂直外面4に粘着して使用する態様が採用さ
れている。この実施形態では、弾力性を有するスペーサ
17を使用することによって、巾木13をベースレール
3の垂直外面4上に突出する固定ビス7や止着ボルト9
の頭部から間隔をあけて配置させることになり、巾木1
3が突出頭部に接触しないで安定的に設置され、また弾
力性を利用して粘着若しくは接着をより確実とするもの
であるが、このような突出頭部が突出していない場合に
はスペーサを使用しないでベースレール3の垂直外面4
に直接巾木13を接着させることも可能である。また面
接合の手段としての接着や粘着によるもの以外に、永久
磁石による吸着を利用する実施形態も採用される。永久
磁石を使用した面接合には、単独の永久磁石を列設させ
る態様や、微細な永久磁石を埋入した弾性帯状体を使用
する態様が採用される。
あるスペーサ17は軟質の合成樹脂、発泡合成樹脂等で
製造される。スペーサ17は予めその一面をベースレー
ル3の垂直外面4に接着しておくことが望ましく、この
実施形態では発泡合成樹脂帯状体の両面に粘着テープを
装着した両面粘着テープ付発泡合成樹脂帯状体における
一面を予め垂直外面4に粘着して使用する態様が採用さ
れている。この実施形態では、弾力性を有するスペーサ
17を使用することによって、巾木13をベースレール
3の垂直外面4上に突出する固定ビス7や止着ボルト9
の頭部から間隔をあけて配置させることになり、巾木1
3が突出頭部に接触しないで安定的に設置され、また弾
力性を利用して粘着若しくは接着をより確実とするもの
であるが、このような突出頭部が突出していない場合に
はスペーサを使用しないでベースレール3の垂直外面4
に直接巾木13を接着させることも可能である。また面
接合の手段としての接着や粘着によるもの以外に、永久
磁石による吸着を利用する実施形態も採用される。永久
磁石を使用した面接合には、単独の永久磁石を列設させ
る態様や、微細な永久磁石を埋入した弾性帯状体を使用
する態様が採用される。
【0012】ベースレール3に上下調節位置に載置固定
された壁パネル1に対して巾木13を設置するには、図
3に示されるように、巾木13の巾木下縁14を床面S
に接触させながら巾木13を傾斜させて、巾木頂縁16
が壁パネル1下縁を通過するように摺動させ、巾木頂縁
16が差込溝12に達したときに巾木13を引き起し
て、巾木頂縁16を差込溝12に挿入すると共に、巾木
13の裏面をベースレール3の垂直外面4に押圧すれ
ば、垂直外面4にその一面を粘着してあるスペーサ17
を兼用する両面粘着テープ付発泡合成樹脂帯状体の他面
に巾木13の裏面が粘着し、設置が完了する。設置作業
は立設された壁パネル1の裏面側に回り込んで作業する
必要がなく、パネル面の片側から行うことができるから
作業性が良好であり、また特別な工具を必要とせず、特
別な技能を必要としないで容易に設置作業を行うことが
できる。また巾木13が破損した場合には、その取替作
業も容易に行うことができる。
された壁パネル1に対して巾木13を設置するには、図
3に示されるように、巾木13の巾木下縁14を床面S
に接触させながら巾木13を傾斜させて、巾木頂縁16
が壁パネル1下縁を通過するように摺動させ、巾木頂縁
16が差込溝12に達したときに巾木13を引き起し
て、巾木頂縁16を差込溝12に挿入すると共に、巾木
13の裏面をベースレール3の垂直外面4に押圧すれ
ば、垂直外面4にその一面を粘着してあるスペーサ17
を兼用する両面粘着テープ付発泡合成樹脂帯状体の他面
に巾木13の裏面が粘着し、設置が完了する。設置作業
は立設された壁パネル1の裏面側に回り込んで作業する
必要がなく、パネル面の片側から行うことができるから
作業性が良好であり、また特別な工具を必要とせず、特
別な技能を必要としないで容易に設置作業を行うことが
できる。また巾木13が破損した場合には、その取替作
業も容易に行うことができる。
【0013】このように設置された巾木13は、床面S
に対して巾木下縁14を密着させた状態となるので、巾
木下縁14が床面Sと隙間を生じさせることがなく、ま
た巾木頂縁16は壁パネル1の差込溝12に遊嵌状態で
挿入されているので、上下調節がなされて床面Sと壁パ
ネル1下縁との距離が一定しない本発明のような壁パネ
ル構造に対して、既成部品を使用しているのにも拘ら
ず、隙間の発生等の外見上の欠点を生じさせない。また
巾木13はベースレール3に面接合しており、巾木頂縁
16は壁パネル1における差込溝12内に収容されるの
で安定的に設置状態を維持することができる。なお壁パ
ネル1における差込溝12の深さは、壁パネル1の上下
方向の調節範囲において、巾木13の巾木頂縁16が必
ず差込溝12内に遊嵌状態で挿入される距離とされるこ
とは云うまでもない。巾木取付装置は簡単な構造を有
し、安価に製造することができる。
に対して巾木下縁14を密着させた状態となるので、巾
木下縁14が床面Sと隙間を生じさせることがなく、ま
た巾木頂縁16は壁パネル1の差込溝12に遊嵌状態で
挿入されているので、上下調節がなされて床面Sと壁パ
ネル1下縁との距離が一定しない本発明のような壁パネ
ル構造に対して、既成部品を使用しているのにも拘ら
ず、隙間の発生等の外見上の欠点を生じさせない。また
巾木13はベースレール3に面接合しており、巾木頂縁
16は壁パネル1における差込溝12内に収容されるの
で安定的に設置状態を維持することができる。なお壁パ
ネル1における差込溝12の深さは、壁パネル1の上下
方向の調節範囲において、巾木13の巾木頂縁16が必
ず差込溝12内に遊嵌状態で挿入される距離とされるこ
とは云うまでもない。巾木取付装置は簡単な構造を有
し、安価に製造することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を奏する。 A.設置された巾木は、裏面をベースレールの垂直外面
に面接合することにより床面に対して巾木下縁を密着さ
せた状態となるので、巾木下縁が床面と隙間を生じさせ
ることがなく、また巾木頂縁は壁パネルにおける差込溝
に遊嵌状態で挿入されているので、上下調節がなされて
床面と壁パネル下縁との距離が一定しない壁パネル構造
に対して、既製部品を使用しているのにも拘らず、隙間
の発生等の外見上の欠点を生じさせない。 B.設置された巾木はベースレールに面接合しており、
巾木頂縁は壁パネルにおける差込溝内に収容されるので
安定的に設置状態を維持することができる。 C.設置する場合には、巾木下縁を床面に接触させなが
ら巾木を傾斜させて、巾木頂縁が壁パネル下縁を通過す
るように摺動させ、巾木頂縁が差込溝に達したときに巾
木を引き起して、巾木頂縁を差込溝に挿入すると共に、
巾木の裏面をベースレールの垂直外面に面接合させるだ
けの操作であり、設置作業は立設された壁パネルの裏面
側に回り込んで作業する必要がなく、パネル面の片側か
ら行うことができるから作業性が良好であり、また特別
な工具を必要とせず、特別な技能を必要としないで容易
に設置作業を行うことができる。
に面接合することにより床面に対して巾木下縁を密着さ
せた状態となるので、巾木下縁が床面と隙間を生じさせ
ることがなく、また巾木頂縁は壁パネルにおける差込溝
に遊嵌状態で挿入されているので、上下調節がなされて
床面と壁パネル下縁との距離が一定しない壁パネル構造
に対して、既製部品を使用しているのにも拘らず、隙間
の発生等の外見上の欠点を生じさせない。 B.設置された巾木はベースレールに面接合しており、
巾木頂縁は壁パネルにおける差込溝内に収容されるので
安定的に設置状態を維持することができる。 C.設置する場合には、巾木下縁を床面に接触させなが
ら巾木を傾斜させて、巾木頂縁が壁パネル下縁を通過す
るように摺動させ、巾木頂縁が差込溝に達したときに巾
木を引き起して、巾木頂縁を差込溝に挿入すると共に、
巾木の裏面をベースレールの垂直外面に面接合させるだ
けの操作であり、設置作業は立設された壁パネルの裏面
側に回り込んで作業する必要がなく、パネル面の片側か
ら行うことができるから作業性が良好であり、また特別
な工具を必要とせず、特別な技能を必要としないで容易
に設置作業を行うことができる。
【0015】D.巾木が破損した場合には、取替作業を
容易に行うことができる。 E.巾木取付装置は簡単な構造を有し、安価に製造する
ことができる。 F.面接合箇所に弾力性を有するスペーサを介在させる
ことにより、巾木をベースレールの垂直外面上に突出す
る固定ビスや止着ボルトの頭部から間隔をあけて配置さ
せることになり、巾木1がこれらの突出頭部に接触しな
いで安定的に設置させることができる。また弾力性を利
用して面接合をより確実とすることができる。 G.面接合の手段としての接着や粘着によるもの以外
に、永久磁石による吸着を利用することができる。 H.巾木下縁には、断面L字縁を形成して、床面の清掃
時にモップ等の衝突に耐えるようにし巾木を補強すると
共に、床面との円滑な当接を確保することができる。
容易に行うことができる。 E.巾木取付装置は簡単な構造を有し、安価に製造する
ことができる。 F.面接合箇所に弾力性を有するスペーサを介在させる
ことにより、巾木をベースレールの垂直外面上に突出す
る固定ビスや止着ボルトの頭部から間隔をあけて配置さ
せることになり、巾木1がこれらの突出頭部に接触しな
いで安定的に設置させることができる。また弾力性を利
用して面接合をより確実とすることができる。 G.面接合の手段としての接着や粘着によるもの以外
に、永久磁石による吸着を利用することができる。 H.巾木下縁には、断面L字縁を形成して、床面の清掃
時にモップ等の衝突に耐えるようにし巾木を補強すると
共に、床面との円滑な当接を確保することができる。
【図1】巾木取付装置の分解斜視図である。
【図2】巾木取付装置の側断面図である。
【図3】巾木を設置中の巾木取付装置の側断面図であ
る。
る。
【図4】図2に垂直な側面図である。
1 壁パネル 3 ベースレール 4 垂直外面 10 パネル表面部 11 パネル側面部 12 差込溝 13 巾木 14 巾木下縁 15 断面L字縁 16 巾木頂縁 17 スペーサ
Claims (5)
- 【請求項1】 床面上に固定されると共に垂直外面を有
する細長いベースレールと、該ベースレール上にその下
端部が上下調節位置に載置固定されると共に該ベースレ
ールの該垂直外面と平行し且つ該垂直外面より前方に位
置する垂直なパネル表面部と該パネル表面部両側縁にお
いて後方に曲成されるパネル側面部とを有する壁パネル
と、該ベースレールの該垂直外面に沿って配設される板
状の巾木とよりなる巾木取付装置において、該巾木は巾
木頂縁と巾木下縁との距離が該ベースレール上に載置固
定された該壁パネルの下縁と該床面との間隔より長く形
成されており、該パネル側面部には下方に開く差込溝が
欠設され、該巾木下縁が該床面に当接され且つ該差込溝
に該巾木頂縁が遊嵌状態で挿入された該巾木の裏面が該
ベースレールの該垂直外面に対して面接合手段により面
接合保持されていることを特徴とする巾木取付装置。 - 【請求項2】前記巾木の裏面が前記ベースレールの前記
垂直外面に対して弾力性あるスペーサを介して面接合手
段により面接合されていることを特徴とする請求項1記
載の巾木取付装置。 - 【請求項3】前記面接合手段が粘着もしくは接着による
ものであることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の巾木取付装置。 - 【請求項4】前記面接合手段が永久磁石の吸着によるも
のであることを特徴とする請求項1または請求項2記載
の巾木取付装置。 - 【請求項5】 前記巾木下縁には、断面L字縁が設けら
れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
項記載の巾木取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091194A JP2000282608A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 巾木取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091194A JP2000282608A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 巾木取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000282608A true JP2000282608A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14019649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11091194A Pending JP2000282608A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 巾木取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000282608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115354829A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-11-18 | 上海外高桥造船海洋工程有限公司 | 用于船舶厨房的踢脚线及使用其的7000箱集装箱船 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11091194A patent/JP2000282608A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115354829A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-11-18 | 上海外高桥造船海洋工程有限公司 | 用于船舶厨房的踢脚线及使用其的7000箱集装箱船 |
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