JP3359604B2 - 幅木取り付け構造および該構造に用いられる幅木ならびに幅木係止金具 - Google Patents

幅木取り付け構造および該構造に用いられる幅木ならびに幅木係止金具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部屋の隅部におけ
る幅木取り付け構造および該構造に用いられる幅木なら
びに幅木係止金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、床材と壁面がなす部屋の隅部
には、その壁面に幅木が固着されている。この幅木とし
て、上部幅木材と下部幅木材とに分割されて構成され、
これらを嵌合させた状態で施工されるいわゆるスライド
幅木が使用されている。
【0003】住宅の基礎部分である根太や大引きが収縮
してやせてくる場合があり、その場合、直接根太上に施
工される床材は位置が下がってくるのに対し、下部幅木
は壁面に固着されているため、その位置が変わらずにそ
のままの位置に残り、床材と下部幅木との間に隙間が生
じて見苦しくなったり、塵埃が隙間に侵入して害虫が発
生する原因となることがあった。
【0004】一方で、最近では住宅やマンションでの暖
房手段として、空気が汚れないことや室内で火気を用い
ずに安全であることから床暖房が好まれる傾向にあり、
その床暖房に用いられる床暖房用床材が多用されてい
る。
【0005】このような床暖房用床材は施工後におい
て、床暖房パネルの修理・点検などのメンテナンスを行
う際に床暖房用床材の取り外しができるように、床暖房
用床材表面にネジ穴を設け、該ネジ穴からネジなどの固
を打ち込んで固着され、ネジ穴には木栓を嵌め込ん
床暖房用床材表面が平坦になるように構成されてお
り、床暖房用床材を取り外す際には木栓をはずしてネジ
をゆるめることで床暖房用床材を取り外している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような床暖房の使
用中において、床暖房が故障してしまった場合には、先
にも述べたように修理・点検のために床暖房用床材を取
り外す必要があるが、部屋の隅部では床暖房用床材の上
に幅木が施工されており、床暖房用床材を取り外すとき
に幅木を取り外すことができず、幅木を壊して床暖房用
床材を取り外していた。
【0007】このため、床暖房パネルあるいは床暖房用
床材の修理・点検をし、床暖房用パネルを再度固着した
後に、壁面に新しい幅木を施工しなくてはならなかった
ので、無駄であった。
【0008】また、床暖房用床材に限らず、床材全般は
木質系基材で構成され、かつ造作材も木質系基材で構成
されることもあり、木質系基材はそれ自体が吸放湿を行
うため、寸法変化が起こり、幅木の下面と床材の上面と
の間に隙間があいてしまうこともあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決し、上部幅木材と下部幅木材とに分割された幅木をワ
ンタッチで簡単に取り付け、取り外しできるようにする
ことを目的とする。
【0010】すなわち、本発明は、壁面と接する隅部の
床材上に設けられる下部幅木材と、下部幅木材の上方に
おいて壁下地材に後面を接して固定される上部幅木材と
からなる幅木の取り付け構造であって、上部幅木材の下
端部前方には切り欠きが形成されて下端部後方に凸部が
設けられており、下部幅木材の上面は壁下地材を載置す
る第一の面と、第一の面よりも高いレベルにあって上部
幅木材の上記凸部を載置する第二の面と、第二の面より
もさらに高いレベルにあって上部幅木材の上記切り欠き
との間に隙間を形成している第三の面とを有して少なく
とも三段に形成されており、さらに、下部幅木材の下面
の後方が切り欠きされて係止金具収容部が形成されると
共に前方には下端凸部が設けられており、壁面と接する
隅部の床材上に任意間隔で、断面略コの字形の幅木係止
金具を前面を開放した状態で固定し、固定された幅木係
止金具の開放前面から下部幅木材を挿入して前記第一の
面を備える後端凸部を幅木係止金具によって着脱可能に
嵌合保持せしめ、このとき下部幅木材は前記下端凸部を
床面に接した状態で、係止金具収容部に幅木係止金具の
下面部を収容しており、このようにして取り付けられた
下部幅木材の前記第二の面に上部幅木材の上記凸部を載
置した状態で上部幅木材を壁下地材に対して固定して得
られることを特徴とする幅木取り付け構造である。
【0011】この幅木取り付け構造における一つの好適
な態様は、下部幅木材の前記第一の面が前方に向けて下
り傾斜の傾斜面として形成されており、この傾斜面に対
して幅木係止金具の上面部が圧接するように取り付けら
れるものである。
【0012】
【0013】この場合、下部幅木材の前記表面側下端凸
部の後端面が前方に向けて上り傾斜の傾斜面として形成
されており、幅木係止金具の下面部の先端がこの傾斜面
に対応して傾斜していて下部幅木材の下端凸部を圧接挟
持するように構成することができる。
【0014】また、幅木係止金具の下面部が、前記傾斜
先端部の後方に、床面上に載置されて釘やネジ等の固定
具を挿通するための挿通孔を備えた水平部を備え、水平
部のさらに後方には下部幅木材の前記後端凸部の下面を
支持する凸部が設けられるように構成することができ
る。
【0015】さらに、本発明による幅木は、壁面と接す
る隅部の床材上に設けられる下部幅木材と、下部幅木材
の上方において壁下地材に後面を接して固定される上部
幅木材とからなり、上部幅木材の下端部前方には切り欠
きが形成されて下端部後方に凸部が設けられており、下
部幅木材の上面は壁下地材を載置する第一の面と、第一
の面よりも高いレベルにあって上部幅木材の上記凸部を
載置する第二の面と、第二の面よりもさらに高いレベル
にあって上部幅木材の上記切り欠きとの間に隙間を形成
している第三の面とを有して少なくとも三段に形成され
おり、下部幅木材の下面の後方に係止金具を収容する
ための切り欠きが形成されると共に前方には下端凸部が
設けられ、この下端凸部の後端面は前方に向けて上り傾
斜の傾斜面として形成されていることを特徴とする。
【0016】本発明は、また、請求項に記載の幅木を
壁面と接する隅部の床材上に取り付けるための断面略コ
の字形の幅木係止金具であって、その前面を開放した状
態で該隅部の床材上に任意間隔で固定され、固定された
幅木係止金具の開放前面から下部幅木材を挿入して前記
第一の面を備える後端凸部を着脱可能に嵌合保持せし
、この嵌合保持状態において、幅木係止金具の下面部
は下部幅木材の前記切り欠きに収容され、その先端部は
下部幅木材の前記下端凸部の後端傾斜面と略同一角度を
有して該後端傾斜面と係合していることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の一実施
形態による幅木取り付け構造を示し、躯体に取り付けら
れた石こうボード等にクロスを貼ることによって得られ
る壁下地材1と、床下地(図示せず)上に床材2(本実
施例では床暖房パネル2aと床暖房用床材2bとで構成
されている)が接する部屋の隅部に、上部幅木材10お
よび下部幅木材20とからなる幅木が固着されている。
符号3は床材2の端部を突き合わせるための受け材であ
る。
【0018】幅木は上部幅木材10および下部幅木材2
0とから構成されており、各幅木材10,20は無垢の
木材、合板、集成材、単板積層材、木質繊維板、パーテ
ィクルボード、オリエンテッドストランドボードなどの
木質系材料、硬質塩化ビニール樹脂、軟質塩化ビニール
樹脂、ABS樹脂などの各種樹脂を成型して得られる合
成樹脂板、合成樹脂棒の合成樹脂系材料、ステンレス、
アルミニウムなどからなる金属板、金属棒の金属系材料
が任意選択されて用いられ、各部材を同一の材料で構成
してもよいし、異なる材料を組み合わせて構成してもよ
い。また、その表面には任意で着色塗装、柄印刷、化粧
単板、化粧紙や化粧合成樹脂シートを貼着したりして化
粧を施すこともできる。
【0019】上部幅木材10は、施工時に後述する下部
幅木材20の上端凸部21との間に隙間Sを残すため
に、下端の前方の長手方向全長にわたって切り欠き11
を有しており、その後方に凸部12が残されている。下
端前方の凸部12の幅は後述する下部幅木材20の中間
位置にある面(第二の面)23の幅と略同一である。
【0020】上部幅木材10の前面には長手方向全長ま
たはその任意個所に凹部13が形成され、該凹部13に
上部幅木材固定用の釘、ネジまたはタッカーなどの固定
手段(図示せず)を打ち込み、固定手段が外部から露見
しにくくしている。図示実施例では、上部幅木材10は
上記固定手段を用いて壁下地材1に固着されるが、接着
剤を用いて壁下地材1に固着するものであってもよい。
なお、固定手段としてネジその他取り外し容易なものを
用いる場合には、後述する床暖房機能の修理点検の際に
幅木全体を取り外す作業が容易となり、且つ、その後の
再取り付けにおいても新たな傷を上部幅木材10に与え
ずに容易に作業することができる。
【0021】下部幅木材20は、上部幅木材10の切り
欠き11との間に隙間Sを残して嵌合される上端凸部2
1を有しており、この上端凸部21の上面(第三の面)
22が下部幅木材20において最も高いレベルに位置し
ている。
【0022】上端凸部21の後方には面22よりも低い
レベルに位置する面23が設けられ、さらにその後方に
は面23よりもさらに低いレベルに位置する面24が設
けられている。すなわち、下部幅木材20の上面は後方
から前方に向けて徐々に高くなる三段階のレベル面を有
するものとして形成されている。面24は下部幅木材2
0の後端凸部25の上面を構成しており、前方に向けて
下り傾斜の傾斜面として形成されている。面24は壁下
地材1のための載置面となり、したがって壁下地材24
と略同一幅に形成される。
【0023】下部幅木材20の下面においては、その後
方が切り欠きされて後述する係止金具30を収容するた
めの切り欠き部(係止金具収容部)26が形成され、そ
の前方には下端凸部27が設けられている。下端凸部2
7はその底面において床面に接しており、その後端面は
前方に向けて上り傾斜の傾斜面28とされている。ま
た、切り欠き部26は室内の電気配線や床暖房に用いら
れる電気コードや温水パイプ配設するための空間として
も利用される。
【0024】符号30は、下部幅木材20を壁面と接す
る隅部の床材2上に取り付けるために用いられる断面略
コの字形の幅木係止金具であり、金属や合成樹脂等で形
成され、図3に示すように、床材2の端部において受け
材3に当接させた状態で任意間隔で固定される。
【0025】図示のように、幅木係止金具30は、床材
2に固定するための釘やネジ等の固定具31を挿通する
ための固定具挿通孔(符号なし)を有する下側水平面
(下面部)32と、その前端から下部幅木材20の下端
凸部27の後端傾斜面28と略同一角度に傾斜して立ち
上がる先端部33と、下側水平面32の一部において隆
起して下部幅木材20の後端凸部25の底面に当接する
凸面部(凸部)34とからなる下面部と、その後端から
略垂直に立ち上がる垂直後面部35と、その上端から下
部幅木材20の面24と略同一角度に傾斜するように折
り曲げられた上面部36とを有して構成されている。
【0026】この幅木取り付け構造の施工について説明
すると、まず図3に示すようにして、幅木の取り付け位
置において幅木係止金具30を任意間隔をあけて複数個
床材2に対して固定する。この固定は、幅木係止金具3
0の下側水平面32を床面上に載置し且つ垂直後面部3
5を受け材3に当接させた状態にて、下側水平面32に
あらかじめ形成されている固定具挿通孔から釘やネジ等
の固定具31を打ち込むことによって行われる。固定具
31としてネジその他取り外し容易なものを用いる場合
には、後述する床暖房機能の修理点検の際に幅木係止金
具30を取り外したり再度取り付ける作業が容易とな
る。また、両面テープを用いて幅木係止金具30を床面
に固定してもよく、この場合には下側水平面32におけ
る固定具挿通孔は不要である。
【0027】このようにして固定された幅木係止金具3
0は前方が開放されているので、この開放前面から、下
部幅木材20の後端凸部25を挿入する。これにより、
後端凸部25が幅木係止金具30の凸面部34、垂直後
面部35および傾斜上面部36によって形成される空間
内に嵌合され、下部幅木材20が取り付けられる。下部
幅木材20の後端凸部25と幅木係止金具30の上面部
36はいずれも前方に向けて下り傾斜とされているた
め、後端凸部25を挿入していく途中で幅木係止金具3
0の上面部36の先端に引っかかるが、該金具30の弾
性により上面部36が上方に押し上げられるように変形
し、最終的に後端凸部25が幅木係止金具30の垂直後
面部に突き当たったときには上記空間内にしっかりと圧
接挟持される。また、幅木係止金具30の傾斜先端部3
3が下部幅木材20の下端凸部27の後端傾斜面28を
圧接挟持するため、下端凸部27の浮き上がりを防止す
ることができる。
【0028】このようにして下部幅木材20を取り付け
た後、その上面の後方位置にある面24上、すなわち受
け材3の前面と下部幅木材20の面23、24の間の垂
直面との間に形成されている幅スペース内に壁下地材1
の下端部を挿入載置するようにして壁下地材1を施工す
る。このように、本発明によると、下部幅木材20の取
り付け後にその上に壁下地材1を施工するものであるた
め、自動的に壁下地構造に通気性が与えられ、通気工法
が容易に施工されるという利点がある。
【0029】さらに、このようにして施工された壁下地
材1の前面と中間面23、前方面22間の垂直面との間
に形成されているスペース内に上部幅木材10の下端後
方の凸部12を挿入載置するようにして上部幅木材10
を位置決めし、凹部13に上部幅木材固定用の釘あるい
はタッカーなどの固定手段(図示せず)を打ち込んで上
部幅木材10を壁下地材1に対して固定する。
【0030】以上により、上部幅木材10および下部幅
木材20よりなる幅木の取り付け構造が得られる。
【0031】施工後、これら床材2あるいは壁下地材1
さらには下部幅木材20自体が吸放湿による寸法変化を
起こしても、下部幅木材20は幅木係止金具30に嵌合
されているため、床面との間に隙間が生ずることがな
く、外観上見苦しくなることがない。
【0032】また、施工後に床暖房パネル2aや床暖房
用床材2bの修理・点検が必要となった場合には、上部
幅木材10を取り外した後、幅木係止金具30に嵌合さ
れている下部幅木材20を取り外し、さらに固定具31
を抜いて幅木係止金具30を取り外せばよく、修理点検
後はこの反対の手順によって再度幅木を取り付けること
ができる。下部幅木材20は幅木係止金具30によって
弾性的に挟持されているにすぎないため、これを手で引
き抜くことで簡単に取り外しが可能であり、且つ、取り
外された下部幅木材には何ら傷がなく、取り外しの際に
破損することもないので、修理点検後には再びこれを使
用することができる。
【0033】なお、幅木係止金具30の断面形状は上述
の作用を達成することができるものであれば限定的では
なく、たとえば図4や図5に示すような断面形状を有す
るものであってもよい。
【0034】図示実施例では、下部幅木材20の上面中
間位置に第二の面23を設け、上部幅木材10の下端凸
部12を面23上に載置するようにしたが、場合によっ
ては下端凸部12を面23に直接載置せずにそれらの間
に空間を形成するようにして上部幅木材10を浮かせた
状態で取り付けてもよい。この場合に形成される空間
は、たとえば電話線を通すための空間として利用するこ
とができる。
【0035】また、下部幅木材20の第二の面23を割
愛して、下部幅木材20の前方の上端凸部21と後端凸
部25との間に第一の面24が設けられるようにしても
よい。この場合には第一の面24は壁下地材1と上部幅
木材10の下端凸部12との合計寸法に略対応した幅寸
法にわたって延長するものとし、壁下地材1を受け材3
に当接する位置において面24上に載置して施工した
後、壁下地材1の前面と上端凸部21の後面との間に残
されているスペースに下端凸部12を挿入するようにし
て上部幅木材10を取り付ける。
【0036】
【発明の効果】下部幅木材が幅木係止金具を介して床材
に固着されているので、根太や大引きがやせてきた場合
でも、下部幅木材は床材とともに動き、下部幅木と床材
の間に隙間が生じることがない。下部幅木材は上部幅木
材と嵌合されており、下部幅木材が床材と共に動いても
上部幅木材との間の隙間(室内側からは意匠的な凹溝と
して観察される)の幅寸法が変動するだけであるので、
美観を損ねることがない。
【0037】また、下部幅木材の取り付けに際して該下
部幅木材に対して直接釘やネジ等の固着具を打ち付ける
必要がないので、美感を損ねることがない。
【0038】下部幅木材を床材に固定する際に幅木係止
金具が用いられ、その挟持作用によってガタツキのない
固定状態が得られると共に、取り外しも容易であるた
め、暖房床材において暖房機能を点検修理する際の取り
外し作業および再取り付け作業が容易であり、且つ、取
り外した後の下部幅木材は何ら破損も傷もないためこれ
をそのまま用いて再取り付けするのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様による幅木取り付け構造
を示す斜視図である。
【図2】 図1の幅木取り付け構造の断面図である。
【図3】 図1の幅木取り付け構造における幅木係止金
具の固定状態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の幅木取り付け構造において用いられ
る幅木係止金具の別の形状例を示す断面図である。
【図5】 本発明の幅木取り付け構造において用いられ
る幅木係止金具のさらに別の形状例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 壁下地材 2 床材 3 受け材 10 上部幅木材 11 下端前方の切り欠き部 12 下端後方の凸部 20 下部幅木材 21 上端凸部 22 上端凸部の上面(第三の面) 23 中間位置にある面(第二の面) 24 後方位置にある傾斜面(第一の面) 25 後方凸部 26 下端後方の切り欠き部 27 下端前方の凸部 28 凸部の傾斜後面 30 幅木係止金具 31 固定具 32 下側水平面(水平部) 33 傾斜先端部 34 凸面部 35 垂直後面部 36 傾斜上面部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面と接する隅部の床材上に設けられる下
    部幅木材と、下部幅木材の上方において壁下地材に後面
    を接して固定される上部幅木材とからなる幅木の取り付
    け構造であって、上部幅木材の下端部前方には切り欠き
    が形成されて下端部後方に凸部が設けられており、下部
    幅木材の上面は壁下地材を載置する第一の面と、第一の
    面よりも高いレベルにあって上部幅木材の上記凸部を載
    置する第二の面と、第二の面よりもさらに高いレベルに
    あって上部幅木材の上記切り欠きとの間に隙間を形成し
    ている第三の面とを有して少なくとも三段に形成されて
    おり、さらに、下部幅木材の下面の後方が切り欠きされ
    て係止金具収容部が形成されると共に前方には下端凸部
    が設けられており、壁面と接する隅部の床材上に任意間
    隔で、断面略コの字形の幅木係止金具を前面を開放した
    状態で固定し、固定された幅木係止金具の開放前面から
    下部幅木材を挿入して前記第一の面を備える後端凸部を
    幅木係止金具によって着脱可能に嵌合保持せしめ、この
    とき下部幅木材は前記下端凸部を床面に接した状態で、
    係止金具収容部に幅木係止金具の下面部を収容してお
    り、このようにして取り付けられた下部幅木材の前記第
    二の面に上部幅木材の上記凸部を載置した状態で上部幅
    木材を壁下地材に対して固定して得られることを特徴と
    する幅木取り付け構造。
  2. 【請求項2】下部幅木材の前記第一の面が前方に向けて
    下り傾斜の傾斜面として形成されており、この傾斜面に
    対して幅木係止金具の上面部が圧接するように取り付け
    られることを特徴とする請求項1に記載の幅木取り付け
    構造。
  3. 【請求項3】下部幅木材の前記表面側下端凸部の後端面
    が前方に向けて上り傾斜の傾斜面として形成されてお
    り、幅木係止金具の下面部の先端がこの傾斜面に対応し
    て傾斜していて下部幅木材の下端凸部を圧接挟持してい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の幅木取り
    付け構造。
  4. 【請求項4】幅木係止金具の下面部が、前記傾斜先端部
    の後方に、床面上に載置されて釘やネジ等の固定具を挿
    通するための挿通孔を備えた水平部を備え、水平部のさ
    らに後方には下部幅木材の前記後端凸部の下面を支持す
    る凸部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の
    幅木取り付け構造。
  5. 【請求項5】壁面と接する隅部の床材上に設けられる下
    部幅木材と、下部 幅木材の上方において壁下地材に後面
    を接して固定される上部幅木材とからなり、上部幅木材
    の下端部前方には切り欠きが形成されて下端部後方に凸
    部が設けられており、下部幅木材の上面は壁下地材を載
    置する第一の面と、第一の面よりも高いレベルにあって
    上部幅木材の上記凸部を載置する第二の面と、第二の面
    よりもさらに高いレベルにあって上部幅木材の上記切り
    欠きとの間に隙間を形成している第三の面とを有して少
    なくとも三段に形成されており、下部幅木材の下面の後
    方に係止金具を収容するための切り欠きが形成されると
    共に前方には下端凸部が設けられ、この下端凸部の後端
    面は前方に向けて上り傾斜の傾斜面として形成されてい
    ることを特徴とする幅木。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の幅木を壁面と接する隅部
    の床材上に取り付けるための断面略コの字形の幅木係止
    金具であって、その前面を開放した状態で該隅部の床材
    上に任意間隔で固定され、固定された幅木係止金具の開
    放前面から下部幅木材を挿入して前記第一の面を備える
    後端凸部を着脱可能に嵌合保持せしめ、この嵌合保持状
    態において、幅木係止金具の下面部は下部幅木材の前記
    切り欠きに収容され、その先端部は下部幅木材の前記下
    端凸部の後端傾斜面と略同一角度を有して該後端傾斜面
    と係合していることを特徴とする幅木係止金具。
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