JP2551544Y2 - 階 段 - Google Patents

階 段

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JP2551544Y2
JP2551544Y2 JP1991054973U JP5497391U JP2551544Y2 JP 2551544 Y2 JP2551544 Y2 JP 2551544Y2 JP 1991054973 U JP1991054973 U JP 1991054973U JP 5497391 U JP5497391 U JP 5497391U JP 2551544 Y2 JP2551544 Y2 JP 2551544Y2
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JP
Japan
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tread
piece
fixing piece
tip
plate
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Application number
JP1991054973U
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English (en)
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JPH05825U (ja
Inventor
宏治 深川
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、既設の踏板の上に新し
い踏面を形成して改修した階段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、階段の踏板やけこみ板が古くなる
と、これら古い踏板及びけこみ板を剥ぎ取り、新しい踏
板やけこみ板を貼っていた。しかし、この方法では、既
設の踏板やけこみ板を剥がすのに手間がかかり、施工期
間が長くなって、施工コストも高くなっていた。
【0003】また、階段の先端部に対応した角度をもっ
て形成されたノンスリップ本体の水平面と垂直面に、そ
れぞれの面に取り付けられるじゅうたんの端縁が挿入さ
れる飾り縁が形成された階段用ノンスリップが実開昭4
7−30920号として提案されている。 これによれ
ば、階段の踏面及び蹴上面に絨毯を敷き込むことはでき
るが、下地となる階段が踏面の先端と蹴上面の表面とが
合致した絨毯敷き込み用に形成され ていなければなら
ず、踏板の先端が蹴上面より突出する通常の階段を改修
するには不適当であり、踏板の先端面を隠蔽する付木を
装着することもできない。
【0004】さらに、先端に下方へ向かう前垂れ部を設
けた平板部に、上端に被覆部を有する略T字状の立上り
片を起立して前後側に横向きの差込み溝を形成した継ぎ
具を階段の段鼻部付近に固定し、前側に形成される差込
み溝に角当て材の胴体部を、後側に形成される差込み溝
にマット本体の先端部を嵌合した階段が実開昭55−1
21832号として提案されている。 この階段によれ
ば、踏面にジュータン.カーペット等のマット本体を敷
設することができ、段鼻部分に蹴上面上部に沿って延び
る垂下片を有する角当て材を装着することができ、しか
も、必要に応じてマット本体を交換できる。 しかし、前
垂れ部が前側の差込み溝から逆L字状に伸びているた
め、この形状に成形された特殊な角当て材を使用しなけ
ればならない。また、この角当て材は単なる角部納め材
及び磨耗防止材であって、既存の踏板の先端を隠蔽する
ことはできない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、踏板
やけこみ板を貼り変える際に、既設の踏板及びけこみ板
を剥がすことなく、その上面から新しい化粧板を貼り付
けることができ、既存の踏板の先端が隠蔽されて体裁が
良く、しかも、踏板の先端を隠す付木として特殊な部材
を用いる必要がない階段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の階段は、上記課
題を達成するために、水平帯状の踏板固定片の下面中間
部に、踏板の厚みより高さが大きい先端面被覆固定片を
長手方向に沿って垂直に設け、前記踏板固定片の幅方向
一端縁に沿って起立壁を設け、該起立壁の上端を幅方向
他端側へ折曲して踏面抑え片を形成し、該踏面抑え片と
前記踏板固定片との間に踏面化粧板嵌合溝を形成し、前
記先端面被覆固定片の下端に、一端方向に延びる下部受
片を設けて成る階段貼り替え用金具を、前記踏板の先端
角部に設 置し、該踏板の上に載置した踏面化粧板の先端
を前記踏面化粧板嵌合溝に挿入し、前記踏板固定片と下
部受片との間において、前記先端面被覆固定片の前面に
付木を嵌合したことを特徴とする。
【0007】
【作用】既設のけこみ板の上面に新しいけこみ化粧板を
貼り付けた後、既設の踏板の先端面の外面に先端面被覆
固定片を固定し、踏板の上面先端部に踏板固定片を固定
して階段貼り替え用金具を既設の階段に取り付け、踏面
化粧板嵌合溝に新しい踏面化粧板の先端部を嵌入し、既
設の踏板の上面に新しい踏面化粧板を張設する。先端面
被覆固定片の前面に嵌合された付木が、踏板固定片と下
部受片とにより抱持されて強固に支持されると共に、既
存の踏板の先端面を隠蔽する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において、1は階段貼り替え用金具を
示し、水平帯状で、階段幅とほぼ同じ長さを有する踏板
固定片2の下面の幅方向一端寄りに、既設の踏板13
(図3参照)の厚さより高さが大きい先端面被覆固定片
4が垂直に長手方向に沿って設けられ、先端面被覆片4
の下端が幅方向一端側に折曲されて下部受片5が形成さ
れる。
【0009】また、踏板固定片2の幅方向一端縁には上
方に起立壁6が長手方向に沿って設けられ、起立壁6の
上端が幅方向他端側に折曲されて踏面抑え片7が設けら
れ、踏板固定片2と踏面抑え片7との間には踏面化粧板
嵌合溝8が形成されている。
【0010】踏面抑え片7の一端は、図2に示すよう
に、その先端が下部受片5の先端上方に一致する長さま
で、下向きに傾斜するように延出されて上部抑え片9が
形成され、下部受片5と上部抑え片9との間に付木嵌入
溝10が階段幅に沿って形成されている。
【0011】次に、この階段貼り替え用金具1の使用方
法について説明する。
【0012】まず、既設のけこみ板11の表面に新しい
けこみ化粧板12を接着あるいは固定金具等によって取
り付けた後、既設の踏板13の先端面に先端面被覆固定
片4を当接して釘、ビス等の適宜固定具14によって固
定し、踏板13の上面先端部に踏板固定片2を当接して
同じく固定具14′で固定し、図3に示すように、既設
の階段に階段貼り替え用金具1を装着する。
【0013】そして、階段貼り替え用金具1の踏面化粧
板嵌合溝8に新しい踏面化粧板15の先端を嵌入して、
踏板13の上面に踏面化粧板15を取り付け、付木嵌入
溝10に横長の付木16を嵌入して接着等により固定す
る。
【0014】以下、同様にして既設の階段に、下から順
に新しい踏面化粧板15とけこみ化粧板12とを敷設し
ていく。
【0015】なお、既設の踏板13と新しい踏面化粧板
15との間にクッション材を充填すると、上からの荷重
あるいは衝撃による踏面化粧板15の割れを防ぎ、階段
を昇降するときの衝撃音を防止することができる。ま
た、踏面化粧板15の裏面先端部に階段貼り替え用金具
1の踏板固定片2の厚みと同厚の切り欠きを形成し、こ
の切り欠きと踏板固定片2とを嵌合すると、踏板13と
踏面化粧板15との間に空隙が生じず、踏面化粧板15
に割れが発生しにくい。
【0016】図4は、本考案の第二の実施例を示し、下
部受片5の先端縁より上部抑え片9の先端縁が突出して
いる外は、図1に示す第一の実施例とほぼ同じ構成を有
する。
【0017】また、図5は本考案の第三の実施例を示
し、下部受片5の先端縁と上部抑え片9の先端縁とに、
付木脱落防止用の垂直壁17,17′が相対向して設け
られている。他の構成は第一の実施例とほぼ同様なの
で、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0018】なお、踏面抑え片及び上部抑え片の上面に
凹凸を設けると滑り止めとなり、彩色を施すと、この面
が階段表面に露出して縁飾りとなるので、他の内装の色
彩と組み合わせて美麗なインテリアを演出することがで
きる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、既設の踏板やけこみ板
を剥がすことなく、新しい踏面化粧板とけこみ化粧板を
貼ることができるので、階段の貼り替え工事を手間をか
けずに、短期間で簡単に施工することが可能で、踏面の
先端縁に踏面抑え片及び上部抑え片が縁飾りのように現
出するので、意匠的にも優れ、踏面の先端縁が保護され
て傷つきにくくなる。また、新しい踏板化粧板の下には
既設の踏板が残っているので、上方からの荷重に対して
補強効果を発揮し、このため踏面化粧板の板厚は薄くて
済む。
【0020】さらに、踏板固定片の下面中間部に先端面
被覆固定片が設けられ、踏板固定片と下部受片とにより
付木が上下から抱持されるようになっているため、一枚
板からなる単純な形状の付木を用いることができると共
に、付木が強固に支持される。 また、既存の踏板の厚み
より長い先端面被覆固定片及び付木が既存の踏板の先端
面を隠蔽するので、体裁が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を示す階段貼り替え用金
具の斜視図
【図2】本考案の第一の実施例を示す階段貼り替え用金
具の縦断面図
【図3】本考案の階段貼り替え用金具の使用方法を説明
する階段の縦断面図
【図4】本考案の第二の実施例を示す階段貼り替え用金
具の縦断面図
【図5】本考案の第三の実施例を示す階段貼り替え用金
具の縦断面図
【符号の説明】
1 階段貼り替え用金具 2 踏板固定片 4 先端面被覆固定片 5 下部受片 6 起立壁 7 踏面抑え片 8 踏面化粧板嵌合溝 9 上部抑え片 10 付木嵌入溝 11 けこみ板 12 けこみ化粧板 13 踏板 14,14´ 固定具 15 踏面化粧板 16 付木 17,17´ 垂直壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平帯状の踏板固定片の下面中間部に、
    踏板の厚みより高さが大きい先端面被覆固定片を長手方
    向に沿って垂直に設け、前記踏板固定片の幅方向一端縁
    に沿って起立壁を設け、該起立壁の上端を幅方向他端側
    へ折曲して踏面抑え片を形成し、該踏面抑え片と前記踏
    板固定片との間に踏面化粧板嵌合溝を形成し、前記先端
    面被覆固定片の下端に一端方向に延びる下部受片を設け
    て成る階段貼り替え用金具を、前記踏板の先端角部に設
    置し、該踏板の上に載置した踏面化粧板の先端を前記踏
    面化粧板嵌合溝に挿入し、前記踏板固定片と下部受片と
    の間において、前記先端面被覆固定片の前面に付木を嵌
    合したことを特徴とする階段
JP1991054973U 1991-06-20 1991-06-20 階 段 Expired - Lifetime JP2551544Y2 (ja)

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JPH05825U JPH05825U (ja) 1993-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114176Y2 (ja) * 1971-05-01 1976-04-15
JPS55121832U (ja) * 1979-02-21 1980-08-29

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JPH05825U (ja) 1993-01-08

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