JP2000282092A - 不飽和カルボン酸重合体及び生分解性ビルダー並びに洗剤組成物 - Google Patents
不飽和カルボン酸重合体及び生分解性ビルダー並びに洗剤組成物Info
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- JP2000282092A JP2000282092A JP8806199A JP8806199A JP2000282092A JP 2000282092 A JP2000282092 A JP 2000282092A JP 8806199 A JP8806199 A JP 8806199A JP 8806199 A JP8806199 A JP 8806199A JP 2000282092 A JP2000282092 A JP 2000282092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カルシウムイオンの捕捉能力と生分解性に
共に優れ、洗剤用ビルダーとして有用性の高い不飽和カ
ルボン酸重合体と、該重合体からなるビルダー、該ビル
ダーと界面活性剤からなる洗剤組成物および分散剤を提
供する。 【解決手段】(a)プロトン核磁気共鳴スベクトルによ
る測定において、δ1.0〜3.2ppmの吸収ピーク
の積算値に対する、δ6.4〜7.5ppmの吸収ピー
クの積算値の比が、2.2×10-3〜0.3の範囲にあ
り、(b)数平均分子量が500〜1,000,000
であり、(c)水溶性であり、(d)カルシウムイオン
の捕捉能が150mgCaCO3 /g以上である不飽和
カルボン酸重合体と、該重合体からなるビルダ−、該ビ
ルダーと界面活性剤を含有する洗剤組成物、該重合体か
らなる分散剤。
共に優れ、洗剤用ビルダーとして有用性の高い不飽和カ
ルボン酸重合体と、該重合体からなるビルダー、該ビル
ダーと界面活性剤からなる洗剤組成物および分散剤を提
供する。 【解決手段】(a)プロトン核磁気共鳴スベクトルによ
る測定において、δ1.0〜3.2ppmの吸収ピーク
の積算値に対する、δ6.4〜7.5ppmの吸収ピー
クの積算値の比が、2.2×10-3〜0.3の範囲にあ
り、(b)数平均分子量が500〜1,000,000
であり、(c)水溶性であり、(d)カルシウムイオン
の捕捉能が150mgCaCO3 /g以上である不飽和
カルボン酸重合体と、該重合体からなるビルダ−、該ビ
ルダーと界面活性剤を含有する洗剤組成物、該重合体か
らなる分散剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な不飽和カル
ボン酸重合体とその用途に関する。さらに詳しくは、洗
浄力と生分解性に共に優れた性能を有する不飽和カルボ
ン酸重合体と、該重合体を構成成分として含有する生分
解性ビルダー、洗剤組成物および分散剤に関する。
ボン酸重合体とその用途に関する。さらに詳しくは、洗
浄力と生分解性に共に優れた性能を有する不飽和カルボ
ン酸重合体と、該重合体を構成成分として含有する生分
解性ビルダー、洗剤組成物および分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、界面活性剤を主たる構成成分とす
る洗剤においては、界面活性剤の補助成分としてビルダ
ーを配合することにより、洗浄能力を高めることが行わ
れている。このビルダーとしては、水に添加した際にア
ルカリ性を示す無機化合物や、不飽和脂肪族カルボン酸
の重合体などが知られている。前者の例としては、ナト
リウムまたはカリウムの炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸
塩、ポリリン酸塩、ケイ酸塩およびゼオライトなどがあ
り、後者の例としては、ポリアクリル酸、ポリマレイン
酸、ポリイタコン酸などがある。
る洗剤においては、界面活性剤の補助成分としてビルダ
ーを配合することにより、洗浄能力を高めることが行わ
れている。このビルダーとしては、水に添加した際にア
ルカリ性を示す無機化合物や、不飽和脂肪族カルボン酸
の重合体などが知られている。前者の例としては、ナト
リウムまたはカリウムの炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸
塩、ポリリン酸塩、ケイ酸塩およびゼオライトなどがあ
り、後者の例としては、ポリアクリル酸、ポリマレイン
酸、ポリイタコン酸などがある。
【0003】これらのビルダーの中では、洗浄効果、経
済性及び作業性などの面から、リン酸塩、ポリリン酸塩
及びゼオライトが多量に使用されている。しかしなが
ら、リン酸塩やポリリン酸塩は、湖沼や河川の富栄養化
の原因となり、また、ゼオライトは堆積するなど、環境
保護の面で種々の問題を有している。そこで、従来と同
様にビルダーとしての性能、特にキレート能力(カルシ
ウムイオン捕捉能)に優れたものであると同時に、環境
保護の面から重要性の高い生分解性に優れていて、自然
界に長期間残存することのない、いわゆる環境にやさし
い、しかも経済的に有利なビルダーの開発が望まれてい
る。
済性及び作業性などの面から、リン酸塩、ポリリン酸塩
及びゼオライトが多量に使用されている。しかしなが
ら、リン酸塩やポリリン酸塩は、湖沼や河川の富栄養化
の原因となり、また、ゼオライトは堆積するなど、環境
保護の面で種々の問題を有している。そこで、従来と同
様にビルダーとしての性能、特にキレート能力(カルシ
ウムイオン捕捉能)に優れたものであると同時に、環境
保護の面から重要性の高い生分解性に優れていて、自然
界に長期間残存することのない、いわゆる環境にやさし
い、しかも経済的に有利なビルダーの開発が望まれてい
る。
【0004】このような要請に応えて、特開平5−23
9127号公報においては、キレート能力と生分解性を
共に有するビルダーとして使用するのに適した重合体と
して、その重合体自体にはキレート能力は殆どないが、
生分解性を有する低分子量成分を含有する水溶性オリゴ
マー主鎖同士を、ポリエチレングリコール、クエン酸、
酒石酸等の架橋剤により、生分解可能なエステル基又は
アミド基を介して結合して分子量を増大させた架橋重合
体を提案している。ところが、この架橋重合体は、低分
子量化することで生分解性を高めているが、直鎖状のポ
リアクリル酸自体は生分解され難く、生分解の困難な高
分子量の直鎖状ポリアクリル酸を少なからず含有するこ
とから、生分解性が十分に高いものではない。また、こ
の架橋重合体の製造工程においても、オリゴマーを重合
する工程と架橋する工程との2段階で行う必要があり、
特定の架橋剤を用いる必要もあることから、製造工程が
煩雑であるという難点を有している。
9127号公報においては、キレート能力と生分解性を
共に有するビルダーとして使用するのに適した重合体と
して、その重合体自体にはキレート能力は殆どないが、
生分解性を有する低分子量成分を含有する水溶性オリゴ
マー主鎖同士を、ポリエチレングリコール、クエン酸、
酒石酸等の架橋剤により、生分解可能なエステル基又は
アミド基を介して結合して分子量を増大させた架橋重合
体を提案している。ところが、この架橋重合体は、低分
子量化することで生分解性を高めているが、直鎖状のポ
リアクリル酸自体は生分解され難く、生分解の困難な高
分子量の直鎖状ポリアクリル酸を少なからず含有するこ
とから、生分解性が十分に高いものではない。また、こ
の架橋重合体の製造工程においても、オリゴマーを重合
する工程と架橋する工程との2段階で行う必要があり、
特定の架橋剤を用いる必要もあることから、製造工程が
煩雑であるという難点を有している。
【0005】また、特開昭50−80377号公報にお
いては、アクリル酸、アクロレインの重合体や、その変
性物もしくは共重合体をビルダーとして使用することが
提案されているが、キレート能力と生分解性のいずれに
ついても十分でないという難点を有している。そこで、
キレート能力に優れるとともに高い生分解性を有するビ
ルダー用に適した重合体と、その効率的な製造方法の開
発が要望されている。
いては、アクリル酸、アクロレインの重合体や、その変
性物もしくは共重合体をビルダーとして使用することが
提案されているが、キレート能力と生分解性のいずれに
ついても十分でないという難点を有している。そこで、
キレート能力に優れるとともに高い生分解性を有するビ
ルダー用に適した重合体と、その効率的な製造方法の開
発が要望されている。
【0006】また、無機顔料分散剤の分野では、ポリア
クリル酸ソーダなどが分散スラリー液の粘度低下や粘度
安定性の向上のために用いられているが、ポリアクリル
酸には生分解性がないことから、生分解性を有していて
長期間自然界に残存することがなく、しかも経済的に有
利な分散剤の開発が望まれている。
クリル酸ソーダなどが分散スラリー液の粘度低下や粘度
安定性の向上のために用いられているが、ポリアクリル
酸には生分解性がないことから、生分解性を有していて
長期間自然界に残存することがなく、しかも経済的に有
利な分散剤の開発が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、キレート能
力に優れ、かつ生分解性を有するビルダーとして用いる
のに適した不飽和カルボン酸重合体と、該重合体からな
る洗剤用ビルダー、洗剤組成物および分散剤を提供する
ことを目的とするものである。
力に優れ、かつ生分解性を有するビルダーとして用いる
のに適した不飽和カルボン酸重合体と、該重合体からな
る洗剤用ビルダー、洗剤組成物および分散剤を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、プロトン核磁
気共鳴スペクトルによる測定において、特定の2つの波
数の吸収ピークの積算値の比率が所定の数値範囲内にあ
り、かつ数平均分子量が500〜1,000,000の
範囲にある特定の化学構造を有する不飽和カルボン酸重
合体が、水溶性を有し、キレート能力に優れ、かつ生分
解性を有することを見出し、さらに、この重合体がビル
ダーや、洗剤用組成物、分散剤として有用性が高いこと
を見出し、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、プロトン核磁
気共鳴スペクトルによる測定において、特定の2つの波
数の吸収ピークの積算値の比率が所定の数値範囲内にあ
り、かつ数平均分子量が500〜1,000,000の
範囲にある特定の化学構造を有する不飽和カルボン酸重
合体が、水溶性を有し、キレート能力に優れ、かつ生分
解性を有することを見出し、さらに、この重合体がビル
ダーや、洗剤用組成物、分散剤として有用性が高いこと
を見出し、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
【0009】すなわち、本発明の要旨は、下記のとおり
である。 〔1〕(a)プロトン核磁気共鳴スペクトルによる測定
において、少なくともδ6.4〜7.5ppmおよびδ
1.0〜3.2ppmに吸収ピークを有し、δ1.0〜
3.2ppmの吸収ピークの積算値に対するδ6.4〜
7.5ppmの吸収ピークの積算値の比が、2.2×1
0-3〜0.3の範囲にあり、(b)数平均分子量が50
0〜1,000,000であり、(c)水溶性を有する
とともに、(d)カルシウムイオン捕捉能が150mg
CaCO3 /g以上である不飽和カルボン酸重合体。 〔2〕前記〔1〕に記載の不飽和カルボン酸重合体を構
成成分として含有する生分解性ビルダー。 〔3〕前記〔1〕に記載の不飽和カルボン酸重合体と界
面活性剤を構成成分として含有する洗剤組成物。 〔4〕前記〔1〕に記載の不飽和カルボン酸重合体をア
ルカリで中和した重合体からなる分散剤。
である。 〔1〕(a)プロトン核磁気共鳴スペクトルによる測定
において、少なくともδ6.4〜7.5ppmおよびδ
1.0〜3.2ppmに吸収ピークを有し、δ1.0〜
3.2ppmの吸収ピークの積算値に対するδ6.4〜
7.5ppmの吸収ピークの積算値の比が、2.2×1
0-3〜0.3の範囲にあり、(b)数平均分子量が50
0〜1,000,000であり、(c)水溶性を有する
とともに、(d)カルシウムイオン捕捉能が150mg
CaCO3 /g以上である不飽和カルボン酸重合体。 〔2〕前記〔1〕に記載の不飽和カルボン酸重合体を構
成成分として含有する生分解性ビルダー。 〔3〕前記〔1〕に記載の不飽和カルボン酸重合体と界
面活性剤を構成成分として含有する洗剤組成物。 〔4〕前記〔1〕に記載の不飽和カルボン酸重合体をア
ルカリで中和した重合体からなる分散剤。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の不飽和カルボン酸重合体
は、(a)プロトン核磁気共鳴スペクトルによる測定に
おいて、少なくともδ6.4〜7.5ppmおよびδ
1.0〜3.2ppmに吸収ピークを有し、かつδ1.
0〜3.2ppmの吸収ピークの積算値に対するδ6.
4〜7.5ppmの吸収ピークの積算値の比が、2.2
×10-3〜0.3の範囲にあり、(b)数平均分子量が
500〜1,000,000であって、(c)水溶性を
有するとともに、(d)カルシウムイオン捕捉能が15
0mgCaCO3 /g以上の性能を有している。
は、(a)プロトン核磁気共鳴スペクトルによる測定に
おいて、少なくともδ6.4〜7.5ppmおよびδ
1.0〜3.2ppmに吸収ピークを有し、かつδ1.
0〜3.2ppmの吸収ピークの積算値に対するδ6.
4〜7.5ppmの吸収ピークの積算値の比が、2.2
×10-3〜0.3の範囲にあり、(b)数平均分子量が
500〜1,000,000であって、(c)水溶性を
有するとともに、(d)カルシウムイオン捕捉能が15
0mgCaCO3 /g以上の性能を有している。
【0011】そして、この不飽和カルボン酸重合体のプ
ロトン核磁気共鳴スペクトルにおけるδ1.0〜3.2
ppmの吸収ピークの積算値に対するδ6.4〜7.5
ppmの吸収ピークの積算値の比が、2.2×10-3未
満のものでは、生分解性の充分に高いものが得られない
ことがあり、またこの比の値が0.3を超えるもので
は、カルシウムイオンの捕捉能力が低下することがあ
る。したがって、上記2つの吸収ピークの積算値の比
が、上記の範囲内である不飽和カルボン酸重合体が好ま
しいのである。該吸収ピークの積算値の比として、さら
に好ましいのば、2.2×10-3〜0.2の範囲内であ
る。
ロトン核磁気共鳴スペクトルにおけるδ1.0〜3.2
ppmの吸収ピークの積算値に対するδ6.4〜7.5
ppmの吸収ピークの積算値の比が、2.2×10-3未
満のものでは、生分解性の充分に高いものが得られない
ことがあり、またこの比の値が0.3を超えるもので
は、カルシウムイオンの捕捉能力が低下することがあ
る。したがって、上記2つの吸収ピークの積算値の比
が、上記の範囲内である不飽和カルボン酸重合体が好ま
しいのである。該吸収ピークの積算値の比として、さら
に好ましいのば、2.2×10-3〜0.2の範囲内であ
る。
【0012】また、この不飽和カルボン酸重合体の数平
均分子量については、500〜1,000,000の範
囲、好ましくは1,000〜100,000の範囲、さ
らに好ましくは1,000〜50,000の範囲であ
り、この数平均分子量が500未満であると、これをビ
ルダーとして用いる際に、キレート能力が充分に得られ
ず、一方、これが1,000,000を超えるもので
は、生分解性の低下を招くようになる。したがって、こ
の不飽和カルボン酸重合体の数平均分子量は、上記の数
値範囲内の値を有するようにしてある。
均分子量については、500〜1,000,000の範
囲、好ましくは1,000〜100,000の範囲、さ
らに好ましくは1,000〜50,000の範囲であ
り、この数平均分子量が500未満であると、これをビ
ルダーとして用いる際に、キレート能力が充分に得られ
ず、一方、これが1,000,000を超えるもので
は、生分解性の低下を招くようになる。したがって、こ
の不飽和カルボン酸重合体の数平均分子量は、上記の数
値範囲内の値を有するようにしてある。
【0013】つぎに、本発明の不飽和カルボン酸重合体
の製造法については、下記一般式〔1〕、
の製造法については、下記一般式〔1〕、
【0014】
【化1】
【0015】〔式〔1〕中のXは、水素原子、アルカリ
金属原子またはアンモニウム基を示し、Yは、水素原子
またはCOOX基を示し、R1 は、水素原子またはメチ
ル基を示す。〕で表される不飽和カルボン酸またはその
塩と、キノン類を、重合開始剤の存在下に共重合する方
法によることができる。そして、上記一般式〔1〕で表
される不飽和カルボン酸としては、具体的には、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などが好適
に用いられ、これらは1種単独で用いてもよいし、2種
以上を混合して用いてもよい。この不飽和カルボン酸と
して2種以上を混合して用いる場合、例えば、マレイン
酸0〜60モル%に対して、アクリル酸を30〜99.
5モル%の割合で混合して用いることができる。また、
これら不飽和カルボン酸はその無水物であってもよい。
さらにその塩としては、アルカリ金属塩またはアンモニ
ウム塩が用いられる。さらに、これら不飽和カルボン酸
には、これらと共重合可能な不飽和化合物を、その含有
割合が1〜30重量%の範囲内で添加してもよい。この
ような不飽和化合物としては、例えば、アクロレイン、
ビニルアセテート、アクリル酸アルキルエステル、マレ
イン酸ハーフエステルなどが挙げらる。
金属原子またはアンモニウム基を示し、Yは、水素原子
またはCOOX基を示し、R1 は、水素原子またはメチ
ル基を示す。〕で表される不飽和カルボン酸またはその
塩と、キノン類を、重合開始剤の存在下に共重合する方
法によることができる。そして、上記一般式〔1〕で表
される不飽和カルボン酸としては、具体的には、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などが好適
に用いられ、これらは1種単独で用いてもよいし、2種
以上を混合して用いてもよい。この不飽和カルボン酸と
して2種以上を混合して用いる場合、例えば、マレイン
酸0〜60モル%に対して、アクリル酸を30〜99.
5モル%の割合で混合して用いることができる。また、
これら不飽和カルボン酸はその無水物であってもよい。
さらにその塩としては、アルカリ金属塩またはアンモニ
ウム塩が用いられる。さらに、これら不飽和カルボン酸
には、これらと共重合可能な不飽和化合物を、その含有
割合が1〜30重量%の範囲内で添加してもよい。この
ような不飽和化合物としては、例えば、アクロレイン、
ビニルアセテート、アクリル酸アルキルエステル、マレ
イン酸ハーフエステルなどが挙げらる。
【0016】また、キノン類としては、p−ヒドロキシ
フェノール、o−ヒドロキシフェノール、m−ヒドロキ
シフェノール、2−メトキシヒドロキノン、テトラメチ
ルヒドロキノン、p−ベンゾキノン、o−ベンゾキノ
ン、トルキノン、ナフトキノン、アントラキノン、メト
キノンなどを用いることができる。これらの中でも、p
−ヒドロキシフェノールおよびp−ベンゾキノンが特に
好ましい。
フェノール、o−ヒドロキシフェノール、m−ヒドロキ
シフェノール、2−メトキシヒドロキノン、テトラメチ
ルヒドロキノン、p−ベンゾキノン、o−ベンゾキノ
ン、トルキノン、ナフトキノン、アントラキノン、メト
キノンなどを用いることができる。これらの中でも、p
−ヒドロキシフェノールおよびp−ベンゾキノンが特に
好ましい。
【0017】さらに、上記不飽和カルボン酸またはその
塩とキノン類との反応を行う際に用いる重合開始剤とし
ては、例えば、過酸化水素と還元剤とを組合せたもの
や、過カルボン酸、過マレイン酸などが用いられる。こ
こで用いられる還元剤としては、鉄イオン、銅イオン、
亜鉛イオン、ニッケルイオン、アスコルビン酸、サッカ
リンなどが好ましい。これら重合開始剤の使用割合は、
原料の単量体の全量に対して、0.1〜30重量%、好
ましくは0.5〜20重量%である。
塩とキノン類との反応を行う際に用いる重合開始剤とし
ては、例えば、過酸化水素と還元剤とを組合せたもの
や、過カルボン酸、過マレイン酸などが用いられる。こ
こで用いられる還元剤としては、鉄イオン、銅イオン、
亜鉛イオン、ニッケルイオン、アスコルビン酸、サッカ
リンなどが好ましい。これら重合開始剤の使用割合は、
原料の単量体の全量に対して、0.1〜30重量%、好
ましくは0.5〜20重量%である。
【0018】また、この重合開始剤として、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリ
ックアシッド)、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリ
ル、テトラメチルチウラムジスルフィドなどを用いても
よい。そして、これらアゾ系重合開始剤を用いる場合に
は、その使用割合は、原料単量体の全量に対して、0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
これら重合開始剤の使用割合が上記範囲未満であると、
充分に高い分子量の重合体が得られないことがあり、ま
た上記範囲を超えて用いても、それに見合う効果は得ら
れないからである。
ソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリ
ックアシッド)、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリ
ル、テトラメチルチウラムジスルフィドなどを用いても
よい。そして、これらアゾ系重合開始剤を用いる場合に
は、その使用割合は、原料単量体の全量に対して、0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
これら重合開始剤の使用割合が上記範囲未満であると、
充分に高い分子量の重合体が得られないことがあり、ま
た上記範囲を超えて用いても、それに見合う効果は得ら
れないからである。
【0019】また、これら不飽和カルボン酸またはその
塩とキノン類との反応を行う際に、下記一般式〔2〕、
塩とキノン類との反応を行う際に、下記一般式〔2〕、
【0020】
【化2】
【0021】〔式〔2〕中のZは水酸基またはアミノ基
を示し、pは1〜6の整数である。〕で表される連鎖移
動剤を用いてもよい。このような連鎖移動剤の具体例と
しては、例えば、メルカプトエチルアルコール、メルカ
プトプロピルアルコール、メルカプトブチルアルコー
ル、アミノエタンチオールなどが挙げられる。これら化
合物の中でも、メルカプトエチルアルコールがとくに好
適である。そして、この連鎖移動剤の使用量は、原料単
量体の全量に対して、通常1〜20重量%、好ましくは
3〜15重量%の範囲とする。この添加量が1重量%未
満では、その添加効果が不充分であり、また20重量%
を超えると、得られる重合体のキレート能力が不充分と
なることがあるからである。
を示し、pは1〜6の整数である。〕で表される連鎖移
動剤を用いてもよい。このような連鎖移動剤の具体例と
しては、例えば、メルカプトエチルアルコール、メルカ
プトプロピルアルコール、メルカプトブチルアルコー
ル、アミノエタンチオールなどが挙げられる。これら化
合物の中でも、メルカプトエチルアルコールがとくに好
適である。そして、この連鎖移動剤の使用量は、原料単
量体の全量に対して、通常1〜20重量%、好ましくは
3〜15重量%の範囲とする。この添加量が1重量%未
満では、その添加効果が不充分であり、また20重量%
を超えると、得られる重合体のキレート能力が不充分と
なることがあるからである。
【0022】この不飽和カルボン酸重合体の製造にあた
っては、通常、無溶媒または水溶媒を用いる。溶媒とし
て、非水溶媒を用いてもよい。この非水溶媒としては、
アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、酢酸エチル、N−メチルピロリドン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ジオキサンなどが用いられる。この
反応では、水溶媒において重合するのが好ましいが、非
水溶媒を用いる場合には、アセトンが好ましい。
っては、通常、無溶媒または水溶媒を用いる。溶媒とし
て、非水溶媒を用いてもよい。この非水溶媒としては、
アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、酢酸エチル、N−メチルピロリドン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ジオキサンなどが用いられる。この
反応では、水溶媒において重合するのが好ましいが、非
水溶媒を用いる場合には、アセトンが好ましい。
【0023】そして、この場合の反応条件は、大気圧〜
10kg/cm2 (G)、好ましくは大気圧〜5kg/
cm2 (G)において、30〜150℃、好ましくは5
0〜120℃の範囲から適宜選定することができる。重
合時間については、原料化合物の種類や重合温度により
左右されるが、通常、10分間〜20時間、好ましくは
1〜10時間である。
10kg/cm2 (G)、好ましくは大気圧〜5kg/
cm2 (G)において、30〜150℃、好ましくは5
0〜120℃の範囲から適宜選定することができる。重
合時間については、原料化合物の種類や重合温度により
左右されるが、通常、10分間〜20時間、好ましくは
1〜10時間である。
【0024】このようにして得られた不飽和カルボン酸
重合体からなる本発明の生分解性ビルダーは、水溶性が
良好でキレート能力に優れるとともに、生分解性を有
し、洗浄剤ビルダーとして好適に用いることができる。
また、この不飽和カルボン酸重合体を界面活性剤と併用
することによって、生分解性を有する洗剤組成物を得る
ことができる。このような界面活性成分としては、例え
ば陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤などを用いることが
できる。
重合体からなる本発明の生分解性ビルダーは、水溶性が
良好でキレート能力に優れるとともに、生分解性を有
し、洗浄剤ビルダーとして好適に用いることができる。
また、この不飽和カルボン酸重合体を界面活性剤と併用
することによって、生分解性を有する洗剤組成物を得る
ことができる。このような界面活性成分としては、例え
ば陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤などを用いることが
できる。
【0025】この洗剤組成物における上記ビルダーと界
面活性剤の配合割合は、洗剤組成物の全量に対して、両
者共10〜50重量%とすることが好ましく、残部は酵
素、漂白剤、無機系ビルダー(例えばゼオライト、炭酸
ナトリウム)などを適宜配合してなるものが好適に用い
られる。上記の陰イオン性界面活性剤としては、例えば
脂肪酸石ケン、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−ア
シルアミノ酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク
酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、脂肪
酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、アルキルエー
テルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩など
が好適に用いられる。
面活性剤の配合割合は、洗剤組成物の全量に対して、両
者共10〜50重量%とすることが好ましく、残部は酵
素、漂白剤、無機系ビルダー(例えばゼオライト、炭酸
ナトリウム)などを適宜配合してなるものが好適に用い
られる。上記の陰イオン性界面活性剤としては、例えば
脂肪酸石ケン、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−ア
シルアミノ酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク
酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、脂肪
酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、アルキルエー
テルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩など
が好適に用いられる。
【0026】また、陽イオン性界面活性剤としては、脂
肪族アミン塩、脂肪族四級アンモニウム塩、ベンザルコ
ニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミ
ダゾリニウム塩などが好適である。さらに、非イオン性
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリ
マー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アル
カノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキ
シドなどが好ましい。そして、両性界面活性剤として
は、例えばカルボキシベタイン型化合物、アミノカルボ
ン酸塩、イミダゾリニウムベタインなどが好適である。
肪族アミン塩、脂肪族四級アンモニウム塩、ベンザルコ
ニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミ
ダゾリニウム塩などが好適である。さらに、非イオン性
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリ
マー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アル
カノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキ
シドなどが好ましい。そして、両性界面活性剤として
は、例えばカルボキシベタイン型化合物、アミノカルボ
ン酸塩、イミダゾリニウムベタインなどが好適である。
【0027】また、本発明の不飽和カルボン酸重合体
は、常法によりアルカリ、例えば水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムの水溶液で中和することによって、不飽和
カルボン酸単量体を主鎖とする数平均分子量が1,00
0〜100,000の親水性重合体として得られる。こ
の重合体は、その化学構造から生分解性に優れているの
で、紙などのコーティング剤に用いられる炭酸カルシウ
ム、クレイなどの無機顔料用の環境負荷の小さい分散剤
として有用性の高いものである。
は、常法によりアルカリ、例えば水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムの水溶液で中和することによって、不飽和
カルボン酸単量体を主鎖とする数平均分子量が1,00
0〜100,000の親水性重合体として得られる。こ
の重合体は、その化学構造から生分解性に優れているの
で、紙などのコーティング剤に用いられる炭酸カルシウ
ム、クレイなどの無機顔料用の環境負荷の小さい分散剤
として有用性の高いものである。
【0028】このようなコーティング剤を調製するにあ
たっては、炭酸カルシウムやクレイなどの無機顔料10
0重量部に対して、この分散剤を0.05〜2.0重量
部の割合で添加し、これを水中に分散することにより得
ることができる。そして、この分散剤を用いることによ
って、コーティング剤を低粘度でしかも高流動性にする
ことができる。この場合、分散剤を単独で用いてもよい
し、これに他の配合剤、例えばポリビニルアルコールな
どを併用してもよい。
たっては、炭酸カルシウムやクレイなどの無機顔料10
0重量部に対して、この分散剤を0.05〜2.0重量
部の割合で添加し、これを水中に分散することにより得
ることができる。そして、この分散剤を用いることによ
って、コーティング剤を低粘度でしかも高流動性にする
ことができる。この場合、分散剤を単独で用いてもよい
し、これに他の配合剤、例えばポリビニルアルコールな
どを併用してもよい。
【0029】また、本発明の不飽和カルボン酸重合体
は、キレート能力に優れることから、冷却水系、ボイラ
ー水系等の装置におけるスケールの付着防止剤としても
有用性の高いものである。
は、キレート能力に優れることから、冷却水系、ボイラ
ー水系等の装置におけるスケールの付着防止剤としても
有用性の高いものである。
【0030】
【実施例】つぎに、本発明を実施例により、さらに詳細
に説明する。下記の実施例においては、重合体の数平均
分子量、 1H−NMR、カルシウムイオン捕捉能、生分
解率、洗浄力および分散性を、以下の方法により求め
た。
に説明する。下記の実施例においては、重合体の数平均
分子量、 1H−NMR、カルシウムイオン捕捉能、生分
解率、洗浄力および分散性を、以下の方法により求め
た。
【0031】(1)数平均分子量 ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法
により、ポリアクリル酸を標準物質として測定した。測
定条件としては、日本分光社製:GPC−900装置
〔検出器:内蔵示差屈折計、カラム:Shodex A
sahipak(GF−7MHQおよびGF−310H
Q)〕を用い、移動相はアセトニトリル/1ミリモル濃
度のNaH2 PO4 および7ミリモル濃度のNa2 HP
O4 =3/7、カラム温度40℃、流速0.7ミリリッ
トル/分間、注入量200マイクロリットルとした。 (2) 1H−NMR 日本電子社製:GX−270装置を用い、重水の溶媒で
重合体濃度を5%未満とした溶液を直径5mmの試験管
に入れ、室温、270MHz、NONモードにて、50
回の積算により行った。 (3)カルシウムイオン捕捉能 200ミリリットルのビーカーに、精秤した重合体20
mgを入れ、さらに塩化カルシウム0.1規定、塩化カ
リウム0.1規定、アンモニア0.4規定とを含有する
Caイオン濃度40ppmの水溶液100gを入れて溶
解し、この水溶液中の二価のCaイオン濃度を、Caイ
オン電極を用いて測定した。そして、重合体1gによっ
て捕捉されるCaCO3 に換算し、Ca2+捕捉能(mg
・CaCO3 /g)として表した。
により、ポリアクリル酸を標準物質として測定した。測
定条件としては、日本分光社製:GPC−900装置
〔検出器:内蔵示差屈折計、カラム:Shodex A
sahipak(GF−7MHQおよびGF−310H
Q)〕を用い、移動相はアセトニトリル/1ミリモル濃
度のNaH2 PO4 および7ミリモル濃度のNa2 HP
O4 =3/7、カラム温度40℃、流速0.7ミリリッ
トル/分間、注入量200マイクロリットルとした。 (2) 1H−NMR 日本電子社製:GX−270装置を用い、重水の溶媒で
重合体濃度を5%未満とした溶液を直径5mmの試験管
に入れ、室温、270MHz、NONモードにて、50
回の積算により行った。 (3)カルシウムイオン捕捉能 200ミリリットルのビーカーに、精秤した重合体20
mgを入れ、さらに塩化カルシウム0.1規定、塩化カ
リウム0.1規定、アンモニア0.4規定とを含有する
Caイオン濃度40ppmの水溶液100gを入れて溶
解し、この水溶液中の二価のCaイオン濃度を、Caイ
オン電極を用いて測定した。そして、重合体1gによっ
て捕捉されるCaCO3 に換算し、Ca2+捕捉能(mg
・CaCO3 /g)として表した。
【0032】(4)生分解率 生分解率の測定は、JIS規格K6950に準じて、重
合体の活性汚泥による28日間の分解率を測定し、TO
C(全有機炭素量)から算出した。 (5)洗浄力 人工汚垢として、下記組成のものを調製した。
合体の活性汚泥による28日間の分解率を測定し、TO
C(全有機炭素量)から算出した。 (5)洗浄力 人工汚垢として、下記組成のものを調製した。
【0033】 有機汚垢成分 69.7重量部 焼成粘度 29.8重量部 カーボンブラック 0.5重量部 上記有機汚垢成分は、下記物質を所定割合で含有するものを使用した。 オレイン酸 28.3重量部 トリオレイン 15.6重量部 コレステロールオレイン 12.2重量部 流動パラフィン 2.5重量部 スクワレン 2.5重量部 コレステロール 1.6重量部 ゼラチン 7.0重量部 計 69.7重量部 つぎに、この人工汚垢を用い、水溶媒系湿式法にて清浄
布から汚染布を作成し、これを5cm×5cmに裁断し
て、反射率が38〜43%のものを作製し、洗浄前の表
面反射率を測定後、下記条件において洗浄試験を行っ
た。
布から汚染布を作成し、これを5cm×5cmに裁断し
て、反射率が38〜43%のものを作製し、洗浄前の表
面反射率を測定後、下記条件において洗浄試験を行っ
た。
【0034】 試験機 Terg-O-Tometer 回転数 120rpm 水の硬度 90ppm(CaCO3 換算) 洗液量 900ミリリットル 洗浄温度 30℃ 洗剤濃度 0.067% 浴比 30倍 洗浄時間 10分間 すすぎ時間 3分を2回 乾燥 濾紙にはさんでアイロン乾燥 ついで、洗浄後の布(洗浄布)の表面反射率を測定し、
次式から洗浄力を求めた。
次式から洗浄力を求めた。
【0035】洗浄力(%)=〔(汚垢布のK/S−洗浄
布のK/S)/(汚垢布のK/S−清浄布のK/S)〕
×100 〔この式において、K/S=(1−R)2 /2R (Kub
elka-Munk の式)であり、Rは、布の表面反射率を示
す。〕
布のK/S)/(汚垢布のK/S−清浄布のK/S)〕
×100 〔この式において、K/S=(1−R)2 /2R (Kub
elka-Munk の式)であり、Rは、布の表面反射率を示
す。〕
【0036】(6)分散能 重合体濃度10重量ppm、活性白土1重量%の水溶液
100ミリリットルを10分間攪拌し、100ミリリッ
トルメスシリンダーに入れて、14時間静置した。その
後、上澄み液5ミリリットルを採取して、400nmの
吸光度を測定して、分散能とした。
100ミリリットルを10分間攪拌し、100ミリリッ
トルメスシリンダーに入れて、14時間静置した。その
後、上澄み液5ミリリットルを採取して、400nmの
吸光度を測定して、分散能とした。
【0037】〔実施例1〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸5.88gと、水9gに水酸化ナトリウム4.
8gを溶解させた水溶液を入れた。つぎに、これにアク
リル酸4.3gを加え、さらに、ヒドロキノン0.64
gを加えた。そして、これに過酸化水素と組み合わせて
用いる還元剤として塩化第一鉄・4水和塩30mgを添
加し、60℃に昇温した。つぎに、この反応液に、60
重量%濃度の過酸化水素水3.4gを15分間かけて、
攪拌下に滴下した。滴下終了後、さらに3時間、60℃
において攪拌しながら反応を行った。反応終了後、凍結
乾燥により、不飽和カルボン酸重合体13.9g(収
率:95%)を得た。
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸5.88gと、水9gに水酸化ナトリウム4.
8gを溶解させた水溶液を入れた。つぎに、これにアク
リル酸4.3gを加え、さらに、ヒドロキノン0.64
gを加えた。そして、これに過酸化水素と組み合わせて
用いる還元剤として塩化第一鉄・4水和塩30mgを添
加し、60℃に昇温した。つぎに、この反応液に、60
重量%濃度の過酸化水素水3.4gを15分間かけて、
攪拌下に滴下した。滴下終了後、さらに3時間、60℃
において攪拌しながら反応を行った。反応終了後、凍結
乾燥により、不飽和カルボン酸重合体13.9g(収
率:95%)を得た。
【0038】ここで得られた不飽和カルボン酸重合体
は、前記の 1H−NMRによる測定結果より、δ1.0
〜3.2ppmの領域のピークの積算値に対する、δ
6.4〜7.5ppmの領域のピークの積算値の比が、
0.019であった。そして、この比の値から算出し
た、この不飽和カルボン酸重合体中のヒドロキノン残基
からなる構造単位の含有割合は、5モル%であった。ま
た、この重合体の数平均分子量は、2,100であり、
重量平均分子量は、2,900であった。つぎに、この
重合体につき、前記の方法により測定したカルシウム捕
捉能は、210mg/gであり、また、生分解率は85
%であった。これら測定結果を、第1表に示す。
は、前記の 1H−NMRによる測定結果より、δ1.0
〜3.2ppmの領域のピークの積算値に対する、δ
6.4〜7.5ppmの領域のピークの積算値の比が、
0.019であった。そして、この比の値から算出し
た、この不飽和カルボン酸重合体中のヒドロキノン残基
からなる構造単位の含有割合は、5モル%であった。ま
た、この重合体の数平均分子量は、2,100であり、
重量平均分子量は、2,900であった。つぎに、この
重合体につき、前記の方法により測定したカルシウム捕
捉能は、210mg/gであり、また、生分解率は85
%であった。これら測定結果を、第1表に示す。
【0039】〔実施例2〕実施例1において、ヒドロキ
ノンの使用量を0.32gとし、かつ過酸化水素と組み
合わせて用いる還元剤として用いた塩化第一鉄・4水和
塩に代えて、塩化第二鉄・6水和塩を30mg使用した
他は、実施例1と同様にして、不飽和カルボン酸重合体
13.4g(収率:92%)を得た。ここで得られた不
飽和カルボン酸重合体について測定した各種の物性およ
び評価結果を、第1表に示す。
ノンの使用量を0.32gとし、かつ過酸化水素と組み
合わせて用いる還元剤として用いた塩化第一鉄・4水和
塩に代えて、塩化第二鉄・6水和塩を30mg使用した
他は、実施例1と同様にして、不飽和カルボン酸重合体
13.4g(収率:92%)を得た。ここで得られた不
飽和カルボン酸重合体について測定した各種の物性およ
び評価結果を、第1表に示す。
【0040】〔実施例3〕実施例1において、過酸化水
素と組み合わせて用いる還元剤として用いた塩化第一鉄
・4水和塩の使用量を7mgとし、かつ60重量%濃度
の過酸化水素水の滴下時間を60分間とした他は、実施
例1と同様にして、不飽和カルボン酸重合体14.0g
(収率:96%)を得た。ここで得られた不飽和カルボ
ン酸重合体について測定した各種の物性および評価結果
を、第1表に示す。
素と組み合わせて用いる還元剤として用いた塩化第一鉄
・4水和塩の使用量を7mgとし、かつ60重量%濃度
の過酸化水素水の滴下時間を60分間とした他は、実施
例1と同様にして、不飽和カルボン酸重合体14.0g
(収率:96%)を得た。ここで得られた不飽和カルボ
ン酸重合体について測定した各種の物性および評価結果
を、第1表に示す。
【0041】〔実施例4〕実施例3において、キノン類
として用いたヒドロキノンに代えて、p−ベンゾキノン
を0.63g使用し、かつ塩化第一鉄・4水和塩の使用
量を15mgとした他は、実施例1と同様にして、不飽
和カルボン酸重合体14.2g(収率:97%)を得
た。ここで得られた不飽和カルボン酸重合体について測
定した各種の物性および評価結果を、第1表に示す。
として用いたヒドロキノンに代えて、p−ベンゾキノン
を0.63g使用し、かつ塩化第一鉄・4水和塩の使用
量を15mgとした他は、実施例1と同様にして、不飽
和カルボン酸重合体14.2g(収率:97%)を得
た。ここで得られた不飽和カルボン酸重合体について測
定した各種の物性および評価結果を、第1表に示す。
【0042】〔比較例1〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸1.96gと、水2gに水酸化ナトリウム0.
8gを溶解させた溶液を入れ、これを100℃に昇温し
た。つぎに、この液に、無水マレイン酸13.7g、濃
度60重量%の過酸化水素水6.35g、アクリル酸1
1.52gの溶液と、水12gに水酸化ナトリウム12
gを溶解させた溶液とを、それぞれ同時に30分間かけ
て滴下した。これら溶液の滴下終了後、凍結乾燥によ
り、不飽和カルボン酸重合体35.9g(収率:94
%)を得た。ここで得られた不飽和カルボン酸重合体に
ついて測定した各種の物性および評価結果を、第1表に
示す。
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸1.96gと、水2gに水酸化ナトリウム0.
8gを溶解させた溶液を入れ、これを100℃に昇温し
た。つぎに、この液に、無水マレイン酸13.7g、濃
度60重量%の過酸化水素水6.35g、アクリル酸1
1.52gの溶液と、水12gに水酸化ナトリウム12
gを溶解させた溶液とを、それぞれ同時に30分間かけ
て滴下した。これら溶液の滴下終了後、凍結乾燥によ
り、不飽和カルボン酸重合体35.9g(収率:94
%)を得た。ここで得られた不飽和カルボン酸重合体に
ついて測定した各種の物性および評価結果を、第1表に
示す。
【0043】
【表1】
【0044】〔実施例5〜8〕実施例1〜4で得られた
各不飽和カルボン酸重合体について、上記の方法により
これら重合体の分散能を測定した。これら重合体の分散
能の評価結果を第2表に示す。なお、この重合体のみを
分散剤として用いた場合の吸光度は、0.100であ
り、ブランクテストにおいては、吸光度は、0.000
であった。
各不飽和カルボン酸重合体について、上記の方法により
これら重合体の分散能を測定した。これら重合体の分散
能の評価結果を第2表に示す。なお、この重合体のみを
分散剤として用いた場合の吸光度は、0.100であ
り、ブランクテストにおいては、吸光度は、0.000
であった。
【0045】
【表2】
【0046】〔実施例9〜12〕実施例1〜4で得られ
た各不飽和カルボン酸重合体をそれぞれ水溶液とし、水
酸化ナトリウムによりpH10とした後、凍結乾燥によ
り重合体を得た。これら重合体をビルダーとし、第3表
に示す組成からなる洗剤組成物につき、前記の方法によ
り洗浄力を評価した。結果を第3表に示す。なお、表中
に洗剤組成物成分として表示してある、LASは直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを示し、ASはア
ルキル硫酸ナトリウム示し、PEGはポリエチレングリ
コールを示す。
た各不飽和カルボン酸重合体をそれぞれ水溶液とし、水
酸化ナトリウムによりpH10とした後、凍結乾燥によ
り重合体を得た。これら重合体をビルダーとし、第3表
に示す組成からなる洗剤組成物につき、前記の方法によ
り洗浄力を評価した。結果を第3表に示す。なお、表中
に洗剤組成物成分として表示してある、LASは直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを示し、ASはア
ルキル硫酸ナトリウム示し、PEGはポリエチレングリ
コールを示す。
【0047】〔比較例2〜3〕実施例9〜12において
ビルダーとして用いた不飽和カルボン酸重合体に代え、
従来から使用されているA型ゼオライトを用いた他は、
実施例9〜12と同様に行った。結果を第3表に示す。
ビルダーとして用いた不飽和カルボン酸重合体に代え、
従来から使用されているA型ゼオライトを用いた他は、
実施例9〜12と同様に行った。結果を第3表に示す。
【0048】
【表3】
【0049】
【発明の効果】本発明の不飽和カルボン酸重合体は、カ
ルシウムイオン捕捉能力に優れ、また生分解性にも優れ
ていることから、洗剤用ビルダーとして有用性が高い。
そして、この不飽和カルボン酸重合体と界面活性剤を含
有する洗剤組成物は、高い洗浄力と生分解性を兼ね備え
ている。さらに、この不飽和カルボン酸重合体からなる
分散剤は、分散性と生分解性のいずれにも優れている。
ルシウムイオン捕捉能力に優れ、また生分解性にも優れ
ていることから、洗剤用ビルダーとして有用性が高い。
そして、この不飽和カルボン酸重合体と界面活性剤を含
有する洗剤組成物は、高い洗浄力と生分解性を兼ね備え
ている。さらに、この不飽和カルボン酸重合体からなる
分散剤は、分散性と生分解性のいずれにも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において得られた不飽和カルボン酸重
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
【図2】実施例2において得られた不飽和カルボン酸重
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
【図3】実施例3において得られた不飽和カルボン酸重
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
【図4】実施例4において得られた不飽和カルボン酸重
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
合体の 1H−NMRスペクトル図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 AC08 BA12 DA01 EA12 EA15 EA16 EA28 EB30 EB32 EB36 ED02 FA03 FA04 FA07 FA32 4J100 AJ02P AJ09P AK03P AK08P AK19P AK20P AK31P AK32P AL08P BA03P BA05P BC43P BC49P CA01 CA27 DA28 DA72 FA02 JA15 JA57
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)プロトン核磁気共鳴スペクトルに
よる測定において、少なくともδ6.4〜7.5ppm
およびδ1.0〜3.2ppmに吸収ピークを有し、δ
1.0〜3.2ppmの吸収ピークの積算値に対するδ
6.4〜7.5ppmの吸収ピークの積算値の比が、
2.2×10-3〜0.3の範囲にあり、(b)数平均分
子量が500〜1,000,000であり、(c)水溶
性を有するとともに、(d)カルシウムイオン捕捉能が
150mgCaCO3 /g以上である不飽和カルボン酸
重合体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の不飽和カルボン酸重合
体を構成成分として含有する生分解性ビルダー。 - 【請求項3】 請求項1に記載の不飽和カルボン酸重合
体と界面活性剤を構成成分として含有する洗剤組成物。 - 【請求項4】 請求項1に記載の不飽和カルボン酸重合
体をアルカリで中和した重合体からなる分散剤。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8806199A JP2000282092A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 不飽和カルボン酸重合体及び生分解性ビルダー並びに洗剤組成物 |
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