JP2000159834A - 不飽和カルボン酸重合体および生分解性ビルダーならびに洗剤組成物 - Google Patents

不飽和カルボン酸重合体および生分解性ビルダーならびに洗剤組成物

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JP2000159834A
JP2000159834A JP10347379A JP34737998A JP2000159834A JP 2000159834 A JP2000159834 A JP 2000159834A JP 10347379 A JP10347379 A JP 10347379A JP 34737998 A JP34737998 A JP 34737998A JP 2000159834 A JP2000159834 A JP 2000159834A
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Shigeru Matsuo
松尾  茂
Yoshikatsu Kiyono
美勝 清野
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルシウムイオンの捕捉能力に優れ、かつ
生分解性にも優れたビルダーの材料として有用性の高い
不飽和カルボン酸重合体とその製法、該重合体からなる
ビルダー、該ビルダーと界面活性剤からなる洗剤組成物
および分散剤を提供する。 【解決手段】カルシウム捕捉能が150mgCaCO3
/g以上であり、かつ28日生分解率が60%以上であ
るとともに、数平均分子量500〜1,000,000
の不飽和カルボン酸重合体。不飽和カルボン酸またはそ
の塩とキノン類とを重合開始剤の存在下に共重合させる
不飽和カルボン酸重合体の製造法、並びに、該重合体か
らなるビルダ−、該ビルダーと界面活性剤を含有する洗
剤組成物、該重合体からなる分散剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な不飽和カル
ボン酸重合体とその製造法およびその用途に関する。さ
らに詳しくは、洗浄力と生分解性に共に優れた性能を有
する不飽和カルボン酸重合体と、その効果的な製造法、
並びに該重合体を構成成分として含有する生分解性ビル
ダー、洗剤組成物、分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、界面活性剤を主たる構成成分とす
る洗剤においては、界面活性剤の補助成分としてビルダ
ーを配合することにより、洗浄能力を高めることが行わ
れている。このビルダーとしては、水に添加した際にア
ルカリ性を示す無機化合物や、不飽和脂肪族カルボン酸
の重合体などが知られている。前者の例としては、ナト
リウムまたはカリウムの炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸
塩、ポリリン酸塩、ケイ酸塩およびゼオライトなどがあ
り、後者の例としては、ポリアクリル酸、ポリマレイン
酸、ポリイタコン酸などがある。
【0003】これらのビルダーの中では、洗浄効果、経
済性及び作業性などの面から、リン酸塩、ポリリン酸塩
及びゼオライトが多量に使用されている。しかしなが
ら、リン酸塩やポリリン酸塩は、湖沼や河川の富栄養化
の原因となり、また、ゼオライトは堆積するなど、環境
保護の面で種々の問題を有している。そこで、従来と同
様にビルダーとしての性能、特にキレート能力(カルシ
ウムイオン捕捉能)に優れたものであると同時に、環境
保護の面から重要性の高い生分解性に優れていて、自然
界に長期間残存することのない、いわゆる環境にやさし
い、しかも経済的に有利なビルダーの開発が望まれてい
る。
【0004】このような要請に応えて、特開平5−23
9127号公報においては、キレート能力と生分解性を
共に有するビルダーとして使用するのに適した重合体と
して、その重合体自体にはキレート能力は殆どないが、
生分解性を有する低分子量成分を含有する水溶性オリゴ
マー主鎖同士を、ポリエチレングリコール、クエン酸、
酒石酸等の架橋剤により、生分解可能なエステル基又は
アミド基を介して結合して分子量を増大させた架橋重合
体を提案している。ところが、この架橋重合体は、低分
子量化することで生分解性を高めているが、直鎖状のポ
リアクリル酸自体は生分解され難く、生分解の困難な高
分子量の直鎖状ポリアクリル酸を少なからず含有するこ
とから、生分解性が十分に高いものではない。また、こ
の架橋重合体の製造工程においても、オリゴマーを重合
する工程と架橋する工程との2段階で行う必要があり、
特定の架橋剤を用いる必要もあることから、製造工程が
煩雑であるという難点を有している。
【0005】また、特開昭50−80377号公報にお
いては、アクリル酸、アクロレインの重合体や、その変
性物もしくは共重合体をビルダーとして使用することが
提案されているが、キレート能力と生分解性のいずれに
ついても十分でないという難点を有している。そこで、
キレート能力に優れるとともに高い生分解性を有するビ
ルダー用に適した重合体と、その効率的な製造方法の開
発が要望されている。
【0006】また、無機顔料分散剤の分野では、ポリア
クリル酸ソーダなどが分散スラリー液の粘度低下や粘度
安定性の向上のために用いられているが、ポリアクリル
酸には生分解性がないことから、生分解性を有していて
長期間自然界に残存することがなく、しかも経済的に有
利な分散剤の開発が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、キレート能
力に優れ、かつ生分解性を有するビルダーとして用いる
のに適した不飽和カルボン酸重合体と、その効率のよい
製造法、並びに該重合体を構成成分として含有する洗剤
用ビルダー、洗剤組成物および分散剤を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、分子鎖中に特
定の化学構造を有する不飽和カルボン酸重合体が、キレ
ート能力に優れ、かつ生分解性を有し、しかも簡単なプ
ロセスで効率よく製造することができるので経済的にも
有利であることを見出し、さらにこの重合体がビルダー
として有用性が高く、洗剤用組成物や分散剤として有用
性が高いことを見出し、かかる知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の要旨は、下記のとおり
である。 (1)カルシウムイオン捕捉能が150mgCaCO3
/g以上であり、かつ28日生分解率が60%以上であ
るとともに、数平均分子量が500〜1,000,00
0である不飽和カルボン酸重合体。 (2)下記一般式〔1〕、
【0010】
【化6】
【0011】〔式〔1〕中、Xは水素原子、アルカリ金
属原子またはアンモニウム基を示し、Yは水素原子また
はCOOX基を示し、R1 は水素原子またはメチル基を
示す〕で表される不飽和カルボン酸またはその塩とキノ
ン類とを、重合開始剤の存在下に共重合して製造された
数平均分子量が500〜1,000,000の不飽和カ
ルボン酸重合体。 (3)下記一般式〔2〕、
【0012】
【化7】
【0013】〔式〔2〕中、Xは水素原子、アルカリ金
属原子またはアンモニウム基を示し、R1 は水素原子ま
たはメチル基を示す〕で表される繰返し単位(1)と、
下記一般式〔3〕、
【0014】
【化8】
【0015】〔式〔3〕中、Xは水素原子、アルカリ金
属原子またはアンモニウム基を示す〕で表される繰返し
単位(2)および下記一般式〔4〕、
【0016】
【化9】
【0017】〔式〔4〕中、Wは水素原子、アルカリ金
属原子またはアンモニウム基を示す〕で表される繰返し
単位(3)を有し、数平均分子量が500〜1,00
0,000である不飽和カルボン酸重合体。 (4)繰返し単位(1)の含有割合が30〜99.5モ
ル%の範囲、繰返し単位(2)の含有割合が0〜60モ
ル%の範囲、繰返し単位(3)の含有割合が0.5〜2
0モル%の範囲の組成からなる、前記(3)記載の不飽
和カルボン酸重合体。 (5)前記一般式〔1〕で表される不飽和カルボン酸ま
たはその塩とキノン類とを、重合開始剤の存在下に共重
合させることからなる不飽和カルボン酸重合体の製造
法。 (6)キノン類が、ハイドロキノンまたはベンゾキノン
である前記(5)記載の不飽和カルボン酸重合体の製造
法。 (7)重合開始剤として、(a)過酸化水素と、(b)
鉄イオン、銅イオン、亜鉛イオン、ニッケルイオン、ア
スコルビン酸およびサッカリンの群から選択される少な
くとも1種の還元剤とを組合せてなる重合開始剤を用い
る、前記(5)または(6)記載の不飽和カルボン酸重
合体の製造法。 (8)重合開始剤として、アゾ系重合開始剤を用いる、
前記(5)または(6)記載の不飽和カルボン酸重合体
の製造法。 (9)さらに、連鎖移動剤として、一般式〔5〕、
【0018】
【化10】
【0019】〔式〔5〕中、Zは水酸基またはアミノ基
を示し、pは1〜6の整数を示す〕で表される化合物
を、原料単量体の全量に対して、0.1〜20モル%の
量比で用いて共重合を行う前記(5)〜(8)のいずれ
かに記載の不飽和カルボン酸重合体の製造法。 (10)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の不飽和
カルボン酸重合体を構成成分として含有する生分解性ビ
ルダー。 (11)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の不飽和
カルボン酸重合体と界面活性剤を構成成分として含有す
る洗剤組成物。 (12)前記(1)〜(4)のいずれかに記載の不飽和
カルボン酸重合体をアルカリで中和した重合体からなる
分散剤。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の不飽和カルボン酸重合体
は、そのカルシウムイオン捕捉能が150mgCaCO
3 /g以上であり、かつ28日生分解率が60%以上で
あるとともに、数平均分子量が500〜1,000,0
00である不飽和カルボン酸重合体である。これまで、
カルシウムイオン捕捉能に優れた不飽和カルボン酸重合
体が種々開発されているが、既知の不飽和カルボン酸重
合体においては、上記のようなカルシウムイオン捕捉能
と28日生分解率の値を共に満足するものが得られるに
は至っていない。
【0021】そして、本発明の不飽和カルボン酸重合体
は、前記一般式〔1〕で表される不飽和カルボン酸また
はその塩とキノン類を、重合開始剤の存在下に共重合体
して製造した数平均分子量が、500〜1,000,0
00の不飽和カルボン酸重合体である。さらに、この不
飽和カルボン酸重合体は、前記前記一般式〔2〕で表さ
れる繰返し単位(1)と、前記一般式〔3〕で表される
繰返し単位(2)、および前記一般式〔4〕で表される
繰返し単位(3)を有するものが好ましい。そして、こ
れら各繰返し単位の含有割合が、繰返し単位(1)の含
有割合が30〜99.5モル%の範囲、繰返し単位
(2)の含有割合が0〜60モル%の範囲、繰返し単位
(3)の含有割合が0.5〜20モル%、好適には0.
5〜15モル%の範囲の組成からなる三元系共重合体で
あるものが好ましい。
【0022】この不飽和カルボン酸重合体における各構
造単位の組成比については、上記繰返し単位(1)の含
有割合が30モル%未満であると、生分解性が低下する
ことがあり、またこれが99.5モル%を超えると、生
分解性およびカルシウムイオン捕捉能が低下することが
あり、上記繰返し単位(2)の含有割合が60モル%を
超えると、未反応物の混入量の増加を招くようになるこ
とがある。さらに、繰返し単位(3)の含有割合が0.
5モル%未満であると、生分解性が充分に高い共重合体
が得られず、またこれが20モル%を超えると、カルシ
ウムイオン捕捉能の低下を招くようになる。このような
ことから、上記範囲内の組成となるようすることが望ま
しいのである。
【0023】また、この重合体の数平均分子量について
は、500〜1,000,000の範囲、好ましくは
1,000〜100,000の範囲、さらに好ましくは
1,000〜50,000の範囲であり、この数平均分
子量が500未満であると、これをビルダーとして用い
る際にキレート能力が十分に得られず、一方、これが
1,000,000を超えるものでは、生分解性の低下
を招くようになる。
【0024】本発明の不飽和カルボン酸重合体は、前記
の繰返し単位を含有するものであるが、さらにこれら一
般式で表される構造単位とは異なる、他の不飽和化合物
に基づく構造単位を、本発明の目的を阻害しない範囲
内、例えばその含有割合が1〜30モル%の範囲内にお
いて導入した化学構造を有するものであってもよい。こ
のような不飽和化合物としては、例えば、フマル酸、ア
クロレイン、ビニルアセテート、アクリル酸アルキルエ
ステル、マレイン酸ハーフエステルなどが挙げられる。
【0025】つぎに、本発明の不飽和カルボン酸重合体
の製造法については、前記一般式〔1〕で表される不飽
和カルボン酸またはその塩と、キノン類を、重合開始剤
の存在下に共重合する方法によることができる。そし
て、前記一般式〔1〕で表される不飽和カルボン酸とし
ては、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、フマル酸などが好適に用いられ、これらは1種単
独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよ
い。この不飽和カルボン酸として2種以上を混合して用
いる場合、例えば、マレイン酸0〜60モル%に対し
て、アクリル酸を30〜99.5モル%の割合で混合し
た用いることができる。また、これら不飽和カルボン酸
はその無水物であってもよい。さらにその塩としては、
アルカリ金属塩またはアンモニウム塩が用いられる。
【0026】また、キノン類としては、p−ヒドロキシ
フェノール、o−ヒドロキシフェノール、m−ヒドロキ
シフェノール、2−メトキシヒドロキノン、テトラメチ
ルヒドロキノン、p−ベンゾキノン、o−ベンゾキノ
ン、トルキノン、ナフトキノン、アントラキノン、メト
キノンなどを用いることができる。これらの中でも、p
−ヒドロキシフェノールおよびp−ベンゾキノンが特に
好ましい。
【0027】さらに、上記不飽和カルボン酸またはその
塩とキノン類との反応を行う際に用いる重合開始剤とし
ては、例えば、過酸化水素と還元剤とを組合せたもの
や、過カルボン酸、過マレイン酸などが用いられる。こ
こで用いられる還元剤としては、鉄イオン、銅イオン、
亜鉛イオン、ニッケルイオン、アスコルビン酸、サッカ
リンなどが好ましい。これら重合開始剤の使用割合は、
原料の単量体の全量に対して、0.1〜30重量%、好
ましくは0.5〜20重量%である。
【0028】また、この重合開始剤として、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、テ
トラメチルチウラムジスルフィドなどを用いてもよい。
これらアゾ系重合開始剤の使用割合は、原料単量体の全
量に対して、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
5重量%である。これら重合開始剤の使用割合は、上記
範囲未満であると、充分に高い分子量の重合体が得られ
ないことがあり、また上記の範囲を超えても、それに見
合う効果は得られないからである。
【0029】また、不飽和カルボン酸またはその塩とベ
ンゾキノンとの反応を行う際に、連鎖移動剤を用いても
よい。この連鎖移動剤としては、前記一般式〔5〕で表
される化合物が好適に用いられる。この一般式〔5〕で
表される化合物としては、例えば、メルカプトエチルア
ルコール、メルカプトプロピルアルコール、メルカプト
ブチルアルコール、アミノエタンチオールなどが挙げら
れる。これら化合物の中でも、メルカプトエチルアルコ
ールがとくに好適である。そして、この連鎖移動剤の使
用量は、原料単量体の全量に対して、通常1〜20重量
%、好ましくは3〜15重量%の範囲とする。この添加
量が1重量%未満では、その添加効果が不充分であり、
また20重量%を超えると、得られる重合体のキレート
能力が不充分となることがあるからである。
【0030】この不飽和カルボン酸重合体の製造にあた
っては、通常、無溶媒または水溶媒を用いる。溶媒とし
て、非水溶媒を用いてもよい。この非水溶媒としては、
アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、酢酸エチル、N−メチルピロリドン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ジオキサンなどが用いられる。この
反応では、水溶媒において重合するのが好ましいが、非
水溶媒を用いる場合には、アセトンが好ましい。
【0031】そして、この場合の反応条件は、大気圧〜
10kg/cm2 ・G、好ましくは大気圧〜5kg/c
2 ・Gにおいて、30〜150℃、好ましくは50〜
120℃の範囲から適宜選定することができる。重合時
間については、原料化合物の種類や重合温度により左右
されるが、通常、10分間〜20時間、好ましくは1〜
4時間である。
【0032】このようにして得られた不飽和カルボン酸
重合体からなる本発明の生分解性ビルダーは、キレート
能力に優れるとともに、生分解性を有し、洗浄剤ビルダ
ーとして好適に用いることができる。また、この不飽和
カルボン酸重合体を界面活性剤と併用することによっ
て、生分解性を有する洗剤組成物を得ることができる。
このような界面活性成分としては、例えば陰イオン性界
面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、両性界面活性剤などを用いることができる。
【0033】この洗剤組成物における上記ビルダーと界
面活性剤の配合割合は、洗剤組成物の全量に対して、両
者共10〜50重量%とすることが好ましく、残部は酵
素、漂白剤、無機系ビルダー(例えばゼオライト、炭酸
ナトリウム)などを適宜配合してなるものが好適に用い
られる。上記の陰イオン性界面活性剤としては、例えば
脂肪酸石ケン、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−ア
シルアミノ酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク
酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級アル
コール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、脂肪
酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、アルキルエー
テルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩など
が好適に用いられる。
【0034】また、陽イオン性界面活性剤としては、脂
肪族アミン塩、脂肪族四級アンモニウム塩、ベンザルコ
ニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミ
ダゾリニウム塩などが好適である。さらに、非イオン性
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリ
マー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アル
カノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキ
シドなどが好ましい。
【0035】そして、両性界面活性剤としては、例えば
カルボキシベタイン型化合物、アミノカルボン酸塩、イ
ミダゾリニウムベタインなどが好適である。また、本発
明の不飽和カルボン酸重合体は、常法によりアルカリ、
例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの水溶液で中
和することによって、不飽和カルボン酸単量体を主鎖と
する数平均分子量が1,000〜100,000の親水
性重合体として得られる。この重合体は、その化学構造
から生分解性に優れているので、紙などのコーティング
剤に用いられる炭酸カルシウム、クレイなどの無機顔料
用の環境負荷の小さい分散剤として有用性の高いもので
ある。
【0036】このようなコーティング剤を調製するにあ
たっては、炭酸カルシウムやクレイなどの無機顔料10
0重量部に対して、この分散剤を0.05〜2.0重量
部の割合で添加し、これを水中に分散することにより得
ることができる。そして、この分散剤を用いることによ
って、コーティング剤を低粘度でしかも高流動性にする
ことができる。この場合、分散剤を単独で用いてもよい
し、これに他の配合剤、例えばポリビニルアルコールな
どを併用してもよい。
【0037】また、本発明の不飽和カルボン酸重合体
は、キレート能力に優れることから、冷却水系、ボイラ
ー水系等の装置におけるスケールの付着防止剤としても
有用性の高いものである。
【0038】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。下記の実施例においては、重合体の数平均分子
量、 1H−NMR、カルシウムイオン捕捉能、生分解
率、洗浄力および分散性を、以下の方法により求めた。 (1)数平均分子量 ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法
により、ポリアクリル酸を標準物質として測定した。測
定条件としては、ウォーターズ社製:ALC/GPC1
50C装置〔検出器:内蔵示差屈折計、カラム:ASA
HIPAK(GSM−700+GS−310)〕を用
い、移動相はアセトニトリル/50ミリモル濃度酢酸ナ
トリウム=3/7、カラム温度40℃、流速0.7ミリ
リットル/分間、注入量200マイクロリットルとし
た。
【0039】(2) 1H−NMR 日本電子社製:GX−270装置を用い、重メタノール
の溶媒で重合体濃度を5%未満とした溶液を直径5mm
の試験管に入れ、室温、270MHz、NONモードに
て、50回の積算により行った。 (3)カルシウムイオン捕捉能 200ミリリットルのビーカーに、精秤した重合体20
mgを入れ、さらに塩化カルシウム0.1規定、塩化カ
リウム0.1規定、アンモニア0.4規定とを含有する
Caイオン濃度40ppmの水溶液100gを入れて溶
解し、この水溶液中の二価のCaイオン濃度を、Caイ
オン電極を用いて測定した。そして、重合体1gによっ
て捕捉されるCaCO3 に換算し、Ca2+捕捉能(mg
・CaCO3 /g)として表した。 (4)生分解率 生分解率の測定は、JIS規格K6950に準じて、重
合体の活性汚泥による28日間の分解率を測定し、TO
C(全有機炭素量)から算出した。 (5)洗浄力 人工汚垢として、下記組成のものを調製した。
【0040】 有機汚垢成分 69.7重量部 焼成粘度 29.8重量部 カーボンブラック 0.5重量部 上記有機汚垢成分は、下記物質を所定割合で含有するものを使用した。 オレイン酸 28.3重量部 トリオレイン 15.6重量部 コレステロールオレイン 12.2重量部 流動パラフィン 2.5重量部 スクワレン 2.5重量部 コレステロール 1.6重量部 ゼラチン 7.0重量部 計 69.7重量部 つぎに、この人工汚垢を用い、水溶媒系湿式法にて清浄
布から汚染布を作成し、これを5cm×5cmに裁断し
て、反射率が38〜43%のものを作製し、洗浄前の表
面反射率を測定後、下記条件において洗浄試験を行っ
た。
【0041】 試験機 Terg-O-Tometer 回転数 120rpm 水の硬度 90ppm(CaCO3 換算) 洗液量 900ミリリットル 洗浄温度 30℃ 洗剤濃度 0.067% 浴比 30倍 洗浄時間 10分間 すすぎ時間 3分を2回 乾燥 濾紙にはさんでアイロン乾燥 ついで、洗浄後の布(洗浄布)の表面反射率を測定し、
次式から洗浄力を求めた。
【0042】洗浄力(%)=〔(汚垢布のK/S−洗浄
布のK/S)/(汚垢布のK/S−清浄布のK/S)〕
×100 〔この式において、K/S=(1−R)2 /2R (Kub
elka-Munk の式)であり、Rは、布の表面反射率を示
す。〕 (6)分散能 重合体濃度10重量ppm、活性白土1重量%の水溶液
100ミリリットルを10分間攪拌し、100ミリリッ
トルメスシリンダーに入れて、14時間静置した。その
後、上澄み液5ミリリットルを採取して、400nmの
吸光度を測定して、分散能とした。
【0043】〔実施例1〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量500ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸19.6g、水酸化ナトリウム8.0g、水3
0gを入れ、110℃まで加熱した。これに、無水マレ
イン酸78.4g、60%過酸化水素水56.6g、ア
クリル酸72.0gおよびp−メトキシフェノール6.
2gの溶液ならびに水酸化ナトリウム72gおよび水7
8gの溶液を、30分かけてセパラブルフラスコ内に、
攪拌下、それぞれ同時に滴下した。滴下終了後、さらに
1時間同温度にて加熱、攪拌を続けた。反応終了後、凍
結乾燥により固体を得た。得られた重合体の性状、収量
および収率を第1表に示す。
【0044】〔実施例2〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量500ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸19.6g、水酸化ナトリウム8.0g、水3
0gを入れ、110℃まで加熱した。これに、無水マレ
イン酸78.4g、60%過酸化水素水56.6g、ア
クリル酸72.0gおよびp−メトキシフェノール6.
2gの溶液ならびに水酸化ナトリウム72g、メルカプ
トフェノール19.5gおよび水58.5gの溶液を、
30分かけてセパラブルフラスコ内に、攪拌下、それぞ
れ同時に滴下した。滴下終了後、さらに1時間同温度に
て加熱、攪拌を続けた。反応終了後、凍結乾燥により固
体を得た。得られた重合体の性状、収量および収率を第
1表に示す。
【0045】〔実施例3〕P−メトキシフェノール6.
2gの代わりにレゾルシノール5.5gを使用した以外
は、実施例1と同様にして実施した。得られた重合体の
性状、収量および収率を第1表に示す。
【0046】〔実施例4〕P−メトキシフェノール6.
2gの代わりにp−フェノキシフェノール9.3gを使
用した以外は、実施例1と同様にして実施した。得られ
た重合体の性状、収量および収率を第1表に示す。
【0047】〔比較例1〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸1.96g、水酸化ナトリウム0.8gおよび
水2gを入れ、100℃まで加熱した。これに、無水マ
レイン酸13.72g、60%過酸化水素水6.35g
およびアクリル酸11.52gの溶液ならびに水酸化ナ
トリウム12gおよび水12gの溶液を、30分かけて
セパラブルフラスコ内に、攪拌下、それぞれ同時に滴下
した。滴下終了後、さらに2時間同温度にて加熱、攪拌
を続けた。反応終了後、凍結乾燥により固体を得た。得
られた重合体の性状、収量および収率を第1表に示す。
【0048】
【表1】
【0049】〔実施例5〜6〕実施例2および3で得ら
れた重合体を水酸化ナトリウムにてpH10の水溶液と
した後、凍結乾燥により得た固体重合体をビルダーとし
て使用した洗剤組成物について洗浄力の評価を行った。
結果を第2表に示す。なお、表中に洗剤組成物成分とし
て表示してある、LASは直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムを示し、ASはアルキル硫酸ナトリウム
示し、PEGはポリエチレングリコールを示す略称であ
り、以下の表中においても同様に表示した。 〔比較例2〜3〕実施例5、6でビルダーとして用いた
重合体に代え、A型ゼオライトを使用した以外は、実施
例5、6と同様に行った。結果を第2表に示す。
【0050】
【表2】
【0051】〔実施例7〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、水3g
を入れ、つぎにp−ベンゾキノン1.3gを入れて、こ
れを110℃に加熱した。ついで、これに、無水マレイ
ン酸11.8gと60重量%濃度の過酸化水素水6.8
gより合成した過マレイン酸溶液とアクリル酸8.6g
との混合液と、50重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶
液19.2gに2−メルカプトエチルアルコール2.6
gを加えた水溶液とを、それぞれ50分間かけて、攪拌
下に同時に滴下した。これら各溶液の滴下終了後、さら
に1時間にわたり110℃において、攪拌下に反応を続
けた。
【0052】この反応終了後、得られた反応生成物を凍
結乾燥することによって、固体の重合体34.4g(収
率92%)を得た。ここで得られた重合体について、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法に
より、ポリアクリル酸を標準物質として測定した数平均
分子量は、3,150であった。また、重量平均分子量
は、18,000であった。得られた重合体についての
カルシウム捕捉能力の評価結果および生分解性の評価を
第3表に示す。
【0053】〔実施例8〕実施例7において用いたp−
ベンゾキノンの使用量を2.6gとした他は、実施例7
と同様にして、不飽和カルボン酸重合体を得た。重合体
の収量は、35.2g(収率91%)であった。ここで
得られた重合体の数平均分子量は、2,700であり、
重量平均分子量は、18,000であった。得られた重
合体についてのカルシウム捕捉能力の評価結果および生
分解性の評価を第3表に示す。
【0054】〔実施例9〕実施例7において用いた過マ
レイン酸溶液に代えて、60重量%濃度の過酸化水素水
10.2gを用いて合成した過マレイン酸溶液を用いた
他は、実施例7と同様にして、不飽和カルボン酸重合体
を得た。重合体の収量は、32.9g(収率88%)で
あった。ここで得られた重合体の数平均分子量は、1,
310であり、重量平均分子量は、7,000であっ
た。得られた重合体についてのカルシウム捕捉能力の評
価結果および生分解性の評価を第3表に示す。
【0055】〔実施例10〕実施例9において用いたp
−ベンゾキノンの使用量を2.6gとした他は、実施例
9と同様にして、不飽和カルボン酸重合体を得た。重合
体の収量は、35.9g(収率93%)であった。ここ
で得られた重合体の数平均分子量は、1,050であ
り、重量平均分子量は、5,500であった。得られた
重合体についてのカルシウム捕捉能力の評価結果および
生分解性の評価を第3表に示す。
【0056】〔実施例11〕攪拌装置および還流冷却器
を備えた容量100ミリリットルのセパラブルフラスコ
に、無水マレイン酸9.8gと、p−ベンゾキノン0.
54gおよびアセトン5gを入れ、このセパラブルフラ
スコを110℃のオイルバスにより、20分間、加熱攪
拌した。ついで、この加熱攪拌中のセパラブルフラスコ
に、アクリル酸7.2gとアセトン3gとの混合溶液お
よび重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.
96gをアセトン5gに溶解させた溶液を、それぞれ3
0分かけて滴下し、さらに2時間にわたり加熱攪拌を継
続して、これらを反応させた。この結果、不飽和カルボ
ン酸重合体17.1g(収率95%)を得た。反応終了
後、反応生成物に水を加え、さらに水酸化ナトリウム水
溶液を加えてpH値を9に調節した。ここで得られた重
合体の数平均分子量は2,830であり、重量平均分子
量は、17,900であった。得られた重合体について
のカルシウム捕捉能力の評価結果および生分解性の評価
を第3表に示す。
【0057】〔実施例12〕実施例11において用いた
p−ベンゾキノンの使用量を0.27gとした他は、実
施例11と同様にして、不飽和カルボン酸重合体を得
た。重合体の収量は、16.2g(収率91%)であっ
た。ここで得られた重合体の数平均分子量は4,150
であり、重量平均分子量は、18,700であった。得
られた重合体についてのカルシウム捕捉能力の評価結果
および生分解性の評価を第3表に示す。
【0058】〔実施例13〕攪拌装置および還流冷却器
を備えた容量100ミリリットルのセパラブルフラスコ
に、無水マレイン酸9.8gと、p−ベンゾキノン0.
27gおよびアセトン5gを入れ、このセパラブルフラ
スコを110℃のオイルバスにより、20分間、加熱攪
拌した。ついで、この加熱攪拌中のセパラブルフラスコ
に、アクリル酸7.2gと、連鎖移動剤として2−メル
カプトエチルアルコール1.95gをアセトン3gに溶
解させた溶液、および重合開始剤としてアゾビスイソブ
チロニトリル0.96gをアセトン5gに溶解させた溶
液を、それぞれ30分かけて滴下し、さらに2時間にわ
たり加熱攪拌を継続して、これらを反応させた。この結
果、不飽和カルボン酸重合体18.3g(収率93%)
を得た。反応終了後、反応生成物に水を加え、さらに水
酸化ナトリウム水溶液を加えてpH値を9に調節した。
ここで得られた重合体の数平均分子量は6,750であ
り、重量平均分子量は、22,100であった。得られ
た重合体についてのカルシウム捕捉能力の評価結果およ
び生分解性の評価を第3表に示す。
【0059】〔実施例14〕攪拌装置、熱電対および還
流冷却器を備えた容量300ミリリットルのセパラブル
フラスコに、無水マレイン酸29.4gおよび水30ミ
リリットルを入れ、これを冷却しながら、水酸化ナトリ
ウム24.0gを溶解させた水溶液20ミリリットルを
ゆっくりと加えた。つぎに、このセパラブルフラスコ中
に、アクリル酸21.6gと、p−ベンゾキノン1.6
2g、および過酸化水素と組み合わせて用いる還元剤と
して塩化第一鉄・4水和塩90mgを加え、60℃のオ
イルバスにより加熱攪拌した。ついで、このセパラブル
フラスコ中に、60重量%濃度の過酸化水素溶液17.
0gを1時間かけて滴下し、さらに60℃において3時
間攪拌して反応させた。反応終了後、反応生成物を凍結
乾燥して固体を得た。得られた重合体の収量は61.4
g(収率88%)であった。ここで得られた重合体の数
平均分子量は、2,240であり、重量平均分子量は、
16,500であった。得られた重合体についてのカル
シウム捕捉能力の評価結果および生分解性の評価を第3
表に示す。
【0060】〔実施例15〕実施例14において用いた
塩化第一鉄・4水和塩の添加量を30mgとした他は、
実施例14と同様にして、不飽和カルボン酸重合体を得
た。重合体の収量は、63.4g(収率91%)であっ
た。ここで得られた重合体の数平均分子量は、3,91
0であり、重量平均分子量は、37,400であった。
得られた重合体についてのカルシウム捕捉能力の評価結
果および生分解性の評価を第3表に示す。
【0061】〔実施例16〕実施例14において用いた
塩化第一鉄・4水和塩に代えて、アスコルビン酸270
mgを用いた他は、実施例14と同様にして、不飽和カ
ルボン酸重合体を得た。重合体の収量は、60.0g
(収率86%)であった。ここで得られた重合体の数平
均分子量は2,710であり、重量平均分子量は、1
8,200であった。得られた重合体についてのカルシ
ウム捕捉能力の評価結果および生分解性の評価を第3表
に示す。
【0062】〔実施例17〕攪拌装置、熱電対および還
流冷却器を備えた容量300ミリリットルのセパラブル
フラスコに、無水マレイン酸17.64gおよび水30
ミリリットルを入れた。ついで、これを冷却しながら、
水酸化ナトリウム21.6gを溶解させた水溶液20ミ
リリットルをゆっくりと加えた。つぎに、このセパラブ
ルフラスコ中に、アクリル酸21.6gと、アクロレイ
ン6.72g、p−ベンゾキノン1.62g、および過
酸化水素と組み合わせて用いる還元剤として塩化第一鉄
・4水和塩10mgを加え、60℃のオイルバスにより
加熱攪拌した。 ついで、このセパラブルフラスコ中
に、60重量%濃度の過酸化水素溶液17.0gを1時
間かけて滴下し、さらに60℃において、3時間攪拌し
て反応させた。反応終了後、反応生成物を凍結乾燥して
固体を得た。得られた重合体の収量は55.5g(収率
93%)であった。ここで得られた重合体の数平均分子
量は2,000であり、重量平均分子量は、61,00
0であった。得られた重合体についてのカルシウム捕捉
能力の評価結果および生分解性の評価を第3表に示す。
【0063】〔実施例18〕攪拌装置、熱電対および還
流冷却器を備えた容量300ミリリットルのセパラブル
フラスコに、無水マレイン酸17.64g、p−ベンゾ
キノン1.62gおよびアセトン10gを入れた。つい
で、このセパラブルフラスコを110℃のオイルバスに
より加熱しながら攪拌した後、これに、アクリル酸2
1.6gと、アクロレイン6.72gおよびアセトン1
0gの混合溶液と、アゾビスイソブチロニトリル1.5
gをアセトン10gに溶解させた溶液とを、同時に、
0.5時間かけて滴下し、さらに2時間にわたり加熱攪
拌下に反応を行った。反応終了後、反応生成物を水酸化
ナトリウムで中和した後、凍結乾燥して固体を得た。得
られた重合体の収量は49.0g(収率82%)であっ
た。ここで得られた重合体の数平均分子量は4,730
であり、重量平均分子量は、53,600であった。得
られた重合体についてのカルシウム捕捉能力の評価結果
および生分解性の評価を第3表に示す。
【0064】〔比較例4〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸1.96gと、水酸化ナトリウム0.8gおよ
び水2gを入れ、これを100℃に加熱した。ついで、
これに、無水マレイン酸13.7gと60重量%濃度の
過酸化水素水6.35gおよびアクリル酸11.52g
からなる溶液と、水酸化ナトリウム12gと水12gか
らなる溶液を、攪拌下に、それぞれ30分間かけて同時
に滴下した。これら溶液の滴下終了後、得られた反応生
成物を凍結乾燥することによって、マレイン酸とアクリ
ル酸との共重合体37.5g(収率94%)を得た。
【0065】ここで得られた共重合体の数平均分子量は
8,360であり、重量平均分子量は、49,100で
あった。得られた重合体についてのカルシウム捕捉能力
の評価結果および生分解性の評価を第3表に示す。
【0066】
【表3】
【0067】〔実施例19〕実施例7において得られた
重合体を水溶液とした後、水酸化ナトリウムを加えてそ
の液性をpH10に調整し、これをビルダーとして用い
た。ついで、このビルダー20重量部に対して、界面活
性剤として、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム25重量部と、アルキル硫酸ナトリウム10重量部、
この他の添加剤として珪酸ナトリウム10重量部、ポリ
エチレングリコール2重量部、炭酸ナトリウム15重量
部、硫酸ナトリウム5重量部および水13重量部を配合
して、洗剤組成物を調製した。得られた洗剤組成物の組
成と洗浄力評価結果を第4表に示す。
【0068】〔実施例20〜30〕実施例8〜実施例1
8において得られた重合体を、それぞれ水溶液とした
後、水酸化ナトリウムを加えてその液性をpH10に調
整し、これらをビルダーとして用いた。つぎに、これら
ビルダーそれぞれにつき、第4表に示す組成割合におい
て、界面活性剤などを配合して、洗剤組成物を調製し
た。得られた洗剤組成物の組成と洗浄力評価結果を第4
表に示す。
【0069】〔比較例4〜5〕 (1)洗剤組成物の調製 ビルダーとして、従来から用いられているA型ゼオライ
トを用い、これに第4表に示す組成割合で界面活性剤な
どを配合し、2種の洗剤組成物を調製した。得られた洗
剤組成物の組成と洗浄力評価結果を第4表に示す。
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】〔実施例31〜42〕実施例7〜実施例1
8において得られた重合体を、それぞれその濃度が10
ppmとなるように水に溶解し、さらにこれに活性白土
をその濃度が1重量%となるように水に溶解させた分散
液を調製した。得られた分散液についての分散性能の評
価結果を第5表に示す。なお、この重合体のみを分散剤
として用いた場合の吸光度は、0.100であり、ブラ
ンクテストにおいては、吸光度は、0.000であっ
た。
【0073】
【表6】
【0074】〔実施例43〕攪拌装置、熱電対を備えた
容量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水
マレイン酸5.88gを入れ、これに水酸化ナトリウム
4.8gを水9gに溶解させた溶液を添加した。つい
で、これにアクリル酸4.3g、ヒドロキノン0.32
gおよび塩化第一鉄・4水塩30mgを入れて、60℃
に加熱した。つぎに、これに、60重量%濃度の過酸化
水素水3.4gを15分間かけて滴下した。滴下終了
後、60℃で3時間にわたり攪拌下に反応させた。反応
終了後、生成物を凍結乾燥することにより重合体を得
た。重合体の収量は13.8g(収率98%)であっ
た。
【0075】ここで得られた重合体について、再沈殿に
よる精製した後に行った 1H−NMRによる分析結果よ
り、6.7〜7.0ppmにキノン骨格に由来するピー
クが確認され、このものの重合体鎖にキノン骨格が導入
されていることが判明した。また、13C−NMRによる
分析結果からは、ベンゼン環とアクリル酸またはマレイ
ン酸の残基に基づく構造単位との結合に由来する炭素原
子の吸収ピークが確認された。これら分析結果から、こ
こで得られた重合体の化学構造は下記のとおりであると
認められた。
【0076】
【化11】
【0077】また、ここで得られた重合体の性状につい
ては、第6表中に示したとおりであった。
【0078】〔実施例44〕実施例43において用いた
塩化第一鉄・4水塩に代えて、塩化第二鉄・6水塩を3
0mg使用した他は、実施例43と同様にした。重合体
の収量は、13.5g(収率96%)であった。ここで
得られた重合体の化学構造は、実施例43と同一であっ
た。また、この重合体の性状については、第6表中に示
したとおりであった。
【0079】〔実施例45〕実施例43において用いた
塩化第一鉄・4水塩に代えて、硫酸第一鉄・7水塩を2
0mg使用した他は、実施例43と同様にした。重合体
の収量は、13.3g(収率94%)であった。ここで
得られた重合体の化学構造は、実施例43と同一であっ
た。また、この重合体の性状については、第6表中に示
したとおりであった。
【0080】〔実施例46〕実施例43において用いた
ヒドロキノンに代えて、p−ベンゾキノン0.31gを
使用した他は、実施例43と同様にした。重合体の収量
は、13.1g(収率93%)であった。ここで得られ
た重合体の化学構造は、実施例43と同一であった。ま
た、この重合体の性状については、第6表中に示したと
おりであった。
【0081】〔実施例47〕攪拌装置、熱電対を備えた
容量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水
マレイン酸5.88gを入れ、これに水酸化ナトリウム
4.8gを水9gに溶解させた溶液を添加した。つい
で、これにアクリル酸4.3gと、p−ベンゾキノン
0.31gを順次加えて、100℃に加熱した。つぎ
に、これに、2,2−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)ジハイドロクロライド0.98gを水5gに溶解さ
せた溶液を15分間かけて滴下した。滴下終了後、10
0℃において3時間にわたり、攪拌下に反応させた。反
応終了後、生成物を凍結乾燥することにより重合体を得
た。重合体の収量は、14.6g(収率97%)であっ
た。ここで得られた重合体の化学構造は、実施例43と
同一であった。また、この重合体の性状については、第
6表中に示したとおりであった。
【0082】〔比較例6〕攪拌装置、熱電対を備えた容
量100ミリリットルのセパラブルフラスコに、無水マ
レイン酸1.96gを入れ、これに水酸化ナトリウム
0.8gを水2gに溶解させた溶液を添加して、これを
100℃まで加熱した。ついで、これに無水マレイン酸
13.7gと60重量%濃度の過酸化水素水6.35g
およびアクリル酸11.52gとの溶液と、水酸化ナト
リウム12gを水12gに溶解させた溶液とを、それぞ
れ30分間かけて、攪拌下に、同時に滴下した。反応終
了後、生成物を凍結乾燥することにより重合体を得た。
ここで得られた重合体の性状については、第6表中に示
したとおりであった。
【0083】
【表7】
【0084】〔実施例48〜52〕実施例43〜47に
おいて得られた重合体を、それぞれ水酸化ナトリウム水
溶液によりpH値が10となるように調整し、凍結乾燥
して得られた重合体をビルダーとして用いて、第7表に
示す組成の洗剤組成物を製造し、その洗浄力の評価を行
った。結果を第7表に示す。 〔比較例7〕比較例6で得られた重合体につき、実施例
48〜52と同様にして洗剤組成物を製造し、その洗浄
力の評価を行った。結果を第7表に示す。
【0085】
【表8】
【0086】〔実施例53〜57〕実施例43〜47に
おいて得られた重合体を、それぞれその濃度が10pp
mとなるように水に溶解し、さらに、これに活性白土を
その濃度が1重量%となるように水に溶解させた分散液
を調整した。これら分散液につき、分散能の評価を行っ
た。結果を第8表に示す。 〔比較例7〕分散剤としての重合体を添加することな
く、実施例53〜57と同じ活性白土を用いて分散液を
調整し、分散能の評価を行った。結果を第8表に示す。
【0087】
【表9】
【0088】
【発明の効果】本発明の不飽和カルボン酸重合体は、カ
ルシウムイオン捕捉能力に優れ、かつ生分解性にも優れ
た洗剤用ビルダーとして有用性の高いものである。ま
た、この不飽和カルボン酸重合体と界面活性を含有する
洗剤組成物は、高い洗浄力と生分解性を有している。さ
らに、この不飽和カルボン酸重合体からなる分散剤は、
分散性と生分解性のいずれにも優れた性能を有してい
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 22/02 C08F 22/02 220/04 220/04 222/02 222/02 C11D 3/20 C11D 3/20 3/37 3/37 //(C08F 220/04 222:02) Fターム(参考) 4D077 AB10 AC05 AC10 BA02 BA07 BA13 BA20 CA02 CA15 DC10Z DC13Z DC26Z DD10Y DD17Y DD20Y DD20Z DE02Y DE04Y 4H003 AB19 AB27 BA09 EA12 EA15 EA16 EB30 EB32 EB36 ED02 FA03 FA04 FA07 4J011 NA17 NA20 NA24 NA25 NA30 NA34 NA36 NB04 4J015 AA03 CA03 4J100 AJ02P AJ09Q

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルシウムイオン捕捉能が150mgC
    aCO3 /g以上であり、かつ28日生分解率が60%
    以上であるとともに、数平均分子量が500〜1,00
    0,000である不飽和カルボン酸重合体。
  2. 【請求項2】 下記一般式〔1〕、 【化1】 〔式〔1〕中、Xは水素原子、アルカリ金属原子または
    アンモニウム基を示し、Yは水素原子またはCOOX基
    を示し、R1 は水素原子またはメチル基を示す〕で表さ
    れる不飽和カルボン酸またはその塩とキノン類とを、重
    合開始剤の存在下に共重合して製造された数平均分子量
    が500〜1,000,000の不飽和カルボン酸重合
    体。
  3. 【請求項3】 下記一般式〔2〕、 【化2】 〔式〔2〕中、Xは水素原子、アルカリ金属原子または
    アンモニウム基を示し、R1 は水素原子またはメチル基
    を示す〕で表される繰返し単位(1)と、下記一般式
    〔3〕、 【化3】 〔式〔3〕中、Xは水素原子、アルカリ金属原子または
    アンモニウム基を示す〕で表される繰返し単位(2)お
    よび下記一般式〔4〕、 【化4】 〔式〔4〕中、Wは水素原子、アルカリ金属原子または
    アンモニウム基を示す〕で表される繰返し単位(3)を
    有し、数平均分子量が500〜1,000,000であ
    る不飽和カルボン酸重合体。
  4. 【請求項4】 繰返し単位(1)の含有割合が30〜9
    9.5モル%の範囲、繰返し単位(2)の含有割合が0
    〜60モル%の範囲、繰返し単位(3)の含有割合が
    0.5〜20モル%の範囲の組成からなる請求項3記載
    の不飽和カルボン酸重合体。
  5. 【請求項5】 前記一般式〔1〕で表される不飽和カル
    ボン酸またはその塩とキノン類とを、重合開始剤の存在
    下に共重合させることからなる不飽和カルボン酸重合体
    の製造法。
  6. 【請求項6】 キノン類が、ハイドロキノンまたはベン
    ゾキノンである請求項5記載の不飽和カルボン酸重合体
    の製造法。
  7. 【請求項7】 重合開始剤として、(a)過酸化水素
    と、(b)鉄イオン、銅イオン、亜鉛イオン、ニッケル
    イオン、アスコルビン酸およびサッカリンの群から選択
    される少なくとも1種の還元剤とを組合せてなる重合開
    始剤を用いる、請求項5または6記載の不飽和カルボン
    酸重合体の製造法。
  8. 【請求項8】 重合開始剤として、アゾ系重合開始剤を
    用いる、請求項5または6記載の不飽和カルボン酸重合
    体の製造法。
  9. 【請求項9】 さらに、連鎖移動剤として、一般式
    〔5〕、 【化5】 〔式〔5〕中、Zは水酸基またはアミノ基を示し、pは
    1〜6の整数を示す〕で表される化合物を、原料単量体
    の全量に対して、0.1〜20モル%の量比で用いて共
    重合を行う、請求項5〜8のいずれかに記載の不飽和カ
    ルボン酸重合体の製造法。
  10. 【請求項10】請求項1〜4のいずれかに記載の不飽和
    カルボン酸重合体を構成成分として含有する生分解性ビ
    ルダー。
  11. 【請求項11】請求項1〜4のいずれかに記載の不飽和
    カルボン酸重合体と界面活性剤を構成成分として含有す
    る洗剤組成物。
  12. 【請求項12】請求項1〜4のいずれかに記載の不飽和
    カルボン酸重合体をアルカリで中和した重合体からなる
    分散剤。
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