JP2000281836A - ゴム組成物 - Google Patents
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Abstract
ット性および高耐熱性を有するため、ベルト、タイヤ、
ロール、型物等のゴムと金属の複合体、特に真鍮(黄
銅)、青銅メッキ鋼板との複合ゴム製品に好適に用いる
ことのできるゴム組成物の提供。 【解決手段】(1)高水素化率の水素化アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合ゴム100重量部、(2)有機過
酸化物1〜10重量部、(3)2,4−ジメルカプト−
6−置換−1,3,5−トリアジン0.1〜15重量部
および(4)有機過酸化物架橋可能なエポキシ基含有ポ
リマー1〜100重量部を含有するゴム組成物。
Description
性を必要とする分野に使用されるゴム/金属複合体製品
の製造を可能とする、金属との接着性が高く、高モジュ
ラス、高耐セット性および高耐熱性を有するゴム組成物
であって、ベルト、タイヤ、ロール、型物等の製品に好
適に使用することができるゴム組成物に関する。
の多くのゴム製品が、高温加圧下で加熱された油ととも
に長時間使用されるようになっており、このような状態
におけるゴム製品の劣化が常に重要な問題となってきて
いる。ゴム製品の劣化が激しければ保守や交換に非常に
大きな時間と労力が必要であるし、時には大事故を引き
起こす原因となるからである。耐油性に優れ、かつ、こ
のような高温(約120〜150℃程度)環境下で連続
使用に耐え得るポリマーとしては、アクリロニトリル−
ブタジエン共重合ゴム(NBR)、アクリルゴム(AC
M)、エチレン−アクリル酸エステル共重合ゴム(AE
M)、エチレン−アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重
合ゴム(ER)、エチレン−酢酸ビニル共重合ゴム(E
VM)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CS
M)、塩素化ポリエチレンゴム(CM)、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)の共役ジエン部
分を水素添加して得られる水素化アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合ゴム(HNBR)等が知られている。
を使用する硫黄加硫ゴム組成物に比べて、有機過酸化物
を使用する有機過酸化物架橋ゴム組成物の方が耐熱性に
優れることが知られている。ところが、有機過酸化物架
橋ゴム組成物は、金属と接着反応する硫黄を一般に含ま
ないため、金属との接着性が悪く、金属表面にメッキ処
理される真鍮と接着しない。従って、そのような有機過
酸化物架橋ゴム組成物と真鍮メッキ鋼板等の金属とを組
み合わせたゴム製品は、ゴム層と真鍮メッキ層との界面
ではく離が発生し、それに起因した製品の破壊が起こる
等の欠点を有する。
リル−ブタジエン共重合ゴムは、耐熱性に優れ、モジュ
ラスが高いという特長を有し、その特長から広範な用途
に用いられているが、ヨウ素価が低いため、使用に際し
有機過酸化物によって架橋することが必要であり、硫黄
を架橋剤として用いることができない。従って、高水素
化率の水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム
を直接金属と接着させることは極めて困難であり、ベル
ト、タイヤ、ロール、型物等のゴムと金属の複合体を製
造することはできなかった。このため、水素化アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合ゴムの有機過酸化物架橋ゴ
ム組成物に関して、例えば、特開昭62−104864
号公報では、2,4−ジメルカプト−6−R−1,3,
5−トリアジンを添加して真鍮との接着性を改良する手
法が提案されているが、接着性が向上する反面、有機過
酸化物架橋剤と2,4−ジメルカプト−6−R−1,
3,5−トリアジンとの反応に起因する引張応力(モジ
ュラス)および耐熱性の低下という欠点があった。ま
た、特開平3−31338号公報では、2,4−ジメル
カプト−6−R−1,3,5−トリアジンとトリアリル
イソシアヌレートを添加し、真鍮との接着性および引張
応力(モジュラス)を改良する手法が提案されている
が、耐熱性に劣るという欠点があった。また一方で、例
えば、特開昭55−125155号公報では、有機過酸
化物架橋可能なポリマー、有機過酸化物、エポキシ樹脂
および2,4−ジメルカプト−6−R−1,3,5−ト
リアジンからなるポリマー組成物は、真鍮との接着性が
良好である旨の記載があるが、検証結果および実施例記
載の内容から、塩素化ポリエチレン等の塩素含有ポリマ
ー中の塩素と2,4−ジメルカプト−6−R−1,3,
5−トリアジンの反応、2,4−ジメルカプト−6−R
−1,3,5−トリアジンとエポキシ樹脂との反応、
2,4−ジメルカプト−6−R−1,3,5−トリアジ
ンと真鍮中の銅との反応を利用するもので、非塩素含有
ポリマーである水素化アクリロニトリル−ブタジエン共
重合ゴムでは接着反応しないため、接着性が不足し、現
在要求されている技術レベルから見ると、接着性が十分
であるとはいえないという欠点があった。従って、高水
素化率の水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴ
ムを直接真鍮等の金属と接着させ、かつ、高い引張応力
(モジュラス)および高い耐熱性を有するゴム組成物を
得ることは、極めて困難であり、ベルト、タイヤ、ロー
ル、型物等のゴムと金属の複合体の製品の製造には、著
しい制約がある。
の水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムを含
有するゴム組成物であって、金属(真鍮等)との接着性
が高く、高モジュラス、高耐セット性および高耐熱性を
有するため、ベルト、タイヤ、ロール、型物等のゴムと
金属の複合体に好適に用いることのできるゴム組成物を
提供することを課題とする。
重合体鎖中に不飽和ニトリルからの単位部分(Y部分;
VCN)10〜45重量%、共役ジエンからの単位部分
(Z部分;C=C)0〜5重量%ならびに不飽和ニトリ
ル以外のエチレン性不飽和単量体からの単位部分および
/または共役ジエンからの単位部分を水素化した単位部
分(X部分;C−C)90〜50重量%を有するヨウ素
価15以下の共重合ゴム100重量部、(2)有機過酸
化物1〜10重量部、(3)下記式1で示される2,4
−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジン
0.1〜15重量部および(4)有機過酸化物架橋可能
なエポキシ基を有するポリマー1〜100重量部を含有
するゴム組成物を提供する。
基、モノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モノ
シクロアルキルアミノ基、ジシクロアルキルアミノ基お
よびN−アルキル−N−アリールアミノ基からなる群よ
り選ばれる基を表す。)
ト共重合体であり、該グラフト共重合体のグラフト鎖の
少なくとも1つがエポキシ基を有するものであるのが好
ましい。
/またはトリアリルシアヌレート0.1〜30重量部を
含有するのが好ましい。
が好ましい。
る。本発明に用いられる共重合ゴムは、重合体鎖中に不
飽和ニトリルからの単位部分(Y部分;VCN)、共役
ジエンからの単位部分(Z部分;C=C)ならびに不飽
和ニトリル以外のエチレン性不飽和単量体からの単位部
分および/または共役ジエンからの単位部分を水素化し
た単位部分(X部分;C−C)を有するヨウ素価15以
下の共重合ゴム(以下「水素化アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合ゴム」という。)である。本発明に用いら
れる水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムの
組成は、前記Y部分が10〜45重量%、前記Z部分が
0〜5重量%、前記X部分が90〜50重量%である。
Z部分が5重量%を超えるとゴム組成物の耐熱性が不十
分となり、組成が上記範囲であると耐熱性が優れたもの
になる。尚、前記共重合ゴムは、共役ジエンからの単位
部分(Z部分;C=C)が0〜5重量%と極めて少ない
ため、慣用的に「高水素化率の水素化アクリロニトリル
−ブタジエン共重合ゴム」と呼ばれる。ヨウ素価は、ゴ
ム100g当たりに付加しうるヨウ素の重量をg単位で
表した価であり、JIS K6235に従って測定さ
れ、ゴムの不飽和度の指標として用いられる。ヨウ素価
の値が小さいほど不飽和度が小さいことを表す。本発明
に用いられる水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重
合ゴムは、ヨウ素価が15以下、好ましくは10以下で
ある。上記範囲であると、耐熱性に優れる。
架橋に一般に用いられるものであれば特に限定されない
が、ゴム組成物中において加工時の温度で架橋反応が極
度に進行しない有機過酸化物であるのが好ましく、分解
温度(半減期が10時間になる温度)が80℃以上であ
るジアルキルパーオキサイドが好ましい。具体的には、
ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、4,4´−ジ(t−ブチルパーオキシ)
バレリック酸n−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが例示される。本
発明のゴム組成物における有機過酸化物の含有量は、好
ましくは、水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合
ゴム100重量部に対して1〜10重量部である。1重
量部未満であると、架橋密度が低くなり、モジュラス等
が損なわれる場合がある。10重量部を超えると、架橋
密度が高くなり、破断伸びが低くなる場合がある。上記
範囲であると、架橋密度が適当になり、その結果、モジ
ュラスおよび破断伸びが良好となる。
2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリア
ジンは、式中のRがメルカプト基、アルコキシ基、モノ
アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モノシクロア
ルキルアミノ基、ジシクロアルキルアミノ基およびN−
アルキル−N−アリールアミノ基からなる群より選ばれ
る基であるものである。金属およびエポキシ基を有する
ポリマーとの結合速度、即ち架橋反応と接着反応のタイ
ミングを考慮すると、Rがメルカプト基である2,4,
6−トリメルカプト−1,3,5−トリアジンが好まし
い。また、Rが異なる2種類以上の上記式1で示される
2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリア
ジンを併用してもよい。本発明のゴム組成物における上
記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−
1,3,5−トリアジンの含有量は、好ましくは、本発
明に用いられる水素化アクリロニトリル−ブタジエン共
重合ゴム100重量部に対して0.1〜15重量部であ
る。0.1重量部未満であると、ゴム組成物と金属との
接着性が不十分になる場合がある。15重量部を超える
と、有機過酸化物との反応が多く起こるため、架橋を阻
害し、モジュラスが低下する場合がある。また、15重
量部を超えると、後述するエポキシ基を有するポリマー
との反応が多く起こるため、本発明のゴム組成物中のエ
ポキシ基を有するポリマーのうち、水素化アクリロニト
リル−ブタジエン共重合ゴムと結合するものが少なくな
り、ゴム組成物と金属との接着性が不十分になる場合も
ある。
リマーは、有機過酸化物により架橋させることが可能な
ものである。ビスフェノールA型等のエポキシ樹脂は、
有機過酸化物による架橋が起こりにくいので、本発明に
用いられる有機過酸化物架橋可能なエポキシ基を有する
ポリマーに含まれない。本発明に用いられる有機過酸化
物架橋可能なエポキシ基を有するポリマーの代わりにエ
ポキシ樹脂を用いると、水素化アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合ゴムとの結合が少ないため、ゴム組成物と
金属との接着性が不十分となる。本発明のゴム組成物に
おけるエポキシ基を有するポリマーの含有量は、有する
エポキシ基の量等にもよるが、本発明に用いられる水素
化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム100重量
部に対して1〜100重量部、好ましくは5〜50重量
部である。1重量部未満であると、ゴム組成物と金属と
の接着性が不十分になる場合がある。100重量部を超
えると、ゴム組成物と金属との接着性および耐熱性が低
下する場合がある。5〜50重量部であると、ゴム組成
物と金属との接着性、モジュラス、耐セット性および耐
熱性のバランスがより良好となる。
リマーとしては、有機過酸化物架橋により水素化アクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合ゴムと架橋するものであ
って、更にエポキシ基を有するものであれば特に限定さ
れないが、本発明のゴム組成物と金属との接着性を考慮
すると、主鎖が有機過酸化物架橋可能なポリマーである
グラフト共重合体であって、グラフト鎖の少なくとも1
つがエポキシ基を有するものが好ましい。グラフト鎖の
単量体としては、メタクリル酸グリシジル(GMA)等
が好適に用いられる。グラフト共重合体の主鎖は、有機
過酸化物による架橋が可能であれば特に限定されない
が、エチレン系ポリマーが好ましい。エチレン系ポリマ
ーは、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体(例えば、エチレン−アクリル
酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチ
ル共重合体(EMMA))、エチレン−プロピレン共重
合体(EPM)、ポリプロピレン(PP)が挙げられ
る。グラフト鎖および主鎖は、それぞれ1種類の単量体
から得られたものでもよく、2種類以上の単量体から得
られたものでもよい。グラフト共重合体は、主鎖にグラ
フト鎖が分岐して結合した構造であり、主鎖と水素化ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムとが架橋によっ
て、かつ、グラフト鎖であるエポキシ基が上記式1で示
される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−
トリアジンと反応し、グラフト共重合体を介して、原料
ゴムと金属と接着すると考えられる。
報において、有機過酸化物架橋可能なポリマー、有機過
酸化物、エポキシ樹脂および2,4−ジメルカプト−6
−R−1,3,5−トリアジンからなるポリマー組成物
に関する記載があるが、この組成物は、塩素化ポリエチ
レン等の塩素含有ポリマー中の塩素と2,4−ジメルカ
プト−6−R−1,3,5−トリアジンの反応、2,4
−ジメルカプト−6−R−1,3,5−トリアジンとエ
ポキシ樹脂との反応、2,4−ジメルカプト−6−R−
1,3,5−トリアジンと真鍮中の銅との反応を利用す
るもので、非塩素含有ポリマーである水素化アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合ゴムでは接着反応しないた
め、接着性が不足し、現在要求されている技術レベルか
ら見ると、接着性が十分であるとはいえない。前記公報
では、水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム
の如き、非塩素含有ポリマーの接着性については何ら言
及されておらず、実施例においても塩素化ポリエチレン
ゴムおよびクロロスルホン化ポリエチレンゴムを用いて
いる。また、エポキシ樹脂の有機過酸化物架橋による架
橋性については何ら言及されておらず、実施例において
も有機過酸化物架橋性のないエポキシ樹脂を用いてい
る。即ち、エポキシ樹脂は、ポリマー中の塩素および真
鍮中の銅と反応した2,4−ジメルカプト−6−R−
1,3,5−トリアジンとの間に入り橋掛けすることに
よる、金属との接着の効果を期待して添加されたものと
推察され、非塩素含有ポリマーである水素化アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合ゴムでの同反応機構による接
着反応は期待できず、また、本発明の如きエポキシ基含
有ポリマーが水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重
合ゴムと共架橋するものでもない。
着性に大きく寄与していると考えられているエポキシ樹
脂ではなく、これ以外の有機過酸化物架橋可能なエポキ
シ基を有するポリマーを用いることにより、接着性が向
上することを知見したものである。この理由は解明され
ていないが、一般のエポキシ樹脂はラジカル反応性に乏
しく水素引き抜きが起こりにくく、また、主鎖に芳香環
以外の二重結合を持たないためエポキシ基以外での架橋
反応が起こりにくいのに対し、本発明のゴム組成物に用
いられるエポキシ基を有するポリマーは、例えば、エチ
レン等、メチレン連鎖のラジカル反応性が高く、また
は、主鎖に芳香環以外の二重結合等の架橋反応に寄与す
る部分を有するため、水素化アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合ゴムとの結合が効果的に生じ、同時に、2,
4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジン
は、メルカプト基を介して金属と結合し、同一分子内の
他のメルカプト基を介してエポキシ基の開環反応による
エポキシ基を有するポリマーとの結合を生成するからで
あると考えられる。即ち、水素化アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合ゴムとエポキシ基を有するポリマーの結
合、エポキシ基を有するポリマーと上記式1で示される
2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリア
ジンの結合および上記式1で示される2,4−ジメルカ
プト−6−置換−1,3,5−トリアジンと金属中の銅
との結合が同時に起こるので、本発明のゴム組成物およ
び金属が結合して一体となる。また、エポキシ基を有す
るポリマーには、金属と反応して結合するものもあり、
そのようなエポキシ基を有するポリマーを選択する場合
には、本発明のゴム組成物と金属との結合がより強固な
ものとなる。
も、金属との接着性、モジュラス、耐セット性および耐
熱性を損なわない範囲において、必要に応じて、架橋助
剤、補強剤、充填剤、老化防止剤、加工助剤、可塑剤、
軟化剤等の添加剤を配合することができる。
トおよび/またはトリアリルシアヌレートを配合する
と、モジュラスおよび金属との接着性が向上するので好
ましい。トリアリルイソシアヌレートおよびトリアリル
シアヌレートは、3官能の重合性モノマーであり、有機
過酸化物架橋のゴム組成物の架橋助剤として用いられ、
本発明の組成物に用いれば、架橋密度を高くしてモジュ
ラスを向上させることができる。トリアリルイソシアヌ
レート、トリアリルシアヌレートの一方のみを使用して
もよいし、両方を併用してもよい。本発明のゴム組成物
におけるトリアリルイソシアヌレートおよび/またはト
リアリルシアヌレートの含有量は、エポキシ基を有する
ポリマーにおけるエポキシ基の量等にもよるが、一般に
本発明に用いられる水素化アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合ゴム100重量部に対して0.1〜30重量部
であるのが好ましい。
ボン)、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、クレ
ー、酸化チタン、カーボンブラック等が挙げられる。中
でも、シリカが好ましい。シリカは、酸性配合剤であ
り、上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置
換−1,3,5−トリアジンの反応速度調整に有効に寄
与し、物性および接着性を安定化する。シリカ(ホワイ
トカーボン)は、特に限定されないが、例えば、ゴム用
補強剤として用いられる乾式法ホワイトカーボン、湿式
法ホワイトカーボン、コロイダルシリカ、特開昭62−
62838号公報に記載されている沈降シリカが挙げら
れる。中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイ
トカーボンが好ましい。湿式法ホワイトカーボンの主成
分である含水ケイ酸は、窒素吸着比表面積(BET法)
が50〜400m2 /g、好ましくは100〜250m
2 /gの含水ケイ酸を好適に挙げることができる。更
に、含水ケイ酸は、pH(水素イオン濃度)7.0未満
のものであるのが好ましく、pH6.7以下であるもの
がより好ましい。pHが上記範囲であると、2,4−ジ
メルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンの早期
反応を抑制できるからである。尚、窒素吸着比表面積
は、ASTM D3037 81に準じ、BET法で測
定される値であり、pHは、シリカを水に撹拌し、ろ別
後、ろ液のpHをpHメータを用いて測定された値であ
る。本発明のゴム組成物におけるシリカの含有量は、エ
ポキシ基を有するポリマーにおけるエポキシ基の量等に
もよるが、本発明に用いられる水素化アクリロニトリル
−ブタジエン共重合ゴム100重量部に対して1〜50
重量部であるのが好ましい。
はトリアリルシアヌレートならびにシリカは、別々に配
合しても効果を発揮するが、トリアリルイソシアヌレー
トおよび/またはトリアリルシアヌレートならびにシリ
カを含有する混合物を加熱処理して得られる固化物にし
て配合するのが特に好ましい。この固化物は、トリアリ
ルイソシアヌレート等が好ましくは30〜80重量%、
より好ましくは50〜70重量%シリカ表面に存在する
固化物である。この固化物生成の詳細は不明であるが、
重合性モノマーであるトリアリルイソシアヌレートおよ
び/またはトリアリルシアヌレートが、シリカ粒子の表
面で、加熱処理により、シリカ粒子表面に存在する水酸
基等を触媒として、その一部が重合反応することにより
生成したものであると考えられる。加熱処理の条件は、
トリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリル
シアヌレートとシリカとが固化する条件であればいかな
る条件でもよいが、好ましくは150℃以上、更に好ま
しくは160〜200℃の温度で、好ましくは10分以
上、更に好ましくは30分〜24時間程度空気中で加熱
する。この範囲の加熱処理条件とすると効率的に固化物
を得ることができる。
老化防止剤等でゴム組成物に通常使用されるものであれ
ば特に限定されないが、例えば、ナフチルアミン系(フ
ェニル−α−ナフチルアミン等)、ジフェニルアミン系
(オクチル化ジフェニルアミン、4,4´−ビス(α,
α´−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等)、p−
フェニレンジアミン系(N−イソプロピル−N´−フェ
ニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチ
ルブチル)−N´−フェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N´−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジア
ミン等)等のアミン系老化防止剤;2,2,4−トリメ
チル−1,2−ジヒドロキノリンの重合物等のキノリン
系老化防止剤;モノフェノール系(2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール
等)、ビス、トリス、ポリフェノール系(テトラキス−
[メチレン−3−(3´,5´−ジ−t−ブチル−4´
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等)等
のフェノール系老化防止剤が挙げられる。
ン系、アロマ系等のプロセスオイル;ひまし油、綿実
油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油等の植物
油、ロジンが挙げられる。
ジブチルフタレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フタ
レート、ジ−n−オクチルフタレート等のフタル酸エス
テル系;ジ−(2−エチルヘキシル)アジペート、ジ−
(ブトキシエトキシエチル)アジペート等のアジピン酸
エステル系;トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリテ
ート等のトリメリット酸エステル系等の合成可塑剤が挙
げられる。
高く、高モジュラス、耐圧縮永久歪性(耐セット性)お
よび高耐熱性を有するので、ゴムと金属の複合体に関
し、ベルト、タイヤ、ロール、型物等広範な用途に用い
ることができる。特に銅または銅を含む合金との接着性
が高いので、真鍮(黄銅)、青銅メッキ鋼板との複合ゴ
ム製品に極めて好適に用いることができる。
するが、本発明はこれらに限られるものではない。 <ゴム組成物の調製>以下に示される原料をそれぞれ第
1表に示される量用いて、第1表に示される各ゴム組成
物を得た。 (1)水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム
(HNBR) 組成:不飽和ニトリルからの単位部分(Y部分;VC
N)33.0重量%、共役ジエンからの単位部分(Z部
分;C=C)1.3重量%、不飽和ニトリル以外のエチ
レン性不飽和単量体からの単位部分および共役ジエンか
らの単位部分を水素化した単位部分(X部分;C−C)
65.7重量%、ヨウ素価6 (2)エポキシ基を有するポリマー エチレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸グリシジル
(GMA)の共重合体(E−MA−GMA):ボンドフ
ァースト7L、住友化学工業社製 (3)配合剤 SRF級カーボンブラック:旭#50、旭カーボン社製 シリカ:ニップシールVN3、日本シリカ社製 酸化亜鉛(ZnO) ステアリン酸 老化防止剤:ノクラックMBZ、大内新興化学社製 ワックス(WAX):サンワックス171P、三洋化成
社製 2,4,6−トリメルカプト−1,3,5−トリアジ
ン:ZISNET−F、三協化成社製 トリアリルイソシアヌレート(TAIC) ジアリルフタレート(DAP) (4)架橋剤 1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン:パーカドックス14/40(40重量%品)、
化薬アクゾ社製
いて以下の試験を行った。 <接着性試験>接着性試験は、JIS K6256「金
属片と加硫ゴムの90度はく離試験」の規定に準拠して
行った。得られた各ゴム組成物をラボ用ロールにより厚
み2.5mmのシートを成形し、真鍮板と組み合わせ、
圧着した。但し、はく離時にチャックでつかむ部分に
は、セロハン紙を配し、上下両層が接着しないようにし
た。その後、ラボ用プレス成形機を用いて、160℃で
60分間、面圧3.0MPaで加圧加硫し、一体化し
て、真鍮とゴムの複合体である試験片を得た。試験片を
室温に24時間放置した後、2.54cm幅に切り出
し、ゴム組成物と真鍮板との間をはく離させるはく離試
験を行った。はく離強さの測定は、JIS K6256
「金属片と加硫ゴムの90度はく離試験」の規定に準拠
し、JIS K6256に規定されている引張試験機を
用い、引張速さ50mm/minの条件で行った。はく
離強さの値が150N/25mm以上のときを接着性が
良好であるとした。
各ゴム組成物を160℃で60分間、加圧加硫し、厚さ
2mmをシートに成形した。JIS K6251の規定
に準拠して、このシートからダンベル状3号形試験片を
打ち抜き、JIS K6251の規定に準拠して、10
0%モジュラス(M100 )の測定を行った。100%モ
ジュラス(M100 )の値が9.0MPa以上のときを良
好であるとした。
を160℃で60分間、加圧加硫し、JIS K626
2「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法」
の5項「圧縮永久ひずみ試験方法」の規定に準拠して、
JIS K6262の5.3.1に規定されている大型
試験片を成形した。この試験片について、JIS K6
262「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方
法」の規定に準拠して、25%の圧縮を加え、150
℃、72時間の老化条件で、圧縮永久ひずみを測定し
た。圧縮永久ひずみの値が60%以下のときを耐セット
性が良好であるとした。
60℃で60分間、加圧加硫し、厚さ2mmのシートを
成形した。JIS K6257「加硫ゴムの老化試験方
法」の4項「空気加熱老化試験(ノーマルオーブン
法)」の規定に準拠して、このシートからダンベル状3
号形試験片を打ち抜き、JIS K6257の規定に準
拠して、150℃、168時間の条件で空気加熱老化処
理を行い、該処理前後における破断伸びを測定し、処理
による破断伸びの変化率(ΔEB )を算出した。破断伸
びの変化率(ΔEB )の値が−50%以上のときを耐熱
性が良好であるとした。
は、上記一般式1で示される化合物またはエポキシ基を
有するポリマーのいずれか一方を欠くと実現できない金
属との高い接着性を示すことが分かる。また、本発明の
ゴム組成物は、従来から知られていたゴム組成物と同等
の高モジュラス、高耐セット性および高耐熱性を有す
る。
し比較例1は、本発明の有機過酸化物架橋可能なエポキ
シ基を有するポリマーおよび2,4−ジメルカプト−6
−置換−1,3,5−トリアジンを配合していないた
め、真鍮との接着性に劣ることが分かる。実施例1に対
し比較例2は、本発明の有機過酸化物架橋可能なエポキ
シ基を有するポリマーを配合していないため、真鍮との
接着性が不十分であることが分かる。これに対し、実施
例1は本発明の有機過酸化物架橋可能なエポキシ基を有
するポリマーおよび2,4−ジメルカプト−6−置換−
1,3,5−トリアジンを配合しているため、十分な真
鍮との接着性が得られることが分かる。
橋可能なエポキシ基を有するポリマーの配合範囲を説明
する実施例である。いずれも本発明の範囲内であるた
め、十分な真鍮との接着性が得られることが分かる。
ルイソシアヌレート(TAIC)の配合効果を説明する
実施例である。いずれも本発明の有機過酸化物架橋可能
なエポキシ基を有するポリマーおよび2,4−ジメルカ
プト−6−置換−1,3,5−トリアジンを配合してい
るため、十分な真鍮との接着性が得られ、かつ、実施例
3、7、10とTAICの配合量が増加するに従い、モ
ジュラス(M100 )が増大していることが分かる。即
ち、TAICの配合量は、耐圧縮永久歪性、耐熱性を損
なうことなく、高モジュラスを得るのに有効であること
が分かる。
ソシアヌレート(TAIC)とシリカの併用の効果を説
明する実施例である。いずれも本発明の有機過酸化物架
橋可能なエポキシ基を有するポリマーおよび2,4−ジ
メルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンを配合
しているため、十分な真鍮との接着性が得られ、TAI
Cとシリカの併用配合(実施例7に比較して実施例8、
9;実施例10に比較して実施例11、12)で、剥離
強さおよびモジュラス(M100 )が増大していることが
分かる。即ち、TAICとシリカの併用は、耐圧縮永久
歪性、耐熱性を損なうことなく、高剥離強さ、高モジュ
ラスを得るのに有効であることが分かる。
が高く、高モジュラス、高耐セット性および高耐熱性を
有するため、ベルト、タイヤ、ロール、型物等のゴムと
金属の複合体に用いることができる。また、本発明のゴ
ム組成物は、銅または銅を含む合金との接着性が特に高
いため、真鍮(黄銅)、青銅メッキ鋼板との複合ゴム製
品に好適に用いることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】(1)重合体鎖中に不飽和ニトリルからの
単位部分(Y部分;VCN)10〜45重量%、共役ジ
エンからの単位部分(Z部分;C=C)0〜5重量%な
らびに不飽和ニトリル以外のエチレン性不飽和単量体か
らの単位部分および/または共役ジエンからの単位部分
を水素化した単位部分(X部分;C−C)90〜50重
量%を有するヨウ素価15以下の共重合ゴム100重量
部、 (2)有機過酸化物1〜10重量部、 (3)下記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−
置換−1,3,5−トリアジン0.1〜15重量部およ
び (4)有機過酸化物架橋可能なエポキシ基を有するポリ
マー1〜100重量部を含有するゴム組成物。 【化1】 (式中、Rはメルカプト基、アルコキシ基、モノアルキ
ルアミノ基、ジアルキルアミノ基、モノシクロアルキル
アミノ基、ジシクロアルキルアミノ基およびN−アルキ
ル−N−アリールアミノ基からなる群より選ばれる基を
表す。) - 【請求項2】前記エポキシ基を有するポリマーが、グラ
フト共重合体であり、該グラフト共重合体のグラフト鎖
の少なくとも1つがエポキシ基を有するものである請求
項1に記載のゴム組成物。 - 【請求項3】更に、トリアリルイソシアヌレートおよび
/またはトリアリルシアヌレート0.1〜30重量部を
含有する請求項1または2に記載のゴム組成物。 - 【請求項4】更に、シリカ1〜50重量部を含有する請
求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物。
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