JP4780080B2 - ゴム組成物 - Google Patents
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このような高温(約120〜150℃程度)環境下で連続使用に耐え得るポリマーとしては、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、アクリルゴム(ACM)、エチレン−アクリル酸エステル共重合ゴム(AEM)、エチレン−アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合ゴム(ER)、エチレン−酢酸ビニル共重合ゴム(EVM)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、塩素化ポリエチレンゴム(CM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)の共役ジエン部分を水素添加して得られる水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(HNBR)等が知られている。
ところが、有機過酸化物架橋ゴム組成物は、金属と接着反応する硫黄を一般に含まないため、金属との接着性が悪く、金属表面にメッキ処理される真鍮と接着しない。従って、そのような有機過酸化物架橋ゴム組成物と真鍮メッキ鋼板等の金属とを組み合わせたゴム製品は、ゴム層と真鍮メッキ層との界面ではく離が発生し、それに起因した製品の破壊が起こる等の欠点を有する。
即ち、ジエン系ゴムであると非ジエン系ゴムであるとを問わず、上記のような問題を解決し、金属との接着性および耐熱性の両者を満足するゴムが求められている。
本発明の第一の態様は、原料ゴム100重量部、上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジン0.1〜15重量部および前記原料ゴムと架橋可能なエポキシ基を有するポリマー1〜100重量部を含有するゴム組成物である。
本発明の第一の態様のゴム組成物におけるエポキシ基を有するポリマーの含有量は、有するエポキシ基の量等にもよるが、一般に原料ゴム100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは5〜50重量部である。1重量部未満であると、ゴム組成物と金属との接着性が不十分になる場合がある。100重量部を超えると、ゴム組成物と金属との接着性および耐熱性が低下する場合がある。5〜50重量部であると、ゴム組成物と金属との接着性、モジュラス、耐圧縮永久歪性および耐熱性のバランスがより良好となる。
ゴム組成物と金属との接着性を考慮すると、エポキシ基を有するポリマーの好適例として、グラフト共重合体であって、主鎖が原料ゴムと架橋可能であり、グラフト鎖の少なくとも1つがエポキシ基を有するものが挙げられる。
エチレン系ポリマーは、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(例えば、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA))、エチレン−プロピレン共重合体(EPM)、ポリプロピレン(PP)が挙げられる。
ジエン系ポリマーは、例えば、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリイソプレン(IR)が挙げられる。
グラフト鎖の単量体としては、グリシジルメタクリレート(GMA)等が好適に用いられる。
主鎖およびグラフト鎖は、それぞれ1種類の単量体から得られたものでもよく、2種類以上の単量体から得られたものでもよい。
グラフト共重合体は、主鎖にグラフト鎖が分岐して結合した構造であり、主鎖と原料ゴムとが架橋によって、かつ、グラフト鎖であるエポキシ基が上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンと反応し、グラフト共重合体を介して、原料ゴムと金属と接着すると考えられる。
原料ゴムとグラフト共重合体であるエポキシ基を有するポリマーの組み合わせの好適例として、CMとEMA−g−GMA(主鎖がEMAでグラフト鎖がGMAであるグラフト共重合体)、EPMとEMA−g−GMA、AEMとEMA−g−GMA、NBRとEMA−g−GMA、EPDMとEMA−g−GMA、NBRとBR−g−GMA(主鎖がBRでグラフト鎖がGMAであるグラフト共重合体)が挙げられる。
即ち、原料ゴムとエポキシ基を有するポリマーの結合、エポキシ基を有するポリマーと上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンの結合および上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンと金属中の銅との結合が同時に起こるので、本発明の第一の態様のゴム組成物および金属が結合して一体となる。また、エポキシ基を有するポリマーには、金属と反応して結合するものもあり、そのようなエポキシ基を有するポリマーを選択する場合には、本発明のゴム組成物と金属との結合がより強固なものとなる。
有機過酸化物は、ゴム架橋に一般に用いられるものであれば特に限定されないが、ゴム組成物中において加工時の温度で架橋反応が極度に進行しない有機過酸化物であるのが好ましく、分解温度(半減期が10時間になる温度)が80℃以上であるジアルキルパーオキサイドが好ましい。具体的には、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、4,4´−ジ(t−ブチルパーオキシ)バレリック酸n−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが例示される。
ゴム組成物における有機過酸化物の含有量は、好ましくは、原料ゴム100重量部に対して1〜10重量部である。1重量部未満であると、架橋密度が低くなり、モジュラス等が損なわれる場合がある。10重量部を超えると、架橋密度が高くなり、破断伸びが低くなる場合がある。上記範囲であると、架橋密度が適当になり、その結果、モジュラスおよび破断伸びが良好となる。
硫黄は、ゴム架橋に一般に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄が挙げられる。
ゴム組成物における硫黄の含有量は、好ましくは、原料ゴム100重量部に対して0.1〜30重量部、更に好ましくは0.5〜5重量部である。0.1重量部未満であると、架橋密度が低くなり、モジュラス等が損なわれる場合がある。30重量部を超えると、架橋密度が高くなり、破断伸びが低くなる場合がある。
トリアリルイソシアヌレートおよびトリアリルシアヌレートは、3官能の重合性モノマーであり、有機過酸化物架橋のゴム組成物の架橋助剤として用いられ、本発明の第一の態様のゴム組成物に用いれば、架橋密度を高くしてモジュラスを向上させることができる。トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレートの一方のみを使用してもよいし、両方を併用してもよい。
ゴム組成物におけるトリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌレートの含有量は、エポキシ基を有するポリマーのエポキシ基の含有量等にもよるが、一般に本発明の第一の態様に用いられる原料ゴム100重量部に対して0.1〜30重量部であるのが好ましい。
シリカ(ホワイトカーボン)は、特に限定されないが、例えば、ゴム用充填剤として用いられる乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイトカーボン、コロイダルシリカ、特開昭62−62838号公報に記載されている沈降シリカが挙げられる。中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイトカーボンが好ましい。湿式法ホワイトカーボンの主成分である含水ケイ酸は、窒素吸着比表面積(BET法)が50〜400m2/g、好ましくは100〜250m2/gの含水ケイ酸を好適に挙げることができる。更に、含水ケイ酸は、pH(水素イオン濃度)7.0未満のものであるのが好ましく、pH6.7以下であるものがより好ましい。pHが上記範囲であると、2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンの早期反応を抑制できるからである。尚、窒素吸着比表面積は、ASTM D3037 81に準じ、BET法で測定される値であり、pHは、シリカを水に撹拌し、ろ別後、ろ液のpHをpHメータを用いて測定された値である。
本発明の第一の態様のゴム組成物におけるシリカの含有量は、エポキシ基を有するポリマーにおけるエポキシ基の量等にもよるが、一般に原料ゴム100重量部に対して1〜50重量部であるのが好ましい。
この固化物生成の詳細は不明であるが、重合性モノマーであるトリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌレートが、シリカ粒子の表面で、加熱処理により、シリカ粒子表面に存在する水酸基等を触媒として、その一部が重合反応することにより生成したものであると考えられる。
加熱処理の条件は、トリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌレートとシリカとが固化する条件であればいかなる条件でもよいが、好ましくは150℃以上、更に好ましくは160〜200℃の温度で、好ましくは10分以上、更に好ましくは30分〜24時間程度空気中で加熱する。この範囲の加熱処理条件とすると効率的に固化物を得ることができる。
エポキシ基を有する共重合成分を用いて得られる共重合ゴムは、例えば、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシヘキサヒドロベンジル(メタ)アクリレート、4−グリシジルオキシ−3,5−ジメチルベンジル(メタ)アクリレート、2−(4´−グリシジルオキシフェニル)−2−〔4´−(メタ)アクリロキシエチルオキシフェニル〕プロパン、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸グリシジルエステル、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル酸グリシジルエステル、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸グリシジルエステル、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルテレフタル酸グリシジルエステル、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロテレフタル酸グリシジルエステル、3,4−エポキシヘキサヒドロベンジル(メタ)アクリルアミド、4−グリシジルオキシ−3,5−ジメチルベンジル(メタ)アクリルアミド等のエポキシ基を有するモノマーの少なくとも1つを共重合成分とするアクリルゴム;グリシジルメタクリレート(GMA)、グリシジルアクリレート等を共重合成分とするエチレン−アクリル酸エステル系共重合ゴム(例えば、エチレン−アクリル酸エステル−グリシジルメタクリレート共重合ゴム、エチレン−アクリル酸エステル−グリシジルメタクリレート共重合ゴム、エチレン−アクリル酸エステル−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合ゴム等)が挙げられる。
グラフト共重合体であって該グラフト共重合体のグラフト鎖の少なくとも1つがエポキシ基を有するものは、例えば、EVA、AEM、EPM、BR等にグリシジルメタクリレート(GMA)等をグラフト共重合したものが挙げられる。
ジエン系ゴムの主鎖中の不飽和結合をエポキシ化して得られるものは、例えば、天然ゴムのイソプレン単位を好ましくは25〜75%エポキシ化して得られるエポキシ化天然ゴムが挙げられる。
エポキシ基を有する原料ゴムは、有機過酸化物架橋可能なゴム、硫黄架橋可能なゴム、その他の加硫系を用いるゴム等のいずれも用いられ、また、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴムのいずれも用いられる。
有機過酸化物および硫黄ならびにゴム組成物におけるこれらの含有量は、上述した本発明の第一の態様の場合と同様である。また、例えば、アクリルゴム等、原料ゴムによって適切な加硫系がある場合には、適切な加硫系を適正量含有するのが好ましい。
架橋助剤、充填剤、老化防止剤および軟化剤は、本発明の第一の態様の場合と同様のものを用いることができる。
即ち、エポキシ基を有する原料ゴムと上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンの結合および上記式1で示される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンと金属の結合が同時に起こるので、本発明の第二の態様のゴム組成物および金属が結合して一体となる。また、エポキシ基を有する原料ゴムには、金属と反応して結合するものもあり、そのようなエポキシ基を有する原料ゴムを選択する場合には、本発明のゴム組成物と金属との結合がより強固なものとなる。
<ゴム組成物の調製>
以下に示される原料をそれぞれ第1表〜第3表に示される量用いて、第1表〜第3表に示される各ゴム組成物を得た。
(1)原料ゴム
・CM(塩素化ポリエチレン):エラスレン301A、昭和電工社製
・EPM(エチレン−プロピレン共重合ゴム):JSR EP11、日本合成ゴム社製
・EMA−AA(エチレン−アクリル酸エステル−アクリル酸共重合ゴム):ベーマックG、三井デュポン・ポリケミカル社製
・EMA(エチレン−アクリル酸エステル共重合ゴム):エスプレンEMA−2152、住友化学工業社製
・NBR(アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム):Nipol1042AL、日本ゼオン社製
・EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム):三井EPT4070、三井化学社製
・ACM(エポキシ基を有する共重合成分を用いて得られるACM):AR31、日本ゼオン社製
・EMA−GMA(エチレン−アクリル酸エステル−グリシジルメタクリレート共重合ゴム):エスプレンEMA−2752、住友化学工業社製
・BR−g−GMA(GMAをグラフト重合したポリブタジエンゴム)
・E−MA−GMA(エチレン、アクリル酸メチル、GMAの共重合体):ボンドファースト7L、住友化学工業社製
・ACM(エポキシ基を有する共重合成分を用いて得られるACM):AR31、日本ゼオン社製
SRF級カーボンブラック:旭#50、旭カーボン社製
シリカ:ニップシールVN3、日本シリカ社製
酸化亜鉛(ZnO)
ステアリン酸
老化防止剤
・ノンフレックスOD−3、精工化学社製
・ノクラックMBZ、大内新興化学社製
ワックス(WAX):サンワックス171P、三洋化成社製
2,4,6−トリメルカプト−1,3,5−トリアジン:ZISNET−F、三協化成社製
トリアリルイソシアヌレート(TAIC)
ジアリルフタレート(DAP)
・1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン:パーカドックス14/40(40重量%品)、化薬アクゾ社製
・硫黄
・メチレンジアニリン(MDA)
・ジ−o−トリルグアニジン(DT)
・テトラメチルチウラムジサルファイド(TT)
・テトラメチルチウラムモノサルファイド(TS)
・N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(CZ)
・イソシアヌル酸
・オクタデシルトリメチル・アンモニウムブロマイド
・ジフェニルウレア
<接着性試験>
接着性試験は、JIS K6256「金属片と加硫ゴムの90度はく離試験」の規定に準拠して行った。
得られた各ゴム組成物をラボ用ロールにより厚み2.5mmのシートを成形し、真鍮板と組み合わせ、圧着した。但し、はく離時にチャックでつかむ部分には、セロハン紙を配し、上下両層が接着しないようにした。その後、ラボ用プレス成形機を用いて、160℃で60分間、面圧3.0MPaで加圧加硫し、一体化して、真鍮とゴムの複合体である試験片を得た。試験片を室温に24時間放置した後、2.54cm幅に切り出し、ゴム組成物と真鍮板との間をはく離させるはく離試験を行った。はく離強さの測定は、JIS K6256「金属片と加硫ゴムの90度はく離試験」の規定に準拠し、JIS K6256に規定されている引張試験機を用い、引張速さ50mm/minの条件で行った。はく離強さの値が150N/25mm以上のときを接着性が良好であるとした。
得られた各ゴム組成物を160℃で60分間、加圧加硫し、厚さ2mmをシートに成形した。JIS K6251の規定に準拠して、このシートからダンベル状3号形試験片を打ち抜き、JIS K6251の規定に準拠して100%モジュラス(M100 )の測定を行った。
得られた各ゴム組成物を160℃で60分間、加圧加硫し、JIS K6262「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法」の5項「圧縮永久ひずみ試験方法」の規定に準拠して、JIS K6262の5.3.1に規定されている大型試験片を成形した。この試験片について、JIS K6262「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法」の規定に準拠して、25%の圧縮を加え、150℃、72時間の老化条件で、圧縮永久ひずみを測定した。
得られた各ゴム組成物を160℃で60分間、加圧加硫し、厚さ2mmのシートを成形した。JIS K6257「加硫ゴムの老化試験方法」の4項「空気加熱老化試験(ノーマルオーブン法)」の規定に準拠して、このシートからダンベル状3号形試験片を打ち抜き、JIS K6257の規定に準拠して、150℃、168時間の条件で空気加熱老化処理を行い、該処理前後における破断伸びを測定し、処理による破断伸びの変化率(ΔEB )を算出した。
本発明の第一の態様のゴム組成物(実施例1〜3、参考例4、5、実施例6〜21)は、金属との高い接着性を示し、モジュラス、耐圧縮永久歪性および耐熱性にも優れることが分かる。これに対して、上記式1で表される2,4−ジメルカプト−6−置換−1,3,5−トリアジンおよびエポキシ基を有するポリマーを欠く場合(比較例1、3、5、7、9、11および13)は金属と全く接着せず、後者のみを欠く場合(比較例2、4、6、8、10、12および14)は接着するものの接着力は極めて弱く、モジュラス等の物性にも劣る。
トリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌレートを含有する場合には、その含有量に応じてモジュラスが更に向上し、シリカを含有する場合には、金属との接着性およびモジュラス等の物性が更に向上することが分かる(実施例7および11〜16ならびに17〜21)。
Claims (4)
- エポキシ基を有する原料ゴム100重量部および2,4,6−トリメルカプト−1,3,5−トリアジン0.1〜15重量部を含有し、更に、架橋促進剤及び/又は架橋剤を含有し、
前記エポキシ基を有する原料ゴムが、
エポキシ基を有するモノマーを共重合成分とするアクリルゴム、
グリシジル(メタ)アクリレートを共重合成分とするエチレン−アクリル酸エステル−グリシジル(メタ)アクリレート共重合体、および、
EVA、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、EPMまたはBRに、グリシジルメタクリレートをグラフト重合させたグラフト共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種であるゴム組成物。 - 前記架橋促進剤が、メチレンジアニリン、ジ−o−トリルグアニジン、テトラメチルチウラムモノサルファイド、イソシアヌル酸、オクタデシルトリメチル・アンモニウムブロマイドおよびジフェニルウレアからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載のゴム組成物。
- 前記架橋剤が、有機過酸化物または硫黄である請求項1または2に記載のゴム組成物。
- 前記架橋剤が有機過酸化物であり、さらに架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌレートを含有する請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物。
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