JP2000281785A - ポリベンゾオキサゾール前駆体、絶縁材用樹脂組成物およびこれを用いた絶縁材 - Google Patents

ポリベンゾオキサゾール前駆体、絶縁材用樹脂組成物およびこれを用いた絶縁材

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JP2000281785A JP2000017724A JP2000017724A JP2000281785A JP 2000281785 A JP2000281785 A JP 2000281785A JP 2000017724 A JP2000017724 A JP 2000017724A JP 2000017724 A JP2000017724 A JP 2000017724A JP 2000281785 A JP2000281785 A JP 2000281785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体用途に優れた熱特性、電気特性に優れ
た耐熱性樹脂を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される繰り返し単位を
有するポリベンゾオキサゾール前駆体、絶縁材用樹脂組
成物およびこれを用いた絶縁材。 【化1】 (式中、XおよびYは2価の有機基または単結合を、Z
は2価の有機基を表す。R1〜R6はH、Fまたはフルオ
ロアルキル基であり互いに同じであっても異なってもよ
い。R7およびR8は数平均分子量が40以上10000
0以下である1価の有機基であり互いに同じであっても
異なってもよい。nは1〜10000の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は絶縁材に関するもの
であり、更に詳しくは電気電子機器用、半導体装置用と
して優れた特性を有するポリベンゾオキサゾール前駆
体、絶縁材用樹脂組成物およびこれを用いた絶縁材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電気電子機器用、半導体装置用材料に求
められている特性のなかで、電気特性と耐熱性は最も重
要な特性である。特に近年、回路の微細化と信号の高速
化に伴い、誘電率の低い絶縁材料が要求されている。こ
の2つの特性を両立させるために耐熱性の高い有機系の
絶縁膜が期待されている。例えば、従来から用いられて
いる二酸化シリコン等の無機の絶縁膜は高耐熱性を示す
が誘電率が高く、前述の特性について、両立が困難にな
りつつある。ポリイミド樹脂に代表される有機系の絶縁
膜は、電気特性、耐熱性に優れ2つの特性の両立が可能
であり、実際にソルダーレジスト、カバーレイ、液晶配
向膜などに用いられている。
【0003】しかしながら、近年の半導体の高機能化、
高性能化にともない、電気特性、耐熱性について、著し
い向上が必要とされているため、更に高性能な樹脂が必
要とされるようになっている。特に誘電率について2.
5を下回るような低誘電率材料が期待されており、ポリ
イミド樹脂においても、フッ素及びトリフルオロメチル
基を高分子内に導入することにより電気特性と耐熱性を
両立することが試みられているが、現時点では必要とさ
れる水準まで達していない。
【0004】ポリイミド樹脂以外の樹脂では、ポリベン
ゾオキサゾール樹脂が期待されている。ポリイミド樹脂
は、イミド環にカルボキシル基を2個有していること
で、電気特性に悪影響を及ぼしている。従って、一般に
ポリベンゾオキサゾール樹脂は、ポリイミド樹脂よりも
電気特性に優れ、かつ耐熱性も同等であるため、極めて
有用な樹脂である。しかし、要求されている電気特性の
水準が非常に高く、これまでのポリベンゾオキサゾール
樹脂では要求されている水準まで達していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、極めて低い
誘電率と良好な絶縁性を示すとともに、耐熱性にも優れ
たポリベンゾオキサゾール前駆体、絶縁材用樹脂組成物
及びこれを用いた絶縁材を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
の問題点を鑑み、鋭意検討を重ねた結果、一般式(1)
で表される繰り返し単位を有するポリベンゾオキサゾー
ル前駆体を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、下記(a)〜(f)項に記載の
通りである。 (a) 一般式(1)で表される繰り返し単位を有する
ポリベンゾオキサゾール前駆体。
【0008】
【化4】
【0009】(式中、XおよびYは2価の有機基または
単結合を、Zは2価の有機基を表す。R1〜R6は、H、
Fまたはフルオロアルキル基であり、互いに同じであっ
ても異なってもよい。R7およびR8は、数平均分子量が
40以上100000以下である1価の有機基であり、
互いに同じであっても異なってもよい。nは1〜100
00の整数である。)
【0010】(b) 前記一般式(1)のXもしくはZ
の一方、またはXとZの両方がフッ素基またはフルオロ
アルキル基を有する2価の有機基である前記(a)項に
記載のポリベンゾオキサゾール前駆体。
【0011】(c) 前記一般式(1)のR7およびR8
がグリコール基を有する1価の有機基である前記(a)
項または(b)項に記載のポリベンゾオキサゾール前駆
体。
【0012】(d) 前記一般式(1)のYが式(2)
もしくは(3)である前記(a)項、(b)項または
(c)項に記載のポリベンゾオキサゾール前駆体。
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】(e) 前記(a)〜(d)項のいずれか
に記載のポリベンゾオキサゾール前駆体を脱水閉環した
構造を有するポリベンゾオキサゾール樹脂組成物
【0016】(f) 前記(e)項に記載のポリベンゾ
オキサゾール樹脂組成物を用いて得られた絶縁材。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のポリベンゾオキサゾール
前駆体は、一般式(4)で表されるジアミン化合物と一
般式(5)で表されるジカルボン酸化合物とを、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド等の脱水縮合剤の存在下での
縮合反応等の方法や酸クロリド法により重合を行うか、
【0018】
【化7】 (式中、XおよびYは2価の有機基または単結合を表
す。R1〜R6は、H、Fまたはフルオロアルキル基であ
り、互いに同じであっても異なってもよい。R7および
8は、数平均分子量が40以上100000以下であ
る1価の有機基であり、互いに同じであっても異なって
もよい。)
【0019】
【化8】 (式中、Zは2価の有機基を表す。)
【0020】一般式(6)で表されるビスアミノフェノ
ール化合物と前記一般式(5)で表されるジカルボン酸
化合物とを、活性エステル法や酸クロリド法により重合
を行い、ポリ(ヒドロキシアミド)とした後、ポリ(ヒ
ドロキシアミド)の水酸基に、一般式(7),(8)で
表されるカルボン酸化合物や一般式(9),(10)で
表されるイソシアネート化合物や一般式(11),(1
2)で表されるグリシジル化合物を反応させることによ
り、製造することができる。
【0021】
【化9】 (式中、Xは2価の有機基または単結合を表す。R1
6は、H、Fまたはフルオロアルキル基であり、互い
に同じであっても異なってもよい。)
【0022】
【化10】 (式中、R7は、数平均分子量が40以上100000
以下である1価の有機基である。)
【0023】
【化11】 (式中、R8は、数平均分子量が40以上100000
以下である1価の有機基である。)
【0024】
【化12】 (式中、R7は、数平均分子量が40以上100000
以下である1価の有機基である。)
【0025】
【化13】 (式中、R8は、数平均分子量が40以上100000
以下である1価の有機基である。)
【0026】
【化14】 (式中、R7は、数平均分子量が40以上100000
以下である1価の有機基である。)
【0027】
【化15】 (式中、R8は、数平均分子量が40以上100000
以下である1価の有機基である。)
【0028】一般式(4)で表されるジアミン化合物の
例としては、式(13)〜式(17)で表される化合物
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また2種以上を併用することも可能である。これらのう
ち、式(14)および式(15)で表される化合物のよ
うに、フルオロアルキル基を有するものやフッ素基を有
するものは、特に低い誘電率が得られるので好ましい。
さらに、樹脂の溶解性等の諸特性とのバランスをとるた
めに、本発明の効果が得られる範囲内で、各種のビスア
ミノフェノール化合物と共重合を行うことも可能であ
る。
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】
【0031】
【化18】
【0032】一般式(5)で表されるジカルボン酸化合
物の例を挙げると、イソフタル酸、テレフタル酸、3−
フルオロイソフタル酸、2−フルオロイソフタル酸、3
−フルオロフタル酸、2−フルオロフタル酸、2−フル
オロテレフタル酸、2,4,5,6−テトラフルオロイ
ソフタル酸、3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸、4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデンジフェ
ニル−1,1’−ジカルボン酸、パーフルオロスベリン
酸、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’
−ビフェニレンジカルボン酸、4,4’−オキシビス安
息香酸等であるが、必ずしもこれらに限定されるもので
はない。また、2種類以上のジカルボン酸化合物を組み
合わせて使用することも可能である。ジカルボン酸化合
物についても、フルオロフタル酸や4,4’−ヘキサフ
ルオロイソプロピリデンジフェニル−1,1’−ジカル
ボン酸のようにフッ素基またはフルオロアルキル基を有
するものは、特に低い誘電率が得られるので好ましい。
【0033】一般式(6)で表されるビスアミノフェノ
ール化合物の例としては、3,3’−ジアミノ−4,
4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’−ジヒドロキ
シ−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2−ビス
(3− アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス (3− アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス(3− ア
ミノ−4−ヒドロキシフェニル)テトラフルオロベンゼ
ン、2,2−ビス (3− アミノ−4−ヒドロキシ−5
−トリフルオロメチルフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。2,2−ビス (3− アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンや1,4−ビス(3−
アミノ−4−ヒドロキシフェニル)テトラフルオロベン
ゼンのように、フルオロアルキル基またはフッ素基を有
するものは、特に低い誘電率が得られるので好ましい。
【0034】一般式(7),(8)で表されるカルボン
酸化合物の例としては、ステアリン酸、ラウリン酸、パ
ルミチン酸、ミリスチン酸等の脂肪酸や一般式(18)
で表されるエチレングリコール基を有するカルボン酸化
合物や一般式(19)で表されるプロピレングリコール
基を有するカルボン酸化合物、ポリ(エチレングリコー
ル)モノアルキルエーテルとジカルボン酸のハーフエス
テル、ポリ(プロピレングリコール)モノアルキルエー
テルとジカルボン酸のハーフエステル等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。また2種以上を
併用することも可能である。これらのうち、エチレング
リコール基を有するカルボン酸化合物やプロピレングリ
コール基を有する化合物のようにグリコール基を有する
化合物は、熱処理により分解・揮散しやすく好ましい。
【0035】
【化19】 (式中、mは1以上2200以下の整数を表す。)
【0036】
【化20】 (式中、kは1以上1700以下の整数を表す。)
【0037】前記一般式(9),(10)で表されるイ
ソシアネート化合物の例としては、n−ブタンイソシア
ネート、n−ヘキサンイソシアネート、n−ドデカンイ
ソシアネート等の脂肪族イソシアネート化合物や一般式
(20)で表されるエチレングリコール基を有するイソ
シアネート化合物や一般式(21)で表されるプロピレ
ングリコール基を有するイソシアネート化合物、ポリ
(エチレングリコール)モノアルキルエーテルをジイソ
シアネート化合物の一方のイソシアネート基のみに反応
させたもの、ポリ(プロピレングリコール)モノアルキ
ルエーテルをジイソシアネート化合物の一方のイソシア
ネート基のみに反応させたもの、メタノールやエタノー
ル等のアルコールを両末端イソシアネートのプロピレン
グリコールオリゴマーやエチレングリコールオリゴマー
の一方のイソシアネート基のみに反応させたもの等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。また2
種以上を併用することも可能である。これらのうち、エ
チレングリコール基を有するカルボン酸化合物やプロピ
レングリコール基を有する化合物のようにグリコール基
を有する化合物は、熱処理により、分解・揮散しやすく
好ましい。ジイソシアネート化合物の例としては、2,
4−トルエンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0038】
【化21】 (式中、hは、1以上2200以下の整数を表す。)
【0039】
【化22】 (式中、jは、1以上1700以下の整数を表す。)
【0040】前記一般式(11),(12)で表される
グリシジル化合物の例としては、フェニルグリシジルエ
ーテル、トリエチレングリコールメチルグリシジルエー
テル、ポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテル
のグリシジルエーテル、ポリ(プロピレングリコール)
モノメチルエーテルのグリシジルエーテル等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。また2種以上
を併用することも可能である。これらのうち、エチレン
グリコール基を有するカルボン酸化合物やプロピレング
リコール基を有する化合物のように、グリコール基を有
する化合物は、熱処理により分解・揮散しやすく好まし
い。
【0041】酸クロリド法によるポリベンゾオキサゾー
ル前駆体の合成の例を挙げると、まず前記ジカルボン酸
化合物を、N,N−ジメチルホルムアミド等の触媒存在
下、過剰量の塩化チオニルと、室温から75℃で反応さ
せ、過剰の塩化チオニルを加熱及び減圧により留去す
る。その後、残査をヘキサン等の溶媒で再結晶すること
により、酸クロリドであるジカルボン酸クロリドを得
る。次いで、前記ビスアミノフェノール化合物または前
記ジアミン化合物を、通常N−メチル−2−ピロリド
ン、ジメチルアセトアミド等の極性溶媒に溶解し、ピリ
ジン等の酸受容剤存在下で、ジカルボン酸クロリドと、
−30℃から室温で反応することにより、ポリベンゾオ
キサゾール前駆体を得ることができる。
【0042】本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体
は、通常、これを溶剤に溶解し、ワニス状にして使用す
る。溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−
ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、
メチル−1,3−ブチレングリコールアセテート、1,
3−ブチレングリコール−3−モノメチルエーテル、ピ
ルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メチル−3−メト
キシプロピオネート等を1種、または2種以上混合して
用いることが出来る。
【0043】本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体の
使用する際は、まず該前駆体を上記溶剤に溶解し、適当
な支持体、例えばガラス、金属、シリコーンウエハーや
セラミック基盤等に塗布する。塗布方法としては、スピ
ンナーを用いた回転塗布、スプレーコーターを用いた噴
霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティング等が挙げられ
る。このようにして、塗膜を形成した後、加熱処理をし
て、脱水閉環してポリベンゾオキサゾール樹脂に変換
し、ポリベンゾオキサゾール樹脂組成物とすることがで
きる。
【0044】本発明のポリベンゾオキサゾール樹脂組成
物を用いて、更に加熱することにより、一般式(1)中
のYで結合されたR7およびR8が、脱離し、熱分解して
揮散するこにより、微細な空隙を構成することにより、
誘電率の低い膜を形成し、絶縁材を得ることができる。
この際、R7およびR8の数平均分子量が、40未満であ
ると、誘電率が効果的に低くできず、また分子量が、1
00000を超えるものでは、空隙が大きくなりすぎて
膜の機械的強度が弱くなったり膜表面に達する連続気泡
ができてしまう等の問題が発生する。
【0045】必要により、ポリベンゾオキサゾール前駆
体、各種添加剤として、界面活性剤やカップリング剤等
を添加し、ポリベンゾオキサゾール樹脂組成物とし、更
に絶縁材とすることができる。
【0046】本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体、
ポリベンゾオキサゾール樹脂組成物及び絶縁材は、半導
体用層間絶縁膜、保護膜、多層回路の層間絶縁膜、フレ
キシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜、
液晶配向膜等として用いることができる。
【0047】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明は、実施例の内容になんら限定されるも
のではない。
【0048】酸クロリドの合成例 (合成例1)4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデ
ンジフェニル−1,1’−ジカルボン酸25g、塩化チ
オニル45ml及び乾燥ジメチルホルムアミド(DM
F)0.5mlを反応容器に入れ、60℃で2時間反応
させた。反応終了後、過剰の塩化チオニルを加熱及び減
圧により留去した。残査をヘキサンを用いて再結晶させ
て、4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデンジフェ
ニル−1,1’−ジカルボン酸クロリドを得た。
【0049】ポリ(ヒドロキシアミド)の合成例 (合成例2)攪拌装置、窒素導入管、滴下漏斗を付けた
セパラブルフラスコ中、2,2−ビス (3− アミノ−
4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン1
4.65g(0.04mol)を、乾燥したジメチルア
セトアミド200gに溶解し、ピリジン7.92g
(0.20mol)を添加後、乾燥窒素導入下、−15
℃でジメチルアセトアミド100gに、4,4’−ヘキ
サフルオロイソプロピリデンジフェニル−1,1’−ジ
カルボン酸クロリド16.92g(0.04mol)を
溶解したものを、30分かけて滴下した。滴下終了後、
室温まで戻し、室温で5時間攪拌した。その後、反応液
を蒸留水1000mlに滴下し、沈殿物を集め、乾燥し
てポリ(ヒドロキシアミド)の粉末を得た。得られたポ
リ(ヒドロキシアミド)の数平均分子量は21,00
0、重量平均分子量は42,000であった。
【0050】ジアミン化合物を用いたポリベンゾオキサ
ゾール前駆体及びポリベンゾオキサゾール樹脂の実施例 (実施例1)攪拌装置、窒素導入管、滴下漏斗を付けた
セパラブルフラスコ中、前記式(14)の構造である
2,2−ビス (3− アミノ−4−(1,4,7,10
−テトラオキサウンデシル)フェニル)ヘキサフルオロ
プロパン13.17g(0.02mol)を、乾燥した
ジメチルアセトアミド100gに溶解し、ピリジン3.
96g(0.05mol)を添加後、乾燥窒素導入下、
−15℃でジメチルアセトアミド50gに、合成例1で
得た4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデンジフェ
ニル−1,1’−ジカルボン酸クロリド8.46g
(0.02mol)を溶解したものを、30分掛けて滴
下した。滴下終了後、室温まで戻し、室温で5時間攪拌
した。その後、反応液を蒸留水1000mlに滴下し、
沈殿物を集め、乾燥することにより、ポリベンゾオキサ
ゾール前駆体(1)を得た。得られたポリベンゾオキサ
ゾール前駆体(1)の数平均分子量は25,000、重
量平均分子量は50,000であった
【0051】ポリベンゾオキサゾール前駆体(1)を、
濃度が20重量%のN−メチル−2−ピロリドン(NM
P)溶液とし、スピンコーターを用いてアルミニウムを
蒸着したシリコンウェハ上に塗布した。このとき、熱処
理後の膜厚が、約1μmとなるように、スピンコーター
の回転数と時間を設定した。塗布後、100℃のホット
プレート上で、120秒間乾燥した後、窒素を流入して
酸素濃度を100ppm以下に制御したオーブンを用い
て、150℃30分間、250℃30分間、400℃3
0分間の熱処理を連続して行いポリベンゾオキサゾール
樹脂とし、室温まで冷却した後、空気雰囲気のオーブン
で、300℃120分間の熱処理を行い、ポリベンゾオ
キサゾール樹脂の被膜を得た。
【0052】皮膜上に、アルミニウムを蒸着してパター
ニングを行い所定の大きさの電極を形成した。シリコン
ウェハ側のアルミニウムとこの電極による容量を測定
し、測定後に皮膜の電極隣接部を酸素プラズマによりエ
ッチングして、表面粗さ計により膜厚を測定することに
より、周波数1MHzにおける誘電率を算出したところ
2.3であった。この皮膜の断面をTEMにより観察し
たところ、平均孔径2nm非連続の空隙が観察された。
また、この皮膜のIRスペクトルをFT−IRにより測
定したところ、1656cm-1のアミドによる吸収は見
られず1625cm-1および1053cm-1にオキサゾ
ールによる吸収が観察され、ポリベンゾオキサゾールが
生成していることが確認された。TG/DTAにより耐
熱性を評価したところ、窒素雰囲気での5%重量減少温
度は516℃であった。
【0053】イソシアネート化合物を用いたポリベンゾ
オキサゾール前駆体及びポリベンゾオキサゾール樹脂の
実施例 (実施例2)攪拌装置、窒素導入管、滴下漏斗を付けた
セパラブルフラスコへ、ドライボックス中で、乾燥した
NMP60g中に4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート1.25g(0.005mol)を溶解する。
乾燥窒素導入下、系の温度を20℃に制御しながら、平
均分子量1200のポリ(プロピレングリコール)モノ
メチルエーテル12.00g(0.01mol)をNM
P60gに溶解した溶液を、滴下漏斗から滴下する。2
0℃で1時間攪拌を行った後、NMP80gに水酸基が
0.01molとなる濃度に合成例2で得たポリ(ヒド
ロキシアミド)粉末を溶解した溶液を滴下する。滴下終
了後、50℃で12時間攪拌を行うことによりポリベン
ゾオキサゾール前駆体(2)のNMP溶液を得た。得ら
れた前駆体の数平均分子量は90,000、重量平均分
子量は180,000であった。実施例1のポリベンゾ
オキサゾール樹脂の被膜を得る工程においてポリベンゾ
オキサゾール前駆体(1)を濃度が20重量%のNMP
溶液に替えてポリベンゾオキサゾール前駆体(2)の濃
度が15重量%のNMP溶液を用いた以外は、実施例1
と同様にして、ポリベンゾオキサゾール樹脂の被膜を作
製し、評価した。
【0054】(実施例3)攪拌装置、窒素導入管、滴下
漏斗を付けたセパラブルフラスコへ、ドライボックス中
で、乾燥したNMP120g中に、数平均分子量250
0の両末端イソシアネートのプロピレングリコールオリ
ゴマー12.50g(0.005mol)を溶解する。
乾燥窒素導入下、系の温度を20℃に制御しながら、メ
タノール0.32g(0.01mol)を滴下漏斗から
滴下する。20℃で1時間攪拌を行った後、NMP80
gに水酸基が0.01molとなる濃度に合成例2で得
たポリ(ヒドロキシアミド)粉末を溶解した溶液を滴下
する。滴下終了後、50℃で12時間攪拌を行うことに
より、ポリベンゾオキサゾール前駆体(3)のNMP溶
液を得た。得られた前駆体の数平均分子量は170,0
00、重量平均分子量は340,000であった。実施
例1のポリベンゾオキサゾール樹脂の被膜を得る工程に
おいてポリベンゾオキサゾール前駆体(1)を濃度が2
0重量%のNMP溶液に替えてポリベンゾオキサゾール
前駆体(3)の濃度が15重量%のNMP溶液を用いた
以外は、実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾー
ル樹脂の被膜を作製し、評価した。
【0055】グリシジル化合物を用いたポリベンゾオキ
サゾール前駆体及びポリベンゾオキサゾール樹脂の実施
例 (実施例4)攪拌装置、窒素導入管、滴下漏斗を付けた
セパラブルフラスコへ、乾燥したNMP120g中に水
酸基が0.01molとなる濃度に合成例2で得たポリ
(ヒドロキシアミド)粉末を溶解する。乾燥窒素導入
下、系の温度を20℃に制御しながら、NMP80g中
に数平均分子量3100のポリ(エチレングリコール)
モノメチルエーテルのグリシジルエーテル31.00g
(0.01mol)を溶解した溶液を滴下漏斗から滴下
する。滴下終了後、20℃で1時間、続いて50℃で1
2時間攪拌を行うことにより、ポリベンゾオキサゾール
前駆体(4)のNMP溶液を得た。得られた前駆体の数
平均分子量は180,000、重量平均分子量は36
0,000であった。実施例1のポリベンゾオキサゾー
ル樹脂の被膜を得る工程においてポリベンゾオキサゾー
ル前駆体(1)を濃度が20重量%のNMP溶液に替え
てポリベンゾオキサゾール前駆体(4)の濃度が15重
量%のNMP溶液を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、ポリベンゾオキサゾール樹脂の被膜を作製し、評価
した。
【0056】カルボン酸化合物を用いたポリベンゾオキ
サゾール前駆体及びポリベンゾオキサゾール樹脂の実施
例 (実施例5)攪拌装置、窒素導入管、滴下漏斗を付けた
セパラブルフラスコへ、乾燥したNMP200g中に水
酸基が0.01molとなる濃度に合成例2で得たポリ
(ヒドロキシアミド)粉末と、数平均分子量2500の
ポリ(プロピレングリコール)モノアルキルエーテルと
ジカルボン酸のハーフエステル25.00g(0.01
mol)を、を溶解する。乾燥窒素導入下、系の温度を
20℃に制御しながら、NMP20g中にジシクロヘキ
シルカルボジイミド2.06g(0.01mol)を溶
解した溶液を、滴下漏斗から滴下する。滴下終了後、2
0℃で12時間攪拌を行った後、吸引濾過を行い副生成
物であるジシクロヘキシルカルボジウレアの固形物を濾
別することにより、ポリベンゾオキサゾール前駆体
(5)のNMP溶液を得た。得られた前駆体の数平均分
子量は150,000、重量平均分子量は300,00
0であった。実施例1のポリベンゾオキサゾール樹脂の
被膜を得る工程においてポリベンゾオキサゾール前駆体
(1)を濃度が20重量%のNMP溶液に替えてポリベ
ンゾオキサゾール前駆体(5)の濃度が15重量%のN
MP溶液を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリ
ベンゾオキサゾール樹脂の被膜を作製し、評価した。
【0057】表1に実施例2〜5の評価結果を示す。
【表1】
【0058】(比較例1)実施例1のポリベンゾオキサ
ゾール樹脂の被膜を得る工程においてポリベンゾオキサ
ゾール前駆体(1)のかわりに合成例2で得たポリ(ヒ
ドロキシアミド)粉末を用いた以外は実施例1と同様に
して、ポリベンゾオキサゾール樹脂の被膜を作製し、評
価した。皮膜とした場合の誘電率は2.6であり、IR
スペクトルからはポリベンゾオキサゾールが生成してい
ることが確認され、TG/DTAによる窒素雰囲気での
5%重量減少温度は516℃であった。
【0059】(比較例2)実施例1のポリベンゾオキサ
ゾール前駆体(1)を得る工程において2,2'−ビス
(3− アミノ−4−(1,4,7,10−テトラオキ
サウンデシル)フェニル)ヘキサフルオロプロパン1
3.17g(0.02mol)のかわりに2,2−ビス
(3− アミノ−4−メトキシフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン7.89g(0.02mol)を用いた以外
は実施例1と同様にして、合成を行いポリベンゾオキサ
ゾール前駆体(5)を得た。得られた前駆体の数平均分
子量は22,000、重量平均分子量は44,000で
あった。実施例1のポリベンゾオキサゾール樹脂の被膜
を得る工程においてポリベンゾオキサゾール前駆体
(1)のかわりにポリベンゾオキサゾール前駆体(5)
を用いた以外は実施例1と同様にして、ポリベンゾオキ
サゾール樹脂の被膜を作製し、評価した。皮膜とした場
合の誘電率は2.6であり、IRスペクトルからはポリ
ベンゾオキサゾールが生成していることが確認され、T
G/DTAによる窒素雰囲気での5%重量減少温度は5
16℃であった。
【0060】(比較例3)実施例3のポリベンゾオキサ
ゾール前駆体(3)を得る工程において、数平均分子量
2500の両末端イソシアネートのプロピレングリコー
ルオリゴマー50.00g(0.02mol)のかわり
に数平均分子量120,000の両末端イソシアネート
のポリ(プロピレングリコール)120.00g(0.
001mol)を用い、溶液の粘度が高くなり攪拌が困
難になることを避けるために、NMPの量を2倍にした
以外は実施例3と同様にして、ポリベンゾオキサゾール
前駆体(6)のNMP溶液を得た。得られた前駆体の数
平均分子量は3,171,000、重量平均分子量は
6,342,000であった。実施例1のポリベンゾオ
キサゾール樹脂の被膜を得る工程においてポリベンゾオ
キサゾール前駆体(1)のかわりにポリベンゾオキサゾ
ール前駆体(6)を用いた以外は実施例1と同様にし
て、ポリベンゾオキサゾール樹脂の被膜を作製し、皮膜
の誘電率の測定を行ったところ、短絡により測定できな
かった。
【0061】実施例1〜4の本発明のポリベンゾオキサ
ゾール前駆体を用いて作製したポリベンゾオキサゾール
皮膜はいずれも誘電率が低く2.0〜2.3であり、さ
らに耐熱性が高いという良好な特性を示した。
【0062】比較例1では一般的なポリベンゾオキサゾ
ール前駆体であるポリ(ヒドロキシアミド)粉末を用い
たため、耐熱性は同等で良好であるが誘電率は実施例1
〜4より大幅に高い2.6であった。
【0063】比較例2では一般式(4)で示されるR7
およびR8の数平均分子量が40未満と小さかったため
に、誘電率は2.6と一般的なポリベンゾオキサゾール
前駆体であるポリ(ヒドロキシアミド)粉末を用いた場
合と同様に、実施例1〜4より大幅に高かった。
【0064】比較例3では一般式(4)で示されるR7
およびR8の数平均分子量が100000を超える高分
子量物であったために、膜厚約1μmの皮膜を形成した
場合には上下に貫通する穴が生成してしまい上下電極が
ショートしてしまった。
【0065】
【発明の効果】本発明のポリベンゾオキサゾール前駆
体、絶縁材用樹脂組成物およびこれを用いた絶縁材は、
電気特性および熱特性、特に誘電率が非常に低い固形物
を得ることができる材料である。従って、半導体装置の
層間絶縁膜、保護膜、多層回路の層間絶縁膜、フレキシ
ブル銅張版のカバーコートなどとして極めて有用なもの
でる。
フロントページの続き (72)発明者 村田 満 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される繰り返し単位を
    有するポリベンゾオキサゾール前駆体。 【化1】 (式中、XおよびYは2価の有機基または単結合を、Z
    は2価の有機基を表す。R1〜R6はH、Fまたはフルオ
    ロアルキル基であり、互いに同じであっても異なっても
    よい。R7およびR8は数平均分子量が40以上1000
    00以下である1価の有機基であり、互いに同じであっ
    ても異なってもよい。nは1〜10000の整数であ
    る。)
  2. 【請求項2】 一般式(1)のXもしくはZの一方、ま
    たはXとZの両方がフッ素基またはフルオロアルキル基
    を有する2価の有機基である請求項1記載のポリベンゾ
    オキサゾール前駆体。
  3. 【請求項3】 一般式(1)のR7およびR8がグリコー
    ル基を有する1価の有機基である請求項1または2記載
    のポリベンゾオキサゾール前駆体。
  4. 【請求項4】 一般式(1)のYが式(2)もしくは
    (3)である請求項1、2または3記載のポリベンゾオ
    キサゾール前駆体。 【化2】 【化3】
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに1項に記載のポ
    リベンゾオキサゾール前駆体を脱水閉環した構造を有す
    るポリベンゾオキサゾール樹脂組成物。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のポリベンゾオキサゾール
    樹脂組成物を用いて得られた絶縁材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008050886A1 (fr) * 2006-10-24 2008-05-02 Sumitomo Bakelite Company Limited Dérivé de bis(aminophénol), procédé de production de celui-ci, résine de polyamide, compositions de résine photosensible positive, film protecteur, diélectrique intercouches, dispositif semi-conducteur et élément d'affichage

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