JP2000281252A - 帯状物処理方法及び装置 - Google Patents

帯状物処理方法及び装置

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JP2000281252A
JP2000281252A JP11091522A JP9152299A JP2000281252A JP 2000281252 A JP2000281252 A JP 2000281252A JP 11091522 A JP11091522 A JP 11091522A JP 9152299 A JP9152299 A JP 9152299A JP 2000281252 A JP2000281252 A JP 2000281252A
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JP
Japan
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roll
outer diameter
length measuring
measuring roller
pulse
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JP11091522A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Ogiso
睦 小木曽
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムに近く、しかも短時間でロール
外径を求め、ロールを回転させるモータの制御を精度良
く行なうこと。 【解決手段】 フィルム13が巻かれた原反ロール11
と、測長ローラ14と、原反ロール11を回転させるモ
ータ12と、このモータ12の制御装置17とを有し、
測長ローラ14と原反ロール11とにエンコーダ15、
16をそれぞれ接続する。そして制御装置17は、両エ
ンコーダ15、16から検出パルスが入力されて、この
検出パルスと既知なる測長ローラ14の外径に基づいて
現在のロールの外径を求め、求めたロール外径に基づい
てモータ12を駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムなどの可
撓性を有する帯状物の処理方法及び装置に関し、とりわ
け帯状物のロール外径を極力リアルタイムで、しかも短
時間で検出することのできる処理方法及び処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばフィルムを処理する場合、原反ロ
ールからフィルムを繰り出し、そして処理後にロール状
に巻き取るといったことが行なわれる。この場合、原反
ロールからは常に一定速度でフィルムを繰り出すといっ
た要求があると、原反ロールを回転駆動するモータの回
転速度を原反ロールの径に応じて制御することが行なわ
れる。これは、原反ロールからフィルムが繰り出されて
いくに従い原反ロールの外径が小さくなるため、それに
つれてモータを減速制御するといった具合である。
【0003】さて、上述のようなモータ制御を精度良く
行なうためには、現在の原反ロールの外径を逐次知る必
要がある。そこで、従来行なわれていたロール外径の求
め方について説明する。図3に示す従来装置において、
1は原反ロールで、モータ2の駆動により回転させら
れ、フィルム3が繰出される。そして原反ロール1から
繰出されたフィルム3は、処理経路に配置された測長ロ
ーラ4を回転させつつ不図示の処理装置に供給される。
原反ロール1の回転軸には、外周の1箇所に切り欠き5
を有する円盤6が取り付けられ、また測長ローラ4の回
転軸にはエンコーダ7が接続される。なお円盤6の切り
欠き5は、センサ8にて検出される。そして、エンコー
ダ7とセンサ8からの検出信号は、制御装置9に入力さ
れるようになっている。
【0004】この構成において、原反ロール1の径Da
は次のようにして求める。
【0005】まず、センサ8から切り欠き検出信号が制
御装置9に入力されると、前回の入力から今回の入力ま
での間、つまり原反ロール1回転におけるエンコーダ7
からの出力パルス数を求める。今この出力パルス数をn
とし、また測長ローラ4の1回転でエンコーダ7は10
0パルス出力するものとする。図4では、n=5を示
す。また、測長ローラ4の外径Dbは既知であるから、
その円周長も既知で、従ってエンコーダ7の1パルス当
たりのフィルム送り量Sは次の式(1)から求められ
る。
【0006】S=π×Db÷100・・(1) そして、原反ロール1の1回転にて繰り出されたフィル
ム3の長さLと、測長ローラを通過したフィルム3の長
さとは等しいことから、次の式(2)がほぼ成り立つ。
【0007】L=π×Da=S×n・・(2) よって、原反ロール1の径Daは、次の式(3)から求
めることができる。
【0008】Da=(S×n)÷π・・(3) なお図5は、以上述べた演算処理の制御装置9内におけ
る流れを示してある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた技術により
原反ロール1の現在外径を求めるにあたっては、原反ロ
ール1が1回転する毎にセンサ8から入力される切り欠き
検出信号同士の間隔を使用するために、最初は少なくと
も原反ロール1が2回転以上しないうちは新たにロール
径を求めることはできない。このため、リアルタイムに
近い、しかも短時間での計測ができず、従ってこのロー
ル径に基づくモータ制御においても精度良く行なうこと
が困難だった。
【0010】また、原反ロール1が1回転する毎に原反
ロール径を求めるものにおいては、原反ロール径が大き
いほど1回転当たりのフィルム繰り出し量も多くその繰
り出しに時間がかかるというように、原反ロール径によ
ってその外径が求められるまでに時間差を有していた。
【0011】本発明はこのような欠点を考慮してなされ
たもので、リアルタイムに近く、しかも短時間でロール
外径を求めることができ、またこの外径に基づきロール
を回転させるモータを制御する装置においては、その制
御を精度良く行なえるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の帯状物処理方法
は、可撓性の帯状物が測長ローラを経由してロールから
繰り出され、あるいは測長ローラを経由してロールに巻
き取られる帯状物処理方法において、前記測長ローラと
前記ロールとに回転動をパルスに変換するパルス発生器
をそれぞれ接続し、前記帯状物の繰り出し、あるいは巻
き取りに伴なう両パルス発生器からの出力パルス並びに
既知なる前記測長ローラの外径に基づいてロールの外径
を求めることを特徴とする。
【0013】また本発明の帯状物処理装置は、可撓性の
帯状物が巻かれたロールと、前記帯状物の処理経路に配
置された測長ローラと、前記ロールを回転させるモータ
と、このモータの制御装置とを有する帯状物処理装置に
おいて、前記測長ローラと前記ロールとに回転動をパル
スに変換するパルス発生器がそれぞれ接続され、前記制
御装置は、両パルス発生器から検出パルスが入力され
て、この検出パルスと既知なる前記測長ローラの外径と
に基づいてロールの外径を求め、求めたロール外径に基
づいて前記モータを駆動制御することを特徴とする。
【0014】本発明によれば、可撓性の帯状物の処理に
伴って測長ローラとロールとが回転すると、その回転動
がパルスとしてパルス発生器からそれぞれ出力され、こ
の出力パルスと既知なる測長ローラの外径に基づいてロ
ールの外径が求められる。
【0015】
【発明の実施の態様】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の
形態を示す模式図、図2はブロック図を示す。11は原
反ロールで、モータ12の駆動により回転させられ、フ
ィルム13が繰出される。そして原反ロール11から繰
出されたフィルム13は、処理経路に配置された外径D
bの測長ローラ14を回転させつつ不図示の処理装置に
供給される。原反ロール11の回転軸と測長ローラ14
の回転軸にはエンコーダ15、16がそれぞれ接続され
る。ここでエンコーダ15は、原反ロール11の回転軸
が1回転するとPパルス出力し、エンコーダ16は、測
長ローラ14の回転軸が1回転するとQパルス出力する
ものとする。そして、エンコーダ15、16からの検出
信号は、制御装置17に入力されるようになっている。
なお、図1に示す例は、P、Qともに、100の場合を
示している。
【0016】この構成において、本実施の形態では、原
反ロール11から繰り出されるフィルム13の繰り出し
速度と、測長ローラ14を通過するフィルム13の通過
速度とは等しいという点に着眼し、単位時間当たりの送
り量をそれぞれ求め、次のようにして原反ロール11の
外径Daを求めるようにしている。
【0017】まず、原反ロール11に接続されたエンコ
ーダ15からの出力パルスと測長ローラ14に接続され
たエンコーダ16からの出力パルスが制御装置17に入
力される。そして制御装置17においては、それぞれ入
力されるパルス列より、各々のパルス周期を求める。
今、原反ロール11に接続されたエンコーダ15から入
力されるパルス列の周期をTa、測長ローラ14に接続
されたエンコーダ16から出力されるパルス列の周期を
Tbとする。
【0018】さて、単位時間当たりの送り量は、単位パ
ルス当たりの送り量に単位時間当たりの発生パルス量を
乗算したものであるから、原反ロール11から単位時間
当たり繰り出されたフィルム量L1は式(4)で求めら
れる。
【0019】 L1=((Da×π)÷100)×(1/Ta)・・(4) 次に、測長ローラ14を通過するフィルム13の単位時
間当たりの移動量L2は式(5)で求められる。
【0020】 L2=((Db×π)÷100)×(1/Tb)・・(5) そしてこのL1とL2は等しいことから、結果的に現在
の原反ロールの外径Daは次式(6)にて求めることが
できる。
【0021】Da=(Ta/Tb)×Db・・(6) このようにして求められた原反ロール11の外径値は、
モータ12の駆動制御に用いられる。例えば、原反ロー
ル11から常に一定速度でフィルム13を繰り出す要求
がある場合では、モータ12の回転速度を、求めた原反
ロール11の現在の外径に応じて減速制御するといった
具合である。
【0022】なお図2は、以上述べた本発明の一実施の
形態に係る処理の制御装置19内における流れを示して
ある。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、原反
ロール11と測長ローラ14の各々に接続されたエンコ
ーダ15、16から出力パルス列を得、このパルス列の
パルス周期を並びに既知である測長ローラ14の外径D
bに基づいて現在の原反ロール11の外径Daを求める
ものであり、またこのようにして求めた外径に基づいて
原反ロール11のモータ12を駆動制御するものであ
る。従って、原反ロールの現在の外径を求め得る周期が
従来に比較してはるかに短くなって、リアルタイムにほ
ど近くなり、かつ短時間で求めることができる。そし
て、この外径値を用いたモータの駆動制御も精度のきわ
めて高いものとなる。また、原反ロールの外径を求める
に、レーザセンサや超音波センサを用いることも考えら
れるが、この場合、フィルムの材質、周辺の温度や風の
有無に左右されるのに対し、本実施の形態によればこの
ような外的要因に影響されない。
【0024】なお、上記した実施の形態においては、フ
ィルム13を繰り出す原反ロール11の外径を求めるも
のであったが、フィルムをロール状に巻き取るに際し、
その形成されつつあるロールの外径を求める場合にも適
用できる。
【0025】また帯状物としてはフィルムに限られず、
例えば紙類等であっても良いことは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リアルタ
イムに近く、しかも短時間でロール外径を求めることが
でき、またこの外径に基づきロールを回転させるモータ
を制御する装置においては、その制御を精度良く行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す模式図。
【図2】図1に関するブロック図。
【図3】従来装置の模式図。
【図4】パルスの出力状態図。
【図5】図3に関するブロック図。
【符号の説明】
11 原反ロール 12 モータ 13 フィルム 14 測長ローラ 15 エンコーダ 16 エンコーダ 17 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の帯状物が測長ローラを経由して
    ロールから繰り出され、あるいは測長ローラを経由して
    ロールに巻き取られる帯状物処理方法において、前記測
    長ローラと前記ロールとに回転動をパルスに変換するパ
    ルス発生器をそれぞれ接続し、前記帯状物の繰り出し、
    あるいは巻き取りに伴なう両パルス発生器からの出力パ
    ルス並びに既知なる前記測長ローラの外径に基づいてロ
    ールの外径を求めることを特徴とする帯状物処理方法。
  2. 【請求項2】 可撓性の帯状物が巻かれたロールと、前
    記帯状物の処理経路に配置された測長ローラと、前記ロ
    ールを回転させるモータと、このモータの制御装置とを
    有する帯状物処理装置において、前記測長ローラと前記
    ロールとに回転動をパルスに変換するパルス発生器がそ
    れぞれ接続され、前記制御装置は、両パルス発生器から
    検出パルスが入力されて、この検出パルスと既知なる前
    記測長ローラの外径とに基づいてロールの外径を求め、
    求めたロール外径に基づいて前記モータを駆動制御する
    ことを特徴とする帯状物処理装置。
JP11091522A 1999-03-31 1999-03-31 帯状物処理方法及び装置 Pending JP2000281252A (ja)

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