JP2000280675A - 綴じ具 - Google Patents
綴じ具Info
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- JP2000280675A JP2000280675A JP11093389A JP9338999A JP2000280675A JP 2000280675 A JP2000280675 A JP 2000280675A JP 11093389 A JP11093389 A JP 11093389A JP 9338999 A JP9338999 A JP 9338999A JP 2000280675 A JP2000280675 A JP 2000280675A
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- binding
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- binding rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 綴じ桿の開閉操作が容易な綴じ具を提供する
こと。 【解決手段】 ベース17の幅方向一端側に、綴じ桿2
2を備えた綴じ桿保持体21が回転可能に支持され、ベ
ース17と表紙13との隙間S内にスライダが移動可能
に配置されている。綴じ桿保持体21の一端側を形成す
る片部材39の下面側に爪部材40が設けられる一方、
スライダ18の一端側には、爪部材40を係脱させる切
欠凹部26が設けられている。綴じ桿22は、爪部材4
0が切欠凹部26に係合したときに綴じ込み状態に保た
れる。この綴じ込み状態は、スライダ18の一端側を構
成する操作部19をベース17より僅かに引き出すよう
にして解除することができる。
こと。 【解決手段】 ベース17の幅方向一端側に、綴じ桿2
2を備えた綴じ桿保持体21が回転可能に支持され、ベ
ース17と表紙13との隙間S内にスライダが移動可能
に配置されている。綴じ桿保持体21の一端側を形成す
る片部材39の下面側に爪部材40が設けられる一方、
スライダ18の一端側には、爪部材40を係脱させる切
欠凹部26が設けられている。綴じ桿22は、爪部材4
0が切欠凹部26に係合したときに綴じ込み状態に保た
れる。この綴じ込み状態は、スライダ18の一端側を構
成する操作部19をベース17より僅かに引き出すよう
にして解除することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は綴じ具に係り、更に
詳しくは、簡易な操作で綴じ桿を開閉することのできる
綴じ具に関する。
詳しくは、簡易な操作で綴じ桿を開閉することのできる
綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファイル、バインダー等にお
いては、表紙の内面側に綴じ具が設けられている。この
種の綴じ具としては、二分割された一方の綴じ桿を有す
る細長い片状のベースと、このベースの長手方向一端側
に平面内で回転可能に連結されるとともに、前記綴じ桿
の先端に接して閉ループを形成する他方の綴じ桿が設け
られた回転部材を備えたものが知られている。このタイ
プの綴じ具は、前記回転部材の自由端側に設けられた係
合部材をベースの端部に係合させることで相対する綴じ
桿の先端が相互に突き合されて綴じ込み状態とされる一
方、係合部材による係合を解除することによって前記綴
じ桿が相互に離間可能となっている。
いては、表紙の内面側に綴じ具が設けられている。この
種の綴じ具としては、二分割された一方の綴じ桿を有す
る細長い片状のベースと、このベースの長手方向一端側
に平面内で回転可能に連結されるとともに、前記綴じ桿
の先端に接して閉ループを形成する他方の綴じ桿が設け
られた回転部材を備えたものが知られている。このタイ
プの綴じ具は、前記回転部材の自由端側に設けられた係
合部材をベースの端部に係合させることで相対する綴じ
桿の先端が相互に突き合されて綴じ込み状態とされる一
方、係合部材による係合を解除することによって前記綴
じ桿が相互に離間可能となっている。
【0003】また、その他のタイプとしては、細長い片
状のベースと、当該ベースの内部に配置されるとともに
前記ベースの短寸幅方向両側から分割型の綴じ桿がそれ
ぞれ突出可能となる綴じ桿保持体と、前記ベースの長手
方向両端側に設けられて前記綴じ桿を開放可能とする一
対の操作部とを備えたものも知られている。
状のベースと、当該ベースの内部に配置されるとともに
前記ベースの短寸幅方向両側から分割型の綴じ桿がそれ
ぞれ突出可能となる綴じ桿保持体と、前記ベースの長手
方向両端側に設けられて前記綴じ桿を開放可能とする一
対の操作部とを備えたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記回
転部材を回転させて綴じ桿の開閉を行うタイプの綴じ具
にあっては、前記係合部材とベースとの係合を解除して
書類の綴じ込み若しくは加除整理を行うときに、回転部
材の支点側における綴じ桿離間幅が自由端側の綴じ桿離
間幅よりも狭くなるため、書類のパンチング穴に対して
綴じ桿を挿入しずらいという不都合がある。この場合、
前記回転部材をベース延出方向に対して大きく角度変化
させる必要があり、この際に、既に綴じ込まれている書
類が綴じ桿から不用意に抜け出てしまうという不都合を
招来する。しかも、この構成では、綴じ桿が相互に突き
合されることによって綴じ込み状態となるため、その突
き合せを高精度に行えるようにしなければならないとい
う成形上の制約がある。
転部材を回転させて綴じ桿の開閉を行うタイプの綴じ具
にあっては、前記係合部材とベースとの係合を解除して
書類の綴じ込み若しくは加除整理を行うときに、回転部
材の支点側における綴じ桿離間幅が自由端側の綴じ桿離
間幅よりも狭くなるため、書類のパンチング穴に対して
綴じ桿を挿入しずらいという不都合がある。この場合、
前記回転部材をベース延出方向に対して大きく角度変化
させる必要があり、この際に、既に綴じ込まれている書
類が綴じ桿から不用意に抜け出てしまうという不都合を
招来する。しかも、この構成では、綴じ桿が相互に突き
合されることによって綴じ込み状態となるため、その突
き合せを高精度に行えるようにしなければならないとい
う成形上の制約がある。
【0005】また、前記一対の操作部材を用いて綴じ桿
を開放させる綴じ具にあっては、操作部分がベースの長
手方向両端の二箇所に分散しているため、その操作性が
必ずしも良好ではないという不都合がある他、ベース内
の狭い空間内に板ばね等を配置する必要等もあり、部品
点数を増大させて高価となるばかりでなく、組み立て作
業を複雑にするという不都合がある。
を開放させる綴じ具にあっては、操作部分がベースの長
手方向両端の二箇所に分散しているため、その操作性が
必ずしも良好ではないという不都合がある他、ベース内
の狭い空間内に板ばね等を配置する必要等もあり、部品
点数を増大させて高価となるばかりでなく、組み立て作
業を複雑にするという不都合がある。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような不都合に着目して案
出されたものであり、その目的は、ベースの長手方向一
端側位置で綴じ桿の開閉操作を可能として書類の綴じ込
み若しくは加除を極めて容易に行うことができるととも
に、構成の簡略化を図ることのできる綴じ具を提供する
ことにある。
出されたものであり、その目的は、ベースの長手方向一
端側位置で綴じ桿の開閉操作を可能として書類の綴じ込
み若しくは加除を極めて容易に行うことができるととも
に、構成の簡略化を図ることのできる綴じ具を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る綴じ具は、表紙の内面側に固定されて
当該表紙の上下方向に延びるベースと、このベースに回
転可能に支持されるとともに所定の綴じ込み位置でベー
スの上面側で閉ループを形成する複数の綴じ桿を備えた
綴じ桿保持体と、前記ベースと表紙との間に移動可能に
配置されて前記綴じ桿の綴じ込み状態を解除するスライ
ダとを備えた綴じ具において、前記綴じ桿保持体はベー
スの短寸幅方向一端側で回転可能に設けられるととも
に、当該綴じ桿保持体の一端下面側に第1の係合部が設
けられる一方、前記スライダの一端側に前記第1の係合
部と係脱可能な第2の係合部が設けられ、前記第1及び
第2の係合部が相互に係合したときに前記綴じ桿が綴じ
込み状態に維持される一方、前記スライダが移動したと
きに前記係合を解除して綴じ桿が開放位置に回転する、
という構成を採っている。このような構成によれば、綴
じ桿を開いたときに、全ての綴じ桿が大きく開いた状態
となって書類の加除整理を容易に行うことができる他、
スライダの一端側を僅かに移動させるだけで、第1及び
第2の係合部の係合が解除可能となり、従来タイプの綴
じ具に比べて操作性も良好に改善することができる。
め、本発明に係る綴じ具は、表紙の内面側に固定されて
当該表紙の上下方向に延びるベースと、このベースに回
転可能に支持されるとともに所定の綴じ込み位置でベー
スの上面側で閉ループを形成する複数の綴じ桿を備えた
綴じ桿保持体と、前記ベースと表紙との間に移動可能に
配置されて前記綴じ桿の綴じ込み状態を解除するスライ
ダとを備えた綴じ具において、前記綴じ桿保持体はベー
スの短寸幅方向一端側で回転可能に設けられるととも
に、当該綴じ桿保持体の一端下面側に第1の係合部が設
けられる一方、前記スライダの一端側に前記第1の係合
部と係脱可能な第2の係合部が設けられ、前記第1及び
第2の係合部が相互に係合したときに前記綴じ桿が綴じ
込み状態に維持される一方、前記スライダが移動したと
きに前記係合を解除して綴じ桿が開放位置に回転する、
という構成を採っている。このような構成によれば、綴
じ桿を開いたときに、全ての綴じ桿が大きく開いた状態
となって書類の加除整理を容易に行うことができる他、
スライダの一端側を僅かに移動させるだけで、第1及び
第2の係合部の係合が解除可能となり、従来タイプの綴
じ具に比べて操作性も良好に改善することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、前記第1の係合
部は下方に突出する爪部材により構成される一方、前記
第2の係合部は前記爪部材を受容してこれを係合させる
切欠凹部により構成され、前記爪部材は、当該爪部材を
切欠凹部に係合させる外力を付与したときに、前記スラ
イダを移動させて爪部材と切欠凹部とを相互に係合させ
るガイド面を備える、という構成を採るとよい。このよ
うな構成とすれば、綴じ桿を綴じ込み状態にセットする
ときに、綴じ桿の先端側がベース面に向けて回転する方
向に押圧力を付与するだけで爪部材と切欠凹部とを相互
に係合させることができ、従って、綴じ込み状態へのセ
ットも非常に簡単に行うことができる。
部は下方に突出する爪部材により構成される一方、前記
第2の係合部は前記爪部材を受容してこれを係合させる
切欠凹部により構成され、前記爪部材は、当該爪部材を
切欠凹部に係合させる外力を付与したときに、前記スラ
イダを移動させて爪部材と切欠凹部とを相互に係合させ
るガイド面を備える、という構成を採るとよい。このよ
うな構成とすれば、綴じ桿を綴じ込み状態にセットする
ときに、綴じ桿の先端側がベース面に向けて回転する方
向に押圧力を付与するだけで爪部材と切欠凹部とを相互
に係合させることができ、従って、綴じ込み状態へのセ
ットも非常に簡単に行うことができる。
【0009】また、前記ベースに前記綴じ桿の先端側を
受容する穴を形成するとよい。このように構成すれば、
書類を確実に綴じ込むことができる。
受容する穴を形成するとよい。このように構成すれば、
書類を確実に綴じ込むことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る綴じ具の実施例を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0011】図1には、本実施例に係る綴じ具が適用さ
れたファイルの要部概略斜視図が示されている。この図
において、ファイル10は、中間に背表紙11を介して
連設された表表紙12及び裏表紙13と、この裏表紙1
3の内面に固定された綴じ具15とを備えて構成されて
いる。綴じ具15は、裏表紙13の内面に固定されるベ
ース17と、裏表紙13とベース17との間に形成され
る隙間S(図3参照)内に位置するとともに、当該ベー
ス17の長手方向に沿って所定量移動可能に設けられ、
且つ、一端に操作部19が設けられたスライダ18と、
前記ベース17に軸ピン20を介して回転可能に連結さ
れるとともに複数のタイプからなる綴じ桿22を一体的
に備えた綴じ桿保持体21とを備えて構成されている。
れたファイルの要部概略斜視図が示されている。この図
において、ファイル10は、中間に背表紙11を介して
連設された表表紙12及び裏表紙13と、この裏表紙1
3の内面に固定された綴じ具15とを備えて構成されて
いる。綴じ具15は、裏表紙13の内面に固定されるベ
ース17と、裏表紙13とベース17との間に形成され
る隙間S(図3参照)内に位置するとともに、当該ベー
ス17の長手方向に沿って所定量移動可能に設けられ、
且つ、一端に操作部19が設けられたスライダ18と、
前記ベース17に軸ピン20を介して回転可能に連結さ
れるとともに複数のタイプからなる綴じ桿22を一体的
に備えた綴じ桿保持体21とを備えて構成されている。
【0012】前記ベース17は、裏表紙13の上下方向
長さよりも僅かに短い長片状に設けられているととも
に、その裏面側は、裏表紙13の内面に対して前記隙間
Sを形成する凹部23を備えた形状に設けられている。
長さよりも僅かに短い長片状に設けられているととも
に、その裏面側は、裏表紙13の内面に対して前記隙間
Sを形成する凹部23を備えた形状に設けられている。
【0013】スライダ18の操作部19は平面視L字状
の外形に設けられている。この操作部19は、その上面
高さがベース17の上面と略同一となるように設定され
ているとともに、ベース17の短寸幅方向端部よりも若
干突出する指掛け部24を備えて構成されている。操作
部19の内側には、後述する第1の係合部に係合する第
2の係合部としての切欠凹部26が形成され、この切欠
凹部26は、図4に示されるように、操作部19の内面
部分に形成された段部26Aと、これに連なってスライ
ダ18部分に形成された穴26Bとにより構成されてい
る。
の外形に設けられている。この操作部19は、その上面
高さがベース17の上面と略同一となるように設定され
ているとともに、ベース17の短寸幅方向端部よりも若
干突出する指掛け部24を備えて構成されている。操作
部19の内側には、後述する第1の係合部に係合する第
2の係合部としての切欠凹部26が形成され、この切欠
凹部26は、図4に示されるように、操作部19の内面
部分に形成された段部26Aと、これに連なってスライ
ダ18部分に形成された穴26Bとにより構成されてい
る。
【0014】前記ベース17の短寸幅方向一端側には、
軸ピン20を介して綴じ桿保持体21を回転可能に軸支
するための軸受30が所定間隔毎に配置され、ベース1
7の他端側には綴じ桿22の先端部を受容する角穴31
が形成されている。また、ベース17の上面には、当該
ベース17と一体成形された固定綴じ桿32が設けら
れ、綴じ桿22を開いたときでも、綴じ込んだ書類が固
定綴じ桿32に保持されるようになっている。なお、固
定綴じ桿32の基部側に設けられた穴33は、ベース1
7と固定綴じ桿32とを一体成形したときの型抜きを無
理なく行うためのものである。
軸ピン20を介して綴じ桿保持体21を回転可能に軸支
するための軸受30が所定間隔毎に配置され、ベース1
7の他端側には綴じ桿22の先端部を受容する角穴31
が形成されている。また、ベース17の上面には、当該
ベース17と一体成形された固定綴じ桿32が設けら
れ、綴じ桿22を開いたときでも、綴じ込んだ書類が固
定綴じ桿32に保持されるようになっている。なお、固
定綴じ桿32の基部側に設けられた穴33は、ベース1
7と固定綴じ桿32とを一体成形したときの型抜きを無
理なく行うためのものである。
【0015】前記綴じ桿22は、先端が角穴31内に入
り込んで閉ループを形成する第1の綴じ桿34と、固定
綴じ桿32と突き合されて閉ループを形成する第2の綴
じ桿35とを備えて構成されている。
り込んで閉ループを形成する第1の綴じ桿34と、固定
綴じ桿32と突き合されて閉ループを形成する第2の綴
じ桿35とを備えて構成されている。
【0016】前記綴じ桿保持体21は、図1に示される
ように、軸ピン20に巻装されたコイルばね37を介し
て常時は開放する方向に付勢されるようになっている。
コイルばね37は、図2に示されるように、その一端側
がベース17の一端側に形成された凹面38に係止し、
他端側が綴じ桿保持体21の一端を形成する片状部39
の下面に係止するように取り付けられている。片状部3
9は、凹面38の上面領域及び操作部19の内側領域に
収まる形状に設けられており、その下面側に第1の係合
部としての爪部材40を備えて構成されている。この爪
部材40は、スライダ18の穴26B内に受容された状
態で操作部19の内面に形成された段部26Aに引っ掛
かってこれに係合可能となっている。また、爪部材40
の外側面はガイド面を構成する傾斜面41として形成さ
れ、片状部39を図2に示される位置より略水平姿勢に
倒伏する位置まで上方から押圧力を付与したときに、傾
斜面41によって操作部19が図1中左側に移動できる
ようになっている。
ように、軸ピン20に巻装されたコイルばね37を介し
て常時は開放する方向に付勢されるようになっている。
コイルばね37は、図2に示されるように、その一端側
がベース17の一端側に形成された凹面38に係止し、
他端側が綴じ桿保持体21の一端を形成する片状部39
の下面に係止するように取り付けられている。片状部3
9は、凹面38の上面領域及び操作部19の内側領域に
収まる形状に設けられており、その下面側に第1の係合
部としての爪部材40を備えて構成されている。この爪
部材40は、スライダ18の穴26B内に受容された状
態で操作部19の内面に形成された段部26Aに引っ掛
かってこれに係合可能となっている。また、爪部材40
の外側面はガイド面を構成する傾斜面41として形成さ
れ、片状部39を図2に示される位置より略水平姿勢に
倒伏する位置まで上方から押圧力を付与したときに、傾
斜面41によって操作部19が図1中左側に移動できる
ようになっている。
【0017】ベース17及びスライダ18には、図3に
示されるように、貫通穴43,44がそれぞれ形成され
ており、これらの貫通穴43,44位置で鳩目45を介
してベース17が裏表紙13に固定される。この際、ス
ライダ18側の貫通穴44は、当該スライダ18の長手
方向に沿う長楕円形状の貫通穴に設けられ、これによ
り、スライダ18がベース17内で移動可能となってい
る。
示されるように、貫通穴43,44がそれぞれ形成され
ており、これらの貫通穴43,44位置で鳩目45を介
してベース17が裏表紙13に固定される。この際、ス
ライダ18側の貫通穴44は、当該スライダ18の長手
方向に沿う長楕円形状の貫通穴に設けられ、これによ
り、スライダ18がベース17内で移動可能となってい
る。
【0018】なお、ここでは図示省略しているが、ベー
ス17とスライダ18との間には、前記操作部19を常
に内方に引き込む方向に付勢する引っ張りばねが介装さ
れている。
ス17とスライダ18との間には、前記操作部19を常
に内方に引き込む方向に付勢する引っ張りばねが介装さ
れている。
【0019】以上の構成において、綴じ桿22を綴じ込
み状態にセットするときは、綴じ桿保持体21の片状部
39が略水平姿勢となるように当該片状部39又は綴じ
桿22に上方より押圧力を付与すればよい。このとき、
操作部19は、図示しない引っ張りばねの作用でスライ
ダ18と共に綴じ込み位置を保っていることになるが、
前記傾斜面41が操作部19の内側上縁に当接した後の
更なる押圧力により、操作部19はスライダ18と共に
図4中左側に移動する力を受け、前記爪部材40が穴2
6B内に受容される位置まで押し込まれたときに、再び
ベース18側に引き込まれ、このとき、段部26Aと爪
部材40とが相互に係合することとなる。
み状態にセットするときは、綴じ桿保持体21の片状部
39が略水平姿勢となるように当該片状部39又は綴じ
桿22に上方より押圧力を付与すればよい。このとき、
操作部19は、図示しない引っ張りばねの作用でスライ
ダ18と共に綴じ込み位置を保っていることになるが、
前記傾斜面41が操作部19の内側上縁に当接した後の
更なる押圧力により、操作部19はスライダ18と共に
図4中左側に移動する力を受け、前記爪部材40が穴2
6B内に受容される位置まで押し込まれたときに、再び
ベース18側に引き込まれ、このとき、段部26Aと爪
部材40とが相互に係合することとなる。
【0020】この一方、操作部19の指掛け部24に指
を掛けて図1中左側に若干移動させると、段部26Aと
爪部材40との係合が解除されることとなり、綴じ桿保
持体21がコイルばね37によって開く方向に付勢され
ていることで綴じ桿22が回転して綴じ込み空間を形成
することとなる。
を掛けて図1中左側に若干移動させると、段部26Aと
爪部材40との係合が解除されることとなり、綴じ桿保
持体21がコイルばね37によって開く方向に付勢され
ていることで綴じ桿22が回転して綴じ込み空間を形成
することとなる。
【0021】従って、本実施例によれば、綴じ桿22若
しくは綴じ桿保持体21の片部材39に上方からの押圧
力を与えるだけで綴じ込み状態にセットすることができ
る一方、一箇所の操作部19を僅かに移動させるだけで
綴じ込み状態を解除することができる簡易な綴じ具を提
供することが可能となる。
しくは綴じ桿保持体21の片部材39に上方からの押圧
力を与えるだけで綴じ込み状態にセットすることができ
る一方、一箇所の操作部19を僅かに移動させるだけで
綴じ込み状態を解除することができる簡易な綴じ具を提
供することが可能となる。
【0022】なお、前記実施例では、操作部19をベー
ス17より引き出す方向に移動して綴じ桿22の綴じ込
み状態を解除する構成としたが、操作部19を押し込む
ことによって綴じ込み状態の解除を行うようにしてもよ
い。この場合、前述した図示しない引っ張りばねの方向
や爪部材40の向き等を変更すれば足りる。
ス17より引き出す方向に移動して綴じ桿22の綴じ込
み状態を解除する構成としたが、操作部19を押し込む
ことによって綴じ込み状態の解除を行うようにしてもよ
い。この場合、前述した図示しない引っ張りばねの方向
や爪部材40の向き等を変更すれば足りる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
綴じ桿を開いたときに、全ての綴じ桿が大きく開いた状
態となって書類の加除整理を容易に行うことができる
他、スライダの一端側を僅かに移動させるだけで、第1
及び第2の係合部の係合が解除可能となり、従来の綴じ
具における操作性の不便さを改善することができる。
綴じ桿を開いたときに、全ての綴じ桿が大きく開いた状
態となって書類の加除整理を容易に行うことができる
他、スライダの一端側を僅かに移動させるだけで、第1
及び第2の係合部の係合が解除可能となり、従来の綴じ
具における操作性の不便さを改善することができる。
【0024】また、綴じ桿を綴じ込み状態にセットする
ときに、綴じ桿の先端側をベース面に向けて押圧するだ
けで爪部材と切欠凹部とを相互に係合させることができ
るため、この点からも綴じ込み操作を簡便なものとする
ことができる。
ときに、綴じ桿の先端側をベース面に向けて押圧するだ
けで爪部材と切欠凹部とを相互に係合させることができ
るため、この点からも綴じ込み操作を簡便なものとする
ことができる。
【0025】更に、前記ベースに前記綴じ桿の先端側を
受容する穴を形成したから、綴じ桿の先端とベースとの
間に隙間が形成されることはなく、これによって、書類
を確実に綴じ込むことができる。
受容する穴を形成したから、綴じ桿の先端とベースとの
間に隙間が形成されることはなく、これによって、書類
を確実に綴じ込むことができる。
【図1】実施例に係る綴じ具が適用されたファイルの要
部概略斜視図。
部概略斜視図。
【図2】綴じ込みを解除した状態を示す要部概略斜視
図。
図。
【図3】図1のA−A線に沿う拡大断面図。
【図4】図1のB−B線に沿う拡大断面図。
13 裏表紙 15 綴じ具 17 ベース 18 スライダ 21 綴じ桿保持体 22 綴じ桿 26 切欠凹部(第2の係合部) 40 爪部材(第1の係合部) 41 傾斜面(ガイド面)
Claims (3)
- 【請求項1】 表紙の内面側に固定されるベースと、こ
のベースに回転可能に支持されるとともに所定の綴じ込
み位置でベースの上面側で閉ループを形成する複数の綴
じ桿を備えた綴じ桿保持体と、前記ベースと表紙との間
に移動可能に配置されて前記綴じ桿の綴じ込み状態を解
除するスライダとを備えた綴じ具において、 前記綴じ桿保持体はベースの短寸幅方向一端側で回転可
能に設けられるとともに、当該綴じ桿保持体の一端下面
側に第1の係合部が設けられる一方、前記スライダの一
端側に前記第1の係合部と係脱可能な第2の係合部が設
けられ、 前記第1及び第2の係合部が相互に係合したときに前記
綴じ桿が綴じ込み状態に維持される一方、前記スライダ
が移動したときに前記係合を解除して綴じ桿が開放位置
に回転することを特徴とする綴じ具。 - 【請求項2】 前記第1の係合部は下方に突出する爪部
材により構成される一方、前記第2の係合部は前記爪部
材を受容してこれを係合させる切欠凹部により構成さ
れ、前記爪部材は、当該爪部材を切欠凹部に係合させる
外力を付与したときに、前記スライダを移動させて爪部
材と切欠凹部とを相互に係合させるガイド面を備えてい
ることを特徴とする請求項1記載の綴じ具。 - 【請求項3】 前記ベースには前記綴じ桿の先端側を受
容する穴が形成されていることを特徴とする請求項1又
は2記載の綴じ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11093389A JP2000280675A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 綴じ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11093389A JP2000280675A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 綴じ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280675A true JP2000280675A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14080968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11093389A Pending JP2000280675A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 綴じ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000280675A (ja) |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11093389A patent/JP2000280675A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030610 |