JP2000278324A - データ通信システム、データ通信方法およびデータ通信装置 - Google Patents

データ通信システム、データ通信方法およびデータ通信装置

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JP2000278324A
JP2000278324A JP7838599A JP7838599A JP2000278324A JP 2000278324 A JP2000278324 A JP 2000278324A JP 7838599 A JP7838599 A JP 7838599A JP 7838599 A JP7838599 A JP 7838599A JP 2000278324 A JP2000278324 A JP 2000278324A
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JP7838599A
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Minoru Owada
実 大和田
Hiroyuki Morimoto
裕之 森本
Takeshi Sakurai
剛 櫻井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切かつ簡単にデータ通信の通信方式を選択
する。 【解決手段】 まずステップST1において、移動局2
は、データ通信を開始する前に、ユーザにより指定され
た通信方式をデータ通信のための通信方式とするか、パ
ケット通信方式でのデータ転送速度を推定し、パケット
通信方式および回線交換方式のうちデータ転送速度の高
い方を、データ通信のための通信方式として選択する。
次にステップST2において移動局2は、選択した通信
方式を基地局1に通知した後、ステップST3において
基地局1と移動局2は選択した通信方式でデータ通信を
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば移動局と
基地局との間でパケット通信方式および回線交換方式の
いずれかでデータを送受信するデータ通信システム、デ
ータ通信方法、およびその移動局としてのデータ通信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PDC(Personal Digital Cellular Te
lecommunication System)におけるデータ通信には、回
線交換方式のものとパケット通信方式のものとがある。
回線交換方式は、通信実行中、回線を占有する方式であ
り、回線交換方式では、音声通話などと同様に通信時間
に比例した課金がなされる。一方、パケット通信方式
は、データをパケット単位で伝送する方式であり、パケ
ット通信方式では、データが実際に伝送される期間だけ
回線を使用するため、伝送したデータ量に比例した課金
がなされる。したがってパケット通信方式は、例えば電
子メールのように、通信データ量が少ないが長期にわた
り間欠的にトラフィックが発生するデータサービスに適
している。
【0003】次に回線交換方式のデータ通信とパケット
通信方式のデータ通信とを説明する。図7はPDCに使
用されるチャネルの構造の一例を示す図である。図7に
示すようにPDCでは、チャネルが3つのタイムスロッ
ト(スロット#0,スロット#1,スロット#2)に分
割されている。
【0004】回線交換方式としてはTDMA(Time Div
ision Multiple Access)方式が使用される。この方式
でデータ通信を実行する場合、3つのタイムスロットの
うちの1つが占有される。すなわち、3分の1の回線が
占有されることになり、この場合のデータ転送速度は
9.6kbpsである(1kbpsは1秒あたり100
0ビットであることを示す)。
【0005】一方、パケット通信方式としては、(社)
電波産業会によるデジタル方式自動車電話システム標準
規格(RCR STD−27F)により規定されている
部分エコー付き空線制御ランダムアクセス方式(ICM
A−PE方式)が使用される。この方式でデータ通信を
実行する場合、3つのタイムスロットが適宜使用され
る。すなわち、この方式ではデータ通信中にスロットの
占有は行われず、データ送出時における空きスロットの
みを使用してデータ通信を実行する。このため、データ
転送速度はチャネルのトラフィック量に応じて変動し、
最大データ転送速度は、3つのタイムスロットをすべて
使用可能な場合の28.8kbpsである。
【0006】図8は、従来のデータ通信装置である移動
局としてのPDC端末装置の構成例を示すブロック図で
ある。このPDC端末装置は、ユーザにより指定された
通信方式でデータ通信を実行するものである。図8にお
いて、601はアンテナ611を介して図示せぬ基地局
との間でデータ通信を実行するデータ送受信部であり、
602はデータ通信の開始、終了などを制御する通信制
御部であり、603はユーザに情報を呈示したり、ユー
ザによる入力操作の処理を実行するユーザインタフェー
ス部(UI部)である。
【0007】次に動作について説明する。図9は図8の
PDC端末装置によるデータ通信の実行について説明す
るフローチャートである。ステップST601におい
て、ユーザによりUI部603に対してデータ通信の指
示およびデータ通信に使用する通信方式(パケット通信
方式または回線交換方式)が入力されると、それらの情
報が通信制御部602に供給される。通信制御部602
は、指定された通信方式やデータ通信の開始などの指令
をデータ送受信部601に供給する。
【0008】そしてステップST602において、デー
タ送受信部601は、指定された通信方式がパケット通
信方式であるか否かを判断し、指定された通信方式がパ
ケット通信方式であると判断した場合にはステップST
603においてパケット通信方式でのデータ通信を実行
し、指定された通信方式がパケット通信方式ではないと
判断した場合(すなわち回線交換方式が指定された場
合)にはステップST604において回線交換方式での
データ通信を実行する。
【0009】このように従来のデータ通信装置では、デ
ータ通信に使用する通信方式の指定が予めユーザによる
経験的な判断に基づいてなされることが多い。
【0010】また、図10は例えば特開平8−5166
2号公報に記載の従来のデータ通信システムの構成例を
示すブロック図である。図10において、701はサー
ビスエリア内に設けられた移動局であり、702および
703は移動局701と通信する基地局であり、705
はネットワーク706に接続され、基地局702,70
3を制御する制御局である。
【0011】次に動作について説明する。制御局705
は各通信チャネルのトラフィック量を随時計測してお
り、各チャネルのトラフィック量および干渉レベルに基
づいて通信チャネルを決定し、移動局に対して通信チャ
ネルの切換指令をする。移動局701はその切換指令に
従って新たに指定された通信チャネルについて同期確立
を実行し、再び通信を継続する。このように従来のデー
タ通信システムにおいては、制御局705によりトラフ
ィック量が随時監視され、トラフィック量の少ない通信
チャネルが動的に選択され、それに応じて通信チャネル
の切換が実行される。
【0012】以上の他、関連する従来の技術としては特
開平8−97824号公報、特開平8−279816号
公報、特開平9−163455号公報、特開平9−20
0848号公報、特開平10−84573号公報にそれ
ぞれ記載のものなどがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ通信シス
テムは以上のように構成されているので、ユーザによる
通信方式の選択による場合には、データ伝送速度の低い
通信方式が選択されてしまう可能性があるなどの課題が
あり、各通信チャネルのトラフィック量に基づいて制御
局により動的に通信チャネルの切換を移動局に指令する
場合には、すべての通信チャネルの監視、および移動局
毎での通信チャネルの切換の実行をするため、特に移動
局が多数存在する場合にはすべての移動局についての処
理をしなければならず、処理量が多くなり円滑な処理を
実行するために回路規模ひいてはコストが増加する可能
性があるなどの課題があった。
【0014】また、従来のデータ通信システムでは、複
数の通信チャネルのうちの1つをトラフィック量に応じ
て選択することができるが、複数の通信方式が使用可能
な場合における通信方式の選択をすることは困難である
という課題があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、移動局でデータ通信前にパケット
通信方式での通信におけるトラフィック量を計測し、そ
のトラフィック量に基づいて基地局とのパケット通信方
式でのデータ転送速度を計算し、回線交換方式での固定
データ転送速度と比較してデータ転送速度の高い方式を
選択し、移動局で選択した方式を基地局へ通知し、その
方式でデータ通信を実行するようにして、移動局で計測
されたトラフィック量に基づいて適切に選択された通信
方式でデータ通信を実行することができるデータ通信シ
ステム、データ通信方法およびデータ通信装置を得るこ
とを目的とする。
【0016】また、この発明は、移動局に通信方式の選
択機能を設け、複数の移動局がある場合に、それらにつ
いての通信方式の選択処理を各移動局に分散するように
して、通信方式の選択処理を円滑に実行することができ
るデータ通信システム、データ通信方法およびデータ通
信装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ通
信システムは、データ通信前にパケット通信方式での通
信におけるトラフィック量を計測し、トラフィック量に
基づいて第2の局とのパケット通信方式でのデータ転送
速度を推定するデータ転送速度推定手段と、データ転送
速度推定手段により推定されたパケット通信方式でのデ
ータ転送速度と回線交換方式での固定データ転送速度と
を比較してデータ転送速度の高い方式を選択する選択手
段と、選択した方式を第2の局へ通知する通知手段と、
選択した方式で第2の局とデータ通信を実行するデータ
送受信手段とを第1の局に備え、第2の局は第1の局の
通知手段によりデータ通信前に通知された方式を選択
し、選択した方式で第1の局とのデータ通信を実行する
ものである。
【0018】この発明に係るデータ通信システムは、デ
ータ通信前にパケット通信方式での通信におけるトラフ
ィック量を計測し、トラフィック量に基づいて第2の局
とのパケット通信方式でのデータ転送速度を推定するデ
ータ転送速度推定手段と、データ転送速度推定手段によ
り推定されたパケット通信方式でのデータ転送速度と回
線交換方式での固定データ転送速度とを比較してその比
較結果を出力する出力手段と、その比較結果に基づいて
パケット通信方式および回線交換方式のいずれかを選択
入力される入力手段と、入力された方式を第2の局へ通
知する通知手段と、選択した方式で第2の局とデータ通
信を実行するデータ送受信手段とを第1の局に備え、第
2の局は第1の局の通知手段によりデータ通信前に通知
された方式を選択し、選択した方式で第1の局とのデー
タ通信を実行するものである。
【0019】この発明に係るデータ通信システムは、所
定の期間におけるパケット通信方式でのタイムスロット
のうちの空きスロットをカウントしてトラフィック量を
計測し、タイムスロットのうちの空きスロットの割合と
パケット通信方式の最大データ通信速度との積を第2の
局とのパケット通信方式でのデータ転送速度と推定する
ようにしたものである。
【0020】この発明に係るデータ通信方法は、第1の
局でデータ通信前にパケット通信方式での通信における
トラフィック量を計測し、トラフィック量に基づいて第
2の局とのパケット通信方式でのデータ転送速度を推定
するステップと、第1の局で推定したパケット通信方式
でのデータ転送速度と回線交換方式での固定データ転送
速度とを比較してデータ転送速度の高い方式を選択する
ステップと、第1の局で選択した方式を第2の局へ通知
するステップと、第1の局と第2の局との間で、データ
通信前に通知した方式でデータ通信を実行するステップ
とを備えるものである。
【0021】この発明に係るデータ通信装置は、所定の
基地局とのデータ通信前にパケット通信方式での通信に
おけるトラフィック量を計測し、トラフィック量に基づ
いて所定の基地局とのパケット通信方式でのデータ転送
速度を推定するデータ転送速度推定手段と、データ転送
速度推定手段により推定されたパケット通信方式でのデ
ータ転送速度と回線交換方式での固定データ転送速度と
を比較してデータ転送速度の高い方式を選択する選択手
段と、選択した方式を所定の基地局へ通知する通知手段
と、選択した方式で所定の基地局とデータ通信を実行す
るデータ送受信手段とを備えるものである。
【0022】この発明に係るデータ通信装置は、所定の
期間におけるパケット通信方式でのタイムスロットのう
ちの空きスロットをカウントしてトラフィック量を計測
し、タイムスロットのうちの空きスロットの割合とパケ
ット通信方式の最大データ通信速度との積を所定の基地
局とのパケット通信方式でのデータ転送速度と推定する
ようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
データ通信システムの構成を示すブロック図であり、図
2は、この発明の実施の形態1によるデータ通信システ
ムにおけるデータ通信装置としての移動局の構成を示す
ブロック図である。
【0024】図1において、1はアンテナ11を介して
無線で移動局2とデータ通信を実行する基地局(第2の
局)であり、2はアンテナ12を介して無線でデータ通
信を実行する移動局(データ通信装置、第1の局)であ
る。なお、基地局1と移動局2とはPDCに基づいてデ
ータ通信を実行する。
【0025】図2の移動局2において、21はアンテナ
12を介して基地局1との間でデータ通信を実行するデ
ータ送受信部(データ送受信手段、通知手段)であり、
22はデータ通信の開始、終了などを制御する通信制御
部(選択手段、通知手段)であり、23はユーザに情報
を呈示したり、ユーザによる入力操作の処理を実行する
ユーザインタフェース部(UI部)(出力手段、入力手
段)であり、24は、データ送受信部21により受信さ
れたデータのうちの、タイムスロット毎に含まれる制御
信号のうちの送信許可(Idle)/禁止(Busy)
フィールドの値を調べ、パケット通信方式でのデータ転
送速度を推定する通信速度推定部(データ転送速度推定
手段)である。
【0026】次に動作について説明する。図3は図1の
データ通信システムにおけるデータ通信について説明す
るフローチャートであり、図4は通信方式の選択時にお
ける移動局2の動作について説明するフローチャートで
あり、図5はPDCにおける下りチャネルのタイムスロ
ット毎に含まれる制御情報を示す図である。
【0027】まず図3のステップST1において、移動
局2は、データ通信を開始する前に、ユーザにより指定
された通信方式をデータ通信のための通信方式とする
か、パケット通信方式でのデータ転送速度を推定し、パ
ケット通信方式および回線交換方式のうちデータ転送速
度の高い方をデータ通信のための通信方式として選択す
る。
【0028】このときの移動局2の動作を図4のフロー
チャートに沿って説明する。最初にステップST11に
おいて、ユーザによりUI部23に対してデータ通信の
指示およびデータ通信のための通信モードが入力される
と、それらの情報がUI部23から通信制御部22に供
給される。このときの通信モードとしては、パケット通
信方式を選択するパケット通信モード、回線交換方式を
選択する回線交換モード、および、パケット通信方式の
推定データ転送速度と回線交換方式の固定データ転送速
度とを比較してデータ転送速度の高い方を選択する自動
選択モードがある。
【0029】次に通信制御部22は、ステップST12
において、指定された通信モードが自動選択モードであ
るか否かを判断し、指定された通信モードが自動選択モ
ードではない場合には、ステップST13において、指
定された通信モードがパケット通信モードであるか否か
を判断する。そして、指定された通信モードがパケット
通信モードである場合、ステップST14において通信
制御部22はデータ通信のための通信方式としてパケッ
ト通信方式を選択し、指定された通信モードがパケット
通信モードではない場合(すなわち回線交換モードであ
る場合)、ステップST15において通信制御部22は
データ通信のための通信方式として回線交換方式を選択
する。
【0030】一方、指定された通信モードが自動選択モ
ードである場合には、ステップST16において通信制
御部22は、データ送受信部21にパケット通信方式で
のデータ受信を開始させる。ここで、PDCにおけるパ
ケット通信方式(ICMA−PE方式)での移動局2へ
の下りチャネルの各タイムスロットは図5に示すように
構成されている。
【0031】次に通信制御部22は、通信速度推定部2
4にパケット通信方式での推定データ転送速度を計測さ
せる。まずステップST17において、通信速度推定部
24は、所定のパケット通信速度評価期間において受信
される空きスロットの数をカウントする。なお空きスロ
ットであるか否かは、図5に示すように、各タイムスロ
ットに含まれている制御情報のうちの送信許可/禁止フ
ィールド(I/Bフィールド)の値に基づいて判断され
る。すなわち、I/Bフィールドの値が000である場
合にはそのタイムスロットは空きスロットではない(送
信禁止)と判断され、I/Bフィールドの値が111で
ある場合にはそのタイムスロットは空きスロットである
(送信許可)と判断される。次にステップST18にお
いて、通信速度推定部24は、所定のパケット通信速度
評価期間において受信された全タイムスロットのうちの
空きスロットの割合を計算し、その割合と最大データ転
送速度(28.8kbps)との積を推定データ転送速
度として計算する。
【0032】例えば所定のパケット通信速度評価期間が
2秒である場合、1タイムスロットが20ミリ秒である
ので、全タイムスロット数は100である。この場合に
おいて、この期間に空きスロットが50だけ検出された
場合、空きスロットの割合は2分の1となり、パケット
通信方式での推定データ転送速度は28.8kbpsの
2分の1である14.4kbpsと計算される。
【0033】そしてステップST19において通信制御
部22は、通信速度推定部24により計算されたパケッ
ト通信方式での推定データ転送速度と、回線交換方式で
の固定データ転送速度(9.6kbps)とを比較し、
パケット通信方式での推定データ転送速度が回線交換方
式での固定データ転送速度より高い場合、ステップST
14においてデータ通信のための通信方式としてパケッ
ト通信方式を選択し、パケット通信方式での推定データ
転送速度が回線交換方式での固定データ転送速度以下で
ある場合、ステップST15においてデータ通信のため
の通信方式として回線交換方式を選択する。
【0034】このようにして移動局2においてユーザに
よる指定またはトラフィック量に応じてデータ通信のた
めの通信方式が選択される。
【0035】次に図3に戻り、ステップST2において
移動局2の通信制御部22は、選択した通信方式をデー
タ送受信部21を介して基地局1に通知した後、ステッ
プST3において基地局1と移動局2は選択した通信方
式でデータ通信を実行する。なお、通信方式の選択は、
データ通信の実行前に実行され、データ通信中には実行
されない。
【0036】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、移動局2でデータ通信前にパケット通信方式での通
信におけるトラフィック量を計測し、そのトラフィック
量に基づいて基地局1とのパケット通信方式でのデータ
転送速度を計算し、回線交換方式での固定データ転送速
度と比較してデータ転送速度の高い方式を選択し、移動
局で選択した方式を基地局へ通知し、その方式でデータ
通信を実行するようにしたので、移動局2で計測された
トラフィック量に基づいて適切に選択された通信方式で
データ通信を実行することができるという効果が得られ
る。
【0037】また、この実施の形態1によれば、移動局
2に通信方式の選択機能を設けたので、複数の移動局2
がある場合に、それらについての通信方式の選択処理を
各移動局2に分散することができ、通信方式の選択処理
を円滑に実行することができるという効果が得られる。
【0038】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よるデータ通信システムは、実施の形態1と同様に移動
局2においてパケット通信方式での推定データ転送速度
と回線交換方式での固定データ転送速度との比較を実行
し、その比較結果をユーザに呈示し、その後ユーザによ
り選択入力された通信方式をデータ通信のための通信方
式として選択するものである。
【0039】次に動作について説明する。図6はこの発
明の実施の形態2における通信方式の選択時の移動局の
動作について説明するフローチャートである。
【0040】図6のステップST21〜ステップST2
8の処理については実施の形態1(図4)のステップS
T11〜ステップST18と同様であるのでその説明を
省略し、ステップST29以降の処理について説明す
る。
【0041】まずステップST29において通信制御部
22は、通信速度推定部24により計算されたパケット
通信方式での推定データ転送速度と、回線交換方式での
固定データ転送速度(9.6kbps)とを比較し、各
通信方式のデータ転送速度および比較結果をUI部23
に供給する。そしてUI部23はその各通信方式のデー
タ転送速度および比較結果をディスプレイなどの表示手
段(出力手段)に表示する。
【0042】そしてステップST30においてその表示
に基づいてユーザにより選択入力された通信方式が通信
制御部22に供給される。通信制御部22はステップS
T31においてユーザにより選択入力された通信方式が
パケット通信方式であるか否かを判断する。このとき、
通信制御部22は、ユーザにより選択入力された通信方
式がパケット通信方式である場合には、ステップST2
4においてデータ通信のための通信方式としてパケット
通信方式を選択し、ユーザにより選択入力された通信方
式がパケット通信方式ではない場合(すなわち回線交換
方式である場合)には、ステップST25においてデー
タ通信のための通信方式として回線交換方式を選択す
る。
【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、移動局2においてパケット通信方式での推定データ
転送速度と回線交換方式での固定データ転送速度との比
較を実行し、その比較結果をユーザに呈示し、その後ユ
ーザにより選択入力された通信方式をデータ通信のため
の通信方式として選択するようにしたので、ユーザがデ
ータ通信の際のデータ転送速度を確認することができる
とともにそれに応じてさらに通信方式を選択することが
できるという効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
の局でデータ通信前にパケット通信方式での通信におけ
るトラフィック量を計測し、そのトラフィック量に基づ
いて第2の局とのパケット通信方式でのデータ転送速度
を計算し、回線交換方式での固定データ転送速度と比較
してデータ転送速度の高い方式を選択して、第1の局で
選択した方式を第2の局へ通知した後に、第1の局と第
2の局との間でその方式でデータ通信を実行するように
構成したので、第1の局(移動局)において計測された
トラフィック量に基づいて適切に選択された通信方式で
データ通信を実行することができるという効果がある。
【0045】また、第1の局(移動局)に通信方式の選
択機能を設けたので、複数の第1の局がある場合に、そ
れらについての通信方式の選択処理を各第1の局に分散
することができ、通信方式の選択処理を円滑に実行する
ことができるという効果がある。
【0046】この発明によれば、移動局においてパケッ
ト通信方式での推定データ転送速度と回線交換方式での
固定データ転送速度との比較を実行し、その比較結果を
ユーザに呈示し、その後ユーザにより選択入力された通
信方式をデータ通信のための通信方式として選択するよ
うにしたので、ユーザがデータ通信の際のデータ転送速
度を確認することができるとともにそれに応じてさらに
通信方式を選択することができるという効果がある。
【0047】この発明によれば、所定の期間におけるパ
ケット通信方式でのタイムスロットのうちの空きスロッ
トをカウントしてトラフィック量を計測し、タイムスロ
ットのうちの空きスロットの割合とパケット通信方式の
最大データ通信速度との積を第2の局(所定の基地局)
とのパケット通信方式でのデータ転送速度と推定するよ
うに構成したので、パケット通信方式でのデータ転送速
度を適切に推定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ通信シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるデータ通信シ
ステムにおけるデータ通信装置としての移動局の構成を
示すブロック図である。
【図3】 図1のデータ通信システムにおけるデータ通
信について説明するフローチャートである。
【図4】 通信方式の選択時における移動局の動作につ
いて説明するフローチャートである。
【図5】 PDCにおける下りチャネルのタイムスロッ
ト毎に含まれる制御情報を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における通信方式の
選択時の移動局の動作について説明するフローチャート
である。
【図7】 PDCに使用されるチャネルの構造の一例を
示す図である。
【図8】 従来のデータ通信装置である移動局としての
PDC端末装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】 図8のPDC端末装置によるデータ通信の実
行について説明するフローチャートである。
【図10】 従来のデータ通信システムの構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 基地局(第2の局)、2 移動局(第1の局、デー
タ通信装置)、21データ送受信部(データ送受信手
段、通知手段)、22 通信制御部(選択手段、通知手
段)、23 ユーザインタフェース部(出力手段、入力
手段)、24通信速度推定部(データ転送速度推定手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 剛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA20 HA11 HC09 JL01 JT09 MB09 5K067 AA11 AA33 BB21 CC08 DD00 DD34 EE02 EE10 HH21 HH22 JJ11 JJ21 9A001 BB02 BB04 CC03 CC05 CC06 DD10 HH03 JJ14 JJ18 JJ73 KK37 KK56 LL08 LL09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット通信方式および回線交換方式の
    いずれかを選択して第1の局と第2の局との間でデータ
    を送受信するデータ通信システムにおいて、 前記第1の局は、データ通信前に前記パケット通信方式
    での通信におけるトラフィック量を計測し、前記トラフ
    ィック量に基づいて前記第2の局との前記パケット通信
    方式でのデータ転送速度を推定するデータ転送速度推定
    手段と、前記データ転送速度推定手段により推定された
    前記パケット通信方式でのデータ転送速度と前記回線交
    換方式での固定データ転送速度とを比較してデータ転送
    速度の高い方式を選択する選択手段と、選択した方式を
    前記第2の局へ通知する通知手段と、選択した方式で前
    記第2の局とデータ通信を実行するデータ送受信手段と
    を備え、 前記第2の局は、前記第1の局の通知手段によりデータ
    通信前に通知された方式を選択し、選択した方式で前記
    第1の局とのデータ通信を実行することを特徴とするデ
    ータ通信システム。
  2. 【請求項2】 パケット通信方式および回線交換方式の
    いずれかを選択して第1の局と第2の局との間でデータ
    を送受信するデータ通信システムにおいて、 前記第1の局は、データ通信前に前記パケット通信方式
    での通信におけるトラフィック量を計測し、前記トラフ
    ィック量に基づいて前記第2の局との前記パケット通信
    方式でのデータ転送速度を推定するデータ転送速度推定
    手段と、前記データ転送速度推定手段により推定された
    前記パケット通信方式でのデータ転送速度と前記回線交
    換方式での固定データ転送速度とを比較してその比較結
    果を出力する出力手段と、その比較結果に基づいて前記
    パケット通信方式および前記回線交換方式のいずれかを
    選択入力される入力手段と、入力された方式を前記第2
    の局へ通知する通知手段と、選択した方式で前記第2の
    局とデータ通信を実行するデータ送受信手段とを備え、 前記第2の局は、前記第1の局の通知手段によりデータ
    通信前に通知された方式を選択し、選択した方式で前記
    第1の局とのデータ通信を実行することを特徴とするデ
    ータ通信システム。
  3. 【請求項3】 データ転送速度推定手段は、所定の期間
    におけるパケット通信方式でのタイムスロットのうちの
    空きスロットをカウントしてトラフィック量を計測し、
    前記タイムスロットのうちの空きスロットの割合と前記
    パケット通信方式の最大データ通信速度との積を前記第
    2の局との前記パケット通信方式でのデータ転送速度と
    推定することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 パケット通信方式および回線交換方式の
    いずれかを選択して第1の局と第2の局との間でデータ
    を送受信するデータ通信方法において、 前記第1の局でデータ通信前に前記パケット通信方式で
    の通信におけるトラフィック量を計測し、前記トラフィ
    ック量に基づいて前記第2の局との前記パケット通信方
    式でのデータ転送速度を推定するステップと、 前記第1の局で推定した前記パケット通信方式でのデー
    タ転送速度と前記回線交換方式での固定データ転送速度
    とを比較してデータ転送速度の高い方式を選択するステ
    ップと、 前記第1の局で選択した方式を前記第2の局へ通知する
    ステップと、 前記第1の局と前記第2の局との間で、データ通信前に
    通知した方式でデータ通信を実行するステップとを備え
    ることを特徴とするデータ通信方法。
  5. 【請求項5】 所定の基地局との間でパケット通信方式
    および回線交換方式のいずれかでデータを送受信するデ
    ータ通信装置において、 前記所定の基地局とのデータ通信前に前記パケット通信
    方式での通信におけるトラフィック量を計測し、前記ト
    ラフィック量に基づいて前記所定の基地局との前記パケ
    ット通信方式でのデータ転送速度を推定するデータ転送
    速度推定手段と、 前記データ転送速度推定手段により推定された前記パケ
    ット通信方式でのデータ転送速度と前記回線交換方式で
    の固定データ転送速度とを比較してデータ転送速度の高
    い方式を選択する選択手段と、 選択した方式を前記所定の基地局へ通知する通知手段
    と、 選択した方式で前記所定の基地局とデータ通信を実行す
    るデータ送受信手段とを備えることを特徴とするデータ
    通信装置。
  6. 【請求項6】 データ転送速度推定手段は、所定の期間
    におけるパケット通信方式でのタイムスロットのうちの
    空きスロットをカウントしてトラフィック量を計測し、
    前記タイムスロットのうちの空きスロットの割合と前記
    パケット通信方式の最大データ通信速度との積を前記所
    定の基地局との前記パケット通信方式でのデータ転送速
    度と推定することを特徴とする請求項5記載のデータ通
    信装置。
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